JP2005239016A - 二輪車の駐輪装置 - Google Patents

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省三 鍋谷
Yuji Fukuoka
裕二 福岡
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Abstract

【課題】 足の不自由な人や足の力が弱い人でもスタンドを支障無く立てることができると同時に、スタンドを立てる際に前輪がふらつくことがなく、常に安定な姿勢でスタンドを立てることができる自転車などの二輪車の駐輪装置を提供する。
【解決手段】 手で操作される操作レバー30と、この操作レバー30に連動してハンドル7を固定させるハンドル固定手段50と、操作レバー30に連動してスタンド8を駐輪用姿勢に起立させるとともに、操作レバー30によりスタンド8を起立させた際に、ハンドル固定手段50によりハンドル7を固定させるように連動させる連動手段80とを備えた。これにより、操作レバー30を操作してスタンド8を起立させた際に、ハンドル7が固定されるので、スタンド8を起立させる際に前輪3の姿勢が固定されてふらつくことがなく、常に安定な姿勢でスタンド8を立てることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は自転車などの二輪車、特にその駐輪装置に関する。
一般に自転車には、その後輪の車軸にスタンドが取り付けられており、このスタンドは、傾倒して地面より離れた走行用姿勢と起立して地面に接地した駐輪用姿勢との間で回動可能に取り付けられている。スタンドを立てる際には、一旦、自転車から降り、一方の手をハンドルからサドルや後輪側の荷台などに持ち換え、自転車がふらつかないように保持するとともにサドルや荷台を持ち上げ気味にした状態で、片足でスタンドを回動させる必要がある。
しかし、このような従来の自転車では、足の不自由な人や、足の力が弱い老人や幼児などの小柄な人においては、スタンドを立てる操作が行い難い場合があった。
これに対処するものとして、足の不自由な人や足の力が弱い人、小柄な人でもスタンドを立てる操作を簡便に行えるよう図ったものとして、特許文献1や特許文献2に、スタンドを連動させる操作レバーを立パイプや上パイプに取り付け、この操作レバーを操作することで、スタンドを駐輪用姿勢に回動させる構成が開示されている。この構成によれば、手の力だけでスタンドを立てることができるので、足の不自由な人や足の力が弱い人でもスタンドを支障無く立てることができる。また、自転車から降りる前にスタンドを立てることができるため、自転車から降りる際は自転車が安定した状態であり、安全性が向上する。
しかしながら、このような構成においても、前輪側のバスケットに重い荷物を偏って入れている場合や、接地面が傾いている場合などに、スタンドを立てる際に前輪がふらついてしまい、自転車の姿勢が不安定となって自転車が倒れそうになることがある。
実開昭56−59488号公報 実開平03−57191号公報
上記したように、操作レバーを操作することで、スタンドを駐輪用姿勢に回動させる構成では、足の不自由な人や足の力が弱い人でもスタンドを支障無く立てることができるなどの利点があるが、スタンドを立てる際に前輪がふらついてしまい、自転車の姿勢が不安定となって自転車が倒れそうになることがある。
本発明は上記課題を解決するもので、足の不自由な人や足の力が弱い人でもスタンドを支障無く立てることができると同時に、スタンドを立てる際に前輪がふらつくことがなく、常に安定な姿勢でスタンドを立てることができる自転車などの二輪車の駐輪装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の二輪車の駐輪装置は、駐輪用姿勢と走行用姿勢とに移動自在のスタンドと、手で操作される操作レバーと、この操作レバーに連動してハンドルを固定させるハンドル固定手段と、前記操作レバーに連動してスタンドを駐輪用姿勢に起立させるとともに、操作レバーによりスタンドを起立させた際に、前記ハンドル固定手段によりハンドルを固定させるように連動させる連動手段とを備えたことを特徴とする。
また、操作レバーが、駐輪用位置と走行用位置とにわたって移動自在とされ、走行用位置から駐輪用位置側に操作レバーを操作した際に、まずハンドルが固定され、この後にスタンドが駐輪用姿勢に起立されるように構成すると好適である。
