JP2005274244A - 誘導システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で取扱が容易であり利用者を理想的な移動軌跡に沿って誘導し案内することができる誘導システムを提供する。
【解決手段】 移動軌跡生成部4は、利用者の移動距離及び移動方向などに基づいて移動軌跡を生成する。生成条件設定部6は、例えば、最短の移動軌跡を理想的な移動軌跡として生成したり、駅設備を経由するような理想的な移動軌跡を生成したりするときに、これらを生成するための条件を設定する。理想軌跡生成部5は、生成条件設定部6によって設定された生成条件に基づいて利用者の過去の移動軌跡に基づいて利用者にとって理想的な移動軌跡を生成する。誘導案内部12は、理想軌跡生成部5が生成した理想的な移動軌跡に基づいて、駅設備に利用者を誘導し案内したり、駅設備に近い位置から利用者が降車可能なように、車両の最適な乗車位置に利用者を誘導し案内したりする。
【選択図】 図3

Description

この発明は、利用者を誘導する誘導システムに関する。
従来の誘導システム(従来技術1)は、目的地の最寄り駅の駅名及び改札口名を登録する目的地情報テーブルと、複数の駅とこれらを接続する鉄道に関する情報を登録する経路情報テーブルと、各駅の改札毎に最も近い位置に停車する車両の番号やエスカレータの位置などに関する情報を登録する駅構内情報テーブルと、出発地名及び目的地名を入力する入力部と、入力部から入力された目的地名に基づいて目的地情報テーブルを検索して目的地駅を決定する目的地駅決定部と、経路情報テーブルを検索して出発駅から目的駅までの最短経路を探索する経路候補探索部と、駅構内情報テーブルを検索して出発駅から目的駅までの最適な乗車車両位置を決定する乗車車両位置決定部とを備えている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術1では、乗換駅や降車駅で最も都合の良い位置で降車できるため、乗換駅で最も乗換に楽な階段などを使用することができるとともに、降車駅で目的地に最も近い改札を利用することができる。
また、従来の誘導システム(従来技術2)は、検索条件を入力する入力操作手段と、交通機関のターミナルに関する情報を記憶するターミナル情報記憶手段と、ターミナル相互間を接続する交通機関の運行経路に関する情報を記憶する経路情報記憶手段と、入力操作手段からの検索条件に基づいてターミナル情報記憶手段及び経路情報記憶手段を参照し、出発地から目的地までの経路を検索する検索処理手段とを備えている(例えば、特許文献2参照)。この従来技術2では、乗換駅の階段又はエスカレータに最も近い車両に関する情報、駅の出入口に関する情報などを駅構内案内図としてターミナル情報記憶手段が記憶している。
特開平10-134108号公報
特開平10-318770号公報
従来の誘導システムでは、目的地情報テーブル、経路情報テーブル及び駅構内情報テーブルなどの膨大な情報を記憶する記憶装置や、駅構内案内図を駅毎に記憶する記憶装置などが必要になるため、システム全体が大規模になり持ち運びに不便であるという問題点があった。また、従来の誘導システムでは、駅構内の各種設備の位置が変更された場合や、新路線が開通して運行経路が変更された場合などに、記憶装置内の種々の情報を更新する必要があり更新作業に手間がかかりコストが高くなってしまう問題点があった。
この発明の課題は、簡単な構造で取扱が容易であり利用者を理想的な移動軌跡に沿って誘導し案内することができる誘導システムを提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、利用者(M)を誘導する誘導システムであって、前記利用者が移動したときの移動軌跡を生成する移動軌跡生成手段(4)と、前記移動軌跡生成手段が生成した前記移動軌跡に基づいて、前記利用者を誘導し案内するための理想的な移動軌跡(L1〜L3)を生成する理想軌跡生成手段(5)とを備える誘導システム(1)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の誘導システムにおいて、前記移動軌跡生成手段は、駅設備(S17,S18,S27,S28)の利用前に前記利用者が通過した通過地点(P1)からこの駅設備の利用後にこの利用者が通過した通過地点(P2)までの前記移動軌跡を生成し、前記理想軌跡生成手段は、前記駅設備に前記利用者を誘導するのに必要な前記理想的な移動軌跡(L2,L3)を生成することを特徴とする誘導システムである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の誘導システムにおいて、前記移動軌跡生成手段は、乗車前に前記利用者が通過した通過地点(P1)から降車後にこの利用者が通過した通過地点(P2)までの前記移動軌跡を生成し、前記理想軌跡生成手段は、降車駅の駅設備(S26)に近い位置から利用者が降車可能なように、車両の最適な乗車位置(D2)まで前記利用者を誘導するのに必要な前記理想的な移動軌跡(L1)を生成することを特徴とする誘導システムである。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の誘導システムにおいて、前記利用者の移動距離及び移動方向を検出する移動状態検出手段(2)を備え、前記移動軌跡生成手段は、前記利用者の移動距離及び移動方向に基づいて前記移動軌跡を生成することを特徴とする誘導システムである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、前記利用者の移動距離及び移動方向並びにこの利用者が乗車する車両の移動距離及び移動方向を検出する移動状態検出手段(2)を備え、前記移動軌跡生成手段は、前記利用者の移動距離及び移動方向並びに前記車両の移動距離及び移動方向に基づいて前記移動軌跡を生成することを特徴とする誘導システムである。
請求項6の発明は、請求項5に記載の誘導システムにおいて、前記車両(T)が走行する路線に関する路線情報を記憶する路線情報記憶手段(8)と、前記車両の移動距離及び移動方向並びに前記路線情報に基づいて前記降車駅を判断する降車駅判断手段(9)とを備えることを特徴とする誘導システムである。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、前記駅設備に関する駅設備情報を記憶する駅設備情報記憶手段(10b)を備え、前記移動軌跡生成手段は、前記駅設備情報に基づいて前記移動軌跡を生成することを特徴とする誘導システムである。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、人工衛星からの送信信号に基づいて、前記利用者が通過した通過地点を検出する通過地点検出手段(3)を備えることを特徴とする誘導システムである。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、前記利用者の過去の移動軌跡を記憶する移動軌跡記憶手段(7)を備え、前記理想軌跡生成手段は、前記移動軌跡記憶手段が記憶する前記過去の移動軌跡に基づいて前記理想的な移動軌跡を生成することを特徴とする誘導システムである。
