JP2005313976A - 容器ヘッドスペースのガス置換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】置換用の不活性ガスの消費量を低減するとともに、置換効率を向上させる。
【解決手段】ロータリー式フィラー2から容器4を受け取ってキャッパ8に引き渡す搬送ホイール6の上方に、搬送される容器4の開口部4aの上方および両側を覆うとともに、下側が開放された上部カバー20が固定されている。また、搬送ホイール6には、容器4の開口部4aの形状にほぼ合致する凹部18が形成されるとともに、前記上部カバー20の下面を閉塞する下部プレート16が設けられている。上部カバー20と下部プレート16とによって形成されたガス置換空間24内に不活性ガスを充満させた状態にし、下部プレート16の凹部18に容器4を嵌合させて一体的に移動させることにより、ヘッドスペースの空気を不活性ガスに置換する。空間24内の外部との連通部が少なく、気流の乱れも少ないので、外気が侵入しにくく、置換効率も向上する。
【選択図】図1
【解決手段】ロータリー式フィラー2から容器4を受け取ってキャッパ8に引き渡す搬送ホイール6の上方に、搬送される容器4の開口部4aの上方および両側を覆うとともに、下側が開放された上部カバー20が固定されている。また、搬送ホイール6には、容器4の開口部4aの形状にほぼ合致する凹部18が形成されるとともに、前記上部カバー20の下面を閉塞する下部プレート16が設けられている。上部カバー20と下部プレート16とによって形成されたガス置換空間24内に不活性ガスを充満させた状態にし、下部プレート16の凹部18に容器4を嵌合させて一体的に移動させることにより、ヘッドスペースの空気を不活性ガスに置換する。空間24内の外部との連通部が少なく、気流の乱れも少ないので、外気が侵入しにくく、置換効率も向上する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ビールや飲料等の内容物を充填した容器のヘッドスペースに残存する空気を不活性ガスに置換する容器ヘッドスペースのガス置換装置に関するものである。
容器内に飲料等を充填した後、ヘッドスペース内に空気が残存した状態のままキャップを装着すると、内容物が酸化する等により品質上問題を生じるおそれがある。そこで、容器内に内容物を充填した後キャッピングを行う前に、ヘッドスペース内の空気を不活性ガス等により置換することが従来から行われている(例えば、特許文献1あるいは特許文献2参照)。
前記特許文献1に記載された容器ヘッドスペースの残存空気除去方法は、加熱ガスを容器のヘッドスペース内に向かって吹き付けるノズルと、同ノズルから吹き出される加熱ガスを拡散させることなく上記容器の口部付近に滞留させるように設置したカバーとを有し、上記容器を該カバー内を移動させてヘッドスペース内の気泡を加熱ガスと置換するようにしている。
また、特許文献2に記載された缶詰等の容器に窒素ガスを封入する方法では、断熱トンネルが、缶体(容器)の通過する溝状の間隔部を有する底部と、側壁に延伸されたスカート部を有しており、導管より液体窒素が供給され、噴霧ノズルを介して断熱トンネル内に噴霧するようになっている。製品が充填された開封状態の缶体が断熱トンネル内に移送され、缶内空間部が断熱トンネル内の低温窒素ガス雰囲気にさらされつつ、ベルトコンベヤによってこのトンネル内を移動する。その過程で缶体空間部の残存空気が窒素ガスと置換される。
特公平1−46371号公報(第2−3頁、図4)
特開平4−173521号公報(第2−3頁、図4)
前記特許文献1に記載された発明の構成では、カバーの、容器入口側と出口側が開放され、また、下方側も開放されているので、カバー内に外気が入りやすく置換率を向上させることが困難である。さらに、開放面積が大きいため、置換用ガスの消費量が多くなるという問題があった。
また、特許文献2に記載された発明の構成では、缶体の通過する溝状間隔部が開放しており、しかも、断熱トンネルの入口端と出口端は、缶体全体が通過できる大きさの開口部があるので、前記特許文献1の構成と同様に、外気が入りやすいため置換率が悪く、また、開放面積が大きいためガスの消費量が多くなってしまうという問題があった。