この構成により、操作レバーを操作してスタンドを起立させた際に、ハンドルが固定されるので、スタンドを起立させる際に前輪の姿勢が固定されてふらつくことがなく、常に安定な姿勢でスタンドを立てることができる。
以上のように本発明によれば、操作レバーを操作してスタンドを起立させた際に、ハンドルが固定されるので、前輪側のバスケットに重い荷物を偏って入れている場合や、接地面が傾いている場合などでも、スタンドを起立させる際に前輪が固定されてふらつくことがなく、常に安定な姿勢でスタンドを立てることができて、信頼性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る自転車の走行用姿勢の左側面図、図2は本実施の形態に係る自転車の駐輪用姿勢の左側面図である。なお、左右という表現は、自転車の進行方向に向いて左右となる方向を意味している。
図1、図2に示すように、この自転車1は、フレーム2、前輪3、後輪4、サドル5、ペダル6、ハンドル7、スタンド8、前輪側バスケット12などに加えて、手で操作する操作レバー30と、ハンドル7を固定するハンドル固定手段50(この実施の形態においては、ハンドル7を後述する半固定状態となるように固定する)と、操作レバー30に連動させてスタンドを駐輪用姿勢に起立させるとともに、操作レバー30によりスタンド8を起立させた際に、ハンドル固定手段50によりハンドル7を固定させるように連動させる第1、第2ワイヤ81、82、スタンド支持連動機構100などからなる連動手段80などを備えている。また、この実施の形態では、スタンド8は左右に二又の形状とされ、前輪3と後輪4との間、さらに詳しくはハンガラグ10の下方位置を中心として駐輪用姿勢と走行用姿勢とに移動自在に配設されている。
図3〜図8に示すように、操作レバー30はレバー支持台31を介して、ハンドルステム9に図3に示す走行用位置から図4に示す駐輪用位置にわたって回動自在に取り付けられている。また、レバー支持台31には、操作レバー30を駐輪用位置にロックする錠90が設けられている。操作レバー30は側面視して略U字状に湾曲した形状とされており、先端部に把持用棒状部32が形成され、基部は、レバー支持台31に内蔵された回転体33(図7、図8参照)と一体的に回動するように連結されている。回転体33はレバー支持台31のケース34内部において横軸心33aを中心として回転自在に保持されており、回転体33の太径部33bに、第1ワイヤ81の一端が係止されている。操作レバー30は、横軸心33aを中心として、図3に示すように、把持用棒状部32がハンドル7の前方となる走行用位置と、図4に示すように、ハンドル7の後方となる駐輪用位置との間で、ハンドル7の直上箇所を通って回動自在とされている。
図7、図8に示すように、回転体33の太径部33bには、錠90から出退する出退片91に係合可能な凹部33cが形成されている。そして、鍵(図示せず)によって回転されるシリンダ92が、図8(a),(b)に示すロック位置にある状態で、操作レバー30が図4に示す駐輪用位置に回動されて回転体33が図7(b)に示す位置に回動されると、図8(a),(b)に示すように、ばね93の付勢力により出退片91が回転体33の凹部33cに係合して、操作レバー30を駐輪用位置にロックするようになっている。なお、シリンダ92に鍵を差し込んだ状態で、このシリンダ92をa方向(図8(b)参照)に回動させることにより、図8(c),(d)に示すように、シリンダ92の先端部に設けた係合突起92aにより出退片91が回転体33の太径部33bから離反する方向に後退して、回転体33の凹部33cから離脱し、回転体33とともに操作レバー30は、駐輪用位置から走行用位置側に回動可能な状態となる。
回転体33にその一端が係合された第1ワイヤ81の他端は、図9,図10に示すように、ハンガラグ10の下方に設けられたスタンド支持連動機構100のワイヤ係止部材(係止ボルトや係止ボルトに結合された係止板などからなる)101に連結されている。