JP2005250122A - 電気光学装置、その駆動回路及び駆動方法、補正データ生成方法、並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動回路及び駆動方法、補正データ生成方法、並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の駆動モジュールを用いて有機ELディスプレイを駆動する際に、駆動モジュール間の特性ばらつきによる輝度ムラを補正する。
【解決手段】 データ線駆動回路200は4個の駆動モジュール201〜204を備える。各駆動モジュール201〜204は、駆動領域A〜Dに対応して各々設けられている。電気光学装置1は、駆動領域A〜Dを順次点灯させて、電源電流を計測する。そして、計測結果に基づいて、駆動領域A〜DのOLED素子に流れる注入電流が均一となるように補正データが生成される。補正データは補正データ記憶部に記憶され、これを用いて生成された出力階調データが各駆動モジュール201〜204に供給される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、有機発光ダイオード等の電気光学素子を用いた電気光学装置、その駆動回路及び駆動方法、補正データ生成方法、並びに電子機器に関する。
液晶表示装置に替わる電気光学装置として、有機発光ダイオード素子(以下、OLED素子と称する。)を備えた装置が注目されている。OLED(Organic Light Emitting Diode)素子は、電気的にはダイオードのように動作し、光学的には、順バイアス時に発光して順バイアス電流の増加にともなって発光輝度が増加する。
OLED素子をマトリクス状に配列した電気光学装置は、複数の走査線と複数のデータ線を備え、走査線とデータ線の交差に対応して画素回路が各々設けられている。各画素回路は、各OLED素子に電流を供給するTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を有する。データ線には表示階調に応じた階調信号がデータ線駆動回路から供給される。ここで、データ線駆動回路を複数の駆動モジュールから構成することがある。
このような電気光学装置では、TFTの特性やアナログデータの書き込み精度等に起因してOLED素子に流れる電流がばらつく。OLED素子に流れる電流のばらつきを改善する技術として、各OLED素子に流れる電流を測定し、測定結果に基づいて補正値を生成し、画像データを補正する手法が知られている(例えば、特許文献1)。また、電気光学装置を発光させ、その輝度を測定して、補正値を生成する技術も公知である(例えば、特許文献2)。
特開平2003−202836号公報 特開昭59−55487号公報
しかしながら、従来の技術のように画素毎に電流を測定するのでは、全ての画素について電流を測定するのに時間がかかる。特に、大画面の電気光学装置にあっては、画素数が多いので大きな問題となる。また、輝度を測定するためにはセンサが必要となり、装置が大型化するといった問題がある。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、簡易な計測で補正を実行可能な電気光学装置、その駆動回路及び駆動方法、補正データ生成方法、並びに電子機器を提供することを解決課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る電気光学装置の駆動回路は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電気光学素子が各々配列された画素領域とを備えた電気光学装置に用いられ、前記電気光学素子の輝度を制御する制御データに基づいて前記電気光学素子を駆動するものであって、前記画素領域を前記各駆動モジュールに対応する領域に分割した複数の駆動領域の間で輝度が一定になるように前記制御データを補正するための補正データを、前記複数の駆動領域に対応して各々記憶した補正データ記憶手段と、前記補正データ記憶手段から読み出した前記補正データを用いて、前記制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、複数の駆動モジュールを有し、各駆動モジュールが互いに異なる前記データ線に接続され、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成し、前記データ信号を前記データ線を介して前記電気光学素子へ供給するデータ線駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
データ線駆動手段を複数の駆動モジュールで構成する場合、駆動モジュール間で電気的特性がばらつくことによって、各駆動モジュールに割り当てられた駆動領域の境界が輝度ムラで目立つことがある。本発明によれば、駆動領域ごとに補正データを記憶し、記憶した補正データを用いて入力階調データを補正するので、駆動領域間の輝度ムラを改善することが可能となる。なお、電気光学素子とは、電気エネルギーによって光学特性が変化する素子の意味であり、有機発光ダイオードや無機発光ダイオード等の自発光素子が含まれる。
ここで、記制御データは、入力階調値を示す入力階調データであり、前記補正済制御データは出力階調データであることが好ましい。また、この駆動回路は、必ずしも補正データを生成する手段を備える必要はないが、前記補正データを、前記複数の駆動領域に対応して各々生成する補正データ生成手段を備えてもよい。この場合は、駆動回路自体で補正データを生成することが可能となるので、経時変化によって駆動モジュールの電気的特性が変化しても、これを考慮して制御データ(例えば、入力階調データ)を補正することが可能となる。
