しかしながら、特許文献1のスタンプ作成装置では、新しいスタンプを使用できるものの、その新しいスタンプの情報をパーソナルコンピュータにおいて入力しなければならないという問題点がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、新しい印刷媒体に関する媒体情報を容易に印刷装置へ登録する印刷システム、印刷データ編集装置、印刷装置を提供しようとするものである。
また、請求項1に係る発明の印刷システムは、印刷装置で印刷を行うための印刷データを作成する印刷データ編集装置と印刷装置とを接続した印刷システムであって、前記印刷データ編集装置は、前記印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶する編集装置側媒体情報記憶手段と、当該編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報を前記印刷装置へ送信する編集装置側媒体情報送信手段とを備え、前記印刷装置は、前記媒体情報を記憶する印刷装置側媒体情報記憶手段と、前記編集装置側媒体情報送信手段から送信された前記媒体情報を受信する印刷装置側媒体情報受信手段と、当該印刷装置側媒体情報受信手段が受信した前記媒体情報を前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させる媒体情報記憶制御手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の印刷システムでは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置は、当該印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出する被印刷媒体検出手段と、当該被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の前記媒体情報が前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する検出媒体判断手段と、当該検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、全ての媒体情報を要求する全件要求情報を前記印刷データ編集装置へ送信する全件要求情報送信手段とを備え、前記印刷データ編集装置は、前記全件要求情報送信手段から送信された前記全件要求情報を受信する全件要求情報受信手段と、当該全件要求情報受信手段が前記全件要求情報を受信した場合に、前記編集装置側媒体情報送信手段により、前記編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報の全件を送信する全件媒体情報送信制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項3に係る発明の印刷システムでは、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置は、当該印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出する被印刷媒体検出手段と、当該被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の前記媒体情報が前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する検出媒体判断手段と、当該検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、記憶されていない媒体情報である不足媒体情報を要求する不足要求情報を前記印刷データ編集装置へ送信する不足要求情報送信手段とを備え、前記印刷データ編集装置は、前記不足要求情報送信手段から送信された前記不足要求情報を受信する不足要求情報受信手段と、当該不足要求情報受信手段が受信した前記不足要求情報で要求されている前記不足媒体情報を、前記編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報から抽出する抽出手段と、前記編集装置側媒体情報送信手段により、前記抽出手段により抽出された前記媒体情報を前記印刷装置側媒体情報受信手段へ送信する不足媒体情報送信制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項4に係る発明の印刷システムでは、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記印刷データ編集装置は、前記媒体情報を入力する入力手段と、当該入力手段により入力された媒体情報である入力媒体情報を前記編集装置側媒体情報記憶手段に記憶する入力媒体情報記憶制御手段と、前記抽出手段により前記不足媒体情報が抽出されなかった場合に前記入力手段を作動させる第1入力制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項5に係る発明の印刷システムでは、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記印刷データ編集装置は、前記媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、当該接続情報記憶手段に記憶されている前記接続情報を用いて前記サーバに接続する接続手段と、当該接続手段により前記サーバに接続し、前記媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、前記抽出手段により前記不足媒体情報が抽出されなかった場合に、前記媒体情報取得手段により前記不足媒体情報を前記サーバから取得する不足媒体情報取得制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項6に係る発明の印刷システムでは、請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記印刷データ編集装置は、前記媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、当該接続情報記憶手段に記憶されている前記接続情報を用いて前記サーバに接続する接続手段と、当該接続手段により前記サーバに接続し、前記媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、前記抽出手段により前記不足媒体情報が抽出されなかった場合に、前記媒体情報取得手段により全ての媒体情報を前記サーバから取得する全件媒体情報取得制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項7に係る発明の印刷システムでは、請求項5又は請求項6に記載の発明の構成に加えて、前記印刷データ編集装置は、前記媒体情報を入力する入力手段と、前記媒体情報取得手段により前記媒体情報が取得できない場合には、前記入力手段を作動させる第2入力制御手段を備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項8に係る発明の印刷システムでは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置は、前記印刷装置側媒体情報受信手段が前記編集装置側媒体情報送信手段から送信された前記媒体情報を受信した場合に、前記媒体情報記憶制御手段は、受信した前記媒体情報の全てを前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させることを特徴とする構成となっている。
また、請求項9に係る発明の印刷システムでは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置は、前記印刷装置側媒体情報受信手段が前記編集装置側媒体情報送信手段から送信された前記媒体情報を受信した場合に、前記印刷装置側媒体情報受信手段が受信した前記媒体情報に含まれる各被印刷媒体の媒体情報である個別媒体情報が、前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報に存在するか否かを判断する第1個別媒体情報判断手段を備え、前記媒体情報記憶制御手段は、前記第1個別媒体情報判断手段が前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報に存在しないと判断された個別媒体情報のみを前記印刷装置側媒体情報記憶手段に追加して記憶させることを特徴とする構成となっている。
また、請求項10に係る発明の印刷システムでは、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置は、前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報の全てを前記印刷データ編集装置に送信する印刷装置側媒体情報送信手段を備え、前記印刷データ編集装置は、前記印刷装置側媒体情報送信手段から送信された前記媒体情報を受信する編集装置側媒体情報受信手段と、前記装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報に含まれる前記個別媒体情報が、前記印刷装置側媒体情報受信手段が受信した前記媒体情報に存在するか否かを判断する第2個別媒体情報判断手段と、当該第2個別媒体情報判断手段により存在しないと判断された前記個別媒体情報が存在した場合に、前記編集装置側媒体情報送信手段により当該個別媒体情報又は全ての前記媒体情報のいずれかを送信する個別媒体情報送信制御手段を備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項11に係る発明の印刷装置は、印刷装置で印刷を行うための印刷データを作成する印刷データ編集装置に接続した印刷装置であって、前記媒体情報を記憶する印刷装置側媒体情報記憶手段と、前記編集装置側媒体情報送信手段から送信された前記媒体情報を受信する印刷装置側媒体情報受信手段と、当該印刷装置側媒体情報受信手段が受信した前記媒体情報を前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させる媒体情報記憶制御手段とを備えている。
また、請求項12に係る発明の印刷装置では、請求項11に記載の発明の構成に加えて、当該印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出する被印刷媒体検出手段と、当該被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の前記媒体情報が前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する検出媒体判断手段と、当該検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、前記印刷データ編集装置に全ての媒体情報を要求する全件要求情報、又は、記憶されていない媒体情報である不足媒体情報を要求する不足要求情報を送信する全件要求情報送信手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項13に係る発明の印刷装置では、請求項11又は請求項12に記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置側媒体情報受信手段が前記印刷データ編集装置から送信された前記媒体情報を受信した場合に、前記媒体情報記憶制御手段は、受信した前記媒体情報の全てを前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させることを特徴とする構成となっている。
また、請求項14に係る発明の印刷装置では、請求項11又は請求項12に記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置側媒体情報受信手段が前記印刷データ編集装置から送信された前記媒体情報を受信した場合に、前記印刷装置側媒体情報受信手段が受信した前記媒体情報の各被印刷媒体の個別媒体情報が、前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報に存在するか否かを判断する第1個別媒体情報判断手段を備え、前記媒体情報記憶制御手段は、前記第1個別媒体情報判断手段が前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報に存在しないと判断された個別媒体情報のみを前記印刷装置側媒体情報記憶手段に追加して記憶させることを特徴とする構成となっている。
また、請求項15に係る発明の印刷装置では、請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報の全てを前記印刷データ編集装置に送信する印刷装置側媒体情報送信手段を備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項16に係る発明の印刷データ編集装置は、印刷装置に接続し、前記印刷装置で印刷を行うための印刷データを作成する印刷データ編集装置であって、前記印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶する編集装置側媒体情報記憶手段と、当該編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報を前記印刷装置へ送信する編集装置側媒体情報送信手段とを備えている。
