JP2005255224A - 包装用箱及びその製作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】破損や振動、ガタツキの防止が要求される被包装物の包装、貯蔵、輸送、展示等に有用な包装用箱を提供することにある。
【解決手段】上蓋片と底蓋片を有する後面壁と、蓋フラップ片と底フラップ片を有する右側面壁5と、上蓋片と底蓋片を有する前面壁と、蓋フラップ片と底フラップ片を有する左側面壁7とを具備する包装用箱において、この箱本体Aに、左側面壁7の内側に接着される左側内壁3と、右側面壁5の内側に接着される右側内壁1と、右側内壁1と左側内壁3を連結する連接壁とを一体的に設けたこと、箱本体Aの下部両側に被包装物Pの底部両側を弾性的に保持するクッション性のある下ホールド部B,Cを一体的に設けたこと、この下ホールド部形成片20,30を箱組立時に箱本体A内へ斜行突出する下緩衝片21,31と、箱組立時に下緩衝片とともに箱内突出する下支え緩衝片22,32と、箱組立時に底フラップ片に接着される貼着片23,33とから形成したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、薬瓶、化粧液瓶、飲食物用瓶、或いは精密機器、自動車用部品等の破損し易い被包装物を収容保持するための、クッション性を有するホールド部を設けた包装用箱及びこの包装用箱の製作方法に関するものである。
従来の包装用箱は、緩衝性を得る場合、発泡スチロールや、その他の材料からなる詰め物や弾性体などの別資材を用いる。特許文献1には、瓶等の破損し易い被包装物を収容保持する包装用箱として、搬送時のガタツキを抑えたり、衝撃から被包装物を守り、破損することを防止したりするために、箱本体の上下部に箱型の緩衝部材を設けた技術が開示されている。また、特許文献2には、箱本体の上部に折り込み片を設け、この折り込み片で被包装物の上部を押さえつけた緩衝材を押圧支持する構造の包装用箱が開示されている。
特開平8−58772号公報 実用新案登録第2540678号公報
しかし、緩衝材として別部材を用いると、カートニングマシン等を用いたオートメーションによる自動梱包ができない、自動梱包の工程が増して煩雑化する、原材料費や機械設備のコストアップになる、箱展開主体の金型による打ち抜き工程を1回で行えないなどの課題があった。
また特許文献2では、上下からの緩衝機能は有するが、正面、背面、及び側面からの衝撃に対する緩衝機能は有さず、被包装物の大きさ(直径や巾等)が包装用箱よりも小さいと、ガタツキを防止することができないという課題があった。
前記特許文献1の包装用箱は、緩衝空間形成壁(緩衝壁)の箱内斜行延出により被包装物が緩衝壁と反対側に寄せて包装されるため、被包装物が寄せられた側からの衝撃に対しては、緩衝機能を有さないばかりか、寄せられた方に、被包装用物の重心が移り、不安定となるなどの課題があった。
更に、上記いずれの技術においても、被包装物の上下を支持する緩衝材自体には、被包装物の横方向(周側方向)の動きに対抗するクッション性はないので、被包装物の自重から生じる揺れや振動を吸収することはできなかった。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その第1の目的は、破損や振動、ガタツキを防止することが要求される被包装物の包装、貯蔵、輸送、展示等に極めて有用な包装用箱を提供することにある。
また、この発明の第2の目的は、カートニングマシン等を用いたオートメーションによる箱組立及び自動梱包ができる包装用箱の製作方法を提供することにある。
この発明は、前記第1の目的を達成するために、請求項1は、上下部に上蓋片8及び底蓋片9を有する後面壁4と、上下部に蓋フラップ片10及び底フラップ片11を有し前記後面壁4に連設される右側面壁5と、上下部に上蓋片12及び底蓋片13を有し前記右側面壁5に連設される前面壁6と、上下部に蓋フラップ片14及び底フラップ片15を有し前記前面壁6に連設される左側面壁7とを具備する包装用箱において、この箱本体Aに、前記左側面壁7の内側に接着される左側内壁3と、前記右側面壁5の内側に接着される右側内壁1と、この右側内壁1と左側内壁3を連結する連接壁2とを一体的に設けたこと、
