JP2005283704A - 映像表示システム及び映像生成方法 - Google Patents

映像表示システム及び映像生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005283704A
JP2005283704A JP2004094153A JP2004094153A JP2005283704A JP 2005283704 A JP2005283704 A JP 2005283704A JP 2004094153 A JP2004094153 A JP 2004094153A JP 2004094153 A JP2004094153 A JP 2004094153A JP 2005283704 A JP2005283704 A JP 2005283704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
image
image display
display system
viewpoint position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004094153A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005283704A6 (ja
JP4547960B2 (ja
Inventor
Takeshi Minagawa
剛 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004094153A priority Critical patent/JP4547960B2/ja
Publication of JP2005283704A publication Critical patent/JP2005283704A/ja
Publication of JP2005283704A6 publication Critical patent/JP2005283704A6/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4547960B2 publication Critical patent/JP4547960B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

【課題】
映像表示面の形状がユーザに凹面を向けた曲面の一部分であるような従来の映像表示システムにおいては、映像生成の基準とした理想視点位置とは異なる位置から映像を観賞する場合に、幾何学的な歪みが大きいという課題があった。
【解決手段】
ある平面との共通部分の一部分が円弧となるような映像表示面を備え、該平面上の、該円弧を含む円の円周上に理想視点位置を設定して、映像を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の視点位置で映像を観賞できる映像表示システム、及び、そのような映像表示システムのための映像生成方法に関する。
映像表示面の形状がユーザに凹面を向けた曲面の一部分であるような映像表示システムとして、特許文献1、特許文献2、あるいは特許文献3のようなシステムが知られている。これらは、ユーザの視野の広い範囲を映像で覆うことで、ユーザの没入感・臨場感を高めたものである。さらに、特許文献4のシステムにおいては、ユーザに提示する映像を生成する際に用いられる理想視点位置を、映像表示面が成す弧に対する幾何学的な中心位置よりも映像表示面寄りに設定することで、より多くのユーザに高臨場感映像を提供することを可能としている。また、これらのシステムに広く応用することが可能な技術として、複数の画像投映手段を用いて任意形状のスクリーン上に継ぎ目のない大画面映像を提供する装置が、特許文献5に開示されている。
特開2000−132082号公報 特開2002−62506号公報 特開2002−148711号公報 特開2002−350999号公報 特開2002−72359号公報
すべてのユーザに共通の映像をすべてのユーザに共通の映像表示面上で提供する映像表示システムでは、原理的に、理想視点位置、すなわち幾何学的な歪みのない正しい映像を観賞できる位置は空間上の一点だけである。
従来のシステムでは、映像表示面が曲面であることもあり、理想視点位置と異なる位置から観賞した場合に、幾何学的な歪みが大きいという課題があった。
本発明の目的は、理想視点位置と異なる複数の視点位置において、その場所で映像を鑑賞した場合の幾何学的な歪み具合を改善したシステムを、提供することにある。
本発明では、前記課題を解決するために、映像表示面をある平面との共通部分の一部分が円弧となるような形状とし、該平面上の、該円弧を含む円の円周上に理想視点位置を設定して、映像を生成するようにした。
このような方法とすることで、少なくとも前記円周上の視点位置から前記円弧上に表示される映像を鑑賞した場合に、その幾何学的形状を理想視点位置で観賞する場合とまったく同じ、すなわち歪みのない理想的なものとすることができる。
本発明によれば、理想視点位置と異なる複数の視点位置において、その場所で映像を鑑賞した場合の幾何学的な歪み具合を改善した映像表示システムを、提供することができる。
以下、実施例を用いて本発明の実施の形態を説明する。
以下、図1〜図3を用いて第一の実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施例におけるシステムの、概要を表す平面図である。
