JP2005324182A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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総謁 北村
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Abstract

【課題】空気搬送路の詰りを生ぜしめず、また配管のためのコストも安価で施工も容易であり、更に貯溜部における貯溜能力も大となし得、また生ごみの粉砕物の搬送路のための配管設計を自在に行うことができて搬送水の処理の必要もなく、経済的で且つ環境への負荷も生じない生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】キッチンシンクに設けられた生ごみの粉砕乾燥容器16と、粉砕乾燥容器16内で生ごみを粉砕する粉砕手段26と、粉砕乾燥容器16内で生ごみを乾燥する乾燥手段40と、屋外に設置された生ごみの貯溜部及び空気搬送手段(吸引機)30と、空気搬送管29とを含んで生ごみ処理装置を構成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は生ごみ処理装置に関し、詳しくは無給水下で生ごみの粉砕乾燥から貯溜部への貯溜までを行う生ごみ処理装置に関する。
従来より、キッチンで発生した生ごみを処理する生ごみ処理装置として各種のものが提供され、また提案されている。
このうちディスポーザと称されるものはキッチンシンクに設けられ、生ごみを連続した多量の給水下で粉砕手段により粉砕するとともに、キッチン水栓からの給水の排水経路と同じ経路を通じて多量の水とともに排出する。
しかしながらこのディスポーザの場合、生ごみの粉砕物を多量の水とともに自然流下方式で排出及び搬送することから、排出経路に勾配を持たせる必要があって配管設計の制約となり、また排出水の処理を行わないと環境に負荷を与えることから、排出水処理のため特別の処理槽が必要となって経済的に高価になる難点がある。
一方生ごみ処理装置としては、生ごみを無給水下で粉砕した上、空気搬送路を通じて屋外の貯溜部へと搬送し、そこに貯溜するようになしたものも提案されている。
例えば下記特許文献1にこの種形式の生ごみ処理装置が開示されている。
図12はその一具体例を示している。
同図において200は流し台で、202は天板、204は流し台200に設けられた粉砕容器で、206はその投入口208を閉鎖する蓋である。
粉砕容器204には粉砕手段210が設けられており、粉砕容器204に投入された生ごみが、回転手段212により回転駆動される粉砕手段210にて粉砕されるようになっている。
一方屋外には発酵分解槽(貯溜部)213が設けられており、その発酵分解槽213と粉砕容器204とが、空気搬送路214で連絡されている。
ここで空気搬送路214には搬送物を乾燥させるための加熱手段216が設けられている。
218は生ごみの粉砕物を空気搬送するための空気搬送手段(空気供給手段)で、この空気搬送手段218は、吸気管220を通じて吸気した空気をエジェクタ部222から空気搬送路214に向けて噴射する。
この生ごみ処理装置では、粉砕容器204で粉砕された生ごみが、含水状態のまま空気搬送路214を通じて空気搬送手段218による空気搬送で発酵分解槽213まで送られ、そこに貯溜される。
そして貯溜中に撹拌羽根224による撹拌を伴いながら、そこで微生物により発酵分解される。
また粉砕容器204で粉砕された生ごみは、空気搬送路214を通じて空気搬送される過程で加熱手段216による加熱作用を受け、搬送途中である程度乾燥が進行する。
この図12の生ごみ処理装置の場合、粉砕容器204から発酵分解槽213に到る全構成要素をまとめて1つの独立した装置となし、これを屋外に設置した場合に比べて、キッチンで発生した生ごみを屋外まで人手で搬送する手間がなく、従ってその搬送の間に汁垂れを生じたり、発生した臭気が周辺に放散される問題を生じない利点を有する一方で、次のような問題点も有している。
即ちこの図12の生ごみ処理装置の場合、生ごみの粉砕物が粉砕容器204から水分を含んだ生のまま若しくは生乾きの状態で空気搬送路214を搬送されることとなるため、生ごみの粉砕物が空気搬送路214に固着して、空気搬送路214の詰りの原因となり易い問題の外、空気搬送路214に加熱手段216を設けることから空気搬送路214用の配管を耐熱配管とする必要があって高コストとなり、またその配管を金属製とすると施工の手間がかかるといった問題点がある。
また搬送物が生のまま若しくは生乾きの状態であるために重量が重く且つ嵩比重が大きく、多量の搬送エネルギーを必要としたり円滑な搬送が難しい外、発酵分解槽213での貯溜の際の嵩体積も大となって、発酵分解槽213の容量を大きくする必要があり、或いは発酵分解槽213が満杯となるまでの間に処理できる生ごみの処理量が少ないなどの問題点がある。
特開平9−85217号公報
