JP2005278073A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上下左右反転処理した映像信号に対しても、簡単な構成により、画質の劣化を抑えて、フレーム間予測符号化による高圧縮率の画像圧縮を可能とする。
【解決手段】撮像部1は縦振れ動作をしながら撮影し、真下を撮影する毎に正常な映像のフレームから上下左右反転した映像のフレームへ、また、その逆に切り換わる。この映像信号は、所定の処理後、選択手段7の端子Bに供給され、また、上下左右反転手段6を介して選択手段7の端子Aに供給される。選択手段7は、撮像部1が真下を撮影する毎に、端子A,B間の切換えを行ない、正常な映像のフレームのみからなる映像信号を出力する。この映像信号での選択手段7の切換え直後のフレームがフレーム内符号化手段8で符号化され、選択手段11でIピクチャとして選択される。また、他のフレームは、フレーム間予測符号化手段10において、フレームメモリ9で遅延された1つ前のフレームとの相関がとられて符号化され、選択手段11でPピクチャとして選択される。
【選択図】図1
【解決手段】撮像部1は縦振れ動作をしながら撮影し、真下を撮影する毎に正常な映像のフレームから上下左右反転した映像のフレームへ、また、その逆に切り換わる。この映像信号は、所定の処理後、選択手段7の端子Bに供給され、また、上下左右反転手段6を介して選択手段7の端子Aに供給される。選択手段7は、撮像部1が真下を撮影する毎に、端子A,B間の切換えを行ない、正常な映像のフレームのみからなる映像信号を出力する。この映像信号での選択手段7の切換え直後のフレームがフレーム内符号化手段8で符号化され、選択手段11でIピクチャとして選択される。また、他のフレームは、フレーム間予測符号化手段10において、フレームメモリ9で遅延された1つ前のフレームとの相関がとられて符号化され、選択手段11でPピクチャとして選択される。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像の上下左右反転機能を備えた撮像装置に係り、特に、監視カメラのような撮影方向(向き)を変化させて広範囲の撮影行なうことができるようにした撮像装置に関する。
監視用カメラの一形態として、撮影方向を縦方向に変化させて広い範囲を撮影することができるようにしたカメラ(撮像装置)が知られており、その撮影方向を前方から次第に下向きにしていき、真下を通って反対側に上向きにし、真後ろの方向となると、そこから下向きにしていくようにするものであり、この動作(以下、これを縦振りという)を繰り返しながら撮影を行なうものである。
ところで、このような縦振りに撮影方向(以下、カメラの向きともいう)を変えながら撮影を行なう場合、いま、図X1に示すように、カメラの向きが真下の場合を撮影角度が0度であるとし、この0度の撮影角度を境にして、一方側の撮影角度の範囲でのカメラの撮影方向を+方向、他方の範囲でのカメラの撮影方向を−方向とすると、撮影方向が真下の撮影角度0度の方向を横切る毎に撮像装置から得られる映像が左右上下反転することになる。例えば、撮影方向が+方向にあるときに正立した映像が得られる正常な撮影ができるように、撮像装置がセッティングされているとすると、撮影角度が0度を過ぎて撮影方向が−方向となると、得られる映像は左右上下が反転したものとなる。
これを防止するために、撮影方向が−方向となると、撮像素子からの映像信号を信号処理することにより、映像を上下左右反転させ、−方向でも、正常に映像が得られるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)
一方、撮像して得られた映像信号をデジタル信号に変換して記録媒体に記録するようにした撮像装置が知られているが、このような撮像装置では、かかる映像信号を記録媒体に記録するときには、一般に画像圧縮技術を用いて情報量を少なくしている。
一方、撮像して得られた映像信号をデジタル信号に変換して記録媒体に記録するようにした撮像装置が知られているが、このような撮像装置では、かかる映像信号を記録媒体に記録するときには、一般に画像圧縮技術を用いて情報量を少なくしている。
画像圧縮技術としては、H.261規格やMPEG規格などのように、フレーム内符号化だけではなく、フレーム間の相関を利用したフレーム間予測符号化を行なうことにより、圧縮率を高めているものがある。このような画像圧縮技術では、一般に、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化とをある一定数組み合わせて1つの単位とし、これをGOP(Group of Picture)と呼んでいる。
しかしながら、例えば、テレビ放送のコマーシャルの前後やカメラで大きくパンニングしたときなどのシーンチェンジのように、フレーム間の相関が全くない場合、フレーム間予測符号化を行なうと、画質が著しく劣化してしまう。
このような問題を解消する方法として、シーンチェンジを検出する手段を設け、シーンチェンジが検出されたときには、GOPの途中であっても、フレーム間予測符号化を行なわないようにして、画質劣化を防ぐようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−205272号公報(第2頁〜第3頁,図1)
特開2001−78196(第3頁〜第4頁,図1)
近年、監視カメラの場合も、撮影した映像信号を画像圧縮処理して記録したり、ネットワークに送信したりするものが一般的になってきている。上記のような縦振りの撮影を行ないながら映像を記録する監視用などの撮像装置においても、フレーム間予測符号化も含む画像圧縮技術を適用して映像信号の記録を行なうことが考えられるが、このような場合には、撮影方向が0度の撮影角度を横切る毎に得られる映像が上下左右反転するものであるから、この上下左右反転の前後では、フレーム間の相関がなく、画質が著しく劣化してしまう。