また、請求項17に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項16に記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置から送信された全ての媒体情報を要求する全件要求情報を受信する全件要求情報受信手段と、当該全件要求情報受信手段が前記全件要求情報を受信した場合に、前記編集装置側媒体情報送信手段により、前記編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報の全件を送信する全件媒体情報送信制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項18に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項16に記載の発明の構成に加えて、前記不足要求情報送信手段から送信された、前記印刷装置に記憶されていない媒体情報である不足媒体情報を要求する不足要求情報を受信する不足要求情報受信手段と、当該不足要求情報受信手段が受信した前記不足要求情報で要求されている前記不足媒体情報を、前記編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報から抽出する抽出手段と、前記編集装置側媒体情報送信手段により、前記抽出手段により抽出された前記媒体情報を前記印刷装置側媒体情報受信手段へ送信する不足媒体情報送信制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項19に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項18に記載の発明の構成に加えて、前記媒体情報を入力する入力手段と、当該入力手段により入力された媒体情報である入力媒体情報を前記編集装置側媒体情報記憶手段に記憶する入力媒体情報記憶制御手段と、前記抽出手段により前記不足媒体情報が抽出されなかった場合に前記入力手段を作動させる第1入力制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項20に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項18に記載の発明の構成に加えて、前記媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、当該接続情報記憶手段に記憶されている前記接続情報を用いて前記サーバに接続する接続手段と、当該接続手段により前記サーバに接続し、前記媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、前記抽出手段により前記不足媒体情報が抽出されなかった場合に前記媒体情報取得手段により前記不足媒体情報を前記サーバから取得する不足媒体情報取得制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項21に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項18に記載の発明の構成に加えて、前記媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、当該接続情報記憶手段に記憶されている前記接続情報を用いて前記サーバに接続する接続手段と、当該接続手段により前記サーバに接続し、前記媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、前記抽出手段により前記不足媒体情報が抽出されなかった場合に前記媒体情報取得手段により全ての媒体情報を前記サーバから取得する全件媒体情報取得制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項22に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項20又は請求項21に記載の発明の構成に加えて、前記媒体情報を入力する入力手段と、前記媒体情報取得手段により前記媒体情報が取得できない場合には、前記入力手段を作動させることを特徴とする構成となっている。
また、請求項23に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項16乃至請求項22のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記印刷装置から送信された前記媒体情報を受信する編集装置側媒体情報受信手段と、前記装置側媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報の各被印刷媒体の個別媒体情報が、前記印刷装置側媒体情報受信手段が受信した前記媒体情報に存在するか否かを判断する第2個別媒体情報判断手段と、当該第2個別媒体情報判断手段により存在しないと判断された個別媒体情報が存在した場合に、前記編集装置側媒体情報送信手段により当該個別媒体情報又は全ての前記媒体情報のいずれかを送信する個別媒体情報送信制御手段とを備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項24に係る発明の印刷装置では、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶する媒体情報記憶手段と、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出する被印刷媒体検出手段と、当該被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の前記媒体情報が前記媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する検出媒体判断手段と、前記媒体情報を入力する入力手段と、当該入力手段により入力された媒体情報である入力媒体情報を前記媒体情報記憶手段に記憶する入力媒体情報記憶制御手段と、前記検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、前記入力手段を作動させる第3入力制御手段とを備えている。
また、請求項25に係る発明の印刷装置では、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶する媒体情報記憶手段と、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出する被印刷媒体検出手段と、当該被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の前記媒体情報が前記媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する検出媒体判断手段と、前記媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、当該接続情報記憶手段に記憶されている前記接続情報を用いて前記サーバに接続する接続手段と、当該接続手段により前記サーバに接続し、前記媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、前記検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、前記媒体情報取得手段により前記不足媒体情報を前記サーバから取得する不足媒体情報取得制御手段とを備えている。
また、請求項26に係る発明の印刷装置では、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶する媒体情報記憶手段と、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出する被印刷媒体検出手段と、当該被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の前記媒体情報が前記媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断する検出媒体判断手段と、前記媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、当該接続情報記憶手段に記憶されている前記接続情報を用いて前記サーバに接続する接続手段と、当該接続手段により前記サーバに接続し、前記媒体情報を取得する媒体情報取得手段と、前記検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、前記媒体情報取得手段により全ての媒体情報を前記サーバから取得する全件媒体情報取得制御手段とを備えている。
また、請求項27に係る発明の印刷装置では、請求項25又は請求項26に記載の発明の構成に加えて、前記媒体情報を入力する入力手段と、前記媒体情報取得手段により前記媒体情報が取得できない場合には、前記入力手段を作動させる第4入力制御手段を備えたことを特徴とする構成となっている。
また、請求項28に係る発明の印刷装置では、請求項25乃至請求項27のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記媒体情報取得手段が前記サーバから取得した前記媒体情報の全てを前記媒体情報記憶手段に記憶させることを特徴とする構成となっている。
また、請求項29に係る発明の印刷装置では、請求項25乃至請求項27のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記媒体情報取得手段が前記サーバから取得した前記媒体情報のに含まれる各被印刷媒体の媒体情報である個別媒体情報が、前記媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報に存在するか否かを判断する第3個別媒体情報判断手段を備え、前記媒体情報記憶制御手段は、前記第3個別媒体情報判断手段が前記媒体情報記憶手段に記憶されている前記媒体情報に存在しないと判断された個別媒体情報のみを前記媒体情報記憶手段に追加して記憶させることを特徴とする構成となっている。
また、請求項1に係る発明の印刷システムでは、印刷データ編集装置の編集装置側媒体情報記憶手段は、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶し、編集装置側媒体情報送信手段は、編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報を印刷装置へ送信することができる。また、印刷装置の印刷装置側媒体情報記憶手段は、媒体情報を記憶し、印刷装置側媒体情報受信手段は、編集装置側媒体情報送信手段から送信された媒体情報を受信し、媒体情報記憶制御手段は、印刷装置側媒体情報受信手段が受信した媒体情報を印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させることができる。したがって、印刷装置は印刷データ編集装置から新しい被印刷媒体の媒体情報や変更された媒体情報を受取ることができるので、新しい被印刷媒体に印刷をすることができ、媒体情報のメンテナンスを行うことができる。
また、請求項2に係る発明の印刷システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、印刷装置の被印刷媒体検出手段は、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出し、検出媒体判断手段は、被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の媒体情報が印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、全件要求情報送信手段は、検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、全ての媒体情報を要求する全件要求情報を印刷データ編集装置へ送信することができる。また、印刷データ編集装置の全件要求情報受信手段は、全件要求情報送信手段から送信された全件要求情報を受信し、全件媒体情報送信制御手段は、全件要求情報受信手段が全件要求情報を受信した場合に、編集装置側媒体情報送信手段により編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報の全件を送信することができる。したがって、印刷装置に媒体情報がなくても、印刷データ編集装置から全件の媒体情報を取得することができるので、新しい被印刷媒体に印刷を行うことができる。また、全件の媒体情報を取得するので、印刷データ編集装置に記憶されているが、印刷装置には記憶されていない他の媒体情報も同時に取得することができる。
