JP2005255627A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Junshi Yamaguchi
順士 山口
Satoshi Inamasu
悟志 稲益
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Abstract

【課題】毛髪に塗布するときの延展性に優れ、すすぎ時に髪が絡まったり、きしむことがなく、なめらかで、重厚感のある使用感触が得られ、かつ乾燥後の仕上り感に優れた毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(A相)(i)界面活性能を有するカチオン性化合物の1種又は2種以上及び(ii)炭素数18〜24の直鎖高級アルコールの1種又は2種以上を含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点以上に調整された相と、(B相)(iii)水を含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点未満に調整された相とを、混合する工程を含む方法で製造されることを特徴とする毛髪化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関し、詳しくは、健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布するときの延展性に優れ、すすぎ時に髪が絡まったり、きしむことがなく、なめらかで、重厚感のある使用感触が得られ、かつ乾燥後の仕上り感に優れた毛髪化粧料に関するものである。
毛髪に柔軟性、湿潤性を付与し、毛髪を保護すると共に感触を向上させる目的で、リンス、コンディショナー、トリートメントなど洗い流して使用するタイプの毛髪化粧料が広く使用されている。昨今、ヘアカラーやパーマ人口の増加により消費者のダメージ意識は高まっており、これらのリンス・トリートメント類に対しては、乾燥後の良好な仕上り感が得られることはもとより、使用時に髪が絡まったりきしむことがなく、なめらかで重厚感のある使用感が得られること求められるようになってきている。リンス・トリートメント類は、カチオン性界面活性剤と高級アルコールと水によってゲル状構造体を形成させることによって、塗布してからすすぐまでの間のなめらかさ、いわゆるリンス感を付与するものが多い。従来、これらのリンス・トリートメント類を製造するにあたっては、カチオン性界面活性剤や高級アルコールの融点以上の温度で乳化することが一般的であった(例えば、特許文献1、2参照)が、これらの方法を用いた場合に得られるリンス感、特にすすぎ時におけるなめらかさや重厚感等には限界があり、特にヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しては十分満足の得られるものではなかった。
特開2000−29937号公報 特開昭63−252541号公報
上記事情において、本発明の目的とするところは、健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布するときの延展性に優れ、すすぎ時に髪が絡まったり、きしむことがなく、なめらかで、重厚感のある使用感触が得られ、かつ乾燥後の仕上り感に優れた毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、界面活性能を有するカチオン性化合物と特定の高級アルコールと水とを含有する毛髪化粧料を、特定の温度条件で混合する工程を含む方法で製造することにより、使用感を飛躍的に向上させることができ、上記欠点が改善されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の請求項1は、(A相)(i)界面活性能を有するカチオン性化合物の1種又は2種以上及び(ii)一般式(1)
1−OH (1)
[但し、R1は、炭素数18〜24の直鎖アルキル基を表す。]で表される高級アルコールの1種又は2種以上を含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点以上に調整された相と、
(B相)(iii)水を含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点未満に調整された相とを、
混合する工程を含む方法で製造されることを特徴とする毛髪化粧料である。
また、本発明の請求項2は、製造工程において、(A相)と(B相)との混合時及び混合後の混合物の温度が、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点を超えないことを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料である。
そして、本発明の請求項3は、成分(i)が一般式(2)
Figure 2005255627
[但し、R2〜R5のうちいずれか1個又は2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す。]で表される第4級アンモニウム塩であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料である。
本発明によって、健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布するときの延展性に優れ、すすぎ時に髪が絡まったり、きしむことがなく、なめらかで、重厚感のある使用感触が得られ、かつ乾燥後の仕上り感に優れた毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明における(i)界面活性能を有するカチオン性化合物としては、特に限定されないが、たとえば、下記一般式(2)
Figure 2005255627
[但し、R2〜R5のうちいずれか1個又は2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す。]で示されるモノアルキル型又はジアルキル型カチオン界面活性剤、化学式(3)
6CONH(CH2qN(R72 (3)
[但し、R6は、炭素数11〜23の脂肪酸残基、R7は炭素数1〜4のアルキル基、qは1〜4の整数を表す。]
で表されるアミドアミン化合物、化学式(4)