請求項10の発明は、請求項9に記載の誘導システムにおいて、前記理想軌跡生成手段は、前記過去の移動軌跡に基づいて最短の移動軌跡を前記理想的な移動軌跡(L1)として生成することを特徴とする誘導システムである。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、前記理想的な移動軌跡に基づいて前記利用者を誘導し案内する誘導案内手段(12)からの案内に対して前記利用者から応答する応答手段(13)を備えることを特徴とする誘導システムである。
この発明によると、簡単な構造で取扱が容易であり利用者を理想的な移動軌跡に沿って誘導し案内することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る誘導システムの利用者が乗車駅で車両に乗車するまでの移動状況を説明するための図である。図2は、この発明の実施形態に係る誘導システムの利用者が降車駅で車両から降車した後の移動状況を説明するための図である。
図1及び図2に示す利用者Mは、誘導システム1によって誘導される対象者である。利用者Mは、例えば、駅S1で車両Tに乗車し駅S2で車両Tから降車する乗客である。利用者Mは、誘導システム1を携帯しており、駅S1,S2内の種々の駅設備を利用して車両Tに乗車する。
駅S1,S2は、列車を停めて乗客を乗降させる旅客駅などの停車場であり、例えば、線路が付近の道路よりも下にある地下式構造の鉄道駅である。駅S1は、利用者Mが車両Tに乗車する乗車駅であり、駅S2は利用者Mが車両Tから降車する降車駅である。駅S1,S2は、例えば、駅本屋に利用者Mが出入するための駅出入口S11,S21と、切符を改札及び集札する改札口S12,S13,S22,S23と、駅出入口S11,S21と改札口S12,S22との間を利用者Mが通過する通路(コンコース)S14,S24と、利用者Mが車両Tに乗降する駅ホーム(乗降場)S15,S25と、改札口S12,S13と駅ホームS15,S25との間を利用者Mが通過するエスカレータS16,S26と、種々の衛生設備を備えるトイレS17,S27と、商品を販売する売店S18,S28などの駅設備を備えている。
車両Tは、軌道上を走行する電車などの鉄道車両であり、例えば、図1及び図2に示すように地下鉄や地下鉄との間で相互に乗り入れする通勤型車両である。車両Tは、乗客を積載し輸送するための構造物である車体T1と、この車体T1の出入口を開閉する構造物であるドアD1〜D4を備えている。
図3は、この発明の実施形態に係る誘導システムの構成図である。
図3に示す誘導システム1は、利用者Mを誘導するシステムである。誘導システム1は、図1及び図2に示すように、理想的な移動軌跡L2,L3に沿って利用者MをトイレS17,S27及び売店S18,S28に誘導し案内したり、理想的な移動軌跡L2,L3に沿って駅S2のエスカレータS26に近い車両Tの最適なドアD2に利用者Mを誘導し案内したりする。誘導システム1は、図3に示すように、移動状態検出部2と、通過地点検出部3と、移動軌跡生成部4と、理想軌跡生成部5と、生成条件設定部6と、移動軌跡記憶部7と、路線情報記憶部8と、降車駅判断部9と、駅情報記憶部10と、車両情報記憶部11と、誘導案内部12と、応答部13と、プログラム記憶部14と、給電部15と、気象状態検出部16と、混雑状況検出部17と、インタフェース部18と、制御部19と、通信部20などを備えている。
移動状態検出部2は、利用者Mの移動距離及び移動方向を検出するとともに、車両Tの移動距離及び移動方向を検出する手段である。移動状態検出部2は、図3に示すように、振動検出部2aと、信号処理部2bと、移動状態演算部2cと、移動状態判定部2dを備えている。振動検出部2aは、互いに直交する3軸方向の加速度を検出するピエゾ抵抗型、静電容量型、圧電型の加速度センサなどである。信号処理部2bは、振動検出部2aが出力する振動検出信号(加速度信号)を処理する回路であり、利用者Mの移動に応じて発生する振動検出信号と、車両Tの移動に応じて発生する振動検出信号とに分離して出力するフィルタ回路などを備えている。信号処理部2bは、振動検出部2aからの振動検出信号を、利用者Mの歩行により発生する振動検出信号と、車両Tの走行により発生する振動検出信号とに分離して移動状態演算部2cに出力する。移動状態演算部2cは、信号処理部2bが出力する振動検出信号に基づいて、利用者Mの移動距離及び移動方向を演算するとともに、車両Tの移動距離及び移動方向を演算する演算部であり、これらの演算結果を制御部19に出力する。移動状態判定部2dは、利用者M及び車両Tの移動状態を判定する判定部である。移動状態判定部2dは、利用者Mの歩行により発生する振動に基づいて、利用者Mが地上で移動状態であるか、走行する車両T内で利用者Mが移動状態であるか、走行する車両内で利用者Mが静止状態であるかなどを判定する。移動状態判定部2dは、車両Tの走行により発生する振動に基づいて、車両Tが駅S1,S2で停車状態であるか、車両Tが走行状態であるかなどを判定する。移動状態判定部2dは、これらの判定結果を制御部19に出力する。
通過地点検出部3は、利用者Mが通過した通過地点P1とこの通過地点P1を通過後にこの利用者Mが通過した通過地点P2とを検出する手段である。通過地点検出部3は、例えば、利用者Mの三次元位置を特定する全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)を利用したナビゲーション装置であり、人工衛星からの送信信号(GPS信号)に基づいて利用者Mが通過した通過地点(絶対位置)P1,P2を検出する。通過地点検出部3は、図3に示すように、受信部3aと、信号処理部3bと、通過地点演算部3cなどを備えている。受信部3aは、複数の人工衛星からの電波を受信する受信機であり、信号処理部3bは受信部3aからの受信信号を処理する電気回路などである。通過地点演算部3cは、信号処理部3bからの受信信号に基づいて利用者Mの通過地点P1,P2の緯度、軽度及び高度を演算し通過地点情報として制御部19に出力する。
移動軌跡生成部4は、利用者Mが移動したときの移動軌跡を生成する手段である。移動軌跡生成部4は、利用者Mの移動距離及び移動方向並びに車両Tの移動距離及び移動方向に基づいて移動軌跡を生成する。移動軌跡生成部4は、図1に示すように、乗車前に利用者Mが通過した通過地点P1から図2に示すように降車後にこの利用者Mが通過した通過地点P2までの移動軌跡を生成する。例えば、移動軌跡生成部4は、図1及び図2に示すトイレS17,S27及び売店S18,S28の利用前に利用者Mが通過した通過地点P1からトイレS17,S27及び売店S18,S28の利用後にこの利用者Mが通過した図2に示す通過地点P2までの移動軌跡などを生成する。移動軌跡生成部4は、移動軌跡を高精度に生成するために、駅情報記憶部10が記憶する駅設備情報に基づいて移動軌跡を生成可能である。移動軌跡生成部4は、移動状態演算部2cの演算結果に基づいて、三次元座標系によって移動距離と移動方向とが特定される移動軌跡を生成し、この移動軌跡を移動軌跡情報として制御部19に出力する。
