JP2005290271A - 硬化性組成物、シーリング材及び接着剤 - Google Patents

硬化性組成物、シーリング材及び接着剤 Download PDF

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弘司 福井
Yoriko Shimomura
依子 下村
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Abstract

【課題】硬化物の黄変が生じ難い、硬化性組成物、並びに該硬化性組成物を用いたシーリング材及び接着剤の提供。
【解決手段】式(1)で示される架橋性シリル基を末端に有するビニル系重合体(a)100重量部と空気硬化性及び/又は光硬化性化合物(b)5〜40重量部とを含有してなる硬化性組成物。 −[Si(R12-b(Y)bO]m−Si(R23-a(Y)a (1)(式中、R1およびR2は、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数7〜20のアラルキル基、または(R’)3Si−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示す。Yは水酸基または加水分解性基を示す。aは0,1,2,または3を、また、bは0,1,または2を示す。mは0〜19の整数である。ただし、a+mb≧1。)
【選択図】なし

Description

本発明は、湿気により硬化する硬化性組成物に関し、より詳細には、架橋可能な加水分解性シリル基を含有するビニル系重合体を用いて構成されており、接着強度及び硬化物の弾力性に優れており、さらに硬化物表面のべたつきが少なく防汚性に優れた硬化物を与える硬化性組成物、並びに該硬化性組成物を用いたシーリング材及び接着剤に関する。
従来、アルコキシシリル基を有するビニル重合体は、雰囲気中の湿気により架橋し、耐久性、耐候性、透明性及び接着性に優れた硬化物を与えることが知られている(例えば、下記の特許文献1、特許文献2、特許文献3)。そのため、上記ビニル重合体を有する硬化性組成物は、塗料、コーティング剤、接着剤、感圧接着剤、シーラント及びシーリング材などの用途に広く用いられている。
ところで、シーリング材や、外気に露出している部分に位置している接着剤硬化物は、雰囲気中を漂う湿気や塵埃などにより露出部分が汚れ、外観を損なうことが多々あった。そのため、従来、下記の特許文献4に記載の光硬化性化合物、特許文献5に記載の酸素反応性化合物などを添加する方法が用いられていた。また、下記の特許文献6に記載のように、ポリフルオロ基含有アクリル重合体を用いた硬化性組成物も提案されている。
しかしながら、アルコキシシリル基含有ビニル重合体に対してこれらの化合物は共有結合を介して強固に結合されていない。従って、やはり硬化物表面が雰囲気の影響を受けて汚染されたり、経時によりこれらの化合物がブリードアウトしたりすることがあった。
また、下記の特許文献7には、オルガノシロキサン成分を含有させた塗料用組成物が開示されているが、ここでは、加水分解性シリル基含有ビニル重合体への共有結合的な結合については言及されていない。
他方、下記の特許文献8には、架橋可能な加水分解性シリル基を有する重合体と、空気硬化性化合物及び/または光硬化性化合物からなる室温硬化性組成物が開示されている。ここでは、空気硬化性化合物及び/または光硬化性化合物の配合により、硬化物表面のべたつきが抑制され、硬化性及び表面耐候性を高め得る旨が示されている。上記空気硬化性化合物としては、空気中の酸素により重合を化合物が好ましい旨、また上記光硬化性化合物としては、光の作用により硬化する種々の化合物を用いることができる旨が示されている。
他方、アルコキシシリル基含有ビニル系重合体の製造に際してアルコキシシリル基を導入する方法としては、(1)アルコキシシリル基を有する重合開始剤による重合を開始する方法、(2)アルコキシシリル基を有する連鎖移動剤を用いる方法、(3)アルコキシシリル基を有する共重合性モノマーを用いる方法などの重合と同時にアルコキシシリル基を導入する方法が知られている(例えば、特許文献9〜12など)。あるいは、アルケニル基を有するビニル重合体を合成し、しかる後、ヒドロシリル化によりアルコキシシリル基を導入する方法も提案されている(例えば、特許文献13,14)。
特開昭57−179210号公報 特開平4−202585号公報 特開平11−43512号公報 特開平5−65400号公報 特開平3−160053号公報 特開2000−366320号公報 特開2002−309174号公報 特開平11−49969号公報 特開昭54−123192号公報 特開昭57−179210号公報 特開昭59−78220号公報 特開昭60−23405号公報 特開昭54−40893号公報 特開平11−80571号公報
上記先行技術に記載の方法で得られたアルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル系重合体を主成分とする硬化性組成物において、透明な硬化物を得ようとした場合、充填剤や顔料のような添加物を入れずに硬化させればよい。しかしながら、先行技術に記載のアルコキシシリル基を有する(メタ)アクリル酸エステル系重合体を用いて透明な硬化物を得ようとした場合、目視的に透明な硬化物は得られるものの、経時により黄変するという問題があった。そのため、透明な硬化物を得たい場合や、淡色系の着色を施した場合に、安定な色合いを維持することが困難であることがあった。
本発明の目的は、上述した従来技術の現状に鑑み、雰囲気中の湿気により硬化し、弾力性に優れた硬化物を与えるだけでなく、硬化物表面のべたつきが少なく防汚性に優れているだけでなく、さらに硬化物の黄変が生じ難く、淡色の着色を施した場合でも安定的に色合いを維持することができ、あるいは透明性を維持することを可能とする、硬化性組成物、並びに該硬化性組成物を用いたシーリング材及び接着剤を提供することにある。
本発明に係る硬化性組成物は、式(1)で示される架橋性シリル基を末端に有するビニル系重合体(a)100重量部と空気硬化性及び/又は光硬化性化合物(b)5〜40重量部とを含有してなる硬化性組成物である。
−[Si(R12-b(Y)bO]m−Si(R23-a(Y)a (1)
