JP2005260851A - 無線通信システムと方法並びに移動局と基地局 - Google Patents

無線通信システムと方法並びに移動局と基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】
基地局が移動局との通信をカバーできる範囲であるセル内における他ユーザへの干渉を抑え、基地局と移動局との同期確立時間の短縮を実現するシステムの提供。
【解決手段】
移動局102は、CPICH電力監視部11とRACH制御部12を備え、無線基地局101が送信しているCPICHの受信電力と、前回受信したCPICHの電力値との差分から、受信電力値の変動が予め定められた所定値以上である場合に、RACHプリアンブルを無線基地局に送信し、プリアンブル送信電力を保持し、無線基地局101は、前記移動局からのRACHプリアンブルを検出すると、AICHを移動局102に送信し、移動局は、前記無線基地局が送信したAICHを受信すると、保持していたプリアンブル送信電力に従いメッセージを無線基地局に送信する。
【選択図】
図1

Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に移動通信システムの同期確立技術に関する。
近年、移動通信システムに適用する通信方式の一つとして、干渉や妨害に強いスペクトラム拡散通信方式が注目されている。スペクトラム拡散通信方式を用いた無線通信システムは、例えば送信側の装置において、ディジタル化された音声データや画像データに対しPSK(Phase Shift Keying)またはFSK(Frequency Shift Keying)等の変調方式でデジタル変調を行った後、変調された送信データを、疑似雑音符号(PNコード:Pseudorandom Noise code)等の拡散符号を用いて拡散(spreading)することで、広帯域のベースバンド信号に変換し、無線周波数の信号に変換して送信する。一方、受信側の装置においては、受信された無線周波数信号に対し、送信側の装置で使用した拡散符号と同じ符号を用いて逆拡散(despreading)を行い、PSKまたはFSK復調方式によりディジタル復調を行って、受信データを再生するように構成されている。
複数の移動局が、ランダムアクセスチャネル(RACH)を用いて任意のタイミングで、適宜、基地局にアクセスを行い、基地局は、そのアクセスに対して、基地局のメッセージ送信を制御する移動通信システムにおけるランダムアクセス制御方法が後記非特許文献1に提示されている。
このランダムアクセス制御方法では、移動局が発呼しようとするとき、移動局はメッセージの送信に先立ち、基地局に対してメッセージが発生したことを通知するプリアンブルを送信する。ここで、プリアンブルは、16種類のシグニチャコードから生成され、移動局は16種類の中からランダムに1つのシグニチャコードを選んで、プリアンブルを生成する。
基地局は、プリアンブルを受信すると、あらかじめ指定された閾値と相関値を比較し、相関値の方が大きければ、プリアンブルを検出したと判断し、該シグニチャに対応したAICH(Acquisition Indicator Channel)を移動局に送信する。基地局は、全16種類のシグニチャをサーチし、1つも検出しなかった場合には、AICHの送信は行わない。AICHには、基地局が検出したシグニチャ番号と、基地局が移動局のメッセージ送信を許可するACK、不許可とするNACKの情報が含まれている。
移動局は、規定時間内に、自らが送信したシグニチャ番号に対応するAICHを受信した場合、ACKであればメッセージを送信し、NACKであれば、一連のランダムアクセス手順を抜ける。
また、移動局は、一定時間内に自らが送信したシグニチャ番号に対応するAICHを受信しなかった場合、送信電力をランピング(徐々に上げる)し、再度プリアンブルを送信する。
スペクトラム拡散通信方式を使用した無線通信システムであるW−CDMAにおける同期確立方式に関して、現在、W−CDMAにおいて上り回線の高速化を図る方式の検討が進められている(例えば後記非特許文献2参照)。後記非特許該文献2には、同期確立方式の提案が示されており、その手順を図4に示す。
図4において、無線基地局(「無線基地局装置」ともいう)からは、セル共通の制御信号であるSCCPCH(Secondary Common Control Physical Channel)が送信されている。
無線基地局は、SCCPCHを用いてデータ送信開始命令を特定の移動局に送信すると、該移動局との下り回線の同期を確立するため、ユーザ個別の制御信号である下りDPCCH(Dedicated Physical Control Channel)の送信を開始する。
このとき、下りDPCCHには、上りDPCCHの送信電力を上げる命令(「上げろ」命令)が多重されている。
該移動局は、SCCPCH上のデータ送信開始命令を受信すると、無線基地局との上り回線の同期を確立するため、ユーザ個別の制御信号である上りDPCCHの送信を開始し、無線基地局からの上りDPCCHの送信電力を上げる命令に従い、上りDPCCHの送信電力を徐々に上げる制御を行う。