また、請求項3に係る発明の印刷システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加えて、印刷装置の被印刷媒体検出手段は、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出し、検出媒体判断手段は、被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の媒体情報が印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、不足要求情報送信手段は、検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、記憶されていない媒体情報である不足媒体情報を要求する不足要求情報を印刷データ編集装置へ送信することができる。また、印刷データ編集装置の不足要求情報受信手段は、不足要求情報送信手段から送信された不足要求情報を受信し、抽出手段は、不足要求情報受信手段が受信した不足要求情報で要求されている不足媒体情報を、編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報から抽出し、不足媒体情報送信制御手段は、編集装置側媒体情報送信手段により、抽出手段により抽出された媒体情報を印刷装置側媒体情報受信手段へ送信することができる。したがって、印刷装置に媒体情報がなくても、印刷データ編集装置からその媒体情報を取得することができる。また、印刷データ編集装置から取得するのは不足していた媒体情報のみなので、印刷データ編集装置との更新時間は最低限の時間でよい。
また、請求項4に係る発明の印刷システムでは、請求項3に記載の発明の効果に加えて、印刷データ編集装置の入力手段は媒体情報を入力し、入力媒体情報記憶制御手段は、入力手段により入力された媒体情報である入力媒体情報を編集装置側媒体情報記憶手段に記憶し、第1入力制御手段は、抽出手段により不足媒体情報が抽出されなかった場合に入力手段を作動させることができる。したがって、印刷データ編集装置にも不足した媒体情報がなかった場合においても、操作者がその情報を入力することができるので、不足した媒体情報が作成され、その被印刷媒体に印刷を行うことができる。
また、請求項5に係る発明の印刷システムでは、請求項3に記載の発明の効果に加えて、印刷データ編集装置の接続情報記憶手段は、媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶し、接続手段は、接続情報記憶手段に記憶されている接続情報を用いてサーバに接続し、媒体情報取得手段は、接続手段によりサーバに接続して媒体情報を取得し、不足媒体情報取得制御手段は、抽出手段により不足媒体情報が抽出されなかった場合に、媒体情報取得手段により不足媒体情報をサーバから取得することができる。したがって、印刷データ編集装置にも不足した媒体情報がなかった場合においても、印刷媒体提供会社や被印刷媒体提供会社がネットワーク上で媒体情報を提供しているサーバに接続することによって、不足した媒体情報を取得することができる。また、サーバから取得する媒体情報は不足していた媒体情報のみなので、サーバと印刷データ編集装置との接続時間は最低限の時間でよい。
また、請求項6に係る発明の印刷システムでは、請求項3に記載の発明の効果に加えて、印刷データ編集装置の接続情報記憶手段は、媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶し、接続手段は、接続情報記憶手段に記憶されている接続情報を用いてサーバに接続し、媒体情報取得手段は、接続手段によりサーバに接続して媒体情報を取得し、全件媒体情報取得制御手段は、抽出手段により不足媒体情報が抽出されなかった場合に、媒体情報取得手段により全ての媒体情報をサーバから取得することができる。したがって、印刷データ編集装置にも不足した媒体情報がなかった場合においても、印刷媒体提供会社や被印刷媒体提供会社がネットワーク上で媒体情報を提供しているサーバに接続することによって、不足した媒体情報を取得することができる。また、サーバから全件の媒体情報を取得することができるので、印刷データ編集装置に記憶されていない他の媒体情報も同時に取得することができる。
また、請求項7に係る発明の印刷システムでは、請求項5又は請求項6に記載の発明の効果に加えて、印刷データ編集装置の入力手段は媒体情報を入力し、第2入力制御手段は、媒体情報取得手段により媒体情報が取得できない場合には、入力手段を作動させることができる。したがって、サーバに媒体情報がなかった場合や、サーバに接続できない場合においても、操作者がその情報を入力することができるので、不足した媒体情報が作成され、その被印刷媒体に印刷をおこなうことができる。
また、請求項8に係る発明の印刷システムでは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、印刷装置の媒体情報記憶制御手段は、印刷装置側媒体情報受信手段が編集装置側媒体情報送信手段から送信された媒体情報を受信した場合に、受信した媒体情報の全てを印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させることができる。したがって、受信した媒体情報をそのまま記憶できる。
また、請求項9に係る発明の印刷システムでは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、印刷装置の第1個別媒体情報判断手段は、印刷装置側媒体情報受信手段が編集装置側媒体情報送信手段から送信された媒体情報を受信した場合に、印刷装置側媒体情報受信手段が受信した媒体情報に含まれる各被印刷媒体の媒体情報である個別媒体情報が、印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報に存在するか否かを判断することができる。また、媒体情報記憶制御手段は、第1個別媒体情報判断手段が印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報に存在しないと判断された個別媒体情報のみを印刷装置側媒体情報記憶手段に追加して記憶させることができる。したがって、印刷装置に記憶されていない、新しく記憶する必要がある媒体情報のみを記憶させることができる。
また、請求項10に係る発明の印刷システムでは、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、印刷装置の印刷装置側媒体情報送信手段は、印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報の全てを印刷データ編集装置に送信することができる。また、印刷データ編集装置の編集装置側媒体情報受信手段は、印刷装置側媒体情報送信手段から送信された媒体情報を受信し、第2個別媒体情報判断手段は、装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報に含まれる個別媒体情報が、印刷装置側媒体情報受信手段が受信した媒体情報に存在するか否かを判断し、個別媒体情報送信制御手段は、第2個別媒体情報判断手段により存在しないと判断された個別媒体情報が存在した場合に、編集装置側媒体情報送信手段により個別媒体情報又は全ての媒体情報のいずれかを送信することができる。したがって、印刷データ編集装置において、印刷装置にどの媒体情報が記憶されているかを認識することができるため、自身に記憶されている媒体情報と比較することにより、印刷装置において不足している媒体情報があるか否かを判断することができ、印刷装置に不足の媒体情報又は全件の媒体情報が送信されるので、印刷装置の媒体情報に不足の媒体情報を追加することができる。
また、請求項11に係る発明の印刷装置では、印刷装置側媒体情報記憶手段は、媒体情報を記憶し、印刷装置側媒体情報受信手段は、編集装置側媒体情報送信手段から送信された媒体情報を受信し、媒体情報記憶制御手段は、印刷装置側媒体情報受信手段が受信した媒体情報を印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させることができる。したがって、印刷データ編集装置から新しい被印刷媒体の媒体情報を受け取ったり、変更された媒体情報を受取ったりすることができるので、新しい被印刷媒体に印刷をすることができる。また、媒体情報のメンテナンスを行うことができる。
また、請求項12に係る発明の印刷装置では、請求項11に記載の発明の効果に加えて、被印刷媒体検出手段は、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出し、検出媒体判断手段は、被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の媒体情報が印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、全件要求情報送信手段は、検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、印刷データ編集装置に全ての媒体情報を要求する全件要求情報、又は、記憶されていない媒体情報である不足媒体情報を要求する不足要求情報を送信することができる。したがって、印刷装置に媒体情報がなくても、不足した媒体情報又は印刷データ編集装置に記憶されている全ての媒体情報を印刷データ編集装置へ要求することができ、それにより印刷データ編集装置から送信されてくる媒体情報を取得することができる。
また、請求項13に係る発明の印刷装置では、請求項11又は請求項12に記載の発明の効果に加えて、印刷装置側媒体情報受信手段が印刷データ編集装置から送信された媒体情報を受信した場合に、媒体情報記憶制御手段は、受信した媒体情報の全てを印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶させることができる。したがって、受信した媒体情報をそのまま記憶できる。
また、請求項14に係る発明の印刷装置では、請求項11又は請求項12に記載の発明の効果に加えて、第1個別媒体情報判断手段は、印刷装置側媒体情報受信手段が印刷データ編集装置から送信された媒体情報を受信した場合に、印刷装置側媒体情報受信手段が受信した媒体情報の各被印刷媒体の個別媒体情報が、印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報に存在するか否かを判断することができる。また、媒体情報記憶制御手段は、第1個別媒体情報判断手段が印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報に存在しないと判断された個別媒体情報のみを印刷装置側媒体情報記憶手段に追加して記憶させることができる。したがって、印刷装置に記憶されていない、新しく記憶する必要がある媒体情報のみを記憶させることができる。
また、請求項15に係る発明の印刷装置では、請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の発明の効果に加えて、印刷装置側媒体情報送信手段は、印刷装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報の全てを印刷データ編集装置に送信することができる。したがって、印刷データ編集装置において、印刷装置にどの媒体情報が記憶されているかを認識することができるため、自身に記憶されている媒体情報と比較することにより、印刷装置において不足している媒体情報があるか否かを判断することができ、印刷装置に不足の媒体情報又は全件の媒体情報が送信されるので、印刷装置の媒体情報に不足の媒体情報を追加することができる。
また、請求項16に係る発明の印刷データ編集装置では、編集装置側媒体情報記憶手段は、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶し、編集装置側媒体情報送信手段は、編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報を印刷装置へ送信することができる。したがって、印刷データ編集装置に記憶されている媒体情報を印刷装置へ反映させることができる。
また、請求項17に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項16に記載の発明の効果に加えて、全件要求情報受信手段は、印刷装置から送信された全ての媒体情報を要求する全件要求情報を受信し、全件媒体情報送信制御手段は、全件要求情報受信手段が全件要求情報を受信した場合に、編集装置側媒体情報送信手段により編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報の全件を送信することができる。
また、請求項18に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項16に記載の発明の効果に加えて、不足要求情報受信手段は、不足要求情報送信手段から送信された、印刷装置に記憶されていない媒体情報である不足媒体情報を要求する不足要求情報を受信し、抽出手段は、不足要求情報受信手段が受信した不足要求情報で要求されている不足媒体情報を、編集装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報から抽出し、不足媒体情報送信制御手段は、編集装置側媒体情報送信手段により、抽出手段により抽出された媒体情報を印刷装置側媒体情報受信手段へ送信することができる。
