JP2005275937A - P2pネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】P2Pネットワークを構成する複数のピアノードに保持される共有対象ファイルの分割ファイルについて、不正アクセスを防ぐために分割ファイルを保持しているピアノードの特定を防ぐことを可能にする。
【解決手段】本発明のピアノードは、ピア・ツー・ピア型通信を許容するP2Pネットワークを構成するためのピアノードであって;前記P2Pネットワークを通して情報を共有するための共有対象ファイルを単体ではその内容が意味をなさない形態の複数の分割ファイルに分割する分割手段と;前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む複数のピアノードに分散配置させる手段と;分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記複数のピアノード間で移動させる手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、共有ファイルのセキュリティ機能を有するP2P(Peer-to-Peer)ネットワークシステムに関し、特にP2Pネットワーク上での複数の利用者(ユーザ)の共同作業を支援し、効率的な共同作業を実現するコラボレーション・P2Pアプリケーション環境において、情報分散共有のためにP2Pネットワークを構成するピア(ピアノードまたはピアコンピュータ)に保持される共有ファイル(共有対象ファイル)のセキュリティ技術に関する。
インターネットを通しての通信は、一般的にクライアントとサーバとの間で実行される。例えば、Web(WWW:World Wide Web)ページを閲覧する場合は、Webページを閲覧しようとするパーソナルコンピータがクライアントであり、表示するWebページを保持しているコンピュータがサーバ(Webサーバ)になる。サーバは常にクライアントからのアクセスを待ち受け、クライアントがサーバに接続を行うことで通信が開始される。
しかし、近年、常時接続のブロードバンド回線の普及、パーソナルコンピータの処理能力の向上、及びパーソナルコンピータのディスク容量(記憶容量)の増加に伴い、サーバのボトルネック問題を抱えるクライアント/サーバモデル(クライアント/サーバ型通信ネットワーク)から、サーバを必要としないアーキテクチャであるP2Pモデル(ピア・ツー・ピア型通信ネットワークまたはP2Pネットワーク)が注目されている。また、このP2Pネットワーク上での共同作業を支援するP2Pアプリケーションも数多く公開され、これらP2Pアプリケーションを利用してファイル共有などの情報共有が行われるようになってきている。
ここで、従来技術として、(1)P2Pと、(2)クライアント/サーバモデルにおける共有ファイルのセキュリティとについて説明する。
(1)P2P
P2PとはPeer to Peerの略であり、Peerとは「対等の」という意味がある。P2Pでは、全てのコンピュータの立場が等しく、あるときにはサーバ、ある時にはクライアントと立場が変化する。P2Pは、インターネットに動的に接続されるピア(ピアノードまたはピアコンピュータ)の資源を利用したコンテンツ共有の枠組みであり、一局集中型の共有ではなく、分散型の共有を実現する。大きな特徴としては、コンテンツの存在位置を意識せずにアクセスできる点と、簡単にコンテンツ共有の仲間に入ることができるという点がある。
インターネットの原点と言われているARPANET(Advanced Research Projects Agency Network)は、分散型のネットワークであり、全てのコンピュータが対等に相互通
信可能な形態を採っていた。しかし、WWWの公開をきっかけに、インターネットが広く普及し始めると、コンピュータはクライアントとして動作すればよく、サーバとしての機能は不要となり、相互接続形態は失われてきた。
現在、コンピュータの処理能力は飛躍的に向上し、またADSL(Asymmetric Digital
Subscriber Line)等によりネットワークの帯域幅も向上している。ところが、人気のあるサイトにアクセスが集中し、サーバが過負荷状態に陥ったり、ネットワークが輻輳したりすることも少なくない。これらの問題を解決する手法として再びP2Pが注目されてい
る。
P2Pには主に2つの形態がある。1つはHybrid P2Pであり、もう1つはPure P2Pである。Hybrid P2Pは、ネットワーク上のノード(コンピュータ)の仲介等を行うサーバを中心に各ノードがデータのやり取りを行う形態である。中央サーバに依存するため、サーバダウン時にはネットワークが停止するという欠点もあるが、情報管理が容易になるという利点がある。代表的なアプリケーションとして、音楽ファイルを交換するためのNapsterがある。
上記のHybrid P2Pに対し、中央サーバが存在しない形態をPure P2Pと言う。ノードの情報は各ノード自身で保持し、各ノード同士のみでデータのやり取りを行う。中央サーバに依存しないため、ノード情報などの管理が複雑になるという欠点があるが、ネットワークの一部が停止しても全体が停止することはないという利点がある。代表的なアプリケーションとして、汎用ファイルを交換するためのGnutellaがある。
(2)クライアント/サーバモデルにおける共有ファイルのセキュリティ
従来のクライアント/サーバモデルにおいて、コラボレーションを行う技術として、共有ファイルをファイルサーバに保持する方法がある。ファイルサーバに保持されるファイルのセキュリティを維持するために、ファイルサーバにアクセスするユーザを認証することで、不正ユーザからのアクセスを防いだり、ファイルサーバに保持するファイル自体を暗号化することで、万が一ファイルが持ち出されてもファイルの中身を見られるのを防ぐといったことが行われている。
ユーザ認証の例として、NFS(Network File System)におけるSource NF
Sがある。NFSはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol
)ネットワーク上でコンピュータ同士がお互いのファイルシステムを共有可能にするネットワークサービスである。
NFSでは、同じファイルを複数のコンピュータからアクセスすることが可能であるためディスクスペースが節約でき、またデータを一元管理できるため管理が容易になるという特徴から、分散システムの共有データ領域として広く用いられ、NFSを利用したファイルサーバも数多く運用されている。
NFSでは、サービスを要求するホストとユーザを認証するための認証技術であるSource RPC(Remote Procedure Call)を使用して、サービスの要求を出したユー
ザをネットワーク上で認証している。このプロセスがSource NFSと呼ばれている。
ファイルの暗号化については、いくつか暗号化/復号化のアプリケーションが存在しているが、多くの場合は、ファイル固有の情報、乱数、またはパスワードをキー情報として暗号化しており、復号化する際にはこのキー情報を使って暗号化されたファイルを復号化することとなる。
また、暗号化に用いたキー情報に何らかの加工を施し、暗号化したファイルのヘッダに埋め込んでいるものもある。例えば、特開2000−99385号公報(特許文献1)記載の発明のように、ファイルを複数ユーザで共有するためのセキュリティ技術として、複数の暗号化キー情報をファイルのヘッダに埋め込み、複数のキー情報で復号できるような手法も提案されている。
特開2000−99385号公報 特開2003−167772号公報
上述したクライアント/サーバモデルのファイルサーバでは、ユーザ認証技術を用いてユーザによる不正アクセスを拒否しているが、共有ファイルを定常的に一元管理しているため、一度でも不正なアクセスが行われると、大量のファイルが流出することになる。
また、ファイルを暗号化して保持していても、暗号化に用いたキー情報が特定されるとファイルの復元が可能である。特に、上記特開2000−99385号公報記載の発明のように、キー情報がファイルに埋め込まれていたり、複数のキー情報で復号化ができる場合は、暗号化されたファイルが復号化される確率が高くなる。
一方、P2Pネットワークで動作するコラボレーション・P2Pアプリケーション環境におけるファイルの共有では、共有ファイル(共有対象ファイル)が各ピアに分散しているため、一度に大量のファイルが流出することは回避可能になるが、ファイルサーバと同様に不正アクセスによりファイルが流出したり、ファイルを暗号化していても流出したファイルを復号化される可能性が残存する。
