JP2005251064A - 電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 メモリカードの内容を大よその内訳で把握でき、特定の対象のファイルのみを完全に消去できる電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法を提供する。
【解決手段】 ファイルを記憶する不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去手段と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 ファイルを記憶する不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去手段と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法に関する。
ディジタルスチルカメラ(DSC)、携帯電話、画像表示装置(画像ビューワ)などの電子機器ではメモリカードを用いてファイルを記憶するものが知られている。
近年のメモリカードの小型化には目を見張るものがあり、PCMCIAメモリカード、コンパクト、SDカードなどと年々小型化・薄型化・大容量化が進み、切手サイズで1GBの容量を持つものまで出現しつつある状況である。
近年のメモリカードの小型化には目を見張るものがあり、PCMCIAメモリカード、コンパクト、SDカードなどと年々小型化・薄型化・大容量化が進み、切手サイズで1GBの容量を持つものまで出現しつつある状況である。
こうした手軽で大容量のメモリカードの出現により小型のメモリカードの使用用途は多方面に渡り、多くの電子機器で使用されるようになっている。その結果、メモリカードには画像データ、音楽データ、地図データ、音声データ、電話番号データなどが記憶されたり、場合によっては電子メールアドレスデータ、メール本文のデータ、住所データなどといった個人情報を格納しているファイルも記憶され始めている。
メモリカードに記憶されているファイルを管理するファイルシステムとして、例えばFATファイルシステムが知られている。FATシステムを使用したメモリカードを扱う電子機器では、ファイルの消去が指示されたとき管理情報を消去するのみで実体であるデータを含むメモリ本体を消去しないデータ管理システムを採用している。これは、メモリの大容量化に対応してデータの消去作業を高速化するために考え出された方法である。一方ではまた、メモリカード自体も接続されたインターフェースを経由してデータ本体を消去するコマンドを受けても実際には記憶されたデータ本体の記憶ブロックを消去せず、メモリ管理情報のみを消去してあたかもメモリブロック本体を消去したかのように振舞って高速処理を図っているメモリカードのデータ管理システムを使用している。
このようにメモリカードの小型化と大容量化により電子機器における可搬性の高い小型メモリカードの利便性は格段に向上したものの、メモリカードがあまりに小型であるために、個人情報の記憶されたメモリカードを他の紙くず同様にユーザが気軽に安易に廃棄したりする場合が急激に増加してきている。また、個人情報が記録されている可能性のあるメモリカードを、内容を確認しないまま安易に譲渡したり、売却したり、転売したりするケースも増えてきている。廃棄されて人手に渡った小型メモリカードや中古市場に出回っている小型メモリカードは個人情報が読み出されて犯罪に利用される可能性があるなど大きな問題になりつつある。(廃棄問題)。
ユーザによっては小型メモリカードの内容を確認して個人情報の有無を確認してから廃棄・売却したり、メモリカードの内容を消去してから廃棄したりするなどの対策を講じている。しかし、電子機器は通常その装置で記録・再生するデータ情報だけを扱っているため、他の電子機器で記録されたデータの存在を確認することが出来ないという問題がある。特に複数の電子機器に対して同一のメモリカードを使用する場合も見られ、その場合、特定の電子機器だけではメモリカードの中のデータとしてどんなデータが保存されているか判らないという問題点がある。特定の電子機器が扱うデータが記録されているかどうかの有無も知ることが出来ない。(カードの記憶内容の不可視問題)。
それならば、メモリカードの中に記録されているデータを全て消去してから廃棄する方法をとる場合も考えられる。この場合メモリカードのフォーマットという処理を行うことが考えられる。この場合メモリカードの内容を消去できるので安全な様に思われるが、先に述べたように特定の電子機器では他機種のデータを見ることが出来ないために、フォーマット作業をすることで誤って重要なデータを消去してしまうという副次的な弊害が発生する可能性が高く、実際にはユーザは恐くて使用できないという問題がある。(カード記憶内容の不可視問題による重要データの消去の危険性)
また、通常のメモリカードを扱う電子機器では、ファイル単位でデータを消去する仕組みはあるが、一連のファイル群をまとめて消去する仕組みが無い場合がある。例えば音楽データを扱う電子機器では扱い対象外の写真情報や電子メール情報等音楽データ以外の情報をまとめて消去する機能などは持っていないために、音楽データ以外を消去することが出来ないという問題がある。(非扱い対象データの消去問題)
一方、重要データの有無に関わらずメモリカードをフォーマットして廃棄したいという場合もある。しかし、電子機器で使用しているFATファイルシステムでは、ファイルの管理情報のみを消去し、データそのものを消去しないため、実際にはメモリカードの中には電子データが残存し、悪意をもった人がデータを復元して、個人情報を入手する可能性があることには代わりが無いという問題がある。(フォーマットによるデータ残存問題)
