JP2005250234A - 電気光学装置、電子機器及び電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置、電子機器及び電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】入射する光の乱反射を防止して表示画像におけるコントラストの低下を防止した液晶表示装置を実現する。
【解決手段】電気光学装置は、マトリクス状の画素要素が設けられた電気光学装置であって、電気光学装置に入射する光を遮光する遮光層の形状に形成された溝に遮光材料が埋め込まれ、該遮光材料が埋め込まれた表面は平坦である基板又は絶縁膜を有する。電気光学装置の製造方法は、基板又は絶縁膜上に、遮光層形状の溝を形成する溝形成工程と、少なくとも前記溝を含めた領域に遮光材料を成膜する遮光材料成膜工程と、前記遮光膜のパターニング形状を前記溝の形状に合わせて形成し、前記溝に前記遮光材料が設けられた前記基板又は前記絶縁膜の表面を平坦化するための平坦化工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気光学装置、電子機器及び電気光学装置の製造方法に関し、特に、入射する光の乱反射を防止して表示画像のコントラストの低下を防止する電気光学装置、電子機器及び電気光学装置の製造方法に関する。
従来より、液晶表示装置等の電気光学装置は、プロジェクタ等の電子機器に広く利用されている。例えば液晶表示装置がプロジェクタに用いられる場合、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ(以下、TFTという)には大光量の光が入り込む虞がある。よって、一般に、TFTの光リーク電流を防止するために、液晶表示装置の素子基板等には遮光膜が形成されている。
そのため、プロジェクタの光源であるランプから直進してくる光だけでなく、液晶表示装置の素子基板内で散乱あるいは反射した光が、TFTに当たるのを防ぐために、遮光膜がTFTの上層または下層に設けるようにしている液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特に、素子基板であるTFT基板内には各種回路パターン等が形成されるため、層間絶縁膜上に遮光膜を形成する場合、遮光膜は大きな凹凸のある層間絶縁膜上に形成される。このとき、凹凸のある部分における段差部において遮光性能が不十分となることを防止するために、平坦化された層間絶縁膜上に遮光膜を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000-131716号公報(図4) 特開2000-330129号公報(図1)
しかし、例えば、石英ガラス等の基板上に遮光膜を形成する場合、あるいは平坦な層間絶縁膜上に遮光膜を形成する場合であっても、平坦な面上に多少の厚みを有する遮光膜が形成されることになる。そのため、平坦な面と遮光膜の間には段差が生じ、その遮光膜の上層に形成される回路パターン部においてその遮光膜の厚みに起因する凹凸部が生じるので、その凹凸部において乱反射が生じやすくなり、表示画像のコントラストが低下するという問題があった。
そこで、本発明は、入射する光の乱反射を防止して表示画像のコントラストの低下を防止した電気光学装置を提供することを目的とする。
本発明の電気光学装置は、マトリクス状の画素要素が設けられた電気光学装置であって、 前記電気光学装置に入射する光を遮光する遮光層の形状に形成された溝に遮光層材料が埋め込まれ、該遮光層材料が埋め込まれた表面は平坦である基板又は絶縁膜を有する。
本発明の電子機器は、本発明の電気光学装置を有して構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、表示画像のコントラストの低下を防止した電気光学装置又は電子機器を実現することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、マトリクス状の画素要素が設けられた電気光学装置の製造方法において、基板又は絶縁膜上に、遮光層形状の溝を形成する溝形成工程と、少なくとも前記溝を含めた領域に遮光層材料を成膜する遮光材料成膜工程と、前記遮光層のパターニング形状を前記溝の形状に合わせて形成し、前記溝に前記遮光層材料が設けられた前記基板又は前記絶縁膜の表面を平坦化するための第1の平坦化工程とを有する。
このような構成によれば、表示画像のコントラストの低下を防止した電気光学装置を実現することができる。
また、本発明の電気光学装置の製造方法において、前記溝が前記絶縁膜上に形成される場合、前記溝形成工程の前に、前記絶縁膜を平坦化するための第2の平坦化工程を有することが望ましい。
このような構成によれば、絶縁膜を平坦化してから溝が形成されるので、適切な遮光膜を形成することができる。
また、本発明の電気光学装置の製造方法において、前記溝形成工程は、孔を形成する工程を含み、前記遮光層材料は、導電性を有する材料であり、前記孔によって、前記遮光層と配線層とが電気的に接続されるようにすることが望ましい。