そこで、これを防止するために、映像の上下左右反転をシーンチェンジとして検出し、このシーンチェンジが検出されると、フレーム間予測符号化を行なわないようにする方法も考えられるが、シーンチェンジ機能は回路規模の増大を招くことなるし、また、監視用カメラでは、リアルタイム性が重視されるが、シーンチェンジ機能を実行するに要する処理時間によって時間遅延が生ずるなどの弊害が生ずることになる。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、フレーム間予測符号化を用いた高い圧縮率の画像圧縮処理を行なうに際し、映像を上下左右反転処理しても、簡単な構成で画質劣化を防ぐことができるようにした撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像部と、撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する上下左右反転手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号と上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、第1の選択手段の出力映像信号を1フレーム遅延するメモリと、このメモリからの遅延映像信号を用いて、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、フレーム内符号化手段の出力信号とフレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第2の選択手段とを有するものである。
そして、第1の選択手段でのカメラ信号処理手段の出力映像信号と上下左右反転手段の出力映像信号との間の切り換え直後の最初の1フレーム期間、第2の手段がフレーム内符号化手段の出力信号を選択するものである。
また、本発明は、撮像部と、撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する第1の上下左右反転手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号と該第1の上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、第1の選択手段の出力映像信号を1フレーム遅延するメモリと、メモリから出力される第1の遅延映像信号に対して、上下左右反転された第2の遅延映像信号を生成する第2の上下左右反転手段と、第1,第2の遅延映像信号を選択する第2の選択手段と、第2の選択手段からの遅延映像信号を用いて、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、フレーム内符号化手段の出力信号とフレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第3の選択手段とを有するものである。
そして、第2の選択手段は、第1の選択手段でのカメラ信号処理手段の出力映像信号と上下左右反転手段の出力映像信号との間の切り換え直後の最初のフレーム期間、第2の上下左右反転手段から出力される遅延映像信号の1フレームを選択するものである。
さらに、本発明は、撮像部と、撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する第1の上下左右反転手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号と第1の上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号と第1の上下左右反転手段の出力映像信号とのいずれか一方を1フレーム遅延するメモリと、メモリから出力される第1の遅延映像信号に対して、上下左右反転された第2の遅延映像信号を生成する第2の上下左右反転手段と、第1,第2の遅延映像信号を選択する第2の選択手段と、第2の選択手段からの遅延映像信号を用いて、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、フレーム内符号化手段の出力信号と該フレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第3の選択手段とを有するものである。
そして、第2の選択手段は、第1の選択手段でのカメラ信号処理手段の出力映像信号と上下左右反転手段の出力映像信号との間の切り換え毎に、メモリから出力された遅延映像信号と第2の上下左右反転手段から出力される遅延映像信号との一方から他方への選択切り換えを行なうものである。
また、第3の選択手段は、予め決められた所定のフレーム数毎に、1フレーム期間、第2の上下左右反転手段から出力される遅延映像信号を選択するものである。
さらに、本発明は、撮像部と、撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する上下左右反転手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号と第1の上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、カメラ信号処理手段の出力映像信号を1フレーム遅延する第1のメモリと、上下左右反転手段の出力映像信号を1フレーム遅延する第2のメモリと、第1のメモリから出力される第1の遅延映像信号と第2のメモリからの第2の遅延映像信号とを選択する第2の選択手段と、第2の選択手段からの遅延映像信号を用いて、第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、フレーム内符号化手段の出力信号とフレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第3の選択手段とを有するものである。