本発明はこのような事情を背景とし、空気搬送路への生ごみの固着を防止して詰りを生ぜしめず、また配管のためのコストも安価で施工も容易であり、更に貯溜部における貯溜能力も大となし得て、貯溜部が満杯となるまでに生ごみを多く処理することができ、またディスポーザと称される生ごみ処理装置と異なって、生ごみの粉砕物の搬送路のための配管設計を自在に行うことができ、また搬送水の処理の必要もなく、経済的で且つ環境への負荷も少ない生ごみ処理装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(A)(イ)キッチンシンクに設けられた生ごみの粉砕乾燥容器と、(ロ)該粉砕乾燥容器内で生ごみを粉砕する粉砕手段と、(ハ)該粉砕乾燥容器内で生ごみを乾燥する、加熱手段を備えた乾燥手段とを有し、投入された生ごみを該粉砕乾燥容器内部で粉砕及び乾燥する生ごみの粉砕乾燥部と、(B)屋外に設置された、生ごみの粉砕乾燥物を貯溜する貯溜部と、(C)前記粉砕乾燥容器と該貯溜部とを連絡する空気搬送路と、(D)該粉砕乾燥容器内で処理された生ごみの粉砕乾燥物を該空気搬送路を通じて該粉砕乾燥容器内から該貯溜部へと空気搬送する空気搬送手段と、(E)前記生ごみの粉砕乾燥部を作動制御する制御部とを有していることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記貯溜部が設定した満杯状態となったことを検知する検知手段が設けられ、該検知手段が満杯状態を検知したとき前記制御部に信号入力されるようになしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器への生ごみの投入口の蓋をロックするロック手段が設けられており、且つ前記制御部は生ごみの粉砕乾燥,空気搬送,貯溜の1サイクルが完了するまで該ロック手段をロック解除しないものとされていることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器内の空気を排気する排気路が、前記空気搬送路とは別系統で設けられているとともに、該空気搬送路には脱臭装置が、また該粉砕乾燥容器内の空気を該排気路を通じて強制排気する排気手段が更に設けてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記粉砕手段は、前記粉砕乾燥容器内で且つ該粉砕乾燥容器の中心部に位置する回転中心周りに回転する回転体と、該回転中心から該粉砕乾燥容器の周壁部側に離れた偏心軸の軸心周りに回転可能に該回転体に取り付けられ、前記生ごみを該周壁部との間ですり潰し粉砕する、該回転体に対して相対回転可能なハンマミルと、を備えていることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項5において、前記回転体には、該回転体の前記回転中心周りに該回転体と一体に回転し、前記粉砕乾燥容器内部の生ごみを撹拌する撹拌羽根が前記ハンマミルと併せて設けられていることを特徴とする。
請求項7のものは、請求項6において、前記撹拌羽根は前記回転体から上向きに立ち上がる形態で設けられていることを特徴とする。
請求項8のものは、請求項6,7の何れかにおいて、前記制御部は前記回転体の回転を低速回転と高速回転とに切り換えるものとされていることを特徴とする。
請求項9のものは、請求項1〜8の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が円筒形状をなしており、該粉砕乾燥容器内の生ごみの粉砕乾燥物を前記空気搬送路へと排出する排出口が、該粉砕乾燥容器の前記周壁部の接線方向に配向されていることを特徴とする。
請求項10のものは、請求項1〜8の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が円筒形状をなしているとともに、前記乾燥手段が該粉砕乾燥容器の給気口より温風を内部に吹き出すものであって、該給気口が該粉砕乾燥容器の前記周壁部の接線方向に配向されていることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、キッチンシンクに生ごみの粉砕乾燥容器を設けて、その内部で生ごみを粉砕手段により粉砕するのと併せて乾燥手段により乾燥し、そしてその粉砕乾燥容器内で粉砕乾燥処理された生ごみの粉砕乾燥物を、空気搬送路を通じて空気搬送手段により強制搬送し、屋外に設置した貯溜部に貯溜するようになしたものである。
かかる本発明の生ごみ処理装置によれば、ディスポーザと称される生ごみ処理装置の場合と異なって、生ごみの粉砕物の排出経路、即ち空気搬送路に自然流下のための勾配を設けることは必要でなく、配管設計が自在に行える外、無給水下で生ごみを処理するために搬送水(排出水)の処理も不要であり、専用の処理槽も必要とせず、経済的であるとともに環境への負荷も少ない利点を有する。