つまり、P2Pネットワークで動作するコラボレーション・P2Pアプリケーション環境におけるピアに保持される共有ファイルについて、不正アクセスを防ぐためにファイルを保持しているピアの特定を防ぐ手法と、万が一ファイルが流出した場合においてもファイルの内容(情報、データ)を見られるのを防ぐための手法とが必要になる。
本発明の課題は、P2Pネットワークを構成する複数のピアノードに保持される共有対象ファイルの分割ファイルについて、不正アクセスを防ぐために分割ファイルを保持しているピアノードの特定を防ぐことを可能にする手法を提供することにある。
本発明の他の課題は、共有対象ファイルが流出した場合においてもファイルの内容を見られるのを防ぐための手法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のピアノードは、ピア・ツー・ピア型通信を許容するP2Pネットワークを構成するためのピアノードであって;
前記P2Pネットワークを通して情報を共有するための共有対象ファイルを単体ではその内容が意味をなさない形態の複数の分割ファイルに分割する分割手段と;
前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む複数のピアノードに分散配置させる手段と;
分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記複数のピアノード間で移動させる手段とを備える。
ここで、前記分割手段は、ファイル構成データの偶数ビットだけを含む少なくとも1つの第1の分割ファイルと、前記ファイル構成データの奇数ビットだけを含む少なくとも1つの第2の分割ファイルとに前記共有対象ファイルを分割する。
本発明のピアノードは、ユーザ利用端末からの前記共有対象ファイルの登録及び検索を可能にするインタフェース手段と;
前記インタフェース手段を介して入力され、かつ前記分割手段により分割された前記共有対象ファイルに関する分割情報を第1の記憶手段を用いて管理する第1の管理手段と;
前記ユーザ利用端末から前記インタフェース手段を介して要求された前記共有対象ファ
イルについて、前記自ピアノード内の前記第1の記憶手段を検索し、前記他ピアノードに対する検索メッセージを作成する第1の検索手段と;
前記第1の管理手段により登録された前記共有対象ファイルの前記分割ファイルと、前記第1の検索手段により作成された前記検索メッセージとを前記他ピアノードとの間で送受信する第1の制御手段と;
前記第1の制御手段から要求された送信先ピアノード情報を隣接ピアノード情報を記憶する第2の記憶手段を用いて検索する第2の検索手段と;
前記第1の制御手段により受信した前記分割ファイルを受信ファイル情報を記憶する第3の記憶手段を用いて管理し、前記他ピアノードからのファイル転送要求の可否を判断するとともに、受信した前記分割ファイルの転送時刻になったときに、前記第1の制御手段に受信した前記分割ファイルの転送を要求する第2の管理手段と;
前記第1の検索手段により収集された前記分割ファイルに基づいて前記共有対象ファイルを復元する復元手段とを更に備える。
本発明のピアノードは、前記複数のピアノードが複数のグループに分けられているとき、前記分割ファイルの転送先を同一グループに所属する前記ピアノードの内から検索する第3の検索手段を更に備え;
前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む前記複数のピアノードに前記グループ毎に分散配置させ、分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記同一グループ内の前記他ピアノードに移動させる。
ここで、前記第3の検索手段は、前記第1の制御手段から要求された送信先ピアノード情報をピアグループ情報を記憶する第4の記憶手段を用いて検索する。
本発明によれば、P2Pネットワークで動作するコラボレーション・P2Pアプリケーション環境において、共有対象ファイルを分割してP2Pネットワーク上を移動(転送または巡回)させることで、ファイルを保持しているピアを特定することができず、不正アクセスによるファイルの流出を防ぐことができる。
また、本発明によれば、共有対象ファイルを分割して複数のピアノードで保持することで、不正アクセスや、ラップトップ型パーソナルコンピータなどのモバイル端末によりピアノードを構成していてこのモバイル端末の盗難または紛失によりデータが流出した場合においても、ファイルを復元することができず、セキュリティを維持することができる。
さらに、本発明によれば、P2Pモデルでファイルを共有することで負荷分散を図れるので、クライアント/サーバモデルによるファイルの共有のように、サーバが過負荷状態に陥ったり、ネットワークのトラフィックが部分的に集中したりすることを防ぐことができる。
本発明の他の課題、特徴及び利点は、図面及び併記の特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される明細書を読むことにより明らかになるであろう。
以下、添付図面を参照して、本発明について更に詳細に説明する。図面には本発明の好ましい実施形態が示されている。しかし、本発明は、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されてはならない。むしろ、これらの実施形態は、本明細書の開示が徹底的かつ完全となり、当業者に本発明の範囲を十分に伝えるように提供される。
[システム及びピア構成]
本発明の一実施の形態におけるシステム及びピアの構成を示す図1を参照すると、P2PネットワークシステムSYSは、P2PネットワークNWを利用して、複数のピア(ピアノードまたはピアコンピュータ)PN間でファイルを共有している環境において、ファイルの内容(情報、データ)を読み取ることのできない単位(内容不可読単位)で共有ファイル(共有対象ファイル)を複数ファイルに分割し、分割した各ファイルをP2PネットワークNW内のピアPN上に分散させ、更に定期的に(予め定めた一定時間毎または一定期間毎に)、分散させた分割ファイルを別のピアPNに移動させる機能を備える。
このP2PネットワークシステムSYSにおいて、P2PネットワークNWを構成する各ピアPNは、同一構成を採り、P2PネットワークNWの回線NWLを通してユーザ利用端末TE(図示省略)を収容すると共に相互接続可能である。図1には、自ピアと記載するピアPNが隣接ピアと記載する他のピアPNにP2PネットワークNWの回線NWLを通して接続された状態を示している。
各ピアPNにおいて、ユーザインタフェース手段(部)1は、ユーザがユーザ利用端末TEから共有ファイルの登録や検索を行うためのユーザインタフェースを提供する。共有ファイル管理手段2は、ユーザがユーザ利用端末TEからユーザインタフェース手段1を介して登録した共有ファイルに関する情報を共有ファイル情報データベース(共有ファイルDB)10を用いて管理する。
また、各ピアPNにおいて、ファイル分割手段3は、共有ファイル管理手段2を通して登録された共有ファイルを内容不可読単位の複数のファイルに分割する。共有ファイル検索手段4は、ユーザ利用端末TEを利用するユーザがユーザインタフェース手段1を介して要求してきた共有ファイルについて、自ピア内の共有ファイルDB10を検索し、他ピア(隣接ピア)に対する検索メッセージを作成する。送受信制御手段5は、共有ファイル管理手段2で登録された共有ファイルの分割ファイルや、共有ファイル検索手段4で作成された検索メッセージを他ピアと送受信する。
さらに、各ピアPNにおいて、転送ピア検索手段6は、送受信制御手段5から要求された送信先ピア情報を隣接ピア情報データベース(隣接ピアDB)11及びピアグループ情報データベース(ピアグループDB)12を用いて検索する機能を有する。受信ファイル情報管理手段7は、送受信制御手段5で受信した分割ファイルを受信ファイル情報データベース(受信ファイル情報DB)13を用いて管理し、他ピアからのファイル転送要求の可否を判断するとともに、受信分割ファイルの転送時刻になった場合は、送受信制御手段5に受信分割ファイルの転送を要求する。ファイル復元手段8は、共有ファイル検索手段4が収集した分割ファイルを基に共有ファイルを復元する。
[システム及びピアの基本動作]
次に、図1に示す本発明の一実施の形態のP2PネットワークシステムSYSにおける基本動作例を説明する。図2は共有ファイルの登録を行うシーケンスを示す。図3は共有ファイルの分割ファイルを転送するシーケンスを示す。図4は共有ファイルの検索を行うシーケンスを示す。