(式中、R1およびR2は、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数7〜20のアラルキル基、または(R’)3Si−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1またはR2が2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Yは水酸基または加水分解性基を示し、Yが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0,1,2,または3を、また、bは0,1,または2を示す。mは0〜19の整数である。ただし、a+mb≧1であることを満足するものとする。)
本発明に係る硬化性組成物の他の特定の局面では、有機金属化合物からなる硬化促進剤がさらに配合される。
本発明に係る硬化性組成物のさらに別の特定の局面では、架橋可能な加水分解性シリル基を有するポリエーテル系重合体(c)がさらに配合される。
本発明に係る硬化性組成物のさらに他の特定の局面では、層状珪酸塩(d)がさらに配合される。
本発明に係るシーリング材及び接着剤は、それぞれ、本発明に従って構成された硬化性組成物からなることを特徴とする。
以下、本発明の詳細を説明する。
本発明の硬化性組成物には、式(1)を末端に有するビニル重合体(a)が含有される。
−[Si(R32-b(Y)bO]m−Si(R43-a(Y)a (1)
(式中、R1およびR2は、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数7〜20のアラルキル基、または(R’)3Si−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1またはR2が2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Yは水酸基または加水分解性基を示し、Yが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0,1,2,または3を、また、bは0,1,または2を示す。mは0〜19の整数である。ただし、a+mb≧1であることを満足するものとする。)
上記Yで示される加水分解性基としては、特に限定されず、例えば、水素、ハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基、アシルオキシド基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシド基などが好ましい例として挙げられ、取り扱いが容易で反応の際に有害な副生成物を生成しないアルコキシ基が特に好ましい。上記水酸基や加水分解性基は1個のケイ素原子に1〜3個の範囲で結合することができ、式(1)中における水酸基及び加水分解性基の総個数、すなわち、a+mb、は1〜5の範囲であるのが好ましい。加水分解性基や水酸基が架橋性ケイ素基中に2個以上結合するときは、それらは同一であっても、異なっていてもよい。架橋性ケイ素化合物を構成するケイ素原子は1個でもよく、2個以上であってもよいが、シロキサン結合により連結されたケイ素原子の場合は20個程度まであってもよい。
上記ビニル系重合体(a)を構成しているビニル重合体部分としては、ビニルモノマーを重合して得られる重合体であれば良く、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリ(メタ)アクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルエーテル等を挙げることができる。また、これらビニル重合体部分を有する共重合体であっても良い。好適には、凝集力や接着性とのバランスの良い数平均分子量7000以上のポリ(メタ)アクリレートやその共重合体が良い。ここで、(メタ)アクリルとはメタクリルとアクリルをまとめて示した表現である。
ポリ(メタ)アクリレートやその共重合体を得るためのモノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2ーブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシー3ーメチルブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシー3ーフェノキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、2−[(メタ)アクリロイルオキシ]エチル2−ヒドロキシエチルフタル酸、2−[(メタ)アクリロイルオキシ]エチル2−ヒドロキシプロピルフタル酸、
[化合物1]
CH2=CH−C(O)O−CH2CH2O−
[C(O)CH2CH2CH2CH2CH2O]n−H
(n=1〜10)
[化合物2]
CH2=C(CH3)−C(O)O−CH2CH2O−
[C(O)CH2CH2CH2CH2CH2O]n−H
(n=1〜10)
[化合物3]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−H
(n=1〜12)
[化合物4]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−H
(n=1〜12)
[化合物5]
CH2=CH−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−H
(n=1〜12)
[化合物6]
CH2=C(CH3)−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−H
(n=1〜12)
[化合物7]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜12)
[化合物8]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜12)
[化合物9]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−
(CH2CH2CH2CH2O)mH
(m,n=1〜12)
[化合物10]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−
(CH2CH2CH2CH2O)mH
(m,n=1〜12)
[化合物11]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−CH3
(n=1〜10)
[化合物12]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−CH3
(n=1〜30)
[化合物13]