図4は、この発明の実施形態に係る誘導システムの移動軌跡生成部が生成した乗車直後までの理想的な移動軌跡を一例として示す図である。図5は、この発明の実施形態に係る誘導システムの移動軌跡生成部が生成した降車直前からの理想的な移動軌跡を一例として示す図である。
理想軌跡生成部5は、移動軌跡生成部4が生成した移動軌跡に基づいて、利用者Mにとって理想的な移動軌跡L1〜L3を生成する手段である。理想軌跡生成部5は、移動軌跡記憶部7が記憶する移動軌跡に基づいて理想的な移動軌跡L1〜L3を生成する。理想軌跡生成部5は、生成条件設定部6によって設定された生成条件に基づいて移動軌跡記憶部7から過去の移動軌跡を読み出し、利用者Mにとって理想的な移動軌跡L1〜L3を選択したり演算したりして生成し、この生成結果を理想的な移動軌跡情報として制御部19に出力する。
理想軌跡生成部5は、図1、図2、図4及び図5に示すトイレS17,S27及び売店S18,S28に利用者Mを誘導する理想的な移動軌跡L2,L3を過去の移動軌跡から生成する。例えば、理想軌跡生成部5は、生成条件設定部6によってトイレS17及び売店S28が生成条件として設定されているときには、移動軌跡記憶部7から過去の移動軌跡を読み出してこの生成条件を満たす過去の移動軌跡を理想的な移動軌跡L2として選択し生成する。
理想軌跡生成部5は、図2及び図5に示すように駅S2のエスカレータS26に近い位置から利用者Mが降車可能なように、図1及び図4に示す車両Tの最適な乗車位置であるドアD2まで利用者Mを誘導する理想的な移動軌跡L1を生成する。例えば、理想軌跡生成部5は、例えば、図2及び図5に示す駅S2で車両Tから降車した利用者MがエスカレータS26に乗るまでの移動距離を無駄な経路であると判断し、図2及び図4に示す駅S1で車両Tに利用者Mが乗車するときにこの無駄な経路を過去の移動軌跡に加算して理想的な移動軌跡L1を生成する。
理想軌跡生成部5は、図1、図2、図4及び図5に示すように、過去の移動軌跡のうち最短の移動軌跡を理想的な移動軌跡L1として生成する。理想軌跡生成部5は、例えば、図4及び図5に示すようなトイレS17,S27への往復行程ΔL11,ΔL21や、売店S18,S28への往復行程ΔL12,ΔL22を本来の移動経路から離れた無駄な経路であると判断し、このような無駄な経路を過去の移動軌跡から減算して最短の理想的な移動軌跡L1を生成する。
生成条件設定部6は、理想的な移動軌跡L1〜L3を生成するときの生成条件を設定する手段である。生成条件設定部6は、例えば、図1、図2、図4及び図5に示すように、移動距離が最短となるような移動軌跡を理想的な移動軌跡L1として生成したり、駅設備L17,L18を経由するような移動軌跡を理想的な移動軌跡L2,L3として生成したりするときに、これらの理想的な移動軌跡L1〜L3を選択したり生成したりするための条件を設定する。生成条件設定部6は、例えば、理想的な移動軌跡L1〜L3を生成するときの設定条件である乗車駅名、降車駅名、駅設備名などを設定する。生成条件設定部6は、例えば、予め設定された生成条件から任意の生成条件を選択したり、任意の生成条件を自由に設定したりするスイッチを備えており、設定された生成条件を生成条件情報として制御部19に出力する。
図6は、この発明の実施形態に係る誘導システムの移動軌跡記憶部のデータ構造を示す図である。
移動軌跡記憶部7は、移動軌跡を記憶する手段であり、利用者Mの過去の移動軌跡及び理想的な移動軌跡L1〜L3などを記憶するメモリ(Random Access Memory(以下、RAMという))である。移動軌跡記憶部7は、三次元座標系によって特定される移動軌跡の移動方向が変化する地点の座標P101〜P113,P201〜P213を数値化して記憶する。移動軌跡記憶部7は、乗車駅名、降車駅名、駅設備名及び座標などを移動軌跡毎に移動軌跡情報として記憶している。
路線情報記憶部8は、車両Tが走行する路線に関する路線情報を記憶する手段である。路線情報記憶部8は、隣接する各駅間の距離及び所要時間などを路線情報として記憶するメモリ(RAM)であり、新路線が開設されたり新駅が開設されたりしたときには、インタフェース部18を通じて更新後の路線情報を読み込み更新後の路線情報を記憶する。
降車駅判断部9は、利用者Mの移動距離及び移動方向、車両Tの移動距離及び移動方向並びに路線情報に基づいて降車駅を判断する手段である。降車駅判断部9は、移動状態検出部2が出力する利用者M及び車両Tの移動状態情報と、路線情報記憶部8が記憶する路線情報とに基づいて、利用者Mが降車した降車駅を判断する。降車駅判断部9は、例えば、利用者M及び車両Tの移動状態の変化から利用者Mの降車を判断するとともに、車両Tの移動状態情報と路線情報とから利用者Mが車両Tから降車した駅S2を判断する。
駅情報記憶部10は、駅S1,S2に関する種々の情報を記憶する手段であり、駅周辺情報記憶部10aと駅設備情報記憶部10bなどを備えている。駅周辺情報記憶部10aは、駅S1,S2の周辺の地図を記憶するメモリ(RAM)であり、駅周辺の地図及び駅入口の座標などを駅周辺情報として記憶する。駅設備情報記憶部10bは、駅設備に関する駅設備情報を記憶するメモリ(RAM)であり、各駅S1,S2の駅構内地図及び各駅S1,S2の駅設備の座標などを駅設備情報として記憶する。駅情報記憶部10は、駅周辺の地図が変更されたり駅設備が新築又は増改築されたりしたときには、インタフェース部18を通じて更新後の駅設備情報や駅周辺情報を読み込み更新後の駅周辺情報や駅設備情報を記憶する。
車両情報記憶部11は、車両Tに関する種々の情報を記憶する手段であり、各駅S1,S2に到着する車両Tの形式や混雑状況を到着時刻毎に車両情報として記憶するメモリ(RAM)である。車両情報記憶部11は、この車両TのドアD1〜D4の位置や数、気象状況や時刻に応じた混雑状況などを車両Tの到着時刻毎に記憶する。
誘導案内部12は、理想軌跡生成部5が生成した理想的な移動軌跡L1〜L3に基づいて、利用者Mを誘導し案内する手段である。誘導案内部12は、図1及び図2に示すトイレS17,S27及び売店S18,S28に利用者Mを誘導し案内したり、車両Tの最適な乗車位置であるドアD2に利用者Mを誘導し案内したりする。誘導案内部12は、図1及び図2に示すようにトイレS17,S27、売店S18,S28、ドアD2への利用者Mの到達を告知したり、トイレS17,S27、売店S18,S28、ドアD2からの利用者Mの位置ずれを警告したり、図2に示すように車両Tから降車したときにこの降車位置が最適な位置であると告知したりする。誘導案内部12は、例えば、利用者Mを誘導し案内するための情報を文字、図形、記号又はこれらの結合を画面上に表示したり、利用者Mを誘導し案内するための音声をスピーカから発生したり、利用者Mを誘導し案内するための振動を発生したりする。