図1において、映像表示面10は、中心20・半径R1の円21を台として鉛直方向に高さを持つ円筒の一部分を切り取った形状のものである。同じ円21の周上に、観賞席30、観賞席31、観賞席32、観賞席33、観賞席34を設置する。さらに、理想視点位置42を円21の周上で高さH1の位置に設定する。高さH1は、観賞席32に標準的なユーザが座った場合の視点位置と想定される高さであり、所与の値とする。さらに、映像表示面10には、画像投映手段712及び画像投映手段722及び画像投映手段732から、理想視点位置42に基づいて生成した映像、すなわち理想視点位置42で映像を観賞した時に幾何学的な歪みなく見える映像を投映する。映像表示面10の形状に加え、映像表示面10と理想視点位置42の幾何学的な相互関係が分かっているため、そのような映像は容易に生成することができる。なお、画像投映手段を複数備えた構成としたのは、非平面形状のスクリーンの広い映像表示領域に対して、ピントの合った高精細な映像を表示できるようにするためである。
図2は、本発明の第一の実施例におけるシステムの、高さH1における水平断面図である。図2を用いて、本発明の原理について説明する。
図2において、頂点512と頂点522と頂点532とで決定される三角形は、仮想世界中の物体62の断面である。理想視点位置42で映像を観賞した時に幾何学的な歪みなく見える映像とするためには、映像表示面10において、頂点512の像を表示位置51に表示し、頂点522の像を表示位置52に表示し、頂点532の像を表示位置53に表示すればよい。
ところで、円には「同一の弧に対する円周角は互いに等しい」という性質があるため、理想視点位置42において表示位置52が表示位置51の右方向の角度A1の方向に見えるときは、視点位置40においても表示位置52は表示位置51の右方向の角度A1の方向に見える。同じ理由で、理想視点位置42において表示位置53が表示位置52の右方向の角度A2の方向に見えるときは、視点位置40においても表示位置53は表示位置52の右方向の角度A2の方向に見える。すなわち、視点位置40では、理想視点位置42で観賞している仮想世界とまったく同一の仮想世界を、理想視点位置42と視点位置40とで決まる円弧に対する円周角の分だけ回転させたものを観賞している、と考えることができる。つまり、理想視点位置42から仮想世界中の物体62の断面である頂点512と頂点522と頂点532で決定される三角形を見ているとき、視点位置40からは仮想世界中の物体60の断面である頂点510と頂点520と頂点530で決定される三角形が見えており、かつ、これら2つの三角形は合同である。
ただし、映像表示面10に表示されているものを観賞している段階で、「見えている方向」以外の情報(例えば仮想物体までの距離などの情報)が消失してしまうため、映像の解釈は、前記の解釈とは別の解釈をすることもできる。また、前記の関係は、映像表示面と複数の視点位置とが同一円周上に乗っているような平面内でのみ成り立つ関係であり、それとは独立な方向、すなわち本実施例の場合であれば鉛直方向の関係までをも考慮した場合には、視点位置40において観賞できる映像は「理想視点位置42で見ている仮想世界と同一の仮想世界を回転したもの」とは一致しない。すなわち、本発明においても、理想視点位置が複数できるわけではなく、本発明は根本原理に矛盾するものではない。
図3は、本発明の第一の実施例におけるシステムの、システム構成図である。図3において、図1と同じ符号は図1と同じものを表す。
図3において、画像データ供給手段700は、所与の時間間隔ごとに、スクリーンに表示すべき画像データを歪み補正手段711及び歪み補正手段721及び歪み補正手段731に対して供給する。
歪み補正手段711は、画像データ供給手段700から供給された入力画像データ7111に対して、歪み補正パラメタ7110に基づく変換を施した補正済み画像データ7112を生成し、画像投映手段712に向けて出力する。画像投映手段712は、歪み補正手段711から供給された補正済み画像データ7112をスクリーン10に向けて投映する。同様に、歪み補正手段721は、画像データ供給手段700から供給された入力画像データ7211に対して、歪み補正パラメタ7210に基づく変換を施した補正済み画像データ7212を生成して画像投映手段722に向けて出力し、画像投映手段722は歪み補正手段721から供給された補正済み画像データ7212をスクリーン10に向けて投映する。また、歪み補正手段731は、画像データ供給手段700から供給された入力画像データ7311に対して、歪み補正パラメタ7310に基づく変換を施した補正済み画像データ7312を生成して画像投映手段732に向けて出力し、画像投映手段732は、歪み補正手段731から供給された補正済み画像データ7312をスクリーン10に向けて投映する。画像投映手段712と画像投映手段722、画像投映手段722と画像投映手段732は、それぞれ、投映している領域が互いに重なりを持つように配置する。これはスクリーン10が曲面であることによって隣り合う映像領域間に隙間ができないようにするための処置である。
