JP2005275708A - 風邪ウイルス伝播情報伝達システムと風邪ウイルス情報センター装置および風邪ウイルス伝播情報伝達方法 - Google Patents

風邪ウイルス伝播情報伝達システムと風邪ウイルス情報センター装置および風邪ウイルス伝播情報伝達方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者がリアルタイムで自分がいる空間での風邪ウイルスからの感染を回避できる情報を入手できる風邪ウイルス伝播情報伝達システムを提供する。
【解決手段】風邪ウイルス情報センタ装置10と、複数の携帯情報端末25と、複数の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20と、これらの端末を接続して情報を伝達する通信ネットワーク50とを有している。風邪ウイルス情報センタ装置10は、取得した風邪ウイルス情報を風邪ウイルス伝播情報として管理格納する手段と、管理する風邪ウイルス伝播情報を携帯情報端末と風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末に送信する手段とを有し、風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20は、風邪ウイルス検知装置が取り入れた外気から風邪ウイルスを検出して識別する手段と、識別した風邪ウイルスの情報を風邪ウイルス情報センタ装置10に送信する手段と有する。
【選択図】図1

Description

本発明は風邪ウイルス伝播情報伝達システムに関し、特に風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末からの風邪ウイルス情報を利用できる風邪ウイルス伝播情報伝達システムに関する。
従来、健康に関連の深い温度、湿度、気圧等の環境データについては測定した環境データに急激な変化があったり、特定の環境パターンであると判断された場合にはメッセージや警告を使用者に提供する環境報知時計が開示されている(特許文献1参照)。また、個人が計測した体脂肪率等の健康管理データを携帯電話を介して記録管理する健康管理支援システムが開示されている(特許文献2参照)。
特開2003−50285号公報 特開2003−79592号公報
最近は健康に関する一般の関心は高まり生活習慣病予防に対する情報も多く、特許文献2に記載の健康管理システムもこの一環である。冬季間におけるインフルエンザの蔓延も大きな問題となっており予防注射の接種も行なわれているが、個人にて風邪ウイルスの存在を確認する手段はなく、風邪ウイルスが存在する空間にいた場合には、その風邪ウイルスに感染する可能性が高いとされていたが、風邪ウイルスの存在確認が困難な一般人にとってその感染を事前に回避することはできなかった。
本発明の目的は、医療機関、公共機関の他、個人の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末で得られたインフルエンザ情報を蓄積し、インフルエンザ予防のための情報を広く伝達できる風邪ウイルス伝播情報伝達システムと風邪ウイルス情報センター装置および風邪ウイルス伝播情報伝達方法を提供することにある。
本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達システムは、
風邪ウイルス情報センタ装置と、複数の携帯情報端末と、複数の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末と、風邪ウイルス情報センタ装置と携帯情報端末と風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末とを接続して情報を伝達する通信ネットワークとを有している。風邪ウイルス情報センタ装置は、取得した風邪ウイルス情報を風邪ウイルス伝播情報として管理格納する手段と、管理する風邪ウイルス伝播情報を携帯情報端末と風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末に送信する手段とを有し、風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末は、風邪ウイルス検知装置が取り入れた外気から風邪ウイルスを検出して識別する手段と、識別した風邪ウイルスの情報を風邪ウイルス情報センタ装置に送信する手段とを有する。
さらに医療機関端末、公共機関端末を有し、その端末は、風邪ウイルス情報を風邪ウイルス情報センタ装置に送信する手段と、風邪ウイルス情報センタ装置から風邪ウイルス伝播情報を取得する手段とを有していてもよい。