本発明は、内容物が充填され上部が開放した容器を搬送する間に、ヘッドスペース内の空気を不活性ガスに置換する容器ヘッドスペースのガス置換装置において、容器の搬送経路に沿って配置された固定カバーと、前記容器の開口部の形状にほぼ合致する凹部を有し、前記固定カバーの少なくとも下面側を閉塞する可動プレートとを設け、これら固定カバーと可動プレートとにより容器開口部の上方、搬送方向両側および下方を覆う空間を形成し、この空間内に不活性ガスを充満させた状態で、前記可動プレートの凹部に容器を嵌合させて一体的に移動させることにより、不活性ガスへの置換を行うことを特徴とするものである。
この発明によれば、不活性ガスの消費量を抑制することができ、しかも、ガス置換率を向上させることができる。
容器の搬送経路に沿って配置された固定カバーと可動プレートによってガス置換を行う空間を形成して、この空間内に不活性ガスを充満させ、前記可動プレートに形成した凹部に容器を嵌合させて、一体的に移動させるという簡単な構成で、ガス置換率を向上させるとともに、不活性ガスの消費量を低減するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る容器ヘッドスペースのガス置換装置を備えたロータリー式充填システムの全体の構成を簡略化して示す平面図、図2は本発明の一実施例に係る容器ヘッドスペースのガス置換装置の縦断面図、図3はその要部の横断面図、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図である。
図1において、2はロータリー式フィラーであり、このフィラー2内に供給された容器4(図2参照)が回転搬送される間に、ビールや飲料等の内容物が充填される。内容物が充填された容器4は、受け渡しホイール(容器搬送ホイール)6によってフィラー2から取り出され、次のロータリー式キャッパ8に引き渡される。この受け渡しホイール6に、以下に説明する容器ヘッドスペースのガス置換装置(全体として符号1で示す)が設けられている。キャッパー8内に供給され、キャッピングが行われて密封された容器4は、排出スターホイール10を介して図示しない搬送コンベヤ上に排出され、次の工程に送られる。
前記受け渡しホイール6は、回転体12の外周部に円周方向等間隔で設けられた複数のネックグリッパ14を有している。各ネックグリッパ14が容器4の首部4b(上端開口部4aのやや下方の部分)を保持し、吊り下げた状態で回転搬送する。回転体12の、前記ネックグリッパ14よりも上方に、下部プレート(可動プレート)16が取り付けられている。下部プレート16は、外周部の前記各ネックグリッパ14と上下に対応する位置にそれぞれ、凹部18が形成されている(図3参照)。これらの凹部18は、前記容器4の首部4bの前記ネックグリッパ14によって把持される位置よりもやや上部が嵌合するように、入口側18aが首部4bの外径とほぼ一致するか、またはわずかに大きい幅を有し、内部側18bが首部4bの外径にほぼ一致するか、またはわずかに大きい径の円弧状をしている。前記ネックグリッパ14によって保持された容器4は、その首部4bの上部が下部プレート16の凹部18に嵌合した状態で、上端開口部4aの近くの部分だけがわずかに下部プレート16上に突出している。
受け渡しホイール6のネックグリッパ14に保持されて回転搬送される容器4の、上端開口部4aが移動していく容器搬送経路の上方に、円弧状の上部カバー(固定カバー)20が固定されている。この上部カバー20は、図1に示すように、ロータリー式フィラー2からこの受け渡しホイール6へ受け渡しが行われる位置Aと、受け渡しホイール6からロータリー式キャッパ8へ受け渡しが行われる位置Bまでの区間のほぼ2分の1の長さに亘って、キャッパ8寄りの位置に設けられている。なお、この上部カバー20の長さは、図示のものに限らず、充分にガス置換が行われればこの実施例よりも短くすることもできる。但し、ガス置換後に容器4のヘッドスペースが開放すると再び空気が侵入するおそれがあるので、短い場合もキャッパ8側に設けることが好ましい。また上部カバー20を長くすることも可能であり、例えば、前記フィラー2からこの受け渡しホイール6へ受け渡しが行われる位置Aから、キャッパ8へ受け渡しが行われる位置Bまでの区間全体に亘って設けることもできる。