この他にも、メモリカードのフォーマットコマンドでは、ある種類のファイルだけを完全消去し、それ以外の種類のファイルは消去せず残したい場合、フォーマットによって全てのファイルが消去されてしまうと都合が悪いという問題がある。また、フォーマットによってメモリカードの全領域を初期化するコマンドを受けても全てのファイルが完全消去されていないメモリカードシステムがある。
本発明は、かかる問題に鑑みて創作されたものであって、メモリカードの内容を大よその内訳で把握でき、特定の対象のファイルのみを完全に消去できる電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電子機器は、ファイルを記憶する不揮発性の記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去手段と、を備える。この電子機器によると、ユーザはファイルが分類される種類によってメモリカードの内容を大よその内訳で把握できる。また、選択された種類に分類されるファイルのみ、すなわち特定の対象のファイルのみを完全に消去できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記記憶手段は、脱着可能な不揮発性の記憶媒体にファイルを記憶する。この電子機器によると、選択された種類に分類されるファイルについて、脱着可能な記憶媒体を介してファイルが漏洩することを防止できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記記憶手段に記憶されているファイルを再生する及び/又は前記記憶手段にファイルを記憶させる処理手段を更に備え、前記記憶手段に記憶されているファイルは、前記処理手段が処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類される。この電子機器によると、処理不可能な種類についても消去の対象として選択できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記記憶手段に記憶されているファイルを再生する及び/又は前記記憶手段にファイルを記憶させる処理手段を更に備え、前記記憶手段に記憶されているファイルは、前記処理手段が処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類される。この電子機器によると、処理不可能な種類についても消去の対象として選択できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記処理可能な種類に分類されるファイルは、格納しているデータに応じて更に細かな種類に分類される。この電子機器によると、処理可能な種類に分類されるファイルについて、更に細かく消去の対象を選択できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記記憶手段の記憶容量に対する種類毎のデータ量の割合を表すグラフを表示する。この電子機器によると、前記記憶手段の記憶容量に対する種類毎のデータ量の割合を容易に確認できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記記憶手段の記憶容量に対する種類毎のデータ量の割合を表すグラフを表示する。この電子機器によると、前記記憶手段の記憶容量に対する種類毎のデータ量の割合を容易に確認できる。
さらに本発明に係る電子機器では、前記グラフ表示手段は、前記処理可能な種類に分類されるファイルが更に細かく分類される種類間のデータ量の比を表すグラフを更に表示する。この電子機器によると、処理可能な種類が更に細かく分類される種類毎のデータ量の内訳を知ることができる。
上記目的を達成するため、本発明に係るファイル消去プログラムは、ファイルを記憶する不揮発性の記憶手段を備える電子機器を、前記記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去手段として機能させる。このファイル消去プログラムによると、ファイルが分類される種類によってメモリカードの内容を大よその内訳で把握できる。また、特定の対象のファイルのみを完全に消去できる。
上記目的を達成するため、本発明に係るファイル消去プログラムは、ファイルを記憶する不揮発性の記憶手段を備える電子機器を、前記記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去手段として機能させる。このファイル消去プログラムによると、ファイルが分類される種類によってメモリカードの内容を大よその内訳で把握できる。また、特定の対象のファイルのみを完全に消去できる。
上記目的を達成するため、本発明に係るファイル消去方法は、記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択段階と、前記選択段階で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去段階と、を含む。このファイル消去方法によると、ファイルが分類される種類によってメモリカードの内容を大よその内訳で把握できる。また、特定の対象のファイルのみを完全に消去できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施例に係る電子機器としてのディジタルスチルカメラ(DSC)1のハードウェア構成を示すブロック図である。
光学系11は、一つ以上のレンズで構成されるレンズ群11a、レンズ群11aの中に設けられる絞り11b等で構成されている。光学系11はイメージセンサ12の受光面に被写体の光学像を結像させる。
図2は、本発明の一実施例に係る電子機器としてのディジタルスチルカメラ(DSC)1のハードウェア構成を示すブロック図である。
