JP2005254889A - 作業車のpto伝動装置 - Google Patents

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JP2005254889A
JP2005254889A JP2004066492A JP2004066492A JP2005254889A JP 2005254889 A JP2005254889 A JP 2005254889A JP 2004066492 A JP2004066492 A JP 2004066492A JP 2004066492 A JP2004066492 A JP 2004066492A JP 2005254889 A JP2005254889 A JP 2005254889A
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Hirosuke Hashimoto
裕輔 橋本
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Abstract

【課題】 PTO軸への動力伝達を遮断するクラッチの切時などに起生するPTO軸の慣性回転を、極めて簡単な手段で良好に防止する。
【解決手段】 エンジン出力を伝える伝動体とつれ回りを防止するブレーキ板とをPTO軸に備え、伝動体とブレーキ板間に介設させるブレーキバネと、伝動体とブレーキ板とを連結させる折曲自在な前後リンクと、前後リンク間に介設させる重り体とを設け、PTO軸の低回転時にブレーキバネ力でブレーキ板を摩擦体に圧接させると共に、PTO軸の高回転時には重り体の遠心作用でブレーキ板を摩擦体より離反させるように設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は例えば農作業機或いは土工作業機を装設して農作業或いは土工作業を行うトラクタなど作業車のPTO伝動装置に関する。
従来、エンジンからの出力をPTOクラッチなどを介しPTO軸に伝動する駆動構造にあって、PTOクラッチの切などでPTO軸への動力の伝達を遮断したときにPTO軸が慣性で回転するのを防止する手段の1つに、PTOクラッチからPTO軸までの伝達経路中に慣性ブレーキを配置させ、PTOクラッチと慣性ブレーキはリンク機構で連結させる技術がある。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−24746号公報
しかし乍ら上記の如き従来手段の場合PTOクラッチと慣性ブレーキとが別個の位置にあって、構造が複雑となるばかりでなくリンク等の連結も必要なため組立作業なども困難となる。
そのため板バネによってPTO軸やPTO軸に連結する伝達軸を締め上げるなどした手段もあるが、この場合動力損失も大きく、また動力損失が熱エネルギに変換されて油温上昇の原因なるなどの不都合がある。
そこで本発明は、エンジン出力を伝える伝動体と、つれ回りを防止するブレーキ板とをPTO軸に備えると共に、伝動体とブレーキ板間に介設させるブレーキバネと、伝動体とブレーキ板とを連結させる折曲自在な前後リンクと、前後リンク間に介設させる重り体とを設け、PTO軸の低回転時にブレーキバネ力でブレーキ板を摩擦体に圧接させると共に、PTO軸の高回転時には重り体の遠心作用でブレーキ板を摩擦体より離反させるように設けたものである。
また、PTO軸の回転を規制する円板体に切欠を形成させ、逆転防止用爪を切欠に係合させて、PTO軸の逆転を防止させたものである。
而して本発明によれば、エンジン出力を伝える伝動体と、つれ回りを防止するブレーキ板とをPTO軸に備えると共に、伝動体とブレーキ板間に介設させるブレーキバネと、伝動体とブレーキ板とを連結させる折曲自在な前後リンクと、前後リンク間に介設させる重り体とを設け、PTO軸の低回転時にブレーキバネ力でブレーキ板を摩擦体に圧接させると共に、PTO軸の高回転時には重り体の遠心作用でブレーキ板を摩擦体より離反させることによって、ブレーキ板や前後リンクなどをPTO軸に容易に組込んで、PTO軸への動力伝達を遮断するときには確実にブレーキ板を作用させてPTO軸のつれ回りを防止すると共に、PTO軸の回転中はブレーキ板の摩擦による動力損失を無くして効率良好なPTO軸の回動を可能とさせるものである。
