JP2005310833A - 基板検査装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板検査装置および方法において、位置基準部の製作誤差や、基板の配置誤差があっても、基板上の検査位置に撮像手段を正確かつ容易に移動することができ、検査効率を向上できるようにする。
【解決手段】 ステージで移動可能なウエハ保持部に保持されたウエハ4のオリフラ4aを、顕微鏡で拡大して、画像データを取得し、画像処理手段を用いてエッジ位置を測定し、保持基準位置Lに対する角度ずれθを求める。ウエハ4上のチップの代表位置データを測定してから、角度ずれθにより補正を加える。これらのデータを参照することにより、オリフラ4aの位置ずれても所定のチップに検査位置を移動できるようにする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、位置基準部を有する基板を検査する基板検査装置および方法に関する。例えば半導体ウエハ、液晶基板などの検査を行うための基板検査装置および方法に関する。
半導体製造の前工程では、まず、半導体ウエハの表面に酸化膜(SiO)を形成し、この酸化膜上にシリコン窒化膜を堆積させる。
次にフォトリソグラフィー工程を行う。半導体ウエハの表面上にフォトレジスト(感光性樹脂)の薄膜を塗布する。このフォトレジストの塗布はコータ(塗布装置)によってフォトレジストの液体を半導体ウエハの表面に滴下し、この半導体ウエハを高速回転することにより行われる。
次にステッパーなどの露光装置において、半導体の回路パターンが形成されたマスクを通して紫外線をフォトレジストが塗布された半導体ウエハに照射する。これにより半導体の回路パターンをフォトレジストに転写(露光)する。そしてデベロッパー(現像装置)により現像を行う。
現像が終了すると、半導体ウエハ表面上に形成されたレジストパターンの外観(マクロ)検査が行われる。このマクロ検査は、半導体上の表面に照明光を照射し、その正反射光、回折光、散乱光などを撮像装置により撮像する。そして、その画像データを画像処理することにより、半導体ウエハ表面の傷、ダスト、むら、汚れなどの欠陥を検出している。このマクロ検査の結果から、必要により顕微鏡や撮像装置などを使った拡大観察(ミクロ検査)を行い、欠陥の詳細が調べられる。
次に、半導体ウエハの表面上に残ったレジストパターンをマスクにして半導体ウエハの表面上の酸化膜とシリコン窒化膜を連続的に選択除去(エッチング)する。
そして、半導体ウエハのレジストパターンをアッシングすることにより除去する(レジスト剥離)。そして、半導体の洗浄が行われ不純物が取り除かれる。
これ以降、フォトレジストの塗布から半導体ウエハの洗浄までの工程が繰り返され、ウエハの表面上に複数層のパターンが形成される。
近年、マスクの回路パターンを半導体ウエハの面上に転写する露光装置では、LSI等の半導体装置は微細化、高密度化が進んでいる。マスクの回路パターンを、例えばウエハ上の1チップ分の露光を行った後、ウエハを一定距離移動(ステッピング)させ、再びマスクの回路パターンを露光することを繰り返すステップアンドリピート法が主流になっている。
この方法では、まず、例えば位置基準部のウエハ端部に形成された直線状のオリフラ(オリエンテーションフラット)やノッチ(切欠き部)を利用してステージ上の部材に押し当てる。それによりプリアライメントを行う。そして、その位置で最初の露光をステージを移動させながら行う。そして2回目以降は最初の露光によって形成されたパターンを用いてアライメントをしながら露光が行われる。
このためウエハ上に形成されたチップの位置の精度は1回目の露光位置を決めるプリアライメント時の精度やウエハを移動させるステージ移動精度に大きく依存している。
したがって露光装置のステージの精度や位置基準部を使用したプリアライメントの精度により、本来整列すべき位置とは少しずつ異なった位置や角度に転写される。
特許文献1には、ウエハ上から選択された所定の個数のショット領域(サンプルショット)に付設されたアライメントマークの座標位置を計測し、この計測結果を統計処理してウエハ上の各ショット領域の配列座標を算出するエンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)方式が開示されている。
また特許文献2には、ショット領域内またはウエハ自体の非線形な歪みにも対応するよう各ショット領域とレチクルの露光パターンとを高精度の位置合わせできる位置合わせ方法が開示されている。
特開昭61−44429号公報(第2−10頁、図3) 特開平9−7921号公報(第5頁、図1、5)
しかしながら、上記の方法はいずれも、同じ露光装置内だけで適用できる方法である。つまり、ウエハ自体が持つ位置基準部を使用した方法ではなく、装置によりプリアライメントによる誤差が異なるため、同一の露光装置以外の装置に位置座標データを受け渡してもそのまま適用することができないものとなっている。