ここで、歪み補正パラメタ7110及び歪み補正パラメタ7210及び歪み補正パラメタ7310は、理想視点位置42で映像を鑑賞した時に全体として幾何学的な歪みなく輝度や色が自然につながった映像が鑑賞できるような補正パラメタである。歪み補正パラメタ7110及び歪み補正パラメタ7210及び歪み補正パラメタ7310は、重なって投映されることにより明るくなっている重複投映領域に対するエッジブレンドなどと呼ばれる明るさ調整のための要素も含め、画像投映手段712及び画像投映手段722及び画像投映手段732の光学特性と、スクリーン10の光学特性と、理想視点位置42及びスクリーン10及び画像投映手段62の幾何学的な配置と、入力画像データ7111及び入力画像データ7211及び入力画像データ7311の生成方法だけに依存して決定されるものであり、計測や計算によってあらかじめ求めておくことができる。
以上、本発明の第一の実施例によれば、映像表示面の形状を、ある平面との共通部分が円弧となるようなものとし、さらに、該平面上の、該円弧を含む円の円周上に理想視点位置を設定して映像を生成するようにしたことで、少なくとも前記円周上の視点位置から前記円弧上に表示される映像を鑑賞した場合に、その幾何学的形状を、理想視点位置で観賞する場合とまったく同じ、すなわち歪みのない理想的なものとすることができる。
なお、前記実施例では映像表示面の形状を円筒面の一部分としたが、本発明において映像表示面の形状に本質的に要求される条件は、ある平面での切断面が円弧となることである。したがって本発明における映像表示面の形状は、円筒面の一部分に限るものではなく、例えば球面の一部分としてもよい。
また、前記実施例ではユーザの視点位置が円21の円周上に並ぶように促す手段として円21の円周上に観賞席を設置したが、観賞席の代わりに円弧状の手摺りなどを用いてユーザの視点位置を誘導してもよいし、視線が通る透明な壁などを設置することによりユーザの視点位置を誘導してもよい。あるいは、視線の通らない不透明な壁を設置し、そこに覗き穴を開けることによりユーザの視点位置を誘導してもよい。
また、前記実施例では映像表示手段として歪み補正手段と画像投映手段とスクリーンで構成されるシステムを用いたが、本発明において映像表示手段に本質的に要求される条件は、特定の形状の映像表示面上に映像を表示することができることである。したがって、本発明における映像表示手段は、歪み補正手段と画像投映手段とスクリーンで構成されるシステムに限るものではなく、例えば、発光ダイオードを並べたようなものであってもよいし、液晶ディスプレイを並べたようなものであってもよい。
以下、図4を用いて本発明の第二の実施例について詳細に説明する。本実施例は、ユーザの視野の広い範囲に映像を提供する場合に好適な例である。
図4は、本発明の第二の実施例におけるシステムの概要を表す平面図である。図4において図1と同じ符号は図1と同じものを表す。
図4において、映像表示面11は、中心20・半径R1の円21を台として鉛直方向に高さを持つ円筒の一部分を切り取った形状のものである。また、映像表示面12及び映像表示面13は、平面形状のものであり、映像表示面11の端から滑らかに繋がるように設置する。本実施例においては、映像表示面11と映像表示面12と映像表示面13とが一体となって、映像表示面14を構成する。映像表示面14には、理想視点位置42に基づいて生成した映像、すなわち理想視点位置42で映像を観賞した時に幾何学的な歪みなく見える映像を表示する。
以上、本発明の第二の実施例によれば、ユーザの視野の広い範囲に映像を提供するために、映像表示面の形状を、映像の中央部分では、ある平面との共通部分が円弧となるようなものとし、周辺部分では、中央部分の映像表示面から滑らかに繋がるような形状のものとして、さらに、前記平面上の、前記円弧を含む円の円周上に理想視点位置を設定して映像を生成するようにしたことで、映像の品質が高いことが望まれる、映像表示面全体の中央部分の映像における幾何学的な歪みを前記第一の実施例と同様に改善しつつ、ユーザの視野の広い範囲に映像を提供することができる。
以下、図5〜図8を用いて、本発明の第三の実施例について詳細に説明する。本実施例は、時分割ステレオ視システムの実施に好適な例である。
図5は、本実施例の映像表示システムの使用目的を説明するための図である。図5は図2と同じ水平断面を考えたものであり、図5において、図1と同じ符号は図1と同じものを表す。
図5で、視点位置410は鑑賞席31のユーザの右目位置であり、視点位置411は鑑賞席31のユーザの左目位置である。同様に、視点位置430は鑑賞席33のユーザの右目位置であり、視点位置431は鑑賞席33のユーザの左目位置である。視点位置410と視点位置430は同じ円21の周上にあり、視点位置411と視点位置431は、各々のユーザが映像表示領域の中心位置101を向いているものとして、視点位置410と視点位置430と中心位置101とから算出する。すなわち、視点位置410と視点位置411との垂直二等分線が中心位置101を通るように、また、視点位置430と視点位置431との垂直二等分線が中心位置101を通るように求める。具体的には、右目と左目との間の距離をr1、中心位置101と視点位置410との距離をr2として、視点位置410を中心とする半径r1の円と中心位置101を中心とする半径r2の円の交点を求め、2つ求められる交点のうちから「右」「左」の関係に基づいて適した方を選択することで求めればよい。
本実施例は、多人数用の時分割ステレオ視システムにおいて、従来、各々のユーザにそれぞれ右目用と左目用の映像を提示していたために(2×N)分割が必要であったところを、右目用の映像として全員に共通の映像を提示し、左目用の映像は各々のユーザのそれぞれに個別の映像を表示することで、(N+1)分割で済ませることを目的としたものである。具体的に図5の例であれば、従来は4分割が必要であったところを、視点位置410と視点位置430に対しては同一の映像を同時に提示することで3分割で済ませることを目的とする。