CH2=CH−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−CH3
(n=1〜10)
[化合物14]
CH2=C(CH3)−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n−CH3
(n=1〜10)
[化合物15]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜10)
[化合物16]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−
[CH2CH(CH3)O]m−H
(m,n=1〜10)
[化合物17]
CH2=CH−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n
−C(O)−CH=CH2
(n=1〜20)
[化合物18]
CH2=C(CH3)−C(O)O−[CH2CH(CH3)O]n
−C(O)−C(CH3)=CH2
(n=1〜20)
[化合物19]
CH2=CH−C(O)O−(CH2CH2O)n−C(O)−CH=CH2
(n=1〜20)
[化合物20]
CH2=C(CH3)−C(O)O−(CH2CH2O)n
−C(O)−C(CH3)=CH2
(n=1〜20)等を挙げることができる。
その他のビニルモノマーとして、例えば、スチレン、インデン、αーメチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン、p−クロロメチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−tert−ブトキシスチレン、ジビニルベンゼン等のスチレン誘導体;例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、安息香酸ビニル、珪皮酸ビニル等のビニルエステル基を持つ化合物;無水マレイン酸、N−ビニルピロリドン、N−ビニルモルフォリン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、tert−アミルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、エチレングリコールブチルビニルエーテル、トリチレングリコールメチルビニルエーテル、安息香酸(4−ビニロキシ)ブチル、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ブタン−1,4−ジオール−ジビニルエーテル、ヘキサン−1,6−ジオール−ジビニルエーテル、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール−ジビニルエーテル、イソフタル酸ジ(4−ビニロキシ)ブチル、グルタル酸ジ(4−ビニロキシ)ブチル、コハク酸ジ(4−ビニロキシ)ブチルトリメチロールプロパントリビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール−モノビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル3−アミノプロピルビニルエーテル、2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルビニルエーテル、ウレタンビニルエーテル、ポリエステルビニルエーテル等のビニロキシ基を持つ化合物を挙げることができる。
式(1)の架橋性シリル基を末端に有するビニル系重合体の製造方法としては、特に限定されず、例えば、有機ハロゲン化物、またはハロゲン化スルホニル化合物を開始剤、遷移金属錯体を触媒として上記ビニル系モノマーを重合することにより、式(2)で示す末端構造を有するビニル系重合体を製造し、式(2)のハロゲンを式(1)に示す架橋性シリル基含有置換基に変換する方法が挙げられる。
−C(R3)(R4)(X) (2)
(式中、R3は、R4はビニル系モノマーのエチレン性不飽和基に結合した基を表す。また、Xは塩素、臭素、またはヨウ素のハロゲン原子を表す。)
れる。
上記式(2)のハロゲンを式(1)に示す架橋性シリル基含有置換基に変換する方法としては、特に限定されず、例えば、アルケニル基と架橋性シリル基とを有する化合物、シリル基と安定化カルバニオンを有する化合物等を反応させる方法、重合性アルケニル基とそれ以外のアルケニル基を有する化合物、アルケニル基を有する有機金属化合物、アルケニル基を有するカルボン酸金属塩、アルケニル基と安定化カルバニオンを有する化合物等を反応させて式(2)のハロゲンをアルケニル基に置換させた後に、該アルケニル基に架橋性シリル基を有するヒドロシランを反応させる方法等が挙げられる。
また、式(1)の架橋性シリル基を末端に有するビニル系重合体を製造する際に、架橋性シリル基を有する有機ハロゲン化物を開始剤として用いて、一方の端にハロゲンを有し他の端に架橋性シリル基を有する重合体を合成した後、ハロゲンとグリコール、ジアミン、ジカルボン酸等と反応させて両末端に架橋性シリル基を有する重合体を作成しても良いし、一方の端にハロゲンを有し他の端に架橋性シリル基を有する重合体を合成した後、
ハロゲンを上記反応により架橋性シリル基に変換させても良い。或いは、一方の端にハロゲンを有し他の端に架橋性シリル基を有する重合体を合成した後、先述の反応によりハロゲンをアルケニル基に変換した後に、さらに架橋性シリル基に変換しても良い。
また、式(1)の架橋性シリル基を末端に有するビニル系重合体を製造する際に、
アルケニル基を有する有機ハロゲン化物を開始剤として用いて、一方の端にハロゲンを有し他の端にアルケニル基を有する重合体を合成した後、ハロゲンをアルケニル基に変換した後に、アルケニル基を先述の方法で架橋性シリル基に変換する方法等が挙げられる。
(空気硬化性及び/又は光硬化性化合物(b))
本発明においては、上記空気硬化性もしくは光硬化性化合物が硬化物の表面のべたつきを抑制するために配合されている。本発明においては、空気硬化性または光硬化性化合物(b)が配合されておればよく、空気硬化性化合物及び光硬化性化合物の双方が配合されていてもよい。
空気硬化性及び/又は光硬化性化合物(b)の配合割合は、上記ビニル系重合体(a)100重量部に対し、あるいは上記ビニル系重合体(a)と、後述の必要に応じて添加されるポリエーテル系重合体(c)の合計100重量部に対し、5〜40重量部の割合で配合される。5重量部未満の場合には、硬化物表面のべたつきを抑制する作用が十分でなく、40重量部を越えると所望とする硬化物の弾力性及び伸び特性を得ることができない。好ましくは、10〜20重量部の割合で配合される。