このような構成によれば、遮光膜を配線の一部として利用することができる。
また、本発明の電気光学装置は、本発明の電気光学装置の製造方法により製造された電気光学装置であって、前記基板と、前記基板に対向する対向基板と、前記基板と前記対向基板との間に設けられた電気光学物質と、を備えてなることが望ましい。
このような構成によれば、表示画像のコントラストの低下を防止した液晶表示装置を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
まず、図1に基づき、本実施の形態に係わる電気光学装置の構成を説明する。本実施の形態では、電気光学装置として液晶表示装置を例に説明する。液晶表示装置は、素子基板と、対向基板と、素子基板と対向基板との間に設けられた液晶を有するように構成されている。素子基板上には、マトリクス状の画素要素としての画素電極が設けられている。
図1は、本実施の形態に係わる一つの画素に着目した液晶装置の模式的断面図であり、図2及び図3は各層の成膜パターンを示す平面図である。なお、図1は図2のA−A’線断面図である。
図1及び図2に示すように、画素電極9aは、TFT基板10上に、マトリクス状に複数設けられており、液晶表示装置の画像表示領域における画素電極9aの縦横の境界に各々沿ってデータ線6a及び走査線11aが設けられている。データ線6aは、後述するように、アルミニウム膜等を含む積層構造からなり、走査線11aは、例えば導電性のポリシリコン膜等からなる。また、走査線11aは、半導体層1aのうち図中右上がりの斜線領域で示したチャネル領域1a’に対向するゲート電極3aに電気的に接続されている。すなわち、走査線11aとデータ線6aとの交差する箇所にはそれぞれ、走査線11aに接続されたゲート電極3aとチャネル領域1a’とが対向配置されて画素スイッチング用のTFT30が構成されている。
石英基板であるTFT基板10上には、TFT30や画素電極9aの他、これらを含む各種の構成が積層構造をなして備えられている。この積層構造は、図1に示すように、下から順に、走査線11aを含む第1層(成膜層)、ゲート電極3aを含むTFT30等を含む第2層、蓄積容量70を含む第3層、データ線6a等を含む第4層、シールド層400等を含む第5層、画素電極9a及び配向膜16等を含む第6層(最上層)からなる。
また、第1層及び第2層間には下地絶縁膜12が、第2層及び第3層間には第1層間絶縁膜41が、第3層及び第4層間には第2層間絶縁膜42が、第4層及び第5層間には第3層間絶縁膜43が、第5層及び第6層間には第4層間絶縁膜44が、それぞれ設けられており、前述の各要素間が短絡することを防止している。また、これら各種の絶縁膜12、41、42、43及び44には、例えば、TFT30の半導体層1a中の高濃度ソース領域1dとデータ線6aとを電気的に接続するコンタクトホール等もまた設けられている。以下では、これらの各要素について、下から順に説明を行う。
第1層には、例えば、Ti(チタン)、Cr(クロム)、W(タングステン)、Ta(タンタル)、Mo(モリブデン)等の高融点金属のうちの少なくとも一つを含む、金属単体、合金、金属シリサイド、ポリシリサイド、これらを積層したもの、或いは導電性ポリシリコン等からなる走査線11aが設けられている。この走査線11aは、平面的には、図2のX方向に沿うように、ストライプ状にパターニングされていると共に、データ線6aに沿って図2のY方向に延びる突出部を有している。なお、隣接する走査線11aから延びる突出部は相互に接続されることはなく、したがって、該走査線11aは1本1本分断されている。なお、本実施の形態では、第1層は、ゲート3aと電気的に接続されている場合で説明するが、第1層がゲート3aと電気的に接続されていない場合は、格子状にパターニングされる。この第1層は、ダマシン法によりTFT基板10上に形成されるが、その形成方法の詳細については後述する。
これにより、走査線11aは、同一行に存在するTFT30のON・OFFを一斉に制御する機能を有することになる。また、走査線11aは、画素電極9aが形成されない領域を略埋めるように形成されていることから、TFT30に下側から入射しようとする光を遮る機能、すなわち電気光学装置に入射する光を遮光する遮光膜としての機能をも有している。これにより、TFT30の半導体層1aにおける光リーク電流の発生を抑制し、フリッカ等のない高品質な画像表示が可能となる。
第2層には、ゲート電極3aを含むTFT30が設けられている。TFT30は、図1に示すように、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有しており、その構成要素としては、上述したゲート電極3a、例えばポリシリコン膜からなりゲート電極3aからの電界によりチャネルが形成される半導体層1aのチャネル領域1a’、ゲート電極3aと半導体層1aとを絶縁するゲート絶縁膜を含む絶縁膜2、半導体層1aにおける低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1c並びに高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領域1eを備えている。