スタンド支持連動機構100は、フレーム2の一部であるチェーンステー11の前端部下面に溶着されている第1ブラケット102と、この第1ブラケット102から前方に突出するように固着されている第2ブラケット103と、第2ブラケット103に形成された長孔103aにスライド自在に嵌めこまれた第1連結ピン104と、第1連結ピン104を介して一端が連結された第1リンク105と、スタンド8の中間部分に溶着され、第1リンク105の他端寄り部分に第2連結ピン106を介して第1リンク105に連結されたスタンド結合部材107と、第1リンク105の他端に取り付けられた係止ピン108と、係止ピン108とワイヤ係止部材101とにわたって掛け渡されて、第1ワイヤ81の他端をスタンド8側へ引っ張る引張ばね109と、スタンド8を第1ブラケット102および第2ブラケット103に対して回転自在に支持する支持ロッド110と、スタンド8を図9に示す走行用姿勢側と図10に示す駐輪用姿勢側とにそれぞれ付勢するスタンドばね111と、第2連結ピン112を介して揺動自在に支持され、その一端113bが第2ワイヤ82の一端に結合され、他端113aがスタンド8の基端部8aに当接可能(図10参照)とされた第2リンク113と、第2リンク113に連結されて第2ワイヤ82の一端を後方側へ付勢する付勢ばね(図示せず)とを備えている。
そして、図1、図3に示すように、操作レバー30が走行用位置にある場合には、スタンドばね111の付勢力によって、スタンド8が後方に傾斜した走行用姿勢に保持される一方、操作レバー30が走行用位置から図2、図4に示すような駐車用位置側に回動されると、第1ワイヤ81の引張力により、第1リンク105を介してスタンド8が前方に引っ張られて、駐輪用姿勢に起立するようになっている。なお、この実施の形態では、スタンド8の先端が屈曲されて、駐輪用姿勢で地面Gから起立した際に、自転車1を安定して支持できるよう構成されている。また、スタンド8が走行用姿勢から駐輪用姿勢に起立されると、スタンド8の基端部8aが第2リンク113の他端部113aに当接して、第2リンク113がb方向(図10参照)に回動され、第2ワイヤ82の一端部113bが後方に引っ張られる。
図11〜図13に示すように、第2ワイヤ82の他端はハンドル固定手段50内に挿入され、第2ワイヤ82の他端に固定された止め具82aは、ワイヤ用スプリング51を介して揺動アーム60の一端側に係合されている。
フレーム2の一部であるヘッドチューブ13内には、前ホーク14と一体の前ホークステム15が挿通され、この前ホークステム15内にはハンドルステム9の下部が挿入されて固定されている。ヘッドチューブ13の上端に設けられた上わん16と前ホークステム15の外周に設けられた上玉押し17との間には複数の鋼球18が介在しており、上わん16と上玉押し17と鋼球18とで軸受部20が構成されている。
また、上玉押し17の上部に位置する円筒状の回動部材21が前ホーク14の前ホークステム15に外嵌され、中ナット22と止めナット23とがそれぞれ回動部材21の上部から前ホークステム15に締め込まれている。これにより、回動部材21は前ホークステム15に固定されている。なお、中ナット22と止めナット23との間には、前輪側バスケット12を支持するランプ掛け24が挟まれて前ホークステム15に外嵌されている。
回動部材21には、それぞれハンドル固定手段50の構成要素をなす、円盤状の回動板52と、この回動板52を回動部材21の上部の鍔部21aに押圧するばね座金53と、このばね座金53の下方への脱落を阻止するばね押え54とが外嵌されている。また、回動板52には上下に貫通する多数の固定用孔58が同一円周上に形成されている。
上わん16の一部には外側へ突出した四角枠状の支持フレーム55が設けられている。この支持フレーム55の上板55cには、ピンホルダー56を介して可動ピン57が設けられている。可動ピン57は、固定用孔58に対して下方から挿脱自在であり、ピンホルダー56内に設けられたピン用スプリング59によって脱抜方向(下方向)へ付勢されている。また、支持フレーム55内には、ピン用スプリング59の付勢力に抗して可動ピン57を押し上げて固定用孔58に挿入させる揺動アーム60が設けられている。この揺動アーム60は、断面がU形状に形成され、支持軸61で揺動自在に支持されている。
また、回動部材21の上端部にはカバー62が嵌め込まれている。このカバー62は、下面が開放されており且つ回動部材21の上方から上わん16の周囲を覆う円筒状の第1カバー部62aと、下端が開放され且つ第1カバー部62aから外側方に突設されて支持フレーム55を覆う第2カバー部62bとで構成されている。なお、カバー62は、支持フレーム55を介してヘッドチューブ13側に固定され、カバー62に対して回動部材21が摺動回転可能となっている。
ハンドル固定手段50は第2ワイヤ82を介してスタンド8と連動している。なお、図11,図12における82bはワイヤチューブ(アウタワイヤ)であり、第1、第2ワイヤ81、82はそれぞれインナワイヤである。第2ワイヤ82の他端は、一方の揺動アーム60の一端部に形成された挿通孔63に下方から挿通され、止め具82aによって抜け止めされている。