風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末は、音声データ通信手段と風邪ウイルス検知装置とを有し、その風邪ウイルス検知装置は、風邪ウイルス情報センタ装置より送信されるウイルスの形状、種類、感染度を含むウイルス識別情報を受信するウイルス識別情報入手部と、ウイルス識別情報入手部で受信したウイルス識別情報を格納するウイルス識別情報格納部と、空気取り込み口を持ち周囲から一定量の大気を表面に取り込める外気取入れ部と、内蔵する光学系識別装置により外気取入れ部で取り込んだ外気中のウイルスの存在と形状とを認識するウイルス検出部と、取り込んだ大気の容量と存在するウイルスの数からその存在と密度を計算する風邪ウイルス識別部と、風邪ウイルス識別部の情報を前記ウイルス識別情報格納部に記憶しているウイルス識別情報と対比してウイルスの種類と感染度とを算出して風邪ウイルス情報を作成する風邪ウイルス情報作成部と、作成された風邪ウイルス情報を風邪ウイルス情報センター装置に送信する風邪ウイルス情報送信部と、風邪ウイルスの感染危険度を伝えるための視覚的、聴覚的なアラームを表示するアラーム発生部とを有していてもよい。
本発明の風邪ウイルス情報センター装置は、
複数の携帯情報端末と複数の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末とを含む外部端末に通信ネットワークで接続されており、取得した風邪ウイルス情報を風邪ウイルス伝播情報として管理格納する手段と、管理する風邪ウイルス伝播情報を携帯情報端末と風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末に送信する手段とを有する。
通信ネットワークと接続する入力部および出力部と、データ処理装置と、記憶部とを備え、データ処理装置は、形状、種類、感染度を含むウイルス識別情報を外部端末から取得するウイルス識別情報取得手段と、風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末を含む外部端末から、風邪ウイルスの種類密度、発生情報、位置情報を含む風邪ウイルス情報を取得する風邪ウイルス情報取得手段と、風邪ウイルス情報取得手段で取得した風邪ウイルス情報を基に、格納されている情報を参照して分析整理を行って地域別風邪ウイルス伝播情報を制作する風邪ウイルス情報分析整理手段と、地域別風邪ウイルス伝播情報をもとに地域別風邪ウイルス伝播音声情報を制作する風邪ウイルス音声情報制作手段と、外部端末からの風邪ウイルス情報要求を受理して地域別風邪ウイルス伝播音声情報を送信するウイルス識別情報要求受理送信手段と、風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末からのウイルス識別情報要求を受理してウイルス識別情報要求を送信するウイルス識別情報要求受理送信手段とを有し、記憶部は、ウイルス識別情報取得手段で取得したウイルス識別情報を格納するウイルス識別情報格納手段と、風邪ウイルス情報分析整理手段で制作された地域別風邪ウイルス伝播情報を格納する地域別風邪ウイルス伝播情報格納手段と、風邪ウイルス音声情報制作手段で制作された地域別風邪ウイルス伝播音声情報を格納する地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納手段とを有していてもよく、さらに、データ処理装置は、地域別風邪ウイルス伝播情報をもとに地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページの内容を制作する風邪ウイルス情報ホームページ制作手段と、外部端末からのホームページ閲覧要求を受理して地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを送信するホームページ閲覧要求受理送信手段とを有し、記憶部は、風邪ウイルス情報ホームページ制作手段で制作された地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを格納する地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納手段を有していてもよい。
本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達方法は、
風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末の風邪ウイルス検知装置が取り入れた外気から風邪ウイルスを検出して識別して風邪ウイルスの情報を風邪ウイルス情報センタ装置に送信するステップと、風邪ウイルス情報センタ装置が外部端末から風邪ウイルスの情報を取得し、取得した情報を分析整理して地域別風邪ウイルス伝播情報を作成して格納するステップと、地域別風邪ウイルス伝播情報から地域別風邪ウイルス伝播音声情報を作成して格納し、外部端末からの要求に対応して地域別風邪ウイルス伝播音声情報を送信するステップとを有する。