好ましい空気硬化性化合物及び光硬化性化合物としては、少なくとも沸点が1気圧で100℃以上のものが好ましい。沸点が100℃未満の場合には、硬化性組成物が硬化中に揮散し、空気硬化性化合物もしくは光硬化性化合物による効果を得ることができないことがある。
また、空気硬化性化合物及び光硬化性化合物としては、ビニル系重合体(a)と相分離しない化合物が好ましい。相分離が起きると、硬化性組成物の安定性が著しく低下したり、表面に空気硬化性化合物もしくは光硬化性化合物がブリードアウトし、硬化被膜がゴム的性質を示さないことがある。もっとも、相分離するような組み合わせであっても、適当な相溶化剤を添加することにより、相分離を抑制してもよい。
本発明で用いられる空気硬化性物質とは、空気中の酸素により架橋し、硬化する化合物をいうものとする。このような空気硬化性化合物としては、大豆油、アマニ油、綿実油、菜種油、桐油、ケシ油等の乾性油、半乾性油及びこれらの変性物を挙げることができる。
光硬化性物質とは、可視光や紫外線等の光によって架橋硬化する化合物のことで、例えば、感光性の重合性不飽和基を持つモノマーやオリゴマーやこれら組成物を挙げることができる。重合性不飽和基として、(メタ)アクリロイル基、シンナモイル基、スチリル基等を挙げることができる。これら不飽和基を持つオリゴマーとしては、ポリエーテルオリゴマー、ポリエステルオリゴマー、ポリウレタンオリゴマー、ポリカーボネートオリゴマー、ポリオレフィンオリゴマー、ビニル重合体オリゴマー等に上記不飽和基を持つ化合物を適宜用いることができる。用いるオリゴマーとしては、配合が容易で、速やかに溶解させることができるポリスチレン換算数平均分子量50000までのものが好ましい。
光硬化性化合物を添加する場合、硬化促進の為に各種、光ラジカル開始剤や光増感剤を添加しても良い。光ラジカル開始剤や光増感剤としては、例えば4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、α−ヒドロキシ−α,α’−ジメチルアセトフェノン、メトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のアセトフェノン誘導体化合物;ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル等のベンゾインエーテル系化合物;ベンジルジメチルケタール等のケタール誘導体化合物;ハロゲン化ケトン;アシルフォスフィンオキシド;アシルフォスフォナート;2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−N,N−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−1−ブタノン;ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキシドビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド;エチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、クロロチオキサントン等のチオキサントン誘導体;アントラセン、メトキシアントラセン、エトキシアントラセン等のアントラセン誘導体;ビス(η5−シクロペンタジエニル)−ビス(ペンタフルオロフェニル)−チタニウム、ビス(η5−シクロペンタジエニル)−ビス[2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピリ−1−イル)フェニル]−チタニウムを挙げることができる。
(ポリエーテル系重合体(c))
本発明に係る硬化性組成物では、好ましくは、架橋可能な加水分解性シリル基を有するポリエーテル系重合体(c)がさらに配合される。
ポリエーテル系重合体(c)としては、主鎖が本質的にポリエーテル重合体からなるもの、主鎖がポリエーテルと(メタ)アクリル酸エステルとからなる重合体等が挙げられる。この有機重合体を配合することにより、硬化物の耐水性を高めたり、シーリング材を構成した場合のゴム弾性を高めることができる。上記(メタ)アクリル酸エステル系重合体と、上記ポリエーテル系の有機重合体と併用する場合、その配合割合は、ビニル系重合体(a)100重量部に対し、ポリエーテル系重合体(c)を0.1〜100重量部の割合で添加することが好ましく、より好ましくは0.5〜100重量部である。
ポリエーテル系重合体(c)の配合割合が0.1重量部未満では、接着性改善効果が小さくなることがあり、200重量部を越えると、耐候性が低くなることがあり、かつ接着性向上効果がそれほど高くならないことがある。
上記ポリエーテル系重合体(c)とは、主鎖が本質的に、一般式〔−(R−O)n−、式中のRは炭素数1〜4であるアルキレン基を示す。〕で表される化学的に結合された繰り返し単位を含み、かつ末端に架橋可能な加水分解性シリル基を含有する重合体をさす。
上記ポリエーテル系重合体(c)は、例えば、末端にアリル基を有するポリアルキレンオキサイドをVIII族遷移金属の存在化で下記化学式(3)により表されるヒドロシラン化合物を反応させることによって合成される。
Figure 2005290271
(式中R5は1価の炭化水素基及びハロゲン化された1価の炭化水素基から選択される基、aは0、1または2の整数、Xはハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基及びケトキシメート基より選択される原子または基を意味する。)
上記重合体の主鎖であるポリアルキレンオキサイドとしては、例えば、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリブチレンオキサイド等が挙げられるが、室温硬化性組成物の硬化物が耐水性に優れ、かつシーリング材としての弾性を確保できるという点でポリプロピレンオキサイドが好ましい。
上記架橋可能な加水分解性シリル基としては、反応後有害な副生成物を生成しない物が好ましく、例えば、メトキシシリル基、エトキシシリル基等のアルコキシシリル基が挙げられる。
ポリエーテル系重合体(c)の数平均分子量が小さくなると、硬化物の伸びが十分でなくなり、目地面に対する追従性が低下し、大きくなると硬化前の粘度が高くなり、配合工程の作業性が悪くなる。従って、好ましくは、数平均分子量は、4000〜30000であり、さらに好ましくは10000〜30000であり、かつ分子量分布は1.6以下が望ましい。