図1、図3に示すように、操作レバー30が走行用位置にあり、第1ワイヤ81を介してスタンド8が後方に傾斜した走行用姿勢に保持された際には、図9に示すように、第2ワイヤ82の一端が連結されている第2リンク113の一端部113bが前寄り位置にあるため、図12に示すように、第2ワイヤ82の他端および揺動アーム60の一端60aは上方寄りに位置している。この結果、揺動アーム60の他端60bは可動ピン57から離反しており、可動ピン57の上部は、固定用孔58が設けられている回動板52側には突出していない。したがって、回動板52は可動ピン57に干渉することなく自由に回動でき、前ホークステム15およびハンドルステム9並びにハンドル7は自由に回転することができ、通常走行を良好に行える。なお、この場合は、錠90に鍵が差し込まれて(図示せず)、図8(c),(d)に示す非ロック位置に切り換えられている。
自転車1を停止させた状態で、操作レバー30を手前側に引き上げるようにして、非ロック位置からロック位置側へ回動させると、これに連動して、第1ワイヤ81を介してスタンド8が後方に傾斜した走行用姿勢から駐車用姿勢側に起立し始める。さらに操作レバー30を手前側に押し下げるように回動させると、図14に示すように、スタンド8の先端が地面Gに接近するとともに、スタンド8の基端部8aが第2リンク113の他端部113aに当接して、第2リンク113の一端部113bが後方に回動し、第2ワイヤ82の一端が後方へ引っ張られる。これにより、図13に示すように、第2ワイヤ82の他端が下方へ引き下げられ、揺動アーム60の一端60bが可動ピン57に当接して可動ピン57を押し上げる。その結果、可動ピン57がピン用スプリング59の付勢力に抗して固定用孔58に挿入され、回動板52が可動ピン57で固定され、ハンドル7の回転が自動的に固定される。
ここで、上記のようにハンドル7や前ホーク14が固定された状態で、ハンドル7や前ホーク14に過大な回転トルクが作用した場合、回動部材21と回動板52との間で滑りが発生し、回動部材21が可動ピン57で固定された回動板52に対して摺動回転する。これにより、ハンドル7や前ホーク14が回転し、過大な回転トルクによって前ホーク14やハンドル固定手段50が損傷することを防止している。このように、この実施の形態では、ハンドル固定手段50はハンドル7を、操作レバー30が駐輪用位置にある場合に、所定値以下の力ではヘッドチューブ13などのヘッド部に対して固定されるが、所定値よりも大きな力をかけた時はヘッドチューブ13などのヘッド部に対して回転できる半固定状態となるように固定する。
なお、可動ピン57の位置が固定用孔58の位置がずれている場合、可動ピン57は完全には押し上げられず、ワイヤ用スプリング51が圧縮され、その後、ハンドル7を僅かに回すことにより、固定用孔58の位置が可動ピン57の位置に一致し、ワイヤ用スプリング51の付勢力によって、可動ピン57が押し上げられて固定用孔58に挿入される。
その後、さらに操作レバー30を手前側に押し下げるようにして駐輪用位置側へ回動させると、スタンド8がさらに起立してスタンド8の先端が地面Gに接近し、接地後、自転車1が押し上げられて駐輪用姿勢となる。
このように上記構成によれば、操作レバー30を操作して駐輪用位置まで回動させることで、スタンド8を駐輪用姿勢に起立させることができる。そして特に、操作レバー30を操作した際に、スタンド8が完全に駐輪用姿勢に起立される前、より具体的には、スタンド8が接地する前に、予めハンドル7が固定されるので、前輪側バスケット12に重い荷物を偏って入れている場合(幼児などを前輪3側に乗せることが可能な構成を備えている場合なども含む)や、接地面Gが傾いている場合などでも、前輪3がふらつくことを防止でき、常に安定な姿勢でスタンド8を立てることができる。
また、操作レバー30がハンドルステム9に取り付けられているので、自転車1から降りる前にスタンド8を立てることができるだけでなく、ハンドル7から操作レバー30に片手を持ちかえる作業を、体勢を殆ど換えることなく、容易かつ安定して行うことができる。しかも、実際にスタンド8を接地して起立させる段階では、操作レバー30を手前に押し下げるように回動させるので、操作レバー30に体重をかけてスタンド8を起立させることができ、足の不自由な人や、足の力が弱い老人や幼児などの小柄な人だけでなく、比較的手の力の弱い人でも、スタンド8を容易に立てることができる。
