JP2005295000A - 無線通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線LANシステムのステーション装置として用いる電池駆動の無線通信端末として、無線LAN用アダプタや無線LAN用モジュールだけでなく、ホストプロセッサをも、良好に間欠制御することができるようにしたものを提供する。
【解決手段】低消費電流のサブプロセッサをホストプロセッサに対して接続する。ホストプロセッサは、無線送受信制御部を通じてアクセスポイント装置から受信した周期性信号の周期を検出し、検出した周期性信号の周期に同期して、無線送受信制御部をスタンバイ状態に制御し、かつ、自身がスタンバイ状態になると共に、スタンバイ状態になる前に、次の起動時間を演算してサブプロセッサに当該起動時間を通知する。サブプロセッサは、
ホストプロセッサから受信した起動時間までの時間経過を監視し、起動時間になったらホストプロセッサを起動させる。
【選択図】図1
【解決手段】低消費電流のサブプロセッサをホストプロセッサに対して接続する。ホストプロセッサは、無線送受信制御部を通じてアクセスポイント装置から受信した周期性信号の周期を検出し、検出した周期性信号の周期に同期して、無線送受信制御部をスタンバイ状態に制御し、かつ、自身がスタンバイ状態になると共に、スタンバイ状態になる前に、次の起動時間を演算してサブプロセッサに当該起動時間を通知する。サブプロセッサは、
ホストプロセッサから受信した起動時間までの時間経過を監視し、起動時間になったらホストプロセッサを起動させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、無線LAN(Local Area Network)システムに用いられる無線通信端末に関する。
無線LANとしては、例えば、IEEE(The Institute Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.11規格のものが普及しつつある。
このIEEE802.11規格の無線LANの場合、一つの無線LAN用アクセスポイント装置(以下、単にアクセスポイント装置という)に対して、複数個の無線LAN用端末装置側ステーション装置(以下、単にステーション装置という)が接続されて構成される。
図7は、この無線LANシステムの構成例を示すもので、10は、アクセスポイント装置であり、この例では、イーサネット(登録商標)などの有線LAN11に接続されている。有線LAN11には、例えば、パーソナルコンピュータなどの端末装置12が、1個または複数個、接続されている。
アクセスポイント装置10に対しては、1個または複数個のステーション装置21,22,・・・,2n(nは1以上の整数)が設けられ、それぞれ無線リンクにより接続される。アクセスポイント装置10とステーション装置21,22,・・・,2nとの間で形成される無線リンクは、無線LAN13を構成する。
アクセスポイント装置10と、ステーション装置21,22,・・・,2nのそれぞれとの間では、一つの周波数が使用される。そして、CSMA/CA(搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式により、衝突が回避されて、複数のステーション装置21,22,・・・,2nとアクセスポイント装置10との間の同時通信が可能とされている(例えば特許文献1(特開平11−308673号公報)参照)。
図8は、ステーション装置21,22,・・・,2nの一例であり、この例においては、パソコン201に対して、カード型無線LAN用アダプタ202が装着されることによりステーション装置が構成される。
この場合、アダプタ202は無線送受信制御部の構成を備え、無線送受信回路と、マイクロコンピュータを備えて構成される制御回路とからなり、パソコン201のCPU(Central Processing Unit)やメモリからなるプロセッサ203とは、PCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)204を通じて接続される。なお、アダプタ202と同じ機能の無線LAN用モジュールがパソコン201に内蔵される場合もある。ここで、パソコン201のプロセッサ203は、アダプタ202や、内蔵の無線LAN用モジュールに対してホストプロセッサとして動作する。
上記の特許文献は、次の通りである。
特開平11−308673号公報