また本発明の装置では、粉砕乾燥容器で粉砕及び乾燥した後の生ごみの粉砕乾燥物を、粉砕乾燥容器から屋外の貯溜部に向けて空気搬送するため、生ごみ即ちその粉砕乾燥物が空気搬送路に固着したり或いはその固着によって配管詰りを生じたりせず、しかもその搬送物は生ごみを粉砕及び乾燥した後のものであるため、軽量であってしかも嵩体積が小さく、少ない搬送エネルギーで円滑に且つ容易にこれを搬送することができる。
また図12の装置と異なって搬送路を加熱する必要もないので、空気搬送路のための配管を耐熱配管とする必要もなく、配管のためのコストを低減することができるとともに、その配管を非金属製とすることが可能であって、その場合には配管の手間も少なく、施工が容易である利点も得られる。
更にまた搬送物、即ち生ごみの粉砕乾燥物は嵩体積が小さいため、貯溜部に多くの処理物(生ごみの粉砕乾燥物)を貯溜することができ、貯溜部に求められる容積も少なくて済む。
或いはまた貯溜部の容量をある程度大きくしておけば、その貯溜部が満杯になるまでの間に生ごみを多量に処理できる利点が得られる。
更にまた、貯溜部に貯溜される生ごみは粉砕及び乾燥後のものであるため、可能な貯蔵期間が長く、1回のごみ出しまでの期間を長くとれる利点も得られる。
また生ごみの粉砕乾燥物は土と混ぜ、庭等の肥料として使うことができ、環境負荷が少ない。
また粉砕乾燥物がキッチン内ではなく、屋外の貯溜部内に収容されているため、土と混ぜる作業も行い易い利点がある。
本発明において、空気搬送手段は空気供給による圧送式或いは空気吸引による吸引式の何れも可能であるが、かかる空気搬送手段を吸引式となし且つその吸引部を屋外に設けておけば、キッチン内で騒音を発生させることもなく、またキッチン内において装置が占めるスペースを少なくできる利点が得られる。
またエジェクタ式の空気搬送手段に比べて空気搬送のための配管が複雑化せず、簡素な配管となすことができる。
本発明においては、上記貯溜部が満杯状態となったことを検知する検知手段を設けておき、検知手段が満杯状態を検知したとき制御部に信号入力するようになしておくことができる(請求項2)。
このようにしておけば、屋外に設置した貯溜部が容量オーバーとなるまで生ごみを処理してしまうことを防止でき、また空気搬送路の配管途中で粉砕乾燥物が詰りを生じるのを防止することができる。
本発明においてはまた、粉砕乾燥容器への生ごみの投入口の蓋をロックするロック手段を設けておき、そして生ごみの粉砕乾燥,空気搬送,貯溜の1サイクルが完了するまで、そのロック手段のロックを解除しないようになしておくことができる(請求項3)。
このようにしておけば、生ごみ処理の1サイクルが終了するまでの途中で、投入口から生ごみが投入されてしまうのを防止でき、ひいては湿ったままの即ち含水状態の生ごみが空気搬送路を送られてそこで固着や詰りを生じたり、或いは配管内部や貯溜部で含水状態の生ごみが腐敗を起してしまうのを防止できる。
また処理途中で装置内にシンク作業の際の水が入り込んで乾燥効率が悪くなったり、トラブルを発生させるのを未然に防ぐことができる。
次に請求項4は、粉砕乾燥容器内の空気を排気する排気路を上記の空気搬送路とは別系統で設け、その空気搬送路に脱臭装置を、また粉砕乾燥容器内の空気をその排気路を通じて強制排気する排気手段を更に設けたもので、このようにしておけば、キッチンシンクに生ごみの粉砕乾燥容器を設けた場合においても、そこで生じた生ごみの臭気がキッチン内に漂い出るのを防止することができる。
従来のディスポーザ等の、多量の水とともに生ごみを粉砕して水とともに搬送する形式の生ごみ処理装置では、こうした臭気の問題は特に生じないが、本発明のように無給水下で生ごみをキッチンシンクの粉砕乾燥容器で粉砕及び乾燥する装置の場合、臭気の問題が大きな問題となる。
しかるに請求項4によれば、このような形式の生ごみ処理装置において臭気の問題を良好に解決することができる。
次に請求項5は、粉砕乾燥容器の内部で回転する回転体を設けて、その回転体に、粉砕乾燥容器の周壁部との間で生ごみをすり潰し粉砕する、回転体に対して相対回転可能なハンマミルを設けたもので、この請求項5によれば、乾燥後の生ごみ或いは乾燥途中の生ごみ或いは乾燥前の含水状態の生ごみをハンマミルによって微細に粉砕することができ、空気搬送手段による生ごみの粉砕乾燥物の搬送をより円滑に行うことができるようになる。
次に請求項6は、その回転体にかかる回転体と一体にその回転中心周りに回転する撹拌羽根を上記ハンマミルと併せて設けたもので、この請求項6によれば、粉砕乾燥容器内で生ごみを乾燥する際、撹拌羽根による撹拌作用で乾燥を効率高く行うことができる。
ここで撹拌羽根は、回転体から上向きに立ち上がる形態で設けておくことができる(請求項7)。
請求項8は、回転体の回転を低速回転と高速回転とに切り換えるように制御部を構成したもので、このようにしておけば、低速回転への切換えによって撹拌羽根による撹拌機能を十分に発揮させることができる。
一方で回転体を高速回転に切り換えることで、ハンマミルによる生ごみのすり潰し粉砕を効率高く行わせることができる。