そのため、マクロ検査により欠陥を発見したとき、その詳細観察するためにミクロ検査を行う場合、マクロ検査装置によって欠陥の位置座標を記録して、ミクロ検査装置上でその位置座標を指定して拡大観察しても、欠陥が見当たらず一旦低倍率にして欠陥位置を探した後、再度拡大観察しなければならず、検査時間が増大するといった問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、基板の配置誤差等があっても基板上の検査位置を観察位置に正確に短時間で移動させることができ、検査効率を向上することができる基板検査装置および方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、位置基準部を有する基板を検査する基板検査装置であって、被検体を略所定位置に保持するための基板保持部と、保持された被検体の像を撮像して、画像データとして取得する撮像手段と、該撮像手段により取得された画像データを検査のために画像処理する画像処理手段と、前記基板保持部に保持された被検体に対する前記撮像手段の位置を相対的に移動させるとともに、移動時の位置データを取得する移動手段と、該移動手段による移動量を制御する移動制御手段とを備え、前記画像処理手段が、前記位置基準部の画像データと、前記位置基準部を撮像する際に移動手段が取得する位置データとから、被検体の前記所定位置に対する位置ずれを検出できるようにした構成とする。
この発明によれば、被検体を基板保持部の略所定位置に保持し、撮像手段を基板保持部上に相対的に移動させて撮像して位置基準部の画像データを撮像手段の位置データとともに取得し、画像処理手段により位置基準部の所定位置に対する位置ずれを検出できるので、基板保持部に対する被検体の位置ずれがあっても、撮像手段を検査位置に正確かつ容易に相対移動させることができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の基板検査装置において、前記検出された被検体の位置ずれを前記移動制御手段に入力することにより、検査時に、前記位置ずれを補正して前記移動手段を動作させることができるようにした構成とする。
この発明によれば、被検体の位置ずれを移動制御手段に入力することにより、検査時に位置ずれを補正して移動手段を動作させることができるので、位置ずれがない場合のように容易に検査を行うことができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の基板検査装置において、検査対象が、被検体上に形成された複数のパターンであって、前記画像処理手段が、前記パターン上に設けられた2箇所以上の検出パターンに対してパターンマッチング処理を行うことにより、2以上の位置情報を取得し、該2以上の位置情報から、前記パターンの前記位置基準部に対する代表位置データを取得できるようにした構成とする。
この発明によれば、パターン上に設けられた2箇所以上の検出パターンから、2以上の位置情報を取得し、パターンの位置基準部に対する代表位置データを取得できるようにするので、少なくとも2箇所の位置情報に基づいた代表位置データを取得することができる。そのためパターンの変形や歪みによる影響を低減した代表位置データを取得できる。
代表位置データの精度を上げるには、パターン内の互いに離れた位置に存在するより多くの検出パターンから位置情報を検出することが好ましい。例えば、検出パターンの位置は、パターンが設けられるチップの外周部近傍にあることが望ましい。そして検出箇所は多いことが好ましい。特に、チップが矩形状に形成される場合には、その矩形の隅部の4箇所とすることが好ましい。
パターンマッチング処理は、検出パターンの形状に応じて特定部位の位置情報が取得できれば、適宜の処理を採用することができる。例えば、検出パターンが十字であれば、撮像された画像の中から、十字の参照パターンとマッチングする画像データを取りだし、特徴抽出処理により、十字の中心線を抽出しその交点の座標を位置情報とする処理などを採用できる。
また、検出パターンは、検出のためだけに設けられるとは限らず、例えば回路配線などのパターンの一部であってもよい。
パターンの代表位置データは、パターンの基板上の位置を代表するもので、代表位置データを原点とする適宜の座標を設定してパターン内の位置指定が可能となるものである。パターンの変形や歪みの影響を低減するためには、検出パターンの位置情報を適宜の重み付けをして加重平均してもよい。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の基板検査装置において、前記複数のパターンの前記位置基準部に対する位置データ、および前記複数のパターンの検査結果の情報を被検体ごとに記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された情報を互いに関係づけたマッピング情報として取り出すことができるようにした情報出力手段とを備える構成とする。
この発明によれば、記憶手段にパターンの位置基準部に対する位置データ、およびパターンの検査結果の情報を記憶して蓄積し、情報出力手段によりそれらの情報を互いに関係づけたマッピング情報として取り出すことができるので、被検体ごとの検査結果情報に応じて検査を行うことが容易となる。
例えば、被検体の再検査を行う場合、被検体を基板保持部に保持して、位置基準部の位置ずれを検出し、情報出力手段によるマッピング情報から、補修したパターンの位置データを取りだし、位置ずれを補正した位置に、撮像手段を移動し、補修したパターンのみを再検査することができる。その際、位置データは位置基準部を基準としているので、位置ずれ補正により、撮像手段を最初の検査位置に正確に移動できる。そのため、検査位置を試行錯誤して位置決めしなくてよいので、検査時間が短縮できる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の基板検査装置において、前記記憶手段に記憶された前記複数の位置データから前記位置基準部に対する前記複数の位置データの位置ずれの回帰係数を算出する位置ずれ回帰手段を備え、該位置ずれ回帰手段により算出された前記回帰係数を被検体ごとの情報として前記記憶手段に記憶し、前記マッピング情報に加えた構成とする。