応答部13は、誘導案内部12からの案内に対して利用者Mから応答する手段であり、利用者M側から誘導システム1側に種々の情報を教え込む。応答部13は、利用者Mからの音声による指令を認識したり、利用者Mからの叩く撫でる押すなどの動作による指令を検出したりする。
プログラム記憶部14は、利用者Mを誘導するための誘導プログラムを記憶する手段である。プログラム記憶部14は、情報記録媒体から読み取った誘導プログラムや、電気通信回線を通じて取り込まれた誘導プログラムなどを記録するメモリ(RAM)である。給電部15は、誘導システム1に電力を供給する手段であり、誘導システム1に着脱自在に装着され交換可能な電池などである。
気象状態検出部16は、気象状態を検出する手段である。気象状態検出部16は、例えば、周囲の温度を検出する温度センサ、周囲の湿度を検出する湿度センサ、周囲の気圧を検出する圧力センサなどを備えており、これらの検出結果に基づいて気象状態を判定し気象情報として制御部19に出力する。
混雑状況検出部17は、混雑状況を検出する手段である。混雑状況検出部17は、例えば、周囲の音を検出するマイクロホンなどを備えており、駅S1に到着する車両Tの混雑状況や駅S1,S2の混雑状況などをマイクロホンの検出結果に基づいて騒音の大きさなどを判定し混雑情報として制御部19に出力する。
インタフェース部18は、外部装置との間で種々の情報を入出力させる手段である。インタフェース部18は、情報記録媒体や電気通信回線からの更新後の路線情報、駅設備情報、駅周辺情報などを誘導システム1側に入力したり、誘導システム1側から種々の情報を外部機器に出力したりするインタフェース(I/O)回路などである。
制御部19は、誘導システム1の種々の動作を制御する中央処理部(CPU)であり、プログラム記憶部14から誘導プログラムを読み出して誘導システム1に所定の処理を指令し実行させる。制御部19は、例えば、移動状態検出部2の検出結果に基づいて移動軌跡生成部4に移動軌跡の生成を指令したり、移動軌跡生成部4が生成した移動軌跡の記憶を移動軌跡記憶部7に指令したり、生成条件設定部6が設定した移動条件にしたがって理想的な移動軌跡L1〜L3の生成を理想軌跡生成部5に指令したり、理想軌跡生成部5が生成した理想的な移動軌跡L1〜L3にしたがって利用者Mを誘導し案内するように誘導案内部12に指令したりする。通信部20は、情報を伝達するための手段であり、図3に示すように、移動状態検出部2、通過地点検出部3及び移動軌跡生成部4などを相互に通信可能なように接続するバスである。
次に、この発明の実施形態に係る誘導システムの動作を説明する。
図7は、この発明の実施形態に係る誘導システムの動作を説明するためのフローチャートである。以下では、制御部19の動作を中心として説明する。
ステップ(以下、Sという)100において、図3に示す制御部19が誘導プログラムを読み出す。図示しない電源スイッチがONすると電力の供給を制御部19が給電部15に指令し、給電部15が誘導システム1に電力を供給するとともに、プログラム記憶部14から誘導プログラムを制御部19が読み出して一連の処理を開始する。
S200において、生成条件が設定されたか否かを制御部19が判断する。生成条件設定部6が操作されて乗車駅名、降車駅名、駅設備名などの生成条件が設定されたか否かを制御部19が判断する。例えば、図1に示すように、駅S1でトイレS17を利用してから車両Tに乗車し、図2に示すように駅S2で車両Tから降車してから売店S28を利用する場合には、乗車駅名「S1」、降車駅名「S2」、駅設備名「S17」、「S28」のように生成条件が設定される。また、図1及び図2に示すように、トイレS17,S27及び売店S18,S28を利用せずに、駅S1で車両Tに乗車して駅S2で車両Tから降車する場合には、乗車駅名「S1」、降車駅名「S2」のように生成条件が設定される。生成条件が設定されたときにはS300に進み、生成条件が設定されていないときにはS200の判断を繰り返す。
S300において、理想的な移動軌跡L1〜L3を生成可能であるか否かを制御部19が判断する。移動軌跡記憶部7に理想的な移動軌跡L1〜L3が記憶されているか否かを制御部19が判断し、理想的な移動軌跡L1〜L3が存在しないと制御部19が判断したときにはS400に進み、理想的な移動軌跡L1〜L3が存在すると制御部19が判断したときにはS500に進む。
S400において、理想的な移動軌跡生成処理の実行を制御部19が指令する。理想的な移動軌跡L1〜L3が存在しない場合には、理想的な移動軌跡L1〜L3を生成するための理想的な移動軌跡生成処理を制御部19が開始する。
S500において、誘導案内処理の実行を制御部19が指令する。理想的な移動軌跡L1〜L3が存在する場合には、この理想的な移動軌跡L1〜L3に沿って利用者Mを誘導し案内するための誘導案内処理を制御部19が開始する。
次に、この発明の実施形態に係る誘導システムの理想的な移動軌跡生成処理を説明する。図8は、この発明の実施形態に係る誘導システムの理想的な移動軌跡生成処理を説明するためのフローチャートである。
S401において、通過地点の検出開始を通過地点検出部3に制御部19が指令する。その結果、図3に示す受信部3aが人工衛星からの電波を受信すると、通過地点演算部3cが利用者Mの通過地点を演算して通過地点情報を制御部19に出力する。
S402において、駅周辺情報記憶部10aから駅周辺情報を制御部19が読み出す。通過地点演算部3cが出力する通過地点情報から通過地点の緯度、経度及び高度が特定されるため、駅周辺情報記憶部10aから読み出した駅周辺の地図などと通過地点の緯度、経度及び高度とを制御部19が照合して、利用者Mの現在位置が特定される。
S403において、乗車駅名の記録を移動軌跡記憶部7に制御部19が指令する。駅周辺の地図から利用者Mの乗車駅が特定されるため、利用者Mの乗車駅名の記録を移動軌跡記憶部7に制御部19が指令する。例えば、図1に示すように、利用者Mが通過地点P1付近に到達すると利用者Mの乗車駅が駅S1と特定され、図6に示すように移動軌跡記憶部7に乗車駅名「S1」と記録される。
S404において、GPS信号を受信可能であるか否かを制御部19が判断する。図1に示すように、駅S1が地下駅であるときには利用者Mが駅構内に進入すると、人工衛星からのGPS信号を受信部3aが受信不可能になる。このため、利用者Mの移動距離及び移動方向を移動状態検出部2によって検出して、利用者Mの移動軌跡を生成する必要がある。その結果、受信部3aからGPS信号が出力されないときには、GPS信号が受信不可能であると制御部19が判断してS405に進む。一方、駅S1が地上駅であるときには利用者Mが駅構内に進入しても、人工衛星からのGPS信号を受信部3aが受信可能である。このため、通常のナビゲーション装置のように駅構内地図などの駅設備情報とGPS信号とに基づいて、利用者Mの移動軌跡を生成することができる。その結果、受信部3aからGPS信号が出力されているときには、GPS信号が受信可能であると制御部19が判断してS406に進む。