ところで、上述の無線LANシステムのステーション装置を、電池駆動の携帯型通信端末の構成として用いる用途が考えられる。例えば、この無線LANシステムにおいて、通話音声を、アクセスポイント装置を介して、携帯型無線通信端末の構成の複数のステーション装置間でやり取りしたり、アクセスポイント装置と有線LANを通じて接続されるゲートウエイなどを通じ、インターネットなどの通信網を通じて他の電話端末とやり取りしたりする構成とすることにより、無線通話システムが構築できる。
しかし、この場合に問題となるのは、上述の無線LANシステムで用いられる携帯型無線通信装置の電池寿命である。すなわち、上述の無線LANシステムで用いられる周波数は、2.4GHzや5.2GHzという高い周波数の信号を取り扱うものであり、アダプタや無線LAN用モジュールばかりでなく、これらを制御するホストプロセッサも、例えば200MHz以上の高い周波数のクロックを使用する必要があり、消費電流が大きくなる。このため、このままでは、携帯型無線通信端末としての待ち受け時間における電池の消耗が大きく、実用に供することはできず、何らかの低消費電流化施策が必要となる。
この低消費電流化施策としては、携帯電話の端末などと同様に、待ち受け受信においては、スタンバイ状態と受信動作状態とを繰り返すように、間欠動作させることにより、平均消費電流を低下させる方法が一般的に考えられる。
しかしながら、上述の無線LANシステムは、主としてパソコン間の通信の用途として用いられることが考えられており、上述の無線LAN用アダプタや無線LAN用モジュールをスタンバイ状態にして省電力化する機能は、無線LANの仕様上、存在するが、それは、あくまでもホストプロセッサが常時動作していることが前提となっている。
このため、ホストプロセッサにより、上述の無線LAN用アダプタや無線LAN用モジュールを、スタンバイ状態にしたり、スタンバイ状態から起動させることはできるが、上述の無線LAN用アダプタや無線LAN用モジュールには、スタンバイ状態になっているホストプロセッサを起動させるようにするトリガー機能は存在しない。
したがって、ホストプロセッサをスタンバイ状態にしたときには、無線通信装置としては、キー操作に基づく発信動作時には起動させるようにすることができても、アクセスポイント装置を通じて送られてくる着信を受け付けることができなくなるという問題がある。
そこで、ホストプロセッサを、自身のタイマーにより、所定周期でスタンバイ状態と動作状態とを繰り返す間欠動作をさせるようにすることが考えられる。
しかしながら、上述した無線LANシステムにおけるパケット通信を行うための能力を備えるプロセッサは、自分自身のタイマーでスタンバイ状態を解除できないスリープ機能のみしか有しないものや、タイマー設定値が粗く、細かな同期制御ができないものが多く、最適な間欠制御が困難であるという問題があった。
この発明は、以上の点にかんがみ、無線LANシステムのステーション装置として用いる電池駆動の無線通信端末として、無線LAN用アダプタや無線LAN用モジュールだけでなく、ホストプロセッサをも、良好に間欠制御することができるようにしたものを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、
無線LAN用アクセスポイント装置に対して無線LANを通じて接続され、電源電圧を電池から得る無線LAN用端末装置側ステーション装置としての無線通信端末であって、
前記無線LAN用の無線送受信制御部と、
前記無線送受信制御部と接続されるホストプロセッサと、
前記ホストプロセッサと接続される、前記ホストプロセッサよりも低消費電流のサブプロセッサと、
を備え、
前記ホストプロセッサは、
前記無線送受信制御部を通じて前記アクセスポイント装置から受信した周期性信号の周期を検出し、検出した前記周期性信号の周期の整数倍毎に、前記周期性信号に同期して、前記無線送受信制御部をスタンバイ状態に制御し、かつ、自身がスタンバイ状態になると共に、前記スタンバイ状態になる前に、次の起動タイミングの時間情報を演算して前記サブプロセッサに当該時間情報を通知し、
前記サブプロセッサは、
前記ホストプロセッサから受信した前記時間情報に基づいて、前記次の起動タイミングまでの時間経過を監視し、前記起動タイミングになったら前記ホストプロセッサを起動させる
ことを特徴とする無線通信端末を提供する。
無線LAN用アクセスポイント装置に対して無線LANを通じて接続され、電源電圧を電池から得る無線LAN用端末装置側ステーション装置としての無線通信端末であって、