図6は、本実施例の映像表示システムのシステム構成図である。図6において図3と同じ符号は図3と同じものを表す。
図6において、画像データ供給手段701は、画像データ供給手段700の機能に加え、新たに同期信号送信手段7010を備え、歪み補正手段に対して画像データの供給を開始するタイミングを、液晶シャッタ眼鏡702及び液晶シャッタ眼鏡703に送信する。液晶シャッタ眼鏡702は、鑑賞席31のユーザ用の液晶シャッタ眼鏡であり、同期信号受信手段7020を備え、画像データ供給手段701から送信された同期信号に基づいて、右目用の液晶シャッタと左目用の液晶シャッタの状態を制御する。同様に、液晶シャッタ眼鏡703は、鑑賞席33のユーザ用の液晶シャッタ眼鏡であり、同期信号受信手段7030を備え、画像データ供給手段701から送信された同期信号に基づいて、右目用の液晶シャッタと左目用の液晶シャッタの状態を制御する。ここで、液晶シャッタの状態としては「透過状態」と「遮断状態」の2状態があり、左右それぞれに対して独立に制御することができる。透過状態の場合にはユーザはスクリーン10上の映像を鑑賞することができ、遮断状態の場合にはユーザはスクリーン10上の映像が見えない。画像データ供給手段701が供給する画像データと送信する同期信号との関係については、図7及び図8を用いて詳細に説明する。
図7は、本実施例の画像データの供給方法の一例を示すフローチャートである。
画像データ供給処理が開始されると、まず、ステップ800においてフレーム番号nを初期化(n=0)する。
次に、ステップ801において、視点位置410と視点位置430に共通の第nフレーム目の画像データをT秒間供給する。ここでTは所与の時間間隔であり、例えば60分の1という値である。このとき、画像データ供給手段701は液晶シャッタ眼鏡702と液晶シャッタ眼鏡703に同期信号を送信し、液晶シャッタ眼鏡702は同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを透過状態に・左目用の液晶シャッタを遮断状態にし、液晶シャッタ眼鏡703も同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを透過状態に・左目用の液晶シャッタを遮断状態にする。
次に、ステップ802において、視点位置411のための第nフレーム目の画像データをT秒間供給する。このとき、画像データ供給手段701は液晶シャッタ眼鏡702と液晶シャッタ眼鏡703に同期信号を送信し、液晶シャッタ眼鏡702は同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを遮断状態に・左目用の液晶シャッタを透過状態にし、液晶シャッタ眼鏡703は同期信号を受信して右目用の液晶シャッタも左目用の液晶シャッタも遮断状態にする。
次に、ステップ803において、視点位置431のための第nフレーム目の画像データをT秒間供給する。このとき、画像データ供給手段701は液晶シャッタ眼鏡702と液晶シャッタ眼鏡703に同期信号を送信し、液晶シャッタ眼鏡703は同期信号を受信して右目用の液晶シャッタも左目用の液晶シャッタも遮断状態にし、液晶シャッタ眼鏡703は同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを遮断状態に・左目用の液晶シャッタを透過状態にする。
次に、ステップ804においてフレーム番号nに1を加え、引き続きステップ805においてフレーム番号nの値に基づいて終了判定を行う。必要な画像データを供給し終えていない場合には、ステップ801に戻って以上の処理を繰り返す。必要な画像データをすべて供給し終えている場合には、画像データ供給処理を終了する。
図8は、図7で説明したものとは別の、画像データの供給方法の一例を示すフローチャートである。図8において図7と同じ符号は図7と同じ処理を表す。
画像データ供給処理が開始され、ステップ800においてフレーム番号nの初期化処理が行われた後、ステップ8010において、視点位置410と視点位置430に共通の第nフレーム目の画像データを(T/2)秒間供給する。このとき、画像データ供給手段701は液晶シャッタ眼鏡702と液晶シャッタ眼鏡703に同期信号を送信し、液晶シャッタ眼鏡702は同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを透過状態に・左目用の液晶シャッタを遮断状態にし、液晶シャッタ眼鏡703も同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを透過状態に・左目用の液晶シャッタを遮断状態にする。
次に、ステップ802において視点位置411のための第nフレーム目の画像データの供給が行われた後、ステップ8011において再び、視点位置410と視点位置430に共通の第nフレーム目の画像データを(T/2)秒間供給する。このとき、画像データ供給手段701は液晶シャッタ眼鏡702と液晶シャッタ眼鏡703に同期信号を送信し、液晶シャッタ眼鏡702は同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを透過状態に・左目用の液晶シャッタを遮断状態にし、液晶シャッタ眼鏡703も同期信号を受信して右目用の液晶シャッタを透過状態に・左目用の液晶シャッタを遮断状態にする。
