JP2005296372A - 使い捨て水着 - Google Patents

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Abstract

【課題】
***物の横漏れによる水質汚染をより確実に防止でき、カラーデザインを有して見栄えがよく、下着感覚や水着感覚をもって着用できる、とくに乳幼児が水遊びをするのに適した紙おむつから成る使い捨て水着を提供する。
【解決手段】
少なくとも、両側部に立体ギャザーを有し肌当接面側に配設されるトップシートと、外面側に配設されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とにより形成された水着本体の外面側に外部から視認できるカラーデザインを施す。
【選択図】 図3

Description

本発明は使い捨て水着に関し、更に詳細には、***物の横漏れによる水質汚染をより確実に防止でき、カラーデザインを有して見栄えがよく、下着感覚や水着感覚をもって着用できる、とくに乳幼児が水遊びをするのに適した紙おむつから成る使い捨て水着に関する。
乳幼児が水着を着用してプール等で水遊びをしているとき、その乳幼児が尿や便等を***してしまうことがある。このような***物は水着の脚周り部から外に漏れ出したり、あるいは水着自体から滲み出てプール等の水を汚す結果を招く。そこで、このような乳幼児の***物による水質汚染を防止するために、乳幼児が水遊びをする場合には、保護者はこの乳幼児に***物の漏れ防止が図られている使い捨ての紙おむつを着用させるのが一般的である。
この使い捨ての紙おむつは、目的や用途等により形状や構成等が幾分異なるが、その基本的な構成には大差がなく、通常、肌当接面側に配設されるトップシートと、裏面側に配設されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とにより紙おむつ本体をパンツ型に形成して成っている。なお、使い捨ての紙おむつの中にはファスニングテープにより前身頃と後身頃を止着して着用する、いわゆるテープ式の紙おむつがあるが、使用時の形態は従来の下着用パンツと何ら変わりがないので、本発明ではこのテープ式紙おむつをも含めてパンツ型と定義する。
従来、このような使い捨て紙おむつの中には、着用に際して前後の区別、あるいはサイズ等を表示する目的で、着用時に外部から視認できる種々の模様や文字等をバックシートにより構成される前身頃や後身頃の一部に印刷したものがある。とくに、乳幼児向けのパンツ型紙おむつでは、動物や乗り物、あるいはキャラクター等の乳幼児が好む図柄や模様を印刷したものが知られている。
図9は、その一例である特許文献1に開示されたパンツ型の使い捨て紙おむつの斜視図である。すなわち、この紙おむつ10は、表面側、すなわち肌当接面側に配設されるトップシート11と、外面側の最外層に配設されるバックシート12と、これらのシート間に配設された吸収体13から成る紙おむつ本体の両側端部14を溶着し、前身頃10FP及び後身頃10BPを形成することによりパンツ型としたもので、前身頃10FP側のバックシート12には印刷模様(象の顔)から成るデザイン15が印刷されている。
しかしながら、このようなデザイン15を有する紙おむつ10は、あくまでも室内等で使用されることを条件とし製造されるもので、水中においても使用されることを考慮して製造されるものではなかった。このため、この紙おむつ10を乳幼児が着用して水中に入ると、とくにその紙おむつが立体ギャザー等の漏れ防止部材を有しない紙おむつである場合には、乳幼児の便や尿等の***物が横漏れして水中に流出し、水を汚してしまうという恐れが依然としてあった。
また、上述したように、施されるデザイン15が部分的なものであったため、このデザイン15は水の外側からは見え難いものとなっていた。とくにデザイン15がバックシート12の内面に印刷されているような場合には、当該バックシー12の不透明性に起因して外側からは一層見え難くなり、また、デザイン15がバックシート12の外面に印刷されているような場合には、印刷面が直接水に触れるため、この印刷面の色彩が次第に退色し、あるいは印刷インクが次第に落ちてデザイン15が消えてしまうという欠点があった。
更にまた、上述した従来の紙おむつ10は、デザイン15が紙おむつ10の外面に部分的に施されたものであったため、紙おむつ10のエンドフラップ部10EF、あるいはサイドフラップ部10SFにおける弾性伸縮部材16が目立ち、いかにも紙おむつを着用して水遊びをしているとのイメージが先に立って見栄えが悪く、このため従来の紙おむつ10では下着感覚や水着感覚が得られなかった。
なお、バックシートの外面全域に外部から視認できるカラーデザインを施し、下着感覚を持たせた使い捨て紙おむつが本出願人より特許文献2で提案されているが、この紙おむつも上述した紙おむつ10と同様に水中で使用されるものではなく、このため前記カラーデザインは水中において美しく見えるように配慮されたものではなかった。
特開2000−93458公報 特開2003−70838公報