Figure 2005255627
[但し、R8は炭素数8〜22のアルキル基を示し、Aは酸を示す]で表されるアルギニン誘導体、その他、分子中にアミド結合を有するアミド型カチオン界面活性剤、分子中にエステル結合を有するエステル型カチオン界面活性剤などが挙げられる。
上記式(2)のR2〜R5のうちいずれか1個又は2個の炭素数8〜24のアルキル基は、例えばセチル基、ステアリル基、ベヘニル基、12−ヒドロキシステアリル基等であり、炭素数16〜22のアルキル基が好ましく、さらに好ましいものとしてはステアリル基及びベヘニル基が、特に好ましくはベヘニル基が挙げられる。残りの炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基は、好ましいものとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が挙げられる。Xのハロゲン原子は、好ましくは塩素原子又は臭素原子である。
前記一般式(2)で示されるモノアルキル型又はジアルキル型カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、及びセチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート等を挙げることができ、その中でも、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム及び塩化ジステアリルジメチルアンモニウムが好ましく、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムがさらに好ましい。
前記一般式(3)で示されるアミドアミン化合物としては、例えば、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロプルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド等が挙げられる。これらの中でも、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドが好適に用いられる。これらのアミドアミン化合物は通常、酸と共に使用され、組成物中でカチオン性物質として存在する。この場合、酸は組成物のpHが2.5〜6.5に調整される量を配合することが望ましく、さらに望ましくはpH3.0〜5.5に調整される。
前記一般式(4)で示されるアルギニン誘導体としては、例えば、N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]−L−アルギニン塩酸塩等が挙げられ、市販品としては、アミセーフLMA−60(味の素社製)が提供されており、好適に使
用できる。
これらの成分(i)は、それぞれ単独でも、また2種以上を組合せても用いることができ、好ましくは一般式(2)で表されるモノアルキル型又はジアルキル型カチオン界面活性剤の1種又は2種以上が、さらに好ましくはモノアルキル型カチオン界面活性剤の1種又は2種以上が用いられ、モノアルキル型カチオン界面活性剤のアルキル分布として、アルキル基の70〜100%、特に80〜100%がベヘニル基であることが好ましい。
これらの成分(i)の本発明の毛髪化粧料中への配合量としては、0.2〜10質量%(以下、単に%と略記する)が好ましく、特に好ましくは、1〜5%の範囲である。カチオン性界面活性剤の毛髪処理剤中での含有量が0.2%より少ない場合は、その効果を充分に発揮することができない場合があり、また、10%を越えると、毛髪に吸着する量が多くなりすぎ、感触上不都合が生じる上に、組成物の安定性を保つことが難しい場合がある。
本発明における(ii)一般式(1)で表される高級アルコールとしては、ステアリルアルコール(融点約58〜59℃)、アラキルアルコール(融点約65〜66℃)、ベヘニルアルコール(融点約70〜72℃)、カルナービルアルコール(融点約74〜75℃)などが挙げられ、好ましくはステアリルアルコールが用いられる。これらの高級アルコールは1種または2種以上を組み合わせて用いることができ、また、一般式(1)以外の高級アルコールを併用しても良いが、炭素数が12以上の直鎖状高級アルコール中、70〜100%、特に80〜100%が、ステアリルアルコールであることが望ましい。
これらの成分(ii)の本発明の毛髪化粧料中への配合量としては、0.1〜20%が好ましく、さらに好ましくは、0.5〜15%の範囲である。0.1%より少ない場合は、その効果を充分に発揮することができない場合があり、また、20%を越えると、組成物の安定性を保つことが難しい場合がある。
本発明における(A相)には成分(i)、(ii)の他に、任意の油性成分や多価アルコール、界面活性剤などを混合することができ、これらの成分は調整温度において融解または他の成分に溶解することが好ましく、また、調整温度において成分(i)及び/又は成分(ii)と相溶性を有することがさらに好ましい。
本発明における(A相)は上述の成分(i)及び成分(ii)を少なくとも含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点以上に調整される必要があり、好ましくは成分(ii)の90%以上が融解する温度、さらに好ましくは成分(ii)の100%が融解する温度に調整される。(A相)の温度が、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点未満では、所望の効果が得られない。また、調整温度において(A相)に含まれる成分の90%以上が融解または他の成分に溶解することにより液状を呈することが望ましく、さらには95%以上、特に望ましくは100%が液状を呈するように調整される。
本発明における(B相)には、水を含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点未満に調整される。また、(B相)には、任意の水溶性成分や、ポリマー等の水膨潤性分散物、O/W型エマルジョンなどの水分散性成分などを混合することができる。これらの成分は、調整温度において、(B相)中で溶解又は均一に分散していることが好ましい。
本発明における効果の発現理由の詳細は不明であるが、成分(i)、(ii)、(iii)及びその他の成分の複合体形成と成分(ii)の結晶化が同時に起こることによって、特異な構造体形成がなされ、高温で乳化した場合には得られない新規かつ顕著な官能的