上記ポリエーテル系重合体(c)としては、例えば、商品名「MSポリマー」(鐘淵化学工業社製)として、MSポリマーS−203、S−303など、商品名「サイリルポリマー」(鐘淵化学工業社製)として、サイリルSAT−200、SAT−350、SAT−400や、商品名「エクセスター」(旭硝子社製)として、エクセスターESS−3620、ESS−3430、ESS−2420、ESS−2410などが市販されている。
(層状珪酸塩)
本発明で好ましくは用いられる層状珪酸塩とは、層間に交換性陽イオンを有する珪酸塩鉱物を意味する。本発明で用いられる層状珪酸塩としては特に限定されず、例えば、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、バイデライト、スティブンサイト、ノントロナイト等のスメクタイト系粘土鉱物、バーミキュライト、ハロイサイト、膨潤性マイカ等が挙げられる。中でも、モンモリロナイト、膨潤性マイカが好ましい。上記層状珪酸塩は天然物または合成物のいずれであってもよく、これらの1種または2種以上を用い得る。
上記層状珪酸塩としては、下記式により定義される形状異方性効果が大きいスメクタイト類や膨潤性マイカを用いることが、硬化性組成物の機械強度向上やガスバリヤ性向上の点からより好ましい。なお、層状珪酸塩の結晶表面(A)及び結晶端面(B)を図1に模式的に示す。
形状異方性効果=結晶表面(A)の面積/結晶端面(B)の面積
図2に示すように、上記層状珪酸塩の層間に存在する交換性陽イオンとは、結晶表面上のナトリウム、カルシウム等のイオンであり、これらのイオンは、カチオン性物質とイオン交換性を有するので、カチオン性を有する種々の物質を上記層状珪酸塩の層間に捕捉(インターカレート)することができる。
上記層状珪酸塩の陽イオン交換容量としては特に限定されないが、50〜200ミリ等量/100gであるのが好ましい。50ミリ等量/100g未満であると、イオン交換により結晶層間に捕捉(インターカレート)できるカチオン性界面活性剤の量が少なくなるので、層間が十分に非極性化されないことがある。一方、200ミリ等量/100gを超えると、層状珪酸塩の層間の結合力が強固となり、層状珪酸塩の各層を構成している結晶薄片間の距離を増大し難くなることがある。
上記層状珪酸塩は、ベース樹脂100重量部に対して、0.1〜100重量部配合される。さらに好ましくは、0.5〜50重量部、特に好ましくは、1〜10重量部である。0.1重量部未満では硬化物の耐候性向上や難燃化などの作用が発現され難く、10重量部を越えると、硬化性組成物の粘度が高くなり作業性、生産性が低下することがある。
なお、上記ベース樹脂とは、上記ビニル系重合体(a)と、必要に応じて添加されるポリエーテル系重合体(c)の合計である。
上記層状珪酸塩は、広角X線回折測定法により測定した(001)面の平均層間距離が3nm以上であり、5層以下で存在しているものを含んで分散しているものが好ましい。平均層間距離が3nm以上であり、5層以下で分散していると、硬化性組成物の耐候性、難燃性の性能発現に有利となる。
なお、本明細書において、層状珪酸塩の平均層間距離とは、微細薄片状結晶を層とした場合の平均の層間距離であり、X線回折ピーク及び透過型電子顕微鏡撮影により、すなわち、広角X線回折測定法により算出できるものである。3nm以上に層間が開裂し、5層以下で存在しているものを含んで分散している状態は、層状珪酸塩の積層体の一部または全てが分散していることを意味しており、層間の相互作用が弱まっていることによる。
さらに、層状珪酸塩の平均層間距離が6nm以上であると、難燃性、機械物性、耐熱性等の機能発現に特に有利である。平均層間距離が6nm以上であると、層状珪酸塩の結晶薄片層が層毎に分離し、層状珪酸塩の相互作用がほとんど無視できるほどに弱まるので、層状珪酸塩を構成する結晶薄片の樹脂中での分散状態が剥離安定化の方向に進行する。すなわち、層状珪酸塩が1枚づつ薄片状に乖離した状態で硬化性組成物中に安定化されて存在することとなる。
層状珪酸塩の分散状態としては、ベースとなる樹脂中において層状珪酸塩の薄片状結晶が高度に分散していることが好ましい。より具体的には、層状珪酸塩の10重量%以上が5層以下で存在している状態に分散されていることが好ましく、より好ましくは、層状珪酸塩の20重量%以上が5層以下の状態で存在していることが望ましい。さらに、分散している薄片状結晶の積層数が5層以下であれば、層状珪酸塩の添加による効果が良好に得られるが、3層以下であればより好ましく、単層状に分散していることがさらに望ましい。
本発明の層状珪酸塩は、4級アンモニウム塩で処理されてなる層状珪酸塩であることが好ましい。4級アンモニウム塩で処理することにより、層状珪酸塩の上記ベース樹脂中への分散性を向上させることができるからである。また、4級アンモニウム塩は上記ビニル系重合体の架橋反応に対する触媒作用があることが知られており、層状珪酸塩と共に上記ベース樹脂中に分散することにより分散性の向上と共に硬化速度を促進させることも可能となる。
上記4級アンモニウム塩としては、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、トリオクチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、ジ硬化牛脂ジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジベンジルアンモニウム塩、N−ポリオキシエチレン−N−ラウリル−N,N−ジメチルアンモニウム塩等が挙げられ、これらの4級アンモニウム塩は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。上記の中でも、良好な分散性が得られることから、炭素数6以上のアルキル鎖またはポリオキシアルキレン鎖を有する4級アルキルアンモニウムイオン塩が好ましい。
層状珪酸塩の分散には各種攪拌機を用いることができるが、分散しにくい場合には3本ロール等の高剪断がかかる装置を用いて分散を行うと所望の分散状態を得やすい場合がある。
(硬化促進剤)
本発明に係る硬化性組成物では、上記ビニル系重合体(a)の硬化促進剤として、好ましくは有機金属化合物がさらに配合され得る。