また、上述した駆動回路において、前記電気光学素子は電流によって駆動され、前記補正データ生成手段は、前記駆動領域に各々対応する画像パターンを順次表示させる画像制御手段と、前記電気光学素子に供給される電流を前記駆動領域ごとに計測してブロック電流として出力する電流計測手段と、前記ブロック電流に基づいて前記補正データを前記駆動領域ごとに生成する補正データ作成手段と、を備えることが好ましい。この発明によれば、駆動領域単位で電気光学素子を点灯させて電流を計測するので、異なる駆動領域間で電気光学素子に流れる電流が一定になるように補正することが可能となる。また、個々の電気光学素子について個別に輝度を計測する必要がないので、大掛かりな測定装置を不要にでき、構成を簡易で短時間に計測を完了することが可能となる。
また、前記電気光学素子は電流によって駆動され、前記駆動領域は複数のサブ領域からなり、前記補正データ生成手段は、前記サブ領域に各々対応する画像パターンを順次表示させる画像制御手段と、前記電気光学素子に供給される電流を前記サブ領域ごとに計測してブロック電流として出力する電流計測手段と、計測された前記ブロック電流が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、前記所定の範囲内にある前記ブロック電流に基づいて前記駆動領域ごとに前記補正データを生成する補正データ作成手段と、を備えることが好ましい。この発明によれば、駆動領域を更に分割したサブ領域単位でブロック電流を検出し、電流値が異常な場合は、これを無視して補正データを生成するので、補正データの精度を向上させることが可能となる。
次に、本発明に係る電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電気光学素子が各々配列された画素領域と、上述した駆動回路と、を備えたことを特徴とする。この電気光学装置は、駆動領域ごとに入力階調データを補正するので、駆動領域間の輝度ムラを大幅に改善することが可能となる。ここで、前記電気光学素子は有機発光ダイオードであることが好ましい。
次に、本発明に係る電子機器は、前記電気光学装置を表示手段として備えたことを特徴とし、例えば、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、PDA、電卓等が該当する。
次に、発明に係る補正データ生成方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電流で駆動される電気光学素子が各々配列された画素領域と、補正データを用いて前記電気光学素子の輝度を制御する制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、前記画素領域を分割した複数の駆動領域の各々に対応して設けられ、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給する駆動モジュールとを備えた電気光学装置を対象として、前記補正データを生成する補正データ生成方法であって、前記駆動領域は複数のサブ領域からなり、前記サブ領域に各々対応する画像パターンを順次表示させ、前記電気光学素子に供給される電流を前記サブ領域ごとにブロック電流として計測し、計測された前記ブロック電流が所定の範囲内にあるか否かを判定し、前記所定の範囲内にある前記ブロック電流に基づいて前記駆動領域ごとに前記補正データを生成する、ことを特徴とする。この発明によれば、駆動領域を更に分割したサブ領域単位でブロック電流を検出し、電気光学素子が短絡あるいは断線を起こして電流値が異常な値を示す場合は、これを無視して補正データを生成するので、補正データの精度を向上させることが可能となる。
また、本発明に係る駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電流で駆動される電気光学素子が各々配列された画素領域と、補正データを用いて前記電気光学素子の輝度を制御する制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、前記画素領域を分割した複数の駆動領域の各々に対応して設けられ、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給する駆動モジュールとを備えた電気光学装置を駆動するものであって、前記駆動領域に各々対応する画像パターンを順次表示させ、前記電気光学素子に供給される電流をブロック電流として前記駆動領域ごとに計測し、前記ブロック電流に基づいて、前記複数の駆動領域の間で輝度が一定になるように前記制御データを補正するための補正データを前記複数の駆動領域に対応して各々生成し、生成した前記補正データを補正データ記憶手段に記憶し、記憶した補正データを用いて、前記制御データを補正して前記補正済制御データを生成することを特徴とする。この発明によれば、駆動領域単位で電気光学素子を点灯させて電流を計測するので、異なる駆動領域間で電気光学素子に流れる電流が一定になるように補正することが可能となる。また、個々の電気光学素子について個別に輝度を計測する必要がないので、大掛かりな測定装置を不要にでき、構成を簡易で短時間に計測を完了することが可能となる。