この請求項8の実施の態様として、先ず回転体を低速回転させて撹拌羽根による撹拌を行いつつ生ごみを乾燥処理し、そして生ごみが十分に乾燥したところで回転体を高速回転に切り換えて、ハンマミルによる微粉砕を行うようになすことができる。
例えばハンマミルだけで生ごみの粉砕と撹拌とを行わせるようになした場合、ハンマミルは十分な撹拌機能を有していないために乾燥効率を十分に高めることが難しい。
一方で撹拌羽根は十分な粉砕機能を有していないため、粉砕効率を十分に高めることが難しい。
そこでここでは機能の異なった撹拌羽根とハンマミルとを回転体に併せて設けた上、回転体の回転速度を切り換えることによってそれぞれの機能,役割を十分に発揮させるようになしている。
そしてこのようにすることで、撹拌及び粉砕をそれぞれ効率高く行うことが可能となる。
尚撹拌羽根は、乾燥後に主としてハンマミルにて生ごみを粉砕する場合においても、粉砕乾燥容器内で生ごみの乾燥物が棚吊りに似た現象が生じるのを防止し、その撹拌作用によってハンマミルによる粉砕の効率を高める働きもなす。
但し本発明においては生ごみの乾燥と粉砕とを同時的に行うことも可能で、その際においても撹拌羽根とハンマミルとは互いに協働して乾燥及び粉砕の効率を高める働きをなす。
次に請求項9は、円筒形状をなす粉砕乾燥容器内から生ごみの粉砕乾燥物を空気搬送路へと排出する排出口を、粉砕乾燥容器の周壁部の接線方向に配向したもので、このようにしておけば、粉砕乾燥容器内で旋回流を良好に生ぜしめて、その旋回流に乗せて粉砕乾燥容器内の生ごみの粉砕乾燥物を円滑且つ良好に排出口から空気搬送路へと排出することができ、粉砕乾燥容器内の隅部にも生ごみの粉砕乾燥物を残すことなく、良好にこれを排出することができる。
一方請求項10は、円筒形状をなす粉砕乾燥容器内部に温風を吹き出す給気口を、粉砕乾燥容器の周壁部の接線方向に配向したもので、このようにしておけば、粉砕乾燥容器内で温風の旋回流を良好に生ぜしめ得て、粉砕乾燥容器内で生ごみを効率高く乾燥することができる。
この場合において、粉砕乾燥容器内の空気を排気する排気路を空気搬送路とは別系統で設けた上、粉砕乾燥容器からの排気口もまた、粉砕乾燥容器の周壁部の接線方向に配向しておくことができる。
このようにしておけば、粉砕乾燥容器内部で更に良好に温風の旋回流を生ぜしめることができ、生ごみの乾燥効率を更に高めることが可能となる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンの流し台で、12はシンク(キッチンキンク)、14はシンク水栓である。
16は本実施形態の生ごみ処理装置における粉砕乾燥容器で、図2に示しているように上端に投入口18を有しており、その投入口18が蓋20にて閉鎖されるようになっている。
尚蓋20はロック装置22にて閉状態にロックされるようになっている。
粉砕乾燥容器16の底部17には、粉砕羽根24を有する粉砕機26が設けられており、この粉砕機26がモータ28により回転運動して、投入された生ごみを粉砕するようになっている。
粉砕乾燥容器16の周壁部16Aには、底部17近傍位置に排出口27が設けられており、この排出口27から空気搬送管(空気搬送路)29が延び出している。
尚、排出口27への空気搬送管29の接続部には開閉バルブ31が設けられている。
一方、図1に示しているように屋外には屋外機30が設置されている。
屋外機30は密閉の槽32を有しており、その内部に貯溜タンク(貯溜部)34と吸引機(空気搬送手段)36とが収容されている。
そして密閉の槽32に、粉砕乾燥容器16から延び出して床下を通った空気搬送管29が接続されている。
吸引機36は吸引ファンを有しており、空気搬送管29を通じて粉砕乾燥容器16内に吸引力を作用させ、粉砕乾燥容器16内の生ごみの処理物、即ち生ごみの粉砕乾燥物を、空気搬送管29を通じて屋外まで吸引し空気搬送する。
空気搬送された生ごみの粉砕乾燥物は、貯溜タンク34に貯溜される。
図2に示しているように、粉砕乾燥容器16の周壁部16A且つ上下中間位置には熱風の給気口38が設けられており、そこに熱風供給機(乾燥手段)40が接続されている。
この熱風供給機40には吸気口43と、吸気した空気を加熱するヒータ(加熱手段)42と、送風ファン44とが設けられており、加熱空気を給気口38を通じて粉砕乾燥容器16内に供給する。
尚この熱風供給機40の給気口38への接続部には開閉バルブ46が設けられている。
粉砕乾燥容器16内に投入された生ごみは、この熱風供給機40からの熱風の供給を受けて乾燥処理される。
他方粉砕乾燥容器16の周壁部16Aの上部には排気口48が設けられており、そこから排気管(排気路)50が延び出している。
排気管50は、建物の壁を貫通してその末端部が屋外に開放されている。ここで排気管50の末端部は下向きをなしており、且つその先端部に防虫網51が設けられている。
この排気管50上には脱臭装置52と、排気ファン(排気手段)54とが設けられている。また排気管50の排気口48への接続部には開閉バルブ56が設けられている。