また、請求項19に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項18に記載の発明の効果に加えて、入力手段は媒体情報を入力し、入力媒体情報記憶制御手段は、入力手段により入力された媒体情報である入力媒体情報を編集装置側媒体情報記憶手段に記憶し、第1入力制御手段は、抽出手段により不足媒体情報が抽出されなかった場合に入力手段を作動させることができる。したがって、要求された媒体情報が記憶されていなかった場合においても、操作者に媒体情報を入力させることができるので、要求された媒体情報を作成することができる。
また、請求項20に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項18に記載の発明の効果に加えて、接続情報記憶手段は、媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶し、接続手段は、接続情報記憶手段に記憶されている接続情報を用いてサーバに接続し、媒体情報取得手段は、接続手段によりサーバに接続して媒体情報を取得し、不足媒体情報取得制御手段は、抽出手段により不足媒体情報が抽出されなかった場合に媒体情報取得手段により不足媒体情報をサーバから取得することができる。したがって、要求された媒体情報が記憶されていなかった場合においても、印刷媒体提供会社や被印刷媒体提供会社がネットワーク上で媒体情報を提供しているサーバに接続することによって、サーバに要求された媒体情報が記憶されていれば、要求された媒体情報を取得することができる。
また、請求項21に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項18に記載の発明の効果に加えて、接続情報記憶手段は、媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶し、接続手段は、接続情報記憶手段に記憶されている接続情報を用いてサーバに接続し、媒体情報取得手段は、接続手段によりサーバに接続して媒体情報を取得し、全件媒体情報取得制御手段は、抽出手段により不足媒体情報が抽出されなかった場合に媒体情報取得手段により全ての媒体情報をサーバから取得することができる。したがって、要求された媒体情報が記憶されていなかった場合においても、印刷媒体提供会社や被印刷媒体提供会社がネットワーク上で媒体情報を提供しているサーバに接続することによって、サーバに記憶されている全件の媒体情報を取得することができるので、その中に要求された媒体情報が存在すれば、要求された媒体情報を取得することができる。
また、請求項22に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項20又は請求項21に記載の発明の効果に加えて、入力手段は媒体情報を入力することができ、媒体情報取得手段により媒体情報が取得できない場合には、入力手段を作動させることができる。したがって、サーバに媒体情報がなかった場合や、サーバに接続できない場合においても、操作者がその情報を入力することができるので、不足した媒体情報を作成することができる。
また、請求項23に係る発明の印刷データ編集装置では、請求項16乃至請求項22のいずれかに記載の発明の効果に加えて、編集装置側媒体情報受信手段は、印刷装置から送信された媒体情報を受信し、第2個別媒体情報判断手段は、装置側媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報の各被印刷媒体の個別媒体情報が、印刷装置側媒体情報受信手段が受信した媒体情報に存在するか否かを判断し、個別媒体情報送信制御手段は、第2個別媒体情報判断手段により存在しないと判断された個別媒体情報が存在した場合に、編集装置側媒体情報送信手段により個別媒体情報又は全ての媒体情報のいずれかを送信することができる。したがって、印刷装置にどの媒体情報が記憶されているかを認識することができるため、自身に記憶されている媒体情報と比較することにより、印刷装置において不足している媒体情報があるか否かを判断することができ、印刷装置に不足の媒体情報又は全件の媒体情報を送信して、印刷装置の媒体情報に不足の媒体情報を追加することができる。
また、請求項24に係る発明の印刷装置では、媒体情報記憶手段は、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶し、被印刷媒体検出手段は、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出し、検出媒体判断手段は、被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の媒体情報が媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、入力手段は媒体情報を入力し、入力媒体情報記憶制御手段は、入力手段により入力された媒体情報である入力媒体情報を媒体情報記憶手段に記憶し、第3入力制御手段は、検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、入力手段を作動させることができる。したがって、操作者にその被印刷媒体の情報を入力させることにより、媒体情報を作成することができるので、その被印刷媒体に印刷を行うことができる。
また、請求項25に係る発明の印刷装置では、媒体情報記憶手段は、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶し、被印刷媒体検出手段は、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出し、検出媒体判断手段は、被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の媒体情報が媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、接続情報記憶手段は、媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶し、接続手段は、接続情報記憶手段に記憶されている接続情報を用いてサーバに接続し、媒体情報取得手段は、接続手段によりサーバに接続して媒体情報を取得し、検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、媒体情報取得手段により不足媒体情報をサーバから取得する不足媒体情報取得制御手段とことができる。したがって、印刷媒体提供会社や被印刷媒体提供会社がネットワーク上で媒体情報を提供しているサーバに接続することによって、サーバに記憶されているその被印刷媒体の媒体情報を取得することができる。また、サーバから取得する媒体情報は不足していた媒体情報のみなので、サーバと印刷装置との接続時間は最低限の時間でよい。
また、請求項26に係る発明の印刷装置では、媒体情報記憶手段は、印刷装置で印刷される被印刷媒体に関する媒体情報を記憶し、被印刷媒体検出手段は、印刷装置に装着された被印刷媒体の種類を検出し、検出媒体判断手段は、被印刷媒体検出手段により検出された種類の被印刷媒体の媒体情報が媒体情報記憶手段に記憶されているか否かを判断し、接続情報記憶手段は、媒体情報を提供するサーバに接続するための接続情報を記憶し、接続手段は、接続情報記憶手段に記憶されている接続情報を用いてサーバに接続し、媒体情報取得手段は、接続手段によりサーバに接続して媒体情報を取得し、全件媒体情報取得制御手段は、検出媒体判断手段により記憶されていないと判断された場合に、媒体情報取得手段により全ての媒体情報をサーバから取得することができる。したがって、印刷媒体提供会社や被印刷媒体提供会社がネットワーク上で媒体情報を提供しているサーバに接続することによって、サーバに記憶されている全件の媒体情報を取得することができるので、サーバに不足していた媒体情報が記憶されていれば、その媒体情報を取得することができる。また、全件の媒体情報を取得するので、サーバに記憶されているが、印刷装置には記憶されていない他の媒体情報も同時に取得することができる。
また、請求項27に係る発明の印刷装置では、請求項25又は請求項26に記載の発明の効果に加えて、入力手段は媒体情報を入力し、第4入力制御手段は、媒体情報取得手段により媒体情報が取得できない場合には、入力手段を作動させることができる。したがって、サーバに媒体情報がなかった場合や、サーバに接続できない場合においても、操作者がその情報を入力することができるので、不足した媒体情報が作成され、その被印刷媒体に印刷をおこなうことができる。
また、請求項28に係る発明の印刷装置では、請求項25乃至請求項27のいずれかに記載の発明の効果に加えて、媒体情報記憶手段は、媒体情報取得手段がサーバから取得した媒体情報の全てを記憶することができる。したがって、受信した媒体情報をそのまま記憶できる。
また、請求項29に係る発明の印刷装置では、請求項25乃至請求項27のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第3個別媒体情報判断手段は、媒体情報取得手段がサーバから取得した媒体情報のに含まれる各被印刷媒体の媒体情報である個別媒体情報が、媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報に存在するか否かを判断することができる。また、媒体情報記憶制御手段は、第3個別媒体情報判断手段が媒体情報記憶手段に記憶されている媒体情報に存在しないと判断された個別媒体情報のみを媒体情報記憶手段に追加して記憶させることができる。したがって、印刷装置に記憶されていない、新しく記憶する必要がある媒体情報のみを記憶させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、第1の実施の形態及び第2の実施の形態を例に挙げて、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態の印刷システム401のシステム構成図である。本第1の実施の形態では、本発明に係る「印刷データ編集装置」として印刷装置1を接続したパーソナルコンピュータ200を例に挙げて説明する。図1に示すように、印刷装置1はパーソナルコンピュータ200に接続しており、パーソナルコンピュータ200はインターネット350を介してサーバ300に接続している。本第1の実施の形態では、パーソナルコンピュータ200で作成された印刷データが印刷装置1で印刷される。また、サーバ300は印刷装置1の製造会社が印刷装置1で印刷されるテープの情報を提供しているサーバである。
次に、第1の実施の形態に係る印刷装置1について、図2乃至図6を参照して説明する。図2は、印刷装置1のカバー5を開放した斜視図であり、図3は、印刷装置1で印刷されるロール紙ユニット70の斜視図であり、図4は、印刷装置1の断面図である。そして、図5は、印刷装置1の電気的構成を示すブロック図であり、図6は、RAM56の記憶エリアを示す模式図である。
図2に示すように、印刷装置1は下部筐体2にカバー5が回動可能に軸支されており、下部筐体2の内部にテープ71が装着されたロール紙ユニット70をセットするロール紙ユニットセット機構4及び印刷機構20が設けられている。したがって、カバー5を開放するとロール紙ユニット70を交換することができる。詳細には、ロール紙ユニットセット機構4は下部筐体2の内部奥に、印刷機構20は内部手前に設けられており、下部筐体2の上面手前にはテープ排出口8が設けられ、テープ排出口7の手前にはテープ受6が立設されている。また、ロール紙ユニットセット機構4において、下部筐体2の右側面には、V字型のユニット支え3が設けられている。ロール紙ユニットセット機構4にセットされたロール紙ユニット70に装着されているテープ71は印刷機構20で印刷され、テープ排出口7から排出される。また、下部筐体2の上面手前部分には、エラーランプ59、各種ランプ、各種操作ボタンが設けられている。
また、印刷機構20には、サーマルヘッド(図示外)及びプラテンローラ(図示外)が設けられており、プラテンローラとサーマルヘッドとによって挟持された状態でテープ71が搬送されつつ、サーマルヘッドにおける発熱素子に選択的且つ間欠的に通電されることにより、テープ表面の所定領域に所望の画像が形成される。
次に、図3及び図4を参照して、ロール紙ユニット70について説明する。このロール紙ユニット70は、ロール軸72に巻回されたテープ71が、第1挟持部材31及び第2挟持部材32で挟持されている。第1挟持部材31は、ロール軸72の内部にぴったり挿入されテープ71を保持するための略円柱の部材である軸受部73と、テープ71のロールが崩れないように支える板状の部材であるガイド33とから構成されている。また、第2挟持部材32は、テープ71のロールが崩れないように支える板状の部材であるガイド34と、ロール軸72の内部にぴったり挿入されテープ71を保持するための略円柱の部材である軸受部74と、ロール紙ユニットセット機構4のユニット支え3の凹部に挿入され嵌合される凸部36と、下部筐体2に固定するための係止爪35が設けられている。