また、本発明に係る駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電流で駆動される電気光学素子が各々配列された画素領域と、補正データを用いて前記電気光学素子の輝度を制御する制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、前記画素領域を分割した複数の駆動領域の各々に対応して設けられ、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給する駆動モジュールとを備えた電気光学装置を駆動する方法であって、前記駆動領域は複数のサブ領域からなり、前記サブ領域に各々対応する画像パターンを順次表示させ、前記電気光学素子に供給される電流を前記サブ領域ごとにブロック電流として計測し、計測された前記ブロック電流が所定の範囲内にあるか否かを判定し、前記所定の範囲内にある前記ブロック電流に基づいて前記駆動領域ごとに前記補正データを生成し、生成した前記補正データを補正データ記憶手段に記憶し、記憶した補正データを用いて、前記制御データを補正して前記補正済制御データを生成することを特徴とする。この発明によれば、駆動領域を更に分割したサブ領域単位でブロック電流を検出し、電気光学素子が短絡あるいは断線を起こして電流値が異常な値を示す場合は、これを無視して補正データを生成するので、輝度ムラをより一層無くすことが可能となる。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気光学装置1の概略構成を示すブロック図である。電気光学装置1は、画素領域P、走査線駆動回路100、データ線駆動回路200、制御回路300及び電源回路550を備える。このうち、画素領域Pには、X方向と平行にm本の走査線101及びm本の発光制御線102が形成される。また、X方向と直交するY方向と平行にn本のデータ線103が形成される。そして、走査線101とデータ線103との各交差に対応して画素回路400が各々設けられている。画素回路400はOLED素子を含む。また、各画素回路400には、電源電圧Vddが電源線Lを介して供給される。
走査線駆動回路100は、複数の走査線101を順次選択するための走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymを生成すると共に発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmを生成する。走査信号Y1はY転送開始パルスDYをYクロック信号YCLKに同期して順次転送することにより生成される。発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmは、各発光制御線102を介して各画素回路400に各々供給される。図2に走査信号Y1〜Ymと発光制御信号Vg1〜Vgmのタイミングチャートの一例を示す。走査信号Y1は、1垂直走査期間(1F)の最初のタイミングから、1水平走査期間(1H)に相当する幅のパルスであって、1行目の走査線101に供給される。以降、このパルスを順次シフトして、2、3、…、m行目の走査線101の各々に走査信号Y2、Y3、…、Ymとして供給する。一般的にi(iは、1≦i≦mを満たす整数)行目の走査線101に供給される走査信号YiがHレベルになると、当該走査線101が選択されたことを示す。また、発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、Vgmとしては、例えば、走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymの論理レベルを反転した信号を用いる。
データ線駆動回路200は、出力階調データDoutに基づいて、選択された走査線101に位置する画素回路400の各々に対し階調信号X1、X2、X3、…、Xnを供給する。この例において、階調信号X1〜Xnは階調輝度を指示する電流信号として与えられる。データ線駆動回路200は、シフトレジスタ、ラッチ回路、n本のデータ線103の各々に対応した電流出力型のデジタルアナログ変換器を有している。シフトレジスタは、X転送開始パルスDXをXクロック信号XCLKに同期して順次転送して、点順次のラッチ信号を生成する。ラッチ回路はラッチ信号を用いて出力階調データDoutをラッチする。その出力信号がデジタルアナログ変換器でDA変換され階調信号X1〜Xnが生成される。
図3にデータ線駆動回路200の詳細と駆動領域の関係を示す。この例のデータ線駆動回路200は、4個の駆動モジュール201〜204を備える。各駆動モジュール201〜204はn/4本のデータ線103に接続されており、画素領域Pは4個の駆動領域A〜Dに分割されている。なお、この例では、画素領域Pを4個に分割したが、分割数は駆動モジュールの個数に応じて定まる。また、駆動モジュール間で接続されるデータ線103の本数が相違してもよい。各駆動モジュール201〜204は、シフトレジスタ、ラッチ回路、及び電流出力型のデジタルアナログ変換器が集積化されたICチップを有する。なお、駆動モジュール201〜204の機能の全部若しくは一部がICチップで構成されていてもよいし、その機能がプログラマブルなICに書き込まれソフトウェア的に実現されてもよい。
