JP2005306336A - 車両の照明制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テレビ電話装置が搭載されている車両において、通話者が車室内の照度を調整することなく、テレビ電話装置で正常な撮像画像を得るために車室内の照度を自動調整する照明制御装置を提供する。
【解決手段】 車室内に照明装置30と照度を検出するための照度センサ32とを設け、テレビ電話装置2による通話時に、制御装置10によって、照度センサ32で検出した車室内の照度が予め設定された目標照度となるように照明装置30の輝度を制御する。また、車室内に目標照度を手動で設定できる自車目標照度設定スイッチ34を設けて自車照度設定スイッチ34によって目標照度を設定できるようにしたり、通話相手方からテレビ電話装置2を介して送信されてくる照度変更指令データによって目標照度を変更できるようにしたりして、車室内の照度を通話相手が見易い照度となるように調整可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 車室内に照明装置30と照度を検出するための照度センサ32とを設け、テレビ電話装置2による通話時に、制御装置10によって、照度センサ32で検出した車室内の照度が予め設定された目標照度となるように照明装置30の輝度を制御する。また、車室内に目標照度を手動で設定できる自車目標照度設定スイッチ34を設けて自車照度設定スイッチ34によって目標照度を設定できるようにしたり、通話相手方からテレビ電話装置2を介して送信されてくる照度変更指令データによって目標照度を変更できるようにしたりして、車室内の照度を通話相手が見易い照度となるように調整可能とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画面で相手と対面しながら通話するためのテレビ電話装置を搭載した車両において、テレビ電話装置の通話動作時に車室内の明るさを自動調整する車両の照明制御装置に関する。
従来、画面で相手と対面しながら通話するためのテレビ電話装置において、画像を表示する表示装置には、2画面のテレビ画面を用いたり、あるいは、1つのテレビ画面を2分割表示したりして、その2画面のうちの一方の画面にテレビ電話装置のカメラで撮像された自分自身の画像を写すという表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような2画面の表示装置を有するテレビ電話装置を車両に搭載すると、夜間走行中など車室内が暗いときにテレビ電話装置で通話する場合や、昼間走行中にテレビ電話装置で通話を行っているときに車両がトンネルに入って車室内が急に暗くなった場合など、車室内の照度が不足してテレビ電話装置のカメラで通話者の表情などを撮像することが困難となったときに、この2画面の表示装置を用いて、通話者自身が写っている画像を見ながらテレビ電話装置のカメラが通話者の表情などを最良の状態で撮像できるように車室内の照度を調整することができるようになる。
特開2003−274376号公報
ところが、特許文献1に記載の2画面の表示装置を使用して車室内の照度を調整するようにすると、照度を適切に調整することは可能となるが、運転者が通話している場合、運転者自身が運転中に車室内の照度を調整しなければならない。しかし、たとえ所謂ハンズフリーで調整できたとしても、運転者が運転中に画面を見ながら調整を行うことは困難であるし、安全運転に悪影響を与えるおそれもある。
また、同乗者が通話している場合であっても、通話中に走行している車両がトンネルに入るなどして、車室内の照度が急激に変化した場合、その変化に合わせて同乗者が車室内の照度を調整するのは困難であった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、テレビ電話装置が搭載されている車両において、通話者が車室内の照度を調整することなく、テレビ電話装置で正常な撮像画像を得るために車室内の照度を自動調整する照明制御装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の照明制御装置においては、画面で相手と対面しながら通話するためのテレビ電話装置を搭載した車両において、制御手段が、テレビ電話装置の通話動作時に、検出手段で検知される車室内の照度が予め設定された目標となるように車室内に設置された照明装置の輝度を制御する。
したがって、通話者の負担が軽減され通話を快適に行うことができるようになる。そして、特に通話者が運転者である場合には、運転時の安全性を向上させることが可能となる。
また、車両が、夜間走行中であって車室内が暗い場合にテレビ電話の通話を行う場合や、昼間の走行中にトンネルに入った場合など、通話中に車室内が急に暗くなったときに、通話者が照明装置の調整操作を行わなくても車室内の照度が予め設定された目標照度に制御され、テレビ電話の画面には常に適切な明るさの画像が表示される。