また、第2挟持部材32には、ガイド33にはテープ方向に向かって媒体種類表示部60が立設されている。この媒体種類表示部60は略長方形の板であり、被印刷媒体の種類を表示するための識別穴61が開けられている。図3に示す例では、テープ71の巻き方向に対して4個、テープの幅方向に対して2個、合計8個の識別穴61を設けることが可能である。また、図4に示すように、下部筐体2の底面9には、ロール紙ユニット70をセットした際に、媒体種類表示部60と対面する位置に、テープ71の巻き方向に対して4個、テープの幅方向に対して2個、合計8個の押下型のユニット検出スイッチ58が設けられている。そして、ロール紙ユニット70をロール紙ユニットセット機構4にセットすると、識別穴61が設けられている位置のユニット検出スイッチ58は識別穴61に嵌合し、識別穴61が設けられていない位置のユニット検出スイッチ58は押下される。
この識別穴61は媒体の種類により設けられる位置が異なっており、媒体種類を示す識別情報となっている。識別穴61は8個設けることができるので、28種類、即ち256種類の媒体種類を表示することができる。尚、図3に示す例では、外側に識別穴611,612,613,614の4個、内側の図2における奥側に識別穴615の1個の識別穴が設けられている。
次に、図5乃至図6を参照して、印刷装置1の電気的構成について説明する。図5に示すように、制御部40は、印刷装置1の各機器を制御するCPU52と、このCPU52にデータバス51を介して接続された入出力インターフェース50、ROM55、RAM56とから構成されている。
入出力インターフェース50には、サーマルヘッド13を駆動させるための駆動回路48と、テープカッタ17を動作させるためのテープカッタ駆動モータ41を駆動させるための駆動回路42と、テープ送りモータ47を駆動させるための駆動回路49と、パーソナルコンピュータ200に接続するためのUSBポート25とが各々接続されている。また、セットされているロール紙ユニットの種類を検出するためのユニット検出スイッチ58、エラーランプ59が接続されている。そして、USBポート25にはUSBケーブルが接続され、パーソナルコンピュータ200に接続している。
ROM55には、印刷データ記憶エリア561(図6参照)のデータを読み出してサーマルヘッド13やテープ送りモータ47を駆動する印刷駆動制御プログラム、サーマルヘッド13を駆動する印刷エネルギーを決定するためのデューティ比を定めたパラメータテーブル等が格納されている。また、RAM56にはパーソナルコンピュータ200から送信された印刷データ等が格納される。また、電源部57は各駆動回路42、48、49及び制御部40に接続し、電力を供給している。
次に、図6を参照して印刷装置1のRAM56の記憶エリアについて説明する。図6に示すように、RAM56には、印刷データを記憶するための印刷データ記憶エリア561、パーソナルコンピュータ200から送信された媒体情報を記憶する受信媒体情報記憶エリア562、セットされているロール紙ユニット70のセンサ値を記憶するセンサ値記憶エリア563、ロール紙ユニット70の媒体情報を記憶する媒体情報記憶エリア564、プログラムの実行中の一時的なデータを記憶するプログラム実行時情報記憶エリア565等が設けられている。さらに、RAM56には図示外の各種記憶エリアが設けられている。
次に、図7乃至図9を参照してパーソナルコンピュータ200について説明する。図7は、パーソナルコンピュータ200の電気的構成を示すブロック図である。図8は、パーソナルコンピュータ200のハードディスク装置(以下、HDDと呼ぶ)250の記憶エリアを示す模式図であり、図9は、パーソナルコンピュータ200のRAM230の記憶エリアを示す模式図である。図7示すように、パーソナルコンピュータ200には、パーソナルコンピュータ200の制御を司るCPU210が設けられている。このCPU210には、バス290を介し、CPU210が実行するBIOS等のプログラムを記憶したROM220と、データを一時的に記憶するRAM230と、データの記憶媒体であるCD−ROM241を挿入し、データの読み込みを行うCD−ROMドライブ240と、データの記憶装置であるHDD250とが接続されている。
さらに、CPU210には、バス290を介して、印刷装置1を含めた外部機器との通信を行うためのUSBインターフェース260と、利用者に操作画面を表示するためのモニタ271の画面表示処理を行う表示制御部270と、利用者が操作の入力を行うキーボード281やマウス282が接続され、それらの入力の検知を行う入力検知部280と、インターネット350に接続するためのネットワークインターフェース265とが、接続されている。なお、パーソナルコンピュータ200には、図示外のフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、音声等の入出力部、各種インターフェースなどが設けられていてもよい。
なお、CD−ROM241には、印刷データ作成プログラムや、このプログラムの実行時に使用される設定やデータ等が記憶されており、導入時には、CD−ROM241からHDD250に設けられたプログラム記憶エリア251(図6参照)やプログラム関係情報記憶エリア252(図6参照)に記憶されるようになっている。尚、パーソナルコンピュータ200の印刷データ作成プログラム及びその使用データ等の取得方法はCD−ROM241によるものに限らず、フロッピー(登録商標)ディスクやMOといった他の記録媒体であっても限らず、また、パーソナルコンピュータ200をネットワークに接続させ、ネットワーク上の他の端末から取得してもよい。
次いで、図8を参照してパーソナルコンピュータ200のHDD250の記憶エリアについて説明する。図8に示すように、HDD250には、印刷データ作成プログラムを始めとするパーソナルコンピュータ200で実行される各種のプログラムを記憶するプログラム記憶エリア251、プログラムの実行に必要な設定や初期値、データ等の情報を記憶したプログラム関係情報記憶エリア252、ロール紙ユニット70の媒体情報を記憶する媒体情報記憶エリア253、サーバ300へ接続するための情報が記憶されているサーバ接続情報記憶エリア254等が設けられている。さらにHDD250には、図示外の各種記憶エリアが設けられている。
次いで、図9を参照してパーソナルコンピュータ200のRAM230の記憶エリアについて説明する。図9に示すように、RAM230には、印刷データを記憶するための印刷データ記憶エリア231、印刷装置1から送信され、受信した媒体情報を記憶する受信媒体情報記憶エリア232、サーバ300から取得した媒体情報を記憶する取得媒体情報記憶エリア233、印刷装置1へ追加する媒体情報を記憶する追加媒体情報記憶エリア234、ユーザが入力した媒体情報を記憶するユーザ入力情報記憶エリア235、プログラムの実行中の一時的なデータを記憶するプログラム実行時情報記憶エリア236等が設けられている。さらに、RAM230には図示外の各種記憶エリアが設けられている。
ここで、パーソナルコンピュータ200のHDD250の媒体情報記憶エリア253について説明する。図10は、媒体情報記憶エリア253の模式図である。図10に示すように、本実施の形態の媒体情報記憶エリア253には、ユニット名欄、テープ種類欄、テープ幅欄、テープ長欄、センサ値欄、更新日付欄が設けられており、ユニット名欄にはロール紙ユニット70の名称が記憶されており、テープ種類欄にはテープの種類(ラミネートテープ、ノンラミネートテープ、ダイカットラベル、用紙等の形状及び材質を特定する種類)が記憶されており、テープ幅欄にはロール紙ユニット70に装着されているテープの幅が記憶されており、テープ長欄にはロール紙ユニット70に装着されているテープのカット長が記憶されており、センサ値欄にはユニット検出スイッチ58で検出される各ロール紙ユニット70のセンサ値が16進数で記憶されており、更新日付欄にはその媒体情報が記憶された日付が記憶されている。
図10に示す例では、ユニット名「ラミネートテープ18*100」のテープ種類は「○○テープ」であり、テープ幅は「18」であり、テープ長は「100」であり、センサ値は「0X01」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ラミネートテープ24*130」のテープ種類は「○○テープ」であり、テープ幅は「24」であり、テープ長は「130」であり、センサ値は「0X03」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ノンラミネートテープ36*90」のテープ種類は「○○テープ」であり、テープ幅は「36」であり、テープ長は「90」であり、センサ値は「0X12」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ラミネートテープ6*30」のテープ種類は「××テープ」であり、テープ幅は「6」であり、テープ長は「30」であり、センサ値は「0X1A」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ノンラミネートテープ12*80」のテープ種類は「××テープ」であり、テープ幅は「12」であり、テープ長は「80」であり、センサ値は「0X04」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ラミネートテープ18*80」のテープ種類は「××テープ」であり、テープ幅は「18」であり、テープ長は「80」であり、センサ値は「0X12」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ダイカットラベル18*400」のテープ種類は「○○ラベル」であり、テープ幅は「18」であり、テープ長は「400」であり、センサ値は「0X0F」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ダイカットラベル18*600」のテープ種類は「○○ラベル」であり、テープ幅は「18」であり、テープ長は「600」であり、センサ値は「0X1B」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ペーパー30*90」のテープ種類は「**用紙」であり、テープ幅は「30」であり、テープ長は「90」であり、センサ値は「0X22」であり、更新日付は2004年2月25日である。また、ユニット名「ペーパー30*30」のテープ種類は「**用紙」であり、テープ幅は「30」であり、テープ長は「30」であり、センサ値は「0X23」であり、更新日付は2004年2月25日である。
尚、媒体情報として扱われる情報はこれらに限らず、サーマルヘッド13の発熱素子の印字エネルギーについての情報や、更新時刻等の他の情報が含まれて入れもよいことは言うまでもない。また、印刷装置1の媒体情報記憶エリア564、パーソナルコンピュータの追加媒体情報記憶エリア234についても、パーソナルコンピュータ200の媒体情報記憶エリア253と同様の構成となっている。
次に、パーソナルコンピュータ200のモニタ271に表示され、媒体情報を操作者が入力する新規ロール紙ユニット情報入力画面500について説明する。図11は、新規ロール紙ユニット情報入力画面500のイメージ図である。図11に示すように、新規ロール紙ユニット情報入力画面500には、「ロール紙ユニット情報を入力してください。」のメッセージ、名称入力欄、種類入力欄、テープ幅入力欄、テープ長入力欄、センサ値入力欄、OKボタン及びキャンセルボタンが設けられている。これらの入力欄に入力する値は、ロール紙ユニット70の販売パッケージや取扱説明書に記入されていたり、ロール紙ユニット70の販売会社のホームページで公開されていたりするものとする。図11に示す例では、名称入力欄には「新ユニット1」が入力されており、種類入力欄には「○○ユニット」が入力されており、テープ幅入力欄には「30」が入力されており、テープ長入力欄には「60」が入力されており、センサ値入力欄には「0X25」が入力されている。
本第1の実施の形態の印刷装置1では、RAM56の媒体情報記憶エリア564に、テープ幅やテープ長等のロール紙ユニット70に関する媒体情報が記憶されており、ユニット検出スイッチ58の検出結果により判断されるロール紙ユニット70を識別するためのセンサ値に基づいて、媒体情報を媒体情報記憶エリア564から読み出し、印刷開始位置やサーマルヘッド13の発熱素子への印字エネルギーが決定される。この媒体情報は、印刷装置1の製造時に製造会社から提供され、印刷装置1に記憶されている。よって、媒体情報記憶エリア564に媒体情報が登録されていないロール紙ユニット70のテープ71に印刷を行いたい場合には、正常な印刷を行うことができない。そこで、ユニット検出スイッチ58の検出信号により、新しいロール紙ユニット70がセットされていると判断された場合には、そのロール紙ユニット70の情報を取得する必要が生じる。
そこで、本第1の実施の形態の印刷装置1では、新しいロール紙ユニット70が検出された場合に、不足要求情報をパーソナルコンピュータ200へ送信し、パーソナルコンピュータ200から新しいロール紙ユニット70の媒体情報(不足媒体情報)を送信するように要求する。そして、パーソナルコンピュータ200では、媒体情報記憶エリア253に要求された媒体情報(不足媒体情報)が記憶されていれば、その媒体情報を印刷装置1へ送信する。また、不足媒体情報がなければ、サーバ300に接続してサーバ300で提供されている最新の媒体情報を全て取得し、その中に不足媒体情報があれば、印刷装置1へ送信する。また、サーバ300に接続できない状況や、サーバ300から取得した最新の全媒体情報(取得媒体情報)の中に不足媒体情報がなかった場合には、操作者に媒体情報を入力させる。