無線基地局において、上りDPCCHを受信できたことで、上り回線の同期が確立すると、無線基地局は、それを伝えるため、下りDPCCHに、上りDPCCH信号の送信電力を下げる命令(「下げろ」命令)を多重する。
該移動局は、この命令を受信することで、上り回線の同期確立を知り、DPCCHの送信電力を上げる制御を停止し、下り回線の同期が確立する。
以上により、無線基地局と該移動局との上り回線及び下り回線における同期が確立し、データ送信が可能となる。
その後、該移動局は、上りDPDCH(Dedicated Physical Data Channel)を用いて、確認信号を無線基地局に送信し、データ信号の送信を開始する。
また、無線基地局は、確認信号を受信すると、下りDPDCHを用いて、データ信号の送信を開始する。
3GPP TS25.214 V3.9.0 インターネット<URL>http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/25_series/25.214/ 3GPP TS25.896 V1.0.0 インターネット<URL>http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/25_series/25.896/ 特開平10−174157号公報 特開2002−247626号公報
しかしながら、上記した同期確立シーケンスでは、移動局が徐々に上りDPCCHの送信電力を上げて同期確立を図るため、伝搬環境が悪い場合には、無線基地局において上りDPCCHを受信するまでに時間がかかり、同期確立が遅れてしまう、という問題点がある。
なお、上記特許文献1には、移動局から衛星に、定期的にトレーニング信号を送信することにより、移動局から間欠的にデータ信号を送信しても、最初のデータ信号が確実に受信できる方法が、従来技術として開示されている。しかしながら、この従来手法を、上記した同期確立に適用することはできない。
その理由は、移動局から定期的に送信されるトレーニング信号は、他ユーザへの干渉となり、システム容量の低下を招くためである。
上記の問題点を解決するためには、移動局が何らかのトレーニング信号送信の契機を得る必要があり、通常その契機は上り回線の品質を基準として決定されるべきものである。しかし、これを実現するためには、無線基地局において、該移動局との回線品質を監視する必要があり、結局のところ、移動局から無線基地局に対して、定期的にトレーニング信号等を送信する構成が必要となる。
したがって、本発明の目的は、基地局が移動局との通信をカバーできる範囲であるセル内における他ユーザへの干渉を抑え、基地局と移動局との同期確立時間の短縮を実現するシステムと方法を提供することにある。
本願で開示される発明は、前記目的を達成するため、概略以下の構成とされる。
本発明の一つのアスペクト(側面)に係るシステムは、移動局が、無線基地局へのデータ信号の送信開始に先だって、無線伝送路の伝搬環境の変動に対応して、前記伝搬環境に適応した、初期送信電力の値を更新し、更新した初期送信電力の値を保持する手段を備えている。
本発明において、移動局は、前記無線基地局が定期的に送信している共通パイロット・チャネルの受信電力が予め定められた所定値以上変動した場合に、プリアンブルを無線基地局に送信し、プリアンブルの送信電力を初期送信電力値として保持する手段を備えている。
本発明において、前記移動局は、前記無線基地局へ送信したプリアンブルに対する前記無線基地局から送信される応答(AICH)を受信し、前記応答(AICH)によって、初期送信電力を決定し、さらに、前記無線基地局へ送信したメッセージに対する前記無線基地局の応答(送信電力制御情報)によって初期送信電力を調整する手段を備えている。
本発明において、前記移動局が下り回線の伝搬環境の変化を契機として、ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル及びメッセージの送信を行い、初期送信電力を更新する。
本発明において、前記下り回線の伝搬環境の変化を、CPICH受信電力の変動を基準に判断する。
本発明において、前記無線基地局は、前記移動局からのRACHメッセージに多重されたパイロット信号から、前記移動局の初期送信電力を通知する。
本発明の他のアスペクトに係る方法は、
(A1)移動局は、無線基地局が送信している共通パイロット・チャネル(CPICH)を受信する工程と、
(A2)CPICHの今回の受信電力と前回の受信電力とを比較し、受信電力値の変動が予め定められた所定値以上である場合に、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)のプリアンブルを、前記無線基地局に送信し、プリアンブルの送信電力を保持する工程と、を含む。
本発明係る方法は、
(A3)前記無線基地局は、前記移動局からの前記プリアンブルを検出すると、応答(AICH)を前記移動局に送信する工程と、
(A4)前記移動局は、前記無線基地局が送信した応答(AICH)を受信すると、保持していたプリアンブルの送信電力に従い、メッセージを、前記無線基地局に送信する工程と、を含む。