そして、第2の手段は、第1の選択手段の切り換えとともに、第1,第2の遅延映像信号の選択切り換えを行なうものである。
本発明は、さらに、撮像部の撮影方向を真下方向を含む縦方向の所定の範囲内で変化させる撮像部駆動手段を備え、第1の選択手段は、撮像部の撮影方向が真下方向となる毎に、カメラ信号処理手段の出力映像信号と上下左右反転手段の出力映像信号とを交互に選択切り換えるものである。
本発明によれば、フレーム間予測符号化を用いた高画像圧縮方式を適用するに際し、撮像部から得られた映像信号を上下左右反転処理する場合でも、簡単な構成で、かつ画質劣化を防いだ画像圧縮を行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す撮像装置のブロック図であって、1は撮像部、2はカメラレンズ、3は撮像素子、4はA/D(アナログ/デジタル)変換器、5はカメラ信号処理手段、6は上下左右反転手段、7は選択手段、8はフレーム内符号化手段、9はフレームメモリ、10はフレーム間予測符号化手段、11は選択手段、12は出力端子、13はモータ、14は撮像制御手段である。
同図において、撮影制御手段14で制御されるモータ13の駆動により、カメラレンズ2を備えた撮像素子3などからなる撮像部1は、図X1で説明した縦振れ動作しながら、撮影を行ない、広い範囲を撮影する。撮影制御手段14は、モータ13の回転角や撮像部1の撮影角度などを図示しない手段によって検出することにより、撮像部1の撮影角度を管理し、また、撮像素子3の走査を制御し、各フレームのタイミングを管理している。
撮像素子3の出力信号は、A/D変換器4でデジタル信号に変換された後、カメラ信号処理手段5に供給されて、例えば、輝度信号と色差信号などが生成されて映像信号が得られる。カメラ信号処理手段5から出力される映像信号は上下左右反転手段6と選択手段7の端子Bとに供給される。上下左右反転手段6では、メモリなどを用いて、空間的に映像を上下左右反転する信号処理(以下、上下左右反転処理という)が行なれ、その出力映像信号は選択手段7の端子Aに供給される。
なお、カメラ信号処理手段5には、図示しないフレームメモリが設けられており、生成された映像信号が一旦このフレームメモリに書き込まれ、このフレームメモリからその書き込み順に読み出すことにより、1フレーム時間遅延された映像信号が選択手段7の端子Bに供給される。また、上下左右反転手段6は、このフレームメモリに1フレーム分の映像信号が書き込まれると、書き込みとは逆の順に映像信号を読み出す。これにより、映像が上下左右反転された映像信号が1フレーム時間遅延されて得られることになり、この映像信号が選択手段7の端子Aに供給される。これにより、選択手段7の端子A,Bには、映像が互いに上下左右反転した関係にある同じフレームが位相同期して供給されることになる。
選択手段7は、撮影制御手段14によって切換制御され、縦振れ動作している撮像部1の撮影角度が0度になる毎に、端子A,Bを交互に選択する。従って、例えば、選択手段7が端子B側に閉じていてカメラ信号処理手段5の出力映像信号を選択している状態で、撮像部1の撮影方向が真下となって撮影角度が0度となると、その直後のフレームから端子A側に閉じ、上下左右反転手段6の出力映像信号を選択する。選択手段7が端子A側に閉じていてカメラ信号処理手段5の出力映像信号を選択している状態にある場合には、逆にその直後のフレームから端子B側に閉じ、カメラ信号処理手段5の出力映像信号を選択する。
図2は撮像部1の撮影方向が+方向から−方向に切り換わるときのこの第1の実施形態の動作を示すタイミングチャートであって、+f1,+f2,+f3,……を映像が正常のフレーム(実線の枠で示す)、−f1,−f2,−f3,……を映像が上下左右反転した同じフレーム(破線の枠で示す)としている。フレームで映像が正常か、上下左右反転しているかを示すとき、このように符号±を付けることにする。
いま、図2(c)に示すように、選択手段7が端子Bを選択している状態でカメラ信号処理手段5から出力されるフレームf1の期間中に撮像部1の撮影角度が0度となるとすると、カメラ信号処理手段5から選択手段7の端子Bに供給される順次のフレームは、図2(a)に示すように、+f1,−f2,−f3,−f4,−f5,……であり、これと同時に、上下左右反転手段6から選択手段7の端子Aに供給される順次のフレームは、図2(b)に示すように、−f1,+f2,+f3,+f4,+f5,……である。そして、フレームf1の期間が経過した時刻t1で、図2(c)に示すように、撮影制御手段14の制御により、選択手段7は端子Bから端子Aに切り換わる。これにより、選択手段7からは、図2(d)に示すように、+f1に続いて、+f2,+f3,+f4,+f5,……が順に得られることになり、撮像部1の撮像方向が+方向から−方向に変わっても、映像が正常な一連のフレームからなる映像信号が得られることになる。このことは、撮像部1の撮像方向が−方向から+方向に変わる場合も、選択手段7が端子Aから端子Bに切り換わることにより、同様の映像信号が得られる。
このようにして、選択手段7からの映像が正常な一連のフレームからなる映像信号(図2(d))は、フレーム内符号化手段8及びフレーム間予測符号化手段10に供給され、また、フレームメモリ9で1フレーム時間遅延されてフレーム間予測符号化手段10に供給される。図2(e)はこのフレームメモリ9で1フレーム時間遅延された映像信号を示す。