ここで、図12乃至図14のフローチャートを参照して印刷装置1の処理について説明する。図12は印刷装置1のメイン処理のフローチャートであり、図13はメイン処理の中で行われる印刷処理のフローチャートであり、図14はメイン処理の中で行われる媒体情報取得処理のフローチャートである。
図12に示すメイン処理は、印刷装置1に電源が投入されると開始される。そして、RAM56のデータエリアの初期化や印刷機構20の動作確認等のイニシャル処理が行われる(S1)。そして、パーソナルコンピュータ200へ接続する接続処理が行われ(S2)、パーソナルコンピュータ200へ接続したら、媒体情報記憶エリア564に記憶されている全ての媒体情報がパーソナルコンピュータ200へ送信される(S3)。そして、ユニット検出スイッチ58の信号が検出される(S4)。そこで、検出された信号が示しているロール紙ユニット70のセンサ値が、センサ値記憶エリア563に記憶されている以前検出されたセンサ値と同じであるか否かにより、ロール紙ユニット70が新たにセットされたか否かの判断が行われる(S5)。ここで、印刷装置1の起動時にはS1において、センサ値記憶エリア563の値も初期化されているので、同じであるとは判断されず(S5:NO)、検出されたセンサ値がセンサ値記憶エリア563に記憶される(S6)。そして、そのロール紙ユニット70が新しい媒体であるか否かの判断が行われる(S7)。この判断は、媒体情報記憶エリア564のセンサ値欄にそのセンサ値が記憶されており、媒体情報が登録されているか否かにより行われ、登録されている場合には、新しい媒体でないので(S7:NO)、何もせずにS10へ進む。
また、検出されたセンサ値が媒体情報記憶エリア564のセンサ値欄に記憶されてない場合には、新しいロール紙ユニット70であると判断されて(S7:YES)、パーソナルコンピュータ200へ不足要求情報が送信される(S8)。尚、印刷装置1の起動時にロール紙ユニット70がセットされていない場合には、どのユニット検出スイッチ58も押下されていないので、センサ値記憶エリア563の初期化値「0000」と同様の値を取る。そこで、この場合には、センサ値記憶エリア563に記憶されているセンサ値と同じであると判断されて(S5:YES)、何もせずにS10へ進む。
そして、パーソナルコンピュータ200から印刷データを受信したか否かの判断が行われ(S10)、印刷データを受信していれば(S10:YES)、印刷処理が行われる(S11、図13参照)。また、印刷データを受信していなければ(S10:NO)、パーソナルコンピュータ200から媒体情報を受信したか否かの判断が行われ(S12)、媒体情報を受信していれば(S12:YES)、媒体情報取得処理が行われる(S13、図14参照)。また、媒体情報を受信していなければ(S12:NO)、パーソナルコンピュータ200から取得エラー情報を受信したか否かの判断が行われ(S14)、取得エラー情報を受信していれば(S14:YES)、要求した媒体情報をパーソナルコンピュータ200から取得できなかった旨を報知するためにエラーランプ59が点灯され、取得エラーが表示される(S15)。また、取得エラー情報も受信しなかった場合には(S14:NO)、その他の処理が行われる(S16)。
そして、S4へ戻り、再びユニット検出スイッチ58の信号が検出される(S4)。ここで検出された信号が示しているロール紙ユニット70のセンサ値が、センサ値記憶エリア563に記憶されている以前検出されたセンサ値と同じである場合には(S5:YES)、既に新しいロール紙ユニット70であるか否かの判断とそれに対する処理(S6〜S8)は行われているので、何もせずにS10へ進み、パーソナルコンピュータ200からのデータ受信に対する処理(S10〜S15)や、その他の処理(S16)が行われる。そして、S4へ戻り、繰り返しこれらの処理(S4〜S16)が行われる。
ここで、図13のフローチャートを参照して、パーソナルコンピュータ200から送信された印刷データを印刷する印刷処理(S10:YES,S11)について説明する。まず、受信した印刷データで指定されているロール紙ユニット70のセンサ値がセットされているロール紙ユニット70のセンサ値であるか否かの判断が行われる(S21)。印刷データに含まれているセンサ値がセンサ値記憶エリア563に記憶されているセンサ値であれば(S21:YES)、正常に印刷を行うことができるので、印刷開始情報がパーソナルコンピュータ200へ送信され(S22)、印刷が実行される(S23)。そして、印刷が終了したら、印刷終了情報がパーソナルコンピュータ200へ送信され(S24)、印刷処理は終了する。尚、印刷開始情報及び印刷終了情報は、パーソナルコンピュータ200において「印刷実行中画面」の表示制御を行うためのものである。
また、受信した印刷データで指定されているロール紙ユニット70のセンサ値がセットされているロール紙ユニット70のセンサ値でなければ(S21:NO)、正常な印刷を行うことができないので、印刷エラー情報がパーソナルコンピュータ200へ送信され(S25)、印刷は行われずに印刷処理は終了する。
ここで、図14のフローチャートを参照して、媒体情報をパーソナルコンピュータ200から受信した際に行われる媒体情報取得処理(S12:YES,S13)について説明する。パーソナルコンピュータ200から送信される媒体情報は、パーソナルコンピュータ200の媒体情報記憶エリア253に記憶されている全件の媒体情報が送信される場合と、1件の媒体情報のみが送信される場合とがある。
前者は、パーソナルコンピュータ200が印刷データを送信する前に送信される(図18、S161参照)。これは、新しいロール紙ユニット70がセットされた際に、媒体情報が取得できなかった場合に対処するためのものである。媒体情報が取得できなかった場合とは、パーソナルコンピュータ200において、不足要求情報受信時に媒体情報記憶エリア253にその媒体情報が記憶されておらず、サーバ300への接続もできず、操作者による入力も行われなかった場合である。例えば、パーソナルコンピュータ200がインターネット350に接続する環境がなかった場合やサーバ300がダウンしていたりメンテナンス中であったりした場合にはサーバ300へ接続できない。そして、操作者による入力が行われなかった場合は、操作者が入力すべき値をその時点で知らなかった場合や誤って入力を中止してしまった場合が考えられる。そして、その後、サーバ300に接続して媒体情報を取得したり、ユーザによる入力が行われた場合には、新しいロール紙ユニット70検出時にはパーソナルコンピュータ200が媒体情報を取得できなかったが、印刷時にはその媒体情報を有していることになる。そこで、印刷データ送信時に媒体情報記憶エリア253に記憶されている全件の媒体情報が印刷装置1へ送信される。
また、後者は、印刷装置1がパーソナルコンピュータ200へ要求した不足媒体情報が送信される場合や、さらに、印刷装置1が起動時に媒体情報記憶エリア564に記憶されている全件の媒体情報を送信した際に(図12、S3参照)、パーソナルコンピュータ200の媒体情報記憶エリア253には記憶されているが、その全件の媒体情報には記憶されていない媒体情報が存在し、印刷装置1へ追加するためにその媒体情報が送信される場合である。
そこで、まず受信した媒体情報が全件の媒体情報であるか否かの判断が行われ(S31)、全件の媒体情報であれば(S31:YES)、媒体情報記憶エリア564に記憶されている媒体情報が受信した全件の媒体情報に全件書き替えられる(上書き)(S32)。また、全件の媒体情報でなければ(S31:NO)、1件の媒体情報なので、媒体情報記憶エリア564にその情報が既に登録されているか否かが確認され(S33)、既に登録されていれば(S33:YES)、何もしないが、登録されていなければ(S33:NO)、媒体情報記憶エリア564へ受信した1件の媒体情報が追加記憶される(S34)。尚、S33の判断は、登録内容も比較され、センサ値は記憶されていても、中身が異なる場合には受信した情報に書き替えられる。そして、媒体情報取得処理は終了する。
次に、図15乃至図18のフローチャートを参照して、パーソナルコンピュータ200の処理について説明する。図15はパーソナルコンピュータ200のメイン処理のフローチャートであり、図16はメイン処理の中で行われる全件チェック処理のフローチャートであり、図17はメイン処理の中で行われる不足要求処理のフローチャートであり、図18はメイン処理の中で行われる印刷処理のフローチャートである。
図15に示すメイン処理は、印刷装置1から接続された際に開始される。そして、キーボード281やマウス282からのユーザ入力が行われたか否かの判断が成される(S101)。ユーザ入力が行われていなければ(S101:NO)、印刷装置1から不足要求情報を受信したか否かの判断が行われ(S110)、不足要求情報を受信していなければ(S110:NO)、全件の媒体情報を受信したか否かの判断が行われる(S112)。全件の媒体情報も受信していなければ(S112:NO)、OSのその他の処理が行われ(S114)、S101へ戻る。そして、ユーザ入力、不足要求情報の受信、又は、全件の媒体情報の受信が行われるまで(S101:YES、S110:YES、S112:YES)、S101,S110,S112,S114の処理が繰り返し行われる。
そして、ユーザ入力が行われたら(S101:YES)、印刷装置1で印刷する印刷データを編集するアプリケーションが起動しているか否かの判断が行われる(S102)。そして、アプリケーションが起動していなければ(S102:NO)、アプリケーションが起動され(S103)、印刷データ編集のための画面であるエディタ(図示外)がモニタ271に表示される(S104)。そして、S105へ進むが、印刷指示はされていないので(S105:NO)、その他のアプリケーショーン固有の処理が行われ(S106)、S101へ戻る。
そして、S101,S110,S112,S114の処理が繰り返し行われる中でユーザ入力を受け付けたら(S101:YES)、アプリケーションは起動しているので(S102:YES)、入力がこのアプリケーションに対する操作であるか否かの判断が行われ(S107)、このアプリケーションに対する操作でなければ(S107:NO)、その操作に対応する他の処理が行われ(S109)、S101へ戻る。また、このアプリケーションに対する処理であれば(S107:YES)、その操作が印刷指示であったか否かの判断が行われる(S105)。そして、印刷指示であれば(S105:YES)、印刷装置1へ印刷データを送信して印刷を実行させる印刷処理が行われ(S108、図18参照)、S101へ戻る。また、印刷指示出なければ(S105:NO)、その指示に対する処理が行われて(S106)、S101へ戻る。
また、不足要求情報を受信した場合には(S101:NO,S110:YES)、印刷装置1から要求された媒体情報を印刷装置1へ送信する不足要求処理が行われ(S111、図17)、S101へ戻る。また、全件の媒体情報を受信した場合には(S101:NO,S110:NO,S112:YES)、受信した全件媒体情報に含まれず、媒体情報記憶エリア253には記憶されている媒体情報を印刷装置1へ送信する全件チェック処理が行われる(S113、図16)。そして、S101へ戻る。このメイン処理ではこれらの処理が繰り返し実施されている。
ここで、図16を参照して、全件チェック処理について説明する。印刷装置1は、起動時に媒体情報記憶エリア564に記憶されている全件の媒体情報を送信してくる(図12、S3参照)。そこで、送信されてきた全件の媒体情報に含まれず、媒体情報記憶エリア253に含まれている媒体情報を印刷装置1の媒体情報記憶エリア564に追加するため、受信した全件の媒体情報と媒体情報記憶エリア253に記憶されている媒体情報を比較する。
まず、媒体情報記憶エリア253に記憶されている媒体情報が1件読み出される(S131)。そして、読み出した媒体情報(読出媒体情報)のセンサ値の媒体情報が受信した媒体情報(受信時に受信媒体情報記憶エリア232に記憶された受信媒体情報)にあるか否かの判断が行われ(S132)、なければ(S132:NO)、追加媒体情報記憶エリア234に読出媒体情報が記憶される(S134)。また、受信媒体情報にあれば(S132:YES)、媒体情報の各項目の内容が一致しているか否かの判断が行われる(S133)。一致していなければ(S133:NO)、そのセンサ値の媒体情報に変更があったということなので、追加媒体情報記憶エリア234に読出媒体情報が記憶される(S134)。また、内容も一致していれば(S133:YES)、その媒体情報を印刷装置1へ送信する必要はないので何もしない。
そして、媒体情報記憶エリア564の全ての媒体情報の処理が行われたか否かの判断がなされ(S135)、全ての媒体情報の処理が終了していなければ(S135:NO)、S131へ戻り、次の媒体情報が1件読み出され(S131)、受信媒体情報との比較処理が行われる(S132〜S134)。そして、S131〜S134の処理が繰り返され、全ての媒体情報の処理が終了したら(S135:YES)、追加媒体情報記憶エリア234に追加媒体情報が記憶されており、未登録の媒体情報があったか否かの判断が行われ(S136)、未登録の媒体情報があれば(S136:YES)、媒体情報が1件ずつ印刷装置1へ送信され(S137)、全ての追加媒体情報の送信が終了したら、全件チェック処理は終了する。また、未登録の媒体情報がなければ(S136:NO)、何もせずに全件チェック処理は終了する。