好適に用いることの出来る有機金属化合物として、ゲルマニウム、錫、鉛、硼素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、チタニウム、ジルコニウム等の金属元素と有機基を置換してなる有機金属化合物を挙げることが出来る。例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫フタレート、ビス(ジブチル錫ラウリン酸)オキサイド、ジブチル錫ビスアセチルアセトナート、ジブチル錫ビス(モノエステルマレート)、オクチル酸錫、ジブチル錫オクトエート、ジオクチル錫オキサイド等の錫化合物、テトラ−n−ブトキシチタネート、テトライソプロポキシチタネート等のチタネート系化合物等が挙げられ、これらは単独または2種以上を併用して使用することが出来る。
上記硬化促進剤は、好ましくは、ベース樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の割合で配合される。0.1重量部未満では硬化促進効果が十分でないことがあり、10重量部を越えると、硬化が早くなりすぎ、取り扱いが困難になる場合がある。
(紫外線吸収剤及び光安定剤)
本発明の硬化性組成物には、耐候性を向上させるために各種紫外線吸収剤や光安定剤を配合することが好ましい。層状珪酸塩との併用により、層状珪酸塩が各種紫外線吸収剤や光安定剤のブリードアウトを抑制するように作用するため、硬化物中にこれらが長期にわたって保持されるためである。
特に、前記ポリエーテル重合体(C)をさらに添加した硬化性組成物では、長期間の経過後に硬化物黄変等が発生し易いため有効となる。
上記紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系等の公知の紫外線吸収剤が挙げられ、中でもベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤が紫外線吸収性能が高いので好ましい。上記紫外線吸収剤を配合する場合には、上記ベース樹脂100重量部に対して、0.1〜20重量部、より好ましくは、0.5〜10重量部配合されているのが好ましい。0.1重量部よりも少ないと耐候性の向上効果が不十分であることがあり、20重量部を越えると、呈色によりシーリング材としての外観を損なう等の問題を生じる。
上記光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系光安定剤が用いられる。ヒンダードアミン系光安定剤は、一般に紫外線吸収剤と併用すると優れた効果を発揮する。上記ヒンダードアミン系光安定剤(以下、光安定剤)の中でも、下記一般式(A)で示される構造を有する基を分子中に有するものが、層状珪酸塩と併用すると特に著しい効果がある。このようヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)セバケート、ポリ[{6−(1,1,3,3,−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)イミノ}]等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし、2種以上併用されてもよい。
層状珪酸塩との併用による耐候性効果は、光安定剤のブリードアウト防止効果が主であると考えられる。すなわち層状珪酸塩が組成物中で光安定剤と相互作用し、光安定剤が系から散逸するのを防いでいる為であると考えられる。また、相互作用の中でも層状珪酸塩がブリードアウトを阻害する板のように作用することにより、光安定剤のブリードアウトが抑制されると考えられる。光安定剤の中でも下記一般式(A)で示される構造を有する基を分子中に有するものが特にその効果が著しいのは、N原子に結合したH原子が関与しているものと推察される。
Figure 2005290271
上記光安定剤を配合する場合には、上記有機重合体100重量部に対して、0.1〜20重量部、より好ましくは0.5〜10重量部配合されているのが好ましい。0.1重量部よりも少ないと、耐候性の向上効果が不十分であることがあり、20重量部を越えると着色の問題が生じ、シーリング材としての外観を損なうことがある。
(その他の添加物)
本発明の硬化性組成物には、本発明の目的より効果を阻害しない限り、ビニル系重合体(a)の硬化促進剤、組成物の粘性特性を調整する粘度調整剤、チキソトロープ剤、引張特性などを改善する物性調整剤、増量剤、補強剤、可塑剤、着色剤、難燃剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、たれ防止剤、老化防止剤、溶剤、香料、顔料、染料、脱水剤などを添加してもよい。
ビニル系重合体(a)の硬化促進剤としては、例えば、有機金属化合部を用いることができる。
粘度調整剤としては、例えば、ビニル系重合体(a)との相溶性の良い高分子化合物から選ばれ、配合される化合物から適宜選択される。例えば、アクリル系高分子、メタクリル系高分子、ポリビニルアルコール誘導体、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン誘導体、ポリエステル類、ポリエーテル類、ポリイソブテン、ポリオレフィン類、ポリアルキレンオキシド類、ポリウレタン類、ポリアミド類、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、NBR、SBS、SIS、SEBS、水添NBR、水添SBS、水添SIS、水添SEBS等を挙げることができる。また、これら共重合体、官能基変成体を挙げることができし、これらを適宜組み合わせてもよい。
チキソトロープ剤としては、組成物がチキソトロピー性を発現するような物質から適宜選ばれる。例えば、コロイダルシリカ、ポリビニルピロリドン、疎水化炭酸カルシウム、ガラスバルーン、ガラスビーズ等を挙げることができる。チキソトロープ剤の選択については、ビニル系重合体(a)親和性の高い表面を有することが望ましい。
引っ張り特等を改善する物性調整剤としては、各種シランカップリング剤として、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N,N’−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N’−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N’−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ヘキサエチレンジアミン、N,N’−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]ヘキサエチレンジアミン等を挙げられ、これらは単独または2種以上併用してもかまわない。