また、PTO軸の回転を規制する円板体に切欠を形成させ、逆転防止用爪を切欠に係合させて、PTO軸の逆転を防止させたことによって、例えば円板体に形成する係合溝にバネで付勢するピンを入り込ませて逆転防止する従来構造などに比べ、ピンのための潤滑の必要もなく、構造の単純化を図って、PTO軸の慣性回転(逆転)など確実に防止させ、作業性を向上させるものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1はトラクタの側面図を示し、図中1は農業用などの作業車であるトラクタであり、エンジン2を内設させるボンネット3両側に左右の前輪4・4を装設させ、前記ボンネット3の後方の運転キャビン5内に丸形操向ハンドル6を設け、該ハンドル6後方に運転席7を配置させ、運転席7両側外方に左右の後輪8・8を装設させている。
図2に示す如く、前記エンジン2の出力を伝えるミッションケース9の走行駆動系10は、主クラッチ部11と、前後進に切換える前後進切換部12b、高低速に切換える高低速切換部13と、走行速度を4段に切換える主変速部14と、副変速部15と、副変速部15の走行出力軸16に後輪出力軸17を連結させるデフ機構18と、エンジン2からのPTO駆動軸19に連結させるPTO軸20などを備え、トラクタ1に装備させる各種作業機にPTO軸20の動力を伝達してこれら作業機による各種農作業を行うように構成している。
図2・図3・図4に示す如く、前記PTO駆動軸19に伝達ギヤ21・22を介しPTO軸20を連動連結させるもので、PTO軸20の内端及び中間を各ベアリング23・24を介してミッションケース9に回転自在に支持させ、PTO軸20の各ベアリング23・24間のスプライン部20aに伝達ギヤ22をスプライン嵌合させている。
また、PTO軸20の内端側に摩擦板25を有する輪状ブレーキ板26を嵌挿させ、ブレーキ板26と伝達ギヤ22とを折曲自在な複数組の前及び後リンク27・28で連結させるもので、ブレーキ板26の摩擦板25とは反対側面に枢軸29を介し前リンク27の一端側を、伝達ギヤ22の対向側面に枢軸30を介し後リンク28の一端側をそれぞれ揺動自在に枢支させると共に、前後リンク27・28の他端を同一軸31で折曲(折畳)自在に連結させ、略同一長さの前後リンク27・28の中心軸31に重り体32を取付けている。
そしてPTO軸20外周のブレーキ板26と伝達ギヤ22間に圧縮バネであるブレーキバネ33を介設させ、PTO軸23の0回転或いは低回転時にはバネ33の押圧力でブレーキ板26の摩擦板25をベアリンク23外側のケース内壁面9aの圧接させて、主クラッチ部11の主クラッチ切時におけるPTO軸20の慣性回転(つれ回り)を防止する一方、PTO軸20の回転中は図4に示す如く軸20を中心として回転する重り体32の遠心力で前後リンク27・28を縮めて、ケース内壁面9aよりブレーキ板26の摩擦板25を離して動力損失のない効率良好なPTO軸20の回転を行うように構成している。
上記から明らかなように、エンジン2出力を伝える伝動体であるギヤ22とつれ回りを防止するブレーキ板26とをPTO軸20に備え、伝動体22とブレーキ板26間に介設させるブレーキバネ33と、伝動体22とブレーキ板26とを連結させる折曲自在な前後リンク27・28と、前後リンク27・28間に介設させる重り体32とを設け、PTO軸20の低回転時にブレーキバネ力でブレーキ板26を摩擦体であるケース内壁面9aに圧接させると共に、PTO軸20の高回転時には重り体32の遠心作用でブレーキ板26をケース内壁面9aより離反させたもので、ブレーキ板26や前後リンク27・28などをPTO軸20に容易に組込んで、PTO軸20への動力伝達を遮断するときには確実にブレーキ板26を作用させてPTO軸20のつれ回りを防止する一方、PTO軸20の回転中はブレーキ板26の摩擦による動力損失を無くして効率良好なPTO軸20の回動を可能とさせることができるものである。