そして、この第2層には、上述のゲート電極3aと同一膜として中継電極719が形成されている。この中継電極719は、平面的に見て、図2に示すように、各画素電極9aの一辺の略中央に位置するように、島状に形成されている。中継電極719とゲート電極3aとは同一膜として形成されているから、後者が例えば導電性ポリシリコン膜等からなる場合においては、前者もまた、導電性ポリシリコン膜等からなる。
なお、上述のTFT30は、好ましくは図1に示したようにLDD構造をもつが、低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1cに不純物の打ち込みを行わないオフセット構造をもってよいし、ゲート電極3aをマスクとして高濃度で不純物を打ち込み、自己整合的に高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域を形成するセルフアライン型のTFTであってもよい。また、本実施形態では、画素スイッチング用TFT30のゲート電極を、高濃度ソース領域1d及び高濃度ドレイン領域1e間に1個のみ配置したシングルゲート構造としたが、これらの間に2個以上のゲート電極を配置してもよい。このようにデュアルゲート、あるいはトリプルゲート以上でTFTを構成すれば、チャネルとソース及びドレイン領域との接合部のリーク電流を防止でき、オフ時の電流を低減することができる。さらに、TFT30を構成する半導体層1aは非単結晶層でも単結晶層でも構わない。単結晶層の形成には、貼り合わせ法等の公知の方法を用いることができる。半導体層1aを単結晶層とすることで、特に周辺回路の高性能化を図ることができる。
以上説明した走査線11aの上、かつ、TFT30の下には、例えばシリコン酸化膜等からなる下地絶縁膜12が設けられている。下地絶縁膜12は、走査線11aとTFT30とを絶縁する機能のほか、TFT基板10の全面に形成されることにより、TFT基板10の表面研磨時における荒れや、洗浄後に残る汚れ等による画素スイッチング用のTFT30の特性変化を防止する機能を有する。
この下地絶縁膜12には、平面的にみて半導体層1aの両脇に、後述するデータ線6aに沿って延びる半導体層1aのチャネル長と同じ幅の溝(コンタクトホール)12cvが掘られており、この溝12cvに対応して、その上方に積層されるゲート電極3aは下側に凹状に形成された部分を含んでいる。また、この溝12cv全体を埋めるようにして、ゲート電極3aが形成されていることにより、該ゲート電極3aには、これと一体的に形成された側壁部3bが延設されるようになっている。これにより、TFT30の半導体層1aは、図2によく示されているように、平面的にみて側方から覆われるようになっており、少なくともこの部分からの光の入射が抑制されるようになっている。
また、この側壁部3bは、溝12cvを埋めるように、且つ、その下端が走査線11aと接するように形成されている。従って、同一行の走査線11aとゲート電極3aとは、同電位となる。なお、走査線11aに平行するようにして、ゲート電極3aを含む別の走査線を形成するような構造を採用してもよい。この場合においては、該走査線11aと該別の走査線とは、冗長的な配線構造をとることになる。これにより、例えば、該走査線11aの一部に何らかの欠陥があって、正常な通電が不可能となったような場合においても、当該走査線11aと同一の行に存在する別の走査線が健全である限り、それを介してTFT30の動作制御を依然正常に行うことができることになる。
第3層には、容量部である蓄積容量70が設けられている。蓄積容量70は、TFT30の高濃度ドレイン領域1e及び画素電極9aに接続された画素電位側容量電極としての下部電極71と、固定電位側容量電極としての容量電極300とが、誘電体膜75を介して対向配置されることにより形成されている。この蓄積容量70によれば、画素電極9aにおける電位保持特性を顕著に高めることが可能となる。また、蓄積容量70は、図2の平面図に示すように、画素電極9aの形成領域にほぼ対応する光透過領域には至らないように形成されているため(換言すれば、遮光領域内に収まるように形成されているため)、電気光学装置全体の画素開口率は比較的大きく維持され、これにより、より明るい画像を表示することが可能である。
より詳細には、容量部の電極である下部電極71は、例えば導電性のポリシリコン膜からなり画素電位側容量電極として機能する。なお、下部電極71は、金属又は合金を含む単一層膜又は多層膜から構成してもよい。また、この下部電極71は、画素電位側容量電極としての機能のほか、画素電極9aとTFT30の高濃度ドレイン領域1eとを中継接続する機能をもつ。この中継接続は、後述するように、前記中継電極719を介して行われている。
容量部の電極である容量電極300は、蓄積容量70の固定電位側容量電極として機能する。容量電極300を固定電位とするためには、固定電位とされた後述するシールド層400と電気的接続が図られることによりなされている。