本発明に係る方法は、
(A5)前記無線基地局は、前記移動局からの前記メッセージを検出すると、前記メッセージを用いて、算出したSIR(Symbol Interference Ratio)推定値に基づいて、送信電力制御情報を生成し、前記送信電力制御情報を前記移動局に送信する工程と、
(A6)前記移動局は、前記無線基地局からの前記送信電力制御情報を受信し、保持している初期送信電力値に修正を加える工程と、を含む。
本発明によれば、データ信号の送信開始に先だって、あらかじめ伝搬環境に適応した初期送信電力を更新し且つ保持しておくことにより、基地局と移動局間でデータ信号の送信を開始する際の同期確立時間を短縮することができる。
また、本発明によれば、メッセージに対する無線基地局の応答(送信電力制御情報)によって、初期送信電力をより高い精度で調整することができる。
さらに、本発明によれば、移動局は下り回線の伝搬環境の変化を契機としてRACHプリアンブル及びメッセージの送信を行い、初期送信電力値を更新する構成とされており、他のユーザへの干渉を低減することができる。
本発明によれば、伝搬環境の変化に即座に対応して、初期送信電力を決定することができる。
本発明によれば、下り回線の伝搬環境の変化を契機として、必要最低限の頻度で、RACHを送信するため、移動局の消費電力を低減することができる。
本発明を実施するための最良の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態の構成を示す図である。
図1において、移動局102は、無線基地局101が定期的に送信しているCPICH(Common Pilot Channel;共通パイロット・チャネル)205の受信電力が一定以上変動した場合にのみ、プリアンブル201を無線基地局101に送信し、送信電力制御部13において、このときのプリアンブルの送信電力を記憶保持する。
一方、無線基地局101は、プリアンブル201を検出すると、AICH(Acquisition Indicator Channel;アクイズイション・インジケータ・チャネル)204を移動局102に送信する。
移動局102は、無線基地局101が送信したAICH204を受信すると、記憶保持されているプリアンブルの送信電力と同じ電力でメッセージ202を、無線基地局101に送信する。
無線基地局101は、移動局102からのメッセージ202を検出すると、これを用いて算出したSIR(Symbol Interference Ratio)推定値に基づいて、送信電力制御情報203を生成し、移動局102に送信する。
そして、移動局102は、無線基地局101が送信した送信電力制御情報203を受信し、保持している初期送信電力値に修正を加える。
このように、移動局102は、伝搬環境に適応した初期送信電力を、適時、更新・保持しておくことで、最適な電力値で送信を開始し、無線基地局101と移動局102との同期を早期に確立することができる。
また、移動局102は、プリアンブル及びメッセージの送信を、伝搬環境が大きく変化した場合にのみ行うことで、他ユーザへの干渉を低減することができる。以下、実施例に即して説明する。
図1は、本発明の一実施例のシステムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施例に係るシステムは、無線基地局101、移動局102から構成される。なお、図1では、単に説明の簡単のため、1台の移動局102が示されているが、本発明においては、1台の移動局にのみ限定されるものでないことは勿論である。
無線基地局101は、送信機7、受信機8、パイロット(Pilot)復調部4、SIR判定部5、送信電力制御情報生成部6を備えている。
また、移動局102は、送信機14、受信機15、送信電力制御部13、CPICH電力監視部11、RACH制御部12を備えている。
図1を参照して、本発明の一実施例における信号の流れについて以下に説明する。無線基地局101は、CPICH生成部1において、CPICH(Common Pilot Channel)205を定期的に生成し、移動局102に送信する。
移動局102は、CPICH205を受信すると、CPICH電力監視部11において、受信電力を測定し、受信電力が予め定められた所定の閾値以上変動した場合にのみ、RACH制御部12に、RACH送信制御信号301を出力する。
移動局102において、RACH制御部12は、RACH送信制御信号301が入力されると、プリアンブル201を無線基地局101に送信し、送信電力制御部13は、このときのプリアンブルの送信電力を保持する。
さらに、移動局102は、無線基地局101が送信したAICH204を受信し、RACH制御部12に出力する。RACH制御部12は、AICH204が入力されると、保持していたプリアンブルの送信電力と同じ電力で、メッセージ202を無線基地局101に送信する。
無線基地局101は、RACH検出部2において、移動局102が送信したプリアンブル201及びメッセージ202の検出を行う。