ところで、テレビ電話装置での通話中にテレビ電話装置の表示画面に映し出されるのは通話相手方の撮像画像である。したがって、自車の車室内が予め設定された目標照度に制御されていても、通話相手方の表示画面に映し出される自車の撮像画像が通話相手方のテレビ電話装置によっては暗すぎたり、逆に明る過ぎたりする場合がある。そのようなとき、通話相手方の要求に合わせて、車室内の照度を調整できるようになっているとよい。そのためには、請求項2に記載のように、自車照度設定手段によって、制御手段が照明装置の輝度を制御するときの目標照度を手動で設定できるようにするとよい。
このようにすると、車室内の照度を通話者が調整できるようになり、テレビ電話装置の画像がより見易くなる。
また、車室内の照度の調整を通話相手の要求によって通話者自身が調整するのではなく、請求項3に記載のように、テレビ電話装置が受信した受信データの中から指令データ抽出手段が目標照度の変更指令を表す指令データを抽出すると、制御手段がその指令データに基づいて目標照度を変更するようにするとよい。
また、車室内の照度の調整を通話相手の要求によって通話者自身が調整するのではなく、請求項3に記載のように、テレビ電話装置が受信した受信データの中から指令データ抽出手段が目標照度の変更指令を表す指令データを抽出すると、制御手段がその指令データに基づいて目標照度を変更するようにするとよい。
このようにすると、テレビ電話装置の画像を見ている通話相手方が、通話者の車室内の照度を調整することが可能となり、通話者が手動で照度を調整する必要がなくなる。
逆に、自車の方から、テレビ電話装置に写る通話相手方の車室内の明るさを調整したい場合には、請求項4に記載のように、通話者が変更要求手段により入力した照度の変更要求を、送信手段が、変更指令データとしてテレビ電話装置から送信させるようにするとよい。
逆に、自車の方から、テレビ電話装置に写る通話相手方の車室内の明るさを調整したい場合には、請求項4に記載のように、通話者が変更要求手段により入力した照度の変更要求を、送信手段が、変更指令データとしてテレビ電話装置から送信させるようにするとよい。
このようにすると、通話相手方の照度調整が可能となり、テレビ電話装置の画面に写し出される通話相手方の画像の明るさを最適化することができる。
そして、請求項1〜請求項4に記載の検出手段は、請求項5に記載のように、照度センサを車室内に設けてもよいし、位置検出装置が搭載されているのであれば、請求項6に記載のように、位置検出装置から取得した自車両の位置と現在時刻に基づいて照度を推定するようにしてもよい。
そして、請求項1〜請求項4に記載の検出手段は、請求項5に記載のように、照度センサを車室内に設けてもよいし、位置検出装置が搭載されているのであれば、請求項6に記載のように、位置検出装置から取得した自車両の位置と現在時刻に基づいて照度を推定するようにしてもよい。
このようにすると、照度センサを用いて車室内の照度を検出した場合には、照度の検出精度を上げることができ、照度の制御が正確になる。一方、位置検出装置から取得した自車両の位置と現在時刻に基づいて照度を推定するようにした場合は、照度の検出精度は劣るが、車室内の照度推定が可能となり、照度センサを用いることなく照度を推定することができ、照度検出手段を安価に構成できる。また、位置検出装置を用いて照度を推定すると、照度センサを備えている場合であっても、その照度センサが故障した際の照度の推定が可能となる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明が適用された照明制御装置1の概略構成を示すブロック図であり、図2は車両の側面から見た照明制御装置1の取り付け状態を示す概略図である。
図1は、本発明が適用された照明制御装置1の概略構成を示すブロック図であり、図2は車両の側面から見た照明制御装置1の取り付け状態を示す概略図である。
図1に示すように、照明制御装置1は、画像と音声とによる通話を行うためのテレビ電話装置2、テレビ電話装置2での通話に必要な車室内の照度を得るための照明部3、及びテレビ電話装置2と照明部3とを制御する制御装置10からなる。
そして、テレビ電話装置2は、通話者を撮像するカメラ20、通話相手を表示する表示装置22、通話時に音声の入出力を行う受話器24、カメラ20で撮像した画像データや受話器24で入出力する音声を電波に変換して基地局との間で送受信する送受信機27とアンテナ28、及び基地局との通話開始時の回線接続、及び、通話終了時の回線切断あるいは後述する制御装置10に通話の開始を示す送話信号、及び、通話の終了を示す終話信号(両者をまとめて送終信信号と称する場合もある)を出力するネットワーク・コントロール・ユニット29(以降、NCU29と略称する)からなる。