フレーム間予測符号化手段10では、選択手段7からの映像信号が、フレーム毎に、フレムメモリ9からの1フレーム期間遅延された映像信号を用いてフレーム間予測符号化される。このフレーム間予測符号化は、1つ前のフレームとの相関を利用するものであって、この1つ前のフレームをフレームメモリ9によって得るものである。このフレーム間予測符号化手段10でフレーム間予測符号化された映像信号は、選択手段11の端子Cに供給される。
ところで、図2(d),(e)において、選択手段7からのフレームf2はその1つ前のフレームメモリ9からのフレームf1を用いてフレーム間予測符号化され、選択手段7からのフレームf3はその1つ前のフレームメモリ9からのフレームf2を用いてフレーム間予測符号化され、選択手段7からのフレームf4はその1つ前のフレームメモリ9からのフレームf3を用いてフレーム間予測符号化され、……るのであるが、選択手段7の端子Bから端子Aへの切換え直後の選択手段7から供給されるフレームf2については、フレームメモリ9から供給される1つ前のフレームf1との間に相関がない。
即ち、選択手段7の端子Aに供給される図2(b)に示す映像信号も、選択手段7の端子Bに供給される図2(a)に示す映像信号も、撮像部1が同じ走査方法でもって撮影したことによって得られたものであるから、前後するフレーム間で相関がある。従って、選択手段7の端子Bに供給される図2(a)に示す映像信号を例にすると、撮像部1の撮影角度が0度となっても、これによって映像が上下左右反転するようになるものの、フレーム(+f1)と次のフレーム(−f2)とは相関がある。しかし、撮像部1の撮影角度が0度になるとともに、選択手段7で端子A,Bが切り換わると、図2(d)に示すように、フレーム(+f1)に続くフレーム(−f2)が上下左右反転処理されたフレーム(+f2)となり、相関がなくなってしまうのである。
このことからして、フレーム間予測符号化手段10では、選択手段7の端子Bから端子Aへの切換え直後に供給されるフレーム(+f2)に対しては、相関を利用できないため、高圧縮率のフレーム間予測符号化を行なうことができないことになる。このフレーム(+f2)に続くフレーム(+f3),(+f4),……については、フレームメモリ9から相関がある1つ前のフレーム(+f2),(+f3),……が得られるので、高圧縮率のフレーム間予測符号化が行なわれることになる。
一方、フレーム内符号化手段8では、選択手段7から供給された順次のフレーム(図2(d))がフレーム内符号化処理されて選択手段11の端子Dに供給される。
選択手段11は、図2(f)に示すように、選択手段7で端子A,B間の切り換わりがあると、1フレーム期間端子D側に切り換わり、図2(g)に示すように、フレーム内符号化手段8でフレーム内符号化された選択手段7での端子A,B間の切り換わり直後のフレーム(+f2)を選択し、GOPでのIピクチャとして、出力端子12から、例えば、図示しない記録装置に供給する。このIピクチャの選択が終わると、図2(f)に示すように、選択手段11はC端子側に切り換わり、図2(h)に示すように、フレーム間予測符号化手段10からのフレーム間予測符号化されたフレーム(+f3),(+f4),……を選択し、GOPのPピクチャとして出力端子12から、例えば、図示しない記録装置に供給する。従って、出力端子12には、図2(i)に示すように、撮像部1の撮影角度が0度となって選択手段7の端子A,B間の切換えが行なわれると、この直後のフレームをIピクチャとする新たなGOPが得られることになる。
このようにして、制御手段11は、選択手段7での端子A,B間の切換え直後のフレーム間予測符号化手段10で高圧縮率のフレーム間予測符号化ができないフレーム期間では、フレーム内符号化手段8でフレーム内符号化されたフレーム(+f2)をIピクチャとして選択するものであり、出力端子12に得られるPピクチャはフレーム間予測符号化手段10で高圧縮率にフレーム間予測符号化されたフレームのみとなる。
なお、GOPは、上記のように、先頭の符号化されたフレームであるIピクチャとこれに続くn個(但し、nは1以上の整数)の符号化されたPピクチャとからなるものであって、撮像部1の撮像方向が+方向もしくは−方向(図X1)にある期間が1GOPの期間よりも長いときには、選択手段7が端子AまたはBの選択状態を保持したまま、(1+n)フレーム毎にその先頭のフレームをフレーム内符号化手段8でフレーム内符号化してIピクチャとし、これに続くn個のフレームをフレーム間予測符号化手段10でフレーム間予測符号化してPピクチャとし、選択手段11でこれらを合成してGOPを形成していく。
図3はこの第1の実施形態の全体的な動作を示す図である。
ここでは、図3(a)に示すように、撮像部1が真下を向いた撮影角度0度の状態から縦振り動作を開始するものとしている(時刻t0)。この縦振り動作は、まず、撮影角度が0度の状態から撮像部1が、+方向に撮影角度が増加するように、撮影方向を順次上向きにしていき、撮影角度が+90度(+方向の水平の向き)になると(時刻t1)、撮影方向の変化方向を逆にして順次下向きにしていく。そして、撮影角度が0度となると(時刻t2)、−方向に撮影角度が増加するように、撮影方向を順次上向きにしていき、撮影角度が−90度(−方向の水平の向き)になると(時刻t3)、撮影方向の変化方向を逆にして順次下向きにしていく。そして、撮影角度が0度となると(時刻t4)、再び上記の時刻t0からの動作を繰り返する。このようにして、振り子のような動作を行なわせるものとする。
かかる動作によると、撮像部1の撮影方向が+方向である時刻t0〜t2では、図3(b)に示すように、撮像素子3は映像が正常な通常の撮影を行なうから、選択手段7は端子B側に供給されるカメラ信号処理手段5からの映像信号を選択し、次の撮像部1の撮影方向が−方向である時刻t2〜t4では、撮像素子3は映像が上下左右反転する撮影を行なうから、選択手段7は端子A側に供給される上下左右反転手段6からの映像信号を選択する。
