JP2005241540A - ガス濃度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のガスセンサを組み合わせた場合の応用測定の際に、その対応に伴う開発期間の短縮、工数削減、及び信頼性を向上できるガス濃度測定装置を提供すること。
【解決手段】水素濃度測定装置1は、メインの構成として、汎用基板7に限界電流式水素センサ用拡張基板である第1拡張基板9が着脱可能に接続され、その第1拡張基板9に、主測定対象である水素濃度を測定するための限界電流式水素センサ17が接続された構成を有する。更に、そのメインの構成に加え、汎用基板7にインピーダンス変化式湿度センサ用拡張基板である第2拡張基板11が着脱可能に接続され、その第2拡張基板11に、副測定対象である水蒸気濃度を測定するためのインピーダンス変化式湿度センサ19が接続された構成を有する。
【選択図】図3
【解決手段】水素濃度測定装置1は、メインの構成として、汎用基板7に限界電流式水素センサ用拡張基板である第1拡張基板9が着脱可能に接続され、その第1拡張基板9に、主測定対象である水素濃度を測定するための限界電流式水素センサ17が接続された構成を有する。更に、そのメインの構成に加え、汎用基板7にインピーダンス変化式湿度センサ用拡張基板である第2拡張基板11が着脱可能に接続され、その第2拡張基板11に、副測定対象である水蒸気濃度を測定するためのインピーダンス変化式湿度センサ19が接続された構成を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば燃料電池に供給或いは燃料電池から排出される燃料ガスや、内燃機関の排気ガス等のガス中において、水素ガスやアンモニアガス等の測定の目標とする所定のガスの濃度を精度良く測定することができるガス濃度測定装置に関する。
従来より、ガス濃度センサが接続されガス濃度を測定するガス濃度測定装置においては、ガス濃度センサをある環境下で用いた場合には十分な測定精度が得られていたものの、別の環境下では妨害要素の影響を受けて十分な測定精度を得られなくなることが知られている。
例えば、大気環境下では精度良く測定できていたものが、自動車の排気ガス環境下では、妨害ガスの影響を受けてその精度が低下することがある。
この問題を解決する方法としては、妨害要素を第二の測定対象として同時に測定し、その測定結果をもとに補正を行うことで、本来の測定精度を向上させることが考えられる。
この問題を解決する方法としては、妨害要素を第二の測定対象として同時に測定し、その測定結果をもとに補正を行うことで、本来の測定精度を向上させることが考えられる。
しかし、単一の測定対象(例えば水素ガス)に特化して開発されたガス濃度測定装置では、新たな測定対象(例えば水蒸気)の追加による測定回路の再開発が必要となり、その対策は容易ではない。
また、これとは別に、例えば時計のモータ、時計回路その他の電子部品を測定対象とし、その測定を行う測定装置に関して、特に測定対象や測定内容の変更に伴う開発リードタイムの短縮と信頼性の向上を図った技術が提案されている(特許文献1参照)。
この技術とは、各種の測定に共通で用いられる基本性能を親基板に与え、予め定められた一定内容の測定に直接関わる専用機能を子基板に与え、その親基板への子基板の実装を通じて一つの測定回路が形成されるものである。
特開平8−327759号公報 (第5頁、図9)
しかしながら、複数のガスセンサを用いてガス濃度を測定するガス濃度測定装置においては、電子回路基板をどの様に用いるか等の技術の検討及び開発がなされていないのが現状であった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のガスセンサを組み合わせた場合の応用測定の際に、その対応に伴う開発期間の短縮、工数削減、及び信頼性を向上できるガス濃度測定装置を提供することである。
(1)請求項1の発明は、ガスセンサの信号を処理することにより、測定対象である目標のガスの濃度を求めるガス濃度測定装置において、前記目標のガスの濃度を含む測定内容の異なる複数のガスセンサの信号を入力し、該各ガスセンサの信号から得られる各情報間の関係に基づいて、前記目標のガスの濃度を求める演算処理を行う電子回路部を備えるとともに、前記電子回路部として、前記異なる複数のガスセンサに共通の基本機能を有する汎用基板と、前記異なる複数のガスセンサ毎にそれぞれ別個に必要とされる専用機能を有する複数の拡張基板と、を用い、前記汎用基板に対して前記複数の拡張基板を着脱可能に取り付ける構成としたことを特徴とするガス濃度測定装置を要旨とする。