本発明は上述したような実情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、***物の横漏れによる水質汚染をより確実に防止でき、カラーデザインを有して見栄えがよく、下着感覚や水着感覚をもって着用できる、とくに乳幼児が水遊びをするのに適した紙おむつから成る使い捨て水着を提供することにある。
本発明の上記目的は、少なくとも、両側部に立体ギャザーを有し肌当接面側に配設されるトップシートと、外面側に配設されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とにより形成された水着本体の外面側に外部から視認できるカラーデザインを施して成ることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートの少なくとも内面に施されていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートの内側に装着されたデザインシートの外面に施されていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートの内側に装着された防水フィルムの外面に施されていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートは、表面が平滑処理された不織布であることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、前記水着本体の幅をA、前記デザイン印刷の面幅をBとしたとき、A>B≧1/3Aなる関係をもって印刷された複数パターンから成ることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記複数パターンのデザインは、隣接する印刷面のパターンが相対色に近い近似色で印刷されていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、均等に配置した単一模様を連続して複数に配列して成っていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、前記単一模様にキャラクター模様が付加されて成っていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、前記水着本体のエンドフラップ部及び/又はサイドフラップ部にも施されてされていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
更にまた、本発明の上記目的は、前記カラーデザインは、被印刷面に対する着色印刷面の面積率が20%以上に設定されていることを特徴とする使い捨て水着を提供することによって、より効果的に達成される。
本発明の使い捨て水着によれば、水着本体に立体ギャザーが備えられているので***物の横漏れによる水質汚染をより確実に防止することができる。また、カラフルなデザインが水着本体の外部から視認できる部位に施されているので、水中でもこのデザインが美しくはっきり見ることができ、またこのようなデザインを施すことにより紙おむつであるにも拘わらず下着感覚や水着感覚をもって着用することができる。
また、前記カラーデザインが高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートの少なくとも内面に施されている場合、または、このようなバックシートの内側に装着されたデザインシートの外面に施されている場合、更にまた、このようなバックシートの内側に装着された防水フィルムの外面に施されている場合には、当該カラーデザインの色彩が水に濡れて褪せたり消えたりすることを防止することができる。
とくに前記透明性を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートの表面が平滑処理された不織布である場合には、上述した効果は一層顕著となる。
また、前記デザインの配色や模様等を種々のものに変えることにより、見栄えがよく、魅力的な水着として着用することができる。
更にまた、前記デザインを水着本体のエンドフラップ部及び/又はサイドフラップ部にも施した使い捨て水着によれば、紙おむつとしてのイメージがなくなり、更に一層、下着感覚や水着感覚をもって着用することができる。
以下、本発明の内容を乳幼児用の使い捨て水着を例に説明するが、本発明は必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において、その構成を種々に変更できることはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施形態である使い捨て水着の本体を展開して肌当接面側、すなわち表面側から見た平面図である。なお、本使い捨て水着100は、構成の一部を除き、上述した従来の使い捨て紙おむつ10と同様な構成要素から成っている。このため、以下では対応する構成要素に100番台の同一符号を付して説明する。
