JP2005315193A - 浮体型水面波エネルギー変換装置 - Google Patents

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JP2005315193A JP2004135058A JP2004135058A JP2005315193A JP 2005315193 A JP2005315193 A JP 2005315193A JP 2004135058 A JP2004135058 A JP 2004135058A JP 2004135058 A JP2004135058 A JP 2004135058A JP 2005315193 A JP2005315193 A JP 2005315193A
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Tsutomu Aoki
勉 青木
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

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Abstract

【課題】 水面波の持つエネルギーを機械的な動力に変換する装置であり、従来考案されたものよりも高効率で、波の弱い水域でも稼動できる装置を提供する。又、装置を設置した水域を占有することなく付近の景観にも配慮した装置を提供する。
【解決手段】浮体の下降時は自由に下降させ、浮体の上昇時のエネルギーのみを動力に変換する。更に、動力を弾性体に蓄えることによって弱い波のエネルギーを有効に動力に変換する。装置全体を潮位にあわせて上下させることによって装置の高さを低くし,装置の上部を他の目的に利用する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、水面の波の持つエネルギーを機械的なエネルギーに変換する装置に関するものである。
浮体を吊り下げ、この上下動から回転力を得る方式が古くから試されているが、この方式では海流によって浮体が流されないようにガイドレールを設ける必要がある。
また、この方式で大きなエネルギーを得るためには浮体を重くする必要があるが、重い浮体は慣性力も強いため小さい波では上下動し難い。このように、浮体の下降時のエネルギーを変換する方式では、効率を上げることが困難である。
岸壁に軸と軸受を設置し、軸から海面上に伸びたレバーの先端に浮体を取り付ける方式も考案されているが、得られる回転角が非常に小さいという欠点がある。この欠点を補うために高い増速比の変速装置が必要になる。レバーのたわみによる効率の悪化も大きく、レバーの剛性を高めれば重量が重くなるため小さい波では稼動し難い。
従来の技術は、そのほとんどが海岸線を占有するものであり、他の施設と併用することが不可能または困難であった。また、付近の景観を損ねる問題もあった。
特開平10−238450号公報 特開平6−171577号公報 特開平7−293420号公報 近藤ひでお 編著 「海洋エネルギー利用技術」 森北出版
従来の技術では波の弱い水域で稼動できない。また、装置を設置する地域を占有するため他の目的と併用できない。また、景観を損ねる問題もあった。
弱い波のエネルギーを動力に変換するためには、浮体を可能な限り軽くしなければならない。しかし、軽い浮体は下降時のエネルギーが小さいため下降時のエネルギーを動力に変換すると下降の速度が著しく遅くなるか、あるいは下降しなくなる。浮体が上昇したままで下降しなければ装置は稼動しない。
これを防止するため、浮体の下降時は自由に下降させ、上昇時のエネルギーのみを動力に変換する様に構成する。
波長の短い波のエネルギーを動力に変換するために浮体の大きさは、小さいほうが望ましい。しかし小さい浮体は、その浮力も小さいため上昇時のエネルギーも小さくなり、結果として動力を得ることなく波は反射、又は通過することになる。これを防止するため、浮体の上昇時の微弱なエネルギーを回転力に変換した後、ばね等の弾性体に一時的に蓄える様に構成する。装置を稼動させるに十分なエネルギーが蓄えられると、装置は自然に稼動を始める。また、この機構によって不規則で断続的な波の運動を、変動の少ないエネルギーに変換することができる。
海面波から変換したエネルギーを陸上の設備で利用するためには、変換装置は海岸に設置する事が望ましい。しかし既に多くの海岸は様々な目的に利用されており、また自然環境保護の観点からも新たな開発は好ましくない。本発明においては変換装置自体を水面に浮かべ、潮位の上下にあわせて変換装置が上下するようにした。これにより変換装置の高さを低くできるため、装置の上部を住宅、港、工場、遊園地、道路など多目的に利用することが出来る。また付近の景観を損ねることもない。