そして、この容量電極300は、TFT基板10上において、各画素に対応するように島状に形成されており、下部電極71は、当該容量電極300とほぼ同一形状を有するように形成されている。これにより、蓄積容量70は、平面的に無駄な広がりを有さず、即ち画素開口率を低落させることなく、且つ、当該状況下で最大限の容量値を実現し得ることになる。すなわち、蓄積容量70は、より小面積で、より大きな容量値をもつ。
誘電体膜75は、例えば膜厚5〜200nm程度の比較的薄いHTO(High Temperature oxide)膜、LTO(Low Temperature oxide)膜等の酸化シリコン膜、あるいは窒化シリコン膜等から構成される。蓄積容量70を増大させる観点からは、膜の信頼性が十分に得られる限りにおいて、誘電体膜75は薄いほどよい。
なお、この誘電体膜75は、下層に酸化シリコン膜を、上層に窒化シリコン膜を設けた2層構造を有するようにしてもよい。比較的誘電率の大きい窒化シリコン膜が存在することにより、蓄積容量70の容量値を増大させることが可能となると共に、下層の酸化シリコン膜が存在することにより、蓄積容量70の耐圧性を低下せしめることがない。このように、誘電体膜75を2層構造とすることにより、相反する2つの作用効果を享受することが可能となる。また、上層の窒化シリコン膜が存在することにより、TFT30に対する水の浸入を未然に防止することが可能となっている。これにより、TFT30におけるスレッショルド電圧の上昇という事態を招来することがなく、比較的長期の装置運用が可能となる。さらになお、誘電体膜75を、例えば酸化シリコン膜、窒化シリコン膜及び酸化シリコン膜等というような3層構造や、あるいはそれ以上の積層構造を有するように構成してもよい。
以上説明したTFT30ないしゲート電極3a及び中継電極719の上、かつ、蓄積容量70の下には、例えば、NSG(ノンシリケートガラス)、PSG(リンシリケートガラス)、BSG(ボロンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシリケートガラス)等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等、あるいは好ましくはNSGからなる第1層間絶縁膜41が形成されている。そして、この第1層間絶縁膜41には、TFT30の高濃度ソース領域1dと後述するデータ線6aとを電気的に接続するコンタクトホール81が、後述する第2層間絶縁膜42を貫通しつつ開孔されている。また、第1層間絶縁膜41には、TFT30の高濃度ドレイン領域1eと蓄積容量70を構成する下部電極71とを電気的に接続するコンタクトホール83が開孔されている。
さらに、この第1層間絶縁膜41には、蓄積容量70を構成する画素電位側容量電極としての下部電極71と中継電極719とを電気的に接続するためのコンタクトホール881が開孔されている。更に加えて、第1層間絶縁膜41には、中継電極719と後述する第2中継電極6a2とを電気的に接続するコンタクトホール882が、後述する第2層間絶縁膜42を貫通しつつ開孔されている。
図1及び図2に示すように、コンタクトホール882は、蓄積容量70以外の領域に形成されており、下部電極71を一旦下層の中継電極719に迂回させてコンタクトホール882を介して上層に引き出していることから、下部電極71を上層の画素電極9aに接続する場合でも、下部電極71を誘電体膜75及び容量電極300よりも広く形成する必要がない。従って、下部電極71、誘電体膜75及び容量電極300を1つのエッチング工程で同時にパターニングすることができる。これにより、下部電極71、誘電体膜75及び容量電極300の各エッチングレートの制御が容易となり、膜厚等の設計の自由度を増大させることが可能である。
また、誘電体膜75は下部電極71及び容量電極300と同一形状に形成され広がりを有していないことから、TFT30の半導体層1aに対する水素化処理を行うような場合において、該処理に用いる水素を、蓄積容量70周辺の開口部を通じて半導体層1aにまで容易に到達させることが可能となるという作用効果を得ることも可能となる。
第4層には、データ線6aが設けられている。このデータ線6aは、TFT30の半導体層1aの延在する方向に一致するように、すなわち図2中Y方向に重なるようにストライプ状に形成されている。このデータ線6aは、図1では1つの層として示しているが、下層より順に、アルミニウムからなる層、窒化チタンからなる層、窒化シリコン膜からなる層の三層構造を有する膜として形成されている。このうちデータ線6aが、比較的低抵抗な材料たるアルミニウムを含むことにより、TFT30、画素電極9aに対する画像信号の供給を滞りなく実現することができる。他方、データ線6a上に水分の浸入をせき止める作用に比較的優れた窒化シリコン膜が形成されることにより、TFT30の耐湿性向上を図ることができ、その寿命長期化を実現することができる。窒化シリコン膜は、プラズマ窒化シリコン膜が望ましい。