本発明では、汎用基板に異なるガスセンサに対応した拡張基板を着脱可能にとりつける構成としたので、異なるガスセンサを組み合わせた場合の応用測定の際に、その対応に伴う開発期間の短縮、工数削減、及び信頼性を向上することができる。
つまり、汎用基板と複数の拡張基板の組み合わせによって、一つの測定回路(電子回路部)を形成するように構成することにより、特に測定対象であるガス(従ってガスセンサ)の追加に伴う回路変更が必要になった場合には、従来の汎用基板と拡張基板はそのまま兼用で使用することができる。即ち、変更内容に応じた拡張基板を新規に追加開発するだけで良いため、開発期間の短縮及び工数の削減を実現することができる。
また、変更前に使用されている汎用基板と拡張基板は、変更前から動作の信頼性が確立されており、これらを兼用して一つの測定回路を構成することにより、全てを新規開発した場合或いは従来の拡張基板を再開発した場合に比べて、測定装置の信頼性向上が図れる。
更に、異なる測定対象を、各ガスセンサに対応してそれぞれ独立した拡張基板を利用して測定できるようにしておくことにより、一度開発を行った拡張基板は、それに対応するガスセンサを必要とする測定装置に再利用することができ、新規開発が不要となる。
(2)請求項2の発明は、前記異なる複数のガスセンサの信号から得られる各情報間の関係に基づいて、前記目標のガスに係わるガスセンサによるガス濃度の情報を、他のガスセンサによるガス濃度又はガス状態の情報により補正することを特徴とする前記請求項1に記載のガス濃度測定装置を要旨とする。
本発明は、目標のガスの濃度を求めるためのメインのガスセンサを用いて、目標のガスのベースとなるガス濃度を測定するとともに、そのベースとなるガス濃度(例えば水素ガス濃度)の情報を、他のガスセンサによって求めた他のガス濃度(例えば水蒸気濃度)やガスの状態(例えば空燃比や温度)の情報によって補正することにより、測定雰囲気(被測定ガス)の状態が変化しても、精度良く目標のガスの濃度を求めることができる。
(3)請求項3の発明は、前記目標のガスに係わるガスセンサにより得られた水素ガス濃度の情報を、前記他のガスセンサにより得られた水蒸気濃度の情報により補正することを特徴とする前記請求項2に記載のガス濃度測定装置を要旨とする。
本発明は、水素ガス濃度の測定方法を例示したものである。通常、被測定ガス中の水素ガス濃度は、水蒸気濃度により影響を受けるので、この補正を行うことにより、水素ガス濃度を精度良く求めることができる。
(4)請求項4の発明は、前記目標のガスに係わるガスセンサにより得られたアンモニアガス濃度の情報を、前記他のガスセンサにより得られた水蒸気濃度の情報又は空燃比の情報により補正することを特徴とする前記請求項2に記載のガス濃度測定装置を要旨とする。
本発明は、アンモニアガス濃度の測定方法を例示したものである。通常、被測定ガス中のアンモニアガス濃度は、水蒸気濃度又は空燃比により影響を受けるので、この補正を行うことにより、アンモニアガス濃度を精度良く求めることができる。
(5)請求項5の発明は、前記汎用基板に装着したコネクタと前記複数の拡張基板に装着したコネクタとを直接に嵌合させて、前記汎用基板と前記複数の拡張基板とを電気的及び機械的に一体の電子回路基板としたことを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載のガス濃度測定装置を要旨とする。
本発明は、電子回路基板の構成を例示したものである。本発明では、汎用基板に装着したコネクタと複数の拡張基板に装着したコネクタとを直接に嵌合させて一体化するので、電子回路基板をコンパクトにすることができる。
尚、異なるガスセンサではなく、同種(又は同一)のガスセンサを複数用い、各ガスセンサに対応した拡張基板をそれぞれ汎用基板に着脱可能に接続(例えばコネクタで嵌合して一体化して搭載)してもよい。これにより、一つの電子回路基板で、例えば燃料電池システムの各位置における水素ガス濃度を測定することができる。
次に、本発明の最良の形態の例(実施例)について説明する。
本実施例では、ガス濃度測定装置として、限界電流式水素センサを用いた水素濃度測定装置を例に挙げる。