ここで、駆動モジュール201〜204の間で電気的特性が相違すると、駆動領域A〜Dの間で輝度ムラが発生し、特に、駆動領域の境界が目立ち不自然な画面となる。そのような駆動領域A〜Dの間の輝度ムラを改善するために、本実施形態の電気光学装置1は補正データDhを生成し、これを用いて輝度補正を実行している。補正データDhを生成する手段として、電気光学装置1は、以下の構成要素を備える。電流計500は電源線Lを流れる電源電流をブロック電流Ibとして計測して、補正データ生成回路600へ出力する。補正データ生成回路600は、ブロック電流Ibの値に基づいて補正データDhを生成する。また、補正データ生成回路600は、画像パターン作成回路700に対して画像パターンを指示する指示信号を出力する。画像パターン作成回路700は、駆動領域A〜Dを所定の輝度で発光させる画像パターン信号GSを生成し、これを制御回路300に順次出力する。
制御回路300は、タイミング生成部310、補正データ記憶部320及び補正部330を備える。タイミング生成部310はYクロック信号YCLK、Xクロック信号XCLK、X転送開始パルスDY、Y転送開始パルスDY等の各種の制御信号を生成してこれらを走査線駆動回路100及びデータ線駆動回路200へ出力する。補正データ記憶部320は、補正データDhを記憶する。補正部330は、外部から供給される入力階調データDinに補正データDhを用いた補正処理を施して出力階調データDoutを生成する。
次に、画素回路400について説明する。図4に、画素回路400の回路図を示す。同図に示す画素回路400は、i行目の対応するものであり、電源電圧Vddが供給される。画素回路400は、4個のTFT401〜404と、容量素子410と、OLED素子420とを備える。TFT401〜404の製造プロセスでは、レーザーアニールショットを利用してガラス基板の上にポリシリコン層が形成される。また、OLED素子420は、陽極と陰極との間に発光層が挟持されている。そして、OLED素子420は、順方向電流に応じた輝度で発光する。発光層には、発光色に応じた有機EL(Electronic Luminescence)材料が用いられる。発光層の製造プロセスでは、インクジェット方式のヘッドから有機EL材料を液滴として吐出し、これを乾燥させている。
駆動トランジスタであるTFT401はpチャネル型、スイッチングトランジスタであるTFT402〜404はnチャネル型である。TFT401のソース電極は電源線LRに接続される一方、そのドレイン電極はTFT403のドレイン電極、TFT404のドレイン電極及びTFT402のソース電極にそれぞれ接続される。
容量素子410の一端はTFT401のソース電極に接続される一方、その他端は、TFT401のゲート電極及びTFT402のドレイン電極にそれぞれ接続される。TFT403のゲート電極は走査線101に接続され、そのソース電極は、データ線103に接続される。また、TFT402のゲート電極は走査線101に接続される。一方、TFT404のゲート電極は発光制御線102に接続され、そのソース電極はOLED素子420の陽極に接続される。TFT404のゲート電極には、発光制御線102を介して発光制御信号Vgiが供給される。なお、OLED素子420の陰極は、画素回路400のすべてにわたって共通の電極であり、電源における低位(基準)電位となっている。
このような構成において、走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT402がオン状態となるので、TFT401は、ゲート電極とドレイン電極とが互いに接続されたダイオードとして機能する。走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT403も、TFT402と同様にオン状態となる。この結果、データ線駆動回路200の電流Idataが、電源線LR→TFT401→TFT403→データ線103という経路で流れるとともに、そのときに、TFT401のゲート電極の電位に応じた電荷が容量素子410に蓄積される。
走査信号YiがLレベルになると、TFT403、402はともにオフ状態となる。このとき、TFT401のゲート電極における入力インピーダンスは極めて高いので、容量素子410における電荷の蓄積状態は変化しない。TFT401のゲート・ソース間電圧は、電流Idataが流れたときの電圧に保持される。また、走査信号YiがLレベルになると、発光制御信号VgiがHレベルとなる。このため、TFT404がオンし、TFT401のソース・ドレイン間には、そのゲート電圧に応じた注入電流Ioledが流れる。詳細には、この電流は、電源線LR→TFT401→TFT404→OLED素子420という経路で流れる。
ここで、OLED素子420に流れる注入電流Ioledは、TFT401のゲート・ソース間電圧で定まるが、その電圧は、Hレベルの走査信号Yiによって電流Idataがデータ線103に流れたときに、容量素子410によって保持された電圧である。このため、発光制御信号VgiがHレベルになったときに、OLED素子420に流れる注入電流Ioledは、直前に流れた電流Idataに略一致する。このように画素回路400は、電流Idataによって発光輝度を規定することから、電流プログラム方式の回路である。OLED素子420の発光輝度は、注入電流Ioledに対応したものになる。
図5に補正データDhを生成する処理内容を示す。まず、電気光学装置1の電源が投入される(ステップS1)。この後、電気光学装置1において画像表示の制御/駆動が開始される(ステップS2)。次に、補正データ生成回路600は、エリア番号NAを「1」に設定する(ステップS3)。エリア番号NAは駆動領域A〜Dを識別するために割り当てられた番号であって、NA=1〜4となる。