また、この第4層には、データ線6aと同一膜として、シールド層用中継層6a1及び第2中継電極6a2が形成されている。これらは、図3に示すように、平面的に見ると、データ線6aと連続した平面形状を有するように形成されているのではなく、各者間はパターニング上分断されるように形成されている。すなわち、図3中最左方に位置するデータ線6aに着目すると、その直右方に略四辺形状を有するシールド層用中継層6a1、更にその右方にシールド層用中継層6a1よりも若干大きめの面積をもつ略四辺形状を有する第2中継電極6a2が形成されている。シールド層用中継層6a1及び第2中継電極6a2は、図1ではそれぞれ1つの層として示しているが、データ線6aと同一工程で、下層より順に、アルミニウムからなる層、窒化チタンからなる層、プラズマ窒化膜からなる層の三層構造を有する膜として形成されている。窒化チタン層は、シールド層用中継層6a1、第2中継電極6a2に対して形成するコンタクトホール803,804のエッチングの突き抜け防止のためのバリアメタルとして機能する。また、シールド層用中継層6a1及び第2中継電極6a2上に、水分の浸入をせき止める作用に比較的優れたプラズマ窒化膜が形成されることにより、TFT30の耐湿性向上を図ることができ、その寿命長期化を実現することができる。尚、プラズマ窒化膜としては、プラズマ窒化シリコン膜が望ましい。
蓄積容量70の上、かつ、データ線6aの下には、例えばNSG、PSG,BSG、BPSG等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等、あるいは好ましくはTEOSガスを用いたプラズマCVD法によって形成された第2層間絶縁膜42が形成されている。この第2層間絶縁膜42には、TFT30の高濃度ソース領域1dとデータ線6aとを電気的に接続するコンタクトホール81が開孔されているとともに、前記シールド層用中継層6a1と蓄積容量70の上部電極たる容量電極300とを電気的に接続するコンタクトホール801が開孔されている。さらに、第2層間絶縁膜42には、第2中継電極6a2と中継電極719とを電気的に接続するためのコンタクトホール882が形成されている。
以上説明したデータ線6a、シールド層用中継層6a1及び第2中継電極6a2の層を、デュアルダマシン法により形成するが、その形成方法の詳細については後述する。
第5層には、シールド層400が形成されている。このシールド層400は、平面的にみると、図2及び図3に示すように、図中X方向及びY方向それぞれに延在するように、格子状に形成されている。該シールド層400のうち図中Y方向に延在する部分については特に、データ線6aを覆うように、且つ、該データ線6aよりも幅広に形成されている。また、図中X方向に延在する部分については、後述の第3中継電極402を形成する領域を確保するために、各画素電極9aの一辺の中央付近に切り欠き部を有している。
さらには、図2又は図3中、XY方向それぞれに延在するシールド層400の交差部分の隅部においては、該隅部を埋めるようにして、略三角形状の部分が設けられている。シールド層400に、この略三角形状の部分が設けられていることにより、TFT30の半導体層1aに対する光の遮蔽を効果的に行うことができる。すなわち、半導体層1aに対して、斜め上から進入しようとする光は、この三角形状の部分で反射又は吸収されることになり半導体層1aには至らないことになる。したがって、光リーク電流の発生を抑制して、フリッカ等のない高品質な画像を表示することが可能となる。
このシールド層400は、画素電極9aが配置された画像表示領域からその周囲に延設され、定電位源と電気的に接続されることで、固定電位とされている。
このように、データ線6aの全体を覆うように形成されているとともに(図3参照)、固定電位とされたシールド層400の存在によれば、該データ線6a及び画素電極9a間に生じる容量カップリングの影響を排除することが可能となる。シールド層400は格子状に形成されていることから、走査線11aが延在する部分についても無用な容量カップリングが生じないように、これを抑制することが可能となっている。
また、第5層には、このようなシールド層400と同一膜として、中継層としての第3中継電極402が形成されている。この第3中継電極402は、後述のコンタクトホール89を介して、第2中継電極6a2及び画素電極9a間の電気的接続を中継する機能を有する。なお、これらシールド層400及び第3中継電極402間は、平面形状的に連続して形成されているのではなく、両者間はパターニング上分断されるように形成されている。
他方、上述のシールド層400及び第3中継電極402は、図1では1つの層として示しているが、下層にアルミニウムからなる層と上層に窒化チタンからなる層の2層構造を有している。また、第3中継電極402において、下層のアルミニウムからなる層は、第2中継電極6a2と接続され、上層の窒化チタンからなる層は、ITO等からなる画素電極9aと接続されるようになっている。アルミニウムとITOとを直接に接続した場合には、両者間において電蝕が生じてしまい、アルミニウムの断線、あるいはアルミナの形成による絶縁等のため、好ましい電気的接続が実現されない。これに対し、窒化チタンとITOとが接続されていることから、コンタクト抵抗が低く良好な接続性が得られる。