前記箱本体Aの下部両側に被包装物Pの底部両側を弾性的に保持するクッション性のある下ホールド部B,Cを一体的に設け、この下ホールド部形成片20,30を、左側内壁3及び右側内壁1の下部に連設され箱組立時に箱本体A内へ斜行突出する下緩衝片21,31と、この下緩衝片に連設され箱組立時に前記緩衝片21,31とともに箱内突出して下ホールド部B,Cを膨出形成する下支え緩衝片22,32と、この下支え緩衝片22,32に連設され箱組立時に前記底フラップ片11,15の内面に接着される貼着片23,33とから形成したことを特徴とする。
前記右側内壁1と左側内壁3を連結する連接壁2は、前面壁6の内面に当接して被包装物の周側部を支持するものであっても良い(この場合は、右側内壁1及び左側内壁3の幅が右側面壁5及び左側面壁7の幅と略同等に設定される)が、被包装物の周側部の支持にクッション性を持たせるために、請求項2では前記左側内壁3と前記後面壁4を一体的に連設し、この左側内壁3及び前記右側内壁1の幅を左右側面壁7,5の幅より狭く設定して、左右内壁3,1の連接壁2を被包装物Pが当接する緩衝壁として形成し、この緩衝壁としての連接壁2と前面壁6との間に緩衝空間Sを形成したことを特徴とする。
また前記第2の目的を達成するために、請求項3は、請求項1及び請求項2に記載の包装用箱を製作する方法であって、前記下緩衝片21,31と前記下支え緩衝片22,32との連設折り目20c,30cが内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部20c,30cの位置が箱組立時の底フラップ片延出状態において底フラップ片11,15の折り目j,nと重なり合う位置に設定されており、前記貼着片23,33が接着された底フラップ片11,15を右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する底フラップ片延出状態でいったん箱外側方へ開くように折り曲げて前記折り目20c,30cの部分に折り癖を付けた後、底フラップ片11,15を箱内方向へ折り曲げて下ホールド部B,Cを膨出形成する工程と、底蓋片9,13を閉蓋する工程を行なうことを特徴とする。
前記請求項1及び請求項2は、箱本体A内の下部両側にクッション性のある下ホールド部B,Cを設ける場合の構成を特定したものであるが、箱本体A内の上部両側にもクッション性のある上ホールド部D,Eを設ける場合(箱本体内の下部両側と箱本体内の上部両側の4箇所に設ける場合)には、包装用箱を請求項4のように構成する。
即ち請求項4は、請求項1に記載の包装用箱に追加して、箱本体Aの上部両側に被包装物Pの頭部両側を弾性的に保持するクッション性のある上ホールド部D,Eを一体的に設け、この上ホールド部形成片40,50を、左側内壁3及び右側内壁1の上部に連設され被包装物装填後の上蓋閉蓋時に箱本体A内へ斜行突出する上緩衝片18,28と、この上緩衝片に連設され前記上蓋閉蓋時に上緩衝片18,28とともに箱内突出して上ホールド部D,Eを膨出形成する上支え緩衝片17,27と、この上支え緩衝片17,27に連設され箱組立時に蓋フラップ片10,14の内面に接着される貼着片16,26とから形成したことを特徴とする。
また請求項5は、請求項4に記載の包装用箱を製作する方法であって、請求項4で特定する包装用箱の製作方法に追加して、上緩衝片18,28と前記上支え緩衝片17,27との連設折り目40d,50dが内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部40d,50dの位置が上蓋閉蓋時の蓋フラップ片延出状態において蓋フラップ片10,14の折り目i,mと重なり合う位置に設定されており、被包装物装填後の上蓋閉蓋時において、前記貼着片16,26が接着された蓋フラップ片10,14を右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する蓋フラップ片延出状態でいったん外側方へ開くように折り曲げて前記折り目40d,50dの部分に折り癖を付けた後、前記蓋フラップ片10,14を箱内方向へ折り曲げて上ホールド部D,Eを膨出形成する工程と、上蓋片8,12を閉蓋する工程とを行なう方法を設けたことを特徴とする。