まず、図1及び図2を併せ参照して、本発明の一実施の形態のP2PネットワークシステムSYSにおける共有ファイルの登録シーケンスについて説明する。
ユーザ利用端末TEを利用するユーザからの要求に応じてユーザインタフェース手段1が共有ファイル管理手段2に共有ファイル登録要求を行うと、共有ファイル管理手段2は登録しようとする共有対象ファイルを分割するために、ファイル分割手段3に共有ファイ
ル分割要求を行う。これにより、ファイル分割手段3においては、ファイルの分割処理を行い、分割したファイルの処理を共有ファイル管理手段2に戻す。このとき、セキュリティを一層高めるために分割前のファイルが暗号化されていてもよい。共有ファイル管理手段2は、ファイル分割手段3においてどのようにファイルを分割したかを示す共有ファイル分割情報を共有ファイルDB10に格納しておく。
次に、共有ファイル管理手段2は、分割した断片ファイルを他の複数のピアPNに転送するために、送受信制御手段5に断片ファイル転送要求を行う。送受信制御手段5は、転送可能な他のピアPNを検索するために、転送ピア検索手段6に転送先ピア決定要求を行う。これにより、転送ピア検索手段6は、隣接ピアDB11またはピアグループDB12から転送先ピアを検索して、その結果を転送先ピアとして、送受信制御手段5に返信する。転送先ピアが確定した後、送受信制御手段5はファイル転送処理を行う。
続いて、図1及び図3を併せ参照して、上記P2PネットワークシステムSYSにおいて共有ファイルの分割ファイルを転送するシーケンスについて説明する。
送受信制御手段5は、図2のシーケンスに示したように、転送先ピアを検索すると、そのピアにP2PネットワークNWの回線NWLを通して分割ファイル送信許可要求を行う。分割ファイル送信許可要求を受信した分割ファイル受信ピアが備える送受信制御手段5は、分割ファイルを受信できるかどうかを判断するために、受信ファイル情報管理手段7に分割ファイル受信許可判定要求を行い、処理を渡す。
受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13から分割ファイルリスト内の各ファイルを検索し、既に受信済みの分割ファイルであれば、受信不可とし、そうでなければ、受信許可とする旨の結果を分割ファイル受信可否判定結果として、分割ファイル送信ピアの送受信制御手段5に返信する。
分割ファイル送信ピアの送受信制御手段5は、送信可能かどうかを分割ファイル受信可否判定結果により判断し、受信不可であれば、再度、転送先ピアの検索を行い、そうでなければ、分割ファイルを分割ファイル受信ピアに送信する。送信された分割ファイルは、送受信制御手段5を介して、受信ファイル情報管理手段7にて、登録される。受信ファイル情報管理手段7で行われる登録処理は、受信ファイル情報DB13に蓄積され、そのファイルはある一定時間だけ保持されるので、分割ファイル転送用タイマを起動する。
次に、図1及び図4を併せ参照して、上記P2PネットワークシステムSYSにおいて共有ファイルの検索を行うシーケンスについて説明する。
ユーザインタフェース手段1は共有ファイル検索手段4に共有ファイルの検索要求を行う。これにより、共有ファイル検索手段4は、該当する共有ファイル情報を取り出すために、共有ファイル管理手段2に共有ファイル情報検索要求を行う。共有ファイル管理手段2は、共有ファイルDB10から該当ファイル情報を検索して、その検索結果を共有ファイル検索手段4に返信する。
共有ファイル検索手段4は、共有ファイル情報がない場合は、他のピアPNに共有ファイル情報があるか検索を行う。このために、共有ファイル検索手段4は、送受信制御手段5を介して他のピアPNを検索し、検索で得たピアPNに、検索メッセージ送信要求を行い、共有ファイル情報を抽出する。このようにして、共有ファイル情報が自ピアにない場合においても共有ファイル情報を得ることができるので、次の処理に移る。
共有ファイル検索手段4は、共有ファイル情報から分割ファイルリストを抽出して、受信ファイル情報管理手段7に分割ファイル検索要求を行う。受信ファイル情報管理手段7
は、受信ファイル情報DB13から分割ファイルを検索し、その結果を共有ファイル検索手段4に返信する。分割ファイルが揃うまで、他のピアPNからの分割ファイルを収集する。そして、共有ファイル検索手段4がファイル復元手段8に分割ファイル復元要求を行うと、ファイル復元手段8はファイルを復元する。
[第1の具体例]
次に、図1に示す本発明の一実施の形態のP2PネットワークシステムSYSにおける第1の具体例を説明する。
第1の具体例としては、複数のピアPNをグルーピングしていないとき、複数のピアPN間のピア・ツー・ピア型通信を許容するP2PネットワークNWにおいて、共有対象ファイル(共有ファイル)を分割・転送して共有するファイル分割共有手法について説明する。
このファイル分割共有手法においては、図5に示すP2PネットワークNWの構成、図6に示す共有ファイルDB10の構成、図7に示す隣接ピアDB11の構成、図8及び図9に示す受信ファイル情報DB13の構成を図1〜図4と併用して説明する。
ここでは、ピアAが共有対象ファイルを分割し共有を開始するものとする。各ピアA〜Fは、ある1つの共有対象ファイルを分割したファイル(分割ファイルまたは断片ファイル)を同時に2つ以上保有(保存)することは許されないものとする。また、ある1つの共有対象ファイルの分割ファイルを受信した後の予め定めた一定時間の間は、同一あるいは別の分割ファイルを受信できないものとする。
(1)ファイルの分割(ピアA内部)
ピアA収容のユーザ利用端末TEを利用するユーザは、ファイルFL1(ファイル1)のセキュリティを維持しつつこのファイル1を共有したい場合、ユーザ利用端末TEからユーザインタフェース手段1を介して、共有ファイル管理手段2にファイル1の共有を指示する。共有ファイル管理手段2はファイル分割手段3にファイル1の分割を要求する。
ファイル分割手段3は、基本的には、分割ファイル単体ではそのファイルに含まれているデータ(情報)が意味をなさないような形態に共有対象ファイルを分割する。この例では、ファイル分割手段3は、ファイル(厳密には、ファイル構成データ)の偶数ビットだけを抜き出したものに対応する第1のファイルF1a(ファイル1a)と、ファイルの奇数ビットだけを抜き出したものに対応する第2のファイルF1b(ファイル1b)とにファイル1を分割する。
ファイル分割手段3はこれらの分割ファイル1a,1bにヘッダをそれぞれ付加する。このヘッダに含まれる情報は、ファイル転送時間間隔、分割ファイル受信不可時間間隔、分割ファイルリスト、及び転送ピアリストである。ファイル転送時間間隔は、あるピアが受信した分割ファイルを次ピアに転送するまでの時間を表す。分割ファイル受信不可時間間隔は、ある共有ファイルを分割し生成されたファイル群のいずれかを最後に転送してから、次に分割ファイル群のいずれかを受信可能になるまでの時間を表す。この例の共有ファイル1については、ファイル転送時間間隔を10分とし、分割ファイル受信不可時間間隔を20分とする。
また、分割ファイルリストは、共有ファイルを復元するのに必要な分割ファイルのリストであり、ファイル1の場合は、ファイル1a及びファイル1bとなる。転送ピアリストは、ファイル転送時間間隔で転送されていくファイルが通ってきたピアのリストである。この例では、最近受信した順に過去3つの受信ピアを転送ピアリストに保存する。
(2)ファイル分割情報の登録(ピアA内部)
ピアAのファイル分割手段3は、共有ファイル1を分割後、分割前のファイル(ファイル1)と分割後のファイル(ファイル1a,1b)とを共有ファイル管理手段2に渡す。共有ファイル管理手段2はファイル1の分割ファイル1a,1bに関する情報を共有ファイルDB10(図6参照)に登録する。
共有ファイルDB10は、P2PネットワークNW内で共有するファイルの分割情報に関するデータベースであり、自ピアが提供している共有ファイルに関する情報を保持している。共有ファイルDB10において、分割数はファイルの分割数を表し、分割ファイルリストは分割後のファイル名を示す。分割ファイルリストは共有ファイルの復元時に参照される。
共有ファイル管理手段2は、共有ファイルDB10へのファイル分割情報の登録が完了すると、分割前の共有ファイル(ファイル1)を削除し、送受信制御手段5に分割後のファイル(ファイル1a,1b)及びファイル分割情報を渡して、分割ファイルの転送を要求する。
(3)転送先ピアの検索(ピアA内部)