尚、図において55は脱臭装置52と排気ファン54とを収容した函体である。
この実施形態の装置では、粉砕乾燥容器16内で発生した水蒸気及び臭気が排気管50を通じて屋外へと排気される。
その際、臭気が脱臭装置52で脱臭された上で屋外に排気される。
図3に示しているように、屋外機30には貯溜タンク34内に貯溜された生ごみの粉砕乾燥物の貯溜量が設定した満杯状態となったときにこれを検知する検知手段(ここでは超音波センサ)58が設けられている。
この検知手段58によって検知された満杯状態の情報は送信部60から無線で送信される。
その送信信号は図1の受信部62で受信され、図2の制御部64に入力される。
尚この制御部64には、上記受信部62の外、運転スイッチ66,粉砕機26を回転駆動するモータ28,開閉バルブ31,46,56,熱風供給機40,排気ファン54,屋外機30の吸引機36等が電気的に接続されている。
次に本装置を用いた生ごみの処理の一例を図4を参照して説明する。
本実施形態では、先ず蓋20を開いて粉砕乾燥容器16内に生ごみを投入し、その後蓋20を閉鎖する(ステップS10,S12,S13)。
続いて運転スイッチ66をオン操作する。すると蓋20がロック装置22により閉状態にロックされるとともに、粉砕機26及び熱風供給機40が作動して、投入された生ごみが粉砕乾燥容器16内で粉砕されるとともに、熱風供給機40からの熱風の供給を受けて乾燥処理される(ステップS14,S16,S18)。
ここでは生ごみの粉砕と乾燥とが同時進行する形で処理が行われるが、何れか一方のみを先に行って、他方をその後に行うことも可能である。
尚ステップS18の粉砕乾燥開始の際には、開閉バルブ46を開いて給気口38を開放し、熱風供給機40からの熱風を給気口38を通じて粉砕乾燥容器16内へと供給する。
粉砕及び乾燥が終了したら、ヒータ42の作動停止の下で熱風供給機(この段階では冷風供給機)40から粉砕乾燥容器16内に冷風が供給されて、生ごみの粉砕乾燥物が冷却される(ステップS20,S22)。
尚この粉砕乾燥の完了の検出は、粉砕乾燥容器16内で発生する水蒸気を水分センサで検出することによって知ることができる。
次に生ごみの粉砕乾燥物の冷却が終了したら(冷却の完了は温度センサによって知ることができる)、続いて開閉バルブ31を開いて屋外機30の吸引機36を作動させ、粉砕乾燥容器16内の生ごみの粉砕乾燥物を空気搬送管29を通じて、粉砕乾燥容器16内から屋外機30の貯溜タンク34へと強制的に空気搬送する。
そして搬送されて来た生ごみの粉砕乾燥物を貯溜タンク34へと落してそこに貯溜する(ステップS24,S26,S28)。
この実施形態では、吸引機36は設定時間(ここでは1分)吸引を継続し、そしてその後に、即ち生ごみの粉砕乾燥物の空気搬送が完了したところで吸引機36は作動停止され、続いて開閉バルブ31が閉じられて、その後ロック装置22による蓋20の閉状態のロックが解除される(ステップS30,S32,S34,S36)。
尚、排気ファン54による排気の開始及び脱臭装置52による脱臭の開始は、運転スイッチ66のオン操作と同時に行われる。その際開閉バルブ56の開動作も併せて行われる。
また排気ファン54による排気の停止,脱臭装置52による脱臭の停止,開閉バルブ56の閉動作は、生ごみの粉砕乾燥及び搬送の処理の一連の工程(1サイクル)が終了した段階で行われる。
但し場合によって貯溜タンク34への生ごみの粉砕乾燥物の貯溜までの1サイクルが終了した後、一定時間継続して排気及び脱臭を行い、その後にそれらを停止させるようになしても良い。
以上のような生ごみの処理を何回も行うと、図3に示す貯溜タンク34内の生ごみの粉砕乾燥物の貯溜量が次第に増えて行く。
そして貯溜タンク34内の貯溜物、即ち生ごみの粉砕乾燥物が設定した満杯状態となったところで、検知手段58から満杯の信号が送信部60から送信される。
その信号は受信部62で受信されて制御部64に入力され、キッチン内の所定の表示部にこれが表示される。
またこれと併せて、引続き生ごみの粉砕処理が行われないように蓋20をロック装置22にてロック状態としたり、或いは各種機能部を作動禁止状態としたりすることもできる。
以上のような本実施形態の装置によれば、生ごみ処理装置としてディスポーザを用いた場合と異なり、生ごみの粉砕物の排出経路、即ち空気搬送管29に自然流下のための勾配を設けるといったことは必要でなく、配管設計が自在に行える外、無給水下で生ごみを処理するため、搬送水(排出水)の処理も不要であり、専用の処理槽も必要とせず、経済的であるとともに環境への負荷も生じない。
また本実施形態では生ごみの粉砕物を乾燥状態で、即ち生ごみの粉砕乾燥物を屋外の貯溜タンク34に向けて空気搬送するため、空気搬送管29に生ごみが固着したり配管詰りを生じたりせず、しかもその搬送物は生ごみを粉砕及び乾燥した後のものであるため軽量であってしかも嵩体積が小さく、少ない搬送エネルギーで円滑に且つ容易にこれを空気搬送管29を通じて搬送することができる。
