JP2005239431A - 仕分け支援装置及び配送方法 - Google Patents

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Kiyotaka Kishino
清孝 岸野
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Abstract

【課題】
作業効率が向上し、入力ミスを防ぐことができる仕分け支援装置及び配送方法を提供する。
【解決手段】
IDが書き込まれた電子タグが埋め込まれた配送伝票が貼られた貨物と、電子タグリーダと仕分けガイダンス装置を具備したウエアラブル・コンピュータと、配送情報を記憶した記憶装置を備え、電子タグリーダにより読み取った貨物の電子タグに記憶されたID,台車の電子タグに記憶されたID,車両の電子タグに記憶されたID及び記憶装置に記憶された配送情報から判断された結果に基づき、仕分けガイダンス装置のガイダンスに従って貨物を積載する台車,台車を積載する車両への貨物の仕分けを行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、仕分け支援装置及び配送方法に係わり、特に貨物を管理するのに好適な仕分支援装置及び配送方法に関する。
従来の装置としては、NIKKEI COMMUNICATION 1992.8.2の第109頁から第114頁に記載のものがある。この装置は、集配車にDoPa対応無線機を搭載し、集配状況の最新データを運行管理センターへ通知する。集荷と配達に際して集配作業者は、バーコードリーダを携行し、荷物を受け取った直後や荷物が確実に手渡せると判断した段階で、荷物に貼り付けてある伝票上のバーコードを読み取る。集配車に戻って車載端末のホルダースーパー・トラッカにバーコードリーダを戻すと、伝票番号と集配状況を示す情報が集配管理サーバーへ自動的に送信されるようになっている。そして、図3には、運行管理センター,営業所,空港毎の集荷・配達状況を米国のコンピュータが集め、集荷・配達状況を顧客にリアルタイムに送信してサービスすることが記載されている。
又、特開平11−296581号公報には、電子タグに貨物情報,荷送人情報等を記憶させ、貨物の自動仕分けや貨物追跡を行う装置が記載されている。
特開平11−296581号公報
従来の装置は、運行管理センター,営業所,空港毎の集荷・配達状況を把握することはできるが、仕分け所での作業効率を改善すること、荷物の詳細な積み込み状況の情報,中継段階の詳細な情報を把握することについて配慮されていない。
又、特開平11−296581号公報に記載の装置は、大仕分けを自動的に行うものであり、小仕分けについて貨物の詳細な情報を把握することについては配慮されていない。このため、仕分け所での作業効率を改善すること、荷物の詳細な積み込み状況の情報,中継段階の詳細な情報を把握することは実現できないものであった。
本発明の第1の目的は、荷物,作業者,荷物を積む台車情報等をひも付けできる配送支援装置,仕分け支援装置及び配送方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、作業者情報が確認できる配送支援装置,仕分け支援装置及び配送方法を提供することにある。
本発明の第3の目的は、作業効率が向上し、仕分け・積載ミスを防ぐことができる配送支援装置,仕分け支援装置及び配送方法を提供することにある。
本発明の第4の目的は、仕分け作業などで発生する作業者の誤った行為をチェックすることができ、荷物のより詳細な通過情報を得ることができる配送支援装置,仕分け支援装置及び配送方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の配送支援装置は、IDが書き込まれた電子タグが埋め込まれた配送伝票が貼られた貨物と、電子タグリーダと仕分けガイダンス装置を具備したウエアラブル・コンピュータと、配送情報を記憶した記憶装置を備え、前記ウエアラブル・コンピュータの電子タグリーダにより読み取った前記電子タグに記憶されたID及び前記記憶装置に記憶された配送情報から前記ウエアラブル・コンピュータにより仕分けガイダンスを判断し、前記仕分けガイダンス装置からのガイダンスにより貨物の仕分けを行うものである。
電子タグリーダにより読み取ったIDと前記記憶装置に記憶された配送情報から判断された前記配達管理システムのガイダンスに従って配達車両に前記貨物を積載するものである。
前記ウエアラブル・コンピュータの電子タグリーダにより読み取った前記貨物の電子タグに記憶されたID,台車の電子タグに記憶されたID,車両の電子タグに記憶された
ID及び前記記憶装置に記憶された配送情報から判断された結果に基づき、前記仕分けガイダンス装置のガイダンスに従って貨物を積載する台車,台車を積載する車両への貨物の仕分けを行うものである。
又、配送方法は、貨物に貼られた伝票ラベルの電子タグのIDを非接触で読み取り、読み取られた該IDとひも付された配送情報を仕分け支援システムで照合・判断し、該照合・判断により仕分けガイダンス装置のガイダンスに従って貨物の仕分けを行うものである。
又、貨物に貼られた伝票ラベルの電子タグのID,台車の電子タグに記憶されたID,車両の電子タグに記憶されたIDを非接触で読み取り、読み取られたIDとひも付された配送情報を仕分け支援システムで照合・判断し、該照合・判断により仕分けガイダンス装置のガイダンスに従って貨物を積載する台車,台車を積載する車両への貨物の仕分けを行うものである。
又、仕分け前段階で前記電子タグリーダとバーコードリーダで読取ったID及び配送情報を前記貨物管理システムに記憶させるとともに、ID及び配送情報に基づいて大仕分け機の制御,小仕分けのガイダンスを行うものである。
又、配送支援装置は、ネットワークを介して転送される、貨物に貼られた配送伝票の電子タグに書き込まれたID,該IDとひも付けされた配送情報,作業者ID,台車ID,車両ID及び集荷日時と仕分け日時と配達日時のいずれかをひも付けした実績情報を記憶する貨物追跡システムと、荷送人又は荷受人に設置された配送問合せシステムを備え、該配送問合せシステムの入力装置からの入力により前記貨物追跡システムで実績情報を検索し、前記配送問合せシステムの出力装置に表示するものである。
又、配送情報を登録する端末と、該端末に接続され電子タグが埋め込まれた配送伝票を印刷する伝票発行機を備え、該伝票発行機が前記端末に登録された配送情報を配送伝票に印刷するもしくは電子タグに書き込むものであって、前記配送情報が集荷先,荷受人の住所位置のピンポント情報を含むものである。
又、IDと入力された情報を元に伝票ラベルに前記IDと配送情報を印刷するとともに前記IDと集荷依頼情報をネットワークを介して集荷管理システムに送信する配送受付システムと、前記集荷管理システムから無線通信で送信された前記IDと集荷依頼情報を受信する車載端末システムもしくはドライバ端末システムを備え、前記受信された集荷依頼情報を音声もしくは画面上に地図表示して集荷を行うものである。
本発明によれば、荷送人,荷受人の位置を緯度,経度のようなピンポイントで決定できる配送情報を記録しているので、地図情報と照合させることにより、集配又は配達順序などの集配計画,配達計画を立案できる。
又、身体に装着したウエアラブルコンピュータの電子タグリーダを用いて非接触で配送情報を読み取り、ウエアラブルコンピュータの音声ガイダンスに従って作業できるので、作業効率が向上し、仕分けミスも防ぐことができる。
又、作業者ID,台車ID,車両ID,実績日時等の情報をひも付けしているので、作業者の誤った行為をチェックすることができ、荷物のより詳細な通過情報を得ることができる。
荷送人から荷受人へ荷送人の貨物を輸配送する混載貨物輸送サービスを例に、本発明の一実施例を説明する。
図1は、混載貨物輸送サービスの機能とその全体の流れを示す概念図である。混載貨物輸送サービスでは、荷送人10,混載貨物輸送業者20、及び荷受人30が関与し、一般に、荷送人10から発店,発ターミナル,着ターミナル,着店の複数段階の拠点を経て荷受人30に配送される。荷送人10は、貨物の輸送を委託する個人,企業及びその貨物輸送委託を受付ける取扱店などが該当する。混載貨物輸送業者20は、発店102,発ターミナル104,着ターミナル106,着店108などの輸送拠点や貨物情報管理センタ
114,集荷車両100,中継車両112,配達車両110を有し、複数の荷送人10から依頼された貨物輸送を請け負い、複数の荷受人30に配送を行う。荷受人30は、貨物を受領する個人,企業などである。