この発明の請求項1及び請求項2に係る包装用箱によれば、被包装物Pの底部両側がクッション性を有する下ホールド部B,Cにより弾性的に保持され、また請求項4に係る包装用箱によれば、被包装物Pの底部両側と頭部両側の4箇所がクッション性を有する下ホールド部B,Cと上ホールド部D,Eにより弾性的に保持されるので、被包装物Pの自重による揺れや振動を吸収し、被包装物の全ての面に対して緩衝空間を有することから、あらゆる方向からの衝撃からも被包装物Pを保護することができ、包装用箱内での被包装物のガタツキを防止することができること、被包装物Pの重心が包装用箱のほぼ中央に位置することができるので、重量バランスも良好となること、被包装物の大きさが包装用箱より小さくても上記効果を有したまま収容可能となることなどの効果を奏する。
また、この発明の請求項3に係る包装用箱の製作方法は、貼着片23,33が接着された底フラップ片11,15を右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する底フラップ片延出状態でいったん箱外側方へ開くように折り曲げて前記折り目20c,30cの部分に折り癖を付けた後、底フラップ片11,15を箱内方向へ折り曲げて下ホールド部B,Cを膨出形成する工程と、底蓋片9,13を閉蓋する工程を行なうので、前記下ホールド部B,Cの形成が自動的に行なえ、カートニングマシンなどのオートメーションによる箱製作に容易に対応できる効果がある。
更に請求項5に係る包装用箱の製作方法は、請求項3で特定する包装用箱の製作方法に追加して、貼着片16,26が接着された蓋フラップ片10,14を右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する蓋フラップ片延出状態でいったん箱外側方へ開くように折り曲げて前記折り目40d,50dの部分に折り癖を付けた後、前記蓋フラップ片10,14を箱内方向へ折り曲げて上ホールド部D,Eを膨出形成する工程と、上蓋片8,12を閉蓋する工程を行なうので、かなり硬質の紙、その他の材料からなる箱部材であっても、下ホールド部B,C及び上ホールド部D,Eの形成が容易で、カートニングマシンなどのオートメーションに容易に対応でき、医薬品、化粧品等のボトルなどの他、精密機器や自動車用部品などを収容し、搬送、保存、陳列する際にも適した包装用箱を得ることができる効果がある。
以下、この発明の実施の形態を図面に従い具体的に説明する。
図1ないし図4は、この発明の第1の実施形態であり、図1はこの包装用箱の展開平面図、図2は前記包装用箱の被包装物包装状態の中央縦断面図、図3は図2のX−X線に沿う縦断面図、図4は図2のY−Y線に沿う横断面図である。
図中Aは矩形状の箱本体で、この箱本体Aは図1の箱展開図(図示面を箱内面とする)に示すように、上下縁に折り目g,hを介して上蓋片8及び底蓋片9を延設した後面壁4と、上下縁に折り目i,jを介して延設した蓋フラップ片10及び底フラップ片11を有し前記後面壁4に折り目dを介して連設される右側面壁5と、上下縁に折り目k,lを介して延設した上蓋片12及び底蓋片13を有し前記右側面壁5に折り目eを介して連設される前面壁6と、上下縁に折り目m,nを介して延設した蓋フラップ片14及び底フラップ片15を有し前記前面壁6に折り目fを介し連設される左側面壁7とからなる。
なお前記上蓋片8には、閉蓋掛止め用の切込部8aが設けられていると共に、前記上蓋片12には開蓋用の蓋切欠切目12aと閉蓋掛止め用切込部8aに挿入係止される閉蓋掛止め用突出部12bとが設けられている。
