JP2005238414A - 面取り刃付エンドミル - Google Patents

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Abstract

【課題】 面取り刃を容易に設けることのできるエンドミルを提供する。
【解決手段】 エンドミル刃(3a,3b)と面取り刃4aとを有する面取り刃付エンドミル1であって、シャンク本体10の一端から軸方向先方に延出する二つの台座2,11を作成する。そして台座2の先端にチップ3を固着させることでエンドミル刃(3a,3b)を有するエンドミル切削部1aを形成し、台座11の先端にチップ4を固着させることで面取り刃4aを有する面取り切削部1bを形成する。そして二つの切削部1a,1b間に隙間7を設けた構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エンドミル刃と面取り刃とを有する面取り刃付エンドミルに関する。特にエンドミル刃による切削径が0.3〜5mmである小径のエンドミル、例えば樹脂やアルミニウムなどの軟質金属を加工するエンドミルであり、とりわけ樹脂あるいは軟質金属からなる厚み5mm以下の板材から所定形状の小片を切離し、あるいは切抜くのに好適なエンドミルに関する。
小径エンドミルは、板材から小片を切抜く際などに利用されている。例えば携帯電話などの小型のディスプレイ画面を保護する窓板を板材から切抜く際などに利用されている。窓板は、一般に大きな透明の樹脂板材から切抜かれ、一枚の樹脂板材から多くの窓板を切抜くために径の小さなエンドミル(例えば、特許文献1,2に記載された小径エンドミル)が利用されている。そして切抜き工程の後に窓板の上面側に面取りが施されていた。
特開平8−257821号公報 特開平10−180528号公報
しかし面取り作業は、煩雑であった。そのため小径エンドミルに面取り刃を設けることで、面取り工程と切抜き工程とを同時に行いたいという要望があった。
しかしながら小径エンドミルは、小径であるために面取り刃を設けることが容易でない構成である。例えば、面取り刃を設ける十分なスペースがないために、エンドミル刃と面取り刃とを一つのチップから一体に形成することにより問題を解決していた。しかしこの形態の場合は、面取り刃とエンドミル刃とを繋ぐ部分が屈折した形状であることから、その形成が容易でないばかりか、屈折した部分から亀裂が生じてチップが割れてしまうこともあった。
そこで本発明は、面取り刃を容易に設けることのできるエンドミルを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える面取り刃付エンドミルであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、シャンク本体の一端から軸方向先方に延出する二つの台座を作成する。そして一つの台座の先端にチップを固着させることでエンドミル刃を有するエンドミル切削部を形成し、他の台座の先端にチップを固着させることで面取り刃を有する面取り切削部を形成する。そして二つの切削部間に隙間を設けた構成とした。
すなわちエンドミル刃と面取り刃は、別個の構成になっている。
したがってエンドミルは、エンドミル刃と面取り刃との繋がり部分を不要とする容易な構成になっている。また面取り刃は、エンドミル切削部との間に隙間を有しているため、面取り刃の先端部がエンドミル切削部との接触によって欠けることもない。
また二つの切削部間に隙間が設けられているため、エンドミル刃によって切削された切屑が、隙間を利用して先端部側から基端部側へ吐出され得る。そのためエンドミルは、切屑を吐出しやすい構成になっている。
また請求項2に記載の発明によると、二つの切削部間に設けた隙間は、基端部側が先端部側の隙間よりも隙間間隔が広く形成されている。
したがって切屑は、さらに容易に基端部側へ吐出され得る。
なお本発明の隙間の形態は、基端部側の一部が先端部側の隙間間隔よりも広い形態、好ましくは先端部側から基端部側に向けて徐々に広がる末広がり部(テーパ)を有する形態等である。
請求項3に記載の発明によると、台座の少なくとも一つは、シャンク本体に対して軸方向あるいは径方向に位置調整可能に取付けられた台座であり、該台座にエンドミル切削部のチップもしくは面取り切削部のチップが取付けられている。
したがって台座を軸方向に位置調整することで、エンドミル刃と面取り刃との軸方向の位置関係を調整することができる。そのため種々な厚みの被切削物に対応した適切な大きさの面取り加工をすることができる。
また台座を径方向に位置調整することで、切削径の調整あるいは面取り加工の大きさの調整などをすることができる。
請求項4に記載の発明によると、切削部の少なくともいずれかのチップが単結晶ダイヤモンドで構成されている。