さらに、地域別風邪ウイルス伝播情報から地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを作成して格納し、外部端末からの要求に対応して地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを送信するステップとを有してもよく、地域別風邪ウイルス伝播情報において感染度が所定の値を超える場合には、風邪ウイルス情報センタ装置が通信ネットワークに接続する所定の端末に地域別風邪ウイルス伝播情報と警告とを送信するステップを有してもよく、風邪ウイルス情報センタ装置は受信した携帯情報端末の現在地を検索する機能を有し、地域別風邪ウイルス伝播情報から現在地に対応する地域の風邪ウイルス伝播情報を選択して送信するステップを有してもよい。
本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達システムは、利用者に対しリアルタイムで一定空間における風邪ウイルス感染危険度通知を提供する。より具体的には、個人が携帯する情報端末に空間における風邪ウイルスの存在を確認し感染度を予測する装置が設けられ、検出結果をセンタ装置に送信するとともに回避行動を取れる指標が出力される。
本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達システムは、風邪ウイルス情報センタ装置が風邪ウイルス伝播情報を集積して通信ネットワークを通じて接続する端末に地域別風邪ウイルス伝播情報として提供するとともに、風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末が現在地の風邪ウイルスの情報を取得できるのでその情報を風邪ウイルス情報センタ装置に提供するとともに現在地の風邪ウイルスの感染の危険性が高い場合には警報を発生するので、携帯情報端末の使用者は地域別風邪ウイルス伝播情報によってインフルエンザの感染を回避でき、風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末の使用者は、さらに現在地の風邪ウイルスの感染度に対応した行動を取れるという効果がある。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の風邪ウイルス伝播情報伝達システムの模式的ブロック構成図である。本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達システム1は、中核となる風邪ウイルス情報センター装置10と、風邪ウイルス検知機能を有する風邪ウイルス検知装置を備え検知結果を風邪ウイルス情報センター装置10に送信可能な風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20と、風邪ウイルス情報センター装置10からの情報を受信可能な携帯情報端末25と、インフルエンザの診断治療を行う医療機関に管理されている医療機関端末30と、風邪ウイルス伝播情報を入手して予防に活用する公共機関に管理されている公共機関端末40と、これらと接続して情報を伝達するインターネットなどの通信ネットワーク50とから構成される。医療機関端末30と公共機関端末40は必ずしもシステムに組み込まれる必要はない。
図2は本実施の形態の風邪ウイルス情報センタ装置のブロック構成図である。風邪ウイルス情報センタ装置10は入力部11、データ処理装置12、記憶部14、出力部15、マイク111、ユーザ入力部112、画像表示部151、スピーカ152を備え、入力部11は通信ネットワーク50と接続し、マイク111から音声を、ユーザ入力部112からオペレータの指示を入力できる。出力部15は通信ネットワーク50と接続し、データを画像表示部151に表示し、必要に応じスピーカ152から音声が発信される。データ処理装置12は、中央処理部139、ウイルス識別情報取得部121、風邪ウイルス情報取得部122、風邪ウイルス情報分析整理部123、風邪ウイルス情報ホームページ制作部124、風邪ウイルス音声情報制作部125、ホームページ閲覧要求受理部126、ホームページ送信部127、風邪ウイルス情報要求受理部128、風邪ウイルス情報送信部129、ウイルス識別情報要求受理部130、ウイルス識別情報送信部131を有し、記憶部14は、ウイルス識別情報格納部141、地域別風邪ウイルス伝播情報格納部142、地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納部143、地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納部144、エリア地図情報格納部145を有する。
風邪ウイルス情報センター装置10は、ワークステーション・サーバー等の情報処理装置によって構成され、ウイルス識別情報取得部121で取得されたウイルス識別情報をウイルス識別情報格納部141に格納する機能と、予めエリア地図情報をエリア地図情報格納部145に格納する機能を有する。