前記箱本体Aには、前記後面壁4に折り目cを介して連設され箱組立時に左側面壁7の内側に図1の3aで示すハッチング位置で接着される左側内壁3と、この左側内壁3に折り目bを介して連設される連接壁2と、この連接壁2に折り目aを介して連接され箱組立時に前記右側面壁5の内側に図1の1aで示すハッチング位置で接着される右側内壁1とが一体的に設けられている。
前記連接壁2の高さは前面壁6の高さより図1、図3の如く低く設定され、また左側内壁3の幅及び右側内壁1の幅は左右側面壁7,5の幅より狭く設定されて、連接壁2を被包装物Pが図4の如く当接する緩衝壁として形成し、この緩衝壁としての連接壁2と前面壁6との間に緩衝空間Sを図3及び図4に示す如く形成するようにしている。
前記箱本体A内の下部両側には、被包装物装填時に被包装物Pの底部両側を図2の如く弾性的に保持する下ホールド部B,Cが設けられるが、この下ホールド部B,Cの形成片20,30は、左側内壁3及び右側内壁1の下部に一体的に設けられるものであって、その構成は左側内壁3及び右側内壁1の下側に切り目折線20a,30aを介して連設され箱組立時に箱本体A内へ斜行突出する下緩衝片21,31(被包装物装填時に被包装物Pの底部両側を弾性的に保持する)と、この下緩衝片21,31に折り目20c,30cを介して図1の如く連設され箱組立時に前記緩衝片21,31とともに箱内突出してクッション性のある下ホールド部B,Cを膨出形成する下支え緩衝片22,32と、この下支え緩衝片22,32に切り目折線20d,30dを介して連設され箱組立時に前記底フラップ片11,15の内面に図1の23a,33aで示すハッチング位置で接着される貼着片23,33とを有する構成となっている。
前記下緩衝片21,31と前記下支え緩衝片22,32との連設折り目20c,30cは、内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部20c,30cの位置が箱組立時の底フラップ片延出状態(図5の状態)において、底フラップ片11,15の折り目j,nと重なり合う位置(図1において折り目20c,30cが折り目h,j,l,nと一直線上になる位置)に設定されている。
なお、前記下緩衝片21,31は、左側内壁3及び右側内壁1の下部に切り目折線20a,30aを介して一体的に連設されるが、この切り目折線20a,30aに接近する上方位置に切り目腰折線20b、30bを図1の如く設けて緩衝性を向上させている。
また、前記箱本体A内の上部両側には、被包装物装填後の上蓋閉蓋時に箱本体A内へ突出して被包装物Pの頭部両側を弾性的に保持する上ホールド部D,Eが設けられている。この上ホールド部D,Eの形成片40,50は、左側内壁3及び右側内壁1の上部に図1の如く一体的に設けられるものであって、その構成は左側内壁3及び右側内壁1の上側に切り目折線40a,50aを介して連設され箱組立時に箱本体A内へ斜行突出する上緩衝片18,28(被包装物装填の上蓋閉蓋時に被包装物Pの頭部両側を弾性的に保持する)と、この上緩衝片18,28に折り目40d,50dを介して連設され上蓋閉蓋時に前記上緩衝片18,28とともに箱内突出してクッション性のある上ホールド部D,Eを膨出形成する上支え緩衝片17,27と、この上支え緩衝片17,27に切り目折線20e,30eを介して連設され箱組立時に前記蓋フラップ片10,14の内面に図1の16a,26aで示すハッチング位置で接着される貼着片16,26とから形成されている。
前記上緩衝片18,28と前記上支え緩衝片17,27との連設折り目40d,50dは、内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部40d,50dの位置が上蓋閉蓋時の蓋フラップ片延出状態において、蓋フラップ片10,14の折り目i,mと重なり合う位置(図1において折り目40d,50dが折り目g,i,k,mと一直線上になる位置)に設定されている。