以下、図1により混載貨物輸送サービスの全体の流れを説明する。荷送人10は、集荷依頼処理120で混載貨物輸送業者20に貨物の集荷を依頼し、配送準備処理122で伝票・ラベルなどの送り状の発行や梱包・包装といった配送の準備作業を行う。混載貨物輸送業者20は、集荷依頼受付処理124で荷送人10の集荷依頼を受け付け、集荷指示処理126で荷送人10の所在地をエリアとして担当している集荷車両100に集荷指示を行う。集荷車両100は、集荷処理128で複数の荷送人先を巡回し、該当する荷送人
10の輸送すべき貨物を集荷する。集荷された貨物は、発店102に持ち帰られ、荷卸し処理132で集荷車両100より荷卸しされる。集荷実績管理130では集荷された貨物の伝票No.や集荷された日時などの貨物情報が、発店102に貨物が到着した時点もしくは到着する前に記憶されて集荷実績として管理される。その後、各集荷車両100の貨物は、荷積み処理136で中継車両112に荷積みされ、次の拠点に輸送される。拠点内貨物管理処理138では、集荷処理128,荷卸し処理132,荷積み処理136の貨物作業日時も発店102における拠点内の貨物情報として管理される。
以降、発ターミナル104,着ターミナル106,着店108の順番に貨物が輸送され、発店102と同様に各拠点にて荷卸し処理132,荷積み処理136,拠点内貨物管理処理138が行われる。発ターミナル104及び着ターミナル106の仕分け処理134は、大仕分け処理140でソータなどの仕分け機械による自動大仕分けが行われ、小仕分け処理142で人手による小仕分けが行われる。
着店108では、貨物のピッキング処理143,配達車両110への荷積み処理136を行った後、配達処理146で配達車両110により荷受人30へ貨物は配達され、荷受け処理148で荷受人30は該当する貨物を荷受けする。配達実績管理144で配達された貨物の伝票No.や配達された日時などの貨物情報は、着店108に配達車両110が到着した時点もしくは到着する前に記憶され、配達実績として管理される。また、拠点内貨物管理処理138では配達処理146,着店108における荷卸し処理132,ピッキング処理143,荷積み処理136の貨物作業日時も拠点内の貨物情報として管理される。
貨物の集荷処理128,配達処理146,発店102から着店108までの各拠点の荷卸し処理132,仕分け処理134,荷積み処理136,ピッキング処理143などの貨物通過情報は、拠点内貨物管理処理138として、貨物情報管理センタ114に集約され、貨物追跡処理147で貨物追跡情報として管理される。
図2は、図1に示す荷送人10,混載貨物輸送業者20の各車両,各拠点,貨物情報管理センタ114及び荷受人30における各種の機能を実現するためのシステム全体構成を示すブロック図である。図2に示すシステムは、荷送人10に設置された配送受付システム210,配達問合せシステム270,発店102に用意された集荷車両100,着店
108に用意された配達車両110,集荷車両100や配達車両110に設置され集荷管理システム215又は配達管理システム250と無線で接続された車載端末システム220,集荷車両100や配達車両110のドライバが所持し、車載端末システム220,集荷管理システム215、または配達管理システム250と無線で接続されたドライバ端末システム225,発店102に設置される集荷管理システム215,各拠点に設置される拠点内貨物管理システム240,発ターミナル104,着ターミナル106に設置される自動仕分けシステム245,仕分け支援システム230,着店108に設置される配達管理システム250,ピッキング支援システム252,荷送人10,荷受人30に設置される配送問合せシステム270,各拠点内の各システムを接続する拠点内ネットワーク235,貨物情報管理センタ114に設置される貨物追跡システム260,各拠点の拠点内貨物管理システム240と貨物追跡システム260とを接続する拠点間ネットワーク255,配送受付システム210と配送問合せシステム270と集荷管理システム215と配達管理システム250および貨物追跡システム260を接続する外部ネットワーク265を含んで構成される。
車載端末システム220やドライバ端末システム225は無線で集荷管理システム215と接続されている。荷受人10の配送受付システム210と配送問合せシステム270,発店102の集荷管理システム215,貨物追跡システム260,配送問合せシステム
270は、外部ネットワーク265で接続されデータが相互に送受信される。発店102,発ターミナル104,着ターミナル106及び着店108に設置されている拠点内貨物管理システム240は、拠点間ネットワーク255で相互に接続され、相互にデータの送受信を行う。発店102の集荷管理システム215,拠点内貨物管理システム240、及び着店108のピッキング支援システム252,配達管理システム250,拠点内貨物管理システム240は、それぞれ拠点内ネットワーク235を介して接続されている。発ターミナル104及び着ターミナル106の自動仕分けシステム245,仕分け支援システム230,拠点内貨物管理システム240は、それぞれ拠点内ネットワーク235で接続されている。
このように構成されたシステムの集荷依頼,集荷依頼受付,集荷指示についてより詳細に説明する。
図3は、配送受付システム210の例を示す構成図である。配送受付システム210は、継続的にある一定数量以上の貨物輸送を委託するメーカや卸,小売業などの企業に設置される。又、混載貨物輸送業者20と契約しているコンビニエンスストアなどの取扱店にも設置され、この場合は一般に個人が使用する。配送受付システム210は、荷送人10が貨物の輸送委託を行う場合に、貨物輸送に必要な情報を入力し、貨物に添付する伝票ラベルを自動発行するために使用され、処理装置300,記憶装置310,入力装置320,出力装置330,電子タグリーダ・ライタ付の伝票ラベル発行機340と電子タグリーダ付の伝票ラベル発行機350の少なくとも1つを備えている。入力装置320は、キーボード,ポインティングデバイス,タッチパネルなどで構成される。出力装置330は、ディスプレイ,プリンタ,タッチパネルなどで構成される。
伝票ラベル発行機340では、リード・ライト型電子タグ内蔵伝票ラベル360が使用され、伝票ラベル発行機350では、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370が使用されて伝票ラベルが発行される。電子タグは、ICチップとアンテナで構成され、電波により非接触でデータの読み取り・書き込みなどを行うものである。
リード・ライト型電子タグ付伝票ラベル360は、読み取り・書き込みが可能な小型で薄い電子タグを紙上に埋め込んだ伝票ラベルである。リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370は、既にユニークなIDが書き込まれ、非接触でそのIDを読み取ることが可能な小型で薄い電子タグを紙上に埋め込んだ伝票ラベルである。
伝票ラベル発行機340は、リード・ライト型電子タグ付伝票ラベル360に、入力装置320により入力された貨物輸送に必要な荷送人,荷受人の住所・姓名,配送指定日や配送時間帯指定,貨物を管理するIDとして伝票No.などの配送情報を印字すると共に、電子タグにそれらの配送情報を非接触で書き込む装置である。伝票ラベル発行機350は、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370に、入力装置320により入力された貨物輸送に必要な荷送人,荷受人の住所・姓名,配送指定日や配送時間帯指定,伝票No.などの配送情報を印字すると共に、伝票ラベルに埋め込まれた電子タグの記憶するIDを読み取る装置である。後述するように、伝票ラベル発行機350を用いる場合は、リード・ライト電子タグと同様な情報を2次元バーコードとして伝票ラベルに印刷する。
図18は、配送受付システム210及び集荷管理システム215の処理フローを示したフローチャートであり、図19は、配送情報1900のデータ構成図である。荷送人10が、ある貨物の輸送を委託する場合、入力装置320を操作して図19に示すような配送情報1900が印字された伝票ラベルを発行し、これを貨物に貼り付け、混載貨物輸送業者20へ引き渡す。