無線基地局101において、RACH検出部2がプリアンブル201を検出した場合、AICH生成部3でAICH204を生成して移動局102に送信する。
また、無線基地局101において、RACH検出部2がメッセージ202を検出した場合には、Pilot復調部4がメッセージ202に多重されているパイロット(Pilot)信号を用いてチャネル推定値の算出を行う。
SIR(Signal to Interference Ratio)判定部5は、チャネル推定値を用いてSIR推定値を算出する。SIR判定部5は、SIR推定値とSIR閾値を比較し、SIR判定結果302を、送信電力制御情報生成部6に出力する。
送信電力制御情報生成部6は、SIR判定結果302を用いて、送信電力制御情報203を生成し、移動局102に送信する。
移動局102は、無線基地局101が送信した送信電力制御情報203を受信し、送信電力制御部13に出力する。送信電力制御部13は送信電力制御情報203を用いて、保持している電力値に修正を加える。
Pilot復調部4及びSIR判定部5におけるチャネル推定値及びSIR推定値の算出方法について以下説明する。
メッセージ202に多重されているPilot信号は既知信号であるため、これを利用してチャネル推定を算出することが可能である。チャネル推定値hは、以下のように計算される。

Figure 2005260851
ここで、Zcは、復調されたPilot信号、Dは、既知のPilot信号、Nは、Pilotシンボル数である。
上式(1)は、各シンボルのチャネル推定値を、RACHのメッセージ202に含まれるシンボル数だけ平均化している。受信信号Zcに、既知信号の複素共役D*を乗算することで、そのシンボルnのチャネル変動量が求まる。正規化された値hは、SIR判定部5に入力される。
SIR判定部5は、上式(1)で算出したチャネル推定値hを使用して、希望波信号成分Rと干渉波信号成分Iを算出して、最終的に、SIR推定値を得る。希望波信号成分Rと干渉波信号成分I、SIR推定値は、次式(2)、(3)、(4)で与えられる。

Figure 2005260851

Figure 2005260851

Figure 2005260851
SIR推定値が計算されると、予め格納されているSIR閾値と比較する。
その結果、送信電力制御情報生成部6は、SIR推定値がSIR閾値より高い場合には、送信電力の「下げろ」情報を、低い場合は「上げろ」情報を生成する。
図2は、本発明の一実施例の無線基地局装置101の動作を説明するためのフローチャートである。図3は、本発明の一実施例の移動局102の動作を説明するためのフローチャートである。
はじめに、図3を参照して、図1の移動局102の動作について説明する。移動局102は、無線基地局101から定期的に送信されているCPICH205を受信すると(S201)、CPICH電力監視部11は、受信したCPICHの電力値(xとする)を測定する(S202)。
さらに、CPICH電力監視部11は、当該電力値xと、前回測定した電力値yとの差分をとり、求めた差分の絶対値とあらかじめ定められた変動量閾値zを比較し(S203)、変動があらかじめ定められた変動量閾値zよりも大きい場合には(S203のYES分岐)、RACH送信制御信号301を、RACH制御部12に出力する。
RACH制御部12は、RACH送信制御信号301を入力すると、プリアンブル201を無線基地局装置101に送信する(S204)。
また、RACH制御部12は、今回送信したプリアンブルの送信電力値を、初期送信電力値として保持する(S205)。
そして、CPICH電力監視部11は、今回測定したCPICH電力値xにより、前回測定した電力値yとして保持する(S206)。
一方、変動があらかじめ定められた変動量閾値z以下であれば(S203のNO分岐)、ステップS206へ分岐する。
次に、図2を参照すると、無線基地局101は、移動局102から送信されたプリアンブル201を受信すると、AICH204を生成し、移動局102に送信する(S101)。
再び図3を参照すると、移動局102は、無線基地局101から送信されたAICH204を受信すると、RACH制御部12は、保持していたプリアンブルの送信電力値と同じ電力でメッセージ202を、無線基地局101に送信する(S207)。
また、移動局102は、プリアンブル201を無線基地局101に送信してから、一定期間AICH204を受信しない場合(S209のYES分岐)、プリアンブル201の送信電力をランピングし(徐々に上げる)、再度、プリアンブル201を送信する(S210)。
また、RACH制御部12は、ランピングしたプリアンブル201の送信電力値を初期送信電力値として保持する(S211)。
再び図2を参照すると、無線基地局101は、移動局102から送信されたメッセージ202を受信すると、Pilot復調部4は、メッセージ202に多重されているPilot信号を用いて、チャネル推定値の算出を行う(S102)。
SIR判定部5は、チャネル推定値を用いてSIR推定値を算出し(S103)、当該SIR推定値とあらかじめ定められたSIR閾値とを比較し、SIR判定結果302を送信電力制御情報生成部6に出力する。