この発明によれば、位置ずれ回帰手段により、複数のパターンの位置データから位置ずれの回帰係数を算出するので、このような回帰係数で表される回帰式の座標に沿って撮像手段を移動させることにより、各パターンからの位置ずれが最も少ない軌跡に沿って移動できるので、検査の効率を向上できる。
回帰次数は、位置データの数により適宜の次数を採用できるが、1次とすれば、データ数が少なくなり、移動制御も容易となるので好ましい。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の基板検査装置において、前記位置基準部の位置ずれを被検体ごとに記憶し、検出された位置ずれを解析する位置ずれ解析手段と、該位置ずれ解析手段の解析結果を出力する判定出力手段とを備える構成とする。
この発明によれば、位置ずれ解析手段により位置ずれを解析し、その解析結果が判定出力手段に出力されるので、検出された位置ずれに応じて、必要な処置を行うことができる。
例えば、基板の製造装置の経時劣化に対処するために、被検体の位置ずれ量の経時的変化を解析し、位置ずれ量の大きさや方向などの特性に所定値以上の傾向性が認められた場合に、基板製造装置の点検を行うべきであるという警報を発するようにしておくことができる。
請求項7に記載の発明では、位置基準部を有する基板を検査する基板検査方法であって、被検体を略所定位置に保持し、被検体の検査に先立って、保持された被検体の前記位置基準部を撮像して、撮像位置ごとの画像データを取得し、該画像データおよびその撮像位置データから、被検体の前記所定位置に対する位置ずれを検出し、検査時に、被検体の前記所定位置に対する位置ずれを補正して検査位置の移動を行う方法とする。
この発明によれば、請求項1または2に記載の発明に係る基板検査装置を好適に用いることができる基板検査方法となる。したがって、請求項1または2に記載の発明と同様の作用効果を有する。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の基板検査方法において、検査対象が、被検体上に形成された複数のパターンであって、前記パターン上に設けられた2箇所以上の検出パターンに対してパターンマッチング処理を行うことにより、前記パターンの前記位置基準部に対する位置データを取得する方法とする。
この発明によれば、請求項3に記載の発明に係る基板検査装置を好適に用いることができる基板検査方法となる。したがって、請求項3に記載の発明と同様の作用効果を有する。
請求項9に記載の発明では、位置基準部と複数のパターンの配列を有する基板を検査する基板検査方法であって、検査に先立って、前記位置基準部の位置データと前記複数のパターンの代表位置データとを検出し、前記位置基準部を基準として前記パターンの代表位置データを補正した補正代表位置データを算出する方法とする。
この発明によれば、位置基準部に対する複数のパターンの補正代表位置データが得られるので、検査ごとに位置基準部の配置がばらついても、各パターンの配置位置を正確に参照することができる。
請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の基板検査方法において、基板を略所定位置に保持し、保持された基板の前記位置基準部を撮像して、撮像位置ごとの画像データを取得し、該画像データおよびその撮像位置データから、前記位置基準部の位置データを算出する方法とする。
この発明によれば、位置基準部を撮像して画像データおよびその撮像位置データから位置データを算出するので、基板検査のための撮像手段を用いて位置データを取得することができる。
請求項11に記載の発明では、請求項9または10に記載の基板検査方法において、検査時に、前記補正代表位置データに基づいて、検査位置への移動を行う方法とする。
この発明によれば、補正代表位置データに基づき検査位置への移動を行うので、検査ごとの位置基準部の配置にばらつきがあっても正確な移動を行うことができる。
請求項12に記載の発明では、請求項7〜9のいずれかに記載の基板検査方法において、前記複数のパターンの代表位置データを、少なくとも1列のパターンに対して検出し、該少なくとも1列の代表位置パターンを補正して補正代表データを算出し、検査時に、前記少なくとも1列の補正代表位置データを基準として、前記少なくとも1列以外の列の検査位置へ移動する方法とする。
この発明によれば、少なくとも1列のパターンの代表位置データを検出し、その補正代表位置データを基準として、代表位置データを検出した1列以外の列の検査位置へ移動するので、代表位置データの検出および補正代表位置データの算出の手間を削減することができ、検査効率を向上することができる。特に、各列が、パターンの形成時の位置基準部の配置ずれなどにより同方向にずれている場合には、正確な検査位置へ移動することができる。
請求項13に記載の発明では、請求項7〜10のいずれかに記載の基板検査方法において、前記代表位置データを検出する際、各パターン上の2箇所以上の検出パターンの位置を測定することにより検出する方法とする。
この発明によれば、各パターン上の2箇所以上の検出パターンの位置を測定することにより代表位置データを検出するので、正確な検出が可能となり、パターンの変形や歪みによる影響を低減した代表位置データを取得できる。
請求項14に記載の発明では、請求項13に記載の基板検査方法において、前記2箇所以上の検出パターンの位置を、パターンマッチング処理を用いて測定する方法とする。
