JP2005273948A - クリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造 - Google Patents

クリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 天井と吹出口ユニットとの接合部における、吹出口ユニット又は天井の振動等によるシール材の剥離を防止し、クリーンルームの清浄な環境を確実に維持可能なクリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造を提供する。
【解決手段】 箱状の吹出口ユニット12の下方の開口部12b周縁全周に額縁13を有する。天井材14と対向する側の額縁13には、全周に亘って額縁13の外縁部からわずかに内側に位置して、天井材14に向かって立設された起立壁32を備える。吹出口ユニット12を天井に取り付けて額縁13の起立壁32を天井材14に当接させ、吹出口ユニット12を固定し、天井材14と額縁13と起立壁32により形成され吹出口ユニット12を囲むような環状の溝部37を設ける。溝部37の全周に、シール材22を充填して成る。
【選択図】図1

Description

この発明は、エアフィルタが内部に装着され、クリーンルームの空調ダクトに取り付けられるクリーンルーム用吹出口吹出口ユニットの取付構造に関する。
例えば半導体製造工場や製薬工場、精密機械製造工場などでは、塵埃による製造設備や製品への悪影響を防止するためにクリーンルームが使用されている。クリーンルームの天井部には空調用のダクトが設けられ、このダクトに接続され天井の吹出口に設けられたクリーンルーム用吹出口ユニットには、内部にエアフィルタが設置されている。そして、吹出口から供給される空気は、エアフィルタにより濾過され、清浄な空気を室内に供給するようになっている。
クリーンルーム天井の吹出口ユニットに設けられるエアフィルタは、例えば0.3μm粒子の捕集効率が99.97%以上あるHEPA(High Efficiency Particulate Airfilter)フィルタ等の超高性能微粒子フィルタが用いられる。
この吹出口ユニットの天井への取り付けは、図9に示すように、天井材4の表面に吹出口ユニット2の額縁3の折り返し3aが当接して固定されている。この折り返し3aの外側面と天井材4の表面とにより形成される2面の角部には、シリコーン樹脂等のシール材6が塗布され、天井裏の濾過されていない空気の通過を防いでいる。さらに、吹出口ユニット2の開口部は、パンチング孔が多数形成されたカバー部材8により覆われ、カバー部材8は、取付ねじ9により、吹出口ユニット2の額縁3に固定されている。
シール材6のシール方法は、天井材4とそれに垂直に接する吹出口ユニット2の額縁3の折り返し3aとの角部に、室内側からシール材6を塗布するものである。乾燥後のシール材6の断面は、天井材4と額縁3の折り返し3aの当接部を頂点にした直角三角形状に形成され、乾燥後は、その直角三角形の底辺の部分が頂点側に湾曲するような状態になる。これにより、シール材6は乾燥硬化後も弾性を有するため、吹出口ユニット2又は天井材4から伝わる微細な振動によっても隙間が発生せず、気密性を維持する。
特開2003−247738号公報
上記従来のシール材6のシール構造は、天井材4と吹出口ユニット2の額縁3の折り返し3aとの当接部を頂点とした直角三角形状をなしているため、この頂点の角部から離れて行くに従い徐々にシール材6の厚みが薄くなっていた。そのため、吹出口ユニット2又は天井材4から伝わる振動やその他の力により、薄い部分から次第にシール材6の剥離が生じ、やがては隙間が出来てしまうことがあった。特に、わずかな隙間の場合、発見が難しく、結果としてクリーンルームの中に、フィルタを通過しない天井裏の空気が漏れ、塵埃などの進入によりクリーンルームの清浄な環境を維持出来なくなってしまうことがあった。また、シール材6の塗布量を増やしシール材6の厚みを増やそうとしても、三角形状の角部にシール材6を付けているだけであるので、垂れが発生し、厚く塗布するにも限界があった。また、厚く塗布しても、シール部の断面は直角三角形状を成すため、薄い部分からの剥離は防ぎようがなかった。
この発明は、上記従来技術の問題を鑑みて成されるもので、天井と吹出口ユニットとの接合部における、吹出口ユニット又は天井の振動等によるシール材の剥離を防止し、クリーンルームの清浄な環境を確実に維持可能なクリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造を提供することを目的とする。