ステップ803以降の処理については、図7で説明したものと同じである。
以上、図8の方法によれば、図7の方法に比べて、映像が見えていない時間の最大長をすべてのユーザに対して短くすることができる。
なお、ステップ8010及びステップ8011における時間間隔(T/2)秒については、ユーザが2人の場合の値であり、N人のユーザがいる場合には、この値を(T/N)秒とすればよい。そうすることにより、全員に共通の右目用の画像データと誰か1人のための左目用の画像データとを交互に供給し、かつ、右目用の画像データの総供給時間と左目用の画像データの総供給時間とを同じにすることができる。
以上、本発明の第三の実施例によれば、N人のユーザ用の時分割ステレオ視システムにおいて、従来、各々のユーザにそれぞれ右目用と左目用の映像を提示していたために(2×N)分割が必要であったところを、右目用の映像として全員に共通の映像を提示し、左目用の映像は各々のユーザのそれぞれに個別の映像を表示することで、(N+1)分割で済ませることができる。これにより、ユーザが体感する映像の明るさの向上や、映像の1ユーザ当たりのフレームレートの向上など、映像品質の改善を行うことができる。また、画像データ供給手段が、供給する画像データとしてあらかじめ作成した画像データベースを使用している場合には、総データ量削減による記憶装置のコスト削減の効果も期待することができる。
映像表示システムの概要を表す平面図である。(実施例1) 映像表示システムの高さH1における水平断面図である。(実施例1) 映像表示システムのシステム構成図である。(実施例1) 映像表示システムの概要を表す平面図である。(実施例2) 映像表示システムの使用目的を説明するための図である。(実施例3) 映像表示システムのシステム構成図である。(実施例3) 画像データの供給方法の一例を示すフローチャートである。(実施例3) 画像データの供給方法の一例を示すフローチャートである。(実施例3)
符号の説明
10、11、12、13 映像表示面
101 映像表示領域の中心位置
21 中心20・半径R1の円
30、31、32、33、34 観賞席
40 視点位置
42 理想視点位置
410 鑑賞席31のユーザの右目位置
411 鑑賞席31のユーザの左目位置
430 鑑賞席33のユーザの右目位置
431 鑑賞席33のユーザの左目位置
51、52、53 各頂点の映像表示面上での表示位置
510、520、530 仮想世界中の物体60の高さH1における水平断面における頂点
712、722、732 画像投映手段

Claims (6)

  1. ある平面との共通部分の一部分が円弧であるような映像表示面を備える映像表示システムであって、前記円弧を含む円の円周上にユーザの視点位置がくるようにユーザの視点を誘導する手段を備え、前記映像表示面上には、前記円弧を含む円の円周上のある1点から観賞した場合に歪みなく見えるような映像を表示するようにしたことを特徴とする、映像表示システム。
  2. 円筒面の一部分または球面の一部分を含む映像表示面を備える映像表示システムであって、さらに、前記円筒面上または前記球面上にユーザの視点位置がくるように設置した座席又は手摺りを備え、前記映像表示面上には、前記円筒面上または前記球面上のある1点から観賞した場合に歪みなく見えるような映像を表示するようにしたことを特徴とする、映像表示システム。
  3. 円筒面の一部分または球面の一部分を含む映像表示面を備える映像表示システムであって、さらに、前記円筒面の別の一部分または前記球面の別の一部分に、前記映像表示面を見ることのできる覗き穴または視線が通る壁を備え、前記映像表示面上には、前記円筒面上または前記球面上のある1点から観賞した場合に歪みなく見えるような映像を表示するようにしたことを特徴とする、映像表示システム。
  4. 画像投映手段を備える請求項1に記載の映像表示システムであって、さらに、歪み補正手段を備え、該歪み補正手段は、前記円弧を含む円の円周上に設定された所与の理想視点位置から映像を観賞した場合に歪みのない映像が観賞できるような所与の歪み補正パラメタに基づいて、入力画像データを変形して補正済画像データを生成し、前記画像投映手段は該補正済画像データを投映するようにしたことを特徴とする、映像表示システム。
  5. ある平面との共通部分の一部分が円弧であるような映像表示面を備える映像表示システムで表示するための映像を生成する映像生成方法であって、前記円弧を含む円の円周上に理想視点位置を設定し、該理想視点位置から映像を観賞した場合に歪みのない映像となるように、映像を生成するようにしたことを特徴とする、映像生成方法。
  6. 前記生成する映像は、時分割ステレオ映像であって、
    左目用または右目用のいずれか一方の映像を複数のユーザで共通に使用し、該複数のユーザで共通に使用する映像を生成することを特徴とする請求項5記載の映像生成方法。
JP2004094153A 2004-03-29 2004-03-29 映像表示システム及び映像生成方法 Expired - Fee Related JP4547960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004094153A JP4547960B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 映像表示システム及び映像生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004094153A JP4547960B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 映像表示システム及び映像生成方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005283704A true JP2005283704A (ja) 2005-10-13