この発明によれば、パターンマッチング処理により検出パターンの位置を検出するので、高精度かつ迅速な位置検出を行うことができる。
本発明の基板検査装置および方法によれば、基板の配置誤差などに起因する被検体の位置ずれがあっても、基板上の検査位置を観察位置に正確かつ容易に移動することができるから、検査時間を短縮し、検査のスループット効率を向上することができるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る基板検査装置の概略構成について説明するための概念図である。図2は、本発明の実施形態に係る基板検査装置の被検体について説明するための平面説明図である。図3は、被検体内に形成されるチップの位置を検出する検出パターンについて説明するための模式図である。
本発明の実施形態に係る基板検査装置について説明する。
本実施形態の基板検査装置50の概略構成は、図1に示すように、ステージ1、顕微鏡2、CCDカメラ6(撮像手段)、制御ユニット5からなる。符号4は、基板検査装置50により検査するウエハ(被検体)を示す。
まずウエハ4について説明する。
ウエハ4は、図2に示すように、例えばICチップなどの半導体部品を製作するために薄くスライスして鏡面加工などされたシリコン結晶板であり、略円板状の端部に直線状に切断されたオリフラ4a(位置基準部)を有する。
オリフラ4aは、ウエハ4を露光するための露光装置や、基板検査装置50に保持する際に、所定位置に位置決めするためのものである。
ウエハ4は、露光前の状態では、オリフラ4aが形成された無地の平板であるが、半導体製造工程に基づいて、レジスト塗布、露光、エッチングなどの諸工程を繰り返して、複数に区切られた所定範囲に回路パターン(以下、単にパターンと称する)が多層に亘って形成され、最終的にそれら所定範囲間を切断して、個々のICチップが形成される。
各チップ15は、オリフラ4aに略平行な線上に所定間隔をおいて複数形成され、例えば格子状などの規則的な配列によりウエハ4の略全体を覆うように形成される。
ウエハ4の検査は、露光前と、露光してパターンが新たに形成されたときに行われる。そこで、以下ではチップ15は、回路が完成された状態だけでなく、その製造過程において、切断を予定して複数に仮想的に区切られた所定範囲内に、何らかのパターンが設けられた状態を意味するものとする。
図2は、そのようなチップ15…を基板検査装置50に保持したときのオリフラ4aから距離dの位置に配列(オリフラ4aに隣接する配列から数えてm番目とする)を抜出して模式的に示している。図中のxy座標系は基板検査装置50に固定された座標系である(各図共通)。
ウエハ4は、所定位置である基板検査装置50の保持基準位置Lにオリフラ4aを合わせるように保持されるが、実際にはある程度の配置誤差が生じ、例えば、保持基準位置Lに対して角度θだけ傾斜している。また、保持基準位置Lを決めるための突き当て部が基板検査装置50のステージ13の有する基準座標に対して傾斜している場合もある。そして、k個のチップ15が保持基準位置Lからy方向に距離d離れた平行線Lの近傍に、y方向にそれぞれ位置ずれを持ちながら並んでいる。この位置ずれは、例えば露光装置の移動手段の真直度誤差などにより生じる。
またk個のチップ原点15aに対する近似直線は、平行線Lから角度θとは一般に異なる角度θの傾斜を有している。これは、例えば、露光装置の位置決め部の狂いなどにより生じる。
図3は、チップ15に第1回目の露光で形成されるパターンの一例を示している。チップ15は、仮想の矩形領域15cの内部に設けられる。チップ原点15aは、矩形領域15cの位置を代表する点で、本実施形態では矩形領域15cの4隅の座標の平均座標で表される。
検出パターン15bは、パターンの変形や歪みによる位置ずれを検出するために、矩形領域15cの4隅のそれぞれの近傍に設けられている。
検出パターン15bの種類は、その特徴部から特定の位置を測定できればどのようなパターンでもよい。例えば、ドットや十字線などにより、それぞれドットの中心、十字線の交点などを特徴部として、位置を測定することができる。図示の例では、矩形領域15cに沿って設けられた枠状パターン15Aと、矩形領域15cの各辺に平行なラインパターンを組み合わせた枝状パターン15Bが形成されている。これらはラインの適宜の交点を特徴部として位置を測定できる。
また検出パターン15bは、位置検出専用のパターンでもよいが、回路パターンの一部を兼用してもよい。
ステージ1は、図1に示したように、ウエハ保持部11(基板保持部)、XYステージ13(移動手段)、Zθステージ12(移動手段)とからなる。
ウエハ保持部11は、ウエハ4を所定位置に位置決めして支持するためのもので、特に図示しないが、ウエハ4のオリフラ4aをおよその基準位置に案内するガイド面とその位置を保持する吸着固定手段を備えている。
XYステージ13は、ウエハ保持部11で保持したウエハ4を面内の2軸方向に移動する精密移動ステージである。
Zθステージ12は、同じくウエハ4を面外方向への移動と、移動方向を中心とした回転移動が可能な精密移動ステージである。
顕微鏡2は、ウエハ保持部11に保持されたウエハ4の表面の像を拡大観察するための光学顕微鏡である。先端には、倍率切替可能な複数の対物レンズ2aを備えている。顕微鏡2の倍率および解像度は、検査すべきパターンを所望の精度で観察できるように適宜選択される。また図示しないが、顕微鏡2は、被検体を照明するための照明手段を備えている。
本実施形態では、ウエハ4が透明でないため、反射型の照明によりウエハ4の反射光を顕微鏡2で観察する構成とされているが、被検体が透過性を有する基板の場合には、透過型の照明を採用できる。