このように、第3中継電極402と画素電極9aとの電気的接続を良好に実現することができることにより、該画素電極9aに対する電圧印加、あるいは該画素電極9aにおける電位保持特性を良好に維持することが可能となる。
さらには、シールド層400及び第3中継電極402は、光反射性能に比較的優れたアルミニウムを含み、且つ、光吸収性能に比較的優れた窒化チタンを含むことから、遮光層として機能し得る。すなわち、これらによれば、TFT30の半導体層1aに対する入射光(図1参照)の進行を、その上側でさえぎることが可能である。なお、このような遮光機能は、上述した容量電極300及びデータ線6aについても同様にいえる。これらシールド層400、第3中継電極402、容量電極300及びデータ線6aが、TFT基板10上に構築される積層構造の一部をなしつつ、TFT30に対する上側からの光入射を遮る上側遮光膜として機能する。
データ線6aの上、かつ、シールド層400の下には、NSG、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等、あるいは好ましくは、TEOSガスを用いたプラズマCVD法で形成された第3層間絶縁膜43が形成されている。この第3層間絶縁膜43には、シールド層400とシールド層用中継層6a1とを電気的に接続するためのコンタクトホール803、及び、第3中継電極402と第2中継電極6a2とを電気的に接続するためのコンタクトホール804がそれぞれ開孔されている。以上説明したシールド層400等の層を、デュアルダマシン法により形成するが、その形成方法の詳細については後述する。
第6層には、上述したように画素電極9aがマトリクス状に形成され、該画素電極9a上に配向膜16が形成されている。そして、この画素電極9a下には、NSG、PSG、BSG、BPSG等のシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等、あるいは好ましくはTEOSガスを用いたプラズマCVD法にて成膜されるプラズマTEOSからなる第4層間絶縁膜44が形成されている。この第4層間絶縁膜44には、画素電極9a及び第3中継電極402間を電気的に接続するためのコンタクトホール89が開孔されている。
また、蓄積容量70は、下から順に画素電位側容量電極、誘電体膜及び固定電位側容量電極という3層構造を構成していたが、これとは逆の構造を構成するようにしてもよい。
図1に示すTFT基板の画素電極が設けられた表面には、図示しないが、配向膜が形成される。さらに、液晶表示装置を構成する対向基板にも表示領域を区画する額縁としての遮光膜が設けられている。それぞれの配向膜は、液晶分子に所定のプレティルト角を付与するように、所定方向にラビング処理されている。
図1に示した本実施の形態に係る液晶表示装置では、石英基板であるTFT基板10上に形成される遮光層11aと、第2層間絶縁膜42上に形成されるデータ線層6a等と、第3層間絶縁膜43上に形成されるシールド層400等とを、ダマシン法により形成する。
まず、図4から図7を用いて、上述したTFT基板10上に遮光膜11aの層をダマシン法により形成する方法について説明する。
図4は、TFT基板10上にダマシン法により遮光層11aを形成する処理の流れを示すフローチャートである。図5から図7は、TFT基板10上に遮光層11aをダマシン法により形成する過程を説明するための断面図である。
まず、図5に示すように、TFT基板10の表面に、遮光膜のパターンの溝10aをドライエッチングにより形成する(ステップ(以下、Sと略す)1)。溝10aの形状は、遮光膜のパターンの形状である。次に、遮光膜の材料となるメタル材料をCVD法により、溝10aにメタル材料を埋め込むために、TFT基板10の表面上に堆積させる(S2)。S2の処理の結果、図6に示すように、TFT基板10上に遮光膜となるメタル材料が堆積する。最後に、遮光膜のパターン以外の部分に堆積したメタル材料をCMP(Chemical Mechanical Polish)法により除去する(S3)と、図9に示すように、遮光膜10aが形成されたTFT基板10の表面は平坦となる。すなわち、TFT基板10上の溝に遮光膜10aのメタル材料が埋め込まれるように、遮光膜10aが形成される。
このようにして、ダマシン法により遮光膜11aを形成したので、この平坦な面に、次の層が形成される。従って、次の層においては従来のような遮光膜の厚みによる凹凸部が生じない。その結果、凹凸部による反射が生じないので、コントラストが低下することがない。
次に、図8から図11を用いて、第2層間絶縁膜42上にダマシン法によりデータ線6a等の第4層を形成する方法について説明する。