ここで、例えば、図3(c)に示すように、撮像部1の撮影方向が同じ方向(+方向,−方向のいずれか)にある期間が6フレーム時間長とし、1GOPが4フレーム(即ち、ピクチャがIPPP)からなるものとすると、4フレームが経過すると、Iピクチャから始まる次のGOPに移ることになるが(この場合には、上記のように、選択手段7で端子A,B間の切換えはない)、また、GOPの処理途中で撮像部1の撮影角度が0度となると(図3(c)では、GOPのIピクチャの次のPピクチャの処理が終ったところで、撮影角度が0度となっている)、この場合にも、このGOPの処理を強制的に終了し、このGOPでの処理終了直前のフレームとの相関を全く無視して、選択手段11によってフレーム内符号化手段8からフレーム内符号化されたフレームをIピクチャとして選択し、このIピクチャから新たなGOPが始まるようにする。
このようにして、撮影方向が真下となる撮影角度が0度となる毎に、即ち、選択手段7でカメラ信号処理手段5の出力映像信号と上下左右反転手段6の出力映像信号との間の選択切換えが行なわれる毎に、選択手段11がフレーム内符号化手段8でフレーム内符号化されたフレームを選択するようにすることにより、撮影方向が+方向から−方向へ、また、その逆へ切り替わったことによって前後するフレーム間で相関がない状態が生じても、かかる状態を映像信号から検出することなく、それによる画質の劣化を防いで映像の符号化が可能となる。この符号化処理にしても、従来の画像圧縮のための符号化手段を用いて、リアルタイムでフレーム間予測符号化といった高い圧縮率の符号化処理が可能である。
図4は本発明による撮像装置の第2の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
この第2の実施形態も、図1に示す構成をなしているが、撮像部1の撮影方向が真下に対して同じ向き(+方向または−方向)にある期間をGOPを形成するフレーム数の期間の整数倍とするものである。図4に示す動作では、1GOPを1個のIピクチャとこれに続く5個のPピクチャからなるものとし、撮影角度が0゜→+90゜→0゜にある+方向の期間も、また、0゜→−90゜→0゜にある−方向にある期間も、1GOPのフレーム数の期間に等しいものとしている。
図4に示す動作によると、第1の実施形態と同様、撮像部1の撮影角度が0度となると、選択手段7で切換えが行なわれ、選択部11によってフレーム内符号化手段8でフレーム内符号化された1フレームの映像信号がIピクチャとして選択されるが、出力端子12に得られる符号化された映像信号のGOPは常に規定のフレーム数(=6)からなるものである。
勿論、撮像部1の撮影方向が真下に対して同じ向き(+方向または−方向)にある期間をGOPを形成するフレーム数の期間の2以上の整数倍とするときには、撮像部1の撮影角度が0度となると、選択手段7で切換えが行なわれ、フレームメモリ9の更新が行なわれて、選択部11の動作により、フレーム内符号化手段8でフレーム内符号化された映像信号をIピクチャとするGOPが出力端子12に得られるが、撮影角度が次に0度になるまでの各GOPの開始フレームでは、選択手段7の切換えが行なわれずにフレームメモリ9の更新が行なわれ、選択部11の動作により、フレーム内符号化手段8でフレーム内符号化された映像信号がIピクチャとして得られる。
以上のような動作をなす第2の実施形態も、第1の実施例と同様の効果が得られる。
図5は本発明による撮像装置の第3の実施形態を示すブロック図であって、15は上下左右反転手段、16は選択手段であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
上記第1の実施形態では、選択手段7の端子A,B間で切り換わりがあった直後1つ前のフレームとの間で相関をとることができなかったフレーム(+f2)をGOPのIピクチャとするものであったが、この第3の実施形態は、かかるフレーム(+f2)の1つ前のフレームf1を、このフレーム(+f2)と相関を持たせるようにしたものである。これにより、この第2の実施形態では、撮像部1の撮影角度が0度となるタイミングに関係なく、Iピクチャのタイミングを任意にすることができるようにしたものである。
このために、図5において、図1に示す構成に上下左右反転手段15と選択手段16とを設けたものである。フレームメモリ9では、図1に示す第1の実施形態と同様、選択手段7の出力映像信号が順次書き込まれ、その書き込み順に順次読み出されて1フレーム時間遅延された映像信号が得られるものであり、この映像信号が選択手段16の端子Eに供給されるが、また、フレームメモリ9に1フレームが書き込まれる毎に、上下左右反転手段15により、この書き込み順とは逆の順に読み出しが行なわれ、映像が上下左右反転された1フレーム時間遅延の映像信号が得られ、この映像信号が選択手段16の端子Fに供給される。
選択手段16は、選択手段7が端子A,B間の切換えを行なった直後の1フレーム期間端子E側を選択し、そり以外の期間端子F側を選択する。
以上構成以外の構成,動作は図1に示す第1の実施形態と同様であり、以下、図6に示すタイミングチャートを用いてこの第3の実施形態を説明する。
カメラ信号処理手段5や上下左右反転手段6,選択手段7の動作は図1に示す第1の実施形態と同様であり、従って、図6(a)〜(d)も図2(a)〜(d)と同様である。但し、撮像部1の撮影角度が0度となることによる選択手段7の端子A,B間の切り換わりタイミングt1は、選択手段7の端子Bに供給される映像信号(図6(a))のフレームf3,f4間としている。従って、選択手段7の端子A,B間の切り換わり直後のフレームはフレームf4である。