カメラ20は、撮像素子及びレンズ等を組み合わせて構成されており、図2に示すように、前部座席の背面部分に後部座席の方に向けて、通常、通話者(運転者又は後部座席の同乗者)の上半身、特に顔の部分が撮像できるように取り付けの角度や視野の調整がなされた状態で取り付けられる。そして、撮像した画像をパケットデータとして送受信機に出力する。
表示装置22は、液晶ディスプレイ等から構成され、前部座席の背面部分に後部座席の方に向けて、通話者が表示画面を見易いように取り付けられている。そして、表示装置22は、送受信機27を介して通話相手から送られてくる画像パケットデータを画像に変換して表示する機能を有しており、通話者は、表示された通話相手の画像を確認しながら通話ができるようになっている。
受話器24は、音声電話の電話機の送受話装置と同様の機能を有する機器であり、通話者の音声を電気信号に変換するマイク25と、電気信号を音声に変換するスピーカ26と、図示しないデータ変換装置とから構成される。
そして、受話器24は、後部座席から取り上げ易く、また、前部座席からも取り上げ可能となるように、前部座席中央のコンソールボックスの後部に配置されている。
また、受話器24は、通話者の音声をマイク25で電気信号に変換し、それをデータ変換装置で音声を表すパケットデータとして送受信機に出力したり、送受信機から送られてくる音声を表すパケットデータをデータ変換装置で電気信号に変換しスピーカ26で音声として出力する。
また、受話器24は、通話者の音声をマイク25で電気信号に変換し、それをデータ変換装置で音声を表すパケットデータとして送受信機に出力したり、送受信機から送られてくる音声を表すパケットデータをデータ変換装置で電気信号に変換しスピーカ26で音声として出力する。
送受信機27は、アンテナ28で受信した、通話中に基地局を介して送信されてくる通話相手側からの電波を復調し、その復調された信号をパケットデータに変換して、NCU29、表示装置22、スピーカ26及び制御装置10等に出力する。
また、送受信機27は、NCU29の回線接続/回線切断等のネットワーク制御のためのデータ、カメラ20で撮像した画像パケットデータ、マイク25で入力した音声パケットデータ及び制御装置10からの変更指令パケットデータを変調し、アンテナ28を介して電波として送信する。
NCU29は、送話及び終話を行うときに、送受信機27を介して、車両の最寄の基地局との間で、予め定められている方式に従って回線を接続したり切断したりする機能を有するものであり、送話または終話があった場合に送終信信号を制御装置10に出力する機能も有する。
つまり、通話者がフックから受話器を取り上げてオンフック状態となるか、若しくは、受話器の送話ボタンを押してオンフック状態となった場合に送話と判断して基地局との間で回線接続を行う。逆に、基地局からの着信信号を受けた場合に着信ありと判断して、通話者が受話器を取り上げるか、若しくは通話ボタンを押すことによりオンフック状態となるまで着信コールを行い、オンフック状態となった場合に基地局との間で回線接続を行う。そして、通話が終了して通話者が受話器をフックに載せオフフック状態となるか、若しくは、受話器の終話ボタンを押してオフフック状態となった場合に終話と判断して回線切断を行う。
次に、照明部3は、照明装置30、車室内の照度を計測するための照度センサ32、車室内の照度を設定するための自車照度設定スイッチ34、他車の照度を変更するための他車照度変更スイッチ35、照明装置30を点灯/消灯させるために車室内に取り付けられている既存スイッチ36及び照明部3の構成機器を制御する制御装置10からなる。
照明装置30は、白熱電球やLED(発光ダイオード)により構成されており、車室内の天井に後部座席の方に向けて取り付けられ、通話者が照明を受けるように取り付け角度が調整されている。この照明装置30については、例えば、通話者が後部座席に限られており、後部座席専用の室内灯が設けられていて、夜間などに既存の室内灯を使用しても車両の運転に支障を与えないような構造の車両の場合は、既存の室内灯を使用するようにしてもよい。
照度センサ32は、車室内の照度、特に通話者の上半身部分の照度を検出するための照度センサであり、前部座席の背面に後部座席の方を向けて取り付けられている。
なお、照度センサ32は、CdS(硫化カドミウム)セル、或いはフォトトランジスタ等のセンサ素子に光学フィルタ等を装着して、人間の目に近い分光特性を有するように構成されている。
なお、照度センサ32は、CdS(硫化カドミウム)セル、或いはフォトトランジスタ等のセンサ素子に光学フィルタ等を装着して、人間の目に近い分光特性を有するように構成されている。
自車照度設定スイッチ34は、車室内の目標照度を設定するためのスイッチであり、操作がし易いように、前部座席の背面に取り付けられた表示装置22の側面に装着されている。この自車照度設定スイッチ34で設定された目標照度が後述する制御装置10に入力され、制御装置10ではその目標照度となるように照明の輝度が制御される。