伝票ラベルを発行するため、荷送人は、配送受付システム210の入力装置320により貨物輸送に必要な荷送人,荷受人の住所・姓名,配送指定日や配送時間帯指定などの配送情報1900の入力を行う。図19に示すように、配送情報1900は、主として荷送人に関する荷送人情報1902,荷受人に関する荷受人情報1904,輸送を委託する貨物の貨物情報1906,貨物の集荷先に関する集荷先情報1908に大別される。
荷送人情報1902には、継続的に貨物の輸送依頼をする荷送人10を識別するために混載貨物輸送業者20が与えた荷主番号1910,荷送人の住所1912,姓名又は名称1914,電話番号1916,荷送人の住所の一部を数字で表現する住所コード1918が含まれる。荷送人の住所コード1918は、郵便番号でもよく、JISが制定する都道府県,市区町村を表す例えば5桁の住所コード、または混載貨物輸送業者20が独自に制定したコードでもよい。
荷受人情報1904には、荷受人の住所1922,姓名又は名称1924,電話番号
1926,荷受人の住所の一部を数字で表現する住所コード1928,荷受人の住所が配達担当エリアである営業所を示す着店コード1930,荷受人の住所コード1928から自動的に算出される緯度1932,経度1934が含まれる。
貨物情報1906には、集荷を依頼する貨物の品名1936,一般/冷凍/冷蔵など貨物の特性により確定する便名1938,貨物の大きさや重量を表すサイズ1940,貨物を配達する特定の日時を示す配送日指定1942,荷受人への配達時間帯を指定する時間帯指定1944,貨物取扱上の注意を指定する注意事項1946,発払い/着払いなど料金の支払方法を示す請求区分1948,貨物に貼付けされ伝票ラベルのIDを示す伝票
No.1950,伝票ラベルに内蔵される電子タグのIDを示す電子タグID1952,配送受付システム210に配送情報を入力した日時を示す受付日時1954が含まれる。
集荷先情報1908には、集荷の日時を指定する集荷希望日時1956,集荷先の住所1958,姓名又は名称1960,電話番号1962,集荷先の住所の一部を数字で表現する住所コード1964,集荷先の住所が配達担当エリアである営業所、すなわち集荷の担当エリアとする営業所を示す発店コード1966,集配先の住所コード1964から自動的に算出される緯度1968,経度1970が含まれる。
配送情報1900の入力作業は、出力装置330の表示画面上に図19に示すようなデータテーブルを表示して入力装置320により行われる。配送情報1900は、入力装置320から入力されると記憶装置310に順次格納される。荷送人情報1902の入力は、継続的に混載貨物輸送サービスを利用する荷送人の場合、過去に入力した荷送人情報を記憶装置310にデータ登録しておき、荷主コード1910,荷送人の姓名又は名称1914,電話番号1916などをキーに検索して、入力作業を行うことも可能である。図20は、住所マスタのデータ構成図である。新規に荷送人情報を登録する場合に、図20の住所マスタの住所2010を都道府県2011,市区町村2012,大字町名2013,丁目2014の順に階層的に出力装置330に表示し、その候補の中から該当する住所を選択することにより、住所コード1918,発店コード1956の入力を自動化することができる(ステップ1210)。
継続的に混載貨物輸送サービスを利用する荷送人の場合、荷受人情報1904の入力は、過去に入力した荷受人情報を記憶装置310にデータ登録しておき、荷受人の姓名又は名称1914,電話番号1916などをキーに検索して、入力作業を行うことも可能である。また、新規に荷受人を登録する場合に、荷送人情報1904の登録と同様の方式をとることにより、住所コード1928,着店コード1930,緯度1932,経度1934の入力を自動化することができる(ステップ1220)。
荷送人情報,荷受人情報の入力が終了すると、輸送を委託される貨物の貨物情報1906が入力され、記憶装置310へ記憶される。貨物情報の中で、便名1938,サイズ1940,時間帯指定1944,注意事項1946,請求区分1948については、輸送委託する貨物の特性や、輸送に関し荷送人が希望する条件等により、予め混載貨物輸送業者が制定した項目より荷送人が選択することにより入力される。品名1936は、予め混載貨物輸送業者が制定した品名候補からの選択、または文字列入力により登録される。伝票No.1950については、予め混載貨物輸送業者が配送受付システム210毎に割り当てた伝票No.群の中から、伝票ラベル毎に配送受付システム210が採番したNo.を伝票ラベルの発行と同時に記憶装置310に登録される。通常は伝票ラベルの発行順に連番がとられる。受付日時1954は、配送受付システム210が持つ現在日時から、配送日指定や集荷希望日時は、配送受付システム210が持つカレンダから選択することにより入力される(ステップ1230)。なお、集荷先情報1908については、配送受付システム210の設置場所で決まる集荷先に関する情報が事前に登録されている。集荷先情報1908のうち集荷希望日時1956は、配送受付システム210が持つカレンダから荷送人10が選択して入力される。
貨物情報1906の入力が終了すると、貨物に貼付けされる伝票ラベルが発行される
(ステップ1240)。
伝票ラベルの発行処理は、リード・ライト型電子タグ内蔵伝票ラベルの場合、ステップ1210,1220,1230で登録した配送情報1900の中で混載貨物輸送サービス上、荷送人姓名,荷受人住所・姓名,注意事項などの人が目で読む必要のある項目を伝票ラベル発行機340により印字する(ステップ1242)。次に、ステップ1210,
1220,1230で登録した配送情報1900が、電子タグライタ付の伝票ラベル発行機340により電子タグに書き込まれる(ステップ1244)。この場合、電子タグに書き込まれる情報は、荷受人の住所コードや伝票No.,時間帯指定などの様に、混載貨物輸送サービスを行う上で端末や設備などのシステムが自動的に電子タグデータを読み取り、判断するために必要な情報である。
一方、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370の場合、印字する伝票ラベルの電子タグIDをまず伝票ラベル発行機350が読み取る(ステップ1246)。読み取った電子タグIDは、配送情報1900の中の電子タグID1952として、記憶装置310へ登録される(ステップ1248)。次に、ステップ1210,1220,1230で登録した配送情報1900の中で混載貨物輸送サービス上、荷送人姓名,荷受人住所・姓名,注意事項などの人が目で読む必要のある項目を伝票ラベル発行機350により印字する
(ステップ1250)。又、電子タグIDを含む配送情報1900を2次元バーコードなど多くの情報を保持可能なバーコードシンボルを用いて、この伝票ラベル上に印字する
(ステップ1252)。貨物は各拠点を渡り歩くが、各拠点の荷卸し作業132の中でこの2次元バーコードを読み取ることで、その電子タグIDとひも付けされた配送情報1900を拠点内貨物管理システム240へ取り込むことが可能となる。
このように、電子タグIDとひも付けされた配送情報1900を荷卸し作業段階で拠点内貨物管理システム240へ取り込むことにより、拠点間ネットワーク255と接続されていない拠点,拠点間ネットワーク255に故障が発生した場合でも各拠点内での貨物と配送情報の同期化ができるので、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベルを用いる場合も自動仕分けが可能となる。なお、電子タグIDとひも付けされた配送情報1900が、拠点間ネットワーク255を用いて各該当拠点に転送される場合には、ステップ1252での2次元バーコードの印字は必ずしも必要ではない。
又、リード・ライト型電子タグ内蔵伝票ラベル、もしくは2次元バーコードに集荷先,荷受人の位置を緯度,経度のようなピンポイントで決定できる配送情報を記録しているので、地図情報と照合させることにより、集配又は配達順序などの集配計画,配達計画を立案できる。
次に、登録終了であるか判断し(ステップ1260)、輸送委託する貨物の個数分を登録終了するまで、ステップ1210,1220,1230,1240を繰り返す。輸送委託する貨物の個数分の登録が終了したら、貨物に該当する伝票ラベルを貼付け、混載貨物輸送業者20へ集荷依頼を行う(ステップ1270)。この集荷依頼は、配送受付システム
210の記憶装置310に記憶された配送情報1900を、外部ネットワーク260を介して、集荷管理システム215へ送信することによって行われる。ここで、集荷管理システム215へ送信される情報は、必ずしも上記した配送情報1900の全ての項目である必要はなく、集荷依頼するために必要な集荷情報1908及び売上計上に必要なサイズ