なお前記上緩衝片18,28は、下方腰折れ線40c,50cと下方切り目線40b,50bの付設によって図2の如く腰折れ折曲できる構成としているが、前記下方腰折れ線40c,50cと下方切り目線40b,50bは、場合によっては省略することも可能である。
また、下ホールド部形成片20,30及び上ホールド形成片40,50には、ヘタリを防止する為の補強などを施したり、スジ押し、切れ目などの数、或いはプレスの強さ、切れ目の大きさ等を加減することにより、押しスジ、切れ目の曲がり具合や腰の強弱を調節しても良い。また前記ホールド部A〜Dは収容する被包装物Pの形状により、ホールド形成部の寸法を調整したり、切れ目、スジ押しの数を増減させることにより、適宜その位置を変えるようにしても良い。
この包装用箱の材質は、主にボール紙などの厚紙などを用いるが、その一部又は全部に印刷を施したり、アルミ箔の積層、蒸着を施してもよい。ボール紙を用いる場合、特に限定されるものではないが、その厚みは0.1〜1.5mm、好ましくは0.2〜1.0mm、更に好ましくは0.5mmである。
この包装用箱を化粧箱として使用する場合は、コストや加工のし易さなどを考慮すると包装用箱の外側一面に印刷、アルミ箔を積層したり、アルミ蒸着を施した厚紙が好適に用いられる。アルミ箔を貼り合わせる場合は、特に限定されるものではないが、その厚みは0.1〜100μm、好ましくは1〜10μm、更に好ましくは5〜7μm、最も好ましくは7μmである。
更に、美粧するため包装用箱の内外の一部又は全部に、PET貼り、PP貼り、ビニール引き、プレスコート、OPニスなどを施したり、紫外線等による退色、変色を防止するためにUVコ―ティングを施しても良い。
図1に示す箱展開主体の材質は、およそ350g/m2の目付けであるボール紙からなる型紙の外側に、厚さ7μmのアルミ箔が貼り合わされ、更にUVコートを施したものを用いている。
図5〜図8は、この発明の請求項5に対応する包装箱の製作方法を示すものであって、前記下緩衝片21,31と前記下支え緩衝片22,32との連設折り目20c,30cが内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部20c,30cの位置が箱組立時の底フラップ片延出状態において図5のように底フラップ片11,15の折り目j,nと重なり合う位置に設定されている。
この図5の状態(底フラップ片11,15が右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する底フラップ片延出状態)で、貼着片23,33接着の底フラップ片11,15をいったん箱外側方へ開くように図5想像線、図6実線で示す如く折り曲げて前記折り目20c,30cの部分に折り癖を付ける。その後、前記底フラップ片11,15を箱内方向へ図5想像線で示すように折り曲げると、折り目20c,30cの部分が内側に山折りされて下ホールド部B,Cが自動的に膨出形成される。ここで、底蓋片9,13を閉蓋し接合面を接着する工程を行なうことにより、図2下半分に示すような箱構造を得る。
次に、蓋フラップ片10,14が右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する図7の蓋フラップ片延出状態(この状態では上緩衝片18,28と上支え緩衝片17,27との連設折り目40d,50dの位置が蓋フラップ片10,14の折り目i,mと重なり合う位置になる)において、貼着片16,26接着の蓋フラップ片10,14をいったん箱外側方へ開くように図7想像線、図8実線で示す如く折り曲げて、前記折り目40d,50dの部分に折り癖を付ける。その後、前記蓋フラップ片10,14を箱内方向へ図8想像線で示すように折り曲げると、折り目40d,50dの部分が内側に山折りされて上ホールド部D,Eが自動的に膨出形成される。ここで、上蓋片8,12を閉蓋し掛止めする工程を行なうことにより、図2に示すような包装用箱を製作する。