S405において、利用者Mの移動状態の検出開始を移動状態検出部2に制御部19が指令する。その結果、振動検出部2aが出力する振動検出信号に基づいて、通過地点P1を起点とする利用者Mの移動距離及び移動方向を移動状態演算部2cが演算するとともに、利用者Mが地上で歩行状態であると移動状態判定部2dが判定する。
S406において、駅設備情報記憶部10bから乗車駅の駅設備情報を制御部19が読み出す。図1に示すように、利用者Mが駅S1から乗車するような場合には、駅S1の駅設備の座標などが記録された駅設備情報を駅設備情報記憶部10bから制御部19が読み出す。
S407において、移動軌跡の生成開始を移動軌跡生成部4に制御部19が指令する。GPS信号を受信不可能である場合には、図3に示す移動状態演算部2cが出力する利用者Mの移動距離及び移動方向に基づいて、移動軌跡生成部4が移動軌跡を生成する。このときに、例えば、図1に示すトイレS17及び売店S18に利用者Mが立ち寄ったようなときに、移動軌跡生成部4が生成した移動軌跡上のトイレS17及び売店S18の座標が、駅設備情報記憶部10bが記録するトイレS17及び売店S18の実際の座標からずれている場合がある。この場合には、駅設備情報記憶部10bが記録するトイレS17及び売店S18の実際の座標に基づいて、移動軌跡生成部4が移動軌跡を修正して生成する。一方、GPS信号を受信可能である場合には、駅設備情報とGPS信号とに基づいて利用者Mの移動軌跡を移動軌跡生成部4が生成する。
S408において、移動軌跡の記録開始を移動軌跡記憶部7に制御部19が指令する。図1に示すように、利用者Mが駅構内を移動して駅設備を順次通過すると、図4及び図6に示すように利用者Mが利用した各駅設備名と、利用者Mの移動方向が変化する地点の座標P101,…とを移動軌跡記憶部7が記録されて、移動軌跡記憶部7に移動軌跡が記録される。
S409において、利用者Mが車両Tに乗車したか否かを制御部19が判断する。図1に示すように、利用者Mが車両Tに乗車してこの車両Tが矢印方向に走行を開始すると、車両Tの走行により発生する周波数成分を含む振動検出信号を振動検出部2aが移動状態判定部2dに出力するため、車両Tが走行状態であると移動状態判定部2dが判断する。その結果、移動状態判定部2dの判定結果に基づいて利用者Mが車両Tに乗車したか否かを制御部19が判断し、利用者Mが車両Tに乗車したときにはS410に進み、利用者Mが車両Tに乗車していないときときにはS417に進む。
S410において、車両Tの移動状態の検出開始を移動状態検出部2に制御部19が指令する。その結果、振動検出部2aが出力する振動検出信号に基づいて、駅S1を起点とする車両Tの移動距離及び移動方向を移動状態演算部2cが演算する。なお、移動状態判定部2dが走行する車両T内で利用者Mが移動状態又は静止状態であるかを判定するため、このような利用者Mの動作状況を考慮した移動軌跡を移動軌跡生成部4が生成し移動軌跡記憶部7が記録する。
S411において、利用者Mが車両Tから降車したか否かを制御部19が判断する。図2に示すように、車両Tが駅S2に到着して利用者Mが車両Tから降車し歩行を開始すると、利用者Mの歩行により発生する周波数成分を含む振動検出信号を振動検出部2aが移動状態判定部2dに出力するため、利用者Mが地上で移動状態であると移動状態判定部2dが判断する。その結果、移動状態判定部2dの判定結果に基づいて利用者Mが車両Tから降車したか否かを制御部19が判断し、利用者Mが車両Tから降車したときにはS412に進み、利用者Mが車両Tから降車していないときときにはS410に戻る。
S412において、路線情報記憶部8から路線情報を制御部19が読み出す。例えば、図1に示すように利用者Mが駅S1から乗車して、図2に示すように駅S2から降車するような場合には、駅S1から駅S2までの距離などが記録された路線情報を路線情報記憶部8から制御部19が読み出す。
S413において、降車駅名の記録を移動軌跡記憶部7に制御部19が指令する。駅S1を起点とする車両Tの移動距離及び移動方向を図3に示す移動状態演算部2cが演算するため、路線情報記憶部8が記録する路線情報から車両Tの移動距離及び移動方向と同一の駅を検索すると駅S2が特定される。その結果、利用者Mの降車駅名が移動軌跡記憶部7に記録される。例えば、図2に示すように、利用者Mが車両Tから降車すると利用者Mの降車駅が駅S2と特定され、図6に示すように移動軌跡記憶部7に降車駅名「S2」と記録される。
S414において、駅設備情報記憶部10bから降車駅の駅設備情報を制御部19が読み出す。例えば、図2に示すように利用者Mが駅S2から降車するような場合には、駅S2の駅設備の座標などが記録された駅設備情報を駅設備情報記憶部10bから制御部19が読み出す。
S415において、移動軌跡の生成継続を移動軌跡生成部4に制御部19が指令する。図3に示す移動状態演算部2cが出力する利用者Mの移動距離及び移動方向に基づいて、図6に示すように移動軌跡生成部4が移動軌跡の生成を継続する。
S416において、移動軌跡の記録継続を移動軌跡記憶部7に制御部19が指令する。図2に示すように、利用者Mが駅構内を移動して駅設備を順次通過すると、図5及び図6に示すように利用者Mが利用した各駅設備名と、利用者Mの移動方向が変化する地点の座標P201,…とを移動軌跡記憶部7が記録し、移動軌跡記憶部7に移動軌跡の記録が継続される。
S417において、GPS信号を受信可能であるか否かを制御部19が判断する。図2に示すように、駅S2が地下駅であるときには利用者Mが駅構内から退出すると、人工衛星からのGPS信号を受信部3aが受信可能になるため、利用者Mが駅S2の構内から外に出たと制御部19が判断する。その結果、受信部3aからGPS信号が出力されたときには、GPS信号が受信可能であると制御部19が判断してS418に進む。一方、駅S2が地下駅であるときには利用者Mが駅構内を移動している間は、人工衛星からのGPS信号を受信部3aが受信不可能であるため、移動軌跡の生成と記憶を継続する必要がある。その結果、受信部3aからGPS信号が出力されていないときには、GPS信号が受信不可能であると制御部19が判断してS415に戻る。
S418において、通過地点の検出終了を通過地点検出部3に制御部19が指令する。受信部3aが人工衛星からの電波を受信すると、図2に示す通過地点P2が特定される。その結果、通過地点P1を起点とし通過地点P2を終点とする利用者Mの移動距離及び移動方向の演算を移動状態演算部2cが終了する。
S419において、移動軌跡の生成終了を移動軌跡生成部4に制御部19が指令する。その結果、通過地点P1から通過地点P2までの移動軌跡の生成を移動軌跡生成部4が終了する。
S420において、移動軌跡の記録終了を移動軌跡記憶部7に制御部19が指令する。その結果、図6に示すように、乗車駅名「S1」、降車駅名「S2」、駅設備名「S17,S27,S18,S28」、各地点の座標「P101,…」などが移動軌跡毎に移動軌跡記憶部7に記録される。