a)まず、本実施例の水素濃度測定装置の外観構成について、図1及び図2に基づいて説明する。
a)まず、本実施例の水素濃度測定装置の外観構成について、図1及び図2に基づいて説明する。
図1(a)に示す様に、本実施例の水素濃度測定装置1は、筐体3内に、電子回路部5として、基本測定機能部である汎用基板7と、後述する各ガスセンサに対応した専用測定機能部である第1拡張基板9及び第2拡張基板11とを備えている。尚、図1(b)に示す様に、水素濃度測定装置1の正面には、表示部13と操作部15とが設けられている。
前記第1拡張基板9と第2拡張基板11とには、各拡張基板9、11の下面側(図1(a)の紙面裏側)にそれぞれ一対の拡張側コネクタ16が配置されており、一方、汎用基板7の上面側(図1(a)の紙面表側)には前記拡張側コネクタ16に対応して、合計4個の汎用側コネクタ18が配置されている。尚、同図ではこれらのコネクタ16、18が重なって示されている。
そして、前記拡張側コネクタ16と汎用側コネクタ18とが、図1(a)の紙厚側に押圧されて、図2に示す様に、着脱可能に嵌合することにより、汎用基板7と第1拡張基板9及び第2拡張基板11とが、電気的且つ機械的に一体の基板として構成されている。
つまり、本実施例の水素濃度測定装置1は、 図3に示す様に、メインの構成として、汎用基板7に限界電流式水素センサ用拡張基板である第1拡張基板9が接続され、その第1拡張基板9に、主測定対象である水素ガス濃度(水素濃度)を測定するための限界電流式水素センサ17が接続された構成を有している。
更に、そのメインの構成に加え、汎用基板7にインピーダンス変化式湿度センサ用拡張基板である第2拡張基板11が接続され、その第2拡張基板11に、副測定対象である水蒸気濃度を測定するためのインピーダンス変化式湿度センサ19が接続された構成を有している。
b)次に、前記水素濃度測定装置1の構成を、更に詳細に説明する。
図4に示す様に、汎用基板7は、(ガス濃度の演算処理等を行う)マイクロコントローラ21、スイッチ入力回路23、表示出力回路25、通信入出力回路27、時計回路29、メモリ31、電源回路33を備えるとともに、I/O35、A/Dコンバータ37、39、D/Aコンバータ41、43、PWM45、47を備えており、この汎用基板7は、通信入出力回路27を介して、パーソナルコンピュータ49に接続されている。
図4に示す様に、汎用基板7は、(ガス濃度の演算処理等を行う)マイクロコントローラ21、スイッチ入力回路23、表示出力回路25、通信入出力回路27、時計回路29、メモリ31、電源回路33を備えるとともに、I/O35、A/Dコンバータ37、39、D/Aコンバータ41、43、PWM45、47を備えており、この汎用基板7は、通信入出力回路27を介して、パーソナルコンピュータ49に接続されている。
尚、汎用基板7における必須構成は、マイクロコントローラ21、I/O35、A/Dコンバータ37、39、D/Aコンバータ41、43である。
また、第1拡張基板9は、信号切替回路51、センサ電圧入力回路53、センサインピーダンス入力回路55、ポンプ電流入力回路57、ポンプ電圧入力回路59、ポンプ電圧出力回路61、サンプルホールド回路63〜69、ヒータ電圧出力回路71、(外部計測機器73に接続される)測定信号出力回路75を備えている。
また、第1拡張基板9は、信号切替回路51、センサ電圧入力回路53、センサインピーダンス入力回路55、ポンプ電流入力回路57、ポンプ電圧入力回路59、ポンプ電圧出力回路61、サンプルホールド回路63〜69、ヒータ電圧出力回路71、(外部計測機器73に接続される)測定信号出力回路75を備えている。
尚、第1拡張基板9における必須構成は、信号切替回路51、センサ電圧入力回路53、ポンプ電流入力回路57、ポンプ電圧出力回路61、サンプルホールド回路63、67、測定信号出力回路75である。
更に、限界電流式水素センサ17は、限界電流式水素センサ素子77、ヒータ素子79を備えている。尚、ヒータ素子79は、必須ではない。
ここで、限界電流式水素センサ17側のセンサインピーダンスを測定するための構成(センサインピーダンス入力回路55等)や、ヒータ素子79を制御するための構成(ヒータ電圧出力回路71等)は、限界電流式水素センサ素子77の結露防止の温度調節のために使用する。また、ポンプ電圧入力回路59は、自身の出力のモニタに使用する。