次に、補正データ生成回路600は、エリア番号NAに対応する駆動領域A〜Dを発光させる画像パターンを生成するように指示信号を生成し、これに従って画像パターン作成回路700が画像パターン信号GSを生成する(ステップS4)。具体的には、駆動領域A→駆動領域B→駆動領域C→駆動領域Dの順に発光させる画像パターンを作成させる。
次に、駆動領域が発光すると電流計500を用いて電源電流が計測される(ステップS5)。この電源電流がブロック電流Ibとなる。次に、補正データ生成回路600は、計測されたブロック電流Ibに基づいて補正データDhを生成して補正データ記憶部320に記憶させる(ステップS6)。この後、補正データ生成回路600は、エリア番号NA=4か否かを判定する(ステップS7)。エリア番号NA=4であれば、全ての駆動領域A〜Dについて補正データDhの生成処理が完了したことになるので、処理を終了する。一方、エリア番号NA=4でなければ、エリア番号NAを「1」だけインクリメントして、処理をステップS4に戻す(ステップS8)。
このようにして、各駆動領域A〜Dについてブロック電流Ibを測定し、その測定結果に応じて補正データDhが生成される。補正データDhは、各駆動モジュール201〜204に対応した出力階調データDoutを補正済みのデータにできるのであれば、如何なるものであってもよい。例えば、入力階調データDinに補正データDhを乗算又は除算することによって補正済みの出力階調データDoutが生成されてもよいし、入力階調データDinに補正データDhを加算又は減算することによって補正済みの出力階調データDoutが生成されてもよいし、あるいは四則演算を組み合わせて出力階調データDoutを生成してもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、データ線駆動回路200を複数の駆動モジュール201〜204で構成する場合、駆動モジュール201〜204間で電気的特性がばらついても、補正データDhを用いて補正するので、各駆動モジュール201〜204に割り当てられた駆動領域A〜D間の輝度ムラを解消することができる。更に、駆動領域ごとに電源電流に着目して補正データDhを生成するので、簡易に補正データDhを生成することができる。加えて、補正データを生成する手段を電気光学装置1に容易に組み込むことができ、各駆動モジュール201〜204の電気的特性が経時変化しても、これに追従した補正が可能になる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る電気光学装置1は、図1に示す第1実施形態の電気光学装置1と同様であり、補正データDhの生成処理の内容が相違する。より具体的には、各駆動領域A〜Dを、複数のサブ領域に分割し、サブ領域単位でブロック電流Ibを測定する。
図6に第2実施形態に係る駆動モジュールとサブ領域の関係を示す。この図に示すように各駆動領域A〜Dは、k個のサブ領域に分割されている。例えば、駆動モジュール201に対応する駆動領域Aは、サブ領域A1、A2、…Akから構成される。
図7に補正データDhを生成する処理内容を示す。まず、電気光学装置1の電源が投入される(ステップS11)。この後、電気光学装置1において画像表示の制御/駆動が開始される(ステップS12)。次に、補正データ生成回路600は、エリア番号NAを「1」に設定し(ステップS13)、サブエリア番号NSAを「1」に設定する(ステップS14)。サブエリア番号NSAはk個のサブ領域を識別するために割り当てられた番号であって、NSA=1〜kとなる。
次に、補正データ生成回路600は、エリア番号NA及びサブエリア番号NSAに対応するサブ領域を発光させる画像パターンを生成するように指示信号を生成し、これに従って画像パターン作成回路700が画像パターン信号GSを生成する(ステップS15)。具体的には、駆動領域Aのサブ領域A1→A2→…→Akの順に発光させる画像パターンを作成させ、それ以降、駆動領域B→駆動領域C→駆動領域Dの順に処理を進行させる。
次に、サブ領域が発光すると電流計500を用いて電源電流が計測される(ステップS16)。この電源電流がブロック電流Ibとなる。次に、補正データ生成回路600は、計測されたブロック電流Ibが所定範囲内か否かを判定する(ステップS17)。具体的には、画像パターン信号GSの階調値に対応するブロック電流Ibの値として許容される最小電流値Iminから最大電流値Imaxまでの範囲内にあるか否かが判定される。測定の対象となるサブ領域に製造不良によって短絡したOLED素子420が含まれる場合には、ブロック電流Ibの値が大きくなる。一方、測定の対象となるサブ領域に製造不良によって断線したOLED素子420が含まれる場合には、ブロック電流Ibの値が小さくなる。このように製造不良がある場合には計測電流が異常となるが、異常な計測結果を補正データDhに反映させると、補正データDhによる輝度補正精度が低下する。
そこで、本実施形態においては、計測結果が正常でありステップS17の判定条件が肯定される場合に、補正データ生成回路600はブロック電流Ibを記憶する(ステップS18)。一方、計測結果が異常でありステップS17の判定条件が否定される場合には、計測したブロック電流Ibを記憶しない。