S421において、理想的な移動軌跡L1〜L3の生成を理想軌跡生成部5に制御部19が指令する。生成条件設定部6からの生成条件情報に基づいて最適な移動軌跡の生成を理想軌跡生成部5に制御部19が指令すると、この生成条件情報に基づいて理想軌跡生成部5が移動軌跡記憶部7から過去の移動軌跡を読み出して理想的な移動軌跡L1〜L3を生成する。例えば、乗車駅名「S1」、降車駅名「S2」、駅設備名「S17」、「S28」のように生成条件が設定されたときには、図1及び図6に示すようにトイレS17,S27及び売店S18,S28を経由して駅S1から駅S2に至る移動軌跡L2が理想的な移動軌跡L1〜L3として選択され生成される。また、乗車駅名「S1」、降車駅名「S2」のように生成条件が設定されたときには、図1、図2及び図6に示すようにトイレS17,S27及び売店S18,S28を経由せずに駅S1から駅S2に至る最短の移動軌跡L1を理想的な移動軌跡L1〜L3として生成する。
S422において、理想的な移動軌跡L1〜L3の記憶を移動軌跡記憶部7に制御部19が指令する。その結果、図6に示すように、乗車駅名「S1」、降車駅名「S2」、駅設備名「S17,S18,S27,S28」、各地点の座標「P101,…」などが理想的な移動軌跡L1〜L3毎に移動軌跡記憶部7に記録される。
次に、この発明の実施形態に係る誘導システムの誘導案内処理を説明する。
図9は、この発明の実施形態に係る誘導システムの誘導案内処理を説明するためのフローチャートである。
S501において、理想的な移動軌跡L1〜L3を移動軌跡記憶部7から制御部19が読み出す。生成条件設定部6によって設定された生成条件と一致する移動軌跡を移動軌跡記憶部7から制御部19が読み出す。例えば、図1及び図2に示すように、利用者Mがどこにも立ち寄らずに駅S1で乗車して駅S2で降車したいときには、移動軌跡記憶部7から制御部19が最短距離の理想的な移動軌跡L1を読み出す。また、図1に示すように、利用者Mが駅S1で乗車する前にトイレS17に立ち寄り、図2に示すように駅S2で降車した後に売店S28に立ち寄りたいときには、移動軌跡記憶部7から制御部19が理想的な移動軌跡L2を読み出す。
S502において、通過地点の検出開始を通過地点検出部3に制御部19が指令する。その結果、図3に示す通過地点演算部3cが利用者Mの通過地点を演算して通過地点情報を制御部19に出力する。
S503において、駅周辺情報記憶部10aから駅周辺情報を制御部19が読み出す。生成条件設定部6によって設定された乗車駅の駅周辺の地図などを駅周辺情報記憶部10aから制御部19が読み出して、利用者Mの通過地点の緯度、経度及び高度とこの駅周辺の地図とを制御部19が照合し、利用者Mの現在位置が特定される。
S504において、利用者Mが乗車駅に到達したか否かを制御部19が判断する。例えば、図1に示すように、利用者Mの現在位置が駅S1の入口に近い通過地点P1であるときには、生成条件設定部6によって設定された乗車駅に利用者Mが到達したと制御部19が判断する。利用者Mが乗車駅に到達した場合にはS505に進み、利用者Mが乗車駅に到達しなかった場合には一連の処理を終了する。
S505において、GPS信号を受信可能であるか否かを制御部19が判断する。図1に示すように、駅S1が地下駅であるときにはGPS信号を受信部3aが受信不可能になるため、利用者Mの移動距離及び移動方向を移動状態検出部2によって検出して利用者Mを誘導する必要がある。一方、駅S1が地上駅であるときにはGPS信号を受信部3aが受信可能であるため、通常のナビゲーション装置のように駅構内地図などの駅設備情報とGPS信号とに基づいて、利用者Mを誘導することができる。GPS信号が受信不可能であると制御部19が判断したときにはS506に進み、GPS信号が受信可能であると制御部19が判断したときにはS507に進む。
S506において、利用者Mの移動状態の検出開始を移動状態検出部2に制御部19が指令する。その結果、図1に示す通過地点P1を起点とする利用者Mの移動距離及び移動方向を移動状態演算部2cが演算する。
S507において、駅設備情報記憶部10bから乗車駅の駅設備情報を制御部19が読み出す。例えば、駅S1の駅設備の座標などが記録された駅設備情報を駅設備情報記憶部10bから制御部19が読み出す。
S508において、乗車駅の駅設備が設定されているか否かを制御部19が判断する。理想軌跡生成部5によって生成された理想的な移動軌跡L1〜L3に乗車駅の駅設備名が設定されているか否かを制御部19が判断する。例えば、図1に示すトイレS17及び売店S18の名称が設定されている場合にはS509に進み、トイレS17及び売店S18の名称が設定されていない場合にはS510に進む。
S509において、乗車駅の駅設備への利用者Mの誘導案内を誘導案内部12に制御部19が指令する。例えば、図1に示すトイレS17及び売店S18への移動方向を表示したり、トイレS17及び売店S18への移動方向を音声で知らせたり、トイレS17及び売店S18の直前で振動したりするように誘導案内部12に制御部19が指令する。その結果、理想的な移動軌跡L2,L3に沿ってトイレS17及び売店S18に利用者Mが誘導され案内される。
S510において、最短距離による利用者Mの誘導案内を誘導案内部12に制御部19が指令する。車両情報記憶部11から制御部19が駅S1,S2に到着する車両TのドアD1〜D4に関する情報を読み出し、車両Tの最適な乗車位置であるドアD2を特定し、利用者MをこのドアD2に誘導し案内する。例えば、図1に示すドアD2への移動方向を表示したり、ドアD2への移動方向を音声で知らせたり、ドアD2の直前で振動したりするように誘導案内部12に制御部19が指令する。その結果、理想的な移動軌跡L1に沿ってドアD2に利用者Mが誘導され案内される。このときに、気象状態検出部16の検出結果や混雑状況検出部17の検出結果に基づいて誘導案内部12に制御部15が誘導案内を指令する。例えば、当日の天候が雨天である場合や季節が混雑時である場合には、理想的な移動軌跡L1を大幅に変更することなく混雑度が低く空きのある車両Tに誘導案内部12が利用者Mを誘導し案内する。
S511において、利用者Mが車両Tに乗車したか否かを制御部19が判断する。図1に示すように、利用者Mが車両Tに乗車してこの車両Tが矢印方向に走行を開始すると、車両Tが走行状態であると移動状態判定部2dが判断する。利用者Mが車両Tに乗車したときにはS512に進み、利用者Mが車両Tに乗車していないときときには一連の処理を終了する。
S512において、車両Tの移動状態の検出開始を移動状態検出部2に制御部19が指令する。その結果、駅S1を起点とする車両Tの移動距離及び移動方向を移動状態演算部2cが演算する。
S513において、利用者Mが車両Tから降車したか否かを制御部19が判断する。図2に示すように、車両Tが駅S2に到着して利用者Mが車両Tから降車し歩行を開始すると、利用者Mが地上で移動状態であると移動状態判定部2dが判断する。利用者Mが車両Tから降車したときにはS514に進み、利用者Mが車両Tから降車していないときにはS512に戻る。