CCDカメラ6は、顕微鏡2によるウエハ4の像を撮像して、その画像データを取得するためのものである。本実施形態では、顕微鏡2およびCCDカメラ6を固定し、ステージ1によりウエハ4を相対的に移動できるようにしている。しかし、相対的な移動ができればよく、ウエハ保持部11を固定して、顕微鏡2およびCCDカメラ6を移動できるようにしてもよい。
制御ユニット5は、基板検査装置50の全般的な制御を行うもので、例えばウエハ保持部11、ステージ1、顕微鏡2およびCCDカメラ6の動作制御と、CCDカメラ6により取得された画像データの画像処理と、その画像処理により得られる検査結果の管理などを行うものである。例えば適宜の入出力インターフェースを備えるマイクロコンピュータおよび制御回路などから構成される。
図4は、制御ユニット5の概略構成を説明するための機能ブロック図である。図5は、制御ユニット5に含まれる画像処理ユニット7の概略構成を説明するための機能ブロック図である。
制御ユニット5は、図4に示すように、メイン制御部23、表示部26(情報出力手段、判定出力手段)、操作部27、画像取込部20、移動制御部21(移動制御手段)、画像処理ユニット7(画像処理手段)、メモリ部24(記憶手段)、外部記憶部25(記憶手段)、および位置ずれ解析部22(位置ずれ解析手段)を備えている。
メイン制御部23は、例えば操作パネル、キーボードなどの入力手段を有する操作部27からの入力信号に応じて、顕微鏡2、CCDカメラ6、画像取込部20、画像処理ユニット7、移動制御部21、および位置ずれ解析部22などの動作を制御するとともに、それらから伝送されるデータ信号を、メモリ部24、外部記憶部25に記憶したり、モニタやプリンタなどの出力機器を備える表示部26にその内容を表示したりする制御を行うものである。
顕微鏡2に対する制御には、照明光制御、倍率選択制御などが含まれる。
CCDカメラ6に対する制御には、露出、フォーカス、倍率などの撮像パラメータの制御が含まれる。
画像取込部20は、CCDカメラ6により取得された画像データを画面フレームごと取り込むためのものである。取り込まれた画像データは、表示部26に表示され、必要に応じてメモリ部24、外部記憶部25に記憶される。
移動制御部21は、メイン制御部23からの制御信号に応じて、ステージ1の移動を制御するとともに、移動後の位置座標を取得して、メイン制御部23に対して出力できるようになっている。ウエハ保持部11に保持されたウエハ4上の任意の部位を顕微鏡2の視野範囲に移動させることができるようになっている。
画像処理ユニット7は、入力された画像データに画像処理演算を施して、画像の解析を行うもので、図5に示すように、動作モード選択手段28により選択可能とされた、検査画像処理部29、基準位置検出部30、およびチップ位置検出部33の機能ブロックを備える。
検査画像処理部29は、パターンの欠陥検出を行うための画像処理を行い、その結果を検査データとして出力するようになっている。例えば正常なパターンサンプルと画像データとを比較し、正常パターンと一致しなければ、欠陥があることを示すフラグを立てるようにする。また、必要に応じて、抽出された欠陥の画像を表示部26に表示できるようになっている。
基準位置検出部30は、オリフラ4aに沿って複数の画像データを取得しそれぞれに対してオリフラ4aのエッジ部の位置データを取得するためのエッジ位置抽出手段31と、それらの位置データの回帰分析処理を行うことにより、ウエハ保持部11の保持基準位置Lまたは基板検査装置50のステージ13の持つ基準座標に対するオリフラ4aの角度ずれを含む位置ずれを検出する回帰処理手段32(位置ずれ回帰手段)とからなる。
チップ位置検出部33は、検出パターン15bを撮像した画像データと検出パターン15bのパターンサンプルとのパターンマッチングを行うパターンマッチング手段34と、それにより求められる画像データ中の4つの検出パターン15bの位置データからチップの代表位置データを取得する位置データ取得手段35とからなる。
位置ずれ解析部22は、チップ位置検出部33で取得された各チップ15の位置データと、基準位置検出部30により検出された位置ずれデータとを解析して、露光装置の劣化または異常がないかどうか判定するためのものである。
次に、本実施形態の基板検査装置50を用いた基板検査方法について説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る基板検査方法について説明するためのフローチャートである。図7は、被検体の基準位置測定工程を説明するための動作説明図である。図8は、被検体の基準位置測定工程における顕微鏡視野の様子を示す模式図である。図9は、被検体の基準位置測定工程について説明するためのフローチャートである。図10は、チップの代表位置データについて説明するための概念図である。
操作部27から検査開始が指示されると、図6に示すように、ステップS1では、ウエハ4をウエハ保持部11上にロードする。すなわち、検査すべきウエハ4をローディングアームなどにより、ウエハ4のオリフラ4aがウエハ保持部11の保持基準位置L(図2参照)に略一致するようにアライメントして配置し吸着固定する。
ステップS2は、基板検査装置50のステージ13の持つ基準座標と保持基準位置Lとのずれがない場合は、保持基準位置Lとオリフラ4aとの間に位置ずれを測定し、基板検査装置50のステージ13の持つ基準座標と保持基準位置Lとのずれがある場合には、基準座標に対するウエハ4の基準位置を測定する基準位置測定工程である。