この後、補正データ生成回路600は、サブエリア番号NSA=kか否かを判定する(ステップS19)。サブエリア番号NSA=kでなければ、計測未了のサブ領域が存在する。この場合、サブエリア番号NSAを「1」だけインクリメントして、処理をステップS15に戻す。そして、ステップS19の判定条件が肯定されると、補正データ生成回路600は、ステップS18で記憶したブロック電流Ibに基づいて、補正データDhを生成する。この場合、記憶したブロック電流Ibの平均値を算出し、算出結果に応じた補正データDhを生成することが好ましい。
ここで、ある駆動領域について補正データDhの生成処理を具体的に説明する。図8は、計測されたブロック電流Ibとサブエリア番号NSAの関係の具体例を示すグラフである。この例では、サブエリア番号NSA=3に対応するサブ領域では、ブロック電流Ibの値が最大電流値Imaxを上回る。また、サブエリア番号NSA=7に対応するサブ領域では、ブロック電流Ibの値が最小電流値Iminを下回る。これらのサブ領域については、OLED素子420の短絡・断線不良が発生していると考えられる。このため、サブエリア番号NSA=3及び7の計測結果を無視して、他のサブ領域について計測されたブロック電流Ibの平均値に基づいて、補正データDhを生成する。これによって、補正データDhによる輝度補正精度を向上させることが可能となる。
説明を図7に戻す。補正データ生成回路600は、ステップS21の処理が終了すると、エリア番号NA=4か否かを判定する(ステップS22)。エリア番号NA=4であれば、全ての駆動領域A〜Dについて補正データDhの生成処理が完了したことになるので、処理を終了する。一方、エリア番号NA=4でなければ、エリア番号NAを「1」だけインクリメントして、処理をステップS14に戻す(ステップS23)。
以上説明したように本実施形態によれば、データ線駆動回路200を複数の駆動モジュール201〜204で構成する場合、駆動モジュール201〜204間で電気的特性がばらついても、補正データDhを用いて補正するので、各駆動モジュール201〜204に割り当てられた駆動領域A〜D間の輝度ムラを解消することができる。更に、計測結果が異常な場合には、これを無視して補正データDhを生成するので、補正データDhによる輝度補正精度を向上させることができる。
<3.応用例>
(1)上述した第1及び第2実施形態においては、電流計500、補正データ生成回路600、及び画像パターン作成回路700を電気光学装置1に設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、これらの構成要素を備えた補正データ生成装置を別途用意し、ブロック電流Ibを計測して生成した補正データDhを不揮発性メモリに書き込み、この不揮発性メモリを補正データ記憶部320として電気光学装置1に実装してもよい。この場合には、補正データDhを生成する構成要素を電気光学装置1に実装する必要がないので、構成を簡易なものにすることができる。
(2)上述した第1及び第2実施形態では、単一色の電気光学装置1を一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カラー表示の電気光学装置1を対象としてもよい。この場合、複数種類の発光色を有するOLED素子420を用いるか、あるいは、単色のOLED素子とカラーフィルタ等の色変換層とを組み合わせることが考えられる。前者の場合には、例えば、図9に示す電気光学装置2を構成すればよい。同図に示す「R」、「G」、及び「B」の符号はそれぞれ「赤」、「緑」、及び「青」を意味し、OLED素子420の発光色を示している。この例にあっては、データ線103に沿って各色の画素回路400が配列されている。また、各画素回路400のうち、R色に対応する画素回路400は電源線LRと接続されており、G色に対応する画素回路400は電源線LGと接続されており、B色に対応する画素回路400は電源線LBに接続されている。電源電圧Vddr、Vddg、及びVddbが、電源線LR、LG及びLBを介して、RGB各色に対応する画素回路400に供給される。
そして、電流計500は、各電源線LR、LG及びLBに流れる電流を各々検出する。図10を参照して、サブ領域SAについて説明する。同図に示すようにサブ領域SAには、RGB色の画素が各々設けられている。発光色が相違するOLED素子420では、発光効率が異なるので注入電流Ioledが相違する。このため、補正データDhを発光色に応じて生成する必要がある。そこで、同図に示すようにサブ領域SAを、R色のサブ領域SAr、G色のサブ領域SAg、B色のサブ領域SAbの集まりと捉え、各色のサブ領域SAr、SAg、及びSAbごとにブロック電流Ibを計測して、補正データDhを生成すればよい。
なお、この例では、電流計500を各電源線LR、LG及びLBに設けたので、RGB各色に対応するブロック電流Ibを同時に計測することができるが、電流計500を1個として各色に対応する画像パターンを順次表示させてもよい。
(3)上述した第1及び第2実施形態では、電気光学素子たるOLED素子420の発光輝度を制御する制御データとして、入力階調データDinを一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、補正の対象は電気光学素子の輝度を制御するデータであれば、いかなるものであってもよい。上述したように、駆動モジュール201〜204は電流出力型のデジタルアナログ変換器を含む。デジタルアナログ変換器は基準電圧Vrefに従ってデジタルデータをアナログ電流に変換するものである。この場合、基準電圧Vrefの値を調整すれば、OLED素子420の発光輝度を制御することが可能である。即ち、基準電圧Vrefは発光輝度を制御する制御データに相当する。そこで、図11に示すように補正データDhに基づいて補正済みの基準電圧Vrefを生成し、これをデータ線駆動回路200に供給してもよい。なお、図9に示すカラー表示の電気光学装置においても同様に補正の対象を基準電圧Vrefとしてもよい。