光学系11は、一つ以上のレンズで構成されるレンズ群11a、レンズ群11aの中に設けられる絞り11b等で構成されている。光学系11はイメージセンサ12の受光面に被写体の光学像を結像させる。
イメージセンサ12は、2次元空間に離散的に配置された光電変換素子とCCD(Charge Coupled Device)等の電荷転送素子とを備えた撮像素子であり、所謂CCDイメージセンサ、あるいはCMOSイメージセンサである。イメージセンサ12は図示しないセンサコントローラによって駆動される。イメージセンサ12は光学系11により結像される光学像を光電変換して得られる電荷を光電変換素子毎に一定時間蓄積し、光電変換素子毎の受光量に応じた電気信号を出力する。イメージセンサ12は受光面にC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)及びG(Green)の4色のフィルタ、またはR(Red)、G(Green)及びB(Blue)の3色フィルタを設けることによりカラー画像情報を取り込むことが可能である。イメージセンサ12への電荷の蓄積量(露光量)は、光学系11とイメージセンサ12との間におかれる図示しないメカニカルシャッタの開放時間と絞り11bとで決定される。
アナログフロントエンド(AFE)部13は、イメージセンサ12から出力される電気信号をAD変換器でディジタル信号に量子化変換して出力する。具体的には例えば、AFE部13は電気信号に含まれる雑音の低減処理であるCDS(Correlated Double Sampling)処理、画像の黒レベルを再現するためのオプティカル・ブラック・クランプ制御や、ゲインの調整による電気信号のレベル調整処理、量子化処理等を行ってディジタル画像処理部14にディジタル信号を出力する。
ディジタル画像処理部14は、AFE部13から出力されたディジタル信号に対し、画像形成処理、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、RGB色空間からYCbCr色空間に変換する色空間変換等を施してYCbCr色空間で表される静止画データを出力する。ここで画像形成処理とは、例えば規則性をもって市松模様に色フィルタが配列されるCCDの各画素(センサの表面にある一色の色フィルタが形成されている各光電変換素子)から出力された一色分の輝度情報より、近傍の画素の各色のセンサ出力輝度情報から画素の補間処理を施す事で各画素単位にR、G、Bの3原色の色情報を生成し、各画素単位に全ての画素にR、G、Bの色情報を持たせてカラー画像を形成する処理のことをいう。
圧縮・伸張部15は、ディジタル画像処理部14から出力された静止画データを圧縮し、また、圧縮された静止画データを伸張する。圧縮・伸張部15は、具体的には例えば非可逆圧縮方式であるJPEG形式や、データの切り捨てを伴わない可逆圧縮方式を用いた圧縮を行う。また、圧縮・伸張部15は圧縮を行わないTIFF形式の静止画データに変換することも可能に構成されている。
記憶手段としての外部記憶部16は、脱着可能な不揮発性の記憶媒体であるメモリカード17を接続するためのカードスロット、メモリコントローラなどを備える。外部記憶部16は制御部20によって制御され、圧縮・伸張部15で圧縮された静止画データをファイルに格納してメモリカード17へ書き込む処理、及びメモリカード17に記憶されている各種のファイルを読み出す処理を行う。
表示部18は、カラー表示可能なLCD(Liquid Crystal Display)、LCDを制御するディスプレイコントローラなどを備える。表示部18は制御部20によって制御され、各種のメニュー、静止画、動画、グラフなどをLCDに画面表示する。
操作部19は、シャッターボタン、露光条件やその他各種の撮像条件を設定するためのダイヤルスイッチ、表示される各種のメニューを操作するための複数の押しボタンスイッチなどを備える。
操作部19は、シャッターボタン、露光条件やその他各種の撮像条件を設定するためのダイヤルスイッチ、表示される各種のメニューを操作するための複数の押しボタンスイッチなどを備える。
発音部21は、DSP(Digital Signal Processor)、D/Aコンバータ、アンプ、スピーカなどを備える。DSPは音楽データに基づいて音響信号を生成し、D/Aコンバータに出力する。D/Aコンバータは音響信号をアナログ信号に変換してアンプに出力し、アンプは出力されたアナログ信号を増幅してスピーカに発音させる。
制御部20は、CPU20a、ROM20b、及びRAM20cを備える。CPU20aはROM20bに記憶されているコンピュータプログラムを実行することでDSC1の全体を制御する。また、CPU20aはROM20bに記憶されているファイル消去プログラムを実行することで記憶手段、選択手段、消去手段、処理手段、及びグラフ表示手段としても機能する。ROM20bは、各種のプログラムやデータなどを記憶するメモリである。ROM20bに記憶する各種のプログラムやデータは所定のサーバからネットワークを介してダウンロードして記憶してもよいし、メモリカード17等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して記憶してもよい。RAM20cは各種のプログラムやデータを一時的に記憶するためのメモリである。
次に、メモリカード17のデータ構造について説明する。