上部カバー20は、図2に示すように、天板20aと、この天板20aから下方へ伸びる内側側壁20bと外側側壁20cとを有している。内側側壁20bは、その下端面が下部プレート16の上面にわずかな隙間を有して対向している。また、外側側壁20cは、前記下部プレート16とほぼ同じ高さまで伸びており、その下端に内周側を向いた水平部20dが形成されている。その水平部20dの内周側の面が下部プレート16の外周面に僅かな隙間を有して対向している。また、この上部カバー20の出口側(下流端)20eは、すでに置換が行われた容器4のヘッドスペース内のガスを乱さないようにするため、徐々に広がるような形状にしている(図1参照)。なお、図示はしていないが、上部カバー20の容器出口側20eはキャッパー8への容器受け渡し位置Bになっており、キャッパー8に設けられているキャッピングヘッドと干渉しないように、天板20aが下方へ向けて次第に傾斜している。
前記上部カバー20の入口側と出口側にはそれぞれ前壁22および後壁が取り付けられている(図2には前壁22だけを示しており、後壁は図示しない)。これら前壁22および後壁には、ネックグリッパ14に保持されて回転搬送される容器4の、下部プレート16よりも上方に突出している部分が干渉しないように小さな切り欠き22aが形成されている。
前記固定上部カバー20と可動下部プレート16によって囲まれた空間(ガス置換空間24)内に、N2あるいはCO2等の不活性ガスが供給されるようになっている。図1に示すように、不活性ガスの供給源26から分岐チャンバー28に送られたガスは、上部カバー20の内側側壁20bに接続された複数本の導管30およびノズル31を介して前記ガス置換空間24の複数箇所に供給される。このガス置換空間24内への不活性ガスの供給は、高圧で吹き付けるようにして送り込むと気流の乱れが発生して外気が侵入しやすくなるので、ゆっくりとした流速で内部の気体の雰囲気を乱さないように送り込むようにしている。なお、前記ガス置換空間24への不活性ガスの供給は、前述のように分岐チャンバー28で分岐した複数の導管30から行うものに限らず、1個所だけから供給しても良く、またはその他の数の供給個所を設けても良い。
さらに、前記ガス置換空間24内の、容器4の開口部4aが通過する位置の上方に、容器4のヘッドスペース内のガス置換を促進するための板状部材32が複数個所(この実施例では2個所)に取り付けられている。この板状部材32は、上部カバー20の天板20aおよび外側側壁20cに固定されており、図2および図4に示すように、容器4の搬送方向と直交する方向に向け、かつ、垂直に配置されている。なお、この板状部材32は、必ずしも容器4の搬送方向と直交する方向に限らず、斜め方向等を向いていても良い。また、垂直に取り付けたものに限らず、傾斜をしていても良い。さらに、板状部材32の数は、2個所に限らず、1個所あるいは3個所以上であっても良い。また、図4では、板状部材32が、薄板状であるが、厚い板状であっても良い。
以上の構成に係る容器ヘッドスペースのガス置換装置1の作動について説明する。図示しない搬送コンベヤによって搬送され、供給スターホイール等を介してロータリー式フィラー2に搬入された容器4は、このフィラー2内を回転搬送される間にビール、飲料等の内容物が充填される。内容物が充填された容器4は、上端の開口部4aが開放しており、充填された内容物の上方の空間(ヘッドスペース)には空気が充満している。
前記容器4は、ロータリー式フィラー2からガス置換装置1を備えた受け渡しホイール6への受け渡し位置Aに到達すると、容器4の首部4bがネックグリッパ14によって掴まれて受け渡しホイール6に引き渡されるとともに、その掴まれている位置の上部が前記下部プレート16の凹部18内に嵌入する。この状態で受け渡しホイール6の回転に伴って容器4が回転搬送される。搬送されている容器4が上部カバー20の設けられている位置に到達すると、前記下部プレート16の上方に突出している容器4の上端開口部4aが、前記上部カバー20と下部プレート16によって構成されるガス置換空間24に導入される。上部カバー20と下部プレート16からなるガス置換空間24の入口側に設けられている前壁22には、下部プレート16の上方に突出している容器4の上端開口部4aが通過できるだけの小さな切り欠き22aが形成されており、この切り欠き22aを通過して容器4の上端開口部4aがガス置換空間24内に導入される。