優位性が発現するものと思われる。
(A相)と(B相)との混合、乳化はパラセーター攪拌、プロペラ攪拌、ホモミキサー攪拌、ラインミキサー攪拌、スタティックミキサー混合など任意の方法で行うことができるが、強い攪拌強度が得られるホモミキサー攪拌、ラインミキサー攪拌が望ましい。
製造工程において、(A相)と(B相)との混合時及び混合後の混合物の温度が、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点を超えないことが望ましい。成分(ii)の融点を超えると所望の効果が低下することがある。
本発明の毛髪化粧料は、前記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で毛髪化粧料に通常使用されている任意の成分を使用することが出来る。これらの成分としては、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、油分、紫外線吸収剤、防腐剤、保湿剤、ポリマー類、アミノ酸誘導体、糖誘導体、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、薬剤等が挙げられる。
また本発明の毛髪用化粧料は、ヘアーリンス、ヘアーコンディショナー、ヘアートリートメントの他、シャンプー、染毛剤、パーマ剤など頭髪に使用するものを広く指し、特に塗布後に洗い流して使用するものに応用でき、固形、液体、クリーム状、ジェル状、エアゾールフォーム、ポンプフォーム、スクイズフォーム、ミスト等様々な形態のものとして用いることができる。
次に本発明を実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
実施例に先立ち、各実施例及び比較例1〜5で採用した試験法、評価法を説明する。
・使用後の髪の仕上がり感試験法(ハーフヘッド法)
事前アンケートにより髪のダメージに悩みを持つパネル30名を集め、該パネルがPOE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムの20%水溶液にて洗髪後、頭髪を左右半々に分け、一方にコントロールとして、下記組成、製造方法で製したヘアーリンスを、他方に試料をそれぞれ塗布し、塗布時の延展性、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ、なめらかさ、重厚感、リンス後、毛髪を乾燥させ、左右の毛髪のうるおい感、しなやかさ、櫛通り等の仕上がり具合を官能評価した。
コントロール (%)
(A相:80℃)
・ステアリルアルコール 4.0
・塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.5
・プロピレングリコール 5.0
・流動パラフィン 1.0
(B相:80℃)
・精製水 残 余
(製造方法)
(A相)に(B相)を投入、ホモミキサー(T.Kロボミックス[特殊機化工業社製])にて混合したのち、30℃まで冷却した。
また、評価の基準を次のように設定した(コントロールより良いと答えた人数で評価)。
◎・・・良いと答えた人数が19名以上
○・・・良いと答えた人数が16〜18名
△・・・良いと答えた人数が8〜15名
×・・・良いと答えた人数が7名以下
実施例1〜12、比較例1〜5
Figure 2005255627
表中、実施例1〜12及び比較例1〜5の試料は、(B相)に(A相)を投入、ホモミキサー(T.Kロボミックス[特殊機化工業社製])にて混合した後、30℃まで冷却し、調製した。尚、比較例2は、(A相)を均一に分散することができなかったため、官能評価を省略した。
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜12のヘアーリンスはいずれも優れた性能を示していた。
一方、比較例1〜5では、いずれかの特性が劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
実施例13 ヘアーリンス
(%)
1.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.5
2.ステアリルアルコール 2.5
3.スクワラン 2.0
4.セバシン酸ジエチル 1.0
5.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(フィトステリル・2−オクチルドデシル) 0.5
(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製])
6.POE(5)ステアリルエーテル 1.0
7.1,3−ブチレングリコール 5.0
8.ジメチルポリシロキサン
(100000mm/s;25℃) 1.0
9.アミノ変性シリコーンエマルジョン
(商品名:FZ−4671[日本ユニカー社製]) 1.0
10.加水分解コンキオリン液
(商品名:真珠たん白抽出液[丸善製薬社製]) 1.0
11.加水分解シルク液
(商品名:プロモイスシルク−1000[成和化成社製]) 1.0
12.パラベン 0.2
13.香料 適 量
14.精製水 残 余
成分1〜8を85℃にて混合して(A相)とした。成分9〜12及び14を50℃にて混合して(B相)とした。(B相)に(A相)を投入、ホモミキサー(T.Kロボミックス[特殊機化工業社製])にて混合した後、成分13を混合し、35℃まで冷却した。このようにして調製した上記組成のヘアーリンスの使用感、仕上がり感を官能評価したところ、いずれの特性も優れており、良好な結果を得た。
実施例14 ヘアーリンス
(%)
1.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.5
2.アルギニン誘導体
(商品名:アミセーフLMA−60[味の素社製]) 2.0
3.ステアリルアルコール 3.5
4.セチルアルコール 0.3
5.グリセリン 4.0
6.高重合シリコーン分散液
(商品名:KM−910[信越化学工業社製]) 2.0
7.カワラヨモギ抽出物
(商品名:インチンコウ抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.5
8.加水分解コラーゲン液
(商品名:プロモイスWU−32R[成和化成社製]) 1.0
9.ローヤルゼリーエキス