さらに、上記の実施の形態では、スタンド8が、前輪3と後輪4との間、すなわち自転車1の重心に近い位置に配設され、しかも左右に二又の形状とされているので、駐輪した際に極めて安定した姿勢で自転車1を保持することができる。
また、上記の実施の形態では、操作レバー30が駐輪用位置にある場合に、ハンドル固定手段50によって、所定値以下の力ではヘッドチューブ13などのヘッド部に対して回転しないが、所定値よりも大きな力をかけた時はヘッドチューブ13などのヘッド部に対して回転できる半固定状態となるように固定しているので、上述したように、前輪3がふらつくことなく、常に安定な姿勢でスタンド8を立てることができる上に、例えば自転車1を狭い駐輪スペースに進入させたい場合には、操作レバー30をあらためて走行用位置側に回動させなくても、ハンドル7を回転させることが可能となり、操作性が極めてよくなる。
なお、駐輪して操作レバー30を駐輪用位置とした後には、錠90の鍵をロック位置まで切り換えて、シリンダ92から抜くことで、操作レバー30が駐輪用位置にロックされ、これにより、スタンド8が駐輪用姿勢にロックされるとともに、ハンドル7が半固定状態となるので、防盗機能にも優れることとなる。
また、走行する際には、錠90をロック解除位置にした状態で操作レバー30を走行用位置に戻すとともに、スタンド8を一旦、走行用姿勢側に足で蹴り上げる。これにより、引張状態となっていた第1、第2ワイヤ81、82が緩んだ状態となり、ハンドル固定手段50のピン用スプリング59の付勢力により、図12に示すように可動ピン57が回動板52の固定用孔58から離脱し、ハンドル7を自由に回転操作できる状態となる。
また、上記実施の形態では、スタンド8を前輪3と後輪4との間に配設した場合を述べたが、これに限るものではなく、図15、図16に示すように、左側のみに設けられた一本スタンド8に上記構成を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、操作レバー30による力の伝達経路が、まず、第1ワイヤ81を介してスタンド8(スタンド支持連動機構100)に伝達され、スタンド8の回動によって、第2ワイヤ82を介してハンドル固定手段50に伝達される構成の場合を述べたが、これに限るものではなく、図17〜図20に示すように、操作レバー30からの力が、第1ワイヤ81および第2ワイヤ82によってそれぞれ、スタンド8(スタンド支持連動機構100)とハンドル固定手段50とに直接伝達されるように構成してもよく、さらには、図示しないが、操作レバー30からの力が、第1ワイヤを介してハンドル固定手段に伝達され、さらに第2ワイヤを介してスタンド支持連動機構に伝達されるように構成してもよい。また、上記の実施の形態では、操作レバー30を走行用位置から駐輪用位置へ回動させた場合のみ、スタンド8が起立するように構成した場合を述べたが、これに限るものではなく、操作レバー30を駐輪用位置から走行用位置へ回動させた場合にスタンド8が走行用姿勢に傾倒するように連動させるワイヤを追加して設けてもよい。また、ワイヤなどの代わりに伝達用リンクなどを用いて連動させるように構成してもよい。
さらに、上記実施の形態においては、ハンドル固定手段50において、固定用孔58が設けられている回動板52が、回動部材21に対して、所定の力が作用された場合には回動可能に構成して半固定状態とする場合を述べたが、これに限るものではなく、例えば回動部材21と回動板52とがその一部に形成された凹凸部で噛み合って、相対的に回動できない構成とし、可動ピン57が固定用孔58に挿入した場合には、完全にハンドル7が動かないように構成してもよく、この場合には、鍵をかけた際の防盗性能が向上する利点がある。
また、上記実施の形態においては、操作レバー30をハンドルステム9に取り付けた場合を述べたが、これに限るものではなく、操作レバー30をメインパイプや立パイプ、上パイプなどに取り付けてもよい。
本発明の二輪車の駐輪装置は、自転車や電動自転車に好適に用いることができるが、その他、オートバイやバイクなどの二輪車にも有用である。