選択手段7の出力映像信号は、フレームメモリ9で1フレーム時間遅延されて選択手段16の端子Eに供給されるとともに、このフレームメモリ9から上記のように上下左右反転手段15によって読み出された上下左右反転されて1フレーム時間遅延された映像信号が選択手段16の端子Fに供給される。従って、選択手段16の端子Eでの映像信号は、図6(e)に示すように、選択手段7の出力映像信号を1フレーム時間遅延したものであり、選択手段16の端子Fでの映像信号は、図6(f)に示すように、選択手段7の出力映像信号を上下左右反転して1フレーム時間遅延したものである。
選択手段16は、通常端子E側に閉じて図6(e)に示す映像が正常のフレームからなる1フレーム時間遅延の映像信号を選択し、これをフレーム間予測符号化手段10に供給しているが、選択手段7で端子A,B間の切り換えがあると、図6(g)に示すように、その直後の1フレーム期間端子F側に切り換わり、図6(f)から明らかなように、上下左右反転手段15からの上下左右反転されたフレーム(−f3)を選択し、フレーム間予測符号化手段10に供給する。図6(h)は選択手段16の出力を示している。
そこで、フレーム間予測符号化手段10では、選択手段7からの順次のフレーム(+f1),(+f2),(+f3),(+f4),(+f5),(+f6),(+f7),……夫々を選択手段16からの1つ前のフレームを用いてフレーム間予測符号化するのであるが、かかるフレーム列における選択手段7の端子A,B間の切換え前後のフレーム(+f3),(+f4)に相関がないのであるが(このため、第1の実施形態では、このフレーム(+f4)をIピクチャとする)、この選択手段7の端子A,B間の切換え直後の図6(d)におけるフレーム(+f4)に対しては、図6(h)に示すように、上下左右反転手段15からの上下左右反転された1つ前のフレーム(−f3)を用いてフレーム間予測符号化するものである。このフレーム(−f3)は、選択手段7の端子A,B間の切換え直後のフレーム(+f4)と相関があるものであり、これにより、このフレーム(+f4)はフレーム間予測符号化手段10で高圧縮率でフレーム間予測符号化されることになる。
このようにして、この第3の実施形態では、選択手段7の端子A,B間の切換え直後のフレームに対しても、フレーム間予測符号化手段10での高圧縮率なフレーム間予測符号化が可能となり、Pピクチャとして用いることができることになる。このために、この第3の実施形態では、GOPの開始となるIピクチャのタイミングを、選択手段7の端子A,B間の切換えタイミングにかかわらず、任意に設定することができる。即ち、選択手段11は、GOPの構成で決まる一定の周期で切り換え制御を行なえばよいことになる。
なお、以上は撮像部1の撮影方向が+方向から−方向に切り換わる場合の動作であるが、逆に−方向から+方向に切り換わる場合も、選択手段7の切り換わり方向が端子Aから端子Bへと異なるだけで、同様の動作が行なわれる。
また、図5では、選択手段7の出力映像信号をフレームメモリ9に供給するようにしたが、選択部7の端子Bに供給される映像信号(図6(a))をフレームメモリ9に供給するようにしてもよい。但し、この場合には、選択手段7が端子A側に閉じているとき、選択手段16は端子F側に閉じ、選択手段7が端子B側に閉じているとき、選択手段16は端子E側に閉じるように、選択手段16が制御され、これにより、選択手段16からは図6(h)に示すフレーム列の映像信号が得られる。同様にして、選択部7の端子Aに供給される映像信号(図6(b))をフレームメモリ9に供給するようにしてもよい。この場合には、選択手段16の端子E,F間の切換えは、上記の選択部7の端子Bに供給される映像信号(図6(a))をフレームメモリ9に供給する場合とは、逆になる。
図7は本発明による撮像装置の第4の実施形態を示すブロック図であって、17はフレームメモリ、18は選択手段であり、図5に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。また、図8はこの第4の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。この第4の実施形態においても、選択手段7の端子A,Bに供給される映像信号のフレームf3,f4間で、選択手段7の端子A,B間の切換えが行なわれるものとしている。
同図において、この第4の実施形態は、図5に示す第3の実施形態において、上下左右反転手段15の代わりに、フレームメモリ17を設けたものであるが、カメラ信号処理手段5や上下左右反転手段6,選択手段7の動作を示す図8(a)〜(d)と図5での同様の動作を示す図6(a)〜(d)と同じである。
選択手段7の出力映像信号(図8(d))は、フレーム内符号化手段8とフレーム間予測符号化手段10とに供給される。
カメラ信号処理手段5の出力映像信号(図8(a))は、フレームメモリ9で1フレーム時間遅延されて選択手段16の端子Eに供給され(図8(e))、上下左右反転手段6の出力映像信号(図8(b))は、フレームメモリ17で1フレーム時間遅延されて選択手段16の端子Fに供給される(図6(f))。この選択手段16は、図8(g)に示すように、選択手段7の切り換えと同期して端子E,Fの切り換えが行なわれる。即ち、選択手段7が端子B側に閉じているときには、選択手段16は端子E側に閉じてフレームメモリ9からの1フレーム遅延された映像信号を選択し、フレーム間予測符号化手段10に供給するが、選択手段7が端子Bから端子Aに切り換わると、選択手段16は端子F側に切り換わり、フレームメモリ17からの1フレーム遅延された映像信号を選択し、フレーム間予測符号化手段10に供給する。また、逆に、選択手段7が端子Aから端子Bに切り換わると、選択手段16は端子E側に切り換わり、フレームメモリ9からの1フレーム遅延された映像信号を選択し、フレーム間予測符号化手段10に供給する。選択手段16のかかる切り換え動作により、選択手段7の端子A,B間の切り換わり直後のこの選択手段7の出力映像信号の各フレームに対し、選択手段16からフレーム間予測符号化手段10に供給される1つ前のフレームは、この選択手段7のこの切り換わり直後のフレームも含めて、相関を持つことになる。