本使い捨て水着100は、肌当接面側に配設され、不織布等から成る透液性のトップシート101と、外面側に配設され、ポリエチレン等のプラスチックシートや不織布、あるいはこれらの組み合わせから成る不透液性のバックシート102と、これらのシート間に介在された吸収体103とにより、従来の紙おむつ10における紙おむつ本体と同様の、平面形状が砂時計形状とされた水着本体が構成されている。なお、本使い捨て水着100では、吸収体103の両側縁長手方向に、トップシート101の表面側に設けられた不織布等から成る立体ギャザーシート107と、その内側端縁に沿って配設された糸ゴム等から成る複数本の弾性伸縮部材106とにより表面側に起立する立体ギャザー108が形成されている。また、吸収体103の側縁よりも側方に延在されたバックシート102部分と、立体ギャザーシート107の外側シート部分とにより吸収体103の介在しないサイドフラップ部100SFが形成され、かつこれらの間には複数本の弾性伸縮部材106が水着本体の長手方向に沿って配設されることにより、サイドフラップ部100SFにはひだ状の平面ギャザー100GKが形成されている。また、本使い捨て水着100の前見頃100FP及び後見頃100BPの幅方向には、夫々複数本の弾性伸縮部材106が配設され、これによりエンドフラップ部100EFが形成されている。なお、本使い捨て水着100では、バックシート102と吸収体103との間にポリエチレン等から成る不透液性の防水フィルム109(図7、図8参照)が配設されている。
以上のとおり構成された水着本体は、製造過程において二つに折られ、前見頃100FP側及び後見頃100BP側の両側端部104が溶着されて、図3に斜視図で示すようなパンツ型の使い捨て水着100が形成される。上述したように、本使い捨て水着100では肌当接面側の長手方向に立体ギャザー108が起立して設けられているので、乳幼児が水中で便等を***しても、この立体ギャザー108により***物が横漏れすることが防止される。
本使い捨て水着100では外面側、すなわち最外層に配設されたバックシート102側から視認できるデザイン105がバックシート102の内面に印刷されている。
図2はこのデザイン105を示す正面図で、パンツ型に形成された本使い捨て水着100の本体を二つに折り畳んで前見頃100FP側から見たものである。本実施形態ではこのデザイン105が円弧状に配設された緑、赤、青、橙の4色から成る色彩によって形成されている。このデザイン105は、本使い捨て水着100の製造過程においてグラビア印刷、あるいはフレキソ印刷等の公知の印刷方式によりバックシート102の内面に印刷される。なお、デザイン105は裏面側、すなわち後見頃100BP側でも同様に施されている。
ここに、デザイン105は、図示するように水着本体の幅をA、デザイン印刷の面幅をBとしたとき、A>B≧1/3Aなる関係をもって施されている。これは、B<1/3Aに設定すると、デザイン印刷面が細かくなり過ぎて同一のカラーデザインが同一の水着製品の中に入り込んで複雑化してしまい、逆に、B>Aに設定すると、単色のデザイン印刷面となってカラーバリエーションが得られなくなるからである。
なお、本実施形態のように色彩のみでデザイン105を形成する場合には、隣接する印刷面の色彩を相対色に近い近似色で印刷することが望ましい。このように配色すると、明確なカラーバリエーションと美しさを出すことができ、これにより使い捨て水着製品としての商品価値を高めることができる。
本使い捨て水着100の最外層に配設されるバックシート102の素材には、厚みが薄くかつ透明度の高い、不織布、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、更には防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した不織布シート等が好ましく用いられる。本使い捨て水着では、上述したデザイン105が外側から鮮明に見えるようにするため、バックシート102の素材としてとくに透明度の高い不織布が用いられ、かつこの不織布の少なくとも内面、すなわちデザイン105の印刷面はカレンダー処理等により平滑化されている。
通常、不織布の表裏面には毛羽立ちや厚みむら等により微細な凹凸が形成されているが、このような表面、とくにデザイン105が印刷される表面を平滑処理することにより、印刷ロールが滑らかに転動して印刷がし易くなり、これによりかすれのない美しいデザイン105を印刷することができる。また、この平滑処理により光の透過性が向上し、これにより不織布自体の透明度をアップすることができる。
このバックシート102の素材、すなわち不織布の透明度について実施された本発明者による実験によれば、従来の紙おむつ10のバックシート12に通常使用される素材の緑G、赤R、青Bの3刺激値及び白色度Wと、上述した本使い捨て水着100のバックシート102に使用される素材の緑G1、赤R1、青B1の3刺激値及び白色度W1とを測色色差計で実測した結果、各色に対する測定数値(この測定数値は100に近い程透明度が高いことを示す)は、測定回数5回の平均値が、バックシート12素材ではG=24.8、R=24.5、B=29.1、W=49.7であるのに対し、バックシート102素材ではG1=27.0、R1=26.7、B1=31.7、W1=51.8、となり、3刺激値についてみると、本使い捨て水着100のバックシート102に使用される素材の透明度は従来の紙おむつ10のバックシート12使用される素材の透明度に対し約9%高いものとなっていることが判明している。