送信電力制御情報生成部6は、SIR判定結果302を参照し、SIR推定値がSIR閾値より高い場合には(S104のYES分岐)、「下げろ」情報(移動局102に対して送信電力を下げるように指示する内容)を生成する(S106)。また送信電力制御情報生成部6は、SIR推定値がSIR閾値以下である場合には(S104のNO分岐)、「上げろ」情報(移動局102に対して送信電力を上げるように指示する内容)を含んだ送信電力制御情報203を生成する(S105)。そして、生成した送信電力制御情報を、移動局102に送信する(S107)。
図3において、移動局102は、無線基地局101から送信された送信電力制御情報203を受信すると、送信電力制御部13は当該情報を用いて、保持していた初期送信電力値を増減する(S208)。
上記本発明の実施例は以下の作用効果を奏する。
(A)本実施例によれば、データ信号の送信開始に先だって、あらかじめ伝搬環境に適応した初期送信電力を更新し且つ保持しておくことにより、基地局と移動局間でデータ信号の送信を開始する際の同期確立時間を短縮できる。即ち、プリアンブルに対する無線基地局の応答(AICH)によって、移動局は保持している初期送信電力値で無線基地局がプリアンブルを受信できたことを知ることができる。また、メッセージは、プリアンブルよりもデータ長が長いことから、メッセージに対する無線基地局の応答(送信電力制御情報)によって、初期送信電力をより高い精度で調整することができる。
(B)また、本実施例によれば、移動局は下り回線の伝搬環境の変化を契機として、RACHプリアンブル及びメッセージの送信を行い、初期送信電力値を更新する構成とされており、他のユーザへの干渉を低減することができる。すなわち、本実施例によれば、必要最低限の頻度で、RACHプリアンブルを送信するからである。また、伝搬環境に適応した初期送信電力を使用することで、伝搬環境が悪くなった場合にも、無線基地局において受信可能となるまでの移動局による上りDPCCHの繰り返し送信を防ぎ、且つ伝搬環境が良くなった場合にも、上りDPCCHの初期送信電力が必要以上に大きくなってしまうことを防ぐことができるからである。
そして、CPICHは、同一セル内で共通に各移動局で受信されるため、移動局から送信する個別のトレーニング信号とは違い、他のユーザへの干渉とはならない。
なお、上記特許文献2(特開2002−247626)の段落0020には、伝播損の大部分を占める距離による減衰、シャドーイング等は、上り回線と下り回線で同じである。従って、下り回線で伝搬損が小さい基地局は、上り回線においても伝搬損が小さい確率が高い旨が記載されている。これは、特に、上り回線と下り回線の周波数が同一であるW−CDMA/TDD方式等の無線通信システムで顕著である。本発明は、この性質を利用して、下り回線の品質劣化は、上り回線の品質劣化とみなし、移動局が、RACHを送信する契機として、下り回線のCPICHの受信電力を利用するものである。
(C)本実施例によれば、伝搬環境の変化に即座に対応して初期送信電力を決定することができる。すなわち、移動局がCPICHの受信電力を常に監視し、下り回線の伝搬環境の変化を契機として無線基地局にRACHを送信するため、定期的にRACHを送信する構成よりも素早い制御が可能となるからである。
(D)本実施例によれば、移動局の消費電力を低減することができる。その理由は、上述の通り、定期的にRACHを送信する構成ではなく、下り回線の伝搬環境の変化を契機として、必要最低限の頻度でRACHを送信する構成としたためである。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本発明の第2の実施例のシステム構成は、図1に示したものと同一とされるが、移動局102の動作が、図3を参照して説明した前記実施例のものと相違している。図5は、本発明の第2の実施例の移動局102の動作を説明するためのフローチャートである。図5と図3を参照すると、本発明の第2の実施例では、CPICH電力測定ステップS202につづいて、CPICH電力測定値xがあらかじめ定められた電力閾値p以上であるか否か判定するステップS212が追加されている。
図5において、移動局102は、無線基地局101から定期的に送信されているCPICH205を受信すると(S201)、CPICH電力監視部11は受信したCPICHの電力値(xとする)を測定し(S202)、あらかじめ定められた電力閾値p以上である場合には(S212のNO分岐)、プリアンブルを送信せず、今回測定したCPICH電力値xを前回測定した電力値yとして保持する(S206)。
一方、CPICHの電力値xが電力閾値pより小さい場合には(S212のYES分岐)、CPICH電力監視部11は、当該電力値xと前回測定した電力値yとの差分をとり、あらかじめ定められた変動量閾値zと比較し、差分の絶対値が変動量閾値zよりも大きい場合には(S203のYES分岐)、RACH送信制御信号301をRACH制御部12に出力し、z以下であれば、ステップS206へ分岐する(S203のNO分岐)。
RACH制御部12は、RACH送信制御信号301を入力すると、プリアンブル201を無線基地局装置101に送信する(S204)。