図5乃至図7に示す如く、前記PTO駆動軸19の中間にPTOクラッチ機構34aの組込みを可能とさせるもので、前記PTO駆動軸19を主クラッチ部11に連結する入力軸19aと伝達ギヤ21に連結するPTOクラッチ軸19bとに分割させ、入力軸19aのクラッチ部材34とクラッチピストン35とのクラッチ体36とで、PTOクラッチ37を形成させると共に、クラッチ体36に回転自在に連結するブレーキ体38とクラッチ体36との間でPTOブレーキ39を形成させ、クラッチ軸19bの油路40からの作動軸でクラッチピストン35を摺動させるときPTOクラッチ37を入、ブレーキ39を非制動状態ととさせ、一方クラッチピストン35が戻しバネ41などで後退するPTOクラッチ37の切時には、ブレーキ39を制動状態として、クラッチ体36とブレーキ体38を一体とさせ、クラッチ体36の慣性回転時にはブレーキ体38をつれ回り状態とさせる。
そして、前記ブレーキ体38の一端円筒部38aには逆転防止爪42の先端爪部42aを係合させる切欠43を形成させて逆転を防止するもので、前記防止爪42はミッションケース9に支軸44を介し揺動自在に取付け、円筒部38aの外側を囲うミッションケース9の内壁45に防止爪42に固着させる板バネ46先端を圧接させ、防止爪42の爪部42aを板バネ46によって常時円筒部38a周面に摺接させる状態とさせ、切欠43と爪部42aとの係合時にあってはと円筒部38a(クラッチ軸19b)の一方向aの回転を許容させ、逆転bを阻止するように構成している。
以上のように、PTOクラッチ37が切で、PTOブレーキ39が制動状態にあって、ブレーキ体38が慣性力で回転(逆転)bする状態となるとき、前記防止爪42の係合でこの回転を規制しPTO軸20が慣性回転するのを防止する。
そしてPTOクラッチ37切時の各種作業機側の駆動入力部とPTO軸20との連結時などにあっては、正転側の回転(空転)aによって容易な連結を可能とさせるもので、PTOクラッチ37切状態の必要時に駆動方向とは反対方向に適宜回転a可能とさせて作業性を向上させることができる。
上記からも明らかなように、PTO軸20の回転を規制する円板体であるブレーキ体38に切欠を形成させ、逆転防止用爪42を切欠43に係合させて、PTO軸20の逆転を防止するもので、例えば円板体であるブレーキ体38に形成する係合溝にバネで付勢するピンを入り込ませて逆転防止する従来構造などに比べ、ピンのための潤滑の必要もなく、構造の単純化を図って、PTO軸20の慣性回転(逆転)bなど確実に防止させ、作業性を向上させることができるものである。
トラクタの全体側面図。 PTO軸駆動系の説明図。 PTOブレーキ板の制動説明図。 PTOブレーキ板の非制動説明図。 PTOクラッチ機構の説明図。 逆転防止爪部の説明図。 逆転防止爪部の斜視説明図。
符号の説明
2 エンジン
9a ケース内壁面(摩擦体)
20 PTO軸
22 ギヤ(伝動体)
26 ブレーキ板
27 前リンク
28 後リンク
32 重り体
33 ブレーキバネ
38 ブレーキ体(円板体)
42 爪
43 切欠

Claims (2)

  1. エンジン出力を伝える伝動体と、つれ回りを防止するブレーキ板とをPTO軸に備えると共に、伝動体とブレーキ板間に介設させるブレーキバネと、伝動体とブレーキ板とを連結させる折曲自在な前後リンクと、前後リンク間に介設させる重り体とを設け、PTO軸の低回転時にブレーキバネ力でブレーキ板を摩擦体に圧接させると共に、PTO軸の高回転時には重り体の遠心作用でブレーキ板を摩擦体より離反させるように設けたことを特徴とする作業車のPTO伝動装置。
  2. PTO軸の回転を規制する円板体に切欠を形成させ、逆転防止用爪を切欠に係合させて、PTO軸の逆転を防止させたことを特徴とする請求項1記載の作業車のPTO伝動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009274565A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Yanmar Co Ltd 作業車両
CN104554330A (zh) * 2015-01-29 2015-04-29 山东黄金集团昌邑矿业有限公司 一种矿车刹车装置
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