本発明の実施の形態に係る自転車の走行用姿勢の左側面図である。 同自転車の駐輪用姿勢の左側面図である。 同自転車の操作レバー、レバー支持台、ハンドル固定手段およびその近傍箇所の左側面図であり、操作レバーが走行用位置にある場合を示す。 同自転車の操作レバー、レバー支持台、ハンドル固定手段およびその近傍箇所の左側面図であり、操作レバーが駐輪用位置にある場合を示す。 同自転車の操作レバー、レバー支持台およびその近傍箇所の平面図であり、操作レバーが駐輪用位置にある場合を示す。 同自転車の操作レバー、レバー支持台およびその近傍箇所の背面図であり、操作レバーが駐輪用位置にある場合を示す。 (a),(b)はそれぞれ同自転車のレバー支持台の縦断面図であり、(a)は操作レバーが走行用位置にある場合の状態を示し、(b)は操作レバーが駐輪用位置にある場合の状態を示す。 (a),(c)はそれぞれ同自転車のレバー支持台の別途位置で切断した縦断面図であり、(b),(d)はさらに別途位置で切断した要部縦断面図であり、(a),(b)はシリンダがロック位置にある場合を示し、(b),(d)はシリンダがロック解除位置にある場合の状態を示す。 同自転車のスタンド、スタンド支持連動機構およびその近傍箇所の左側面図であり、スタンドが走行用姿勢にある場合を示す。 同自転車のスタンド、スタンド支持連動機構およびその近傍箇所の左側面図であり、スタンドが駐輪用姿勢にある場合を示す。 同自転車のハンドル固定手段およびその近傍箇所の背面図である。 同自転車のハンドル固定手段およびその近傍箇所の縦断面図で、前ホークステム等が固定されていない状態を示す。 同自転車のハンドル固定手段およびその近傍箇所の縦断面図で、前ホークステム等が固定されている状態を示す。 同自転車のスタンド、スタンド支持連動機構およびその近傍箇所の左側面図であり、スタンドが駐輪用姿勢となる直前の場合を示す。 本発明の他の実施の形態に係る自転車の走行用姿勢の左側面図である。 同自転車の駐輪用姿勢の左側面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る自転車の操作レバー、レバー支持台、ハンドル固定手段およびその近傍箇所の左側面図であり、操作レバーが走行用位置にある場合を示す。 同自転車の操作レバー、レバー支持台、ハンドル固定手段およびその近傍箇所の左側面図であり、操作レバーが駐輪用位置にある場合を示す。 同自転車のスタンド、スタンド支持連動機構およびその近傍箇所の左側面図であり、スタンドが走行用姿勢にある場合を示す。 同自転車のスタンド、スタンド支持連動機構およびその近傍箇所の左側面図であり、スタンドが駐輪用姿勢にある場合を示す。
符号の説明
1 自転車
2 フレーム
3 前輪
4 後輪
7 ハンドル
8 スタンド
9 ハンドルステム
12 前輪側バスケット
21 回動部材
30 操作レバー
31 レバー支持台
32 把持用棒状部
33 回転体
50 ハンドル固定手段
52 回動板
58 固定用孔
57 可動ピン
60 揺動アーム
80 連動手段
81 第1ワイヤ
82 第2ワイヤ
90 錠
100 スタンド支持連動機構

Claims (8)

  1. 駐輪用姿勢と走行用姿勢とに移動自在のスタンドと、
    手で操作される操作レバーと、
    この操作レバーに連動してハンドルを固定させるハンドル固定手段と、
    前記操作レバーに連動してスタンドを駐輪用姿勢に起立させるとともに、操作レバーによりスタンドを起立させた際に、前記ハンドル固定手段によりハンドルを固定させるように連動させる連動手段とを備えた二輪車の駐輪装置。
  2. 操作レバーが、駐輪用位置と走行用位置とにわたって移動自在とされ、走行用位置から駐輪用位置側に操作レバーを操作した際に、まずハンドルが固定され、この後にスタンドが駐輪用姿勢に起立されるように構成した請求項1記載の二輪車の駐輪装置。
  3. 操作レバーが駐輪用位置にある場合に、ハンドル固定手段はハンドルを、所定値以下の力ではヘッド部に対して回転しないが、所定値よりも大きな力が回転方向にかけられた時にはヘッド部に対して回転する半固定状態に固定する請求項1または2に記載の二輪車の駐輪装置。
  4. ハンドル固定手段はハンドルを、操作レバーが駐輪用位置にある場合に、ハンドルがヘッド部に対して完全に固定された状態に固定し、この固定状態を維持する錠を設けた請求項1または2に記載の二輪車の駐輪装置。
  5. スタンドを、前輪と後輪との間に配設した請求項1〜4の何れか1項に記載の二輪車の駐輪装置。
  6. 操作レバーをハンドルステムに取り付けた請求項1〜5の何れか1項に記載の二輪車の駐輪装置。
  7. 操作レバーを手前側に押し下げることによりスタンドを駐輪用姿勢に起立させるように構成した請求項6に記載の二輪車の駐輪装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の二輪車の駐輪装置を備えた自転車。
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