前記無線LAN用の無線送受信制御部と、
前記無線送受信制御部と接続されるホストプロセッサと、
前記ホストプロセッサと接続される、前記ホストプロセッサよりも低消費電流のサブプロセッサと、
を備え、
前記ホストプロセッサは、
前記無線送受信制御部を通じて前記アクセスポイント装置から受信した周期性信号の周期を検出し、検出した前記周期性信号の周期の整数倍毎に、前記周期性信号に同期して、前記無線送受信制御部をスタンバイ状態に制御し、かつ、自身がスタンバイ状態になると共に、前記スタンバイ状態になる前に、次の起動タイミングの時間情報を演算して前記サブプロセッサに当該時間情報を通知し、
前記サブプロセッサは、
前記ホストプロセッサから受信した前記時間情報に基づいて、前記次の起動タイミングまでの時間経過を監視し、前記起動タイミングになったら前記ホストプロセッサを起動させる
ことを特徴とする無線通信端末を提供する。
上述の構成のこの発明によれば、ホストプロセッサに加えて、低消費電流のサブプロセッサが設けられる。そして、ホストプロセッサは、サブプロセッサに自分が次に起動するタイミングの時間情報を通知した後、無線送受信制御部をスタンバイ状態にすると共に、自身がスタンバイ状態になって、低消費電流の状態となる。
サブプロセッサは、ホストプロセッサから受け取った起動タイミングの時間情報に基づいて時間経過を監視し、当該起動時間が到来したら、ホストプロセッサを起動する。これにより、ホストプロセッサはスタンバイ状態から起動して、無線送受信制御部をスタンバイ状態から起動状態に移行させる。以下、待ち受け状態においては、アクセスポイント装置からの周期性信号に同期して、当該周期性信号の1周期毎あるいは複数周期毎に、以上の動作を繰り返すことになり、低消費電流化を実現することができる。
この発明によれば、電池駆動の無線通信端末を、無線LANシステムのステーション装置として用いる場合においても、当該電池駆動の無線通信端末は、無線LAN用アダプタや無線LAN用モジュールだけでなく、ホストプロセッサをも、良好に間欠動作制御することができ、低消費電流化ができるので、電池の消耗を実用に供する程度に低減することができる。
以下、この発明による無線通信端末の実施形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施形態は、上述の図7に示した無線LANシステムのステーション装置を、電池駆動の携帯型通信端末の構成として用いる場合であって、電話通信に適用した場合である。
すなわち、この実施形態が適用される無線LANシステムは、図示は省略するが、アクセスポイント装置を介して、携帯型の無線通信端末の構成の複数のステーション装置間で電話通信が可能となるように構成すると共に、アクセスポイント装置が接続される有線LANにインターネットなどの通信網と接続されるゲートウエイを接続し、このゲートウエイおよびインターネットなどの通信網を通じて他の電話端末と電話通信が可能となるように構成したものとされている。
また、有線LANに複数個のアクセスポイント装置を接続し、あるアクセスポイント装置と無線接続される無線通信端末と、他のアクセスポイント装置と無線接続される無線通信端末との間で電話通信するように構成する無線LANシステムにも適用することもできる。
図1は、この実施形態のステーション装置としての無線通信端末30の構成例を示すブロック図であり、この例は、携帯型の無線通信電話端末の構成を有するものである。
図1に示すように、無線LAN用の無線送受信制御部としての無線LAN用モジュール(以下、RFモジュールという)32は、ホストプロセッサ31のPCIコントローラ310に対して、PCIバス33を通じて接続されている。
ホストプロセッサ31は、CPU311を内蔵すると共に、このホストプロセッサ31には、プログラムROM(Read Only Memory)312と、ワークエリア用RAM(Random Access Memory)313とが外付けされる。また、ホストプロセッサ31は、図示を省略した少数のI/Oポートなどを備えている。このホストプロセッサ31は、RFモジュール32を制御する機能を有するものであって、高速のクロック、例えば200MHzのクロックを用いるもので、比較的消費電流は大きい。