また図12の装置と異なって空気搬送管29を加熱することもないので、空気搬送管29を耐熱配管とする必要はなく、配管のためのコストを低減することができるとともに、その配管を非金属製とすることが可能であって、これにより配管の手間も少なく施工が容易である利点も得られる。
また生ごみの粉砕乾燥物は嵩体積が小さいため、貯溜タンク34に多くの量を貯溜でき、従って貯溜タンク34として容積の小さなものを用いることが可能である。
或いはまた貯溜タンク34の容量をある程度大きくしておけば、貯溜タンク34が満杯になるまでの間に生ごみを多量に処理できる利点が得られる。
更にまた貯溜タンク34に貯溜される生ごみの粉砕乾燥物は貯蔵期間が長く、1回のごみ出しまでの期間を長くとれる利点も得られる。
また本実施形態では空気搬送手段としての吸引機36が屋外に設置されているため、キッチン内で騒音を発生させる問題も生じず、またキッチン内において空気搬送のための装置部分が広いスペースを占める問題も生じない。
更に図12の装置のように圧送空気を生ぜしめ且つこれを搬送路に導くための配管を、空気搬送路とは別途に特別に設けなくても良く、配管が簡単である利点も得られる。
更に本実施形態では貯溜タンク34が満杯状態となったときには検知手段58にてこれを検知し、情報発信するようになしているため、その後の生ごみの処理を防止し得て貯溜タンク34が容量オーバーとなるまで生ごみを処理してしまう問題を防止でき、空気搬送管29の配管途中で粉砕乾燥物が詰りを生ずるのを防止することができる。
加えて本実施形態では生ごみの粉砕乾燥,空気搬送,貯溜の1サイクルが完了するまで蓋20のロックを解除しないようにしているため、生ごみの粉砕乾燥処理の途中で新たな生ごみが粉砕乾燥容器16内に投入されてしまうのを防止でき、ひいては湿ったままの即ち含水状態の生ごみが空気搬送管29を送られてしまって、そこで固着を生じたり詰りを生じたりするのが防止され、更には配管内部や貯溜タンク34で含水状態の生ごみが腐敗を生じてしまうことを防止できる。
更に処理途中で、シンク作業に伴って生じた水が粉砕乾燥容器16内に入り込んで乾燥効率が悪くなったり、トラブルを発生させたりするのを未然に防止することができる。
また本実施形態では、排気路(排気管50)を生ごみの粉砕乾燥物の空気搬送路(空気搬送管29)と別系統で設けているため、それらを同一系統で構成した場合のように、一旦乾燥した生ごみの粉砕乾燥物に、粉砕乾燥容器16内で発生した水蒸気がそこに供給されてしまって、生ごみの粉砕乾燥物が再び湿りを帯びてしまうのを防止できる。
その他、本実施形態では生ごみを無給水下で粉砕乾燥処理することから粉砕乾燥容器16内で臭気が発生し易いが、本実施形態では発生した臭気を良好に外部へと排気することができるため、臭気がキッチン内に漂い出てしまうのも有効に防止することができる。
尚、上記実施形態では排気管50を屋外まで延ばして末端部を屋外で開放させるようにしているが、図5に示しているようにかかる排気管50を、キッチンの排気ダクト68まで延ばしてそこに接続するようになしても良い。
また上記実施形態では屋外に設けた吸引機36にて空気吸引し、生ごみの粉砕乾燥物を空気搬送するようにしているが、図6に示しているように熱風供給機40を強力なものとなして、粉砕乾燥容器16内で粉砕乾燥した生ごみの処理物、即ち粉砕乾燥物を空気搬送管29を通じて空気で圧送し、貯溜タンク34内に貯溜するようになすこともできる。
その際圧送された空気はバグフィルタ70を経て排気口72から排気するようになしておくことができる。
ここでバグフィルタ70は、生ごみの粉砕乾燥物をろ過し、それらが排気口72から外部に排出されるのを防止する。
尚この図6の実施形態では、空気搬送管29を断熱材74で被覆しておくことで結露防止することができる。
また本発明においては、図7に示しているように排気管50の末端をキッチン室内で開放し、排気管50上に設けた脱臭装置52による脱臭後の空気を、キッチン内に放出するようになすことも可能である。
図8は本発明の更に他の実施形態を示している。
この実施形態では、粉砕乾燥容器16の投入口18の周り且つシンク12底部に環状の排水開口76が形成され、そこに環状目皿78が設けられている。
この実施形態では、蓋20にて投入口18を閉鎖した状態の下でシンク12内に水を流すことができる。
このときシンク12からの排水は、環状の排水開口76から第1の排水管80へと流れ出て下水へと排出される。
尚第1の排水管80上には排水トラップ82が設けられている。
この実施形態ではまた、粉砕乾燥容器16の底部17に図8の部分拡大図及び図9に示しているように多数の水抜孔86が形成されており、この水抜孔86が排水開閉装置88にて開閉されるようになっている。
ここで排水開閉装置88は開閉ピン90を有しており、この開閉ピン90の上昇によって水抜孔86を閉鎖し、また開閉ピン90の下降によって水抜孔86を開放する。
即ちこの実施形態では、粉砕乾燥容器16内に流入した水がそれら水抜孔86を通じて粉砕乾燥容器16から流出可能となしてある。