図9及び図10は、この発明の請求項1に対応する実施例を図示したもので、箱本体Aの下部両側だけに下ホールド部B,Cを設け、箱本体A内に収納保持される被包装物Pの上部を使用説明書等の折曲被せ物45で保持するように構成している。その他の構成と作用は前述した第1実施例と略同様なものであるから、同一部分に同符号を付して詳細な説明は省略する。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
この発明の第1の実施形態を示す包装用箱の展開平面図。 前記包装用箱の被包装物包装状態の中央縦断面図。 図2のX−X線に沿う縦断面図。 図2のY−Y線に沿う横断面図。 この発明の包装用箱の製作方法を示す要部断面の第1説明図。 この発明の包装用箱の製作方法を示す要部断面の第2説明図。 この発明の包装用箱の製作方法を示す要部断面の第3説明図。 この発明の包装用箱の製作方法を示す要部断面の第4説明図。 この発明の第2の実施形態を示す包装用箱の展開平面図。 前記包装用箱の被包装物包装状態の中央縦断面図。。
符号の説明
A…箱本体、P…被包装物、1…右側内壁、2…連接壁、S…緩衝空間、3…左側内壁、4…後面壁、5…右側面壁、6…前面壁、7…左側面壁、8,12…上蓋片、9,13…底蓋片、a〜n…折り目、10,14…蓋フラップ片、11,15…底フラップ片、B,C…下ホールド部、D,E…上ホールド部、16、26…貼着片、17、27…上支え緩衝片、18、28…、20、30…下ホールド部形成片、20c,30c…連接折り目、21、31…下緩衝片、22、32…下支え緩衝片、23、33…貼着片、40、50…上ホールド部形成片、50d、50d…連設折り目。

Claims (5)

  1. 上下部に上蓋片8及び底蓋片9を有する後面壁4と、上下部に蓋フラップ片10及び底フラップ片11を有し前記後面壁4に連設される右側面壁5と、上下部に上蓋片12及び底蓋片13を有し前記右側面壁5に連設される前面壁6と、上下部に蓋フラップ片14及び底フラップ片15を有し前記前面壁6に連設される左側面壁7とを具備する包装用箱において、
    この箱本体Aに、前記左側面壁7の内側に接着される左側内壁3と、前記右側面壁5の内側に接着される右側内壁1と、この右側内壁1と左側内壁3を連結する連接壁2とを一体的に設けたこと、
    前記箱本体Aの下部両側に被包装物Pの底部両側を弾性的に保持するクッション性のある下ホールド部B,Cを一体的に設け、この下ホールド部形成片20,30を、左側内壁3及び右側内壁1の下部に連設され箱組立時に箱本体A内へ斜行突出する下緩衝片21,31と、この下緩衝片に連設され箱組立時に前記緩衝片21,31とともに箱内突出して下ホールド部B,Cを膨出形成する下支え緩衝片22,32と、この下支え緩衝片22,32に連設され箱組立時に前記底フラップ片11,15の内面に接着される貼着片23,33とから形成したことを特徴とする包装用箱。
  2. 前記左側内壁3と前記後面壁4を一体的に連設し、この左側内壁3及び右側内壁1の幅を左右側面壁7,5の幅より狭く設定して、左右内壁3,1の連接壁2を被包装物Pが当接する緩衝壁として形成し、この緩衝壁としての連接壁2と前面壁6との間に緩衝空間Sを形成したことを特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
  3. 請求項1及び請求項2に記載の包装用箱を製作する方法であって、
    前記下緩衝片21,31と前記下支え緩衝片22,32との連設折り目20c,30cが内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部20c,30cの位置が箱組立時の底フラップ片延出状態において底フラップ片11,15の折り目j,nと重なり合う位置に設定されており、