増量剤としては、本発明に係る組成物中に添加してチキソトロープ性を発現しないものが好適に利用でき、例えば、タルク、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水珪素、含水珪素、ケイ酸カルシウム、二酸化チタン、カーボンブラック等を挙げられ、これらは単独または2種以上併用してもかまわない。
可塑剤としては、例えば、リン酸トリブチル、リン酸トリクレジル等のリン酸エステル類、フタル酸ジオクチル等のフタル酸エステル類、グリセリンモノオレイル酸エステル等の脂肪酸-塩基酸エステル類、アジピン酸ジオクチル等の脂肪酸二塩基酸エステル類、ポリプロピレングリコール類等を挙げられ、これらは単独または2種以上併用してもかまわない。
(接着剤及びシーリング材)
本発明に係る硬化性組成物は、シーリング材または接着剤として好適に用いられる。本発明に係る硬化性組成物は、後述する実施例から明らかなように、雰囲気中の湿気により速やかに硬化し、柔軟性を有する硬化物を与え、良好な接着強度を発現する。さらに、上記空気硬化性もしくは光硬化性化合物(b)が上記特定の割合で配合されているため、硬化物のべたつきが抑制され、防汚性も高められる。
従って、本発明によれば、透明や淡色の表面が求められるシーリング材や接着剤を提供することが可能となる。
本発明に係る硬化性組成物では、架橋性シリル基を含有するビニル系重合体(a)100重量部に対し、空気硬化性及び/又は光硬化性化合物(b)が5〜40重量部の範囲で含有されているため、雰囲気中の湿気により硬化し、弾力性及び伸びに優れた硬化物が得られると共に、硬化物の表面のべとつきが抑制され、防汚性に優れた硬化物を得ることができる。
特に、本発明の架橋性シリル基含有ビニル重合体(a)は、上述のとおり末端に架橋性シリル基を有しているので、側鎖に架橋性シリル基を有している場合に比べて、硬化前は低粘度で糸引き等が少なく取り扱いが容易であるにもかかわらず、硬化物は優れた伸び、弾性を示す。
よって、本発明に係る硬化性組成物をシーリング材や接着剤として用いることにより、湿気硬化型であり、かつ硬化物の伸び物性に優れており、さらに硬化物の経時による汚染が生じ難く、かつ透明性や淡色の色合いを安定に保持し得る接着剤やシーリング材を提供することが可能となる。
本発明の実施例及び比較例を以下において説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(ビニル系重合体(a)の調製)
還流管をつけた1Lの三口丸底フラスコに臭化第一銅(6.25g、156mmol)、アセトニトリル(50mL)、及び、ペンタメチルジエチレントリアミン(9.1mL)を仕込み、窒素ガスで置換した。アクリル酸−n−ブチル(500mL、447g、3.9mol)、及び、ジエチル−2,5−ジブロモアジペート(15.7g、43.6mmol)を添加し、70℃で7時間加熱撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、活性アルミナで処理した。揮発分を減圧下留去し、末端にハロゲンを有するポリ(アクリル酸−n−ブチル)を350g得た(重合収率87%)。重合体の数平均分子量はGPC測定(ポリスチレン換算)により10700、分子量分布は1.15であった。
次に、還流管をつけた2Lの三口丸底フラスコに、上記のようにして得られた末端にハロゲンを有するポリ(アクリル酸−n−ブチル)(350g)、製造例2で合成された4−ペンテン酸のカリウム塩(22.3g、161mmol)、及び、ジメチルアセトアミド(350mL)を仕込み、窒素雰囲気下、70℃で4時間反応させた。混合物を酢酸エチルで希釈し、2%塩酸、ブラインで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、揮発分を減圧下留去することにより重合体を単離した。重合体と等量の珪酸アルミ(協和化学製:キョ−ワ−ド700PEL)を添加して100℃で4時間撹拌し、末端にアルケニル基を有するポリ(アクリル酸ブチル)を得た。オリゴマ−1分子当たりに導入されたアルケニル基は、1H−NMR分析より、1.82個であった。
次に、200mLの耐圧ガラス反応容器に、上記重合体(150g)、ジメトキシメチルヒドロシラン(18mL、145mmol)、オルトぎ酸ジメチル(2.6mL、24.2mmol)、及び、白金触媒を仕込んだ。ただし、白金触媒の使用量は、重合体のアルケニル基に対して、モル比で2×10-4当量とした。反応混合物を100℃で4時間加熱した。混合物の揮発分を減圧留去することにより、末端にシリル基を有するポリ(アクリル酸−n−ブチル)を得た。オリゴマ−1分子当たりに導入されたシリル基は、1H−NMR分析より、1.46個であった。
(実施例1)
上記で得られたビニル系重合体100g、ポリプロピレングリコール(和光純薬社性、分子量3000)50g、酢酸エチル100g、光硬化性化合物(東亞合成社製、アロニックスM6100)25g、脂肪酸処理炭酸カルシウム30g、重質炭酸カルシウム70g及び硬化促進剤(ジブチル錫ジラウリレート)2gを加え、密封した攪拌機で均一になるまで混合し、脱溶剤をした後に、その後、10分間減圧脱泡して白色ペースト状の硬化性組成物を得た。
得られた硬化性組成物をポリエチレン板上に、膜厚が2.5mmとなる様に塗工し、その後、20℃、相対湿度50%の環境下で7日間養生して、ゴム状のシート皮膜を得た。シート皮膜のゴム物性を以下の要領で評価したところ、破断伸びは550%、破断応力は0.25N/mm2であった。このシートを得るときのタックフリー時間は5時間であった。また、以下の要領で防汚性を評価した。結果を下記表1に示す。
(ゴム物性の評価)
20℃及び相対湿度50%の雰囲気下で7日間養生させた上記ゴム状のシート皮膜を、JIS K 6301に準じ、3号ダンベル形状でクロスヘッド速度500mm/分で引っ張り試験を行い、破断伸び(%)及び破断応力(N/mm2)を評価した。
(防汚性の評価)
ゴム物性を評価するのに用いたシートの一部を防汚性評価に用いた。評価に際しては、シートを屋外暴露(南方側、45゜傾斜)し、外観の変化を観察した。暴露場所は、積水化学工業株式会社水口工場敷地内、国道一号線より距離約20mの地点。
(実施例2)
上記で実施例1で得られたビニル系重合体100g、ポリプロピレングリコール(和光純薬社性、分子量3000)50g、酢酸エチル100g、光硬化性化合物(東亞合成社製、アロニックスM1600)10g、脂肪酸処理炭酸カルシウム30g、重質炭酸カルシウム70g及び硬化促進剤(ジブチル錫ジラウリレート)2gを加え、密封した攪拌機で均一になるまで混合し、脱溶剤をした後に、10分間減圧脱泡して白色ペースト状の硬化性組成物を得た。