図3は、上述したデザイン105が施された本使い捨て紙おむつ100が着用され、使用される場合の状態を示す斜視図である。図示されるように、緑、赤、青、橙の4色の曲線縞模様によって形成されたデザイン105は水着本体のエンドフラップ部100EF及びサイドフラップ部100SFに至るバックシート102の全域に渡って施されているので、紙おむつから成るものではあるが、エンドフラップ部100EF及びサイドフラップ部100SFにおける弾性伸縮部材106が目立たず、見栄えがよく、見る人に海水用のパンツないし下着用のパンツのイメージを与えることができる。
本使い捨て水着100は以上のとおり構成されているので、乳幼児等が着用して水中に入っても、***物の漏れ等による水質汚染の心配がなく、また水中においてもデザイン105が鮮やかに反映して見え、更にまた見栄えがよいため水着感覚あるいは下着感覚で着用することができるという種々の利点が得られる。
なお、上述した実施形態ではデザイン105を図2に示すように色彩のみで形成したが、このデザイン105を次ぎのとおりに変更することができる。
図4のデザイン105Aは、ハート105h、星105s、円105c等の図形により形成したものであり、また図5のデザイン105Bは、小鳥105b、子犬105d、兎105r等の動物の絵柄によって形成したものである。なお、このような図形や絵柄等から成る複数パターンには夫々適当な色彩が割り当てられて印刷に供せられるが、この場合においても、上述したように、隣接する印刷面の色彩は相対色に近い近似色であることが望ましい。また、以上のデザイン105(105A、105B)は、水着製品幅Aと印刷面幅Bとの間で上述したような関係式をもって施されることが望ましいが、とくに限定されるものではなく、これを図6に示すように、着色部105vと白抜き部105wから成る同一矩形状の単一図形(模様)を縦横に(水着製品幅Aとは無関係に)配設して形成したデザイン105Cとしてもよく、また、このような単一模様に図5に示すような動物等のキャラクター模様を付加したものであってもよい。なお、このようなキャラクター模様はとくに乳幼児向けの使い捨て水着に付加することが望ましい。
以上の実施形態は、デザイン105(105A、105B、105C)が水着本体の最外層に配設される透明度の高いバックシート102の内面に印刷される場合であるが、このデザインをバックシート102の外面に施すこともできる。なお、この場合にはリスクがあることは前述したとおりである。
図7は、本発明の他の実施例に係わる使い捨て水着100Aの要部(図1に示す水着本体のX−X部分に相当する部分)の層構成を示す断面図である。図示するように、本使い捨て水着100Aは、肌当接面側より順に、両側部に立体ギャザー108を有するトップシート101、クレープ紙103cで被覆された吸収体103、防水フィルム109、デザインシート110、バックシート102を備えて成っている。
本使い捨て水着100Aにおいては上述したデザイン105(105A、105B、105C)がデザインシート110の外面、すなわちバックシート102と接する面に印刷されている。なお、このデザインシート110は当分野では周知のシート材であって、例えばテープ式紙おむつの前身頃に設けられるFTT(フロンタルターゲットテープ)等で使用されているものである。このようなデザイン印刷を専用とするシート材を用いると、任意のデザインを別工程で自由かつ容易に行なうことができる利点がある。このようにデザイン105(105A、105B)がバックシート102の内面に装着されたデザインシート110に施されていると、不透液性のバックシート102により遮蔽されるためデザイン105(105A、105B)が水に触れて退色したり消えたりすることがなく、またバックシート102が高い透明度を有しているため、水中であってもこのデザイン105(105A、105B、105C)をはっきり見ることができる。
図8は、本発明の更に他の実施例に係わる使い捨て水着100Bの要部を上記同様に示した断面図である。図示するように、本使い捨て水着100Bは、肌当接面側より順に、両側部に立体ギャザー108を有するトップシート101、クレープ紙103cで被覆された吸収体103、防水フィルム109、バックシート102を備えて成るもので、上述したデザインシート110を有しないものである。
本使い捨て水着100Bにおいては上述したデザイン105(105A、105B、105C)が防水フィルム109の外面、すなわちバックシート102と接する面に印刷されている。この防水フィルム109は、例えばポリエチレン等の樹脂により形成され、吸収体103の裏面側を覆うようにして設けられる公知のものである。本使い捨て水着100Bによっても上記同様な効果が得られる。
なお、上述したように、本発明に係わる使い捨て水着においてはデザイン105(105A、105B、105C)はいずれの場合においても着色により形成されるが、このカラーデザインは被印刷面に対する着色印刷面の面積率が20%以上であることが望ましい。この面積率が20%より小さいと、水着感覚や下着感覚が得られず、従来の紙おむつ10と同様に、依然として使い捨ての紙おむつの域を出ないからである。