S514において、路線情報記憶部8から路線情報を制御部19が読み出す。図2に示すように駅S2から降車するような場合には、駅S1から駅S2までの距離などが記録された路線情報を路線情報記憶部8から制御部19が読み出す。
S515において、利用者Mが乗車駅に到達したか否かを制御部19が判断する。駅S1を起点とする車両Tの移動距離及び移動方向と同一の距離及び方向の駅名を路線情報から制御部19が検索する。利用者Mが降車駅である駅S2に到達した場合にはS516に進み、利用者Mが降車駅である駅S2に到達しなかった場合には一連の処理を終了する。
S516において、降車駅の駅設備が設定されているか否かを制御部19が判断する。理想軌跡生成部5によって生成された理想的な移動軌跡L1〜L3に降車駅の駅設備名が設定されているか否かを制御部19が判断する。例えば、図2に示すトイレS27及び売店S28の名称が設定されている場合にはS517に進み、トイレS27及び売店S28の名称が設定されていない場合にはS518に進む。
S517において、降車駅の駅設備への利用者Mの誘導案内を誘導案内部12に制御部19が指令する。その結果、図2に示す理想的な移動軌跡L2,L3に沿ってトイレS27及び売店S28に利用者Mが誘導され案内される。
S518において、最短距離による利用者Mの誘導案内を誘導案内部12に制御部19が指令する。その結果、エスカレータS26に最も近いドアD1から利用者Mが降車して、理想的な移動軌跡L1に沿って利用者Mが誘導され案内される。
S519において、GPS信号を受信可能であるか否かを制御部19が判断する。図2に示すように、利用者Mが駅構内から退出するとGPS信号を受信部3aが受信可能になる。一方、利用者Mが駅構内を移動している間は、GPS信号を受信部3aが受信不可能であるため誘導案内を継続する必要がある。GPS信号が受信可能であると制御部19が判断したときにはS520に進み、GPS信号が受信不可能であると制御部19が判断したときにはS516に戻る。
S520において、誘導案内の終了を誘導案内部12に制御部19が指令する。受信部3aが人工衛星からの電波を受信すると、図2に示す通過地点P2が特定され、誘導案内部12が利用者Mに対する誘導案内を終了する。
この発明の実施形態に係る誘導システムには、以下に記載するような効果がある。
(1) この実施形態では、利用者Mが移動したときの移動軌跡L1〜L3を移動軌跡生成部4が生成し、この移動軌跡L1〜L3に基づいて利用者Mにとって理想的な移動軌跡L1〜L3を理想軌跡生成部5が生成する。その結果、利用者Mの移動軌跡から理想的な移動軌跡L1〜L3が生成されるため、誘導システム1の構造が簡単になって利用者Mの取扱も容易になり、利用者Mを理想的な経路に沿って誘導し案内することができる。
(2) この実施形態では、トイレS17,S27及び売店S18,S28に利用者Mを誘導するのに必要な理想的な移動軌跡L1〜L3を理想軌跡生成部5が生成する。このため、乗車駅や降車駅のエレベータや階段などに利用者Mを簡単に誘導し案内することができる。例えば、駅構内のエレベータなどに移動制約者を誘導し案内したり、移動制約者を降車駅まで経路に沿って誘導し案内したりすることができる。
(3) この実施形態では、利用者Mの移動距離及び移動方向並びにこの利用者Mが乗車する車両Tの移動距離及び移動方向を移動状態検出部2が検出し、利用者Mの移動距離及び移動方向並びに車両Tの移動距離及び移動方向に基づいて移動軌跡生成部4が移動軌跡を生成する。このため、利用者Mの歩行や車両Tの走行により発生する加速度や振動などを検出することによって、利用者Mや車両Tの移動軌跡を簡単に生成することができる。
(4) この実施形態では、降車駅のエスカレータS26に近い位置から利用者Mが降車可能なように、車両Tの最適な乗車位置であるドアD2まで利用者Mを誘導するのに必要な理想的な移動軌跡L1〜L3を理想軌跡生成部5が生成する。このため、降車駅のエスカレータS26などに最も近い位置で利用者Mが降車可能なように、予め乗車駅で利用者Mを最適な乗車位置に乗車させることができる。
(5) この実施形態では、車両Tが走行する路線に関する路線情報を路線情報記憶部8が記憶し、この車両Tの移動距離及び移動方向並びにこの路線情報に基づいて降車駅判断部9が降車駅を判断する。このため、利用者Mが車両Tから降車した駅S2を簡単に特定することができる。
(6) この実施形態では、駅設備に関する駅設備情報を駅設備情報記憶部10bが記憶し、この駅設備情報に基づいて移動軌跡生成部4が移動軌跡を生成する。その結果、駅構内の駅設備の位置を示す駅構内地図などに基づいて移動軌跡を正確に生成することができる。
(7) この実施形態では、人工衛星からの送信信号に基づいて利用者Mが通過した通過地点P1,P2を通過地点検出部3が検出する。このため、携帯電話などの移動体通信機のナビゲーション装置の機能を利用して、駅S1,S2の周辺における利用者Mの現在位置を正確に検出することができる。
(8) この実施形態では、移動軌跡記憶部7が記憶する過去の移動軌跡に基づいて理想的な移動軌跡L1〜L3を理想軌跡生成部5が生成する。このため、駅S1,S2がGPS信号を受信できない地下駅である場合であっても、過去に生成し保存した移動軌跡をデータベースとして、駅S1,S2内のトイレS17,S27及び売店S18,S28に利用者Mを簡単に誘導し案内することができる。また、ナビゲーション装置のような大規模な地図情報や駅構内の詳細な地図情報などが不要になるため、誘導システム1を安価でコンパクトな構造にすることができる。
(9) この実施形態では、過去の移動軌跡に基づいて最短の移動軌跡を理想的な移動軌跡L1として理想軌跡生成部5が生成する。このため、利用者Mを最短経路で迅速に誘導し案内することができる。
(10) この実施形態では、誘導案内部12からの案内に対して利用者Mから応答する応答部13を備えている。このため、誘導システム1との間で対話形式によって種々の情報を教え込むことができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、駅S1,S2が地下駅である場合を例に挙げて説明したが、GPS信号の受信が困難な地下街などについてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、利用者Mや車両Tの移動距離や移動方向を加速度センサによって検出する場合を例に挙げて説明したが、歩数計、ジャイロ、地磁気、圧力センサなどとともに使用したり、加速度センサをこれらに置換えて移動距離や移動方向を検出したりすることもできる。特に、圧力センサを使用する場合には、駅S1,S2の階段などの昇降動作を検出することができる。さらに、この実施形態では、GPS信号を受信して利用者Mの通過地点P1,P2を基準位置として移動軌跡を生成しているが、自動改札機の通過を検出してこの自動改札機を基準位置として利用者Mの移動軌跡を生成することもできる。