このガス置換空間24内には、不活性ガス供給源26から分岐チャンバー28および複数の導管30とノズル31を介して不活性ガスが供給されており、空間24内は不活性ガスが充満している。なお、この実施例では、不活性ガスの供給量を多くして内部を陽圧に保っているので、外気の侵入を防止することができるとともに、容器4のヘッドスペース内からガス置換空間24内に排出された空気を外部に放出している。
上部カバー20と下部プレート16に囲まれたガス置換空間24内を、下部プレート16の回転とともに、この下部プレート16上に上端の開口部4aだけを突出させた容器4が移動していくと、容器4のヘッドスペース内から空気が排出され、その代わりに不活性ガスが侵入して置き換わる。特に、容器4の開口部4aが移動する経路の上方に、この移動経路と直交する方向を向けて複数の板状部材32が取り付けられており、容器4がこれら板状部材32の下方を通過する際に、ヘッドスペース内の空気が攪乱されてガス置換が促進される。また、この実施例では、容器4の上端部がガス置換空間24内に突出している高さはわずかであり、下部プレート16と容器4の上端面とはほぼ一致する高さなので、下部プレート16と容器4が回転移動してもこのガス置換空間24内の気流の乱れがほとんどなく、外気の侵入を防止することができる。
ガス置換空間24は、上部カバー20と下部プレート16と前後の壁面22(後壁は図示せず)によって囲まれ、外部との隙間面積はきわめて僅かであり、ほぼ密閉された空間になっている。つまり、上部カバー20の内側側壁20bの下端面と下部プレート16の上面との間、および外側側壁20cの下端部内面と下部プレート16の外周面との間は、ほぼ接触状態に近いきわめてわずかの隙間とすることができ、また、前記ガス置換空間24の入口側の前壁22と出口側の後壁には、容器4の上端部が通過可能なきわめて小さい切り欠き22aが形成されている。さらに、下部プレート16に形成されている凹部18は、各容器4の首部4bがほとんど隙間なく嵌り込むように、首部4bの外径とほぼ一致する円弧状になっており、容器4がこの凹部18に嵌入した状態では、容器首部4bの外面側と上部カバー20の外側側壁20cとによって形成される小さな連通部が残るだけである。また、たとえ容器4が供給されない場合であっても、この凹部18の面積の分だけの連通部を有するにすぎない。従って、ガス置換空間24内はほぼ密封された状態で、内部に導入された不活性ガスが空間24の外部に漏れる量がきわめて少なく、不活性ガスの消費量を大幅に減らすことができる。
前記実施例では、容器4をネックグリッパ14によって掴んでネック搬送する間に、容器4のヘッドスペース内のガス置換を行ったが、容器4の搬送形態はネック搬送に限るものではなく、容器4の底面を支持して搬送するボトム搬送の場合にも適用することができる。図5は第2の実施例に係る容器ヘッドスペースのガス置換装置1の図2に対応する図であり、容器4はガイドプレート33上に載せられ、スターホイール34の外周部に形成された胴部保持手段36、38に保持されて回転搬送される。
内容物が充填された後、回転搬送される容器4のヘッドスペースの空気を不活性ガスに置換するガス置換装置1は、前記実施例1と同一の構成でもよく、また、この図5に示すように、上部カバー20の中間の高さに、上下に貫通する連通孔40aが多数形成された隔壁40を設け、隔壁40の上方の空間24Aに不活性ガスを導入し、下部の空間24Bをガス置換空間としてもよい。この構成の場合には、不活性ガスを一旦上部の空間24Aに導入して充満させた後、前記隔壁40の連通孔40aから、容器4の開口部4aが移動していく下部のガス置換空間24Bに導入する。なお、不活性ガスを上部の空間24Aから下部のガス置換空間24Bに導入する貫通孔40aを長いスリットに変更することもできる。この実施例でも、前記実施例と同様の作用効果を奏することができる。