<4.電子機器>
次に、上述した実施形態及び応用例に係る電気光学装置1又は2を適用した電子機器について説明する。図12に、電気光学装置1又は2を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置1と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。この電気光学装置1はOLED素子420を用いるので、視野角が広く見易い画面を表示できる。
図13に、電気光学装置1又は2を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置1を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置1に表示される画面がスクロールされる。
図14に、電気光学装置1又は2を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置1を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置1に表示される。
なお、電気光学装置1又は2が適用される電子機器としては、図12〜14に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置1が適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同装置における走査線駆動回路のタイミングチャートである。 同装置におけるデータ線駆動回路の詳細と駆動領域との関係を示す説明図である。 同装置における画素回路の構成を示す回路図である。 同装置における補正データ生成処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電気光学装置のデータ線駆動回路の詳細と駆動領域との関係を示す説明図である。 同装置における補正データ生成処理の内容を示すフローチャートである。 ブロック電流とサブエリア番号の関係の具体例を示すグラフである。 応用例に係るカラー表示の電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同装置におけるサブ領域を説明するための説明図である。 他の応用例に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 同電気光学装置を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。 同電気光学装置を適用した携帯情報端末の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1、2…電気光学装置、300…制御回路、320…補正データ記憶部、330…補正部、400…画素回路、420…有機発光ダイオード、500…電流計、600…補正データ生成回路、700…画像パターン作成回路、Dh…補正データ。

Claims (11)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電気光学素子が各々配列された画素領域とを備えた電気光学装置に用いられ、前記電気光学素子の輝度を制御する制御データに基づいて前記電気光学素子を駆動する電気光学装置の駆動回路であって、
    前記画素領域を前記各駆動モジュールに対応する領域に分割した複数の駆動領域の間で輝度が一定になるように前記制御データを補正するための補正データを、前記複数の駆動領域に対応して各々記憶した補正データ記憶手段と、
    前記補正データ記憶手段から読み出した前記補正データを用いて、前記制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、
    複数の駆動モジュールを有し、各駆動モジュールが互いに異なる前記データ線に接続され、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成し、前記データ信号を前記データ線を介して前記電気光学素子へ供給するデータ線駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする電気光学装置の駆動回路。
  2. 前記制御データは、入力階調値を示す入力階調データであり、前記補正済制御データは出力階調データであることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の駆動回路。
  3. 前記補正データを、前記複数の駆動領域に対応して各々生成する補正データ生成手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置の駆動回路。
  4. 前記電気光学素子は電流によって駆動され、
    前記補正データ生成手段は、
    前記駆動領域に各々対応する画像パターンを順次表示させる画像制御手段と、
    前記電気光学素子に供給される電流を前記駆動領域ごとに計測してブロック電流として出力する電流計測手段と、