1940,伝票No.1950,着店コード1930などの最低限必要な情報でもよい。
次に、集荷,集荷実績管理について説明する。図4は、集荷管理システム215の例を示す構成図である。集荷管理システム215は、集荷依頼受付処理124,集荷指示処理126に使用され、処理装置400,記憶装置410,入力装置420,出力装置430,無線通信装置440で構成される。処理装置400は、外部ネットワーク260と接続されている。入力装置420,出力装置430は、それぞれ配送受付システム210の入力装置320,出力装置330と同様の機能を持つ。無線通信装置440は、集荷指示処理126,集荷処理128に使用され、車載端末システム220又はドライバ端末システム225と無線通信を行う。
図5は、車載端末システム220の例を示す構成図である。車載端末システム220は、集荷指示処理126,集荷処理128に使用され、処理装置500,記憶装置510,入力装置520,出力装置530,無線通信装置540,音声出力装置550で構成される。入力装置520,出力装置530は、それぞれ配送受付システム210の入力装置
320,出力装置330と同様の機能を持つ。無線通信装置540は、集荷指示処理126の配送情報受信・転送,集荷128の実績送信に使用され、集荷管理システム215,ドライバ端末システム225と無線通信を行う。音声出力装置550は、集荷依頼の追加を音声にてアナウンスする。
図6は、ドライバ端末システム225の例を示す構成図である。ドライバ端末システム225は、集荷指示処理126及び集荷処理128に使用され、処理装置600,記憶装置610,入力装置620,出力装置630,無線通信装置640,電子タグリーダ650,バーコードリーダ660,音声出力装置670から構成される。入力装置620,出力装置630は、それぞれ配送受付システム210の入力装置320,出力装置330と同様の機能を持つ。無線通信装置640は、集荷指示126の配送情報受信,集荷128の実績送信に使用され、集荷管理システム215,車載端末システム220と無線通信を行う。音声出力装置670は、集荷依頼の追加を音声にてアナウンスする。
集荷管理システム215では、配送受付システム210から配送情報1900を受信し、受信した時間を含めて集荷依頼情報として記憶装置410に格納し、集荷依頼受付を行う(ステップ1275)。受付けた集荷依頼情報、すなわち配送情報1900内の集荷情報1908を元に、その時間帯にそのエリアを担当している集荷担当者,集荷車両100,車載端末システム220,ドライバ端末システム225を決定する。決定された車載端末システム220,ドライバ端末システム225に無線通信装置440を使って該当の集荷依頼情報として配送情報1900を送信する(ステップ1280)。なお、ドライバ端末システム225へのデータ送信は、集荷管理システム215から車載端末システム220を経由して転送される流れでもよい。
集荷車両100は、配達車両110と兼ねていてもよく、集荷作業者は、集荷専門に行うだけでなく、配達作業者も兼ねていてもよい。車載端末システム220は、集荷依頼情報を含む配送情報1900を受信すると、集荷依頼が追加された旨のアナウンスを音声,画面上のメッセージの形で集荷・配達作業者に行う。また、記憶装置510に集荷担当者の担当エリアの地図情報を事前に保管しておくことで、出力装置530上に地図を表示し、追加された集荷先の位置をプロットすることも可能である。集荷作業者は、当日の配達指示,集荷指示及び無線により新規に追加された集荷先情報を元に、人手もしくは処理装置500で分析し、集荷・配達車両100が集荷先及び配達先に立ち寄る順序,予定時間を算出する。算出されたデータを元に、出力装置530の地図上に立ち寄るポイントの順路を表示するなど、ルートガイダンスを行う。これにより、集荷・配達作業者は、効率よく間違わずに集荷・配達先に立ち寄り、集荷・配達作業を行うことが可能となる。又、新規に追加があっても集荷・配達漏れを防ぐことができる。
集荷・配達作業者が、車両から離れた場所にて作業を行っている最中に、集荷依頼が新規に追加された場合には、ドライバ端末225の出力装置630にメッセージが表示され、音声にて集荷依頼が追加された旨のアナウンスが行われる。ドライバ端末225でアナウンスが行われるので、その都度車両に戻らなくても集荷依頼情報が集荷・配達作業者に確実にリアルタイムに伝達される。この結果、ビル内の複数拠点を連続して集荷・配達する場合、あるいは車両に戻ることができない場合でも、連続して追加された集荷先を訪問することが可能となる。また、集荷先が取扱店の場合、これまでは輸送を委託される貨物の有無に係わらず定期的に取扱店を訪問し、貨物が有った場合は集荷を行ってきたが、本実施例では、ドライバ端末225に配送情報1900を受信して集荷を実施する運用を行うことができるので、集荷の空振りをなくした集荷作業が可能となり、集荷作業の効率化が図れる。
集荷作業者は、集荷先に到着すると、集荷作業128を行う。集荷作業者は、貨物に添付された伝票ラベル360又は伝票ラベル370の電子タグIDをドライバ端末225の電子タグリーダ650を用いて読み取る。ドライバ端末225が受信した集荷依頼情報を含む配送情報1900の中から必要な情報を抽出し、出力装置225に表示する。集荷先が、配送受付システム210を設置した企業の場合、集荷作業者が貨物の重量,寸法の測定を行い、サイズ1940を入力装置620より入力する。これにより、サイズ1940,発店コード1966,着店コード1930,便名1938が確定し、処理装置600により運賃が自動計算され、荷送人に運賃請求が行われる。
なお、上述の集荷実績では電子タグリーダ650による電子タグID読み取りを例に説明したが、バーコードリーダ660による伝票No.読み取りに置き換えることが可能である。この場合、バーコードリーダ660で伝票No.を読み取られた貨物は、配送情報1900,ドライバ端末ID,集荷作業者ID,集荷車両ID,集荷日時とひも付けされた集荷実績データとして記憶装置610へ保管される。この集荷実績データは、売上計上データとしても利用される。この集荷実績は、集荷作業者が発店に戻った段階もしくは車両内の段階で、集荷管理システム215に纏めてデータ転送される。また、無線通信装置440を使用して、荷送人10の所からリアルタイムにデータ送信することも可能である。
次に、発店での荷卸し,荷積みについて説明する。発店に貨物を積載した集荷車両100が到着すると、各集荷車両100から貨物の荷卸しを行い、それらの貨物を中継車両112へ纏めて荷積みする。発店には、ドライバ端末システム225と同じ携帯端末が準備されており、この端末を用いて貨物の荷卸し,荷積み実績を収集する。ドライバ端末システム225には、予め荷卸し,荷積み作業者のIDが入力装置620を使って登録されており、貨物に添付されている伝票ラベルの電子タグIDを電子タグリーダ650で読み取ることにより、電子タグID,作業者ID,現在時刻などの荷卸し,荷積み実績を記憶装置
610に記憶して管理する。これにより、誰が,いつ,どの貨物を荷卸し,荷積みしたのかといったより詳細な作業実績管理が可能となる。なお、電子タグリーダ650による電子タグID読み取り作業は、バーコードリーダ660による伝票No.読み取りに置き換えても良い。
次に、ターミナルでの大仕分け,小仕分けについてより詳細に説明する。
図14は、自動仕分けシステム245の例を示す構成図である。自動仕分けシステム
245は、仕分け処理134における大仕分け処理140に使用され、処理装置1400,記憶装置1410,出力装置1420,固定式電子タグリーダ1430,固定式2次元バーコードリーダ1440,ソータ1450で構成される。処理装置1300は、拠点内ネットワーク235と接続される。出力装置1330は、配送受付システム210の出力装置330と同様の機能を持つ。固定式電子タグリーダ1430は、コンベヤ上にアーチ型に設置された装置で、伝票ラベルの電子タグの情報を非接触で読み取る装置である。固定式2次元バーコードリーダ1440は、伝票ラベルに2次元バーコードで印字された配送情報を読み取る装置である。