他車照度変更スイッチ35は、他車の車室内の目標照度の変更要求を行うためのスイッチであり、操作がし易いように、前部座席の背面に取り付けられた表示装置22の側面に装着されている。この他車照度設定スイッチ35で入力された他車の車室内の照度変更指令が後述する制御装置10に入力され、制御装置10では、それを他車の車室内の照度を変更するための変更指令データとして、テレビ電話装置2から送信する。
制御装置10は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成されており、ROMに格納された処理プログラムにより、テレビ電話装置2や照明部3との入出力を行いつつ、車室内の照度の制御を行うものである。
先ず、制御装置10における照明部3の制御について説明する。
制御装置10は、RAMに予め記憶されている車室内の照度を目標照度として照明装置30の輝度を制御する。つまり、照度センサ32で検出された照度を、RAMに記憶されている目標照度と比較し、照度センサ32で検出された照度が目標照度よりも低ければ照明装置30の輝度を高くし、検出された照度が目標照度よりも高ければ、照明装置30の輝度を低くして、車室内の照度が目標照度となるようにするのである。
制御装置10は、RAMに予め記憶されている車室内の照度を目標照度として照明装置30の輝度を制御する。つまり、照度センサ32で検出された照度を、RAMに記憶されている目標照度と比較し、照度センサ32で検出された照度が目標照度よりも低ければ照明装置30の輝度を高くし、検出された照度が目標照度よりも高ければ、照明装置30の輝度を低くして、車室内の照度が目標照度となるようにするのである。
また、通話中に車室内の照度を変更するために、通話者が自車照度設定スイッチ34を操作して目標照度を設定すると、自車照度設定スイッチ34から、目標照度の設定信号が出力される。制御装置10は、その照度設定信号を受け、現在、記憶装置に記憶されている目標照度を照度設定信号で設定された目標照度に変更し、その変更された目標照度を新たな制御目標照度として照明装置30の輝度を制御する。
さらに、制御装置10は、既存スイッチ36と接続されており、例えば、既存スイッチ36として、所謂ルームランプスイッチを使用した場合には、そのルームランプスイッチによって照明装置30の点灯/消灯を手動で行うことができるようになっている。
また、制御装置10は、車室内の照度の変更指令を表す変更指令データに基づいて、照明装置30の輝度を制御する機能も有する。すなわち、通話相手からテレビ電話装置2を介して送信されてくる照度の変更指令を表す指令データに基づいて、現在RAMに記憶されている目標照度を変更し、その変更された目標照度を新たな制御目標照度として、照明装置30の輝度を制御するのである。
次に、制御装置10におけるテレビ電話装置2の制御について説明する。
制御装置10は、テレビ電話装置2のNCU29から出力される送終信信号を受信して、テレビ電話装置2の通話動作の開始及び終了を検知し、照明制御処理の開始と終了を行う。
制御装置10は、テレビ電話装置2のNCU29から出力される送終信信号を受信して、テレビ電話装置2の通話動作の開始及び終了を検知し、照明制御処理の開始と終了を行う。
また、制御装置10は、テレビ電話装置2が他の通信端末との通話動作中にテレビ電話装置2が受信した受信パケットデータを入力として、その受信パケットデータの中から、受信パケットデータのヘッダ部分が、車室内の照度の変更指令を表す指令データであるか否かを判別し、そのヘッダ部分が、車室内の照度の変更指令を表す指令データである場合は、受信パケットデータのヘッダ以降の部分を車室内の照度の変更指令を表す指令データとして抽出する。また、テレビ電話装置2が他の通信端末との通話動作中に、他車照度変更スイッチ35で入力された他の通信端末に対する照度の変更要求データに、そのデータが変更指令データであることを表すヘッダを付加して、送信パケットとしてテレビ電話装置2に出力したりする機能を有する。
次に、制御装置10において、車室内の照度の制御を行う一連の処理について図3及び図4を用いて説明する。図3は制御装置10が実行するメイン処理のフローチャート、図4はメイン処理のフローチャートから呼び出されるサブルーチンのフローチャートである。
制御装置10は、車両のACCキーがONなった状態で処理を開始する。
そして、まず、S110で、テレビ電話装置2のNCU29からの送話信号を受け発着信があるか否かを判断し、発着信があった場合(S110にてYesの場合)はS115に移行し、発着信がない場合(S110にてNoの場合)にはS110を繰り返し、発着信があるまで待機状態となる。
そして、まず、S110で、テレビ電話装置2のNCU29からの送話信号を受け発着信があるか否かを判断し、発着信があった場合(S110にてYesの場合)はS115に移行し、発着信がない場合(S110にてNoの場合)にはS110を繰り返し、発着信があるまで待機状態となる。