共有ファイル管理手段2から分割ファイルの転送要求を受けた送受信制御手段5は、転送ピア検索手段6に分割ファイル転送先ピアの検索を要求する。転送ピア検索手段6は分割ファイルの転送先ピアの検索を行う。転送ピア検索手段6は隣接ピアDB11(図7参照)から無作為に分割ファイル数分のピアを抽出する。隣接ピアDB11の内容は、ピアAがその存在を予め知っている直接通信可能なピアである隣接ピアB,C,FのIP(Internet Protocol)アドレスのリストである。この例では、ピアAがP2Pネットワーク
NWに参加する際に、隣接ピアDB11の内容は予め登録される。
転送ピア検索手段6は送受信制御手段5に分割ファイル数分の転送先ピアのピア名及びIPアドレスを返す。送受信制御手段5は、転送ピア検索手段6から受け取った転送先ピアの情報から、各分割ファイルに対する転送先ピアを決定し、転送先ピアにファイルの転送要求を行う。この例では、ピアAの送受信制御手段5は、分割ファイル1aを隣接ピアBに、かつ分割ファイル1bを隣接ピアCに転送する。なお、以降の説明はファイル1a及びピアBに関してのみ記述する。
(4)ファイルの転送(転送先ピアBとのネゴシエーション)
ピアAの送受信制御手段5は、転送先ピアBに、分割ファイル1aの転送を要求するために、分割ファイル1aのヘッダをP2PネットワークNWの回線NWLを通して送信する。分割ファイル1aのヘッダを受信したピアBの送受信制御手段5は、共有ファイル1の分割ファイルのいずれかを既に受信しているかどうか確認するために、分割ファイルヘッダ内の分割ファイルリストを受信ファイル情報管理手段7に渡す。
受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13(図8参照)を参照し、分割ファイルリストに含まれているファイル名を検索する。受信ファイル情報DB13は、分割ファイル名、ファイル受信時刻、ファイル転送時間間隔(転送間隔)、ファイル転送時刻、ファイル受信不可時間間隔、ファイル受信不可時刻、及び転送ピアリストから構成されるデータベースであり、受信した分割ファイルの次ピアへの転送時間を管理したり、ある1つの共有対象ファイルに関連する分割ファイルの受信可否を決定するために利用される。
受信ファイル情報DB13内に分割ファイルリストに含まれる分割ファイル名が存在し
ない場合は、共有ファイル1の分割ファイルのいずれも受信中または受信拒否中ではないことに対応する。したがって、ピアBの受信ファイル情報管理手段7は、分割ファイル名が存在しなければ、ファイル受信可能であることを示す情報を送受信制御手段5に返す。一方、分割ファイル名が存在する場合は、共有ファイル1の分割ファイルのいずれかを受信中または受信拒否中であることに対応するので、受信ファイル情報管理手段7は受信不可であることを示す情報を送受信制御手段5に返す。
ファイル受信可能であることを示す情報を受信ファイル情報管理手段7から受け取った送受信制御手段5は、受信許可通知をピアAに返送する。転送先ピアBからの受信許可通知を回線NWLを通して受信したピアAの送受信制御手段5は、ピアBに分割ファイル1aを回線NWLを通して転送する。
(5)ファイルの受信(ピアB内での処理)
ピアAの送受信制御手段5から送信された分割ファイル1aを受信したピアBの送受信制御手段5は、受信した分割ファイル1aをディスク装置に格納後、受信ファイルのファイル名、受信ファイルのヘッダ情報(ファイル転送時間間隔、分割ファイル受信不可時間間隔、転送ピアリスト)、及びファイル受信時刻を受信ファイル情報管理手段7に渡す。
受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13に、受信ファイル名と、ファイル受信時刻と、受信ファイルヘッダ内のファイル転送時間間隔、分割ファイル受信不可時間間隔及び転送ピアリストと、これらの情報から算出した転送時刻及び受信不可時刻とを登録する。この登録処理後の受信ファイル情報DB13の一例を図9に示す。
受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイルヘッダ内のファイル転送時間間隔を基に、ファイル1aに対する転送用タイマを起動させる。このタイマが満了すると、受信ファイル情報管理手段7は、送受信制御手段5に受信ファイル情報DB13から得た該当分割ファイルの名前及び転送ピアリストを渡し、ファイル1aの他ピアへの転送を要求する。
(6)ファイルの転送(ピアB内での処理)
分割ファイル1aの転送用タイマ満了に伴う転送要求を受けたピアBの送受信制御手段5は、転送ピア検索手段6に転送ピアリストを渡し、次の転送ピアの検索を要求する。
転送ピア検索手段6は上述した(3)と同様に処理して転送先ピアを決定する。但し、転送先ピアの候補から転送ピアリストに含まれるピアは除外する。また、転送ピアリストに含まれるピアしか候補に無い場合は、転送ピアリストの先頭、つまり最も古い転送ピアを転送先ピアとする。
ここでは、転送ピア検索手段6は転送先ピアを隣接するピアDに決定したものとする。転送ピア検索手段6は送受信制御手段5にピアDのピア名及びIPアドレスを渡す。送受信制御手段5は、上述した(4)と同様に処理して、転送先ピアDにファイル転送可否の判断を要求する。
ピアDへの転送が可能であれば、送受信制御手段5はファイル1aの転送ピアリストに自ピアBを追加してから転送する。転送ピアリストに登録されているピアの数が登録限界数(この例では、3)に達している場合は、送受信制御手段5は最も古いピアを削除してからピアBを追加する。ピアDへの転送完了後、送受信制御手段5はディスク装置内に保存している分割ファイル1aを削除する。
このようにして、分割ファイル1aは各ピアを一定時間毎に移動することで、セキュリティが確保できる。
[第2の具体例]
次に、図1に示す本発明の一実施の形態のP2PネットワークシステムSYSにおける第2の具体例を説明する。
第2の具体例としては、上述した第1の具体例と同様のファイル分割共有手法において分割・転送して共有しているファイルを検索し、取得するファイル取得手法について説明する。第2の具体例においても、複数のピアPN間のピア・ツー・ピア型通信を許容するP2PネットワークNWにおける複数のピアPNをグルーピングしていない条件は上述した第1の具体例と同一である。
このファイル取得手法においては、図10に示すP2PネットワークNWの構成、図11に示す共有ファイルDB10の構成、図12に示す隣接ピアDB11の構成、図13に示す受信ファイル情報DB13の構成を図1〜図4と併用して説明する。
ここでは、図11に示すP2PネットワークNWの構成において、ピアBが共有対象ファイルFL1(ファイル1)を3つのファイルFL1a,FL1b,FL1c(ファイル1a,1b,1c)に分割・共有処理し、その後、時刻が11時00分(11:00)の時点で、ユーザからの要求に応じたピアAが共有ファイル1を検索し、取得しようとしているものとする。また、ファイル検索の時点(時刻11:00)では、それぞれ分割ファイルであるファイル1aはピアAに、ファイル1bはピアCに、かつファイル1cはピアEにそれぞれ存在している(保持または保有されている)ものとする。
(1)分割ファイルリストの検索(ピアA内部)
ピアA収容のユーザ利用端末TEを利用するユーザは、共有ファイル1を取得したい場合、ユーザ利用端末TEからユーザインタフェース手段1を介して、共有ファイル検索手段4にファイル1の検索を要求する。ユーザからのファイル1の検索要求をユーザインタフェース手段1を介して受信した共有ファイル検索手段4は、共有ファイル管理手段2にファイル1の分割ファイルリストを所有しているかどうか問い合わせる。
共有ファイル管理手段2は、共有ファイルDB10(図11参照)を参照し、ファイル1のエントリを検索する。共有ファイルDB10においては、自ピアが所有していた共有ファイルを分割・転送し、共有した場合のみ、エントリが作成される。この例では、ファイル1の分割及び共有処理を行ったピアはピアBであるため、共有ファイルDB10にファイル1のエントリは存在しないことになる。
(2)分割ファイルリストの検索(ピア間)
ピアAの共有ファイル管理手段2によってファイル1の共有ファイル情報が検出できなかった場合、共有ファイル検索手段4は他ピアへのファイル1の共有ファイル情報の検索メッセージ送信を送受信制御手段5に要求する。
要求された送受信制御手段5は転送ピア検索手段6に全ての隣接ピア情報を問い合わせる。転送ピア検索手段6は、隣接ピアDB11(図12参照)を参照し、登録されているピアB,C,FのIPアドレスを送受信制御手段5に返す。送受信制御手段5は隣接ピアB,C,Fにファイル1の共有ファイル検索メッセージを送信する。