この粉砕乾燥容器16の水抜孔86を通じて外部に流出した水は、排水室92を経て第2の排水管94内に流入し、更に下水へと排出される。
この第2の排水管94上にも排水トラップ96が設けられている。
上記排水開閉装置88は、図9に示しているようにアクチュエータ98を備えており、そのアクチュエータ98によって複数の開閉ピン90が昇降駆動される。
本実施形態において、粉砕乾燥容器16内の生ごみの粉砕乾燥物は図8に示すように排出口より空気搬送管29を通じて屋外機30側に吸引された上、屋外機30内に設けてあるサイクロン100で遠心分離即ち固気分離される。そして分離された固形分が、下側の貯溜タンク34に貯溜される。
尚貯溜タンク34内の貯溜物は、ジャッキ102にて貯溜タンク34を下降させることによって外部に取り出すことができる。
一方サイクロン100からの空気はフィルタ104を通った後、吸引機36,脱臭装置52を経て外部に排気される。
尚106は吸引機36における吸引ファンを、また108はサイレンサをそれぞれ表している。
図9に示しているように、粉砕機26は回転体110と、その回転体110に設けられた撹拌羽根112及びハンマミル114を有している。
図10にそれらの具体的な構成が示してある。
同図に示しているように回転体110は、粉砕乾燥容器16の中心位置の回転中心P周りに回転するものとされており、その回転体110と回転中心P周りに一体回転する状態で撹拌羽根112が回転体110に設けられている。
ここで撹拌羽根112は、回転体110から上向きに立ち上がる形態で設けられている。
一方ハンマミル114は、回転体110における回転中心Pから粉砕乾燥容器16の周壁部16A側に離れた偏心軸116の軸心(回転中心P)周りに回転体110に対して相対回転可能に設けられている。
ここでハンマミル114は、主として回転体110の高速回転時に粉砕乾燥容器16内の生ごみを周壁部16Aとの間ですり潰し微粉砕する働きをなす。
一方撹拌羽根112は、主として低速回転時において粉砕乾燥容器16内の生ごみを撹拌する働きをなす。
この実施形態における望ましい実施態様としては、生ごみを粉砕乾燥容器16内に投入した後、そこに熱風を供給して先ず乾燥処理を行う。
このとき回転体110を低速回転(例えば30〜200rpm)させて、主として撹拌羽根112により生ごみを撹拌する。そしてその撹拌作用の下で生ごみを効率的に乾燥させる。
そして乾燥処理がほぼ終わったところで回転体110の回転を高速回転(例えば2600rpmで10秒程度)に切り換え、生ごみの乾燥物を主としてハンマミル114のすり潰し粉砕作用によってこれを微粉砕する。
尚このときにも撹拌羽根112は同時に撹拌作用を行う。
図11に示しているように、本実施形態において粉砕乾燥容器16は円筒形状をなしており、そして給気口38,排気口48及び生ごみの粉砕乾燥物の排出口27がそれぞれ周壁部16Aの接線方向に配向されている。
以上のような本実施形態によれば、乾燥後の生ごみ或いは乾燥途中の生ごみ或いは乾燥前の含水状態の生ごみをハンマミル114によって微細に粉砕することができ、吸引機36による生ごみの粉砕乾燥物の搬送をより円滑に行うことができる。
また撹拌羽根112をハンマミル114と併せて設けてあるので、粉砕乾燥容器16内で生ごみを乾燥する際、撹拌羽根112による撹拌作用で乾燥を効率高く行うことができる。
本実施形態では、回転体110の回転を低速回転と高速回転とに切り換えるように制御部64を構成してあるので、低速回転への切換えによって撹拌羽根112による撹拌機能を十分に発揮させることができ、一方で回転体110を高速回転に切り換えることで、ハンマミル114による生ごみのすり潰し粉砕を効率高く行わせることができる。
また本実施形態によれば、給気口38,排気口48及び生ごみの粉砕乾燥物の排出口27をそれぞれ粉砕乾燥容器16の周壁部16Aの接線方向に配向しているため、図11に示すように粉砕乾燥容器16内で旋回流を良好に生ぜしめ得て、生ごみを効率高く乾燥した上、その旋回流に乗せて生ごみの粉砕乾燥物を円滑且つ良好に排出口27から空気搬送管29へと排出することができ、粉砕乾燥容器16内の隅部にも生ごみの粉砕乾燥物を残すことなく良好にこれを排出することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の生ごみ処理装置をキッチンの流し台とともに示す図である。 同装置の粉砕乾燥容器と周辺部の要部を示す図である。 同装置の貯溜タンク周辺の要部を示す図である。 同装置による生ごみの処理の一例を示す工程図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の更に他の実施形態を示す図である。 本発明の更に他の実施形態を示す図である。 本発明の更に他の実施形態を示す図である。 図8の粉砕乾燥容器と周辺部を拡大して示す図である。 図9の要部を示す図である。 給気口,排気口,排出口の配設方向を粉砕乾燥容器との関係で示した図である。 従来の生ごみ処理装置の一例を示す図である。