一つの自動仕分けシステム245は、固定式電子タグリーダ1430と固定式2次元バーコードリーダ1440の少なくとも1つを有する。固定式電子タグリーダ1430は、リード・ライト型電子タグ内蔵伝票ラベル360の読み取り、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370の読み取りに使用される。リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370の場合は、電子タグIDにひも付けされた配送情報1900が、拠点間ネットワーク255を経由して事前に発ターミナル104,着ターミナル106に転送されている必要がある。
固定式2次元バーコードリーダ1440は、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370の場合に併用され、拠点間ネットワーク255を使用しなくとも配送情報を取り込み自動で大仕分けを行う場合に使用される。2次元バーコードを読み取ることで大仕分けを行うと共に、電子タグIDとひも付けされた配送情報1900を取り込むことが可能となる。このため、配送情報1900を拠点間ネットワーク255を経由して送信しなくても、電子タグを読み取ることにより、発ターミナル104,着ターミナル106の拠点内部においては配送情報1900を得ることができ、該当する貨物の配送情報1900を参照することができる。
仕分け支援システム230には、図7に示す方式Aと図8に示す方式Bの二つの方式がある。図7の方式Aは、主にリード・ライト型電子タグ内蔵伝票ラベル360に使用されるが、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370の場合でも適用可能である。これらでは、ウエラブルコンピュータを使用して仕分け支援を行う。また、図8の方式Bは、主にリードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370の場合に使用される。
図7は、方式Aの仕分け支援システム230の例を示す構成図である。図9及び図10は、方式Aの仕分け支援システムの斜視図である。仕分け支援システム230は、仕分け処理134,荷積み処理136に使用され、処理装置700,記憶装置710,入力装置720,出力装置730,音声出力装置740,電子タグリーダ750,無線通信装置
760で構成される。この仕分け処理134,荷積み処理136の場合、作業員は自由に移動しながら作業を行うため、仕分け支援システム230は作業員の身体に装着する必要がある。このため、処理装置700,記憶装置710など仕分け支援装置230の各パーツには防振加工が施され、一体型のウエラブルコンピュータが使用される。音声出力装置740は、作業者の耳に装着したイヤーホンの形状をしており、仕分け・荷積みの作業支援情報を音声ガイダンスするものである。この音声ガイダンスは、処理装置700に内蔵されたスピーカ部より音声を発生する形態を取ることもできる。
電子タグリーダ750は、図9の如く作業者の胸部などに電磁誘導を感知するセンサ部を取り付けたもの、図10の如く小型のタッチ型センサを手袋の指または手のひら等に埋め込んだもので、電子タグにセンサ部を近づける、または軽く接触することにより、電子タグ内に書き込まれた情報を読み出す装置である。無線通信装置760は、拠点内ネットワーク235に接続され、仕分け処理134,荷積み処理136の実績送信に使用され、拠点内貨物管理システム240と無線通信を行う。リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370を使用する場合には、無線通信装置760は、電子タグIDとひも付けされた配送情報1900の受信にも使用され、集荷管理システム215と無線通信を行う。
図8は、方式Bの仕分け支援システム230の例を示す構成図である。図11及び図
12は、方式Bの仕分け支援システムの斜視図である。仕分け支援システム230は、仕分け処理134、及び荷積み処理136に使用され、主として電子タグID認識装置810,仕分け処理装置840,仕分けガイダンス装置830で構成される。
電子タグID認識装置810,仕分けガイダンス装置830は、仕分け・荷積みを行う作業者の身体に装着され、仕分け処理装置840は、作業所の近くに設置される。電子タグID認識装置810及び仕分けガイダンス装置830は、方式Aと同様に防振加工が施されたウエアラブルコンピュータが使用される。電子タグID認識装置810は、処理装置812,入力装置814,出力装置816,無線通信装置818,電子タグリーダ820で構成される。仕分け処理装置840は、無線通信装置842,処理装置844,記憶装置846,入力装置848,出力装置850で構成される。仕分けガイダンス装置830は、処理装置832,無線通信装置834,音声出力装置836で構成される。
方式Bの仕分け支援システム230は、主にリードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370に使用されるが、電子タグ認識装置810が読み取った電子タグIDは無線通信装置818を経由して仕分け処理装置840に送信される。仕分け処理装置840は、受信した電子IDタグを元に、配送情報の参照を行い、その配送情報に基づき判断して音声ガイダンスなどを行う。仕分け処理装置840は、複数の電子タグ認識装置810,仕分けガイダンス装置830とも無線で交信し、各々の装置の処理を並行して実施することが可能である。また、仕分けガイダンス装置830は、方式Aの仕分け支援システムの音声出力装置と同様の機能を持つ。
電子タグリーダ820は、図11の如く作業者の胸部などに電磁誘導を感知するセンサ部を取り付けたもの、図12の如く小型のタッチ型センサを手袋の指または手のひら等に埋め込んだもので、電子タグにセンサ部を近づける、または軽く接触することにより、電子タグ内に書き込まれた情報を読み出す装置である。無線通信装置818,834,842は、電子タグID認識装置810と仕分け処理装置840,仕分けガイダンス装置830を接続するものである。
発ターミナル,着ターミナルなどのターミナルでの大仕分けは、次のように行われる。中継車両112がターミナルに到着すると、中継車両112から貨物が荷卸しされ、行き先を複数の着ターミナルを纏めた地域毎、あるいは複数の着店を纏めた単位毎に大仕分けが行われる。大仕分け処理は、自動仕分けシステム245が使用される。記憶装置1410には、事前に拠点間ネットワーク255,拠点内ネットワーク235を経由した配送情報
1900が受信され記憶されている。ソータ1450の仕分け口No.毎に着店コードを割り付けた仕分けマスタテーブルを事前に準備し、記憶装置1410に記憶しておく。貨物がコンベヤ上を移動し、固定式電子タグリーダ1430が、伝票ラベルの電子タグIDを非接触で読み取ると前述の配送情報1900を参照して、該当する着店コードを検索する。この着店コードを元に、仕分けマスタテーブルを参照し、仕分け口No.を確定する。この仕分け口No.は、仕分け制御情報としてソータ1450へ転送され、貨物は該当の仕分け口毎に仕分けされる。伝票がリード・ライト型電子タグ内蔵伝票ラベル360の場合には、電子タグ本体に着店コードを保持する事が可能なため、記憶装置の配送情報1900を参照しなくても仕分けを行うことができる。
固定式2次元バーコードリーダ1440により、伝票ラベルに印字された2次元バーコードを読み取ることで配送情報1900を受信し、この配送情報1900により自動仕分けを行うこともできる。また、配送情報の2次元バーコードを印字した伝票ラベルが貨物に貼られて拠点を渡り歩くため、各拠点の始めの工程で2次元バーコードを読み取ることにより、各拠点で配送情報1900を取り込むことが可能となる。これにより、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベルを用いる場合で、拠点間ネットワーク255を経由して配送情報1900が入手できなくても、貨物と配送情報の同期化が可能となる。また、データ送受信にかかるコストも低減することが可能となる。なお、発ターミナルの場合は、大仕分けが初工程であり、この時点で2次元バーコードを読み取るようにする。
各仕分け口毎に大仕分けされた貨物は、仕分け支援システム230により、着ターミナル単位又は、着店単位に小仕分けして台車に積載される。貨物が積載された台車は車両へ積み込まれ、着ターミナル又は着店に向けて発送される。