ここで、限界電流式水素センサ17側のセンサインピーダンスを測定するための構成(センサインピーダンス入力回路55等)や、ヒータ素子79を制御するための構成(ヒータ電圧出力回路71等)は、限界電流式水素センサ素子77の結露防止の温度調節のために使用する。また、ポンプ電圧入力回路59は、自身の出力のモニタに使用する。
一方、第2拡張基板11は、白金抵抗入力回路81、センサインピーダンス入力回路83、(センサの持つ指数特性の対数変換を行う)Log変換回路85、交流電圧出力回路87、ヒータ電圧出力回路89、(外部計測機器91に接続される)測定信号出力回路93を備えている。
尚、第2拡張基板11における必須構成は、白金抵抗入力回路81、センサインピーダンス入力回路83、Log変換回路85、交流電圧出力回路87である。
更に、インピーダンス変化式湿度センサ19は、(温度補正のための)白金抵抗体素子95、インピーダンス変化式湿度センサ素子97、ヒータ素子99を備えている。尚、ヒータ素子99は、必須ではない。
更に、インピーダンス変化式湿度センサ19は、(温度補正のための)白金抵抗体素子95、インピーダンス変化式湿度センサ素子97、ヒータ素子99を備えている。尚、ヒータ素子99は、必須ではない。
ここで、インピーダンス変化式湿度センサ19側のヒータ素子99を制御するための構成(ヒータ電圧出力回路89等)は、センサ付着物のヒートクリーニング(燃焼除去)に使用する。
尚、測定信号出力回路75、93は、両拡張基板9、11にそれぞれ存在するが、組み合わせて使用する場合には、どちらか一方あれば良い。また、A/Dコンバータ37、39、D/Aコンバータ41、43は、PWM45、47は便宜上2つずつ記載してあるが、実際はチャンネル数が問題なので、共通化してもよい。
c)次に、本実施例の水素濃度測定装置1の測定原理について説明する。
限界電流式水素センサ17は、限界電流式水素センサ素子77を一定電圧に制御する際に流れる電流が水素濃度に比例することを利用して濃度を検出するセンサであり、素子材料の特性から水蒸気濃度の依存を受けることが分かっている。
限界電流式水素センサ17は、限界電流式水素センサ素子77を一定電圧に制御する際に流れる電流が水素濃度に比例することを利用して濃度を検出するセンサであり、素子材料の特性から水蒸気濃度の依存を受けることが分かっている。
測定雰囲気(被測定ガス)中の水蒸気濃度がある程度固定される場合は、依存を許容誤差とみなし、固定された電流と水素濃度の関係特性をもとに水素濃度を計算する。この場合は、水素濃度測定装置1は、汎用基板7及び第1拡張基板9の機能を利用して水素濃度を測定することになる。
しかし、被測定ガス中の水蒸気濃度が大きく変動する条件下での測定要求がある場合には、別途インピーダンス変化式湿度センサ19を用いて水蒸気濃度を測定し、電流と水素濃度との関係特性に応じて補正を加えて、水素濃度を検出する。この場合は、水素濃度測定装置1は、汎用基板7及び第1、2拡張基板9、11の機能を利用して水素濃度を測定することになる。
以下、詳細に説明する。
・限界電流式水素センサ17の限界電流式水素センサ素子77は、図5に示す様に、主として、プロトン伝導体101と第1電極103と第2電極105と参照電極107とから構成され、それらを拡散律速部109が設けられた支持体111により挟み込んだ構造となっている。尚、第2電極105と参照電極107とを一体とした構造としても良い。
・限界電流式水素センサ17の限界電流式水素センサ素子77は、図5に示す様に、主として、プロトン伝導体101と第1電極103と第2電極105と参照電極107とから構成され、それらを拡散律速部109が設けられた支持体111により挟み込んだ構造となっている。尚、第2電極105と参照電極107とを一体とした構造としても良い。
この限界電流式水素センサ17では、第1電極103と第2電極105との間にポンプ電圧Vpを印加すると、拡散律速部109を通って導入された被測定ガス中の水素分子が第1電極103上で分解してプロトンとなり、プロトン伝導体101中を通って第2電極105側へと汲み出され、回路電流(ポンプ電流)Ipが流れる。Ipは印加電圧を上げると増加するが、拡散律速部109により導入ガスの拡散が妨げられるため、ある電圧レベル以上で一定となる領域を持つ。この一定となったIpを限界電流と呼ぶ。図6に示す様に、Ipは被測定ガス中の水素濃度にほぼ比例するため、限界電流の測定により水素濃度の測定が可能となる。