本工程では、動作モード選択手段28により、画像処理ユニット7が画像データを基準位置検出部30で処理するように設定される。
そして、予備測定(ステップS11〜S16。図9参照、以下同じ)を行ってから、本測定(ステップS17〜S22)を行うようになっている。
まず図7(a)に示すように、XYステージ13を駆動し、カメラ視野範囲16がオリフラ4a上の中央部に来るように移動させ(ステップS10)、カウンタjをj=1にセットする(ステップS11)。
このときカメラ視野範囲16内には、図8に示すように、オリフラ4aが拡大された画像が観察される(j=1)。カメラ視野中心Qの座標は、Q(X,Y)とする。
カメラ視野範囲16内の画像データは、エッジ位置抽出手段31に送られ、画像処理されてエッジ位置が抽出される。そして、例えば、直線x=Xとエッジ位置との交点qの座標が取得される。
なお、高精度の測定を行うとオリフラ4aのギザギザが激しくなるので、エッジ位置抽出は、適宜のスムージングを行って測定精度を向上することが好ましい。
ステップS13では、カウンタjをチェックして所定数、例えば3回、オリフラエッジを検出したか、判定する。
j<3であれば、カメラ視野範囲16をx方向へ横移動する(ステップS14)。この移動量は適宜でよいが、予備測定の最後となる2回目の移動でオリフラ4aの端部に到達する程度の大きさとする。そしてカウンタjを更新して(ステップS15)、ステップ12を行う。
j=3であれば、すでに点q、q、qの座標値が取得されている。そこで、この3組の座標値を回帰処理手段32に渡して、1次回帰式を計算し、オリフラ4aの保持部基準位置Lに対する角度φを算出する(ステップS16)。このような角度φは、測定範囲がオリフラ4aの半分であり、測定点も3箇所と少ないため、概略の近似値となっている。
以上で予備測定が終了する。
本測定では、カウンタjをj=1にリセットする(ステップS17)。そして、qの座標を新たなエッジ位置データの系列Pの座標として代入する。
ステップS18では、図7(b)に示したように、カメラ視野範囲16を、x方向には予備測定と逆方向に所定距離w移動させ、y方向には距離w・tanφだけ移動させる。すなわち、角度φ方向に向けて斜め移動させる。
角度φの補正を入れて斜め移動することにより、カメラ視野範囲16内のエッジ位置の変動は予備測定の場合よりも確実に低減される。そのため、顕微鏡2の倍率を上げてもエッジ位置がカメラ視野範囲16外に出ないので、効率よく高精度の測定を行うことが可能となる。
そして、カウンタをj=j+1に更新して(ステップS19)、ステップS12と同様にオリフラエッジ検出を行い、エッジ位置データとして、点Pを得る(ステップS20)。
次にカウンタをチェックして(ステップS21)、j=kとなるまで、ステップS18〜S20を繰り返す。kは、測定誤差の影響を十分小さくするために、少なくとも3より大きい値とし、オリフラ4aを精度よく近似できるように、長さw・(k−1)がオリフラ4aの長さと略同等となる値とする。
そして、点P、P、…、Pの座標値(位置データ)を回帰処理手段32に送り、角度θを算出する(ステップ22)。
以上で、基準位置測定工程が終了する。
本実施形態の基準位置測定工程では、比較的ラフな予備測定により概略の位置ずれを測定し、その結果に基づいて本測定を行うので、本測定では個々の測定データが高精度となり、さらに予備測定よりも多い測定データにより回帰処理して角度θを算出するから、角度θを高精度に求めることができる。
次に、ステップS3(図6参照。以下同じ)では、検査を行うため指定位置のチップ15にカメラ視野範囲16を移動させる。
そしてチップ(パターン)の基準位置測定工程(ステップS4)を行う。
本工程では、動作モード選択手段28により、画像処理ユニット7が画像データをチップ位置検出部33で処理するように設定される。
そして指定位置のチップ15内の検出パターン15bの位置にカメラ視野範囲16を移動させ、CCDカメラ6で撮像して、その画像データをパターンマッチング手段34に送る。一方、検出パターン15bのパターンサンプルを外部記憶部25から取り出し、メモリ部24に比較可能に格納しておく。そして、パターンマッチング手段34によりパターンサンプルと画像データとのパターンマッチングを行い、画像データ内のパターンの配置状態を解析する。それにより、各検出パターン15bの位置データを座標(a,b)(m=1,2,3,4)を取得する(図10参照)。
図10に示すように、こうして取得された検出パターン15bの位置は、一般には、露光装置の製作誤差やウエハ4の保持位置の誤差などにより、理想的な位置からずれて歪みも伴う。そこで、本工程では、これらの座標を位置データ取得手段35により平均化して、チップ原点15aの位置の推定値(代表位置データ)P(x,y)を取得する。
すなわち、
=(Σa)/n ・・・(1)
=(Σb)/n ・・・(2)
ここで、総和記号Σは、nについての総和を表すものとする。
なお、検出パターン15bが、チップ原点15aから等距離に配置できない場合などは、適宜の重み付けをして加重平均するようにしてもよい。
そして、測定すべきチップ15すべてが測定されたかどうか判断する(ステップS5)。
すべてのチップ15の測定が終了した場合には、ステップS6として、角度ずれ算出工程を行う。
本工程は、位置ずれ解析部22(図4参照)によりオリフラ4aに対して平行に整列すべきチップ15のオリフラ4aに対する角度ずれを算出する工程である。