符号の説明
12 キッチンシンク
16 粉砕乾燥容器
16A 周壁部
18 投入口
20 蓋
22 ロック装置(ロック手段)
26 粉砕機(粉砕手段)
27 排出口
29 空気搬送管(空気搬送路)
34 貯溜タンク(貯溜部)
36 吸引機(空気搬送手段)
38 給気口
40 熱風供給機(乾燥手段)
42 ヒータ(加熱手段)
50 排気管(排気路)
52 脱臭装置
54 排気ファン(排気手段)
58 検知手段
64 制御部
110 回転体
112 撹拌羽根
114 ハンマミル
116 偏心軸
,P 回転中心

Claims (10)

  1. (A)(イ)キッチンシンクに設けられた生ごみの粉砕乾燥容器と、(ロ)該粉砕乾燥容器内で生ごみを粉砕する粉砕手段と、(ハ)該粉砕乾燥容器内で生ごみを乾燥する、加熱手段を備えた乾燥手段とを有し、投入された生ごみを該粉砕乾燥容器内部で粉砕及び乾燥する生ごみの粉砕乾燥部と
    (B)屋外に設置された、生ごみの粉砕乾燥物を貯溜する貯溜部と
    (C)前記粉砕乾燥容器と該貯溜部とを連絡する空気搬送路と
    (D)該粉砕乾燥容器内で処理された生ごみの粉砕乾燥物を該空気搬送路を通じて該粉砕乾燥容器内から該貯溜部へと空気搬送する空気搬送手段と
    (E)前記生ごみの粉砕乾燥部を作動制御する制御部と
    を有していることを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 請求項1において、前記貯溜部が設定した満杯状態となったことを検知する検知手段が設けられ、該検知手段が満杯状態を検知したとき前記制御部に信号入力されるようになしてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器への生ごみの投入口の蓋をロックするロック手段が設けられており、且つ前記制御部は生ごみの粉砕乾燥,空気搬送,貯溜の1サイクルが完了するまで該ロック手段をロック解除しないものとされていることを特徴とする生ごみ処理装置。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器内の空気を排気する排気路が、前記空気搬送路とは別系統で設けられているとともに、該空気搬送路には脱臭装置が、また該粉砕乾燥容器内の空気を該排気路を通じて強制排気する排気手段が更に設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記粉砕手段は、前記粉砕乾燥容器内で且つ該粉砕乾燥容器の中心部に位置する回転中心周りに回転する回転体と、該回転中心から該粉砕乾燥容器の周壁部側に離れた偏心軸の軸心周りに回転可能に該回転体に取り付けられ、前記生ごみを該周壁部との間ですり潰し粉砕する、該回転体に対して相対回転可能なハンマミルと、を備えていることを特徴とする生ごみ処理装置。
  6. 請求項5において、前記回転体には、該回転体の前記回転中心周りに該回転体と一体に回転し、前記粉砕乾燥容器内部の生ごみを撹拌する撹拌羽根が前記ハンマミルと併せて設けられていることを特徴とする生ごみ処理装置。
  7. 請求項6において、前記撹拌羽根は前記回転体から上向きに立ち上がる形態で設けられていることを特徴とする生ごみ処理装置。
  8. 請求項6,7の何れかにおいて、前記制御部は前記回転体の回転を低速回転と高速回転とに切り換えるものとされていることを特徴とする生ごみ処理装置。
  9. 請求項1〜8の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が円筒形状をなしており、該粉砕乾燥容器内の生ごみの粉砕乾燥物を前記空気搬送路へと排出する排出口が、該粉砕乾燥容器の前記周壁部の接線方向に配向されていることを特徴とする生ごみ処理装置。
  10. 請求項1〜8の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が円筒形状をなしているとともに、前記乾燥手段が該粉砕乾燥容器の給気口より温風を内部に吹き出すものであって、該給気口が該粉砕乾燥容器の前記周壁部の接線方向に配向されていることを特徴とする生ごみ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007190499A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Max Co Ltd 生ゴミ処理装置
JP2018501098A (ja) * 2014-12-22 2018-01-18 フーゴ・フォーゲルザング・マシネンバウ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツングHugo Vogelsang Maschinenbau Gmbh 固形物放出モジュール

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