この検索メッセージを受信した隣接ピアB,C,Fのそれぞれにおいては、送受信制御手段5が、共有ファイル検索手段4を介して共有ファイル管理手段2にファイル1の共有ファイル情報を保有しているかどうかの保有状態を問い合わせる。ここでは、ピアBの共有ファイル管理手段2がファイル1の共有ファイル情報を保有していることを自ピアBの
送受信制御手段5に通知する。この結果、ピアBの送受信制御手段5がピアAにファイル1の共有ファイル情報を転送する。
ファイル1の共有ファイル情報を受信したピアAの送受信制御手段5は、共有ファイル検索手段4にファイル1の共有ファイル情報を渡す。
(3)分割ファイルの検索(ピアA内部)
ピアAの共有ファイル検索手段4は、送受信制御手段5から受け取った共有ファイル情報の分割ファイルリストを参照し、ファイル1を復元するのに必要なファイルの一覧を取得する。共有ファイル検索手段4は、分割ファイルリスト内に含まれる全ての分割ファイル1a,1b,1cについて、受信ファイル情報管理手段7に自ピアで保有しているかどうか問い合わせる。
共有ファイル検索手段4から分割ファイルの問い合わせを受けた受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13(図13参照)を参照し、分割ファイル1a,1b,1cのエントリが存在するかどうか検索する。この検索の結果、受信ファイル情報DB13からファイル1aのエントリが検出される。受信ファイル情報管理手段7は検出したファイル1aのエントリの転送時刻を確認する。ファイル1aの転送時刻11:10は現在時刻11:00よりも後であるので、まだ転送していない、つまり自ピア内にファイル1aが存在することを表している。したがって、受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13から分割ファイル1aを取得して、共有ファイル検索手段4に渡す。
(4)分割ファイルの検索(ピア間)
ピアAにおける受信ファイル情報管理手段7からの検索結果を受け取った共有ファイル検索手段4は、検出された分割ファイル1a以外の分割ファイル1b,1cに関して、他ピアへの分割ファイル1b,1cの検索メッセージ送信を送受信制御手段5に要求する。
送受信制御手段5は転送ピア検索手段6に全ての隣接ピア情報を問い合わせる。転送ピア検索手段6は隣接ピアDB11(図12参照)に登録されているピアB,C,FのIPアドレスを送受信制御手段5に返す。送受信制御手段5は、P2PネットワークNWの回線NWLを通して隣接ピアB,C,Fにファイル1b及びファイル1cの検索メッセージを送信する。
検索メッセージを受信した各隣接ピアB,C,Fにおいては、送受信制御手段5が受信ファイル情報管理手段7にファイル1b,1cを保有しているかどうかの保有状態を問い合わせる。ピアCにおいて、受信ファイル情報管理手段7はファイル1bを保有していることを送受信制御手段5に通知し、送受信制御手段5が回線NWLを通してピアAにファイル1bを転送する。
さらに、隣接ピアB,C,Fはそれぞれの隣接ピアに検索メッセージを送信する。この検索メッセージは予め決められた回数だけ転送され続ける。この検索メッセージの転送の繰り返しにより、やがてピアEもピアAが発信した検索メッセージを隣接ピアから受信する。この結果、ピアEにおいて、受信ファイル情報管理手段7はファイル1cを保有していることを送受信制御手段5に通知し、送受信制御手段5が回線NWLを通してピアAにファイル1cを転送する。
(5)共有ファイルの復元(ピアA内部)
ピアCからファイル1bを、かつピアEからファイル1cをそれぞれ受信したピアAの送受信制御手段5は、ファイル1b,1cを共有ファイル検索手段4に渡す。ファイル1を復元するのに必要な分割ファイル1a,1b,1cを全て取得した共有ファイル検索手
段4は、分割ファイル1a,1b,1cをファイル復元手段8に渡す。
ファイル復元手段8は、分割ファイル1a,1b,1cに基づいてファイル1を復元し、ファイル1を共有ファイル検索手段4に返す。この結果、共有ファイル検索手段4は、ユーザインタフェース手段1及び回線NWLを介して、共有ファイルとしてのファイル1をユーザ利用端末TEに提供する。
[第3の具体例]
次に、図1に示す本発明の一実施の形態のP2PネットワークシステムSYSにおける第3の具体例を説明する。
第3の具体例としては、複数のピアPNをグルーピングしているとき、複数のピアPN間のピア・ツー・ピア型通信を許容するP2PネットワークNWにおいて、共有対象ファイル(共有ファイル)を分割・転送して共有するファイル分割共有手法について説明する。ここでは、P2PネットワークNWにおける複数ピアPNによる複数のグループを構成(グルーピング)し、分割ファイルを1つずつ各グループ内で転送させていく。各ピアPNは、1つのグループにだけ所属し、複数グループに所属することはできない。
このファイル分割共有手法においては、図14に示すP2PネットワークNWの構成、図15に示す共有ファイルDB10の構成、図16に示すピアグループDB12の構成、図17に示す受信ファイル情報DB13の構成を図1〜図4と併用して説明する。
ここでは、ピアAが共有対象ファイルを分割し共有を開始するものとする。各ピアA〜Fは、ある1つの共有対象ファイルを分割したファイル(分割ファイルまたは断片ファイル)を同時に2つ以上保有(保存)することは許されないものとする。また、ある1つの共有対象ファイルの分割ファイルを受信した後の予め定めた一定時間の間は、同一あるいは別の分割ファイルを受信できないものとする。さらに、各ピアA〜Fが所属するグループはグループ#1またはグループ#2のいずれかとし、グループ#1にはピアA,B,Dが所属し、かつグループ#2にはピアC,E,Fが所属しているものとする。
(1)ファイルの分割(ピアA内部)
ピアA収容のユーザ利用端末TEを利用するユーザは、共有対象ファイルFL1(ファイル1)のセキュリティを維持しつつこのファイル1を共有したい場合、ユーザ利用端末TEからユーザインタフェース手段1を介して、共有ファイル管理手段2にファイル1の共有を指示する。共有ファイル管理手段2はファイル分割手段3にファイル1の分割を要求する。
ファイル分割手段3は、基本的には、分割ファイル単体ではそのファイルに含まれているデータ(情報)が意味をなさないような形態に共有対象ファイルを分割する。この例では、ファイル分割手段3は、ファイル(厳密には、ファイル構成データ)の偶数ビットだけを抜き出したものに対応する第1のファイルF1a(ファイル1a)と、ファイルの奇数ビットだけを抜き出したものに対応する第2のファイルF1b(ファイル1b)とにファイル1を分割する。
ファイル分割手段3はこれらの分割ファイル1a,1bにヘッダをそれぞれ付加する。このヘッダに含まれる情報は、ファイル転送時間間隔、分割ファイルリスト、及び転送ピアリストである。ファイル転送時間間隔は、あるピアが受信した分割ファイルを次ピアに転送するまでの時間を表す。この例の共有ファイル1については、ファイル転送時間間隔を10分とする。
また、分割ファイルリストは、共有ファイルを復元するのに必要な分割ファイルのリストであり、ファイル1の場合は、ファイル1a及びファイル1bとなる。転送ピアリストは、ファイル転送時間間隔で転送されていくファイルが通ってきたピアのリストである。この例では、最近受信した順に過去2つの受信ピアを転送ピアリストに保存する。
(2)ファイル分割情報の登録(ピアA内部)
ピアAのファイル分割手段3は、共有対象ファイル1を分割後、分割前のファイル(ファイル1)と分割後のファイル(ファイル1a,1b)とを共有ファイル管理手段2に渡す。共有ファイル管理手段2はファイル1の分割ファイル1a,1bに関する情報を共有ファイルDB10(図15参照)に登録する。
共有ファイルDB10は、P2PネットワークNW内で共有するファイルの分割情報に関するデータベースであり、自ピアが提供している共有ファイルに関する情報を保持している。共有ファイルDB10において、分割数はファイルの分割数を表し、分割ファイルリストは分割後のファイル名を示す。分割ファイルリストは共有ファイルの復元時に参照される。
共有ファイル管理手段2は、共有ファイルDB10へのファイル分割情報の登録が完了すると、分割前の共有対象ファイル(ファイル1)を削除し、送受信制御手段5に分割後のファイル(ファイル1a,1b)及びファイル分割情報を渡して、分割ファイルの転送を要求する。
(3)転送先ピアの検索(ピアA内部)