ホストプロセッサ31は、RFモジュール32との間で、パケットデータの授受を行い、RFモジュール32から受け取ったデータが着信等の制御信号であるときには、その制御信号を解析して、その制御信号に応じた処理を行う。また、ホストプロセッサ31は、通話時には、RFモジュール32との間で通話音声パケットの授受を行う。
このホストプロセッサ31には、コーデック部34と、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部41と、サブプロセッサ42とが接続されている。
ホストプロセッサ31は、通話時には、コーデック部34との間で、通話音声信号の授受を行う。コーデック部34は、ホストプロセッサ31から受け取った受話音声信号をデコード(復号化)し、アンプ35を通じてレシーバ36に供給し、受話音声を再生するようにする。また、コーデック部34は、送話器としてのマイクロホン37で収音された送話音声信号をアンプ38を通じて受け、当該送話音声信号をコーディング(符号化)して、ホストプロセッサ31に供給するようにする。
なお、ホストプロセッサ31からの、例えば着信時の呼び出し音声などの音声信号が、コーデック部34でデコードされ、アンプ39を通じてスピーカ40に供給されて、当該着信時の呼び出し音声が再生される。また、スピーカ40は、無線通信端末30を、いわゆるハンズフリーの状態として使用する場合の受話音声の音響再生としても用いられる。
サブプロセッサ42は、この例では、例えば32kHzのクロックを用いる、ホストプロセッサ31よりも低消費電流の小型ワンチップのプロセッサが用いられる。このサブプロセッサ42は、比較的多数のI/Oポートを備え、この例では、携帯型の無線電話端末として必要な周辺デバイスが、このサブプロセッサ42に接続される。
すなわち、この例では、図1に示すように、サブプロセッサ42は、システムバス420に対して、CPU421と、プログラムROM422と、ワークエリア用RAM423と、ホストプロセッサとの接続用のインターフェース424と、タイマー425と、I/Oポート426および427とが接続されて構成されている。
そして、I/Oポート426にはLED(Light Emitting Diode)45を駆動するためのLED駆動部44が接続され、I/Oポート426には、テンキーやフックスイッチに対応するキーなどを含むキー操作部44が接続されている。なお、図1では、簡単のため、LEDおよびLED駆動部は、一つのみ示したが、通常、LEDおよびLED駆動部は、複数個設けられ、それに対応して、I/Oポートも更に複数個設けられるものである。
RFモジュール32を制御するような高速のホストプロセッサ31は、通常、I/Oポートの数が少なく、携帯型の無線電話端末として必要な、キー操作部やLED駆動部等の周辺デバイスを接続することが困難であるが、この例では、サブプロセッサ42を設けることにより、これらの周辺デバイスを接続することができる。
電池46は、この実施形態の無線通信端末30の電源電圧を供給するもので、例えば充電式の2次電池が用いられる。図示は、省略するが、無線通信端末30は、この電池46の充電回路を備え、商用交流電源により、電池46が充電されるように構成されている。
以上のような構成において、アクセスポイント装置を通じて無線通信端末30に着信があったときには、RFモジュール32を通じて、当該着信時の制御パケットをホストプロセッサ31が受信して解析し、当該着信を検知する。着信を検知すると、ホストプロセッサ31は、外付けのメモリに保持されている着信音声のデータを読み出し、コーデック部34を通じてスピーカ40に供給して、着信音声を音響再生するようにする。
また、ホストプロセッサ31は、サブプロセッサ42を通じてLEDを点灯制御して、着信をLEDによっても知らせるようにする。
この着信音声に対応して、無線通信端末30の使用者が、キー操作部43を通じてフックスイッチに対応するキーを操作して、着信応答すると、その着信応答操作情報がサブプロセッサ42からホストプロセッサ31に転送される。ホストプロセッサ31は、このサブプロセッサ42からの着信応答操作情報に基づき、RFモジュール32を介して相手方との間で着信時の制御シーケンスを行い、相手方との通話路を形成する。その後、この通話路を通じて、相手方との通話が可能となる。
また、無線通信端末30の使用者がキー操作部43のフックスイッチに対応するキーを操作すると共に、テンキーを操作して、発呼操作を行うと、その操作情報が、サブプロセッサ42からホストプロセッサ31に送られる。