メモリ部24に記憶されたチップ15の位置データP(x,y)(i=1,…,Imax.ここで、Imaxはチップ15の総数)を、位置ずれ解析部22に送り、整列すべき位置データごとに配列p(x,y)(1≦m≦M、1≦n≦k、m,M,n,kは正の整数)に格納する。すなわち、図2に示すように、オリフラ4aからm番目の列では、k個のチップ原点15aが、座標p(x,y)、…、p(x,y)に並んでいる。これらのデータから、各チップ15の角度ずれθmnを次式により求める。
θmn=tan−1{(y−y)/(x−x)} ・・・(3)
したがって、各チップ15の角度ずれ分布は、ステップ22で算出した角度θを用いて、次式のΔθmnにより与えられる。
Δθmn=θmn−θ ・・・(4)
これによって、露光装置の回路パターン露光時の軸移動とアライメントのばらつきとその傾向を解析することができる。
さらに、これらの角度ずれを一次回帰分析し、整列方向の角度θを次式より算出する。そしてオリフラ4aに対する角度ずれΔθを求める。
α=Σ(x・y)−(Σx・Σy)/k ・・・(5a)
β=Σ(x・x)−(Σx・Σx)/k ・・・(5b)
θ=tan−1(α/β) ・・・(5)
Δθ=θ−θ ・・・(6)
ここで、総和記号Σは、iについての総和をとるものとする。これらの式により補正を行ったチップ(パターン)の原点の補正代表位置データを得ることができる。
ステップS7では、以上の工程で取得された各チップ15ごとのデータを外部記憶部25に記憶する。このようなデータとして、特に、チップ15の検査データ、Δθmn、Δθなどのオリフラ4aの位置ずれに依存しないデータを記憶し、チップ15と関係づけたマッピング情報として被検体ごとに外部記憶部25に記憶する。
ここで、mは、m=1〜Mのすべてを測定してもよく、また1つのm番目の列の傾向が他のm番目の列の傾向と一致する場合は、あるm番目の少なくとも1列の測定を行い、他の列にマッピング情報を適用してもよい。またある製造ロットですべてのウエハで同じ傾向がある場合は、最初の1枚のみを測定し、他の同じロットに適用することもできる。(ただし、プリアライメント時、保持基準位置Lへの押し当てによる誤差はない場合において適用が可能である。)
それにより、その後、次工程でウエハ4を検査するとき、ウエハ保持部11による保持位置のずれがあっても、補正代表位置データに基づいて正確に所望のチップ15に移動して、観察したり、検査したりすることができる。そのため、検査の処理速度を向上することができる。
また、Δθなどのデータに何らかの傾向があれば、ウエハ保持部11の保持位置に依存しない特性なので、露光装置の状態を表すものである。そこで、位置ずれ解析部22では、これらのマッピング情報を過去のデータなどと比較するというような解析を行うことができる。
その場合、例えば、Δθの傾向から、露光装置の一時的な不具合や、経時劣化が推定される場合には、表示部26に警告メッセージなどの情報を出力するようにする。このようにすれば、工程上の不具合をすばやく予測して改善することができる。また、パターン検査結果を露光装置の管理に役立てることができて好都合である。
なお、上記の説明では、位置基準部として、オリフラ4aを用いた例で説明したが、位置基準部はウエハ4の位置決めに用いることができるならば、オリフラ4aに限定されない。例えば、径方向に延びる切欠きであるノッチでもよい。その場合、保持基準位置Lは、ノッチにより規定される径方向の中心軸に直交する仮想線として決めることができる。
また、上記の説明では、位置ずれのうち保持基準位置Lからの角度ずれを中心に説明したが、オリフラ4a上の1点を原点に選択することにより、ウエハ4に固定した座標系を規定できるから、平行移動の位置ずれ成分も正確に検出できることは言うまでもない。
また、上記の説明では、回路パターンの検査の例で説明したが、顕微鏡により被検体を拡大して画像を検査するものであれば、検査対象は回路パターンに限定されない。
また、上記の説明では、被検体として半導体ウエハを例にして説明したが、位置基準部が設けられていれば、基板の材質や使用目的は異なっていてもよい。例えば、液晶基板や、一般の回路基板などでもよい。
本発明の実施形態に係る基板検査装置の概略構成について説明するための概念図である。 本発明の実施形態に係る基板検査装置の被検体について説明するための平面説明図である。 被検体内に形成されるチップの位置を検出する検出パターンについて説明するための模式図である。 制御ユニット5の概略構成を説明するための機能ブロック図である。 制御ユニット5に含まれる画像処理ユニット7の概略構成を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る基板検査方法について説明するためのフローチャートである。 被検体の基準位置測定工程を説明するための動作説明図である。 被検体の基準位置測定工程における顕微鏡視野の様子を示す模式図である。 被検体の基準位置測定工程について説明するためのフローチャートである。 チップの代表位置データについて説明するための概念図である。
符号の説明
1 ステージ(移動手段)
2 顕微鏡
4 ウエハ(被検体)
5 制御ユニット
6 CCDカメラ(撮像手段)
7 画像処理ユニット(画像処理手段)
11 ウエハ保持部(基板保持部)
15 チップ
15a チップ原点
15b 検出パターン
21 移動制御部(移動制御手段)
22 位置ずれ解析部(位置ずれ解析手段)
23 メイン制御部
24 メモリ部(記憶手段)
25 外部記憶部(記憶手段)
26 表示部(情報出力手段、判定出力手段)
29 検査画像処理部
30 基準位置検出部
31 エッジ位置抽出手段
32 回帰処理手段(位置ずれ回帰手段)
33 チップ位置検出部
34 パターンマッチング手段