(商品名:ローヤルゼリー抽出液BG[丸善製薬社製]) 0.1
10.クエン酸 0.03
11.クエン酸ナトリウム 0.02
12.パラベン 0.1
13.香料 適 量
14.精製水 残 余
成分1〜4を80℃にて混合して(A相)とした。成分7〜12及び14を50℃にて混合して(B相)とした。パイプラインミキサー(T.K.パイプラインホモミクサー[特殊機化工業社製])にて(B相)に(A相)を混合し、次に成分6及び13をそれぞれ混合、35℃まで冷却した。このようにして調製した上記組成のヘアーリンスの使用感、仕上がり感を官能評価したところ、いずれの特性も優れており、良好な結果を得た。
実施例15 ヘアーリンス
(%)
1.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.0
2.QUATERNIUM−80
(商品名:ABIL QUAT3474[デグサ社製]) 0.2
3.ステアリルアルコール 4.5
4.セチルアルコール 0.3
5.アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル
(商品名:SOFTISAN649[SASOL社製]) 1.0
6.ソルビトール液(50%水溶液) 2.0
7.高重合シリコーン分散液
(商品名:BY22−029[信越化学工業社製]) 2.0
8.アミノ変性シリコーンエマルジョン(商品名:SM8904
[東レ・ダウコーニング・シリコーン社製]) 1.0
9.加水分解シルク液
(商品名:プロモイスシルク−1000[成和化成社製]) 0.5
10.カギイバラノリ抽出物
(商品名:BIOSTRUCTURER[SECMA社製]) 0.1
11.パラベン 0.1
12.香料 適 量
13.精製水 残 余
成分1〜5を80℃にて混合して(A相)とした。成分6〜11及び13を55℃にて混合して(B相)とした。パイプラインミキサー(T.K.パイプラインホモミクサー[特殊機化工業社製])にて(B相)に(A相)、成分12を混合し、30℃まで冷却した。このようにして調製した上記組成のヘアーリンスの使用感、仕上がり感を官能評価したところ、いずれの特性も優れており、良好な結果を得た。
実施例16 ヘアートリートメント
(%)
1.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.5
2.塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5
3.アルギニン誘導体
(商品名:アミセーフLMA−60[味の素社製]) 2.0
4.ステアリルアルコール 5.0
5.流動パラフィン 1.0
6.オクチルドデカノール 2.0
7.セバシン酸ジエチル 1.0
8.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(フィトステリル・2−オクチルドデシル)
(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製]) 1.0
9.トリ[カプリル・カプリン・ミリスチン・
ステアリン酸)グリセリド 1.0
10.ジイソステアリン酸デカグリセリル 2.0
11.メチルフェニルポリシロキサン 1.0
12.POE(60)硬化ヒマシ油 0.5
13.高分子シリコーン分散液(商品名:BY22−034
[東レ・ダウコーニング・シリコーン社製]) 5.0
14.カチオン化ハチミツ誘導体
(商品名:ハニーコート50[ARCH社製]) 0.1
15.加水分解シルク液
(商品名:プロモイスシルク−1000[成和化成社製]) 0.5
16.加水分解コラーゲン液
(商品名:プロモイスWU−32R[成和化成社製]) 1.0
17.プロピレングリコール 5.0
18.パラベン 0.1
19.香料 適 量
20.精製水 残 余
成分1〜12を80℃にて混合して(A相)とした。成分14〜18及び20を50℃にて混合して(B相)とした。(B相)に(A相)を投入、ホモミキサー(T.Kロボミックス[特殊機化工業社製])にて混合した後、成分13、19をそれぞれ混合し、35℃まで冷却した。このようにして調製した上記組成のヘアートリートメントの使用感、仕上がり感を官能評価したところ、いずれの特性も優れており、良好な結果を得た。
尚、上記の各処方にて用いた香料は下記のものである。
Figure 2005255627
以上記載のごとく、本発明により、健康な毛髪だけでなく、ヘアカラーやパーマ、紫外線などによりダメージを受けた毛髪に対しても、毛髪に塗布するときの延展性に優れ、すすぎ時に髪が絡まったり、きしむことがなく、なめらかで、重厚感のある使用感触が得られ、かつ乾燥後の仕上り感に優れた毛髪化粧料を提供することができる。

Claims (3)

  1. (A相)(i)界面活性能を有するカチオン性化合物の1種又は2種以上及び(ii)一般式(1)
    1−OH (1)
    [但し、R1は、炭素数18〜24の直鎖アルキル基を表す。]で表される高級アルコールの1種又は2種以上を含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点以上に調整された相と、
    (B相)(iii)水を含み、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点未満に調整された相とを、
    混合する工程を含む方法で製造されることを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 製造工程において、(A相)と(B相)との混合時及び混合後の混合物の温度が、成分(ii)のうち最も融点が低い成分の融点を超えないことを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 成分(i)が一般式(2)
    Figure 2005255627
    [但し、R2〜R5のうちいずれか1個又は2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す。]で表される第4級アンモニウム塩であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
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