ホストプロセッサ31は、このサブプロセッサ42からの発呼操作情報に基づき、RFモジュール32を介して相手方との間で発呼時の制御シーケンスを行い、相手方との通話路を形成する。その後、この通話路を通じて、相手方との通話が可能となる。この発呼操作の際には、テンキーにより入力された電話番号の情報がサブプロセッサ42からホストプロセッサ31に転送され、このホストプロセッサ42により、発呼時の制御シーケンスのために用いられると共に、LCD41の表示画面のその電話番号が表示されて、使用者が番号を確認することできるようにされている。
[待ち受け時の省電力動作]
この実施形態の無線通信端末30においては、相手方からの着信の待ち受け時にも、常時、電池46から電源電圧が、各部に供給されていると、消費電流が非常に大きくなって、電池寿命が非常に短くなってしまうので、この実施形態では、以下に説明するようにして、待ち受け時の消費電流を低減して、省電力化を図るようにしている。
この実施形態の無線通信端末30においては、相手方からの着信の待ち受け時にも、常時、電池46から電源電圧が、各部に供給されていると、消費電流が非常に大きくなって、電池寿命が非常に短くなってしまうので、この実施形態では、以下に説明するようにして、待ち受け時の消費電流を低減して、省電力化を図るようにしている。
アクセスポイント装置は、定期的(例えば100msec周期)にビーコンを送出している。ビーコンの送出周期は、アクセスポイント装置毎に異なる場合がある。ステーション装置としての無線通信端末30は、このビーコンを受信した後、アクセスポイント装置との間で、必要な認証情報のやり取りして認証処理を行うことにより、アクセスポイント装置に登録されて、無線通信を行うことができるようになる。
この実施形態では、無線通信端末30は、このアクセスポイント装置から送出されている周期性信号としてのビーコンに同期して、スタンバイ状態と動作状態とを交互に繰り返す間欠動作をするようにすることで、省電力化を図るようにしている。
この実施形態における省電力化方法を、図2および図3のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図2は、ホストプロセッサ31が実行する処理動作(主としてCPU311が行う処理動作)であり、また、図3は、サブプロセッサ42が実行する処理動作(主としてCPU421が行う処理動作)である。
すなわち、まず、ホストプロセッサ31は、RFモジュール32を通じて得られるアクセスポイント装置からのビーコンを監視して、無線通信端末30が無線接続することができるアクセスポイント装置を検索する(図2のステップS101)。
そして、アクセスポイント装置からのビーコンの受信を確認すると、アクセスポイント装置との間で認証処理を行い、アクセスポイント装置に自端末を登録するようにする(ステップS102)。
このときのアクセスポイント装置および無線通信端末30の動作は、図4に示すようになる。すなわち、アクセスポイント装置は、図4に示すように、ビーコンを一定周期で送出し、一方、無線通信端末30は、連続的にビーコンを受信することになる。
次に、ホストプロセッサ31は、受信したビーコンに同期して、この例ではビーコンの1周期毎にスタンバイ状態に移行するようにするのであるが、その前に、アクセスポイント装置からのビーコンの送出周期を計測し、そのビーコンの周期の計測結果に基づいて、ビーコンに同期してスタンバイ状態になってから次に起動するときの起動タイミングの時間情報を演算する(ステップS103)。この起動タイミングの時間情報は、例えば、スタンバイ状態になった時点から、次に起動する(動作状態になる)までの時間間隔の時間情報とされる。
そして、ビーコンの受信に同期して、サブプロセッサ42に、起動タイミングの時間情報を通知した後、スタンバイ状態に移行する(ステップS104)。このとき、ホストプロセッサ31は、RFモジュール32をスタンバイ状態に移行させるように制御すると共に、自分自身もスタンバイ状態になる。したがって、このスタンバイ状態においては、無線通信装置30は、非常に低消費電流の状態になる。
サブプロセッサ42は、ホストプロセッサ31の状態が「起動中状態」であるときには、図3の処理ルーチンを、例えば、ビーコンの1周期よりも十分に短い一定周期で起動して、常時、ホストプロセッサ31からの起動タイミングの時間情報の受信を監視しており(図3のステップS201)、当該起動タイミングの時間情報を受信しないときには、この処理ルーチンを抜け、前記一定周期後の次の処理タイミングになると、ステップS201から図3の処理ルーチンを再開する。