JP2005283704A6 JP2005283704A6 (ja) 2006-04-13
JP4547960B2 JP4547960B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=35182181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004094153A Expired - Fee Related JP4547960B2 (ja) 2004-03-29 2004-03-29 映像表示システム及び映像生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4547960B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170015466A (ko) * 2014-06-04 2017-02-08 유니버셜 시티 스튜디오스 엘엘씨 몰입형 윈도우 효과용 디스플레이
JP2017203907A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 国立研究開発法人情報通信研究機構 立体画像観察システム
WO2019003889A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 ソニー株式会社 生成装置および生成方法、並びに、再生装置および再生方法
WO2020137174A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 株式会社Jvcケンウッド プロジェクタシステム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399132U (ja) * 1990-01-29 1991-10-16
JPH08334845A (ja) * 1995-06-09 1996-12-17 Sony Corp 画像表示装置
JP2000310826A (ja) * 1999-02-23 2000-11-07 Matsushita Electric Works Ltd 仮想環境体験表示装置
JP2001013609A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Goto Kogaku Kenkyusho:Kk ドームスクリーンへの投映方法及び投映ユニット
JP2001184040A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Hitachi Ltd 画像データ表示システム及び画像データ生成方法
JP2002148711A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Matsushita Electric Works Ltd 球面形状広視野角映像表示装置
JP2003075919A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Nippon Galaxy Engineering:Kk 映像表示システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399132U (ja) * 1990-01-29 1991-10-16
JPH08334845A (ja) * 1995-06-09 1996-12-17 Sony Corp 画像表示装置
JP2000310826A (ja) * 1999-02-23 2000-11-07 Matsushita Electric Works Ltd 仮想環境体験表示装置
JP2001013609A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Goto Kogaku Kenkyusho:Kk ドームスクリーンへの投映方法及び投映ユニット
JP2001184040A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Hitachi Ltd 画像データ表示システム及び画像データ生成方法
JP2002148711A (ja) * 2000-11-08 2002-05-22 Matsushita Electric Works Ltd 球面形状広視野角映像表示装置
JP2003075919A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Nippon Galaxy Engineering:Kk 映像表示システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170015466A (ko) * 2014-06-04 2017-02-08 유니버셜 시티 스튜디오스 엘엘씨 몰입형 윈도우 효과용 디스플레이