共有ファイル管理手段2から分割ファイルの転送要求を受けた送受信制御手段5は、転送ピア検索手段6に分割ファイル転送先ピアの検索を要求する。この検索要求を受けた転送ピア検索手段6は分割ファイルの転送先ピアの検索を行う。転送ピア検索手段6は、各分割ファイルをそれぞれ異なるグループに転送するために、各グループからピアを1つずつ選び出す必要がある。転送ピア検索手段6は、分割ファイル数分のピアを選択するために、ピアグループごとにピアを管理しているピアグループDB12(図16参照)を参照し、ピアグループごとに1つずつピアを無作為に選択する。
ピアグループDB12は、P2PネットワークNWに所属するピアと、そのグループと、各ピアのIPアドレスとが登録されているデータベースである。この例では、各ピアがP2PネットワークNWに参加する際に、ピアグループDB12の内容は予め登録される。このピアグループDB12は、各ピアがそれぞれ保持していても、Hybrid P2Pにおける管理サーバが保持していてもよい。管理サーバが保持している場合は、転送ピア検索手段6が送受信制御手段5及びP2PネットワークNWの回線NWLを介して管理サーバに問い合わせを行う。転送ピア検索手段6は、グループ#1からピアBを選択し、かつグループ#2からピアCを選択した後、ピアB,CのIPアドレスを送受信制御手段5に渡す。
なお、この転送先ピアの検索処理を専用に行うために、転送ピア検索手段6とピアグループDB12との間にピアグループ検索手段を設けてもよい。この場合は、ピアグループ検索手段と転送ピア検索手段6との協働により、転送先ピアの検索処理が実施される。
(4)ファイルの転送(転送先ピアBとのネゴシエーション)
ピアAの送受信制御手段5は、P2PネットワークNWの回線NWLを通して、ピアBに分割ファイル1aを送信し、かつピアCに分割ファイル1bを送信するために、先ずファイル1aもしくはファイル1bのファイル名及びヘッダ情報をピアB及びピアCに送信する。ピアB内での処理とピアC内での処理とは同じであるため、以降、ピアBに関して
のみ説明する。
ピアAからのファイル名及びヘッダ情報を回線NWLを通して受信したピアBの送受信制御手段5は、ヘッダ内の転送ピアリストを受信ファイル情報管理手段7に渡す。受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13(図17参照)を参照し、ファイル1aが存在しないことを確認する。受信ファイル情報DB13は、分割ファイル名、ファイル受信時刻、ファイル転送時間間隔(転送間隔)、ファイル転送時刻、及び転送ピアリストから構成されるデータベースであり、受信した分割ファイルの次ピアへの転送時間を管理したり、ある1つの共有対象ファイルに関連する分割ファイルの受信可否を決定するために利用される。
さらに、受信ファイル情報管理手段7は、ヘッダ情報の転送ピアリストに自ピア(ピアB)が含まれていないことを確認する。この結果、受信ファイル情報管理手段7は送受信制御手段5に受信許可を通知する。また、送受信制御手段5は回線NWLを通して受信許可通知をピアAに返す。
ピアBからの受信許可通知を受信したピアAの送受信制御手段5は、ピアBにファイル1aを送信する。
(5)ファイルの受信(ピアB内での処理)
ピアAの送受信制御手段5から送信された分割ファイル1aを受信したピアBの送受信制御手段5は、受信した分割ファイル1aをディスク装置に格納後、受信ファイルのファイル名、受信ファイルのヘッダ情報(ファイル転送時間間隔、転送ピアリスト)、及びファイル受信時刻を受信ファイル情報管理手段7に渡す。
受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13に、受信ファイル名と、ファイル受信時刻と、受信ファイルヘッダ内のファイル転送時間間隔及び転送ピアリストと、これらの情報から算出した転送時刻とを登録する。この登録処理後の受信ファイル情報DB13の一例を図17に示す。
受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイルヘッダ内のファイル転送時間間隔を基に、ファイル1aに対する転送用タイマを起動させる。このタイマが満了すると、受信ファイル情報管理手段7は、送受信制御手段5に受信ファイル情報DB13から得た該当分割ファイルの名前及び転送ピアリストを渡し、ファイル1aの他ピアへの転送を要求する。
(6)ファイルの転送(ピアB内での処理)
分割ファイル1aの転送用タイマ満了に伴う転送要求を受けたピアBの送受信制御手段5は、転送ピア検索手段6に転送ピアリストを渡し、次の転送ピアの検索を要求する。
転送ピア検索手段6は、受信した転送ピアリスト基づき、同じグループに所属するピアを選択するために、ピアグループDB12を参照し、自分と同じグループ(グループ#1)で転送ピアリストに含まれていないピアDを選択する。転送ピア検索手段6は、同じグループのピアが全て転送ピアリストに含まれている場合は、転送ピアリストのうち最も古いピアを選択する。
転送ピア検索手段6は送受信制御手段5に選択したピアDのピア名及びIPアドレスを渡す。送受信制御手段5は、ファイル1aの転送ピアリストに自ピア(ピアB)を追加した後、転送先ピアDにファイル1aを回線NWLを通して送信する。転送ピアリストに登録されているピアの数が登録限界数(この例では、2)に達している場合は、送受信制御手段5は最も古いピアを削除してからピアBを追加する。ピアDへの転送完了後、送受信
制御手段5はディスク装置内に保存している分割ファイル1aを削除する。
このようにして、分割ファイルはグループ内の各ピアを一定時間毎に移動することで、セキュリティが確保できる。
[第4の具体例]
次に、図1に示す本発明の一実施の形態のP2PネットワークシステムSYSにおける第4の具体例を説明する。
第4の具体例としては、上述した第3の具体例と同様のファイル分割共有手法において分割・転送して共有しているファイルを検索し、取得するファイル取得手法について説明する。第4の具体例においても、複数のピアPN間のピア・ツー・ピア型通信を許容するP2PネットワークNWにおける複数のピアPNをグルーピングしている条件は上述した第3の具体例と同一である。
この例では、P2PネットワークNWにおける複数ピアPNによる複数のグループを構成(グルーピング)している。各ピアPNは、1つのグループにだけ所属し、複数グループに所属することはできない。また、各ピアPNが所属するグループは、グループ#1及びグループ#2のいずれかとする。
このファイル取得手法においては、図18に示すP2PネットワークNWの構成、図19に示す共有ファイルDB10の構成、図20に示す隣接ピアDB11の構成、図21に示すピアグループDB12の構成、図22に示す受信ファイル情報DB13の構成を図1〜図4と併用して説明する。
ここでは、図18に示すP2PネットワークNWの構成において、ピアBが共有対象ファイルFL1(ファイル1)を2つのファイルFL1a,FL1b(ファイル1a,1b)に分割・共有処理し、その後、時刻が11時00分(11:00)の時点で、ユーザからの要求に応じたピアAが共有ファイル1を検索し、取得しようとしているものとする。また、ファイル検索の時点(時刻11:00)では、それぞれ分割ファイルであるファイル1aはピアAに、かつファイル1bはピアEにそれぞれ存在している(保持または保有されている)ものとする。さらに、グループ#1にはピアA,B,Dが所属し、かつグループ#2にはピアC,E,Fが所属しているものとする。
(1)分割ファイルリストの検索(ピアA内部)
ピアA収容のユーザ利用端末TEを利用するユーザは、共有ファイル1を取得したい場合、ユーザ利用端末TEからユーザインタフェース手段1を介して、共有ファイル検索手段4にファイル1の検索を要求する。ユーザからのファイル1の検索要求をユーザインタフェース手段1を介して受信した共有ファイル検索手段4は、共有ファイル管理手段2にファイル1の分割ファイルリスト(共有ファイル情報)を所有しているかどうか問い合わせる。
共有ファイル管理手段2は、共有ファイルDB10(図19参照)を参照し、ファイル1のエントリを検索する。共有ファイルDB10においては、自ピアが所有していた共有ファイルを分割・転送し、共有した場合のみ、エントリが作成される。この例では、ファイル1の分割及び共有処理を行ったピアはピアBであるため、共有ファイルDB10にファイル1のエントリは存在しないことになる。
(2)分割ファイルリストの検索(ピア間)
ピアAの共有ファイル管理手段2によってファイル1の共有ファイル情報が検出できな