ステップS201で、ホストプロセッサ31からの起動タイミングの時間情報を受信したと判別すると、サブプロセッサ42のCPU421は、タイマー425に、当該受信した起動タイミングの時間情報に基づき、次にホストプロセッサ31を起動するまでの時間をセットして、タイマー425による時間計測を開始する(ステップS202)。
そして、サブプロセッサ42は、ホストプロセッサ31の状態を示す状態フラグを、「スタンバイ状態」を示すものとし(ステップS203)、タイマー425にセットした時間の経過が満了したか否かを監視する(ステップS204)。
ステップS205で、タイマー時間が満了したと判別したときには、サブプロセッサ42は、ホストプロセッサ31に起動指示をおくってホストプロセッサを起動させる(ステップS205)。そして、サブプロセッサ42は、ホストプロセッサ31の状態フラグを、「起動中状態」に変更する(ステップS206)。そして、この処理ルーチンを終了し、次の処理タイミングまで待つ。
なお、ホストプロセッサ31の状態フラグが「スタンバイ状態」であるときには、サブプロセッサ42は、図3の処理は行う必要はない。
一方、図2において、ステップS104でスタンバイ状態になったホストプロセッサ31は、スタンバイ状態であっても、サブプロセッサ42からの起動指示を受け付けることが可能とされていて、当該サブプロセッサ42からの起動指示の受信を監視する(ステップS105)。
そして、ホストプロセッサ31は、ステップS105で、サブプロセッサ42からの起動指示を受け付けたと判別したときには、自分自身を起動すると共に、RFモジュール32をスタンバイ状態から動作状態に起動して、アクセスポイント装置からの信号の受信動作を行う(ステップS106)。
そして、ホストプロセッサ31は、アクセスポイント装置からビーコンではなく受信データを受信したか否か判別し(ステップS107)、ビーコンのみしか受信しなかったときには、ステップS103に戻って、このステップS103以降の処理を繰り返す。
ステップS103〜ステップS107までの繰り返し処理の際の、アクセスポイント装置および無線通信装置30の動作は、図5に示すようになる。すなわち、アクセスポイント装置は、図5に示すように、ビーコンを一定周期で送出する。一方、無線通信端末30は、このビーコンに同期して、スタンバイ状態と、受信動作状態とを繰り返す間欠待ち受け受信を行う。
図2のステップS107で、スタンバイ状態から起動されて受信動作を行ったホストプロセッサ31が、アクセスポイント装置からビーコンではなく、受信データを受信したと判別したときには、ホストプロセッサ31は、当該受信データに基づくイベント処理を連続動作として行う(ステップS108)。
そして、ホストプロセッサ31は、当該受信データに基づくイベント処理の終了を監視し(ステップS109)、処理が終了したと判別したときには、ステップS103に戻り、上述したステップS103以降の処理を繰り返す。
ステップS107〜ステップS109およびステップS103に戻るまでの繰り返し処理の際における、アクセスポイント装置および無線通信装置30の動作は、図6に示す通りとなる。すなわち、アクセスポイント装置は、図6に示すように、ビーコンを一定周期で送出するが、無線通信端末30は、このビーコンに同期して、スタンバイ状態から起動して受信状態となり、受信データの存在により、受信データに基づく通話処理などのイベント処理を継続して行い、このイベント処理の終了後、図5の間欠待ち受け受信状態に戻るものである。
なお、サブプロセッサ42におけるホストプロセッサ31の状態フラグが、「スタンバイ状態」であるときに、キー操作部43を通じて発呼の操作がなされたときには、サブプロセッサ42は、即座に、ホストプロセッサ31を起動する。ホストプロセッサ31は、この起動指示を受けて、自身を起動させると共に、RFモジュール32をスタンバイ状態から起動状態にして、サブプロセッサ42からの発呼操作情報に応じた処理を行うようにする。
このとき、サブプロセッサ42は、ホストプロセッサ31を起動することにより、ホストプロセッサ31の状態フラグを、「起動中状態」にし、図3の処理ルーチンを行うようにする。
サブプロセッサ42におけるホストプロセッサ31の状態フラグが、「起動中状態」であるときに、キー操作部43を通じて発呼の操作がなされたときには、サブプロセッサ42は、即座に、ホストプロセッサ31に発呼のための操作情報を送ることができ、ホストプロセッサ31は、サブプロセッサ42からの発呼操作情報に応じた処理を行う。