図3は、メモリカード17のデータ構造を示す模式図である。メモリカード17はカード情報ブロック31、FAT情報ブロック32、データブロック33に大きく分かれている。カード情報ブロック31はメモリカード17に関する固有情報が記憶されるブロックである。FAT情報ブロック32はFAT(File Allocation Table)が記憶されるブロックである。FATとはファイルにアクセスするために内部的に使う一種の「目次」データである。データブロック33はファイルが記憶されるブロックである。FATファイルシステムではファイルを消去してもFATから当該ファイルの情報が消去されるだけであり、ファイルの実体であるデータはそのままデータブロック33に残される。図3に示す残存データは、データブロック33に残されてしまったデータを意味している。
図3は、メモリカード17のデータ構造を示す模式図である。メモリカード17はカード情報ブロック31、FAT情報ブロック32、データブロック33に大きく分かれている。カード情報ブロック31はメモリカード17に関する固有情報が記憶されるブロックである。FAT情報ブロック32はFAT(File Allocation Table)が記憶されるブロックである。FATとはファイルにアクセスするために内部的に使う一種の「目次」データである。データブロック33はファイルが記憶されるブロックである。FATファイルシステムではファイルを消去してもFATから当該ファイルの情報が消去されるだけであり、ファイルの実体であるデータはそのままデータブロック33に残される。図3に示す残存データは、データブロック33に残されてしまったデータを意味している。
次に、メモリカード17に記憶されているファイルの一例について説明する。
図4は、メモリカード17に記憶されているファイルの一例を示す模式図である。製造元によらず複数の電子機器間でメモリカード17を使用できるようにする場合、各製造元が独自のディレクトリ構成でファイルを保存するのではなく、製造元間でディレクトリ構造を取り決めておくとよい。本実施例ではその取り決めにより、ルートディレクトリの直下に[DCIM]フォルダ、[MOVIE]フォルダ、[MUSIC]フォルダ、[MAP]フォルダ、及び[MISCxx]フォルダが作成される場合を例に説明する。[DCIM]フォルダはDSC1に限らずディジタルスチルカメラで撮影した静止画データを格納した静止画ファイルが保存されるフォルダである。[MOVIE]フォルダはディジタルビデオカメラなどで撮影した動画データを格納した動画ファイルが保存されるフォルダである。同様に[MUSIC]フォルダは音楽データを格納した音楽ファイルが保存されるフォルダであり、[MAP]フォルダは地図データを格納した地図ファイルが保存されるフォルダである。[MISCxx]フォルダは製造元に固有のファイルが保存されるフォルダである。”xx”の部分には製造元に固有の名称が設定される。以後の説明では理解を容易にするため各フォルダには上述したファイル以外のファイルは保存されないものとして説明する。後述する処理部41(図5参照)は静止画ファイル、動画ファイル及び音楽ファイルを処理可能であり、地図ファイルは処理不可能であるものとする。このため本実施例では[DCIM]フォルダ、[MOVIE]フォルダ及び[MUSIC]フォルダに保存されているファイルは処理可能な種類に分類され、更にそれらは「静止画」、「動画」及び「音楽」という細かな種類に分類される。すなわち格納しているデータに応じて更に細かな種類に分類される。[MISCxx]フォルダに保存されているファイルも処理部40が処理可能なファイルであり、[MISCxx]フォルダに保存されているファイルは細かな種類として「その他」という種類に分類されるものとする。[MAP]フォルダに保存されているファイルは処理不可能な種類に分類される。
図4は、メモリカード17に記憶されているファイルの一例を示す模式図である。製造元によらず複数の電子機器間でメモリカード17を使用できるようにする場合、各製造元が独自のディレクトリ構成でファイルを保存するのではなく、製造元間でディレクトリ構造を取り決めておくとよい。本実施例ではその取り決めにより、ルートディレクトリの直下に[DCIM]フォルダ、[MOVIE]フォルダ、[MUSIC]フォルダ、[MAP]フォルダ、及び[MISCxx]フォルダが作成される場合を例に説明する。[DCIM]フォルダはDSC1に限らずディジタルスチルカメラで撮影した静止画データを格納した静止画ファイルが保存されるフォルダである。[MOVIE]フォルダはディジタルビデオカメラなどで撮影した動画データを格納した動画ファイルが保存されるフォルダである。同様に[MUSIC]フォルダは音楽データを格納した音楽ファイルが保存されるフォルダであり、[MAP]フォルダは地図データを格納した地図ファイルが保存されるフォルダである。[MISCxx]フォルダは製造元に固有のファイルが保存されるフォルダである。”xx”の部分には製造元に固有の名称が設定される。以後の説明では理解を容易にするため各フォルダには上述したファイル以外のファイルは保存されないものとして説明する。後述する処理部41(図5参照)は静止画ファイル、動画ファイル及び音楽ファイルを処理可能であり、地図ファイルは処理不可能であるものとする。このため本実施例では[DCIM]フォルダ、[MOVIE]フォルダ及び[MUSIC]フォルダに保存されているファイルは処理可能な種類に分類され、更にそれらは「静止画」、「動画」及び「音楽」という細かな種類に分類される。すなわち格納しているデータに応じて更に細かな種類に分類される。[MISCxx]フォルダに保存されているファイルも処理部40が処理可能なファイルであり、[MISCxx]フォルダに保存されているファイルは細かな種類として「その他」という種類に分類されるものとする。[MAP]フォルダに保存されているファイルは処理不可能な種類に分類される。
この他にも、文書データを保存する[DOC]、携帯電話の電話番号を記録する[TEL]、住所を記録する[ADDRESS]、携帯電話の電子メールの送受信のデータを保存する[MAIL]、画像のプリントを指示する指示データを記録する[PRINT]等多数のディレクトリがおかれる可能性がある。