また、この限界電流式水素センサ17は、図7に示す様に、被測定ガス中の水蒸気濃度が増加すると、センサ出力が増加する。つまり、プロトンは、プロトン伝導体101中を水分子を伴って移動するため、被測定ガス中の水蒸気濃度が増加すると、プロトンの移動とともにポンピングされる水分子の数も増加する。そして、ポンピングによって抜けた水分子を補うかたちで新たな被測定ガスが素子内部に流入するために、センサ出力が増加する。
・一方、インピーダンス変化式湿度センサ19では、感湿材として、Al2O3系等のセラミック系感湿材などが用いられているが、これらは、水分子の吸脱着反応を利用して、電気抵抗の変化により湿分を検出するものである。
従って、このインピーダンス変化式湿度センサ19により、そのインピーダンスの変化から、被測定ガス中の水蒸気濃度を求めることができる。
・そして、前記両センサ17、19の出力を利用し、水蒸気濃度により水素濃度の補正を行うが、その補正は、下記の(1)〜(8)手順で行う。
・そして、前記両センサ17、19の出力を利用し、水蒸気濃度により水素濃度の補正を行うが、その補正は、下記の(1)〜(8)手順で行う。
(1) 限界電流式水素センサ17のポンプ電流Ipを測定する。
(2) ポンプ電流Ipから水素濃度Hを多項式近似により算出する。
(3) インピーダンス変化式湿度センサ19のセンサインピーダンスZsを測定する。
(2) ポンプ電流Ipから水素濃度Hを多項式近似により算出する。
(3) インピーダンス変化式湿度センサ19のセンサインピーダンスZsを測定する。
(4) インピーダンス変化式湿度センサ19の白金抵抗体素子95の抵抗Rptを測定す る。
(5) 前記抵抗Rptから被測定ガスの温度Tを近似多項式により算出する。
(5) 前記抵抗Rptから被測定ガスの温度Tを近似多項式により算出する。
(6) 前記センサインピーダンスZsと温度Tから、3次元マップ変換(X軸:Zs、
Y軸:T、Z軸:Hum)により、水蒸気濃度Humを算出する。
(7) 前記水蒸気濃度Humから、2次元マップ変換により、水素濃度の補正ゲインαを 算出する。
Y軸:T、Z軸:Hum)により、水蒸気濃度Humを算出する。
(7) 前記水蒸気濃度Humから、2次元マップ変換により、水素濃度の補正ゲインαを 算出する。
(8) 前記水素濃度Hと補正ゲインαとを用い、式「H’=α×H」により、補正後の正 確な水素濃度である補正水素濃度H’を算出する。
e)この様に、本実施例では、限界電流式水素センサ17により、ベースとなる水素濃度Hを測定するとともに、インピーダンス変化式湿度センサ19により、水蒸気濃度に対応するセンサインピーダンスZsと温度Tとを求め、それらの値に基づいて、より正確な補正水素濃度H’を求めているので、被測定ガスの水蒸気濃度等の状態が変動しても、常に、正確な水素濃度を求めることができる。
e)この様に、本実施例では、限界電流式水素センサ17により、ベースとなる水素濃度Hを測定するとともに、インピーダンス変化式湿度センサ19により、水蒸気濃度に対応するセンサインピーダンスZsと温度Tとを求め、それらの値に基づいて、より正確な補正水素濃度H’を求めているので、被測定ガスの水蒸気濃度等の状態が変動しても、常に、正確な水素濃度を求めることができる。
また、本実施例では、汎用基板7に(限界電流式水素センサ17に対応した)第1拡張基板9及び(インピーダンス変化式湿度センサ19に対応した)第2拡張基板11を、コネクタ16、18を介して、着脱可能に装着したので、複数の異なる種類のガスセンサ17、19を組み合わせた場合の応用測定の際に、その対応に伴う開発期間の短縮、工数削減、及び信頼性を向上することができる。
例えば、最初に、汎用基板7と、限界電流式水素センサ17用の第1拡張基板9とを備えた水素濃度測定装置1に、インピーダンス変化式湿度センサ19用の第2拡張基板11を加える場合を考えると、汎用基板7と第1拡張基板9はそのまま兼用で使用することができるので、即ち、変更内容に応じた第2拡張基板11を新規に追加開発するだけで良いため、開発期間の短縮及び工数の削減を実現することができる。
また、変更前に使用されている汎用基板7と第1拡張基板9は、変更前から動作の信頼性が確立されており、これらを兼用して一つの測定回路を構成することにより、全てを新規開発した場合或いは拡張基板7を再開発した場合に比べて、水素濃度測定装置1の信頼性向上が図れる。