この発明は、クリーンルームの天井部に取り付けられクリーンエアが吹き出るクリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造であって、箱状の吹出口ユニットの下方の開口部周縁全周に額縁を有し、この額縁の前記天井部と対向する側の全周に亘って設けられ前記額縁の外縁部からわずかに内側に位置して前記天井部に向かって立設された起立壁を備え、前記吹出口ユニットを天井部に取り付けて前記額縁の起立壁を天井材に当接させ前記吹出口ユニットを固定し、前記天井材と額縁と起立壁により形成され吹出口ユニットを囲むような環状の溝部を形成して、この溝部全周にシール材を充填して成る吹出口ユニットの取付構造である。前記起立壁は、前記額縁にスポット溶接により固定されている。
この発明のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造によれば、吹出口ユニットと天井との接合部に、シール材を厚く且つ均等に充填することができ、確実にシールすることができる。さらに、シール材を厚く充填して成るので、吹出口ユニット又は天井材の振動によるシール材の剥離が防止され、気密状態を確実に維持することができる。
以下、この発明の吹出口ユニットの隙間充填構造の一実施形態を、図1〜図8に基づいて説明する。この実施形態の吹出口ユニット12は、半導体製造工場や医薬品製造工場などのクリーンルーム天井部に設けられた空調ダクト用開口部10に設置される。
この吹出口ユニット12は、図1に示すように、空調ダクト用開口部10に挿入され、天井材14の表面側に吹出口ユニット12の下端の額縁13が対面して位置する。吹出口ユニット12は、図3に示すように、建物の天井スラブ11に一端が固定された吊りボルト16により吊り下げられている。吊りボルト16は、吹出口ユニット12の上面側に一対のナット17,19により固定されている。ナット17は吹出口ユニット12の位置調整用のものであり、ナット19はその位置で吹出口ユニット12を固定するためのものである。
吹出口ユニット12の上側の開口部12aには、空気を送り込むダクト24が接続されている。ダクト23が取り付けられた開口部12aは、通気可能なバッフル板25により塞がれている。また、吹出口ユニット12の下方の開口部12b及び額縁13全体は、パンチング孔が多数形成されたカバー部材18により覆われ、カバー部材18は取付ねじ21により、吹出口ユニット12の額縁13に固定されている。
吹出口ユニット12の額縁13と天井材14の表面側との間には、図2に示すように、額縁13の天井材14側に固定された起立壁32が、額縁13の全周に亘って設けられている。起立壁32は、額縁13の外縁部からわずかに内側の下方の開口部12b側の位置にスポット溶接部33により固定されている。
吹出口ユニット12の内壁面中央部には、水平方向全周に亘ってコの字型の受け材20が溶接により固定されている。更に、受け材20と吹出口ユニット12の内壁面との溶接部の室内側の角部には、シール材22が全周に塗布されている。このシール材22は、シリコーン樹脂等の柔軟なシール用気密剤である。
受け材20の下面には、HEPAフィルタ等のエアフィルタ24の枠が当接し、エアフィルタ24は、固定金具26により固定されている。固定金具26は、受け材20に一端部が取り付けられナット28により固定されたボルト30と、このボルト30の下端部に螺合したナット35、及びナット35により支持されてボルト30が挿入されてなるフィルタ受け34とからなる。エアフィルタ24は、パッキン36を介して受け材20の下面に当接し、ナット35により固定されている。
また、吹出口ユニット12の内壁面中央部には、クリーンルームの用途によりエアフィルタ24の性能試験用パイプ38が適宜設けられている。性能試験用パイプ38は、上端部が受け材20に嵌合し、ナット40で固定されるとともに、シール材22により気密状態に取り付けられている。性能試験用パイプ38の下端部はフィルタ受け34を貫通し、開口部にキャップ41が嵌められ、不使用時には気密状態を維持可能に設けられている。
吹出口ユニット12の額縁13と天井材14との対向部は、額縁13に固定された起立壁32が、吹出口ユニット12の下方の開口12bを囲むように全周に亘って天井材14に当接している。これにより、吹出口ユニット12の額縁13と天井材14との間には、断面コ字状の溝部37が形成されている。この溝部37内の空間には、シール材22が全周に亘って充填されている。
次に、この実施形態の吹出口ユニット12の取付方法について、以下に説明する。吹出口ユニット12の取り付けにおいて、まず、図3に示すように、建物の天井スラブ11に吹出口ユニット12の吊りボルト16を設け、吊りボルト16に吹出口ユニット12を吊り下げて、調整用のナット17により位置決めして保持し、固定用のナット19により仮固定する。
次に、図4に示すように吹出口ユニット12の上方の開口部12aに、空調用のダクト23を接続する。さらに、図5に示すように、建物の天井スラブ11から天井吊りボルト40を設け、その天井吊りボルト40に天井下地材42を吊り下げ固定する。その天井下地材42には、室内側より天井仕上げ材等の天井材14を対面させて張り付ける。