かった場合、共有ファイル検索手段4は他ピアへのファイル1の共有ファイル情報の検索メッセージ送信を送受信制御手段5に要求する。
要求された送受信制御手段5は転送ピア検索手段6に全ての隣接ピア情報を問い合わせる。転送ピア検索手段6は、隣接ピアDB11(図20参照)を参照し、登録されているピアB,C,FのIPアドレスを送受信制御手段5に返す。送受信制御手段5は隣接ピアB,C,Fにファイル1の共有ファイル検索メッセージを送信する。
この検索メッセージを受信した隣接ピアB,C,Fのそれぞれにおいては、送受信制御手段5が、共有ファイル検索手段4を介して共有ファイル管理手段2にファイル1の共有ファイル情報を保有しているかどうかの保有状態を問い合わせる。ここでは、ピアBの共有ファイル管理手段2がファイル1の共有ファイル情報を保有していることを自ピアBの送受信制御手段5に通知する。この結果、ピアBの送受信制御手段5がピアAにファイル1の共有ファイル情報を転送する。
ファイル1の共有ファイル情報を受信したピアAの送受信制御手段5は、共有ファイル検索手段4にファイル1の共有ファイル情報を渡す。
(3)分割ファイルの検索(ピアA内部)
ピアAの共有ファイル検索手段4は、送受信制御手段5から受け取った共有ファイル情報の分割ファイルリストを参照し、ファイル1を復元するのに必要なファイルの一覧を取得する。共有ファイル検索手段4は、分割ファイルリスト内に含まれる全ての分割ファイル1a,1bについて、受信ファイル情報管理手段7に自ピアで保有しているかどうか問い合わせる。
共有ファイル検索手段4から分割ファイルの問い合わせを受けた受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13(図22参照)を参照し、分割ファイル1a,1bのエントリが存在するかどうか検索する。この検索の結果、受信ファイル情報DB13からファイル1aのエントリが検出される。エントリが存在することは、自ピアA内に分割ファイル1aが存在していることを意味する。
すなわち、受信ファイル情報管理手段7は検出したファイル1aのエントリの転送時刻を確認する。ファイル1aの転送時刻11:10は現在時刻11:00よりも後であるので、まだ転送してなく、自ピア内にファイル1aが存在することを表している。したがって、受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13から分割ファイル1aを取得して、共有ファイル検索手段4に渡す。
(4)分割ファイルの検索(ピア間)
ピアAにおいて、受信ファイル情報管理手段7からの検索結果を受け取った共有ファイル検索手段4は、検出された分割ファイル1a以外の分割ファイル1bに関して、他ピアへの分割ファイル1bの検索メッセージ送信を送受信制御手段5に要求する。
送受信制御手段5は転送ピア検索手段6に全てのピアグループ情報を問い合わせる。転送ピア検索手段6は、図21に示すピアグループDB12に登録されている各グループから無作為に1つずつピアを選択し、送受信制御手段5に返す。この例では、グループ#1からピアDが選択され、かつグループ#2からピアFが選択される。送受信制御手段5は回線NWLを通してピアD,Fにファイル1bの検索メッセージを送信する。
ピアAからの検索メッセージを受信した各ピアD,Fにおいては、送受信制御手段5が受信ファイル情報管理手段7にファイル1bを保有しているかどうかの保有状態を問い合
わせる。受信ファイル情報管理手段7は、受信ファイル情報DB13を参照し、ファイル1bのエントリを検索する。
もし、エントリが存在するならば、受信ファイル情報管理手段7はファイル1bを保有していることを送受信制御手段5に通知し、送受信制御手段5が回線NWLを通してピアAにファイル1bを転送する。一方、エントリが存在しなければ、ピアD,Fにおける転送ピア検索手段6は更にピアグループDB12から自グループに所属するピアを全て選択し、転送ピア検索手段6と協働する送受信制御手段5は選択されたグループ内の全ピアに検索メッセージを転送する。
ピアFからの検索メッセージを受信したピアEの受信ファイル情報管理手段7は、ファイル1bを保有していることを送受信制御手段5に通知し、送受信制御手段5がピアAにファイル1bを回線NWLを通して転送する。
(5)共有ファイルの復元(ピアA内部)
共有ファイル1を復元するのに必要な分割ファイル1a,1bを全て取得したピアAの送受信制御手段5は、分割ファイル1a,1bを共有ファイル検索手段4に渡す。共有ファイル検索手段4は受信した分割ファイル1a,1bをファイル復元手段8に渡す。
ファイル復元手段8は、分割ファイル1a,1bに基づいてファイル1を復元し、ファイル1を共有ファイル検索手段4に返す。この結果、共有ファイル検索手段4は、ユーザインタフェース手段1及び回線NWLを介して、共有ファイルとしてのファイル1をユーザ利用端末TEに提供する。
[変形例]
上述した一実施の形態において、P2PネットワークNWを構成する複数のピアが、ある1つの共有対象ファイルを分割したファイル(分割ファイルまたは断片ファイル)を二重に保有(保存)してもよい。これにより、ラップトップ型パーソナルコンピータなどのモバイル端末によりピアを構成していて、このモバイル端末の盗難または紛失においても、ファイルを復元することが可能になる。上述した一実施の形態における処理はコンピュータで実行可能なプログラムとして提供され、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体、さらには通信回線を経て提供可能である。
また、上述した一実施の形態における各処理はその任意の複数または全てを選択し組合せて実施することもできる。
[その他]
(付記1)ピア・ツー・ピア型通信を許容するP2Pネットワークを構成するためのピアノードであって;
前記P2Pネットワークを通して情報を共有するための共有対象ファイルを単体ではその内容が意味をなさない形態の複数の分割ファイルに分割する分割手段と;
前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む複数のピアノードに分散配置させる手段と;
分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記複数のピアノード間で移動させる手段と;
を備えるピアノード(1)。
(付記2)前記分割手段は、ファイル構成データの偶数ビットだけを含む少なくとも1つの第1の分割ファイルと、前記ファイル構成データの奇数ビットだけを含む少なくとも1つの第2の分割ファイルとに前記共有対象ファイルを分割する
付記1記載のピアノード(2)。
(付記3)ユーザ利用端末からの前記共有対象ファイルの登録及び検索を可能にするインタフェース手段と;
前記インタフェース手段を介して入力され、かつ前記分割手段により分割された前記共有対象ファイルに関する分割情報を第1の記憶手段を用いて管理する第1の管理手段と;
前記ユーザ利用端末から前記インタフェース手段を介して要求された前記共有対象ファイルについて、前記自ピアノード内の前記第1の記憶手段を検索し、前記他ピアノードに対する検索メッセージを作成する第1の検索手段と;
前記第1の管理手段により登録された前記共有対象ファイルの前記分割ファイルと、前記第1の検索手段により作成された前記検索メッセージとを前記他ピアノードとの間で送受信する第1の制御手段と;
前記第1の制御手段から要求された送信先ピアノード情報を隣接ピアノード情報を記憶する第2の記憶手段を用いて検索する第2の検索手段と;
前記第1の制御手段により受信した前記分割ファイルを受信ファイル情報を記憶する第3の記憶手段を用いて管理し、前記他ピアノードからのファイル転送要求の可否を判断するとともに、受信した前記分割ファイルの転送時刻になったときに、前記第1の制御手段に受信した前記分割ファイルの転送を要求する第2の管理手段と;
前記第1の検索手段により収集された前記分割ファイルに基づいて前記共有対象ファイルを復元する復元手段と;
を更に備える付記1記載のピアノード(3)。
(付記4)前記複数のピアノードが複数のグループに分けられているとき、前記分割ファイルの転送先を同一グループに所属する前記ピアノードの内から検索する第3の検索手段を更に備え;
前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む前記複数のピアノードに前記グループ毎に分散配置させ、分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記同一グループ内の前記他ピアノードに移動させる