なお、[DCIM]フォルダ、[MOVIE]フォルダ及び[MUSIC]フォルダに上述したファイル以外のファイルが保存されたり[MISCxx]フォルダに処理不可能なファイルが保存されたりする可能性がある場合は、上述したようなフォルダ毎ではなくファイル毎に分類を行う必要がある。また、分類の仕方は上記以外であってもよい。例えば静止画であればJPEG、TIFF、ビットマップなどのように静止画データを格納している形式によって更に細かく分類してもよい。
なお、[DCIM]フォルダ、[MOVIE]フォルダ及び[MUSIC]フォルダに上述したファイル以外のファイルが保存されたり[MISCxx]フォルダに処理不可能なファイルが保存されたりする可能性がある場合は、上述したようなフォルダ毎ではなくファイル毎に分類を行う必要がある。また、分類の仕方は上記以外であってもよい。例えば静止画であればJPEG、TIFF、ビットマップなどのように静止画データを格納している形式によって更に細かく分類してもよい。
次に、ファイル消去プログラムについて説明する。
図5は、ファイル消去プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。ファイル消去プログラムは処理部41、グラフ表示部42、選択部43、及び消去部44を備える。
処理部41は、メモリカード17に記憶されている静止画ファイル、動画ファイル及び音楽ファイルを再生する処理を行う。具体的には、処理部41は外部記憶部16を制御してメモリカード17から静止画ファイルを読み出し、読み出した静止画ファイルに格納されている静止画データをディスプレイコントローラを制御してカラー表示可能なLCDパネルにグラフィックに表示させる。動画ファイルについても同様にして再生する。音楽ファイルであれば発音部21を制御して音を発音させる。また、処理部41は表示中の静止画または再生中の動画について印刷が指示されたとき、当該静止画または当該動画のそのとき表示している静止画についての印刷指示データを生成し、生成した印刷指示データをファイルに格納してメモリカード17に記憶させる処理を行う。
図5は、ファイル消去プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。ファイル消去プログラムは処理部41、グラフ表示部42、選択部43、及び消去部44を備える。
処理部41は、メモリカード17に記憶されている静止画ファイル、動画ファイル及び音楽ファイルを再生する処理を行う。具体的には、処理部41は外部記憶部16を制御してメモリカード17から静止画ファイルを読み出し、読み出した静止画ファイルに格納されている静止画データをディスプレイコントローラを制御してカラー表示可能なLCDパネルにグラフィックに表示させる。動画ファイルについても同様にして再生する。音楽ファイルであれば発音部21を制御して音を発音させる。また、処理部41は表示中の静止画または再生中の動画について印刷が指示されたとき、当該静止画または当該動画のそのとき表示している静止画についての印刷指示データを生成し、生成した印刷指示データをファイルに格納してメモリカード17に記憶させる処理を行う。
グラフ表示部42は、メモリカード17の記憶容量に占める種類毎のデータ量の割合を表すグラフを表示する。具体的には、グラフ表示部42はメモリカード17に記憶されているファイルのデータ量を種類毎に集計し、メモリカード17の記憶容量を100%として記憶容量に占める種類毎のデータ量の割合を表すグラフをカラー表示可能なLCDに表示する。メモリカード17の記憶容量を100%とするため、グラフには空き容量の割合も表示される。空き容量の割合を表示するとユーザはどの程度の空き容量が残っているかを容易に把握できる。
図6は、グラフ表示部42が表示するグラフの一例を示す模式図である。
図6(A)では、DSC1が処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類した場合のグラフを示している。図中の「対象」は処理可能な種類を意味し、「不明」は処理不可能な種類を意味している。ここで「不明」を表示するのは、メモリカード17にDSC1で扱い不可能なデータが記憶されていることを明に表示し、不明なデータが保存されたまま廃棄する場合に注意が必要であることを注意喚起させる意味がある。
図6(A)では、DSC1が処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類した場合のグラフを示している。図中の「対象」は処理可能な種類を意味し、「不明」は処理不可能な種類を意味している。ここで「不明」を表示するのは、メモリカード17にDSC1で扱い不可能なデータが記憶されていることを明に表示し、不明なデータが保存されたまま廃棄する場合に注意が必要であることを注意喚起させる意味がある。
図6(B)では、処理可能な種類を更に「静止画」、「動画」、「音楽」、「その他」という細かな種類に分類した場合のグラフを示している。処理可能な種類を更に細かな種類に分類すると、どの種類を消去すればどの程度空き容量を確保できるかが判る。
図6(C)では、図6(B)の「その他」を「印刷指示」と「その他」とに更に細かく分類した場合のグラフを示している。ここで「印刷指示」は、前述した印刷指示データが分類される種類である。
図6(C)では、図6(B)の「その他」を「印刷指示」と「その他」とに更に細かく分類した場合のグラフを示している。ここで「印刷指示」は、前述した印刷指示データが分類される種類である。
グラフ表示部42は、図6(A)〜図6(C)のいずれか一つのグラフを表示してもよいし、図6(A)〜図6(C)の順、すなわち種類が徐々に細かくなる順に全て表示してもよい。また、グラフには、種類に対応付けて当該種類に分類されるファイルの数やデータ量の合計などを表示してもよい。