また、風邪ウイルス情報取得部122で医療機関端末30、公共機関端末40、および利用者の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末21から入手したインフルエンザの症状、風邪ウイルスの種類・密度、発生情報、位置情報を含む風邪ウイルス情報を基に、風邪ウイルス情報分析整理部123でウイルス識別情報格納部141および地域別風邪ウイルス伝播情報格納部142に蓄積されたインフルエンザに関するデータとの対照解析によって分析整理し、エリア地図情報を参照して地域別風邪ウイルス伝播情報格納部142に蓄積されたインフルエンザに関するデータを更新する機能と、風邪ウイルス伝播情報ホームページ作成部124によって地域別風邪ウイルス伝播情報をもとにホームページの内容を制作して地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納部143に格納する機能と、風邪ウイルス音声情報制作部125によって地域別風邪ウイルス伝播情報をもとに音声情報を制作して地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納部144に格納する機能とを有する。
さらに、ホームページ閲覧要求受理部126がホームページ閲覧要求を受理すると、ホームページ送信部127が地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納部143から地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを読み出して要求者に送付する機能と、風邪ウイルス情報要求受理部128が音声による風邪ウイルス情報要求を受理すると、風邪ウイルス送信部129が地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納部144から地域別風邪ウイルス伝播音声情報を読み出して要求者に送信する機能と、ウイルス識別情報要求受理部130が風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末21からウイルス識別情報要求を受理すると、ウイルス識別情報送信部131がウイルス識別情報格納部141からウイルス識別情報を読み出して送信する機能を有する。ここでホームページは必ずしも制作しなくてもよい。
このように、インターネット接続機能を有する携帯情報端末20、25はホームページにアクセスして風邪ウイルス伝播情報を入手できる。また通常の電話機能によっても風邪ウイルス情報センター装置10から風邪ウイルス伝播情報を入手できる。この場合自動音声応答システムを用いてもよい。
携帯情報端末25および風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20は、音声・データ通信機能をもった携帯電話である。図3は風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20のブロック構成図である。風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20は通常の携帯情報端末としての音声データ通信部21と風邪ウイルス検知装置22とを有する。風邪ウイルス検知装置22は、ウイルス識別情報入手部221、ウイルス識別情報格納部222、外気取入れ部223、ウイルス検出部224、風邪ウイルス識別部225、風邪ウイルス情報作成部226、風邪ウイルス情報送信部227、アラーム発生部228を有する。
風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20は、ウイルス識別情報入手部221で風邪ウイルス情報センタ装置10より送信される形状、種類、感染度(存在密度を指標とした)等のウイルス識別情報を受信する機能と、受信したウイルス識別情報をウイルス識別情報格納部222に記憶する機能と、空気取り込み口を持ち周囲から一定量の大気を表面に取り込める外気取入れ部223とウイルス検出部224に内蔵する光学系識別装置によりウイルスの存在と形状を認識し、風邪ウイルス識別部225において取り込まれた大気の容量と存在するウイルスの数からその存在密度を計算して算出し、風邪ウイルス情報作成部226でウイルス識別情報格納部222に記憶しているウイルス識別情報と対比してウイルスの種類と感染度とを識別して風邪ウイルス情報を作成する機能と、風邪ウイルス情報送信部227によって作成した風邪ウイルス情報を風邪ウイルス情報センター装置10に送信する機能と、アラーム発生部228によって風邪ウイルスの感染危険度を伝えるための視覚的、聴覚的なアラームを表示するアラーム表示機能とを備えている。
外気取入れ部223は表面に周囲から一定量の大気を取り込める空気取り込み口を有し、例えば端末の筐体の開閉動作による風圧や、機械的な送排風動作により大気を取り込む。ウイルス検出部224は、例えば電子銃、収束レンズ、試料空間、対物レンズ、中間レンズ、投射レンズを備えた小型の透過型電子顕微鏡を備えていてもよい。風邪ウイルス識別部225はウイルス検出部224で生成した画像のウイルスの形状、種類を解析して、感染度を判定する。