次に、吹出口ユニット12を吊り下げたボルト16に螺合したナット19を緩めて上昇させるとともにナット17を締めて、吹出口ユニット12の額縁13に設けられた起立壁32を天井材14に当接させる。そして図6に示すように、吹出口ユニット12の額縁13と天井材14との間の断面コ字状の溝部37に、シール材22を全周に亘って充填する。このとき、シール材22は、溝部37の体積分の量を十分に充填する。
シール材22の充填完了後、エアフィルタ24を図7に示すように取り付ける。エアフィルタ24は、吹出口ユニット12の下方の開口部12bから挿入し、受け材20にパッキン36を当接させ、固定金具26により固定する。固定金具20は、フィルタ受け34によりエアフィルタ24を保持し、ナット35を締めてエアフィルタ24を確実に固定する。
この後、必要に応じてエアフィルタ24の性能試験等を行い、最後に、カバー部材18を、取付ねじ21により吹出口ユニット12の額縁13に固定し、吹出口ユニット12の取付が完了する。
この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニット12の取付構造によれば、吹出口ユニット12の額縁13と天井材14との接合部に、コ字状の溝部37が形成されるようにし、その溝部37にシール材22を十分に充填してなるので、吹出口ユニット12や天井部からの微細な振動に対しても、シール材22の剥離が生ぜず、気密性が破れることがなく、極めて高い信頼性を備え、より高いクリーン度が要求されるクリーンルーム等に貢献するものである。
なお、この発明の吹出口ユニットの取付構造は、上記実施形態に限定されるものではなく、吹出口ユニットの形状や額縁の形状等は適宜設定可能なものである。
この発明の一実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造を示す概略縦断面図である。 この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの額縁の部分拡大斜視図である。 この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付工程を示す概略縦断面図である。 この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付工程を示す概略縦断面図である。 この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付工程を示す概略縦断面図である。 この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付工程を示す概略縦断面図である。 この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付工程を示す概略縦断面図である。 この実施形態のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付工程を示す概略縦断面図である。 従来のクリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造を表す概略縦断面図である。
符号の説明
12 吹出口ユニット
13 額縁
14 天井材
18 カバー部材
20 受け材
22 シール材
24 エアフィルタ
26 固定金具
32 起立壁
37 溝部

Claims (2)

  1. クリーンルームの天井部に取り付けられクリーンエアが吹き出るクリーンルーム用吹出口ユニットの取付構造において、箱状の吹出口ユニットの下方の開口部周縁全周に額縁を有し、この額縁の前記天井部と対向する側の全周に亘って設けられ前記額縁の外縁部からわずかに内側に位置して前記天井部に向かって立設された起立壁を備え、前記吹出口ユニットを天井部に取り付けて前記額縁の起立壁を天井材に当接させ前記吹出口ユニットを固定し、前記天井材と額縁と起立壁により形成され吹出口ユニットを囲むような環状の溝部を形成して、この溝部全周にシール材を充填して成ることを特徴とする吹出口ユニットの取付構造。
  2. 前記起立壁は前記額縁にスポット溶接により固定されていることを特徴とする請求項1記載の吹出口ユニットの取付構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019112813A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 株式会社フジタ エアシャワー装置及び玄関

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