グラフ表示部42は更に、処理可能な種類に分類されるファイルが更に細かく分類される種類間のデータ量の比を表すグラフを表示する。
グラフ表示部42は更に、処理可能な種類に分類されるファイルが更に細かく分類される種類間のデータ量の比を表すグラフを表示する。
図7は、種類間のデータ量の比を表すグラフを示す模式図である。図示するグラフでは、「静止画」、「動画」、「音楽」、「印刷指示」及び「その他」に分類されるファイルのデータ量の合計を100%とし、種類毎のデータ量の比を円グラフで示している。これによりユーザは処理可能な種類に分類されるファイルのデータ量の内訳を知ることができる。例えば「静止画」に分類されるファイルは削除できないファイルであり、「動画」、「音楽」、「印刷指示」及び「その他」に分類されるファイルは削除してよいファイルである場合、ユーザは「動画」、「音楽」、「印刷指示」及び「その他」の割合を見ることにより、処理可能な種類に分類されるファイルのデータ量のうち削除してもよいファイルのデータ量がどの程度であるかを知ることができる。
選択部43は、ファイルの種類の選択を受け付ける。具体的には、選択部43はファイルの種類を選択するための種類選択画面55(図1参照)を表示し、ファイルの種類の選択を受け付ける。
消去部44は、選択された種類に分類される全てのファイルをメモリカード17から完全消去する。例えば「静止画」が選択された場合であれば、本実施例では「静止画」に分類されるファイル、すなわち静止画ファイルは必ず[DCIM]フォルダに保存され、また[DCIM]フォルダには静止画ファイル以外のファイルは保存されないため、[DCIM]フォルダに保存されているファイルを全て完全消去する。完全消去とはFATから消去するだけでなくデータブロック33からも消去することをいう。具体的にはデータブロック33に記憶されている当該ファイルのデータのビットを例えば全て”0”に書き換えるなどのように特別な意味を持たない所定のビットの並びに書き換えることをいう。尚、全ての場合に完全にデータを消去する作業を実施する場合、その処理時間にはかなりの時間が必要とされる場合があり、ユーザに対してFAT情報だけを消去するクイックフォーマット機能と、全てのデータを完全に消去する完全フォーマット機能を選択させる機能がある事が望ましい。
消去部44は、選択された種類に分類される全てのファイルをメモリカード17から完全消去する。例えば「静止画」が選択された場合であれば、本実施例では「静止画」に分類されるファイル、すなわち静止画ファイルは必ず[DCIM]フォルダに保存され、また[DCIM]フォルダには静止画ファイル以外のファイルは保存されないため、[DCIM]フォルダに保存されているファイルを全て完全消去する。完全消去とはFATから消去するだけでなくデータブロック33からも消去することをいう。具体的にはデータブロック33に記憶されている当該ファイルのデータのビットを例えば全て”0”に書き換えるなどのように特別な意味を持たない所定のビットの並びに書き換えることをいう。尚、全ての場合に完全にデータを消去する作業を実施する場合、その処理時間にはかなりの時間が必要とされる場合があり、ユーザに対してFAT情報だけを消去するクイックフォーマット機能と、全てのデータを完全に消去する完全フォーマット機能を選択させる機能がある事が望ましい。
図8は、データが完全消去された後のメモリカード17のデータ構造を示す模式図である。図3に示した例ではデータブロック33に残存データが残っていたが、同じファイルを完全消去したとすると、データブロック33からもデータが消去され、ファイルの実体であるデータが残存データとなって残らなくなる。
次に、グラフを表示する処理及びファイルを完全消去する処理の流れについて説明する。
次に、グラフを表示する処理及びファイルを完全消去する処理の流れについて説明する。
図1は、グラフを表示する処理及びファイルを完全消去する処理に関係する画面の遷移を示す画面遷移図である。以下、当該処理の流れについて図1に示す画面遷移図に基づいて説明する。
メニュー画面51は、上位メニューで所定の項目が選択されると表示される。メニュー画面51で[グラフ表示]が選択されると、処理不可能なファイルが記憶されている場合はそれをユーザに伝えるメッセージ画面52が表示される。メッセージ画面52で所定の操作を行うと第一のグラフ画面53が表示される。処理不可能なファイルが記憶されていない場合は第一のグラフ画面53が直接表示される。
メニュー画面51は、上位メニューで所定の項目が選択されると表示される。メニュー画面51で[グラフ表示]が選択されると、処理不可能なファイルが記憶されている場合はそれをユーザに伝えるメッセージ画面52が表示される。メッセージ画面52で所定の操作を行うと第一のグラフ画面53が表示される。処理不可能なファイルが記憶されていない場合は第一のグラフ画面53が直接表示される。
第一のグラフ画面53には、記憶容量に対する種類毎のデータ量の割合を表すグラフが表示される。第一のグラフ画面53で所定の操作が行われると第二のグラフ画面54が表示される。
第二のグラフ画面54には、更に細かく分類される種類間のデータ量の比を表すグラフが表示される。第二のグラフ画面54で所定の操作を行うと第一のグラフ画面53に戻る。
第二のグラフ画面54には、更に細かく分類される種類間のデータ量の比を表すグラフが表示される。第二のグラフ画面54で所定の操作を行うと第一のグラフ画面53に戻る。
メニュー画面51で[種類選択]が選択されると、処理不可能なファイルが記憶されている場合は第一のグラフ画面53と同様にメッセージ画面52が表示された後に種類選択画面55が表示され、処理不可能なファイルが記憶されていない場合は種類選択画面55が直接表示される。