次に、本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達システム1の動作について説明する。図4は本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達システムの動作を説明するフローチャートである。風邪ウイルス情報センタ装置10は、予めエリア地図情報格納部145にエリア地図情報を格納し(S101)、ウイルス識別情報格納部141にウイルス識別情報を格納して、ステップS103に進み(S102)、識別情報要求がなければステップS105に進む(S103N)。ここでウイルス識別情報とは、ウイルスを特定するための形状、種類および、空間における存在密度を指標とした感染度等である。
風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20は、ウイルス識別情報入手部221により風邪ウイルス情報センタ装置10にウイルス識別情報を要求し(S201)、識別情報要求を受けた風邪ウイルス情報センタ装置10は(S103Y)、ウイルス識別情報を風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20に送信してステップS105に進み(S104)、風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20は取得したウイルス識別情報をウイルス識別情報格納部222に格納し(S202)、ウイルス検知を行はないのであればステップS501に進む(S203N)。
ウイルス検知を行なうのであれば(S203Y)、風邪ウイルス検知操作を行なう(S204)。風邪ウイルス検知操作では、外気取入れ部223が取り込み口から空間の表面に一定量の大気を取り込み、ウイルス検出部224が内蔵する光学系識別装置によりウイルスを検出し、風邪ウイルス識別部225がウイルスの存在、種類を判別し、取り込んだ大気の容量と存在するウイルスの数からその存在密度を計算・算出し、風邪ウイルス情報作成部226が風邪ウイルス情報センター装置10より入手した情報と確認したウイルスとを比較しウイルスの識別を行なう。
ウイルス情報にないウイルスと判断した場合には(S205Y)、風邪ウイルス情報を風邪ウイルス情報センタ装置10に送信してステップS207に進み(S206)、ウイルス情報にあるウイルスと判断した場合にも(S205N)、ステップS207に進む。風邪ウイルスの場合には、存在密度の情報から感染度を判断し、感染度が高いと判断されれば(S207Y)、アラームを表示してステップS501に進み(S208)、感染度が低いと判断されればステップS501に進む(S207N)。アラーム表示とは、視覚および聴覚にて確認できる手段である。
医療機関端末30は情報を送付するのであれば(S301Y)、風邪ウイルス情報を風邪ウイルス情報センタ装置10に送信してステップS501に進み(S302)、送付しないのであればステップS501に進む(S301N)。公共機関端末40は情報を送付するのであれば(S401Y)、風邪ウイルス情報を風邪ウイルス情報センタ装置10に送信してステップS501に進み(S402)、送付しないのであればステップS501に進む(S401N)。携帯情報端末25はステップS501から始まる。
風邪ウイルス情報センタ装置10は、ステップS105で新しい風邪ウイルス情報、インフルエンザ情報がなければステップS110に進み(S105N)、新しい風邪ウイルス情報、インフルエンザ情報を風邪ウイルス情報取得部122が取得すれば(S105Y)、風邪ウイルス情報分析整理部123で情報を分析整理して(S106)、地域別風邪ウイルス伝播情報格納部142に格納し(S107)、風邪ウイルス情報ホームページ制作部124が地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページの内容を制作して地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納部143に格納し(S108)、風邪ウイルス音声情報制作部125が地域別風邪ウイルス伝播音声情報を制作して地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納部144に格納して(S109)、ステップS110に進んでホームページの閲覧要求を確認し、ホームページ閲覧要求がなければステップS112へ進む(S110N)。