水面波の運動は単純な上下方向のみではなく、傾いた水表面を流れ落ちる運動や、表面張力による微小な運動がある。このように水表面に起こる様々な方向の運動を浮体の上昇運動に変換するため、浮体は水面に対して傾斜角をもつ形状とした。
本発明は微小な水面波の運動を機械的なエネルギーに変換できるように構成した為、波の弱い入り江や港湾において稼動できる。また、機械装置の高さが低い為、上部を様々な目的に利用でき、付近の景観を損ねることもない。
本発明は水面波から機械的な動力を得るものである為、海面上に設置する。得られた動力を有効に活用するためには装置の上部、又は付近の施設の動力源として利用する。回転力を直接、施設の動力源として利用しても良いが、利用範囲を広げるために発電機やエアーコンプレッサーの動力源とすることも考えられる。
図1は、本発明装置の駆動ユニットの略図である。駆動用浮体5、駆動用ガイドレール23、駆動ラック6、は波によって上下運動する。駆動ラック6の上昇運動は、駆動ピニオン7、駆動ワンウェイクラッチ8を介して駆動軸9に伝達される。駆動軸9の一端は、固定ワンウェイクラッチ10を介して駆動ユニット本体12に取り付けられる。駆動軸9の他端は、弾性体11を介して中間軸24に連結され、駆動スプロケット13に回転力を伝える。一方、駆動用浮体5の下降時は、駆動ワンウェイクラッチ8は空転する。また、弾性体11に蓄えた回転力は固定ワンウェイクラッチによって保持される為、駆動用浮体5は自重により速やかに下降する。
図2は、本発明装置の正面図であって駆動ユニット1が本体フレーム15に、複数取り付けられる。各駆動ユニット1と本体ピニオン20の回転力は、チエーン18を介して集合軸14に伝達される。集合軸14の回転は変速機19によって最適な回転に変換され、発電機3を稼動させる。
図3は、本発明装置の実施例の外観である。装置全体を水面に浮かべているので、潮位の上下にかかわらず装置は水面から一定の距離を保つことができる。この為、駆動ラック6、駆動ガイドレール23の長さを短く出来るので装置全体の高さも低く出来、装置の上部に施設を設けることが出来る。また、駆動ラック6、駆動ガイドレール23の長さを短くすることで浮体の慣性力を小さくすることが出来るため、装置の効率が向上する。岸壁2には固定ラック16、係留ガイドレール22が固定され、本体ピニオン20がこれにかみ合いながら上下動する為、水位の上下運動が回転運動に変換される。
臨海地域にある住宅、工場、その他様々な施設のエネルギー供給源として利用できる。又、波浪による海岸の浸食や船舶の損傷など様々な災害を軽減できる。
本発明装置の駆動ユニットの略図である。 本発明装置の正面図である。 本発明装置の実施例の外観である。
符号の説明
1 駆動ユニット
2 岸壁
3 発電機
4 本体支持浮体
5 駆動用浮体
6 駆動ラック
7 駆動ピニオン
8 駆動ワンウェイクラッチ
9 駆動軸
10 固定ワンウェイクラッチ
11 弾性体(ばね、ゴム等)
12 駆動ユニット本体
13 駆動スプロケット
14 集合軸
15 本体フレーム
16 固定ラック
17 住宅、工場など
18 チェーン
19変速機
20本体ピニオン
21ケーブル
22係留ガイドレール
23駆動ガイドレール
24中間軸
25集合軸スプロケット
















Claims (5)

  1. ワンウェイクラッチを使用し、浮体の下降時は浮体の自重により自由に下降し、浮
    体の上昇時のエネルギーのみを回転運動に変換、活用する変換装置。
  2. 不規則な水面波の運動エネルギーや位置エネルギーを、浮体を介してばね等の弾性体に蓄えることにより、微弱な水面波のエネルギーも有効に活用し、変化の少ない滑らかな回転を得る変換装置。
  3. 装置自体を水面に浮かべ、潮の干満にあわせて上下させることで装置自体の高さを低くし、装置の上部を多目的に利用できる変換装置。
  4. 喫水線付近が水面に対して角度を持つ形状とすることで、様々な方向性の波のエネルギーを効率よく上昇運動に変換する、角度付き浮体を持つ変換装置。
  5. 岸壁にラックを設置し、浮体に取り付けたピニオンがラックに噛み合いながら移動する様に構成することで、水面の上下動を回転運動に変換する変換装置。


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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102384014A (zh) * 2011-11-04 2012-03-21 上海瑞华(集团)有限公司 一种浮于水面对波浪敏感的发电装置
CN103266980A (zh) * 2013-05-22 2013-08-28 江苏中蕴风电科技有限公司 组合浮块式海浪发电***

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