また、RACH制御部12は、今回送信したプリアンブルの送信電力値を、初期送信電力値として保持する(S205)。
そして、CPICH電力監視部11は今回測定したCPICH電力値xを前回測定した電力値yとして保持する(S206)。
本実施例は、電力閾値pを、RACH送信の判断基準に加えることで、伝搬環境がある程度良い状態では、RACH送信をせず、他のユーザへの干渉を低減することができる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。本発明の第3の実施例のシステム構成は、図1に示したものと同一とされるが、移動局102の動作が、図3を参照して説明した前記実施例のものと相違している。図6は、本発明の第3の実施例の移動局102の動作を説明するためのフローチャートである。図6と図3を参照すると、本発明の第3の実施例では、CPICH電力測定ステップS202につづいて、平均期間の終了の有無を判定するステップS213、平均期間終了の場合、CPICH電力測定xの平均値を算出するステップS215、平均期間中である場合に、CPICH電力測定xを平均値算出用に保持するステップS214が追加され、ステップS203では、xの平均値が変動量閾値との大小を判定している。
図6において、移動局102は、無線基地局101から定期的に送信されているCPICH205を受信すると(S201)、CPICH電力監視部11は受信したCPICHの電力値(xとする)を測定し(S202)、CPICH電力値の平均期間中である場合には(S213のNO分岐)、プリアンブルを送信せず、今回測定したCPICH電力値xをCPICH平均電力値算出用に保持する(S214)。一方、CPICH電力値の平均期間が終了した場合には(S213のYES分岐)、CPICH電力監視部11は、CPICH平均電力値(xとする)を算出し(S215)、当該平均電力値xと、前回算出した平均電力値(yとする)との差分をとり、あらかじめ定められた変動量閾値zよりも変動が大きい(|x−y|>z)場合には(S203のYES分岐)、RACH送信制御信号301を、RACH制御部12に出力し、変動量閾値z以下であればステップS206へ分岐する。
RACH制御部12は、RACH送信制御信号301を入力すると、プリアンブル201を、無線基地局装置101に送信する(S204)。
また、RACH制御部12は、今回送信したプリアンブルの送信電力値を初期送信電力値として保持する(S205)。
そして、CPICH電力監視部11は今回算出したCPICH平均電力値xを前回算出したCPICH平均電力値yとして保持する(S206)。
本実施例によれば、CPICH平均電力値の変動量を基準にRACH送信を行うことで、伝搬環境の変化に対して、安定した制御をすることができる、という新たな効果を有する。即ち、移動局の移動速度が速い場合にはフェージング変動が大きくなり、CPICH受信電力が変動しやすいことからRACH送信が頻繁に発生し、他のユーザへの干渉が増大する可能性があるからである。
また、RACH送信を行ってから、一定期間内は、CPICH電力値の変動が大きくても、RACH送信を行わないことで、伝搬環境の変化が大きい場合に、RACH送信が頻繁に発生することを防ぐようにしてもよい。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、W−CDMAの他にも、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などを用いた無線通信システムにも適用することができる。
また、移動局から無線基地局に送信するトレーニング信号及び無線基地局からの応答信号は、RACHプリアンブル/メッセージ/AICHに限定されるものではない。
以上、本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は、上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施例の無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の一実施例の無線基地局の動作を説明する流れ図である。 本発明の一実施例の移動局の動作を説明する流れ図である。 移動局と無線基地局との同期確立シーケンスを説明するための図である。 本発明の第2の実施例の移動局の動作を説明する流れ図である。 本発明の第3の実施例の移動局の動作を説明する流れ図である。
符号の説明
1 CPICH生成部
2 RACH検出部
3 AICH生成部
4 パイロット復調部
5 SIR判定部
6 送信電力制御情報生成部
7 送信機
8 受信機
9 アンテナ
11 CPICH電力監視部
12 RACH制御部
13 送信電力制御部
14 送信機
15 受信機
16 アンテナ
101 無線基地局
102 移動局
201 RACHプリアンプル
202 RACHメッセージ
203 送信電力制御情報
204 AICH
205 CPICH
206 DPCCH
207 DPCCH
301 RACH送信制御信号