更に、異なる測定対象を、(各センサ17、19に対応し)それぞれ独立した拡張基板9、11を利用して測定できるようにしておくことにより、一度開発を行った拡張基板9、11は、その測定対象に対応したガスセンサを必要とする測定装置に再利用することができ、新規開発が不要となる。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
本実施例では、ガス濃度測定装置として、インピーダンス変化式アンモニアセンサを用いたアンモニア濃度測定装置を例に挙げる。
本実施例では、ガス濃度測定装置として、インピーダンス変化式アンモニアセンサを用いたアンモニア濃度測定装置を例に挙げる。
a)まず、本実施例のアンモニア濃度測定装置の構成について、図8に基づいて説明する。
図8に示す様に、本実施例のアンモニア濃度測定装置201は、メインの構成として、汎用基板203にインピーダンス変化式アンモニアセンサ用拡張基板である第1拡張基板205が接続され、その第1拡張基板205に、主測定対象であるアンモニア濃度を測定するためのインピーダンス変化式アンモニアセンサ207が接続された構成を有している。
図8に示す様に、本実施例のアンモニア濃度測定装置201は、メインの構成として、汎用基板203にインピーダンス変化式アンモニアセンサ用拡張基板である第1拡張基板205が接続され、その第1拡張基板205に、主測定対象であるアンモニア濃度を測定するためのインピーダンス変化式アンモニアセンサ207が接続された構成を有している。
更に、そのメインの構成に加え、汎用基板203に限界電流式リニアA/F(空燃比)センサ用拡張基板である第2拡張基板209が接続され、その第2拡張基板209に、副測定対象である空燃比を測定するための限界電流式リニアA/Fセンサ211が接続された構成を有している。
b)次に、前記アンモニア濃度測定装置201の構成を、更に詳細に説明する。
図9に示す様に、汎用基板203は、(ガス濃度の演算処理等を行う)マイクロコントローラ213、スイッチ入力回路215、表示出力回路217、通信入出力回路219、時計回路221、メモリ223、電源回路225を備えるとともに、I/O227、A/Dコンバータ229、231、D/Aコンバータ233、235、PWM237、239を備えており、この汎用基板203は、通信入出力回路219を介して、パーソナルコンピュータ241に接続されている。
図9に示す様に、汎用基板203は、(ガス濃度の演算処理等を行う)マイクロコントローラ213、スイッチ入力回路215、表示出力回路217、通信入出力回路219、時計回路221、メモリ223、電源回路225を備えるとともに、I/O227、A/Dコンバータ229、231、D/Aコンバータ233、235、PWM237、239を備えており、この汎用基板203は、通信入出力回路219を介して、パーソナルコンピュータ241に接続されている。
尚、汎用基板203における必須構成は、マイクロコントローラ213、I/O227、A/Dコンバータ229、231、D/Aコンバータ233、235、PWM237、239である。
また、第1拡張基板205は、白金抵抗入力回路243、センサインピーダンス入力回路245、交流電圧出力回路249、ヒータ電圧出力回路251、(外部計測機器253に接続される)測定信号出力回路255を備えている(必須構成)。
更に、インピーダンス変化式アンモニアセンサ207は、白金抵抗体素子257、インピーダンス変化式アンモニアセンサ素子259、ヒータ素子261を備えている(必須構成)。
一方、第2拡張基板209は、センサ電圧入力回路263、ポンプ電流入力回路265、センサインピーダンス入力回路267、ポンプ電圧出力回路269、ヒータ電圧出力回路271、(外部計測機器273に接続される)測定信号出力回路275を備えている(測定信号出力回路275以外必須構成)。
更に、限界電流式リニアA/Fセンサ211は、限界電流式リニアA/Fセンサ素子277、ヒータ素子279を備えている(必須構成)。
ここで、前記インピーダンス変化式アンモニアセンサ207は400℃程度、限界電流式リニアA/Fセンサ211はセンサインピーダンス一定に温度調節する必要があるので、各ヒータ素子261、279及びヒータ電圧出力回路251、271等の制御部は必須回路となる。