前記第1実施例では、容器4のヘッドスペースのガス置換を促進するために、上部カバー20の天板20aから下方を向けて板状部材32を取り付けていたが、その他のガス置換促進手段を設けることもできる。図6はその他のガス置換促進手段の一例を示す図であり、この例では、固定の上部カバー20に、ガス置換空間24内に不活性ガスを充満させる目的で内側側壁20bに設けられているノズル31とは別に、移動していく容器4の開口部4a方向を向けて不活性ガスを吹き出す不活性ノズル42を設けている。このノズル42も、容器搬送経路の複数個所に設けても良い。この第3実施例は、上部カバー20にノズル42を設けた点だけが第1実施例と異なっており、その他の構成は同一なので、同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
なお、前記各実施例では、ロータリー式のフィラー2やキャッパー8を備えたロータリー式充填システムに、容器ヘッドスペースのガス置換装置1を設けた場合について説明したが、ロータリータイプに限定されるものではなく、ライン式の充填システムにも適用可能である。
1 容器ヘッドスペースのガス置換装置
2 ロータリー式フィラー
4 容器
4a 容器の開口部
8 ロータリー式キャッパ
16 可動プレート(下部プレート)
18 凹部
20 固定カバー(上部カバー)
24 空間(ガス置換空間)
2 ロータリー式フィラー
4 容器
4a 容器の開口部
8 ロータリー式キャッパ
16 可動プレート(下部プレート)
18 凹部
20 固定カバー(上部カバー)
24 空間(ガス置換空間)
Claims (5)
- 内容物が充填され上部が開放した容器を搬送する間に、ヘッドスペース内の空気を不活性ガスに置換する容器ヘッドスペースのガス置換装置において、
容器の搬送経路に沿って配置された固定カバーと、前記容器の開口部の形状にほぼ合致する凹部を有し、前記固定カバーの少なくとも下面側を閉塞する可動プレートとを設け、これら固定カバーと可動プレートとにより容器開口部の上方、搬送方向両側および下方を覆う空間を形成し、この空間内に不活性ガスを充満させた状態で、前記可動プレートの凹部に容器を嵌合させて一体的に移動させることにより、不活性ガスへの置換を行うことを特徴とする容器ヘッドスペースのガス置換装置。 - 前記空間内の固定カバー側に、容器の搬送経路の上方を横断して、不活性ガスの置換を促進する板状部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器ヘッドスペースのガス置換装置。
- 前記空間内の固定カバー側に、下方を移動する容器の開口部に向けて不活性ガスを供給するガス置換促進用のノズルを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器ヘッドスペースのガス置換装置。
- 前記空間内を外部よりも陽圧にしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の容器ヘッドスペースのガス置換装置。
- ロータリー式フィラーとロータリー式キャッパの間に配置した搬送ホイールによる容器搬送経路の上方に前記固定カバーを設けるとともに、前記可動プレートを搬送ホイールと一体的に回転させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の容器ヘッドスペースのガス置換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004136279A JP2005313976A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | 容器ヘッドスペースのガス置換装置 |
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2004
- 2004-04-30 JP JP2004136279A patent/JP2005313976A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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