付記3記載のピアノード(4)。
(付記5)前記第3の検索手段は、前記第1の制御手段から要求された送信先ピアノード情報をピアグループ情報を記憶する第4の記憶手段を用いて検索する
付記4記載のピアノード(5)。
(付記6)ピア・ツー・ピア型通信を許容するP2Pネットワークを構成するためのピアノードにおけるファイル分割共有方法であって;
前記P2Pネットワークを通して情報を共有するための共有対象ファイルを単体ではその内容が意味をなさない形態の複数の分割ファイルに分割する分割ステップと;
前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む複数のピアノードに分散配置させるステップと;
分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記複数のピアノード間で移動させるステップと;
を備えるファイル分割共有方法。
(付記7)前記分割ステップは、ファイル構成データの偶数ビットだけを含む少なくとも1つの第1の分割ファイルと、前記ファイル構成データの奇数ビットだけを含む少なくとも1つの第2の分割ファイルとに前記共有対象ファイルを分割する
付記6記載のファイル分割共有方法。
(付記8)ユーザ利用端末からの前記共有対象ファイルの登録及び検索を可能にする入力ステップと;
前記入力ステップを介して入力され、かつ前記分割ステップにより分割された前記共有対象ファイルに関する分割情報を第1の記憶手段を用いて管理する第1の管理ステップと;
前記ユーザ利用端末から前記入力ステップを介して要求された前記共有対象ファイルについて、前記自ピアノード内の前記第1の記憶手段を検索し、前記他ピアノードに対する検索メッセージを作成する第1の検索ステップと;
前記第1の管理ステップにより登録された前記共有対象ファイルの前記分割ファイルと、前記第1の検索ステップにより作成された前記検索メッセージとを前記他ピアノードとの間で送受信する第1の制御ステップと;
前記第1の制御ステップから要求された送信先ピアノード情報を隣接ピアノード情報を記憶する第2の記憶手段を用いて検索する第2の検索ステップと;
前記第1の制御ステップにより受信した前記分割ファイルを受信ファイル情報を記憶する第3の記憶手段を用いて管理し、前記他ピアノードからのファイル転送要求の可否を判断するとともに、受信した前記分割ファイルの転送時刻になったときに、前記第1の制御ステップに受信した前記分割ファイルの転送を要求する第2の管理ステップと;
前記第1の検索ステップにより収集された前記分割ファイルに基づいて前記共有対象ファイルを復元する復元ステップと;
を更に備える付記6記載のファイル分割共有方法。
(付記9)前記複数のピアノードが複数のグループに分けられているとき、前記分割ファイルの転送先を同一グループに所属する前記ピアノードの内から検索する第3の検索ステップを更に備え;
前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む前記複数のピアノードに前記グループ毎に分散配置させ、分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記同一グループ内の前記他ピアノードに移動させる
付記8記載のファイル分割共有方法。
(付記10)前記第3の検索ステップは、前記第1の制御ステップから要求された送信先ピアノード情報をピアグループ情報を記憶する第4の記憶手段を用いて検索する
付記9記載のファイル分割共有方法。
本発明は、社内などのプロジェクトで共有する機密情報を含む電子文書ファイルなどに適用可能である。
本発明の一実施の形態のシステム及びピアの構成を示すブロック図。 共有ファイルの登録シーケンスについて説明するための図。 共有ファイルの転送シーケンスについて説明するための図。 共有ファイルの検索シーケンスについて説明するための図。 第1の具体例を説明するための図。 第1の具体例を説明するための図。 第1の具体例を説明するための図。 第1の具体例を説明するための図。 第1の具体例を説明するための図。 第2の具体例を説明するための図。 第2の具体例を説明するための図。 第2の具体例を説明するための図。 第2の具体例を説明するための図。 第3の具体例を説明するための図。 第3の具体例を説明するための図。 第3の具体例を説明するための図。 第3の具体例を説明するための図。 第4の具体例を説明するための図。 第4の具体例を説明するための図。 第4の具体例を説明するための図。 第4の具体例を説明するための図。 第4の具体例を説明するための図。
符号の説明
SYS P2Pネットワークシステム
NW P2Pネットワーク
NWL 回線
TE ユーザ利用端末
PN ピア(ピアノード)
1 ユーザインタフェース手段
2 共有ファイル管理手段
3 ファイル分割手段
4 共有ファイル検索手段
5 送受信制御手段
6 転送ピア検索手段
7 受信ファイル情報管理手段
8 ファイル復元手段
10 共有ファイル情報データベース(共有ファイルDB)
11 隣接ピア情報データベース(隣接ピアDB)
12 ピアグループ情報データベース(ピアグループDB)
13 受信ファイル情報データベース(受信ファイル情報DB)

Claims (5)

  1. ピア・ツー・ピア型通信を許容するP2Pネットワークを構成するためのピアノードであって;
    前記P2Pネットワークを通して情報を共有するための共有対象ファイルを単体ではその内容が意味をなさない形態の複数の分割ファイルに分割する分割手段と;
    前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む複数のピアノードに分散配置させる手段と;
    分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記複数のピアノード間で移動させる手段と;
    を備えるピアノード。
  2. 前記分割手段は、ファイル構成データの偶数ビットだけを含む少なくとも1つの第1の分割ファイルと、前記ファイル構成データの奇数ビットだけを含む少なくとも1つの第2の分割ファイルとに前記共有対象ファイルを分割する
    請求項1記載のピアノード。
  3. ユーザ利用端末からの前記共有対象ファイルの登録及び検索を可能にするインタフェース手段と;
    前記インタフェース手段を介して入力され、かつ前記分割手段により分割された前記共有対象ファイルに関する分割情報を第1の記憶手段を用いて管理する第1の管理手段と;
    前記ユーザ利用端末から前記インタフェース手段を介して要求された前記共有対象ファイルについて、前記自ピアノード内の前記第1の記憶手段を検索し、前記他ピアノードに対する検索メッセージを作成する第1の検索手段と;
    前記第1の管理手段により登録された前記共有対象ファイルの前記分割ファイルと、前記第1の検索手段により作成された前記検索メッセージとを前記他ピアノードとの間で送受信する第1の制御手段と;
    前記第1の制御手段から要求された送信先ピアノード情報を隣接ピアノード情報を記憶する第2の記憶手段を用いて検索する第2の検索手段と;
    前記第1の制御手段により受信した前記分割ファイルを受信ファイル情報を記憶する第3の記憶手段を用いて管理し、前記他ピアノードからのファイル転送要求の可否を判断するとともに、受信した前記分割ファイルの転送時刻になったときに、前記第1の制御手段に受信した前記分割ファイルの転送を要求する第2の管理手段と;
    前記第1の検索手段により収集された前記分割ファイルに基づいて前記共有対象ファイルを復元する復元手段と;
    を更に備える請求項1記載のピアノード。
  4. 前記複数のピアノードが複数のグループに分けられているとき、前記分割ファイルの転送先を同一グループに所属する前記ピアノードの内から検索する第3の検索手段を更に備え;
    前記分割ファイルを前記P2Pネットワークを構成する自ピアノード及び少なくとも1つの他ピアノードを含む前記複数のピアノードに前記グループ毎に分散配置させ、分散配置の前記分割ファイルを定期的に前記同一グループ内の前記他ピアノードに移動させる
    請求項3記載のピアノード。
  5. 前記第3の検索手段は、前記第1の制御手段から要求された送信先ピアノード情報をピアグループ情報を記憶する第4の記憶手段を用いて検索する
    請求項4記載のピアノード。
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