得られた硬化性組成物を用い、実施例1と同様にして、シート皮膜のゴム物性を評価したところ、破断伸びは550%、破断応力は0.25N/mm2であった。このシートを得るときのタックフリー時間は5時間であった。また、実施例1と同様にして、防汚性を評価した。表1に結果を示す。
(実施例3)
参考例1で得たアルコキシシリル基含有アクリル系重合体の酢酸エチル溶液100gにポリプロピレングリコール(和光純薬社性、分子量3000)50g、光硬化性化合物(東亞合成社製、アロニックスM1600)5g、脂肪酸処理炭酸カルシウム30g、重質炭酸カルシウム70g、硬化促進剤(ジブチル錫ジラウリレート)2gを加え、密封した攪拌機で均一になるまで混合し、その後、10分間減圧脱泡して白色ペースト状の硬化性組成物を得た。
得られた硬化性組成物を用い実施例1と同様にして、シート皮膜のゴム物性を評価したところ、破断伸びは550%、破断応力は0.25N/mm2であった。このシートを得るときのタックフリー時間は5時間であった。また、実施例1と同様にして、防汚性を評価した。表1に結果を示す。
(比較例1)
上記で実施例1で得られたビニル系重合体100g、ポリプロピレングリコール(和光純薬社性、分子量3000)50g、酢酸エチル100g、脂肪酸処理炭酸カルシウム30g、重質炭酸カルシウム70g及び硬化促進剤(ジブチル錫ジラウリレート)2gを加え、密封した攪拌機で均一になるまで混合し、脱溶剤をした後に、10分間減圧脱泡して白色ペースト状の硬化性組成物を得た。
得られた硬化性組成物を用い、実施例1と同様にして、シート皮膜のゴム物性を評価したところ、破断伸びは530%、破断応力は0.23N/mm2であった。このシートを得るときのタックフリー時間は8時間であった。また、実施例1と同様にして防汚性を評価した。結果を表1に示す。
Figure 2005290271
(実施例4)
実施例1の硬化性組成物を調製する際に、層状珪酸塩ソマシフMPE−100(ポリオキシプロピレンジエチル4級アンモニウム塩で有機処理した膨潤性フッ素雲母、コープケミカル社製)10g、チヌビン770(ヒンダードアミン系光安定剤、チバスペシャリティーケミカルズ社製)5g、チヌビン327(ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、チバスペシャリティーケミカルズ社製)5gを加えたこと以外は実施例1と同様にして硬化性組成物を得た。
(層状珪酸塩の平均層間距離の測定)
実施例4で得られた硬化性組成物における層状珪酸塩の平均層間距離を以下のようにして測定した。
X線回折測定装置(リガク社製、RINT1100)により、層状珪酸塩の積層面の回折により得られる回折ピークの2θを測定し、下記のブラックの回折式を用いて層状珪酸塩の(001)面間隔を算出した。以下のdを平均層間距離とし、平均層間距離が3nm以上と良好に分散していた。
λ=2dsinθ
なお、式中において、λ(nm)=0.154、d(nm)は層状珪酸塩の面間隔、θ(degree)は回折角である。
(層状珪酸塩の分散状態の確認)
透過型電子顕微鏡(TEM 日本電子社製「JEM−1200EX II」)写真により、硬化物中の層状珪酸塩の分散状態を観察して、5層以下で存在していた。
耐候性評価
(評価)
上記実施例1及び4で得られた硬化性組成物の下記方法で耐候性を評価した。各配合組成物を50mm×150mm(厚み1mm)のステンレス板に0.5mm厚みで塗布し、20℃×60%RHの雰囲気下で7日間(168時間)放置して養生硬化させた後、下記条件で、150時間及び400時間光照射を行い、表面状態を目視で確認し、クラックの無いものを〇と判定した。結果を下記の表2に示す。
光照射条件
試験装置:アイスーパーUVテスター(SUV−F11型)、岩崎電気株式会社製
照射強度:100mW/cm2 限定波長:295nm〜450nm
ブラックパネル温度:63℃ 照射距離:235mm(光源と試料間)
(尚、アイスーパーUVテスターによる光照射評価は、材料系や試験条件によっても変動するので一概には言えないが、通常サンシャインウエザオメーターによる評価よりも、10倍程度の過酷な促進効果があるとされている。)
Figure 2005290271
層状珪酸塩の薄片状結晶の結晶表面(A)及び結晶端面(B)を説明するための模式図。 層状珪酸塩の層間の交換性陽イオンを説明するための模式図。

Claims (6)

  1. 式(1)で示される架橋性シリル基を末端に有するビニル系重合体(a)100重量部と空気硬化性及び/又は光硬化性化合物(b)5〜40重量部とを含有してなることを特徴とする硬化性組成物。
    −[Si(R12-b(Y)bO]m−Si(R23-a(Y)a (1)
    (式中、R1およびR2は、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数7〜20のアラルキル基、または(R’)3Si−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1またはR2が2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Yは水酸基または加水分解性基を示し、Yが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0,1,2,または3を、また、bは0,1,または2を示す。mは0〜19の整数である。ただし、a+mb≧1であることを満足するものとする。)
  2. 有機金属化合物からなる硬化促進剤をさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の硬化性組成物。
  3. 架橋可能な加水分解性シリル基を有するポリエーテル系重合体(c)をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の硬化性組成物。
  4. 層状珪酸塩(d)がさらに配合されている、請求項1〜3のいずれかに記載の硬化性組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性組成物からなることを特徴とするシーリング材。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性組成物からなることを特徴とする接着剤。
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