JP2017527142A (ja) * 2014-06-04 2017-09-14 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 没入型窓効果のためのディスプレイ
KR102329532B1 (ko) * 2014-06-04 2021-11-19 유니버셜 시티 스튜디오스 엘엘씨 몰입형 윈도우 효과용 디스플레이
JP2017203907A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 国立研究開発法人情報通信研究機構 立体画像観察システム
WO2019003889A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 ソニー株式会社 生成装置および生成方法、並びに、再生装置および再生方法
JPWO2019003889A1 (ja) * 2017-06-26 2020-04-23 ソニー株式会社 生成装置および生成方法、並びに、再生装置および再生方法
JP7095697B2 (ja) 2017-06-26 2022-07-05 ソニーグループ株式会社 生成装置および生成方法、並びに、再生装置および再生方法
WO2020137174A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 株式会社Jvcケンウッド プロジェクタシステム
CN113227896A (zh) * 2018-12-28 2021-08-06 Jvc建伍株式会社 投影***
EP3904957A4 (en) * 2018-12-28 2022-03-02 JVCKenwood Corporation PROJECTOR SYSTEM
US11624971B2 (en) 2018-12-28 2023-04-11 Jvckenwood Corporation Projector system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4547960B2 (ja) 2010-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11656468B2 (en) Steerable high-resolution display having a foveal display and a field display with intermediate optics
JP5364666B2 (ja) 立体画像表示装置、方法およびプログラム
US6559813B1 (en) Selective real image obstruction in a virtual reality display apparatus and method
RU2541936C2 (ru) Система трехмерного отображения
US20110157330A1 (en) 2d/3d projection system
GB0017008D0 (en) Structured light source
US11095872B2 (en) Autostereoscopic 3-dimensional display
JP2005164916A (ja) 立体表示装置
JP2009152798A (ja) 画像信号処理装置、画像信号処理方法、画像投影システム、画像投影方法及びプログラム
WO2015180402A1 (zh) 显示控制方法、装置及***
JP5050120B1 (ja) 立体画像表示装置
US11009640B2 (en) Transmissive aerial image display
US20100302136A1 (en) Method and apparatus for displaying three-dimensional stereo images viewable from different angles
JP2009098326A (ja) 三次元画像形成装置
JP4547960B2 (ja) 映像表示システム及び映像生成方法
US8717425B2 (en) System for stereoscopically viewing motion pictures
JP2005283704A6 (ja) 映像表示システム及び映像生成方法
JP2007264261A (ja) 投射型立体表示装置
JP2006276311A (ja) 立体画像表示方法及び装置
JP2004309528A (ja) ドームスクリーンにおけるビデオ画像投映装置
EP3036902B1 (en) Method for autostereoscopic projection displays
JP2004004358A (ja) 投影型ディスプレイ
JP2002305759A (ja) 眼鏡無し立体映像表示装置
JP2009237310A (ja) 疑似3次元表示方法および疑似3次元表示装置
JP6724671B2 (ja) 表示デバイス、表示方法及び表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100628

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4547960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees