JP2005304873A - カウンターの照明構造 - Google Patents

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Kazuo Wakao
一夫 若尾
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Abstract

【課題】 光源ランプの交換が容易で実用面とデザイン面とを高めることが可能なカウンターの照明構造を提供すること。
【解決手段】 カウンター1を透光材料にて形成するとともにその端部11に光源を配設し、該カウンター1の内側に設けられる洗面ボウル3、シンク等の水まわり部材を設置する開口12周縁を発光させる。これにより、カウンター1の内側に設けられる水まわり部材を設置する開口12周縁が、透光材料にて形成されたカウンター1の端部11に配設された光源による光にて発光されて洗面時に手元に適度な明るさを与えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗面化粧台、システムキッチンのような水まわり什器のカウンターの照明構造に関する。
従来より、洗面化粧台、あるいはシステムキッチンのような水まわり什器においては、製品に高い付加価値をもたせるため、個性的なデザインを要望されることが多い。例えば、実開平2−97459公報として開示された、カウンターに穿設された取付穴内に隙間を形成して洗面器を設置するとともに、前記カウンターの下面側に照明ランプを配設し、該照明ランプからの光が前記隙間を通り上方側へ照射されるように構成した洗面カウンターや、実開平5−95383公報として開示された、第4図に示すように、カウンターとなる天板100の一部が切除され、該切除部101に透光性洗面ボウル102が取着され、該洗面ボウル102の下方に照明器具103が配設されている洗面台などがある。
特に、後者のものにあっては、洗面ボウル102下方から柔らかな光が投光され、洗面時にも、手元の明るさが確保されると共に、爽やかな朝の目覚め感を演出することができるとされており、実用面とデザイン面の両方を高めたカウンターの照明構造となっている。
上記構成による場合、従来の、洗面化粧台のミラーキャビネット部分に設けられた照明装置などによるカウンターの照明構造のときのような、洗面時に手元が暗くなり化粧等に適度な明るさが得られないという問題に対して、洗面時に手元に適度な明るさを与えることができ、デザイン面においても好ましい。しかしながら上記の構成は、いずれもカウンター下方の収納キャビネットとなるサイドパネル内に照明器具が配設されることとなっている。したがって、照明用の光源ランプの交換に手間がかかことが想定される。
実開平2−97459公報 実開平5−95383公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、光源ランプの交換が容易で実用面とデザイン面とを高めることが可能なカウンターの照明構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明によるカウンターの照明構造は、カウンターを透光材料にて形成するとともにその端部に光源を配設し、該カウンターの内側に設けられる洗面ボウル、シンク等の水まわり部材を設置する開口周縁を発光させている。
そして、前記光源を前記カウンターを支持するサイドパネル上部に配置し、上方から取着自在となるよう保護カバーを配設するのが好ましい。
また、前記光源を保護ケース内に配設し、同保護ケースとともに取着自在となるよう前記カウンターを支持するサイドパネル上部に配置することも好ましい。
本願発明のカウンターの照明構造によると、カウンターの内側に設けられる洗面ボウル、シンク等の水まわり部材を設置する開口周縁が、透光材料にて形成されたカウンター端部に配設された光源による光にて発光されて、洗面時に手元に適度な明るさを与えることができることとなるので、光源ランプの交換が容易で実用面とデザイン面とを高めた洗面化粧台、システムキッチンのような水まわり什器が得られる。
そして、光源が、カウンター端部となるカウンターを支持するサイドパネル上部に、上方から取着自在となるよう保護カバーを有して配置されるので、保護カバーを外すのみにて光源ランプの交換補修を容易にすることができるという効果を奏する。
また、光源を保護ケース内に配設し、同保護ケースとともに取着自在となるよう前記カウンターを支持するサイドパネル上部に配置させた結果として、カウンター端部の光源に関して、照明装置全体にて交換可能となり、補修作業性をより向上できるという効果を奏する。
本発明の上記および他の効果、特徴および利点を明確にすべく、添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態を以下に詳述する。
図1を参照すると、本発明の一実施例としてのカウンターの照明構造による洗面化粧台の要部を示した斜視図が示されている。図2は、図1に示したカウンターの照明構造によるカウンターの作用を示した説明図である。この実施形態のカウンターの照明構造は、カウンター1を透光材料にて形成するとともにその端部11に光源を配設し、該カウンター1の内側に設けられる洗面ボウル3、シンク等の水まわり部材を設置する開口12周縁を発光させて成る。
この場合、前記光源を前記カウンター1を支持するサイドパネル4上部に配置し、上方から取着自在となるよう保護カバー22を配設させてもいる。
このカウンター1は、アクリル樹脂や強化ガラス等の透光性を有する長方形状板材にて形成され、内側には、洗面ボウル3を配設させる円状の開口12が形成されている。このカウンター1の内側となる開口12の下方には、水まわり部材となる陶器、ほうろう等にて形成される洗面ボウル3が、図示していない固着手段にてカウンター1に固着されて配設される。
2は、光源となる管状蛍光ランプ21をもった照明装置で、この場合、カウンター1の端部11においてカウンター1を支持するサイドパネル4上部に、蛍光ランプ21の点灯装置23が埋設される。また、この照明装置2の管状蛍光ランプ21上方には、長尺状の保護ケース24が、カウンター1の端面を覆うようにサイドパネル4上面に係着されており、図2に示すように、蛍光ランプ21から発せられた光Aが、透光性をもったカウンター1内部へ導光され、効率よく開口12の周縁Bを発光するようになっている。なお、本発明は、上記照明装置2のような光源を、カウンター1の一端部以外に両端、若しくは手前側の一端部等のどの箇所に設けても良く、光源の対向する側の辺の端面に光源からの光を反射させる金属蒸着膜などのような反射手段を配設させても良い。
かかるカウンター1においては、カウンター1の内側に設けられる洗面ボウル3を設置する開口周縁が、透光材料にて形成されたカウンター1の端部11に配設された蛍光ランプ21による光にて発光される。したがって、洗面時に手元に適度な明るさを与えることとなり、実用面において使い勝手を高めた洗面化粧台を実現することができる。また、端部11に配設される照明装置2を、カウンター1の長手方向の一方側の端部11を支持するサイドパネル4上部に配置し、サイドパネル4上方から取着自在となるよう保護カバー22を当該照明装置2に設けているので、保護カバー22を外すのみにて光源に相当する蛍光ランプ21を容易に補修交換することができるのである。
したがって、以上説明したカウンターの照明構造によると、カウンター1の内側に設けられる洗面ボウル、シンク等の水まわり部材を設置する開口12周縁が、透光材料にて形成されたカウンター1の端部11に配設された光源による光にて発光されて洗面時に手元に適度な明るさを与えることができることとなるので、光源ランプの交換が容易で実用面とデザイン面とを高めた洗面化粧台、システムキッチンのような水まわり什器が得られる。
そして、光源が、カウンター1の端部11となるカウンター1を支持するサイドパネル4上部に、上方から取着自在となるよう保護カバー22を有して配置されるので、保護カバー22を外すのみにて光源ランプの交換補修を容易にすることができるという効果を奏する。
次に、図3に示す第2の実施例のカウンターの照明構造について説明する。このカウンターの照明構造は、上記実施例の照明装置2の配設のし方のみが異なり、他の構成はそれと同様であり、同図(a)に示すように、光源となる前記管状蛍光ランプ21を保護ケース24内に配設し、同保護ケース24とともに取着自在となるよう前記カウンター1を支持するサイドパネル4上部に配置して成る。
すなわち、この構成においては、上記照明装置2を、保護ケース24内部に点灯装置23を設けて形成し、図2(b)に示す矢印Cの方向にサイドパネル4から分離可能となるようサイドパネル4の上面に係着している。これにより、カウンター1の端部11の光源に関して、照明装置2全体にて交換可能となり、補修作業性をより向上できるという効果を奏するという利点がある。
なお、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。
本願発明の一実施形態であるカウンターの照明構造による洗面化粧台の要部の概略構成を示す斜視図。 同カウンターの照明構造によるカウンターの導光作用を示した説明図。 同カウンターの照明構造の別の実施例を示す説明図。 従来例カウンターの照明構造の洗面台の全体を示す断面図。
符号の説明
1 カウンター
11 端部
12 開口
21 蛍光ランプ(光源)
22 保護カバー
24 保護ケース
3 洗面ボウル(水まわり部材)
4 サイドパネル

Claims (3)

  1. カウンターを透光材料にて形成するとともにその端部に光源を配設し、該カウンターの内側に設けられる洗面ボウル、シンク等の水まわり部材を設置する開口周縁を発光させて成るカウンターの照明構造。
  2. 前記光源を前記カウンターを支持するサイドパネル上部に配置し、上方から取着自在となるよう保護カバーを配設して成ることを特徴とする請求項1に記載のカウンターの照明構造。
  3. 前記光源を保護ケース内に配設し、同保護ケースとともに取着自在となるよう前記カウンターを支持するサイドパネル上部に配置して成ることを特徴とする請求項1に記載のカウンターの照明構造。
JP2004127425A 2004-04-22 2004-04-22 カウンターの照明構造 Pending JP2005304873A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009142153A1 (ja) 2008-05-19 2009-11-26 Toto株式会社 洗面カウンタ
JP2020048731A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 Toto株式会社 ボウルユニット

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