次に、ターミナルでの小仕分けについて説明する。各ターミナルには、図8,図11,図12に示すような仕分け支援システム230が設置されている。図22は、方式Bの仕分け支援システム230を用いた、仕分け,荷積み作業の処理フローである。図23は、方式Bの仕分け支援システム230を用いた仕分け,荷積み作業の状態を示す斜視図である。
ターミナルに貨物を積載した中継車両112が到着すると、荷卸し,仕分け,荷積み作業が行われるが、それに先立って各貨物の配送情報1900は拠点内貨物管理システム
240に拠点間ネットワーク255を経由してデータ転送される。各貨物の配送情報1900は、拠点内ネットワーク235を経由して仕分け支援システム230の仕分け処理装置
820へ送信され記憶装置826に記憶される(ステップ2200)。
図21は、中継車両の配車計画のデータ構成を示す図である。行き先2120方面毎に、予め中継車両112の車両ID2110を割り振った配車計画を作成しておく。この配車計画に従い、貨物は台車に積み込まれ、台車は車両へ積み込まれる。この配車計画は、拠点内ネットワーク235を経由して仕分け支援システム230の仕分け処理装置820へ送信され記憶装置826に記憶される(ステップ2202)。
台車2310には、荷卸し,仕分け,荷積み作業の現場で、行き先2120,車両ID2110が割り振られる。各台車2310には、行き先を記入可能なプレート2320が設置されており、プレート2320には電子タグが内蔵されている。この電子タグには、予めユニークな台車ID2130が格納されている。電子タグID認識装置810の入力装置814により、これから台車の設定処理を行う旨の入力を行い、電子タグリーダ816により、台車ID2130と車両ID2110の読み取り処理を行う。この処理により、台車ID2130と車両ID2110のひも付け処理が実施される。このひも付け情報は、無線通信装置818,842を経由して仕分け支援システム230の仕分け処理装置
840へ送信され、記憶装置846に記憶されて(ステップ2206)、事前作業が完了する。
事前作業が完了すると、仕分け作業が行われる。自動仕分けシステム245により大仕分けされた貨物を台車に積み込む際、図11の如く作業者2330の胸部に装着した電子タグリーダ816、又は図12の如く小型のタッチ型センサを手袋の指または手のひら等に埋め込んだ電子タグリーダ816を、貨物の伝票ラベルの電子タグに近づけ、電子タグIDを読み取る(ステップ2210)。読み取られた電子タグIDは、無線通信装置818,842を経由して処理装置844へ転送され、記憶装置846に格納されている配送情報1900を参照し、着店コード1930を抽出する(ステップ2212)。抽出された着店コードより配車計画2100を参照し、該当する台車を検索する(ステップ2214)。検索した台車IDを、無線装置842,834を経由して、仕分けガイダンス装置830の処理装置832へ転送する。そして、仕分けガイダンス装置830の音声出力装置836により貨物の積載先である台車IDが、音声によりガイダンスされる(ステップ2216)。音声出力装置836は、図11,図12の如く、作業者の耳に取り付ける形態を取れば聞き取り易く、現場の騒音などの影響を受けにくい。作業者は、この音声ガイダンスによって、貨物の伝票ラベルの情報を目で読み取らないでも、積載先の台車IDを把握することが可能となる。また、処理装置844って行き先の決められた台車を選択するので、作業者の判断ミスをなくして、貨物を積載する台車の誤りも削減することができる。
次に、貨物を積載しようとしている台車のプレート2320に内蔵された台車IDを、電子タグID認識装置810の電子タグリーダ820で読み取る(ステップ2220)。読み取った台車IDは、無線通信装置818,842を経由して、仕分け処理装置840へ転送され、ステップ2214で検索された車両IDと一致するか判断する(ステップ
2222)。処理装置844が判断した結果は、無線通信装置842,834を経由して仕分けガイダンス装置830へ転送され、音声出力装置836により、音声で「OK」
「NG」の判別がガイダンスされる(ステップ2224)。これにより、貨物を該当する台車へ積載することができ、積載ミスも低減することが可能となる。
以上のように、身体に装着したウエアラブルコンピュータの電子タグリーダ820を用いて非接触で配送情報を読み取り、ウエアラブルコンピュータの音声ガイダンスに従って作業できるので、作業効率が向上し、仕分けミスも防ぐことができる。
この時、図23に示す如く、電子タグリーダ820で読み取った貨物の電子タグID,台車ID,事前に入力装置814で登録しておいた作業者ID,現在時刻を台車への積込実績情報2350として記憶装置846に記憶して管理する。これにより、誰が,いつ,どの貨物を,どの台車へ積載したのかといったより詳細な作業実績管理が可能となり、貨物仕分けの効率向上,ミス・不正の削減といった効果が得られる。なお、入力装置814による作業者ID登録は、作業者個人のIDカードに内蔵される電子タグIDを電子タグリーダ820で読み込ませる方式でもよい。
貨物が積み込まれた台車は、満杯になった時点もしくは仕分け対象の貨物が無くなった時点で、電子タグID認識装置810の電子タグリーダ820で該当の台車の台車IDを読み取り、入力装置814により台車積込み終了の処理を行い、中継車両112へ積載される。読み取った台車IDは、無線通信装置818,842を経由して処理装置844へ転送され、記憶装置826に格納されている配車計画2100を参照し、該当する積載車両2110を自動で検索する(ステップ2232)。この検索した結果から該当する台車
IDを、無線装置842,834を経由し、仕分けガイダンス装置830の処理装置832へ転送する。仕分けガイダンス装置830の音声出力装置836により台車の積載先である車両IDが、音声によりガイダンスされる(ステップ2234)。音声出力装置836は、荷卸し,仕分け作業と同様に、図11,図12の如く作業者の耳に取り付ける形態がとられる。この音声ガイダンスにより、作業者は台車のプレートの記載情報を目で読み取らないでも、積載先の車両IDを把握することが可能となる。また、処理装置844により積載車両が選択されるため、作業者の判断ミスによる車両の誤りも削減する事ができる。
次に、積載する車両の例えば投入口に設けられた車両IDタグを、電子タグID認識装置810の電子タグリーダ820で読み取る(ステップ2236)。読み取った車両IDは、無線通信装置818,842を経由して仕分け処理装置840へ転送され、ステップ
2232で算出された車両IDと一致するか判断する(ステップ2238)。処理装置844が判断した結果は、無線通信装置842,834を経由して、仕分けガイダンス装置830へ転送され、音声出力装置836により、音声で「OK」「NG」の判別がガイダンスされる(ステップ2240)。これにより、作業者の判断ミスによる台車の車両への積載ミスも低減することが可能となる。
以上のように、身体に装着した電子タグリーダ820を用い、非接触で配送情報を読み取ることができるので、作業効率が向上し、仕分けミスも防ぐことができる。
この時、図23に示す如く、電子タグリーダ820で読み取った台車ID,車両ID,事前に入力装置814で登録しておいた作業者ID,現在時刻を車両への積込実績情報
2360として記憶装置846に記憶して管理する。これにより、誰が,いつ,どの台車を,どの車両へ積載したのかといったより詳細な作業実績管理が可能となり、貨物仕分けの効率向上,ミス・不正の削減といった効果が得られる。なお、入力装置814による作業者ID登録は、作業者個人のIDカードに内蔵された電子タグIDを電子タグリーダ
820で読み込ませる方式でもよい。
なお、以上の説明では、拠点に仕分支援システム230,拠点内貨物管理システム240等を設置する例を説明したが、次のようにすることもできる。仕分支援システム230,拠点内貨物管理システム240等を外部の会社に設置し、貨物に貼られた伝票ラベルの電子タグのID情報等を非接触で読み取り、読み取ったID情報等を外部の会社にリアルタイムに送信する。ID情報等を受信した外部の会社では、ID情報とひも付けされた配送情報1900と照合・判断して貨物の仕分けのガイダンスもしくはガイダンスをするための基礎データを作成する。作成されたガイダンスもしくはガイダンスをするための基礎データをリアルタイムで拠点に送信する。拠点では、ガイダンスもしくはガイダンスをするための基礎データを受信して、作業者に音声でガイダンスし、作業者は、このガイダンスにより上述した貨物の仕分け作業を行う。