図8は、第2層間絶縁膜42上にダマシン法によりデータ線6a等の第4層を形成する処理の流れを示すフローチャートである。図9から図11は、第2層間絶縁膜42上にダマシン法によりデータ線6a等の第4層を形成する過程を説明するための断面図である。
まず、第2層間絶縁膜42の表面に対してCMP法により平坦化処理を行う(S11)。まず、層間絶縁膜42の表面を平坦化してから、次の工程において溝が形成されるので、適切な遮光膜を形成することができる。次に、第2層間絶縁膜42の表面に、データ線6a等のパターンの溝42aをドライエッチングにより形成する(S12)。溝42aの形状は、データ線6a等のパターンの形状である。図9は、そのパターンの溝42aが形成された状態を示す断面図である。そして、データ線6aとなる第4層のデータ線6a等の遮光層材料であるメタル材料をCVD法により、溝42aにメタル材料を埋め込むために、第2層間絶縁膜42の表面上に、少なくとも溝42aを含めた領域に堆積すなわち成膜させる(S13)。なお、このメタル材料は、上述したデータ線6a等を構成する材料であり、複数の材料が積層される。S13の処理の結果、図10に示すように、第2層間絶縁膜42上にデータ線6a等となるメタル材料が堆積する。上述したように、第4層は、アルミニウムからなる層、窒化チタンからなる層、窒化シリコン膜からなる層の三層構造を有する膜として形成されているので、S 13の処理は、3つの材料の体積処理を含む。最後に、データ線6a等のパターン以外の部分に堆積したメタル材料をCMP法により除去する(S14)と、図11に示すように、データ線6a等が形成された第2層間絶縁膜42の表面は平坦となる。すなわち、第2層間絶縁膜42上にデータ線6a等のメタル材料が埋め込まれるように、データ線6a等が形成される。
なお、本実施の形態では、TFT30の高濃度ソース領域1dとデータ線6aとを電気的に接続するコンタクトホール81と、シールド層用中継層6a1と蓄積容量70の上部電極たる容量電極300とを電気的に接続するコンタクトホール801と、第2中継電極6a2と中継電極719とを電気的に接続するためのコンタクトホール882が形成されているので、図9に示すように、溝形成処理(S12)においては、デュアルダマシン法により溝42aと配線孔43bが形成される。すなわち、遮光膜として機能する膜が、配線の一部として利用されるように、遮光膜は、配線層と電気的に共通電位となるように接続される。
デュアルダマシン法による溝42aと孔42bは、まず、孔42bを形成する層間絶縁膜42中にエッチングストッパ層を予め内層させておき、エッチングを行う。続いて、導電性の材料である配線材料となるメタル材料を、CVD法によって堆積させる(S13)。図10は、そのメタル材料が堆積された状態を示す断面図である。そして、CMPにより平坦化を行う(S14)ことによって、第2層間絶縁膜42の表面は平坦となり、その平坦な表面にメタル材料が埋め込まれた溝42aと孔42bが形成される。図11は、平坦化処理がされた状態を示す断面図である。従って、本発明では、溝を形成する工程において用いられるダマシン法には、孔も形成するデュアルダマシン法も含むものである。当該孔は、コンタクトホールであって、例えば下層の配線部と遮光層とを電気的に接続する役目を果たすべく貫通された孔であっても良い。
このようにして、ダマシン法によりデータ線6a等の第4層を形成したので、第4層上の平坦な面に、次の第3層間絶縁膜43が形成されるので、次の第3層間絶縁膜43においては従来のようなデータ線6a等の第4層の厚みによる凹凸部が生じない。その結果、凹凸部による乱反射が生じないので、表示画像におけるコントラストの低下が生じない。特に、この乱反射による光の周り込みにより、TFTのチャネル部に光が侵入して発生する光リーク電流等によるTFT特性劣化が発生し、表示画像におけるコントラスト低下につながるという従来の不具合について、改善される。
また、シールド層400等を含む第5層も、図8で説明した処理の流れに従って、第3層間絶縁膜43上にデュアルダマシン法によって形成される。従って、次の第4層間絶縁膜44においては従来のようなシールド層400の第5層の厚みによる凹凸部が生じない。その結果、凹凸部による乱反射が生じないので、表示画像におけるコントラストの低下が生じない。
なお、以上の説明では、ダマシン法において、溝等を形成するときに、ドライエッチング法を用いたが、ウエットエッチング法を用いてもよい。ウエットエッチング法によれば、溝はテーパ部を有するように形成されるので、メタル材料の堆積は、スパッタリング法を用いることができる。
さらになお、上述した例では、遮光膜11aは、配線としても利用するためにゲート3aと電気的に接続されているが、電気的にゲート3a等と接続しないで、単に遮光膜としてのみ利用する場合も、設計上有り得る。その場合は、遮光膜11aのパターン形状は、格子形状として形成される。
同様に、上述した例では、データ線6a等の第4層とシールド層400を配線層として利用するために、配線パターンは、図2と図3に示したように、XY方向において、途中で接続がされていない形状である。しかし、単なる遮光膜を層間絶縁膜間に設ける場合は、単なるダマシン法により、格子状のパターンの溝を形成するようにしてもよい。