種類選択画面55には、メモリカード17に記憶されているファイルが分類される種類が表示される。図示する例の種類選択画面55は、ファイルが処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類され、処理可能な種類に分類されるファイルが更に細かな種類に分類される場合の例である。細かな種類に分類する必要がない場合は例えば「対象」と「不明」という項目だけを表示すればよい。細かな種類に分類すると消去の対象を細かく選択できる。また、図示する例の種類選択画面55には、各種類の横に当該種類に分類されるファイルの数とデータ量の合計とが表示される。従って、グラフを表示しなくてもこれで十分であれば必ずしもグラフを表示する必要はない。ユーザは操作部19を操作してカーソルを移動させることにより消去の対象とする種類を選択する。種類選択画面55でいずれかの種類を選択して所定の操作を行うと、確認画面56が表示される。
種類選択画面55には、メモリカード17に記憶されているファイルが分類される種類が表示される。図示する例の種類選択画面55は、ファイルが処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類され、処理可能な種類に分類されるファイルが更に細かな種類に分類される場合の例である。細かな種類に分類する必要がない場合は例えば「対象」と「不明」という項目だけを表示すればよい。細かな種類に分類すると消去の対象を細かく選択できる。また、図示する例の種類選択画面55には、各種類の横に当該種類に分類されるファイルの数とデータ量の合計とが表示される。従って、グラフを表示しなくてもこれで十分であれば必ずしもグラフを表示する必要はない。ユーザは操作部19を操作してカーソルを移動させることにより消去の対象とする種類を選択する。種類選択画面55でいずれかの種類を選択して所定の操作を行うと、確認画面56が表示される。
確認画面56には、ユーザに最後の確認をするためのメッセージが表示される。確認画面56で「する」が選択されると選択されている種類に分類される全てのファイルが完全消去される。
以上説明した本発明のDSC1によると、ユーザは第一のグラフ画面53や種類選択画面55によってメモリカードの内容を大よその内訳で把握できる。また、特定の対象のファイルのみ、具体的には選択された種類に分類されるファイルのみを完全に消去できる。例えばメモリカード17に記憶されているある種類のファイルを知人に配布するためにメモリカード17を貸し出すとする。そのメモリカード17に記憶されている別の種類のファイルには個人情報が格納されており、貸し出す前に当該別の種類のファイルを完全消去したいとする。この場合、ユーザは当該消去したい種類を選択することにより、個人情報の漏洩を防止しつつ当該ある種類のファイルを配布することができる。更に、消去の対象として選択された種類に分類されるファイルは一括して完全消去されるため、選択された種類に分類されるファイルを一つ一つ選択して完全消去するとした場合に比べて効率よく完全消去できる。尚、全ての場合に完全にデータを消去する作業を実施する場合、その処理時間にはかなりの時間が必要とされる場合があり、ユーザに対してFAT情報だけを消去するクイックフォーマット機能と、全てのデータを完全に消去する完全フォーマット機能を選択させる機能がある事が望ましい。
以上説明した本発明のDSC1によると、ユーザは第一のグラフ画面53や種類選択画面55によってメモリカードの内容を大よその内訳で把握できる。また、特定の対象のファイルのみ、具体的には選択された種類に分類されるファイルのみを完全に消去できる。例えばメモリカード17に記憶されているある種類のファイルを知人に配布するためにメモリカード17を貸し出すとする。そのメモリカード17に記憶されている別の種類のファイルには個人情報が格納されており、貸し出す前に当該別の種類のファイルを完全消去したいとする。この場合、ユーザは当該消去したい種類を選択することにより、個人情報の漏洩を防止しつつ当該ある種類のファイルを配布することができる。更に、消去の対象として選択された種類に分類されるファイルは一括して完全消去されるため、選択された種類に分類されるファイルを一つ一つ選択して完全消去するとした場合に比べて効率よく完全消去できる。尚、全ての場合に完全にデータを消去する作業を実施する場合、その処理時間にはかなりの時間が必要とされる場合があり、ユーザに対してFAT情報だけを消去するクイックフォーマット機能と、全てのデータを完全に消去する完全フォーマット機能を選択させる機能がある事が望ましい。
更に、本実施例ではファイルを処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類し、処理不可能な種類のファイルについても第一のグラフ画面53に割合を表示する。また、種類選択画面55で選択可能に表示する。更に、その存在をメッセージ画面52でユーザに通知する。従ってユーザはメモリカード17に処理不可能な種類のファイルが存在することを知ることができる。このため、例えば処理可能な種類のファイルが存在しない場合、処理不可能な種類のファイルが存在するにもかかわらずファイルが存在しないと判断して誤って初期化してしまう可能性を低減できる。また、処理可能な種類のファイルを全て消去したとき、全て消去したにもかかわらずメモリカード17の空き容量が本来の空き容量にならないことによるユーザの混乱を防止できる。また、処理不可能なファイルは、それがどういったファイルであるかによらず全て処理不可能な種類として分類される。例えば地図ファイルについて「地図ファイルがあります」といったように種類に応じたメッセージを表示するとした場合、地図ファイル以外の未知の処理不可能なファイルが保存されたときメッセージを表示できない。処理不可能なファイルを一括りに処理不可能な種類にしてしまうと、そうした新たな種類のファイルが保存されてもその存在をユーザに知らせることができる。