ここで、前記インピーダンス変化式アンモニアセンサ207は400℃程度、限界電流式リニアA/Fセンサ211はセンサインピーダンス一定に温度調節する必要があるので、各ヒータ素子261、279及びヒータ電圧出力回路251、271等の制御部は必須回路となる。
c)次に、本実施例のアンモニア濃度測定装置201の測定原理について説明する。
インピーダンス変化式アンモニアセンサ207は、素子インピーダンスがアンモニア濃度に比例することを利用して濃度を検出するセンサであり、素子材料の特性から水蒸気濃度の依存を受けることが分かっている。
インピーダンス変化式アンモニアセンサ207は、素子インピーダンスがアンモニア濃度に比例することを利用して濃度を検出するセンサであり、素子材料の特性から水蒸気濃度の依存を受けることが分かっている。
補正を行う手法は、基本的に、前記実施例1の水素濃度測定装置と同様であるが、本実施例では、自動車の排気ガス中のアンモニア濃度を測定することを目標としており、排気ガス中の水蒸気濃度は空燃比(A/F)に相関があることから、限界電流式リニアA/Fセンサ211の信号を用いて、水蒸気濃度依存を補正するものである。
従って、この場合は、アンモニア濃度測定装置201は、汎用基板203及び第1、2拡張基板205、209の機能を利用してアンモニア濃度を測定することになる。
以下、詳細に説明する。
以下、詳細に説明する。
・インピーダンス変化式アンモニアセンサ207は、その感応材として、例えばZrO2等の酸化物を主成分、WO3等を副成分とする固体超強酸物質を用い、図10に示す様に、アンモニアが増加すると、そのセンサ出力(インピーダンス)が低下するものである。
このインピーダンス変化式アンモニアセンサ207は、アンモニアの感応材への吸着によって生じるインピーダンス変化を使用している。すなわち、アンモニアが固体超強酸物質の酸点に吸着すると、プロトンのホッピング伝導がアシストされるため、インピーダンスが低下すると推定されている。
また、このインピーダンス変化式アンモニアセンサ207は、H2Oが存在すると、そこからもプロトンが分解発生し、アンモニアから分解したそれと同様にホッピング伝導によってインピーダンス変化を起こす。即ち、同図10に示す様に、被測定ガス中のH2Oが増加すると、センサ出力(インピーダンス)が低下する性質、即ち水蒸気依存性がある。
・一方、限界電流式リニアA/Fセンサ211は、部分安定化ZrO2を用いており、排気系で一般的に用いられているZrO2酸素センサの原理に加え、ZrO2固体電解質に電圧を印加することによって被検ガス中の酸素をポンピングする機能を組み合わせ、広い領域の空燃比が検出できるセンサである。
この限界電流式リニアA/Fセンサ211の限界電流(ポンプ電流)Ipは、酸素濃度(従って空燃比)に比例する。つまり、ポンプ電流Ipは空燃比に比例し、空燃比は水蒸気濃度と相関関係があるので、ポンプ電流Ipから水蒸気濃度が分かる。
・そして、前記両センサ207、211の出力を利用してアンモニア濃度の補正を行うが、その補正は、下記の(1)〜(4)手順で行う。
(1) インピーダンス変化式アンモニアセンサ207のインピーダンスZsを測定する。
(1) インピーダンス変化式アンモニアセンサ207のインピーダンスZsを測定する。
(2) 限界電流式リニアA/Fセンサ211のポンプ電流Ipを測定する。
(3) 前記ポンプ電流Ipから多項式近似式により空燃比λを算出する。
(4) 前記インピーダンスZsと空燃比λから、3次元マップ変換(X軸:Zs、Y軸: λ、Z軸:NH3)により、アンモニア濃度NH3を算出する。
(3) 前記ポンプ電流Ipから多項式近似式により空燃比λを算出する。
(4) 前記インピーダンスZsと空燃比λから、3次元マップ変換(X軸:Zs、Y軸: λ、Z軸:NH3)により、アンモニア濃度NH3を算出する。
d)この様に、本実施例では、インピーダンス変化式アンモニアセンサ207のインピーダンスZsと、限界電流式リニアA/Fセンサ211のポンプ電流Ipより求めた空燃比λとに基づいて、アンモニア濃度を求めているので、被測定ガスの水蒸気濃度等の状態が変動しても、常に、正確なアンモニア濃度を求めることができる。
