JP2005260412A - アンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はアンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システムに関し、良好な通信状態を維持することができるアンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システムを得ることを目的とする。
【解決手段】放射素子8と導体地板9でアンテナ素子1を形成し、このアンテナ素子1を、本体13に着脱自在に配置すると共に、調整手段11により回動できるようにアンテナ装置2を構成している。このことにより、1つのアンテナ素子を有するアンテナ装置でデータ通信に必要な送受信電力を確保できるため、安価な無線通信装置と通信システムを得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】放射素子8と導体地板9でアンテナ素子1を形成し、このアンテナ素子1を、本体13に着脱自在に配置すると共に、調整手段11により回動できるようにアンテナ装置2を構成している。このことにより、1つのアンテナ素子を有するアンテナ装置でデータ通信に必要な送受信電力を確保できるため、安価な無線通信装置と通信システムを得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、家庭内や事務所内などの構内でデータ通信を無線で行うテレビやパソコンなどの無線通信装置と、これら無線通信装置間でデータ通信を行う通信システムに関するものである。
近年、構内での通信装置は、その可搬性の容易さからアンテナ装置を備えた無線通信装置が増えて、その無線通信装置間でデータ通信を行う通信システムが多くなっている。
このような従来のアンテナ装置を備えた無線通信装置と通信システムについて、図4〜図6を用いて説明する。
図4は従来のアンテナ装置の斜視図、図5は同指向性図、図6は同通信システムの配置模式図であり、同図において、49は平板状で導電材の導体地板、48は導体地板49の上面に略垂直に配置された線状の放射素子で、放射素子48と導体地板49とからアンテナ素子41が形成されると共に、放射素子48の下端には導体地板49を絶縁貫通して高周波伝送線路44が接続されている。
そして、高周波伝送線路44の他端は高周波信号源の送受信回路45に接続され、これらを本体43に内蔵してアンテナ装置20は構成されている。
以上の構成において、アンテナ装置20の座標軸を、図4に示すXYZ軸方向とした場合の指向性は、図5に示すように、X軸とZ軸との交点を中心にしてZ軸面でりんごを輪切りにした形状で、かつZ軸線で左右対称の双指向特性となる。
つまり、この指向性からアンテナ装置20の送受信電力は、導体地板49の水平面から上が下より相対的に大きく、またX軸に直交するY軸面で、任意のY軸上の送受信電力は360度においてほぼ同じ大きさである。
そして、このアンテナ装置20を備えた無線通信装置であるパソコンなどの通信装置(以後、親機と記載する)と、テレビなどの通信装置(以後、端末と記載する)間でデータ通信を行う通信システムを構成している。
以上の構成において、この通信システムを、構内の同じ階に配置してデータ通信を行う場合は、端末と親機間の電磁波の伝送方向は、図5に示すD11の方向であり、データ通信に必要な送受信電力を確保できて通信は良好に行われるものであった。
ただし、可搬性の端末を2階に移動すると、通信システムの電磁波の伝送方向が図5に示すD12の方向に変わるため送受信電力が低下し、通信が良好に行われなくなるという課題があった。
この課題解決のため、図6に示すように、端末61と親機62の配置が同面にない場合、それぞれに複数のアンテナ素子23を設け、各アンテナ素子23の配置を違えて、複数のアンテナ素子23全体でデータ通信に必要な送受信電力を確保する通信システムが提案されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平8−321799号公報
しかしながら上記従来のアンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システムにおいては、複数のアンテナ素子23を設ける必要が有り、無線通信装置及びこれを用いた通信システムが高価になるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、1つのアンテナ素子でデータ通信に必要な送受信電力を確保できるアンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、アンテナ素子を天地間で回動させ、所定の位置に停止させるアンテナ装置としたものであり、アンテナ素子を天地間で回動させることによってアンテナ装置の指向性の向きを変えることができるため、必要な送受信電力を得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、アンテナ素子を収容する筐体を設け、この筐体を本体に着脱自在に収容したものであり、アンテナ素子を反転できるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載のアンテナ装置を備えた無線通信装置としたものであり、電磁波の伝送方向に指向性の向きを変えることができるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、通信状態を検出して、常に通信状態が最良となるようにしたものであり、無線通信装置を移動した際にも、最良の通信状態を得ることができるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項3記載の発明の無線通信装置間で通信を行う通信システムであり、無線通信装置間の位置関係が変わったり、通信する一対の無線通信装置間で通信相手が変わっても、常に最良の通信状態を維持することができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、1つのアンテナ素子を有するアンテナ装置でデータ通信に必要な送受信電力を確保できるため、安価な無線通信装置と通信システムを得ることができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態によるアンテナ装置の斜視図、図2は指向性図であり、同図において、9は平板状の導体地板、8は導体地板9の上面に配置された放射素子であり、放射素子8の所定の位置には導体地板9を貫通して高周波伝送線路4の1部4aに接続して、これらを筐体14に内蔵してアンテナ素子1を形成している。
また、本体13はアンテナ素子1を有する筐体14を着脱自在にできると共に、高周波伝送線路4の1部4aと接離する端子12を備え、この端子12は高周波伝送線路4の1部4bを介して送受信回路5に接続されている。
そして、11は手動の場合のハンドルや、自動の場合の低速モータやステッピングモータなどの調整手段で、調整手段11はアンテナ素子1の回転軸中心aが端子12の中心になるように本体13に固定してアンテナ装置2を構成している。