即ち、図8に示すように、選択手段7で端子Bから端子Aに切り換わるときには、この切り換わり直後の選択手段7の出力映像信号の最初のフレーム(+f4)に対し、選択手段16が端子F側に切り換わることにより、フレームメモリ17からは、このフレーム(+f4)の1つ前のフレーム(−f3)が出力されるが、先の実施形態で説明したように、このフレーム(−f3)はフレーム(+f4)と相関がある。このフレーム(−f3)から選択手段16は端子F側に閉じて(図8(g))、フレームメモリ17からの図8(f)に示す映像信号をフレーム間予測符号化手段10に供給する。従って、選択手段7が端子Bから端子Aへ切り換わるときには、選択手段16からフレーム間予測符号化手段10に供給される1フレーム前の映像信号では、図8(h)に示すフレーム配列となる。
また、選択手段7が端子Aから端子Bに切り換わるときには、図示しないが、図8を参照すると、図8(e)に示すフレームメモリ9の出力のフレームの±の符号や図8(f)に示すフレームメモリ17の出力のフレームの±の符号が逆転することになり、選択手段7の端子Aから端子Bへの切り換え直後でフレームメモリ9から図8(d)に示すフレーム(+f4)と相関がある1つ前のフレーム(−f3)が出力されることになる。従って、選択手段7のかかる切り換えとともに、選択手段16を端子Eに切り換えることにより、選択手段7の切り換え直後から、フレーム間予測符号化手段10に選択手段7から供給される各フレームに相関を持つ1つ前のフレームが選択手段16から供給されることになる。
このように、選択手段7の端子A,B間の切換え毎に、選択手段16が端子E,F間の切り換えを行なうことにより、フレーム間予測符号化手段10には、常に選択手段7から供給される順次のフレームに対して相関がある1つ前のフレームが選択手段16から供給されることになり、フレーム間予測符号化手段10において、いずれのフレームも高い圧縮率でフレーム間予測符号化されることになる。従って、図8(j),(k)に示すように、選択手段11の端子C,Dの切換えタイミングを、GOPの周期に応じた周期であるが、選択手段7の端子A,Bの切換えタイミングによらず、任意のタイミングとすることができる。
以上のようにして、第4の実施形態も、図5に示した第3の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、以上の実施形態では、映像信号における符号化の単位期間をフレームとしたが、フィールドであってもよい。
また、上記実施形態では、撮像部1が撮影角度0度を含む縦振り動作を行なうものとしたが、本発明はこれのみに限るものではなく、必要に応じて映像の上下左右反転を行なう機能を備えた撮像装置に適用可能である。
1 撮像部
2 レンズ
3 撮像素子
4 A/D変換器
5 カメラ信号処理手段
6 上下左右反転手段
7 選択手段
8 フレーム内符号化手段
9 フレームメモリ
10 フレーム間予測符号化手段
11 選択手段
12 出力端子
13 モータ
14 撮像制御手段
15 上下左右反転手段
16 選択手段
17 フレームメモリ
2 レンズ
3 撮像素子
4 A/D変換器
5 カメラ信号処理手段
6 上下左右反転手段
7 選択手段
8 フレーム内符号化手段
9 フレームメモリ
10 フレーム間予測符号化手段
11 選択手段
12 出力端子
13 モータ
14 撮像制御手段
15 上下左右反転手段
16 選択手段
17 フレームメモリ
Claims (11)
- 撮像部と、
該撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する上下左右反転手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号と該上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、
該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、
該第1の選択手段の出力映像信号を1フレーム遅延するメモリと、
該メモリからの遅延映像信号を用いて、該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、
該フレーム内符号化手段の出力信号と該フレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第2の選択手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記第1の選択手段での前記カメラ信号処理手段の出力映像信号と前記上下左右反転手段の出力映像信号との間の切り換え直後の最初の1フレーム期間、前記第2の手段が前記フレーム内符号化手段の出力信号を選択することを特徴とする撮像装置。 - 撮像部と、
該撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する第1の上下左右反転手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号と該第1の上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、