風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末20、携帯情報端末25、医療機関端末30、および公共機関端末40は、ステップS501で、風邪ウイルス情報要求をしないのであればステップS508に進み(S501N)、風邪ウイルス情報要求をするのであればステップS502に進み(S501Y)、ステップS502ではホームページを検索しないのであればステップS505に進み(S502N)、するのであれば(S502Y)、風邪ウイルス情報センタ装置10にホームページ閲覧要求を行なう(S503)。風邪ウイルス情報センタ装置10は、ホームページ閲覧要求受理部126がホームページ閲覧要求を受理すると(S110Y)、ホームページ送信部127が地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納部143から地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを読み出して送信してステップS112へ進み(S111)、音声情報の要求がなければステップ114に進み(S112N)、各端末はホームページを受信するとS508に進む(S504)。
ステップS505では、音声情報要求をしないのであればステップS508に進み(S505N)、するのであれば(S505Y)、風邪ウイルス情報センタ装置10に音声情報要求を行なう(S506)。風邪ウイルス情報センタ装置10は、風邪ウイルス情報要求受理部128が音声情報要求を受理すると(S112Y)、風邪ウイルス情報送信部129が地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納部144から地域別風邪ウイルス伝播音声情報を読み出して送信してステップ114に進み(S113)、各端末は音声情報を受信してS508に進む(S507)。
ステップS508では処理終了でなければ(S508N)、それぞれの端末のステップS203、S301、S401、S501に戻り、処理終了であれば(S508Y)、処理を終了する。またステップS114では処理終了でなければ(S114N)、ステップS103に戻り、処理終了であれば(S114Y)、処理を終了する。
ここで、医療機関端末30、公共機関端末40、およびホームページは必ずしも設けられなくてもよい。また、携帯情報端末20、25からの要求によりホームページあるいは音声により地域別風邪ウイルス伝播情報を提供しているが、地域指定の手段を設け指定された地域の情報のみを提供するようにしてもよく、要求のあった携帯情報端末20、25の所在地を検索してその地域の情報のみを提供するようにしてもよく、その地域の感染度が所定の値以上になった場合には予め登録された携帯情報端末20、25に対して警戒情報を送信するようにしてもよい。
携帯情報端末は携帯電話のみでなくPHSやPDAであってもよい。風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末は、携帯情報端末に風邪ウイルス検知装置が組み込まれたものであってもよく、風邪ウイルス検知装置が外付けで取り外し可能となっているものでもよい。
風邪ウイルス情報センタ装置の設置場所は特に制限されないが、例えば保健所のような流行性疾患を監視して予防する機関に設けることが望ましい。
以上のように、本実施の形態により利用者は携帯情報端末を利用して地域別風邪ウイルス伝播情報を確認することができ風邪の感染を回避する行動を取ることができる。
本発明の実施の形態の風邪ウイルス伝播情報伝達システムの模式的ブロック構成図である。 本実施の形態の風邪ウイルス情報センタ装置のブロック構成図である。 風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末のブロック構成図である。 本発明の風邪ウイルス伝播情報伝達システムの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 風邪ウイルス伝播情報伝達システム
10 風邪ウイルス情報センター装置
11 入力部
12 データ処理装置
14 記憶部
15 出力部
20 風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末
21 音声データ通信部
22 風邪ウイルス検知装置
25 携帯情報端末
30 医療機関端末
40 公共機関端末
50 通信ネットワーク
111 マイク
112 ユーザ入力部
121 ウイルス識別情報取得部
122 風邪ウイルス情報取得部
123 風邪ウイルス情報分析整理部
124 風邪ウイルス情報ホームページ制作部
125 風邪ウイルス音声情報制作部
126 ホームページ閲覧要求受理部
127 ホームページ送信部
128 風邪ウイルス情報要求受理部
129 風邪ウイルス情報送信部
130 ウイルス識別情報要求受理部
131 ウイルス識別情報送信部
139 中央処理部
141 ウイルス識別情報格納部
142 地域別風邪ウイルス伝播情報格納部
143 地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納部
144 地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納部
145 エリア地図情報格納部
151 画像表示部
152 スピーカ
221 ウイルス識別情報入手部
222 ウイルス識別情報格納部
223 外気取入れ部
224 ウイルス検出部
225 風邪ウイルス識別部
226 風邪ウイルス情報作成部
227 風邪ウイルス情報送信部