次に、図17を参照して、不足要求処理について説明する。印刷装置1は、新しいロール紙ユニット70がセットされたことを検出した際に、そのロール紙ユニット70の媒体情報の送信をパーソナルコンピュータ200へ要求してくる(図12、S8参照)。そこで、不足媒体情報を印刷装置1へ送信する。また、送信できない場合には取得エラー情報を送信する。
まず、不足媒体情報が媒体情報記憶エリア253に記憶されているか否かの判断が行われる(S141)。媒体情報記憶エリア253に記憶されていれば(S141:YES)、その情報を印刷装置1へ送信するので、追加媒体情報記憶エリア234へ媒体情報が記憶され(S142)、印刷装置1へ追加媒体情報記憶エリア234に記憶されている媒体情報が送信される(S158)。そして、不足要求処理は終了する。
また、媒体情報記憶エリア253に記憶されていなければ(141:NO)、サーバ300から不足媒体情報を取得する必要がある。そこで、インターネット350に接続できる設定が成されているか否かの判断が行われ(S143)、設定が成されていれば(S143:YES)、サーバ接続情報記憶エリア254に記憶されている情報に基づいてサーバ300への接続処理が行われる(S144)。そして、サーバ300に接続できたら(S145:YES)、サーバ300へ全件の媒体情報を要求する信号が送信される(S146)。そして、サーバ300から媒体情報が取得できたら(S147:YES)、取得媒体情報が媒体情報記憶エリア253に書き替えられる(上書き)(S148)。そして、媒体情報記憶エリア253に不足媒体情報があるか否かの判断が行われ(S149)、不足媒体情報があれば(S149:YES)、不足媒体情報を取得できているので、追加媒体情報記憶エリア234に記憶されて(S150)、印刷装置1へ送信される(S158)。そして、不足要求処理は終了する。
また、インターネット350に接続できる設定が成されていなかったり(S143:NO)、サーバ300に接続できなかったり(S145:NO)、サーバ300から媒体情報を取得できなかったり(S147:NO)、取得媒体情報に不足媒体情報が含まれていなかったりした場合には(S149:NO)、媒体情報記憶エリア253に不足媒体情報は記憶されていないので、操作者に媒体情報の各項目を入力させるユーザ入力処理が行われる(S151〜S157)。そこで、まずモニタ271に新規ロール紙ユニット情報入力画面500が表示される(S151)。そして、新規ロール紙ユニット情報入力画面500の入力項目への入力受付処理が行われ(S152)、OKボタンもキャンセルボタンも選択されないうちは(S153:NO、S156:NO)、S152へ戻り、繰り返し入力受付処理及びOKボタン、キャンセルボタンの受付処理(S152,S153,S156)が行われる。OKボタンが選択されずに(S153:NO)、キャンセルボタンが選択されたら(S156:YES)、取得エラー情報が印刷装置1へ送信されて(S157)、不足要求処理は終了する。
OKボタンが選択されて(S153:YES)、媒体情報が媒体情報記憶エリア253に追加記憶されたら(S154)、追加媒体情報記憶エリア234にもその媒体情報が記憶され(S155)、追加媒体情報記憶エリア234に記憶されている媒体情報が印刷装置1へ送信される(S158)。そして、不足要求処理は終了する。
次に、図18を参照して、印刷処理について説明する。ここでは、まず媒体情報記憶エリア253に記憶されている媒体情報が全件印刷装置1へ送信され(S161)、印刷データが送信される(S162)。次いで、印刷装置1から印刷開始情報を受信した場合には(S163:YES)、印刷装置1で印刷中であることを示す印刷中画面(図示外)がモニタ271で表示され(S166)、S163へ戻る。また、印刷終了情報を受信した場合には(S163:NO,S164:YES)、印刷中画面を消去して(S167)、印刷処理は終了する。また、印刷エラー情報を受信した場合には(S163:NO,S164:NO,S165:YES)、印刷が正常に行えなかったことを示す印刷エラー画面がモニタ271に表示される(S168)。そして、印刷処理は終了する。また、印刷終了情報又は印刷エラー情報を受信しないうちは(S164:NO、S165:NO)、繰り返しS163〜S164の処理が実施され、印刷終了情報又は印刷エラー情報の受信を待機する。
以上のようにして、本第1の実施の形態では、印刷装置1において新しいロール紙ユニット70の媒体情報を取得することができる。尚、ユニット検出スイッチ58が「被印刷媒体検出手段」に該当し、印刷装置1のRAM56の媒体情報記憶エリア564が「印刷装置側媒体情報記憶手段」に該当し、パーソナルコンピュータ200のHDD250の媒体情報記憶エリア253が「編集装置側媒体情報記憶手段」に該当し、HDD250のサーバ接続情報記憶エリア254が「接続情報記憶手段」に該当し、ネットワークインターフェース265が「接続手段」に該当する。また、新規ロール紙ユニット情報入力画面500が「入力手段」に該当する。
また、図15に示すパーソナルコンピュータ200のメイン処理のS110の処理を行うCPU210が「不足要求情報受信手段」に相当する。また、図17に示す不足要求処理のS141の処理を行うCPU210が「抽出手段」に相当し、S142,S158の処理を行うCPU210が「不足媒体情報送信制御手段」に相当する。また、S144,S146,S147の処理を行うCPU210が「媒体情報取得手段」に相当し、S146,S147の処理を行うCPU210が「全件媒体情報取得制御手段」に相当し、S154の処理を行うCPU210が「入力媒体情報記憶制御手段」に相当する。また、図16に示す全件チェック処理のS137、図17に示す不足要求処理のS158を行うCPU210が「編集装置側媒体情報送信処理」に相当する。また、不足要求処理のS143〜S149,S151〜S154の処理を実行するCPU210が「第2入力制御手段」に相当する。
また、図12に示す印刷装置1のメイン処理のS3の処理を行うCPU52が「印刷装置側媒体情報送信手段」に相当する。そして、図15に示すパーソナルコンピュータ200のメイン処理のS112の処理を行うCPU210が「編集装置側媒体情報受信手段」に相当し、図16に示す全件チェック処理S131〜S133,S135の処理を行うCPU210が「第2個別媒体情報判断手段」に相当し、S136,S137の処理を行うCPU210が「個別媒体情報送信手段」に相当する。
また、図12に示す印刷装置1のメイン処理のS7の処理を行うCPU52が「検出媒体判断手段」に相当し、S8の処理を行うCPU52が「不足要求情報送信手段」に相当し、S12の処理を行うCPU52が「印刷装置側媒体情報受信手段」に相当する。また、図14に示す媒体情報取得処理のS32,S34の処理を行うCPU52が「媒体情報記憶制御手段」に相当する。
尚、第1の実施の形態は、以上詳述した形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。そこで、第1の実施の形態の第1変形例について、図19のフローチャートを参照して説明する。図19は、パーソナルコンピュータ200のメイン処理の中で行われる不足要求処理のフローチャートである。第1の実施の形態では、パーソナルコンピュータ200が印刷装置1から不足要求情報を受信した際に、不足媒体情報が媒体情報記憶エリア253に記憶されていなかった場合、サーバ300に接続して全件の媒体情報をサーバ300から取得しているが、本第1変形例では、サーバ300からは不足媒体情報のみを取得する。そこで、図17に示す第1の実施の形態の不足要求処理のフローチャートにおけるS146〜S150の処理が、図19に示す第1変形例のS246〜S250の処理となる。尚、図19に示す第1変形例のその他のステップ(S241〜S245,S251〜S258)については、図17に示す第1の実施の形態の不足要求処理のS141〜S145,S151〜S158と同様であるので、引用して説明を省略する。
図19に示すように、不足媒体情報が媒体情報記憶エリア253に記憶されていない場合に(S241:NO)、サーバ300に接続できたら(S243:YES,S244,S255:YES)、サーバ300へ不足媒体情報を要求する信号が送信される(S246)。そして、サーバ300から不足媒体情報が取得できたら(S247:YES)、媒体情報記憶エリア253にその媒体情報が追加記憶される(S248)。そして、追加媒体情報記憶エリア234に記憶されて(S250)、印刷装置1へ送信される(S258)。そして、不足要求処理は終了する。尚、S246,S247の処理を行うCPU210が「不足媒体情報取得制御手段」に相当する。
次に、第1の実施の形態の第2変形例について説明する。第1の実施の形態及び第1の実施の形態の第2変形例では、パーソナルコンピュータ200が印刷装置1から不足媒体情報を受信した際に、媒体情報記憶エリア253に記憶されていた媒体情報、サーバ300から取得した媒体情報、又は、ユーザ入力された媒体情報を、印刷装置1へ返信しているが、本第2変形例では、不足媒体情報を受信した際には、要求された不足媒体情報を含む全件の媒体情報を印刷装置1へ送信する。
即ち、第1の実施の形態では、図17に示す不足要求処理のS158において、追加媒体情報記憶エリア234に記憶されている媒体情報をが送信されるのではなく、媒体情報記憶エリア253に記憶されている全件の媒体情報が送信される。尚、本第2変形例の場合には、追加媒体情報記憶エリア234に媒体情報を記憶する必要はないので、S142、S150,S155の処理は行われない。また、第1の実施の形態の第1変形例では、図19に示す不足要求処理のS258において、追加媒体情報記憶エリア234に記憶されている媒体情報が送信されるのではなく、媒体情報記憶エリア253に記憶されている全件の媒体情報が送信される。尚、本第2変形例の場合には、追加媒体情報記憶エリア234に媒体情報を記憶する必要はないので、S242、S250,S255の処理は行われない。
次に、第1の実施の形態の第3変形例について説明する。上記第1実施の形態及びその変形例では、不足媒体情報が媒体情報記憶エリア253に記憶されていない場合に、サーバ300から媒体情報を取得したが、第3変形例では、サーバ300に接続する構成を持たせず、媒体情報記憶エリア253に記憶されていない場合には、ユーザ入力のみで対応する。従って、図17に示す不足要求処理においては、媒体情報記憶エリア253に記憶されていない場合には(S141:NO)、S151へ進み、ユーザ入力の処理が行われる(S151〜S157)。尚、S143〜S150の処理は行われない。また、図19に示す不足要求処理においては、媒体情報記憶エリア253に記憶されていない場合には(S241:NO)、S251へ進み、ユーザ入力の処理が行われる(S251〜S257)。尚、S243〜S250の処理は行われない。これらの処理を行うCPU210が「第1入力制御手段」に相当する。
次に、第1の実施の形態の第4変形例について説明する。上記第1の実施の形態及びその変形例では、印刷装置1の起動時に全件の媒体情報がパーソナルコンピュータ200へ送信されており(図12、S3参照)、パーソナルコンピュータ200では、媒体情報記憶エリア253に記憶されており、印刷装置1から受信した全件媒体情報には存在しない媒体情報を追加媒体情報として印刷装置1へ送信し(図16参照)、印刷装置1では、受信した追加媒体情報を媒体情報記憶エリア564へ追加記憶している(図14、S34参照)。本第4変形例では、パーソナルコンピュータ200において、媒体情報記憶エリア253に記憶されており、印刷装置1から受信した全件媒体情報には存在しない場合に、媒体情報記憶エリア253に記憶されている全件の媒体情報を印刷装置1へ送信する。つまり、図16に示す、パーソナルコンピュータ200の全件チェック処理において、未登録の媒体情報があった場合に(S136:YES)、S137において媒体情報記憶エリア253に記憶されている全件の媒体情報が印刷装置1へ送信される。尚、S134では、追加媒体情報記憶エリア234へ媒体情報を記憶する代わりに、未登録媒体情報カウンタを設けて、未登録媒体情報の件数をカウントアップするようにしてもよい。
次に、第1の実施の形態の第5変形例について説明する。印刷装置1の起動時に全件の媒体情報がパーソナルコンピュータ200へ送信されており(図12、S3参照)、パーソナルコンピュータ200では、媒体情報記憶エリア253に記憶されており、印刷装置1から受信した全件媒体情報には存在しない媒体情報を追加媒体情報として印刷装置1へ送信し(図16参照)、印刷装置1では、受信した追加媒体情報を媒体情報記憶エリア564へ追加記憶している(図14、S34参照)。本第5変形例では、印刷装置1からは全件の媒体情報をパーソナルコンピュータ200へ送信せず、パーソナルコンピュータ200と印刷装置1とが接続した際に、パーソナルコンピュータ200が媒体情報記憶エリア253に記憶されている媒体情報を全て送信する。
つまり、図12に示す、印刷装置1のメイン処理においては、全件の媒体情報をパーソナルコンピュータ200へ送信する処理(S3)は行われない。そして、図15に示す、パーソナルコンピュータ200のメイン処理において、アプリケーションの起動時に(S101:YES,S102:NO)、媒体情報記憶エリア253の全件の媒体情報が印刷装置1へ送信される。尚、この処理は、アプリケーションの起動(S103)の後や、エディタの表示処理(S104)の後であってもよい。そして、印刷装置1では、メイン処理において、媒体情報を受信したと判断され(図12、S12:YES)、媒体情報取得処理において全件の媒体情報を受信したと判断され(図14、S31:YES)、媒体情報記憶エリア564に記憶されている媒体情報が受信した全件の媒体情報に全件書き替えられる(S32)。