以上に詳述したように、本発明に係わる使い捨て水着は、従来の紙おむつとしての機能を有するので紙おむつ製品としての商品価値を有することはいうまでもなく、***物の横漏れによる水質汚染をより確実に防止でき、カラーデザインを有して見栄えがよく、下着感覚や水着感覚をもって着用できる使い捨ての水着として、その機能を十分に発揮するものである。
本発明に係わる使い捨て水着は、上述したようなパンツ型の使い捨て水着に限らず、ファスニングテープで止着し、あるいはベルトを締めることにより着用するようにした使い捨て水着としても利用することができる。
本発明の一実施形態に係わる使い捨て水着の展開平面図である。 使い捨て水着に施されるカラーデサインの一例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係わる使い捨て水着の装着時の状態を示す斜視図である。 使い捨て水着に施されるカラーデサインの変更例を示す正面図である。 使い捨て水着に施されるカラーデサインの他の変更例を示す正面図である。 使い捨て水着に施されるカラーデサインの更に他の変更例を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係わる使い捨て水着の要部断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係わる使い捨て水着の要部断面図である。 従来の使い捨て紙おむつの斜視図である。
符号の説明
10 従来の使い捨て紙おむつ
10EF、100EF エンドフラップ
10SF、100SF サイドフラップ
10FP、100FP 前身頃
10BP、100BP 後身頃
11、101 トップシート
12、102 バックシート
13、103 吸収体
14、104 側端部
15、105、105A、B、C デザイン
16、106 弾性伸縮部材
100、100A、100B 本発明に係わる使い捨て水着
108 立体ギャザー
109 防水フィルム
110 デザインシート

Claims (11)

  1. 少なくとも、両側部に立体ギャザーを有し肌当接面側に配設されるトップシートと、外面側に配設されるバックシートと、前記シート間に介在された吸収体とにより形成された水着本体の外面側に外部から視認できるカラーデザインを施して成ることを特徴とする使い捨て水着。
  2. 前記カラーデザインは、高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されたバックシートの少なくとも内面に施されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て水着。
  3. 前記カラーデザインは、高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートの内側に装着されたデザインシートの外面に施されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て水着。
  4. 前記カラーデザインは、高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートの内側に装着された防水フィルムの外面に施されていることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て水着。
  5. 前記高い透明度を有し前記水着本体の最外層に配設されるバックシートは、表面が平滑処理された不織布であることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の使い捨て水着。
  6. 前記カラーデザインは、前記水着本体の幅をA、前記デザイン印刷の面幅をBとしたとき、A>B≧1/3Aなる関係をもって印刷された複数パターンから成ることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の使い捨て水着。
  7. 前記複数パターンのデザインは、隣接する印刷面のパターンが相対色に近い近似色で印刷されていることを特徴とする請求項6に記載の使い捨て水着。
  8. 前記カラーデザインは、均等に配置した単一模様を連続して複数に配列して成っていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の使い捨て水着。
  9. 前記カラーデザインは、前記単一模様にキャラクター模様が付加されて成っていることを特徴とする請求項8に記載の使い捨て水着。
  10. 前記カラーデザインは、前記水着本体のエンドフラップ部及び/又はサイドフラップ部にも施されてされていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の使い捨て水着。
  11. 前記カラーデザインは、被印刷面に対する着色印刷面の面積率が20%以上に設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の使い捨て水着。
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