以上のようにして、この実施形態によれば、低消費電流で駆動されるサブプロセッサ42を設けて、このサブプロセッサ42によって、ホストプロセッサ31から指示されるスタンバイ状態の時間の満了監視を行って、当該時間が満了したら、サブプロセッサ42がホストプロセッサ31をスタンバイ状態から起動するようにするので、消費電流の大きいRFモジュールおよびホストプロセッサを、良好に間欠動作させることができ、省電力化により電池寿命を長くすることができる。
なお、以上の実施形態の説明では、ビーコンの1周期毎に、スタンバイ状態と動作状態とを繰り返すようにしたが、ビーコンの複数周期毎に、スタンバイ状態と動作状態とを繰り返すようにしてもよい。
また、以上の実施形態は、無線通信端末を電話通信端末に適用した場合について説明したが、この発明による無線通信端末は、電話通信端末に限られるものではなく、例えば、画像情報や、テキストデータ、メールデータ、その他種々のデジタルデータの通信用端末として適用可能である。
31 ホストプロセッサ
32 RFモジュール(無線送受信制御部)
34 コーデック部
42 サブプロセッサ
43 キー操作部
46 電池
32 RFモジュール(無線送受信制御部)
34 コーデック部
42 サブプロセッサ
43 キー操作部
46 電池
Claims (3)
- 無線LAN(Local Area Network)用アクセスポイント装置に対して無線LANを通じて接続され、電源電圧を電池から得る無線LAN用端末装置側ステーション装置としての無線通信端末であって、
前記無線LAN用の無線送受信制御部と、
前記無線送受信制御部と接続されるホストプロセッサと、
前記ホストプロセッサと接続される、前記ホストプロセッサよりも低消費電流のサブプロセッサと、
を備え、
前記ホストプロセッサは、
前記無線送受信制御部を通じて前記アクセスポイント装置から受信した周期性信号の周期を検出し、検出した前記周期性信号の周期の整数倍毎に、前記周期性信号に同期して、前記無線送受信制御部をスタンバイ状態に制御し、かつ、自身がスタンバイ状態になると共に、前記スタンバイ状態になる前に、次の起動タイミングの時間情報を演算して前記サブプロセッサに当該時間情報を通知し、
前記サブプロセッサは、
前記ホストプロセッサから受信した前記時間情報に基づいて、前記次の起動タイミングまでの時間経過を監視し、前記起動タイミングになったら前記ホストプロセッサを起動させる
ことを特徴とする無線通信端末。 - 請求項1に記載の無線通信端末において、
前記サブプロセッサには、キー操作部が接続されており、
前記サブプロセッサは、前記ホストプロセッサがスタンバイ状態であって前記起動時間までの時間経過を監視しているときに前記キー操作部を通じたキー入力操作がなされたことを検出したときには、前記起動時間を待たずに、前記ホストプロセッサを起動させる
ことを特徴とする無線通信端末。 - 前記無線LANを通じて通話音声信号を授受する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004104042A JP2005295000A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 無線通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011520326A (ja) * | 2008-04-11 | 2011-07-14 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 特定目的プロセッサ及びモーション・センシングの少なくとも一つを用いる電力管理 |
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KR102096368B1 (ko) * | 2019-02-07 | 2020-04-03 | 주식회사 한성 | 디스플레이기의 소비전력 저감장치 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004104042A patent/JP2005295000A/ja active Pending
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