なお、本実施例ではグラフとして円グラフを表示する場合を例に説明したが、図9に示すように別の形式で表示してもよい。また、棒グラフで表示してもよい。グラフの形式は適宜選択可能な設計事項である。
また、本実施例では不揮発性の記憶手段としてメモリカード17を例に説明したが、不揮発性の記憶手段はハードディスク、フレキシブルディスク、書換え可能なCD−RやDVDなどでもよい。また、記憶手段は脱着可能であってもよいし、非着脱可能であってもよい。
また、本実施例では不揮発性の記憶手段としてメモリカード17を例に説明したが、不揮発性の記憶手段はハードディスク、フレキシブルディスク、書換え可能なCD−RやDVDなどでもよい。また、記憶手段は脱着可能であってもよいし、非着脱可能であってもよい。
また、本実施例では電子機器としてDSC1を例に説明したが、電子機器はディジタルビデオカメラ、携帯電話、画像ビューワ、PDAなどであってもよい。
1 ディジタルスチルカメラ(電子機器)、16 外部記憶部(記憶手段、消去手段)、17 メモリカード(記憶媒体)、18 表示部(処理手段、グラフ表示手段)、20 制御部(記憶手段、選択手段、消去手段、処理手段、グラフ表示手段)、21 発音部(処理手段)
Claims (8)
- ファイルを記憶する不揮発性の記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。 - 前記記憶手段は、脱着可能な不揮発性の記憶媒体にファイルを記憶することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記記憶手段に記憶されているファイルを再生する及び/又は前記記憶手段にファイルを記憶させる処理手段を更に備え、
前記記憶手段に記憶されているファイルは、前記処理手段が処理可能な種類と処理不可能な種類とに分類されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。 - 前記処理可能な種類に分類されるファイルは、格納しているデータに応じて更に細かな種類に分類されることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
- 前記記憶手段の記憶容量に対する種類毎のデータ量の割合を表すグラフを表示するグラフ表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記グラフ表示手段は、前記処理可能な種類に分類されるファイルが更に細かく分類される種類間のデータ量の比を表すグラフを更に表示することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
- ファイルを記憶する不揮発性の記憶手段を備える電子機器を、
前記記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去手段として機能させることを特徴とするファイル消去プログラム。 - 記憶手段に記憶されているファイルが分類される種類の中からいずれかの種類を選択する選択段階と、
前記選択段階で選択された種類に分類されるファイルを前記記憶手段から完全消去する消去段階と、
を含むことを特徴とするファイル消去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004063702A JP2005251064A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004063702A JP2005251064A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005251064A true JP2005251064A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35031461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004063702A Withdrawn JP2005251064A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005251064A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007142754A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Canon Inc | 撮像装置 |
KR101041879B1 (ko) * | 2005-12-09 | 2011-06-17 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 컨트롤 장치 및 기억 장치의 효과적인 이용 방법 |
JP2011138239A (ja) * | 2009-12-26 | 2011-07-14 | Canon Inc | ファイル管理装置、ファイル管理方法、およびプログラム |
JP2012155488A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Canon Inc | データ処理装置及びその制御方法 |
-
2004
- 2004-03-08 JP JP2004063702A patent/JP2005251064A/ja not_active Withdrawn
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