該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、
該第1の選択手段の出力映像信号を1フレーム遅延するメモリと、
該メモリから出力される第1の遅延映像信号に対して、上下左右反転された第2の遅延映像信号を生成する第2の上下左右反転手段と、
該第1,第2の遅延映像信号を選択する第2の選択手段と、
該第2の選択手段からの遅延映像信号を用いて、該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、
該フレーム内符号化手段の出力信号と該フレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第3の選択手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置において、
前記第2の選択手段は、前記第1の選択手段での前記カメラ信号処理手段の出力映像信号と前記上下左右反転手段の出力映像信号との間の切り換え直後の最初のフレーム期間、前記第2の上下左右反転手段から出力される前記遅延映像信号の1フレームを選択することを特徴とする撮像装置。 - 撮像部と、
該撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する第1の上下左右反転手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号と該第1の上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、
該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号と該第1の上下左右反転手段の出力映像信号とのいずれか一方を1フレーム遅延するメモリと、
該メモリから出力される第1の遅延映像信号に対して、上下左右反転された第2の遅延映像信号を生成する第2の上下左右反転手段と、
該第1,第2の遅延映像信号を選択する第2の選択手段と、
該第2の選択手段からの遅延映像信号を用いて、該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、
該フレーム内符号化手段の出力信号と該フレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第3の選択手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項5に記載の撮像装置において、
前記第2の選択手段は、前記第1の選択手段での前記カメラ信号処理手段の出力映像信号と前記上下左右反転手段の出力映像信号との間の切り換え毎に、前記メモリから出力された前記遅延映像信号と前記第2の上下左右反転手段から出力される前記遅延映像信号との一方から他方への選択切り換えを行なうことを特徴とする撮像装置。 - 請求項3〜6のいずれか1つに記載の撮像装置において、
前記第3の選択手段は、予め決められた所定のフレーム数毎に、1フレーム期間、第2の上下左右反転手段から出力される遅延映像信号を選択することを特徴とする撮像装置。 - 撮像部と、
該撮像部の出力信号を処理し、映像信号を生成するカメラ信号処理手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号を映像の上下左右反転処理する上下左右反転手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号と該第1の上下左右反転手段の出力映像信号とを切り換え選択する第1の選択手段と、
該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム内符号化するフレーム内符号化手段と、
該カメラ信号処理手段の出力映像信号を1フレーム遅延する第1のメモリと、
該上下左右反転手段の出力映像信号を1フレーム遅延する第2のメモリと、
該第1のメモリから出力される第1の遅延映像信号と該第2のメモリからの第2の遅延映像信号とを選択する第2の選択手段と、
該第2の選択手段からの遅延映像信号を用いて、該第1の選択手段の出力映像信号をフレーム間予測符号化するフレーム間予測符号化手段と、
該フレーム内符号化手段の出力信号と該フレーム間予測符号化手段の出力信号とを選択し、フレーム内符号化されたフレームとする間予測符号化されたフレームとからなる符号化映像信号を出力する第3の選択手段と
を有することを特徴とする撮像装置。 - 請求項8に記載の撮像装置において、
前記第2の手段は、前記第1の選択手段の前記切り換えとともに、前記第1,第2の遅延映像信号の選択切り換えを行なうことを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜9のいずれか1つに記載の撮像装置において、
前記撮像部の撮影方向を真下方向を含む縦方向の所定の範囲内で変化させる撮像部駆動手段を備え、
前記第1の選択手段は、前記撮像部の撮影方向が真下方向となる毎に、前記カメラ信号処理手段の出力映像信号と前記上下左右反転手段の出力映像信号とを交互に選択切り換えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜10のいずれか1つに記載の撮像装置において、
前記フレームに代えて、フィールドとしたことをことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004092069A JP2005278073A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
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