又、これまでは、混載貨物輸送業の小仕分け処理を例にとり説明したが、例えば製造業,卸業の工場や物流センタでの商品や部品のピッキング作業,検品作業などに適用することができる。
このような運用では、個々の商品や部品に貼り付けたラベルあるいはタグ内に、個々の商品,部品の品番を意味するJANコード,部品番号などの品番IDが書き込まれた電子タグを内蔵しておく。仕分け支援システム230と同様の機能を有するピッキング作業支援装置あるいは検品作業支援装置は、事前にピッキングあるいは検品作業計画を受信し、実施する予定のピッキング単位あるいは検品作業単位を確定する。
この確定した作業単位は、ウエアラブルコンピュータからガイダンスされ、ピッキング作業あるいは検品作業を行う。ピッキングあるいは検品された商品あるいは部品の電子タグから電子タグリーダにより品番IDが読み取られる。読み取られた品番IDを元に、作業計画の消し込みが行われ、計画との整合性がチェックされる。
このように、商品や部品のピッキング作業あるいは検品作業に適用した場合にも、音声ガイダンス等により作業者が作業を行うことができ、電子タグを読み取ることにより、完了した作業計画を自動的に消し込み、計画との整合性がチェックされるので、ピッキング,検品の作業の精度向上,効率向上が図れる。
又、作業者IDを読み取ることにより、誰がどの計画分のピッキング,検品作業を行ったかといった作業実績を管理することが可能となり、作業の管理精度の向上が図れる。
以上のように、貨物の仕分け,荷積み作業を、人手で行う場合に、非接触でしかもハンズフリーの状態で電子タグを読み取る事が可能な電子タグリーダと、自由に作業者が動き回ることが可能なウエラブルコンピュータを用いることにより、仕分け先の音声ガイダンス,積載先の自動チェックが実現される。これにより、作業者の判断ミスを低減して、正しい作業を行うことが可能となる。また、これら荷卸し,仕分け,荷積み作業において、誰が,いつ,どの貨物を,どの台車に,どの車両に積載したのかといった詳細な実績情報を同時に管理することにより、より効率的で、よりミス・不正の少ない作業を実現し、また荷送人,荷受人からの問い合わせに対しより詳細な回答が可能となる。
なお、以上の説明では、図8の方式Bの仕分け支援システムを例にとり説明したが、ウエラブルコンピュータを用いる図7で示す方式Aの仕分け支援システムの場合も、同様の処理となる。この場合、図8の電子タグID認識装置810は図7の入力装置720,出力装置730,電子タグリーダ750に、仕分け処理装置840は処理装置700,記憶装置710に、仕分けガイダンス装置830は音声出力装置740と同様の処理を行う。また、伝票は、リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル370を例にとり説明したが、リード・ライト型電子タグ内蔵伝票ラベル360の場合には、電子タグ本体に荷受人情報である着店コードや、荷受人の住所コードを記憶させることが可能であり、配送情報1900を拠点間ネットワーク255を経由して送信しなくても、電子タグを読み取ることにより、発ターミナル104,着ターミナル106の拠点内部においては配送情報1900を得ることができ、該当する貨物の配送情報1900を参照することができる。
次に着店での荷卸し,ピッキング,荷積みについて説明する。ピッキング支援システム252は、ドライバ端末システム225と同一の携帯端末であり、同一の機能,機器より構成される。中継車両112が着店に到着すると、貨物は配達車両110単位にピッキングされて積み込まれる。配達車両110の配達のエリアは予め決まっており、貨物の荷受人の住所により貨物を積載する配達車両110が確定する。図24は、配送情報1900を元に配達管理システム250が立案した配達計画のデータ構成を示す図である。図25は、着店における荷卸しから荷積み,配達指示までの処理フローである。
配達管理システム245は、到着した貨物分の配送情報1900を拠点間ネットワーク255,拠点内ネットワーク230を経由して受信し(ステップ2500)、この配送情報1900を元に配達計画を立案する。配達計画は、図24の如く、貨物の荷受人の住所コード,時間帯指定の情報により、配達の順番を車両単位に定めたもので、(1)基本的に時間帯指定の早い貨物、(2)定期集配ルートの順番に貨物を配達するよう自動的に立案される(ステップ2505)。配達管理システム245で立案された配達計画は、ピッキング支援システム252へ送信される(ステップ2510,2515)。配達の荷積みは、取り出し易さを考慮して配達の逆の順番に荷積みする必要があり、貨物一つ一つをピッキングするため、配達計画リストを出力する(ステップ2520)。
仕分け作業者は、出力された配達計画リストを元に該当する貨物を探し出す。図8の仕分け支援システム230の電子タグリーダ820により、電子タグIDを読み取る(ステップ2525)。読み取った電子タグIDと配達計画とを比較し、音声出力装置836により「OK」又は「NG」判断を音声ガイダンスする(ステップ2530)。回答が「OK」であれば、貨物をピッキングし配達車両110へ積載する(2535)。これを配達すべき貨物が残らなくなるまで繰り返し、ピッキング漏れがない事を確認する。これにより、配達の順番を意識した貨物の積み込みが確実に行われるようになる。読み取った貨物の電子タグIDは、作業者ID,時刻,車両IDとともに荷積み実績として管理され、配達管理システム250へデータ転送される(ステップ2540,2545)。これにより、誰が,いつ,どの貨物を,どの配達車両に積み込んだかという、より詳細な作業実績管理が可能となり、貨物仕分けの効率向上,ミス・不正の削減といった効果が得られる。配達管理システムは、最終的にこの荷積み実績を反映させた配達計画を、車載端末システム215,ドライバ端末225に配達指示としてデータ転送する(2545)。
次に、配達,配達管理について説明する。図15は、配達管理システム250の例を示す構成図である。配達管理システム250は、配達実績管理144に使用され、処理装置1500,記憶装置1510,入力装置1520,出力装置1530,無線通信装置1540,プリンタ1550で構成される。処理装置1500は、拠点内ネットワーク230と接続されている。入力装置1520,出力装置1530は、配送受付システム210の入力装置320,出力装置330とそれぞれ同様の機能を持つ。無線通信装置1540は、配達146に使用され、車載端末システム220、またはドライバ端末システム225と無線通信を行う。
車載端末システム220が受信した配達計画は、出力装置530に表示された地図上にプロットされる。また、地図上に配達するポイントの順路を表示するなど、ルートガイダンスも行うことができる。配達作業者は、配達計画リストを参照すると共に、この配達ナビゲーション機能により、より効率的に、間違いなく配達することが可能となる。荷受人に貨物を届けることが出来た段階で、ドライバ端末システム225より配達完了実績を入力する。ドライバ端末225には、配達計画情報が事前に転送されており、電子タグリーダ650により貨物に添付されている伝票ラベルの電子タグIDを読み取る。読み取られた電子タグIDは、配送情報,作業者ID,時刻と共に、配達完了実績として管理される。配達完了実績は、無線通信装置640を経由し、リアルタイムに配達管理システムに転送される。これにより、誰が,いつ,どの貨物を配達したのかという、より詳細な作業実績管理が可能となり、配達の効率向上,ミス・不正の削減といった効果が得られる。なお、電子タグリーダによる電子タグID読み取りは、バーコードリーダ660による伝票
No.のバーコード読み取りに置き換えることができる。また、配達完了実績は、配達車両110が着店に戻った段階で車両内からの通信で、配達管理システム250へ転送してもよい。配達管理システム245が管理する配達完了実績は、拠点内ネットワーク235を経由し、拠点内貨物管理システム240へ転送され、管理される。また、最終的には、拠点間ネットワーク255を経由して貨物追跡システム260へ転送される。