302 SIR判定結果

Claims (20)

  1. 移動局と、前記移動局と無線通信する無線基地局と、
    を備え、
    前記移動局は、前記無線基地局へのデータ信号の送信開始に先だって、伝搬環境の変動に対応して前記伝搬環境に応じた値に、初期送信電力値を更新し、更新した初期送信電力値を保持する手段を備えている、ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記移動局は、前記無線基地局へ送信した前記プリアンブルに対する前記無線基地局からの応答を受信し、前記応答によって初期送信電力値を決定し、
    さらに、前記無線基地局へ送信したメッセージに対する前記無線基地局の応答として送信される送信電力制御情報にしたがって前記初期送信電力値を調整する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 移動局と、前記移動局と無線通信する無線基地局と、
    を備え、
    前記移動局は、下り回線の伝搬環境の変化を契機として、ランダムアクセスチャネル(「RACH」という)プリアンブル及びメッセージの送信を行い、初期送信電力を更新する、ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 前記下り回線の伝搬環境の変化を、前記無線基地局から送信されてくる共通パイロットチャネル(CPICH)の受信電力の変動を基準に判断する、ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記無線基地局は、前記移動局からのランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージに多重されたパイロット信号から、前記移動局の初期送信電力を通知する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の無線通信システム。
  6. 移動局と、前記移動局と無線通信する無線基地局と、
    を備え、
    前記移動局は、前記無線基地局が送信している共通のパイロット信号を受信し、前記共通のパイロット信号の今回の受信電力値と前回の受信電力値とを比較し、前記共通のパイロット信号の受信電力値の変動が予め定められた所定値以上である場合に、プリアンブルを、前記無線基地局に送信し、前記プリアンブルの送信電力を、初期送信電力値として保持する、制御を行う手段を備えている、ことを特徴とする無線通信システム。
  7. 移動局と、前記移動局と無線通信する無線基地局と、
    を備え、
    前記移動局は、前記無線基地局が送信している共通のパイロット信号の受信電力が予め定められた所定の電力値以上の場合、プリアンブルを送信せずに、今回受信した共通のパイロット信号の受信電力値を、次回の比較のために、前回受信した共通のパイロット信号の電力値として保持し、
    今回受信した前記共通のパイロット信号の受信電力値が予め定められた所定の電力値より小であり、且つ、前記共通のパイロット信号の今回の受信電力値の、前回の受信電力値からの変動が予め定められた所定値以上である場合に、プリアンブルを前記無線基地局に送信し、前記プリアンブルの送信電力を初期送信電力値として保持する、制御を行う手段を備えている、ことを特徴とする無線通信システム。
  8. 移動局と、前記移動局と無線通信する無線基地局と、
    を備え、
    前記移動局は、前記無線基地局が送信している共通パイロット信号を受信し、前記共通パイロット信号の受信電力の平均値を求め、今回の前記平均値が、前回の平均値の差から予め定められた所定値以上変動している場合に、プリアンブルを無線基地局に送信し、前記プリアンブルの送信電力を初期送信電力値として保持する、制御を行う手段を備えている、ことを特徴とする無線通信システム。
  9. 移動局が、無線基地局へのデータ信号の送信開始に先だって、伝搬環境の変動に対応して、前記伝搬環境に応じた、電力値に初期送信電力値を更新する工程と、
    前記更新した初期送信電力値を保持する工程と、
    を含む、ことを特徴とする無線通信方法。
  10. 移動局が、無線基地局が送信している共通パイロット信号を受信する工程と、
    前記移動局が、前記共通パイロット信号の今回の受信電力と、前回の受信電力値とを比較し、前記今回の受信電力が前記前回の受信電力値から予め定められた所定値以上で変動している場合に、プリアンブルを前記無線基地局に送信するとともに、前記プリアンブルの送信電力値を記憶保持する工程と、
    を含む、ことを特徴とする無線通信方法。
  11. 移動局が、無線基地局が送信している共通パイロット信号を受信する工程と、
    前記移動局は、前記共通パイロット信号の今回の受信電力値が予め定められた所定値以上である場合には、プリアンブルを送信せず、前記今回の受信電力値を、次の比較のため前回の受信電力値として記憶保持する工程と、