さらになお、以上の説明では、本発明は、TFTの液晶表示装置の場合で説明したが、TFD(薄膜ダイオード)をスイッチング素子として備えたアクティブマトリクス型の液晶表示装置にも、パッシブマトリクス型の液晶表示装置にも、同様に適用することが可能である。また、液晶表示パネルだけでなく、エレクトロルミネッセンス装置、有機エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電気放出素子を用いた装置(Field Emission Display 及びSurface-Conduction Electron-Emission Display等)、DLP(Digital Light Processing:別名DMD(Digital Micromirror Device))等の各種の電気光学装置においても本発明を同様に適用することが可能である。
本発明に係る液晶表示装置が適用できる電子機器としては、携帯電話の他に、PDA(Personal Digital Assistants(?)携帯情報端末)、携帯型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、車載用モニタ、デジタルビデオカメラ、絵気相テレビ、ビューファインダ型もしくは直視型ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末機等がある。
以上のように、本実施の形態によれば、入射する光の乱反射を防止して表示画像におけるコントラストの低下を防止した液晶表示装置を実現することができる。
また、遮光膜が形成された面は平坦な面となるので、従来のように、形成された遮光膜の厚み分だけTFT基板等が厚くなるということもない。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の実施の形態に係わる液晶表示装置の模式的断面図。 本発明の実施の形態に係わる液晶表示装置の各層の成膜パターンを示す平面図。 本発明の実施の形態に係わる液晶表示装置の各層の成膜パターンを示す平面図。 TFT基板上に遮光層を形成する処理の流れを示すフローチャート。 TFT基板上に遮光層をダマシン法により形成する過程を説明するための断面図。 TFT基板上に遮光層をダマシン法により形成する過程を説明するための断面図。 TFT基板上に遮光層をダマシン法により形成する過程を説明するための断面図。 第2層間絶縁膜上に第4層を形成する処理の流れを示すフローチャート。 第2層間絶縁膜上に第4層を形成する過程を説明するための断面図。 第2層間絶縁膜上に第4層を形成する過程を説明するための断面図。 第2層間絶縁膜上に第4層を形成する過程を説明するための断面図。
符号の説明
6a データ線、9a 画素電極、10 TFT基板、10a 遮光膜、30 TFT、41から44 層間絶縁膜、70 容量

Claims (6)

  1. マトリクス状の画素要素が設けられた電気光学装置であって、
    前記電気光学装置に入射する光を遮光する遮光層の形状に形成された溝に遮光層材料が埋め込まれ、該遮光層材料が埋め込まれた表面は平坦である基板又は絶縁膜を有することを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置を有して構成したことを特徴とする電子機器。
  3. マトリクス状の画素要素が設けられた電気光学装置の製造方法において、
    基板又は絶縁膜上に、遮光層形状の溝を形成する溝形成工程と、
    少なくとも前記溝を含めた領域に遮光層材料を成膜する遮光材料成膜工程と、
    前記遮光層のパターニング形状を前記溝の形状に合わせて形成し、前記溝に前記遮光層材料が設けられた前記基板又は前記絶縁膜の表面を平坦化するための第1の平坦化工程とを有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  4. 前記溝が前記絶縁膜上に形成される場合、前記溝形成工程の前に、前記絶縁膜を平坦化するための第2の平坦化工程を有することを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 前記溝形成工程は、孔を形成する工程を含み、
    前記遮光層材料は、導電性を有する材料であり、
    前記孔によって、前記遮光層と配線層とが電気的に接続されるようにしたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電気光学装置の製造方法。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかに記載の電気光学装置の製造方法により製造された電気光学装置であって、前記基板と、前記基板に対向する対向基板と、前記基板と前記対向基板との間に設けられた電気光学物質と、を備えてなる電気光学装置。

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