S115では、目標照度を取得する。つまり、図4に示すサブルーチンのS210に移行し、制御装置10のRAMに記憶されている車室内の照度目標を取得してS215に移行する。
S215では、自車照度設定スイッチ34で設定された自車の車室内の目標照度を読み込んでS220に移行し、S220では、S215で読み込んだ目標照度を制御装置10のRAMに記憶してS225に移行する。
S225では、他車から送られてくる車室内照度の変更指令データを読み込んでS230に移行し、S230では、RAMに記憶されている目標照度に他車からの変更指令データ分の照度の加減算を行ってS235に移行する。
S235では、S215〜S230で変更された目標照度を新たな目標照度としてRAMに書き込み、サブルーチンを終了してS120に移行する。
S120では、照度センサ32から車室内の照度を入力し、S125に移行する。
S120では、照度センサ32から車室内の照度を入力し、S125に移行する。
S125では、S120で入力した車室内の照度をS115で取得した目標照度と比較し、車室内の照度が目標照度よりも低ければ車室内照明が必要と判断(S130でYesの場合)してS130に移行し、車室内の照度が設定照度よりも高ければ車室内照明は不要と判断(S130でNoの場合)して、S155に移行する。
次にS130では、照明装置30を点灯してS132に移行し、照度センサ32から車室内の照度を入力してS135に移行する。
S135では、S132で入力した車室内の照度をS115で取得した目標照度と比較し、車室内の照度が低ければ車室内照度が不足と判断(S135でYesの場合)して、S140に移行し、車室内の照度が高ければ車室内照度が過大と判断(S135でNoの場合)して、S150に移行する。
S135では、S132で入力した車室内の照度をS115で取得した目標照度と比較し、車室内の照度が低ければ車室内照度が不足と判断(S135でYesの場合)して、S140に移行し、車室内の照度が高ければ車室内照度が過大と判断(S135でNoの場合)して、S150に移行する。
そして、S140では照明装置30の輝度を上げS155に移行する。また、S150では照明装置30の輝度を下げ、S155に移行する。
S155では、テレビ電話装置2のNCU29からの終話信号を入力し、テレビ電話装置2の通話作動が終了したか否かを判断する。そして、終話と判断した場合(S155でYesの場合)は、S160に移行し、通話作動中と判断した場合(S155でNoの場合)は、S110に戻り、一連の処理を繰り返す。
S155では、テレビ電話装置2のNCU29からの終話信号を入力し、テレビ電話装置2の通話作動が終了したか否かを判断する。そして、終話と判断した場合(S155でYesの場合)は、S160に移行し、通話作動中と判断した場合(S155でNoの場合)は、S110に戻り、一連の処理を繰り返す。
そして、S160では、照明装置30を消灯し、一連の処理を終了する。
このように、本実施例の照明制御装置1を用いた場合、テレビ電話装置2での通話中に車室内の照度が自動的に予め設定された目標照度に保たれるため、通話者の負担が軽減され、通話を快適に行うことができるようになる。また、特に通話者が運転者である場合には、運転時の安全性を向上させることが可能となる。
このように、本実施例の照明制御装置1を用いた場合、テレビ電話装置2での通話中に車室内の照度が自動的に予め設定された目標照度に保たれるため、通話者の負担が軽減され、通話を快適に行うことができるようになる。また、特に通話者が運転者である場合には、運転時の安全性を向上させることが可能となる。
また、車両が、夜間走行中であって車室内が暗い場合にテレビ電話の通話を行う場合や、昼間の走行中にトンネルに入った場合など、通話中に車室内が急に暗くなったときに、通話者が照明装置の調整操作を行わなくても車室内の明るさが予め設定された明るさに制御され、テレビ電話の画面には常に適切な明るさの画像が表示される。
また、テレビ電話装置での通話中に通話相手方の表示画面に映し出される自車の撮像画像が通話相手方のテレビ電話装置によっては暗すぎたり、逆に明る過ぎたりする場合であっても、自車照度設定スイッチ34によって通話相手方の要求に合わせて、車室内の照度を調整できるようになる。
さらに、通話相手方からの照度変更指令データにより、車室内の照度を変更することも可能であるため、自動的に、通話相手にとって見易い車室内の照度とすることもできる。
そして、他車照度変更スイッチ35により、通話相手方の車室内の照度を調整することが可能であるため、通話相手方が手動で照度を調整する必要がなくなる。
そして、他車照度変更スイッチ35により、通話相手方の車室内の照度を調整することが可能であるため、通話相手方が手動で照度を調整する必要がなくなる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、本実施例では、照度センサ32を用いて車室内の照度を検出しているが、車両に自車位置を検出するGPS等を備えているカーナビゲーション装置が搭載されている場合には、照度センサ32を使用せず、カーナビゲーション装置から得られる自車位置と現在時刻から照度を推定し、その推定された照度に基づいて車室内の照度を制御するようにしてもよい。