次に、拠点内の貨物管理について説明する。図13は、拠点内貨物管理システム240の例を示す構成図である。拠点内貨物管理システム240は、拠点内貨物管理138に使用され、処理装置1300,記憶装置1310,入力装置1320,出力装置1330で構成される。処理装置1300は、拠点内ネットワーク235,拠点間ネットワーク255と接続される。入力装置1320,出力装置1330は、それぞれ配送受付システム210の入力装置320,出力装置330と同様の機能を持つ。発店においてドライバ端末システム225により収集される集荷実績データ,発店,発ターミナル,着ターミナル,着店において仕分け支援システム230により収集される台車積込実績データ・車両積込実績データ、着店においてドライバ端末システム225により収集される配達実績データは、何れも拠点内の貨物情報として管理される。これらの実績データは、拠点間ネットワーク255を経由して貨物追跡システム260にデータ転送され、貨物を荷受けした時点から、少なくとも配達完了するまでは管理される。
このように、荷卸し,仕分け,荷積み作業において、誰が,いつ,どの貨物を,どの台車に,どの車両に積載したのかといった詳細な実績情報があるので、迅速に詳細な位置情報を確認することができる。
次に、貨物追跡,配送問合せについて説明する。図16は、貨物追跡システム260の例を示す構成図である。貨物追跡システム260は、貨物追跡処理146に使用され、処理装置1600,記憶装置1610で構成される。処理装置1600は、拠点間ネットワーク255,外部ネットワーク265と接続される。又、図17は、配送問合せシステムの例を示す構成図である。配送問合せシステム270は、配送問合せに使用され、処理装置1700,記憶装置1710,入力装置1720,出力装置1730で構成される。
以上では、集荷依頼,集荷依頼受付,集荷指示から配達管理,配達までの処理の流れを説明してきたが、本実施例で実現される配送情報1900,集荷実績,台車積込実績2350,車両積込実績2360,配達完了実績は、より詳細で、よりリアルタイムに収集・管理される情報である。貨物追跡システムでは、誰が,いつ,どの貨物を,どうしたのかといった、詳細な項目・内容で貨物に係わる情報を管理することで、より効率的でより正確な実績管理が可能となる。
荷送人,荷受人による配送問合せは、配送問合せシステム270の入力装置1720から伝票No.を入力することで行われる。入力された伝票No.は、外部ネットワーク265を経由して貨物追跡システム245に送信され、記憶装置1610から該当する配送情報1900,集荷実績,台車積込実績2350,車両積込実績2360,配達完了実績を検索する。検索結果より、荷送人,荷受人が参照可能な項目を出力装置1730に表示する。貨物追跡システム260が、詳細でリアルタイムな情報を管理することにより、荷送人,荷受人に対しても、より有益な情報を提供することが可能となる。
本発明の一実施例である混載貨物輸送サービスの全体の流れを示す概念図である。 図1に示す各種の機能を実現するためのシステム全体構成を示すブロック図である。 配送受付システムの例を示す構成図である。 集荷管理システムの例を示す構成図である。 車載端末システムの例を示す構成図である。 ドライバ端末システムの例を示す構成図である。 方式Aの仕分け支援システム230の例を示す構成図である。 方式Bの仕分け支援システム230の例を示す構成図である。 方式Aの仕分け支援システムの斜視図である。 方式Aの仕分け支援システムの斜視図である。 方式Bの仕分け支援システムの斜視図である。 方式Bの仕分け支援システムの斜視図である。 拠点内貨物管理システムの例を示す構成図である。 自動仕分けシステムの例を示す構成図である。 配達管理システムの例を示す構成図である。 貨物追跡システムの例を示す構成図である。 配送問合せシステムの例を示す構成図である。 配送受付システム及び集荷管理システムの処理フローを示したフローチャートである。 配送情報のデータ構成図である。 住所マスタのデータ構成図である。 配車計画のデータ構成を示す図である。 方式Bの仕分け支援システムを用いた荷卸し,仕分け,荷積み作業の処理フロー図である。 方式Bの仕分け支援システムを用いた荷卸し,仕分け,荷積み作業の斜視図である。 配送情報を元に配達管理システムが立案した配達計画のデータ構成を示す図である。 着店における荷卸しから荷積み,配達指示までの処理フロー図である。
符号の説明
10…荷送人、20…混載貨物輸送業者、30…荷受人、100…集荷車両、102…発店、104…発ターミナル、106…着ターミナル、108…着店、110…配達車両、112…中継車両、114…貨物情報管理センタ、210…配送受付システム、215…集荷管理システム、220…車載端末システム、225…ドライバ端末システム、230…仕分け支援システム、235…拠点内ネットワーク、240…拠点内貨物管理システム、245…自動仕分けシステム、250…配達管理システム、255…拠点間ネットワーク、260…貨物追跡システム、265…外部ネットワーク、270…配送問合せシステム、340,350…伝票ラベル発行機、360…リード・ライト型内蔵伝票ラベル、
370…リードオンリー型電子タグ内蔵伝票ラベル。

Claims (8)

  1. IDが書き込まれた電子タグが埋め込まれた配送伝票が貼られた貨物と、電子タグリーダと仕分けガイダンス装置を具備したウエアラブル・コンピュータと、配送情報を記憶した記憶装置を備え、前記ウエアラブル・コンピュータの電子タグリーダにより読み取った前記電子タグに記憶されたID及び前記記憶装置に記憶された配送情報を照合するシステムを備え、該システムにおける照合により仕分けガイダンス装置から作業員へ仕分けガイダンスを行うことを特徴とする仕分け支援装置。
  2. ネットワークを介して受信した配送情報を記憶する記憶装置と、該受信された配送情報を元に配達計画を立案する配達管理システムと、貨物に貼られIDが書き込まれた電子タグが埋め込まれた配送伝票のIDを読み取る電子タグリーダ備え、該電子タグリーダにより読み取ったIDと前記記憶装置に記憶された配送情報から判断された前記配達管理システムのガイダンスに従って配達車両に前記貨物を積載するよう作業者へガイダンスすることを特徴とする仕分け支援装置。
  3. IDが書き込まれた電子タグが埋め込まれた配送伝票が貼られた貨物と、電子タグリーダと仕分けガイダンス装置を具備したウエアラブル・コンピュータと、配送情報を記憶した記憶装置を備え、前記ウエアラブル・コンピュータの電子タグリーダにより読み取った前記貨物の電子タグに記憶されたID,台車の電子タグに記憶されたID,車両の電子タグに記憶されたID及び前記記憶装置に記憶された配送情報から判断された結果に基づき、前記仕分けガイダンス装置のガイダンスに従って貨物を積載する台車,台車を積載する車両への貨物の仕分けを行うよう作業者へガイダンスすることを特徴とする仕分け支援装置。
  4. 貨物に貼られた伝票ラベルの電子タグのIDを非接触で読み取り、読み取られた該IDとひも付された配送情報を仕分け支援システムで照合・判断し、該照合・判断により仕分けガイダンス装置のガイダンスに従って貨物の仕分けを行うことを特徴とする配送方法。
  5. 貨物に貼られた伝票ラベルの電子タグのID,台車の電子タグに記憶されたID,車両の電子タグに記憶されたIDを非接触で読み取り、読み取られたIDとひも付された配送情報を仕分け支援システムで照合・判断し、該照合・判断により仕分けガイダンス装置のガイダンスに従って貨物を積載する台車,台車を積載する車両への貨物の仕分けを行うことを特徴とする配送方法。
  6. 貨物に貼られた伝票ラベルの電子タグのID情報を受信し、該ID情報とひも付けされた配送情報と照合・判断し、照合・判断により貨物の仕分けガイダンス情報を拠点に送信し、送信されたガイダンスにより拠点での貨物の仕分けを行うことを特徴とする配送方法。
  7. ネットワークを介して転送される、貨物に貼られた配送伝票の電子タグに書き込まれたID,該IDとひも付けされた配送情報,作業者ID,台車ID,車両ID及び集荷日時と仕分け日時と配達日時のいずれかをひも付けした実績情報を記憶する貨物追跡システムと、荷送人又は荷受人に設置された配送問合せシステムを備え、該配送問合せシステムの入力装置からの入力により前記貨物追跡システムで実績情報を検索し、前記配送問合せシステムの出力装置に表示することを特徴とする配送支援装置。
  8. 品番IDが書き込まれた電子タグを有する商品又は部品の品番IDを非接触で読み取り、読み取られた品番IDと作業計画を照合・判断し、照合・判断の結果に基づいて商品又は部品のピッキングもしくは検品作業を作業者に音声ガイダンスしてピッキング又は検品作業を行うことを特徴とする作業方法。
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