    前記貼着片23,33が接着された底フラップ片11,15を右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する底フラップ片延出状態でいったん箱外側方へ開くように折り曲げて前記折り目20c,30cの部分に折り癖を付けた後、前記底フラップ片11,15を箱内方向へ折り曲げて下ホールド部B,Cを膨出形成する工程と、底蓋片9,13を閉蓋する工程を行なうことを特徴とする包装用箱の製作方法。
  4. 上下部に上蓋片8及び底蓋片9を有する後面壁4と、上下部に蓋フラップ片10及び底フラップ片11を有し前記後面壁4に連設される右側面壁5と、上下部に上蓋片12及び底蓋片13を有し前記右側面壁5に連設される前面壁6と、上下部に蓋フラップ片14及び底フラップ片15を有し前記前面壁6に連設される左側面壁7とを具備する包装用箱において、
    この箱本体Aに、前記左側面壁7の内側に接着される左側内壁3と、前記右側面壁5の内側に接着される右側内壁1と、この右側内壁1と左側内壁3を連結する連接壁2とを一体的に設けたこと、
    前記箱本体Aの下部両側に被包装物Pの底部両側を弾性的に保持するクッション性のある下ホールド部B,Cを一体的に設け、この下ホールド部形成片20,30を、左側内壁3及び右側内壁1の下部に連設され箱組立時に箱本体A内へ斜行突出する下緩衝片21,31と、この下緩衝片に連設され箱組立時に前記緩衝片21,31とともに箱内突出して下ホールド部B,Cを膨出形成する下支え緩衝片22,32と、この下支え緩衝片22,32に連設され箱組立時に前記底フラップ片11,15の内面に接着される貼着片23,33とから形成したこと、
    前記箱本体Aの上部両側に被包装物Pの頭部両側を弾性的に保持するクッション性のある上ホールド部D,Eを一体的に設け、この上ホールド部形成片40,50を、左側内壁3及び右側内壁1の上部に連設され被包装物装填後の上蓋閉蓋時に箱本体A内へ斜行突出する上緩衝片18,28と、この上緩衝片に連設され前記上蓋閉蓋時に上緩衝片18,28とともに箱内突出して上ホールド部D,Eを膨出形成する上支え緩衝片17,27と、この上支え緩衝片17,27に連設され箱組立時に蓋フラップ片10,14の内面に接着される貼着片16,26とから形成したことを特徴とする包装用箱。
  5. 請求項4に記載の包装用箱を製作する方法であって、
    前記下緩衝片21,31と前記下支え緩衝片22,32との連設折り目20c,30cが内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部20c,30cの位置が箱組立時の底フラップ片延出状態において底フラップ片11,15の折り目j,nと重なり合う位置に設定されており、
    前記貼着片23,33が接着された底フラップ片11,15を右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する底フラップ片延出状態でいったん箱外側方へ開くように折り曲げて前記折り目20c,30cの部分に折り癖を付けた後、前記底フラップ片11,15を箱内方向へ折り曲げて下ホールド部B,Cを膨出形成する工程と、底蓋片9,13を閉蓋する工程を行なうこと、
    前記上緩衝片18,28と前記上支え緩衝片17,27との連設折り目40d,50dが内側に山折りされた内山折り目部として形成され、この内山折り目部40d,50dの位置が上蓋閉蓋時の蓋フラップ片延出状態において蓋フラップ片10,14の折り目i,mと重なり合う位置に設定されており、
    被包装物装填後の上蓋閉蓋時において、前記貼着片16,26が接着された蓋フラップ片10,14を右側面壁5及び左側面壁7の延長方向へ延出する蓋フラップ片延出状態でいったん箱外側方へ開くように折り曲げて前記折り目40d,50dの部分に折り癖を付けた後、前記蓋フラップ片10,14を箱内方向へ折り曲げて上ホールド部D,Eを膨出形成する工程と、上蓋片8,12を閉蓋する工程を行なうことを特徴とする包装用箱の製作方法。
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