したがって単結晶ダイヤモンドによって切削溝または面取り部の少なくともいずれかをきれいに仕上げることができる。例えば鏡面に仕上げることができる。
ところで単結晶ダイヤモンドは、非常に硬く、しかももろい性質を有している。そのため複雑な形状にすることが困難な材料である。これに対して本発明に係るエンドミル刃と面取り刃は、別個な構成になっている(請求項1参照)。したがってエンドミル刃と面取り刃の少なくともいずれかを単結晶ダイヤモンドによって容易に構成することができる。また単結晶ダイヤモンドからなるチップは、相手側の切削部との接触がないので傷付くことがなく、この傷が原因で該チップが割れることもない。
実施の形態を図1〜7にしたがって説明する。
エンドミル1は、図1に示すようにシャンク本体10と、シャンク本体10から延出する台座11と、台座11の先端に取付けられたチップ(以下、面取りチップという)4とを有している。またエンドミル1は、シャンク本体10に対して位置調整可能に取付けられた台座2と、台座2の先端に取付けられたチップ(以下、エンドミルチップという)3と、台座2をシャンク本体10に取付ける取付部材6と、バランス用の錘5とを有している。
シャンク本体10は、例えば工具鋼を素材として略円柱状に形成されている。
台座11は、シャンク本体10と一体に形成されており、シャンク本体10の先端部から軸方向先方に延出している。そして台座11の先端には、面取りチップ4を支持する支持部11aが形成されている。そして支持部11aに面取りチップ4が固着されることで面取り切削部1bが形成されている。
またシャンク本体10は、図2に示すように台座2を位置調整可能に保持する保持台部12を有している。そして保持台部12には、取付部材6の脚部6aが固定される固定部12aが形成されており、固定部12aは、メネジ状に形成されている。
面取りチップ4は、単結晶ダイヤモンド(MCD)を素材としたチップから構成されている。そして面取りチップ4は、図3に示すように面取り刃4aとすくい面4bと逃げ面4cとを有している。
すくい面4bは、すくい角が0°に構成されている。逃げ面4cは、二段状になっており、第一逃げ面の逃げ角が8°、第二逃げ面の逃げ角が20°に構成されている。そしてすくい面4bの少なくとも裏面側が支持部11aに支持されている。
また面取りチップ4は、支持部11aからすくい面4bと逃げ面4cとが露出される状態で支持部11aにロー付けされている。このため面取りチップ4は、再研磨されやすく、面取りチップ4が長期使用され得る構成になっている。
また面取り刃4aの刃物角は、82°に形成されている。
台座2は、超硬合金を素材とした略板状の形態であって、図2に示すように長穴20と支持部21を有している。長穴20は、取付部材6の脚部6aが挿通される構成になっており、縦方向(軸方向)に長い構成になっている。支持部21は、台座2の先端側に形成されており、エンドミルチップ3が取付けられる。そして支持部21にエンドミルチップ3が取付けられることでエンドミル切削部1aが形成されている。
錘5は、超硬合金を素材としており、エンドミル1の重心を回転軸線上にする役割を担う部材である。そして錘5には、取付部材6の脚部6aが挿通される貫通孔50が形成されている。
取付部材6は、ネジであってオネジを有する脚部6aを有している。そして脚部6aが、錘5の貫通孔50に挿通され、台座2の長穴20に挿通される。そして先端部が保持台部12の固定部12aに螺合される。これによって台座2と錘5が取付部材6によって保持台部12に取付けられる。そして取付部材6を緩めることで台座2を軸方向に位置調整することができる。
エンドミルチップ3は、単結晶ダイヤモンド(MCD)を素材としたチップから構成されている。そしてエンドミルチップ3は、図1に示すように先端面を構成する一辺に底刃(切刃)3bを有している。そして側面を構成する一辺に外周刃(切刃)3aを有している。またエンドミルチップ3は、すくい面3cと逃げ面3d,3eとを有している。
外周刃3aは、軸方向に並行に延出する構成になっている。すくい面3cは、すくい角が0°に構成されている。逃げ面3dは、外周刃3a側の逃げ面であって、二段状に構成されている。そして第一逃げ面の逃げ角が10°に構成されている。逃げ面3eは、底刃3b側の逃げ面であって、逃げ角が5°に構成されている。
そして本明細書では、底刃3bと外周刃3aとを合わせてエンドミル刃と称している。
またエンドミルチップ3は、少なくともすくい面3cの裏面が支持部21によって支持されている。そしてエンドミルチップ3は、支持部21からすくい面3cと逃げ面3e,3dとが露出される状態で支持部21にロー付けされている。このためエンドミルチップ3は、再研磨されやすく、エンドミルチップ3が長期使用され得る構成になっている。