228 アラーム発生部
S101〜S114、S201〜S208、S301、S302、S401、S402、S501〜S508 ステップ

Claims (12)

  1. 風邪ウイルス情報センタ装置と、複数の携帯情報端末と、複数の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末と、前記風邪ウイルス情報センタ装置と前記携帯情報端末と前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末とを接続して情報を伝達する通信ネットワークとを有し、
    前記風邪ウイルス情報センタ装置は、外部端末から取得した風邪ウイルス情報を風邪ウイルス伝播情報として管理格納する手段と、管理する風邪ウイルス伝播情報を前記携帯情報端末と前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末に送信する手段とを有し、
    前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末は、風邪ウイルス検知装置が取り入れた外気から風邪ウイルスを検出して識別する手段と、識別した風邪ウイルスの情報を前記風邪ウイルス情報センタ装置に送信する手段とを有する、風邪ウイルス伝播情報伝達システム。
  2. さらに医療機関端末を有し、該医療機関端末は、風邪ウイルス情報を前記風邪ウイルス情報センタ装置に送信する手段と、前記風邪ウイルス情報センタ装置から前記風邪ウイルス伝播情報を取得する手段とを有する、請求項1に記載の風邪ウイルス伝播情報伝達システム。
  3. さらに公共機関端末を有し、該公共機関端末は、風邪ウイルス情報を前記風邪ウイルス情報センタ装置に送信する手段と、前記風邪ウイルス情報センタ装置から前記風邪ウイルス伝播情報を取得する手段とを有する、請求項1または請求項2に記載の風邪ウイルス伝播情報伝達システム。
  4. 前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末は、音声データ通信手段と風邪ウイルス検知装置とを有し、該風邪ウイルス検知装置は、
    前記風邪ウイルス情報センタ装置より送信されるウイルスの形状、種類、感染度を含むウイルス識別情報を受信するウイルス識別情報入手部と、
    前記ウイルス識別情報入手部で受信したウイルス識別情報を格納するウイルス識別情報格納部と、
    空気取り込み口を持ち周囲から一定量の大気を表面に取り込める外気取入れ部と、
    内蔵する光学系識別装置により前記外気取入れ部で取り込んだ外気中のウイルスの存在と形状とを認識するウイルス検出部と、
    取り込んだ大気の容量と存在するウイルスの数からその存在と密度を計算する風邪ウイルス識別部と、
    前記風邪ウイルス識別部の情報を前記ウイルス識別情報格納部に記憶しているウイルス識別情報と対比してウイルスの種類と感染度とを算出して風邪ウイルス情報を作成する風邪ウイルス情報作成部と、
    作成された前記風邪ウイルス情報を前記風邪ウイルス情報センター装置に送信する風邪ウイルス情報送信部と、
    風邪ウイルスの感染危険度を伝えるための視覚的、聴覚的なアラームを表示するアラーム発生部とを有する、請求項1から請求項3に記載の風邪ウイルス伝播情報伝達システム。
  5. 複数の携帯情報端末と複数の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末とを含む外部端末に通信ネットワークで接続されており、
    取得した風邪ウイルス情報を風邪ウイルス伝播情報として管理格納する手段と、管理する風邪ウイルス伝播情報を前記携帯情報端末と前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末に送信する手段とを有する、風邪ウイルス情報センタ装置。
  6. 前記通信ネットワークと接続する入力部および出力部と、データ処理装置と、記憶部とを備え、
    前記データ処理装置は、
    形状、種類、感染度を含むウイルス識別情報を外部端末から取得するウイルス識別情報取得手段と、
    風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末を含む外部端末から、風邪ウイルスの種類・密度、発生情報、位置情報を含む風邪ウイルス情報を取得する風邪ウイルス情報取得手段と、
    前記風邪ウイルス情報取得手段で取得した風邪ウイルス情報を基に、格納されている情報を参照して分析整理を行って地域別風邪ウイルス伝播情報を制作する風邪ウイルス情報分析整理手段と、
    前記地域別風邪ウイルス伝播情報をもとに地域別風邪ウイルス伝播音声情報を制作する風邪ウイルス音声情報制作手段と、
    外部端末からの風邪ウイルス情報要求を受理して前記地域別風邪ウイルス伝播音声情報を送信するウイルス識別情報要求受理送信手段と、