また、本実施例でも、前記実施例1と同様に、開発期間の短縮及び工数の削減等を実現することができるという効果を奏する。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば図11に示す様に、同様な複数の水素濃度センサ301、303を用いて、水素濃度を測定するようにしてもよい。この場合は、各水素濃度センサ301、303にそれぞれ対応する拡張基板を準備し、この拡張基板を汎用基板に装着する。
例えば、都市ガス改質型燃料電池305の評価において、燃料電池305のアノード319の燃料入口315と出口317のそれぞれに前記水素濃度センサ301、303を配置し、水素利用効率の測定や最適な運転状態(高水素利用効率)での供給水素濃度を測定する要求がある場合、汎用基板と2枚の限界電流式水素センサ用拡張基板を組み合わせることにより、その評価が可能となる。
具体的には、一定の電力を得るためのマスフローコントローラ307を用いて、改質器309に送られる都市ガス量を調整する。改質器309によって都市ガスは水素を含む燃料ガスとなり燃料電池305の燃料入口315に供給される。そして、発電によって水素が消費され、残りの成分である排出ガスが燃料出口317から排出され、バーナ311で燃焼される。
また、改質器309への都市ガス供給量を一定にした状態で、水素濃度センサ301、303の水素濃度を、測定装置313により測定すれば、その差から水素利用効率を算出できる。
つまり、必要な電力が得られる範囲で、水素濃度センサ303の水素濃度が低くなるようにマスフローコントローラ307を制御し、この状態で水素濃度センサ301の水素濃度を測定すれば、最適な運転状態(高水素利用効率)での供給水素濃度が測定できる。
1…水素濃度測定装置
7、203…汎用基板
9、205…第1拡張基板
11、209…第2拡張基板
17…限界電流式水素センサ
19…インピーダンス変化式湿度センサ
201…アンモニア濃度測定装置
207…インピーダンス変化式アンモニアセンサ
211…限界電流式リニアA/Fセンサ
7、203…汎用基板
9、205…第1拡張基板
11、209…第2拡張基板
17…限界電流式水素センサ
19…インピーダンス変化式湿度センサ
201…アンモニア濃度測定装置
207…インピーダンス変化式アンモニアセンサ
211…限界電流式リニアA/Fセンサ
Claims (5)
- ガスセンサの信号を処理することにより、測定対象である目標のガスの濃度を求めるガス濃度測定装置において、
前記目標のガスの濃度を含む測定内容の異なる複数のガスセンサの信号を入力し、該各ガスセンサの信号から得られる各情報間の関係に基づいて、前記目標のガスの濃度を求める演算処理を行う電子回路部を備えるとともに、
前記電子回路部として、前記異なる複数のガスセンサに共通の基本機能を有する汎用基板と、前記異なる複数のガスセンサ毎にそれぞれ別個に必要とされる専用機能を有する複数の拡張基板と、を用い、
前記汎用基板に対して前記複数の拡張基板を着脱可能に取り付ける構成としたことを特徴とするガス濃度測定装置。 - 前記異なる複数のガスセンサの信号から得られる各情報間の関係に基づいて、前記目標のガスに係わるガスセンサによるガス濃度の情報を、他のガスセンサによるガス濃度又はガス状態の情報により補正することを特徴とする前記請求項1に記載のガス濃度測定装置。
- 前記目標のガスに係わるガスセンサにより得られた水素ガス濃度の情報を、前記他のガスセンサにより得られた水蒸気濃度の情報により補正することを特徴とする前記請求項2に記載のガス濃度測定装置。
- 前記目標のガスに係わるガスセンサにより得られたアンモニアガス濃度の情報を、前記他のガスセンサにより得られた水蒸気濃度の情報又は空燃比の情報により補正することを特徴とする前記請求項2に記載のガス濃度測定装置。
- 前記汎用基板に装着したコネクタと前記複数の拡張基板に装着したコネクタとを直接に嵌合させて、前記汎用基板と前記複数の拡張基板とを電気的及び機械的に一体の電子回路基板としたことを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載のガス濃度測定装置。
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2004
- 2004-02-27 JP JP2004054129A patent/JP2005241540A/ja active Pending
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