また外周刃3aの刃物角は、80°に形成されている。
またエンドミルチップ3は、図2に示すように台座2とともに軸方向に位置調整され得る。これにより外周刃3aは、その先端部が面取り刃4aの先端部よりも所定量突出した位置にて位置調整され得る(図4参照)。
エンドミル刃(3a,3b)は、図5に示すように面取り刃4aから回転軸線C周りに所定角度離れた位置に設けられている。すなわちエンドミル刃(3a,3b)と面取り刃4aは、回転軸線Cに対する同じ方向に設けられていない。
そしてエンドミルチップ3は、エンドミル刃(3a,3b)が基準線Lより時計と反対周りに10°ずれた位置になるように配設されている(配置角10°)。一方面取りチップ4は、エンドミルチップ3に対して回転軸線C周り約180°の位置に設けられており、基準線L側から時計周りに5°ずれた位置に面取り刃4aが位置する(配置角5°)。
したがって面取り刃4aは、エンドミル刃(3a,3b)から回転軸線C周りに180―15°の位置にて設けられている。なお面取り刃4aは、エンドミル刃(3a,3b)から回転軸線C周りに回転方向90〜260°の位置に設けられることが好ましく、165〜195°の位置に設けられることがさらに好ましい。
またエンドミル刃(3a,3b)は、図5に示すように外周刃3aの軌跡円8aによって切削径が決まる。例えば、0.3〜5mmの切削径(小径エンドミル)になっている。
そして軌跡円8aは、面取り刃4aによって面取りできる切削領域の軸方向の投影領域(8bと8c間の領域)内に位置している。すなわちエンドミル刃(3a,3b)による切削領域と、面取り刃4aによる切削領域の軸方向の投影領域とが一部重なり合う構成になっている。そのため面取り刃4aの軸方向の切込み設定によって、面取り幅の大きさを調整することができる。
またエンドミル切削部1aと面取り切削部1bの間には、図1に示すように隙間7が形成されている。隙間7は、先端側の隙間70と基端側の隙間71を有している。
先端側の隙間70は、エンドミルチップ3と面取りチップ4の間に形成されている。一方、基端側の隙間71は、台座2と台座11の基端部間に形成されている。
基端側の隙間71は、先端側の隙間70に比べて間隔が広くなった隙間拡大部71aを有している。そして隙間拡大部71aは、先端側(開放側)からシャンク本体10側に向けて徐々に隙間間隔が広がる末広がり部71a1(テーパ)を有している。
また隙間拡大部71aは、台座11の一部を台座2から離間する方向に刳り貫いた刳り貫き部と、ほぼ真直ぐに軸方向に延出する台座2の一側面の間に形成されている。そのため隙間拡大部71aは、台座2を軸方向に移動させてもほぼ一定の形状に保持される構成になっている。
以下に、エンドミル1を利用して図6に示す板材8から複数の小片80を切抜く方法について説明する。例えばアクリル等の透明樹脂板から成る板材8からディスプレイ画面を保護する窓板を切抜く方法について説明する。
先ず、図7に示すように作業台83に板材8を固定する。なお固定方法は、下面側からの吸引等を利用する。また板材8の上面側には、予め保護フィルム82が貼られており、下面側には粘着シート81が貼られている。
そしてこの状態にて、図4に示すようにエンドミル1を矢印X方向に軸回転させながら板材の所定箇所を切込む。この時のエンドミル1の深さ位置は、エンドミルチップ3の底刃3bが板材8を貫通する位置であるとともに、底刃3bが粘着シート81を破らない位置である。そしてその深さ位置のままエンドミル1を水平方向に移動させる。
これにより外周刃3aが溝80aを形成する。そして図7に示すように溝80aによって大きな板材8から複数の小片80が切抜かれる。また面取り刃4aによって小片80の上面側には面取り部80bが形成される。かくしてエンドミル1は、切抜き工程と面取り工程とを同時になし得る。
またエンドミル切削部1aと面取り切削部1bの間には、隙間7が設けられている。したがってエンドミルチップ3と面取りチップ4によって切削された切屑の一部は、隙間7に入り込むが、隙間7のシャンク側(基端部側)が広くなっているために、シャンク側へ容易に移動し得る。これによって切屑は、溝80aの底側から容易に上方に吐出される。
なお隙間7は、広ければ広いほど良いが、少なくとも0.05mm、好ましくは0.1mmあれば、隙間7に切屑が詰まりにくい。そして切屑が詰まることで生じ得る台座2,11の破損を防止し得る。
以上のようにエンドミル1が構成されている。
すなわちエンドミル1は、図1に示すようにシャンク本体10の一端から軸方向先方に延出する二つの台座2,11を有している。そして台座2とエンドミルチップ3から構成されるエンドミル切削部1aと、台座11と面取りチップ4から構成される面取り切削部1bの間には、隙間7が形成されている。