次に、第1の実施の形態の第6変形例について、図20のフローチャートを参照して説明する。図20は、印刷装置1のメイン処理の中で行われる媒体情報取得処理のフローチャートである。上記第1の実施の形態及びその変形例では、印刷装置1がパーソナルコンピュータ200から全件の媒体情報を受信した際に、受信した媒体情報を媒体情報記憶エリア564へ上書きしているが、本第6変形例では、受信した媒体情報を媒体情報記憶エリア564に記憶されている媒体情報と比較し、媒体情報記憶エリア564に記憶されていなかった媒体情報及び内容の異なる媒体情報(変更されている媒体情報)のみを追加記憶、又は書き替えする。そこで、図14に示す第1の実施の形態の媒体情報取得処理のフローチャートにおける、S32の処理が、図20に示すS221〜S226の処理となる。尚、図20に示す第6変形例のその他のステップ(S231:NO,S233,S234)については、図14に示す第1の実施の形態の媒体情報取得処理のS31:NO,S33,S34と同様であるので、引用して説明を省略する。
図20に示すように、全件の媒体情報を受信したら(S231:YES)、受信した媒体情報から1件の媒体情報が読み出される(S221)、そして、読み出された媒体情報が媒体情報記憶エリア564に記憶されているか否かの判断が行われる(S222)。そして、登録されていなければ(S222:NO)、媒体情報記憶エリア564に追加記憶される(S223)。また、登録されている場合には(S222:YES)、各項目の内容が一致しているか否かの判断が行われる(S224)。一致していなければ(S224:NO)、そのセンサ値の媒体情報に変更があったということなので、媒体情報記憶エリア564の内容が受信した媒体情報の内容に書き替えられる(上書き)(S225)。また、内容も一致していれば(S224)、その媒体情報を記憶する必要はないので、何もしない。
そして、媒体情報記憶エリア564の全ての媒体情報の処理が行われたか否かの判断がなされ(S226)、全ての媒体情報の処理が終了していなければ(S226:NO)、S221へ戻り、次の媒体情報が1件読み出され(S221)、媒体情報記憶エリア564との比較処理が行われる(S223〜S225)。そして、S221〜S226の処理が繰り返されて、全ての媒体情報の処理が終了したら(S226:YES)、媒体情報取得処理は終了する。尚、このS221〜S226の処理を実行するCPU52が「第1個別媒体情報判断手段」に相当する。
次に、第1の実施の形態の第7変形例について説明する。本第7変形例においては、印刷装置1はパーソナルコンピュータ200に接続されているが、必ずしもサーバ300に接続している必要はない。そして、上記第1の実施の形態及びその変形例では、印刷装置1において新しいロール紙ユニット70が検出された際には、そのロール紙ユニット70の媒体情報を要求する不足媒体情報がパーソナルコンピュータ200へ送信されていた。本第7変形例では、この際に新しいロール紙ユニット70の媒体情報のみを要求するのではなく、パーソナルコンピュータ200に記憶されている全件の媒体情報を要求する全件要求情報をパーソナルコンピュータ200へ送信する。
つまり、印刷装置1では、図12に示すメイン処理において、検出されたセンサ値が媒体情報記憶エリア564のセンサ値欄に記憶されておらず、新しいロール紙ユニット70であると判断された場合には(S7:YES)、S8において、不足要求情報でなく、全件要求情報がパーソナルコンピュータ200へ送信される(この処理を実施するCPU52が「全件要求情報送信手段」に相当する)。また、パーソナルコンピュータ200では、図15に示すメイン処理のS110では、不足要求情報の受信下か否かの判断をするのではなく、全件要求情報を受信したか否かの判断が行われる(この処理を行うCPU210が「全件要求情報受信手段」に相当する)。そして、全件要求情報を受信した場合には(S110:YES)、不足要求処理(図17参照)が行われるのではなく、媒体情報記憶エリア253に記憶されている全件の媒体情報が印刷装置1に送信される(この処理を行うCPU210が「全件媒体情報送信制御手段」に相当する)。
次に、第2の実施の形態について、図21乃至図24を参照して説明する。図21は、第2の実施の形態の印刷システム402のシステム構成図であり、図22は、第2の実施の形態における印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。本第2の実施の形態では、図21に示すように、印刷装置1はインターネット350を介してサーバ300に接続している。本第2の実施の形態では、印刷装置1において印刷内容の編集が行われる。そこで、本第2の実施の形態の印刷装置1は、図22に示すブロック図のように、図5に示す第1の実施の形態の印刷装置1に加えて、キー53及びディスプレイ54が設けられ、入出力インターフェース50に接続している。また、インターネット350に接続するためのネットワークインターフェース26も入出力インターフェース50に接続している。尚、ROM55にはサーバ300へ接続するための接続情報が記憶されている。
ここで、図23及び図24のフローチャートを参照して、第2の実施の形態における印刷装置1のメイン処理について説明する。図23は第2の実施の形態における印刷装置1のメイン処理のフローチャートであり、図24はメイン処理の中で実施されるサーバ接続処理のフローチャートである。
図23に示すメイン処理は、印刷装置1に電源が投入されると開始される。そして、RAM56のデータエリアの初期化や印刷機構20の動作確認等のイニシャル処理が行われる(S301)。そして、ユニット検出スイッチ58の信号が検出される(S304)。そこで、検出された信号が示しているロール紙ユニット70のセンサ値が、センサ値記憶エリア563に記憶されている以前検出されたセンサ値と同じであるか否かにより、ロール紙ユニット70が新たにセットされたか否かの判断が行われる(S305)。ここで、印刷装置1の起動時にはS1において、センサ値記憶エリア563の値も初期化されているので、同じであるとは判断されず(S305:NO)、検出されたセンサ値がセンサ値記憶エリア563に記憶される(S306)。そして、そのロール紙ユニット70が新しい媒体であるか否かの判断が行われる(S307)。この判断は、媒体情報記憶エリア564のセンサ値欄にそのセンサ値が記憶されており、媒体情報が登録されているか否かにより行われ、登録されている場合には、新しい媒体でないので(S307:NO)、何もせずにS310へ進む。
また、検出されたセンサ値が媒体情報記憶エリア564のセンサ値欄に記憶されてない場合には、新しいロール紙ユニット70であると判断されて(S307:YES)、サーバ接続処理が行われる(S308、図24参照)。尚、印刷装置1の起動時にロール紙ユニット70がセットされていない場合には、どのユニット検出スイッチ58も押下されていないので、センサ値記憶エリア563の初期化値「0000」と同様の値を取る。そこで、この場合には、センサ値記憶エリア563に記憶されているセンサ値と同じであると判断されて(S305:YES)、何もせずにS310へ進む。そして、キー入力により、印刷実行が指示が成されれば(S310:YES)、印刷が実行される(S311)。また、印刷指示がなければ(S310:NO)、その他の処理が行われる(S316)。
そして、S304へ戻り、再びユニット検出スイッチ58の信号が検出される(S304)。ここで検出された信号が示しているロール紙ユニット70のセンサ値が、センサ値記憶エリア563に記憶されている以前検出されたセンサ値と同じである場合には(S305:YES)、既に新しいロール紙ユニット70であるか否かの判断とそれに対する処理(S306〜S308)は行われているので、何もせずにS310へ進み、印刷処理(S311)や、その他の処理(S316)が行われる。そして、S4へ戻り、繰り返しこれらの処理(S304〜S316)が行われる。
次に、図24のフローチャートを参照して、サーバ接続処理(S308)について説明する。まず、インターネット350に接続できる設定が成されているか否かの判断が行われ(S343)、設定が成されていれば(S343:YES)、ROM55に記憶されている情報に基づいてサーバ300への接続処理が行われる(S344)。そして、サーバ300に接続できたら(S345:YES)、サーバ300へ全件の媒体情報を要求する信号が送信される(S346)。そして、サーバ300から媒体情報が取得できたら(S347:YES)、取得媒体情報が媒体情報記憶エリア564に書き替えられる(上書き)(S348)。そして、検出されたロール紙ユニット70の媒体情報が媒体情報記憶エリア564にあるか否かの判断が行われ(S349)、あれば(S349:YES)、サーバ接続処理は終了する。
また、インターネット350に接続できる設定が成されていなかったり(S343:NO)、サーバ300に接続できなかったり(S345:NO)、サーバ300から媒体情報を取得できなかったり(S347:NO)、取得媒体情報に検出したロール紙ユニット70の媒体情報が含まれていなかったりした場合には(S349:NO)、操作者に媒体情報の各項目を入力させるユーザ入力処理が行われる(S351〜S357)。そこで、まずディスプレイ54に新規ロール紙ユニット情報入力画面(図示外、入力項目は図11に示す新規ロール紙ユニット情報入力画面500と同様)が表示される(S351)。そして、新規ロール紙ユニット情報入力画面の入力項目への入力受付処理が行われ(S352)、OKボタンが選択されたら(S353:YES)、入力された媒体情報が媒体情報記憶エリア564に追加記憶される(S354)。また、OKボタンが選択されずに(S353:NO)、キャンセルボタンが選択されたら(S356:YES)、ディスプレイ54に取得エラー画面(図示外)が表示されて(S357)、サーバ接続処理は終了する。また、OKボタンもキャンセルボタンも選択されないうちは(S353:NO、S356:NO)、S352へ戻り、繰り返し入力受付処理及びOKボタン、キャンセルボタンの受付処理(S352,S353,S356)が行われる。そして、OKボタンが選択されて(S353:YES)、媒体情報が媒体情報記憶エリア564に追加記憶されたら(S354)、サーバ接続処理は終了する。
以上のようにして、印刷するデータの編集も行う印刷装置1において、新しいロール紙ユニット70が検出された際には、サーバ300に接続して媒体情報が取得される。また、サーバ300に接続できない場合には、ユーザ入力を行うことができる。尚、RAM56の媒体情報記憶エリア564が「媒体情報記憶手段」に相当し、ユニット検出スイッチ58が「被印刷媒体検出手段」に相当し、ネットワークインターフェース26が「接続手段」に相当し、ディスプレイ54に表示される新規ロール紙ユニット情報入力画面が「入力手段」に相当する。また、図23に示すメイン処理のS306,S307の処理を行うCPU52が「検出媒体判断手段」に相当する。図24に示すサーバ接続処理のS347の処理を行うCPU52が「媒体情報取得手段」に相当し、S346,S347の処理を行うCPU52が「全件媒体情報取得制御手段」に相当し、S354の処理を行うCPU52が「入力媒体情報記憶制御手段」に相当し、S343,S347,S349,S351〜S357の処理を行うCPU52が「第4入力制御手段」に相当し、S349の処理を行うCPU52が「第3個別媒体情報判断手段」に相当する。
尚、第2の実施の形態は、以上詳述した形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、サーバ300から取得する情報は全件の媒体情報でなくともよく、検出したロール紙ユニット70の媒体情報であってもよい。この場合には、図24に示すサーバ接続処理のS346において、全件の媒体情報を要求する信号でなく、特定の媒体情報(検出したロール紙ユニット70の媒体情報)を要求する信号が送信され、サーバ300からは指定された媒体情報が返信される。尚、これらの処理を行うCPU52が「不足媒体情報取得制御手段」に相当する。
また、サーバ300に接続する機能のない印刷装置1では、サーバ300接続することなくユーザ入力のみを行うようにしてもよい。この場合には、メイン処理のS307(図23参照)において、新しい媒体であると判断された場合に、図24に示すサーバ接続処理のS351〜S357の処理のみが行われる。尚、これらの処理を行うCPU52が「第3入力制御手段」に相当する。
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記実施の形態では、「印刷装置」として印刷装置1を使用したが、「印刷装置」はロール紙ユニットに装填されたテープを印刷するものに限らず、カセットに装てんされたテープ、カット紙、連続用紙等を印刷する印刷装置であってもよく、印刷方法もインクジェット式、レーザ式等他の方法の印刷装置であってもよい。そして、媒体情報の各項目は被印刷媒体や印刷装置に対応したものとすればよい。また、第1の実施の形態では、「印刷データ作成装置」としてパーソナルコンピュータ200を使用したが、「印刷データ作成装置」はパーソナルコンピュータ200に限らず、他の形態のコンピュータであってもよい。