(2) この実施形態では、移動軌跡を生成するときに、駅設備情報記憶部10bの駅構内の地図情報を利用してこれらの移動軌跡を修正する場合を例に挙げて説明したがこれに限定するものではない。例えば、駅設備情報記憶部10bを省略して駅構内の地図情報を利用せずに移動軌跡を生成したり、GPS信号が受信できる地点を利用者Mが通過したときに、このGPS信号に基づいて移動軌跡を修正したりすることもできる。また、この実施形態では、生成条件設定部6によって予め生成条件を設定した後に理想軌跡生成部5によって理想的な移動軌跡L1〜L3を生成する場合を例に挙げて説明したが、生成条件の設定を省略して理想的な移動軌跡L1〜L3を手動で選択させることもできる。さらに、この実施形態では、通過地点検出部3及び誘導案内部12などを誘導システム1が備える場合を例に挙げて説明したがこれらを省略することもできる。例えば、インタフェース部18を通じて携帯電話などに誘導システム1を接続して、GPS機能を有する携帯電話側から誘導システム1側に通過地点情報を入力させたり、誘導システム1側から携帯電話側に情報を出力して携帯電話側で誘導し案内させたりすることもできる。
この発明の実施形態に係る誘導システムの利用者が乗車駅で車両に乗車するまでの移動状況を説明するための図である。 この発明の実施形態に係る誘導システムの利用者が降車駅で車両から降車した後の移動状況を説明するための図である。 この発明の実施形態に係る誘導システムの構成図である。 この発明の実施形態に係る誘導システムの移動軌跡生成部が生成した乗車直後までの理想的な移動軌跡を一例として示す図である。 この発明の実施形態に係る誘導システムの移動軌跡生成部が生成した降車直前からの理想的な移動軌跡を一例として示す図である。 この発明の実施形態に係る誘導システムの移動軌跡記憶部のデータ構造を示す図である。 この発明の実施形態に係る誘導システムの動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る誘導システムの理想的な移動軌跡生成処理を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係る誘導システムの誘導案内処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 誘導システム
2 移動状態検出部
3 通過地点検出部
4 移動軌跡生成部
5 理想軌跡生成部
6 生成条件設定部
7 移動軌跡記憶部
8 路線情報記憶部
9 降車駅判断部
10 駅情報記憶部
11 車両情報記憶部
12 誘導案内部
13 応答部
14 プログラム記憶部
15 給電部
16 気象状態検出部
17 インタフェース部
18 混雑状況検出部
19 制御部
1 駅(乗車駅)
2 駅(降車駅)
T 車両
M 利用者
1〜D4 ドア
1,P2 通過地点
17,S27 トイレ(駅設備)
18,S28 売店(駅設備)
16,S26 エスカレータ(駅設備)
1〜L3 理想的な移動軌跡

Claims (11)

  1. 利用者を誘導する誘導システムであって、
    前記利用者が移動したときの移動軌跡を生成する移動軌跡生成手段と、
    前記移動軌跡生成手段が生成した前記移動軌跡に基づいて、前記利用者を誘導し案内するための理想的な移動軌跡を生成する理想軌跡生成手段と、
    を備える誘導システム。
  2. 請求項1に記載の誘導システムにおいて、
    前記移動軌跡生成手段は、駅設備の利用前に前記利用者が通過した通過地点からこの駅設備の利用後にこの利用者が通過した通過地点までの前記移動軌跡を生成し、
    前記理想軌跡生成手段は、前記駅設備に前記利用者を誘導するのに必要な前記理想的な移動軌跡を生成すること、
    を特徴とする誘導システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の誘導システムにおいて、
    前記移動軌跡生成手段は、乗車前に前記利用者が通過した通過地点から降車後にこの利用者が通過した通過地点までの前記移動軌跡を生成し、
    前記理想軌跡生成手段は、降車駅の駅設備に近い位置から利用者が降車可能なように、車両の最適な乗車位置まで前記利用者を誘導するのに必要な前記理想的な移動軌跡を生成すること、
    を特徴とする誘導システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の誘導システムにおいて、
    前記利用者の移動距離及び移動方向を検出する移動状態検出手段を備え、
    前記移動軌跡生成手段は、前記利用者の移動距離及び移動方向に基づいて前記移動軌跡を生成すること、
    を特徴とする誘導システム。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、
    前記利用者の移動距離及び移動方向並びにこの利用者が乗車する車両の移動距離及び移動方向を検出する移動状態検出手段を備え、
    前記移動軌跡生成手段は、前記利用者の移動距離及び移動方向並びに前記車両の移動距離及び移動方向に基づいて前記移動軌跡を生成すること、
    を特徴とする誘導システム。
  6. 請求項5に記載の誘導システムにおいて、
    前記車両が走行する路線に関する路線情報を記憶する路線情報記憶手段と、
    前記車両の移動距離及び移動方向並びに前記路線情報に基づいて前記降車駅を判断する降車駅判断手段とを備えること、
    を特徴とする誘導システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、
    前記駅設備に関する駅設備情報を記憶する駅設備情報記憶手段を備え、
    前記移動軌跡生成手段は、前記駅設備情報に基づいて前記移動軌跡を生成すること、
    を特徴とする誘導システム。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、
    人工衛星からの送信信号に基づいて、前記利用者が通過した通過地点を検出する通過地点検出手段を備えること、
    を特徴とする誘導システム。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、
    前記利用者の過去の移動軌跡を記憶する移動軌跡記憶手段を備え、
    前記理想軌跡生成手段は、前記移動軌跡記憶手段が記憶する前記過去の移動軌跡に基づいて前記理想的な移動軌跡を生成すること、
    を特徴とする誘導システム。
  10. 請求項9に記載の誘導システムにおいて、
    前記理想軌跡生成手段は、前記過去の移動軌跡に基づいて最短の移動軌跡を前記理想的な移動軌跡として生成すること、
    を特徴とする誘導システム。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の誘導システムにおいて、
    前記理想的な移動軌跡に基づいて利用者を誘導し案内する誘導案内手段からの案内に対して前記利用者から応答する応答手段を備えること、
    を特徴とする誘導システム。
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