    前記移動局は、前記共通パイロット信号の今回の電力値が前記所定値より小さい場合には、前記共通パイロット信号の今回の受信電力値と前回の受信電力値とを比較し、前記共通パイロット信号の受信電力値の変動が予め定められた所定値以上である場合に、プリアンブルを前記無線基地局に送信するとともに、前記プリアンブルの送信電力を記憶保持する工程と、
    を含む、ことを特徴とする無線通信方法。
  12. 移動局は、無線基地局が送信している共通パイロット信号を受信する工程と、
    前記移動局は、前記共通パイロット信号を受信した際に、前記共通パイロット信号の受信電力の平均期間中である場合には、プリアンブルを送信せず、前記共通パイロット信号の今回の受信電力値を平均電力値算出用に保持する工程と、
    前記移動局は、前記共通パイロット信号の受信電力値の平均期間が終了した場合に、前記共通パイロット信号の平均電力値を算出し、該平均電力値と、前回の平均電力値とを比較し、前記平均電力値の変動が予め定められた所定値以上である場合に、プリアンブルを、前記無線基地局に送信するとともに、前記プリアンブルの送信電力を保持する工程と、
    を含む、ことを特徴とする無線通信方法。
  13. 前記無線基地局は、前記移動局からの前記プリアンブルを検出すると、応答を前記移動局に送信する工程と、
    前記移動局は、前記無線基地局が送信した応答を受信すると、記憶保持している前記プリアンブルの送信電力値に従い、メッセージを前記無線基地局に送信する工程と、
    を含む、ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一に記載の無線通信方法。
  14. 前記無線基地局は、前記移動局からの前記メッセージを検出すると、前記メッセージを用いて、算出したSIR(Symbol Interference Ratio;シンボル干渉比)推定値に基づいて、送信電力制御情報を生成し、前記送信電力制御情報を前記移動局に送信する工程と、
    前記移動局は、前記無線基地局からの前記送信電力制御情報を受信し、保持している初期送信電力値に修正を加える工程と、
    を含む、ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一に記載の無線通信方法。
  15. 無線基地局より送信される共通パイロット信号を受信する手段と、
    前記共通パイロット信号の受信電力を監視し、今回の受信電力値の前回の受信電力値からの変動が、予め定められた所定値以上である場合に、プリアンブルを前記無線基地局に送信し、前記プリアンブルの送信電力を保持する、制御を行う手段と、
    を含む、ことを特徴とする移動局。
  16. 無線基地局より送信される共通パイロット信号を受信する手段と、
    前記共通のパイロット信号の今回の受信電力値が予め定められた閾値以上である場合には、プリアンブルを送信せず、前記今回の受信電力値を、次の比較のために前回の受信電力値として保持する手段と、
    前記共通のパイロット信号の前記今回の受信電力値が前記閾値より小さい場合には、前記今回の受信電力値と前回の受信電力値とを比較し、受信電力値の変動が予め定められた所定値以上である場合に、プリアンブルを前記無線基地局に送信し、前記プリアンブルの送信電力を保持する、制御を行う手段と、
    を含む、ことを特徴とする移動局。
  17. 無線基地局より送信される共通パイロット信号を受信する手段と、
    前記共通パイロット信号を受信したとき、前記共通パイロット信号の受信電力の平均期間中である場合、プリアンブルを送信せず、今回の受信電力値を平均電力値算出用に保持する手段と、
    前記共通パイロット信号の受信電力値の平均期間が終了した場合、平均電力値を算出し、今回の平均電力値と、前回算出した平均電力値とを比較し、前記共通パイロット信号の平均電力値の変動が予め定められた所定値以上である場合に、プリアンブルを無線基地局に送信し、前記プリアンブルの送信電力を保持する手段と、
    を含む、ことを特徴とする移動局。
  18. 前記プリアンブルを受け取った前記無線基地局から送信される応答を受信すると、前記保持していたプリアンブルの送信電力に従い、メッセージを、前記無線基地局に送信する手段と、
    を含む、ことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一に記載の移動局。
  19. 前記移動局は、前記メッセージを受信した前記無線基地局からの送信電力制御情報を受信し、保持している初期送信電力値に修正を加える手段、
    を含む、ことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一に記載の移動局。
  20. 請求項19記載の移動局と無線通信する無線基地局であって、
    前記移動局からのメッセージを用いて算出したSIR(Symbol Interference Ratio;シンボル干渉比)推定値に基づいて、前記送信電力制御情報を生成し、前記送信電力制御情報を前記移動局に送信する手段を備えている、ことを特徴とする無線基地局。
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