    前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末からのウイルス識別情報要求を受理して前記ウイルス識別情報要求を送信するウイルス識別情報要求受理送信手段とを有し、
    前記記憶部は、
    前記ウイルス識別情報取得手段で取得したウイルス識別情報を格納するウイルス識別情報格納手段と、
    前記風邪ウイルス情報分析整理手段で制作された地域別風邪ウイルス伝播情報を格納する地域別風邪ウイルス伝播情報格納手段と、
    前記風邪ウイルス音声情報制作手段で制作された地域別風邪ウイルス伝播音声情報を格納する地域別風邪ウイルス伝播音声情報格納手段とを有する、請求項5に記載の風邪ウイルス情報センタ装置。
  7. さらに、前記データ処理装置は、
    前記地域別風邪ウイルス伝播情報をもとに地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページの内容を制作する風邪ウイルス情報ホームページ制作手段と、
    外部端末からのホームページ閲覧要求を受理して前記地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを送信するホームページ閲覧要求受理送信手段とを有し、
    前記記憶部は、
    前記風邪ウイルス情報ホームページ制作手段で制作された地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを格納する地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページ格納手段を有する、請求項6に記載の風邪ウイルス情報センタ装置。
  8. 風邪ウイルス情報センタ装置と、複数の携帯情報端末と、複数の風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末と、前記風邪ウイルス情報センタ装置と前記携帯情報端末と前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末とを接続して情報を伝達する通信ネットワークとを有し、前記風邪ウイルス情報センタ装置は、取得した風邪ウイルス情報を風邪ウイルス伝播情報として管理格納する手段と、管理する風邪ウイルス伝播情報を前記携帯情報端末と前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末に送信する手段とを有し、前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末は、風邪ウイルス検知装置が取り入れた外気から風邪ウイルスを検出して識別する手段と、識別した風邪ウイルスの情報を前記風邪ウイルス情報センタ装置に送信する手段と有する風邪ウイルス伝播情報伝達システムにおける風邪ウイルス伝播情報伝達方法であって、
    前記風邪ウイルス検知装置付携帯情報端末の風邪ウイルス検知装置が取り入れた外気から風邪ウイルスを検出して識別して風邪ウイルスの情報を前記風邪ウイルス情報センタ装置に送信するステップと、
    前記風邪ウイルス情報センタ装置が外部端末から風邪ウイルスの情報を取得し、取得した情報を分析整理して地域別風邪ウイルス伝播情報を作成して格納するステップと、
    前記地域別風邪ウイルス伝播情報から地域別風邪ウイルス伝播音声情報を作成して格納し、外部端末からの要求に対応して地域別風邪ウイルス伝播音声情報を送信するステップとを有する、風邪ウイルス伝播情報伝達方法。
  9. さらに医療機関端末と公共機関端末とが前記通信ネットワークに接続されており、前記医療機関端末と前記公共機関端末とから風邪ウイルスの情報を前記風邪ウイルス情報センタ装置に送信するステップを含む、請求項8に記載の風邪ウイルス伝播情報伝達方法。
  10. さらに、前記地域別風邪ウイルス伝播情報から地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを作成して格納し、外部端末からの要求に対応して地域別風邪ウイルス伝播情報ホームページを送信するステップとを有する、請求項8または請求項9に記載の風邪ウイルス伝播情報伝達方法。
  11. 前記地域別風邪ウイルス伝播情報において感染度が所定の値を超える場合には、前記風邪ウイルス情報センタ装置が前記通信ネットワークに接続する所定の端末に地域別風邪ウイルス伝播情報と警告とを送信するステップを有する、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の風邪ウイルス伝播情報伝達方法。
  12. 前記風邪ウイルス情報センタ装置は受信した携帯情報端末の現在地を検索する機能を有し、前記地域別風邪ウイルス伝播情報から前記現在地に対応する地域の風邪ウイルス伝播情報を選択して送信するステップを有する、請求項8から請求項11のいずれか1項に記載の風邪ウイルス伝播情報伝達方法。
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