50 基板検査装置

Claims (14)

  1. 位置基準部を有する基板を検査する基板検査装置であって、
    被検体を略所定位置に保持するための基板保持部と、
    保持された被検体の像を撮像して、画像データとして取得する撮像手段と、
    該撮像手段により取得された画像データを検査のために画像処理する画像処理手段と、
    前記基板保持部に保持された被検体に対する前記撮像手段の位置を相対的に移動させるとともに、移動時の位置データを取得する移動手段と、
    該移動手段による移動量を制御する移動制御手段とを備え、
    前記画像処理手段が、前記位置基準部の画像データと、前記位置基準部を撮像する際に移動手段が取得する位置データとから、被検体の前記所定位置に対する位置ずれを検出できるようにしたことを特徴とする基板検査装置。
  2. 前記検出された被検体の位置ずれを前記移動制御手段に入力することにより、検査時に、前記位置ずれを補正して前記移動手段を動作させることができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 検査対象が、被検体上に形成された複数のパターンであって、
    前記画像処理手段が、前記パターン上に設けられた2箇所以上の検出パターンに対してパターンマッチング処理を行うことにより、2以上の位置情報を取得し、該2以上の位置情報から、前記パターンの前記位置基準部に対する代表位置データを取得できるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の基板検査装置。
  4. 前記複数のパターンの前記位置基準部に対する位置データ、および前記複数のパターンの検査結果の情報を被検体ごとに記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された情報を互いに関係づけたマッピング情報として取り出すことができるようにした情報出力手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の基板検査装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された前記複数の位置データから前記位置基準部に対する前記複数の位置データの位置ずれの回帰係数を算出する位置ずれ回帰手段を備え、
    該位置ずれ回帰手段により算出された前記回帰係数を被検体ごとの情報として前記記憶手段に記憶し、前記マッピング情報に加えたことを特徴とする請求項4に記載の基板検査装置。
  6. 前記位置基準部の位置ずれを被検体ごとに記憶し、検出された位置ずれを解析する位置ずれ解析手段と、
    該位置ずれ解析手段の解析結果を出力する判定出力手段とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板検査装置。
  7. 位置基準部を有する基板を検査する基板検査方法であって、
    被検体を略所定位置に保持し、
    被検体の検査に先立って、
    保持された被検体の前記位置基準部を撮像して、撮像位置ごとの画像データを取得し、該画像データおよびその撮像位置データから、被検体の前記所定位置に対する位置ずれを検出し、
    検査時に、被検体の前記所定位置に対する位置ずれを補正して検査位置の移動を行うことを特徴とする基板検査方法。
  8. 検査対象が、被検体上に形成された複数のパターンであって、
    前記パターン上に設けられた2箇所以上の検出パターンに対してパターンマッチング処理を行うことにより、前記パターンの前記位置基準部に対する位置データを取得することを特徴とする請求項7に記載の基板検査方法。
  9. 位置基準部と複数のパターンの配列を有する基板を検査する基板検査方法であって、
    検査に先立って、
    前記位置基準部の位置データと前記複数のパターンの代表位置データとを検出し、
    前記位置基準部を基準として前記パターンの代表位置データを補正した補正代表位置データを算出することを特徴とする基板検査方法。
  10. 基板を略所定位置に保持し、
    保持された基板の前記位置基準部を撮像して、撮像位置ごとの画像データを取得し、
    該画像データおよびその撮像位置データから、前記位置基準部の位置データを算出することを特徴とする請求項9に記載の基板検査方法。
  11. 検査時に、前記補正代表位置データに基づいて、検査位置への移動を行うことを特徴とする請求項9または10に記載の基板検査方法。
  12. 前記複数のパターンの代表位置データを、少なくとも1列のパターンに対して検出し、
    該少なくとも1列の代表位置パターンを補正して補正代表データを算出し、
    検査時に、
    前記少なくとも1列の補正代表位置データを基準として、前記少なくとも1列以外の列の検査位置へ移動することを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の基板検査方法。
  13. 前記代表位置データを検出する際、各パターン上の2箇所以上の検出パターンの位置を測定することにより検出することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の基板検査方法。
  14. 前記2箇所以上の検出パターンの位置を、パターンマッチング処理を用いて測定することを特徴とする請求項13に記載の基板検査方法。
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