例えば、本実施例では、照度センサ32を用いて車室内の照度を検出しているが、車両に自車位置を検出するGPS等を備えているカーナビゲーション装置が搭載されている場合には、照度センサ32を使用せず、カーナビゲーション装置から得られる自車位置と現在時刻から照度を推定し、その推定された照度に基づいて車室内の照度を制御するようにしてもよい。
すなわち、図3に示すフローチャートのS120において、カーナビゲーション装置から得た自車位置が、予め記憶してあるマップデータのトンネル内位置に来たときに検出照度を予めトンネル内の照度として設定してある値の照度に変更したり、自車位置(緯度と経度)及び現在時刻から照度を推定(夜間であるか否か等)したりするのである。
これにより、照度センサ32を使用して照度を検出する場合に比べ、照度の検出精度は劣るが、照度センサを用いることなく車室内の照度推定が可能となり、照度検出を安価に実施できる。また、照度センサ32を用いる場合であっても、その照度センサが故障した際の照度の推定が可能となる。
また、テレビ電話装置2は、カメラ20、表示装置22を前部座席の背面部分に後部座席の方に向けて取り付け、受話器24、送受信機27、アンテナ28及びNCU29は別置として構成しているが、それらを一体化して構成して、所謂、携帯電話のように構成しても前述の実施例と同様の効果が得られる。
また、本実施例におけるテレビ電話装置2では、回線接続を行って通話を行う方式であるが、通信方式は、音声及び画像データを送受信できるものであれば、特に回線接続である必要はなく、インターネットを用いる所謂IP電話であってもよい。
1…照明制御装置、2…テレビ電話装置、3…照明部、10…制御装置、20…カメラ、22…表示装置、24…受話器、25…マイク、26…スピーカ、27…送受信機、28…アンテナ、29…NCU、30…照明装置、32…照度センサ、34…自車照度設定スイッチ、35…他車照度変更スイッチ、36…既存スイッチ、
Claims (6)
- 画面で相手と対面しながら通話するためのテレビ電話装置を搭載した車両において、該テレビ電話装置が通話動作時に車室内の明るさを自動調整する車両の照明制御装置であって、
前記車室内に設置された照明装置と、
前記車室内の照度を検出するための検出手段と、
前記テレビ電話装置の通話動作時に、前記検出手段で検出される車室内の照度が予め設定された目標照度となるように前記照明装置の輝度を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする車両の照明制御装置。 - 前記制御手段が前記照明装置の輝度を制御するときの目標照度を手動で設定するための自車照度設定手段を備えたこと、
を特徴とする請求項1に記載の車両の照明制御装置。 - 他の通信端末との通話動作時に前記テレビ電話装置が受信した受信データの中から、前記目標照度の変更指令を表す指令データを抽出する指令データ抽出手段を備え、
前記制御手段は、前記指令データ抽出手段により指令データが抽出されると、該指令データに基づいて前記目標照度を変更すること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の照明制御装置。 - 他の通信端末との通話動作時に、該他の通信端末に対する照度の変更要求を手動で入力するための変更要求入力手段と、
該変更要求入力手段により入力された照度の変更要求を変更指令データとして前記テレビ電話装置から送信させる送信手段と、
を備えること、
を特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の車両の照明制御装置。 - 前記検出手段は、車室内に設置された照度センサであることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の車両の照明制御装置。
- 前記検出手段は、
車両に搭載された位置検出装置から自車両の位置を取得し、該取得した自車両の位置と現在日時とに基づいて車室内の照度を推定すること、
を特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の車両の照明制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004130064A JP2005306336A (ja) | 2004-04-26 | 2004-04-26 | 車両の照明制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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