以上の構成において、アンテナ装置2の指向性は図2(a)の破線で示すように、従来と同じX軸とZ軸との交点を中心にしてZ軸面でりんごを輪切りにした形状の特性となる。
そして、このアンテナ装置2を備えた無線通信装置であるテレビ(図示せず)などの端末と、無線通信装置であるパソコン(図示せず)などの親機間でデータ通信を行う通信システムを構成している。
この通信システムを、構内などの同じ階に配置してデータ通信を行う場合は、例えばテレビやパソコンの画像を目視して、画像品質が最良となるように調整手段11を手動や自動で調整することで、アンテナ素子1の回転に伴いアンテナ装置2の指向性のピークを図2(a)の実線に示すように、電磁波の伝送方向D11に合わせることで、データ通信に必要な送受信電力が確保できる。
また、可搬性の端末を2階に移動するなどして、通信システムの電磁波の伝送方向が図2(b)のD12の方向に変わっても、アンテナ素子1を回動させることで、アンテナ装置2の指向性のピークをD12に合わせることができる。
このように、1つのアンテナ素子1を回動させることで、アンテナ装置2の指向性のピークを電磁波の伝送方向に自由に合わせることができる。
なお、上記説明では、本体13はアンテナ素子1を有する筐体14を着脱自在にできるとしたが、着脱自在にしなくても実施は可能であるが、着脱することで筐体14を反転させることができ、可搬性の端末を2階に移動するなどして、通信システムの電磁波の伝送方向が図2(b)のD12の方向に変わっても、調整手段11を調整することなく、筐体14を反転させることで、極めて容易にアンテナ装置2の指向性のピークをD12に合わせることができる。
図3は上記実施の別形態のアンテナ装置の斜視図であり、同図において、21は送受信回路5でアンテナ素子1の信号レベルなどの通信状態を検出する検出手段、22は調整手段11を駆動・制御する制御手段であり、制御手段22は検出手段21の検出結果に基づき通信状態が最良となるように調整手段11を駆動・制御してアンテナ装置2は構成されている。
そして、このアンテナ装置2を備えた無線通信装置間でデータ通信を行う通信システムを構成している。
以上の構成において、制御手段22は検出手段21の検出結果に基づき通信状態が最良となるように自動で低速モータやステッピングモータなどの調整手段11を駆動・制御する。
このため、端末と親機間の相対位置を自由に変えても、アンテナ装置2の指向性のピークを、常に電磁波の伝送方向に合わせることができて使用に便利である。
このように本実施の形態によれば、1つのアンテナ素子を天地間で回動させ、所定の位置に停止させることによって、簡単な構成で電磁波の伝送方向にアンテナ装置の指向性の向きを変えることができるため、必要な送受信電力を得ることができるアンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置を実現することができる。
また、アンテナ素子を収容できる筐体を設け、この筐体を本体に着脱自在に収容することによって、アンテナ素子を反転させることが容易にできる。
さらに、通信状態を検出する検出手段の検出結果に基づき通信状態が最良となるように調整手段を駆動・制御する制御手段を設けることによって、無線通信装置を移動した際にも、自動的にアンテナ装置の指向性の向きを調整できて使用に便利である。
そして、無線通信装置間の位置関係が変わったり、通信する一対の無線通信装置が変わっても、この間で常に良好な通信状態を維持することができる通信システムを得ることができる。
本発明によるアンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システムは、指向性の向きを回動させて相対的に電磁波の伝送方向を変えることができるアンテナ装置を備えた無線通信装置と、複数の無線通信装置間でデータ通信を行う通信システムとしたものであり、無線通信装置間の相対位置が変わっても、常に良好なデータ通信を行うことができる通信システム等に有用である。
1 アンテナ素子
2 アンテナ装置
4 高周波伝送線路
4a 高周波伝送線路4の1部
4b 高周波伝送線路4の1部
5 送受信回路
8 放射素子
9 導体地板
11 調整手段
12 端子
13 本体
14 筐体
2 アンテナ装置
4 高周波伝送線路
4a 高周波伝送線路4の1部
4b 高周波伝送線路4の1部
5 送受信回路
8 放射素子
9 導体地板
11 調整手段
12 端子
13 本体
14 筐体
Claims (5)
- 平板状の導体地板と、この導体地板の上面に配置された放射素子と、この放射素子に給電する高周波伝送線路とからなり、前記導体地板とこの放射素子とから形成されたアンテナ素子を天地間で回動させると共に、所定の位置に停止させる調整手段を設けたアンテナ装置。
- アンテナ素子を収容する筐体を設け、この筐体を本体に着脱自在に収容した請求項1記載のアンテナ装置。
- 請求項1記載のアンテナ装置を備えた無線通信装置。
- データ通信の通信状態を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づき通信状態が最良となるように調整手段を制御する制御手段とを備えた請求項3記載の無線通信装置。
- 請求項3記載の無線通信装置を複数台有し、この無線通信装置間でデータ通信を行う通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004066884A JP2005260412A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | アンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004066884A JP2005260412A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | アンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005260412A true JP2005260412A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35085740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004066884A Pending JP2005260412A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | アンテナ装置及びこれを用いた無線通信装置と通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005260412A (ja) |
-
2004
- 2004-03-10 JP JP2004066884A patent/JP2005260412A/ja active Pending
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