    前記ブロック電流に基づいて前記補正データを前記駆動領域ごとに生成する補正データ作成手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置の駆動回路。
  5. 前記電気光学素子は電流によって駆動され、前記駆動領域は複数のサブ領域からなり、
    前記補正データ生成手段は、
    前記サブ領域に各々対応する画像パターンを順次表示させる画像制御手段と、
    前記電気光学素子に供給される電流を前記サブ領域ごとに計測してブロック電流として出力する電流計測手段と、
    計測された前記ブロック電流が所定の範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記所定の範囲内にある前記ブロック電流に基づいて前記駆動領域ごとに前記補正データを生成する補正データ作成手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置の駆動回路。
  6. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記走査線と前記データ線の交差に対応して電気光学素子が各々配列された画素領域と、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載された駆動回路と、
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  7. 前記電気光学素子は有機発光ダイオードであることを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置を表示手段として有することを特徴とする電子機器。
  9. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電流で駆動される電気光学素子が各々配列された画素領域と、補正データを用いて前記電気光学素子の輝度を制御する制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、前記画素領域を分割した複数の駆動領域の各々に対応して設けられ、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給する駆動モジュールとを備えた電気光学装置を対象として、前記補正データを生成する補正データ生成方法であって、
    前記駆動領域は複数のサブ領域からなり、前記サブ領域に各々対応する画像パターンを順次表示させ、
    前記電気光学素子に供給される電流を前記サブ領域ごとにブロック電流として計測し、
    計測された前記ブロック電流が所定の範囲内にあるか否かを判定し、
    前記所定の範囲内にある前記ブロック電流に基づいて前記駆動領域ごとに前記補正データを生成する、
    ことを特徴とする補正データ生成方法。
  10. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電流で駆動される電気光学素子が各々配列された画素領域と、補正データを用いて前記電気光学素子の輝度を制御する制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、前記画素領域を分割した複数の駆動領域の各々に対応して設けられ、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給する駆動モジュールとを備えた電気光学装置を駆動する駆動方法であって、
    前記駆動領域に各々対応する画像パターンを順次表示させ、
    前記電気光学素子に供給される電流をブロック電流として前記駆動領域ごとに計測し、
    前記ブロック電流に基づいて、前記複数の駆動領域の間で輝度が一定になるように前記制御データを補正するための補正データを前記複数の駆動領域に対応して各々生成し、
    生成した前記補正データを補正データ記憶手段に記憶し、
    記憶した補正データを用いて、前記制御データを補正して前記補正済制御データを生成する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  11. 複数の走査線と、複数のデータ線と、前記走査線と前記データ線の交差に対応して電流で駆動される電気光学素子が各々配列された画素領域と、補正データを用いて前記電気光学素子の輝度を制御する制御データを補正して補正済制御データを生成する補正手段と、前記画素領域を分割した複数の駆動領域の各々に対応して設けられ、前記補正済制御データに基づいてデータ信号を生成して前記データ線に供給する駆動モジュールとを備えた電気光学装置を駆動する駆動方法であって、
    前記駆動領域は複数のサブ領域からなり、
    前記サブ領域に各々対応する画像パターンを順次表示させ、
    前記電気光学素子に供給される電流を前記サブ領域ごとにブロック電流として計測し、
    計測された前記ブロック電流が所定の範囲内にあるか否かを判定し、
    前記所定の範囲内にある前記ブロック電流に基づいて前記駆動領域ごとに前記補正データを生成し、
    生成した前記補正データを補正データ記憶手段に記憶し、
    記憶した補正データを用いて、前記制御データを補正して前記補正済制御データを生成する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
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