したがって図2に示すようにエンドミル刃(3a,3b)と面取り刃4aは、別個の構成になっている。そのためエンドミル1は、エンドミル刃(3a,3b)と面取り刃4aの繋がり部分を不要とする容易な構成になっている。また面取り刃4aは、エンドミル切削部1aとの間に隙間7を有しているため、面取り刃4aの先端部がエンドミル切削部1aとの接触により欠けることもない。
また二つの切削部(1a,1b)間に隙間7が設けられているため、エンドミル刃(3a,3b)によって切削された切屑が、隙間7を利用して先端部側から基端部側へ吐出され得る。そのためエンドミル1は、切屑を吐出しやすい構成になっている。
また隙間7は、図1に示すように基端部側(71)が先端部側(70)の隙間よりも隙間間隔が広く形成されている。
したがって切屑は、さらに容易に基端部側へ吐出され得る。
また隙間71は、先端部側からシャンク本体10側に向けて徐々に隙間間隔が広がる末広がり部71a1(テーパ)をも有している。したがって切屑は、さらに容易に基端部側へ吐出され得る。
またエンドミル1は、図1に示すようにシャンク本体10に対して軸方向に位置調整可能に取付けられた台座2を有し、その台座2にエンドミルチップ3が取付けられている。
したがって台座2を軸方向に位置調整することで、図3に示すようにエンドミル刃(3a,3b)と面取り刃4aとの軸方向の位置関係を調整することができる。そのため種々な厚みの被切削物に対応した適切な大きさの面取り加工をすることができる。
またエンドミルチップ3および面取りチップ4は、単結晶ダイヤモンドで構成されている。
したがって単結晶ダイヤモンドによって溝(切削溝)80aおよび面取り部80b(図4参照)をきれいに仕上げることができる。例えば鏡面に仕上げることができる。
ところで単結晶ダイヤモンドは、非常に硬く、しかももろい性質を有している。そのため複雑な形状にすることが困難な材料である。これに対して本形態に係るエンドミル刃(3a,3b)と面取り刃4aは、図2に示すように別個な構成になっている。したがってエンドミル刃(3a,3b)と面取り刃4aを単結晶ダイヤモンドによって容易に構成することができる。また単結晶ダイヤモンドからなるエンドミルチップ3と面取りチップ4は、互いの切削部1a,1bとの接触がないので傷付くことがなく、この傷が原因でエンドミルチップ3あるいは面取りチップ4が割れることもない。
(他の実施の形態)
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)上記の実施の形態は、エンドミルチップおよび面取りチップが単結晶のダイヤモンドから構成されていた。しかしこれらチップが多結晶ダイヤモンド結晶体(PCD)、あるいは高速度工具鋼、あるいは超硬合金などから構成される形態であってもよい。ただし面取り部をきれいに仕上げたい場合、例えば鏡面に仕上げたい場合は、面取り刃チップを単結晶ダイヤモンド(MCD)で構成することが好ましい。
(2)また上記の実施の形態は、位置調整可能な台座にエンドミルチップが取付けられていた。しかし位置調整可能な台座に面取りチップが取付けられる形態であっても良い。
(3)また上記の実施の形態は、エンドミルチップと面取りチップの間に形成された隙間70が先端部から基端部までほぼ同じ隙間間隔で構成されていた。しかし当該隙間が先端側から基端側に向けて徐々に隙間間隔が広くなる末広がり部を有する形態であることがさらに好ましい。これにより切屑がさらに容易に基端側へ吐出され得る。
(4)また上記の実施の形態は、隙間拡大部の一部に末広がり部を有する形態であった。しかし隙間拡大部は、末広がり部を有さない構成であってもよい。
(5)また上記の実施の形態では、少なくとも一つの台座がシャンク本体に対して軸方向に位置調整可能に取付けられていた。しかし少なくとも一つの台座がシャンク本体に対して径方向に位置調整可能に取付けられる形態であっても良い。これによって切削径の調整あるいは面取り加工の大きさの調整などをすることができる。
(6)また上記の実施の形態では、すくい角、逃げ角、刃物角等を特定したが、これらの角度は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
エンドミル先端の一部拡大斜視図である。 エンドミルの部品の斜視図である。 図1の矢印A方向(図1の裏面側)からのエンドミル先端の一部拡大斜視図である。 板材から小片を切抜いている状態のエンドミルの正面図である。 図4の矢印B方向からのエンドミルの拡大下面図である。 板材から小片を切抜いた状態を示す上面図である。 図6のD−D線断面矢視図である。
符号の説明
1…エンドミル
1a…エンドミル切削部
1b…面取り切削部
2,11…台座
3…エンドミルチップ
3a…外周刃(エンドミル刃)
3b…底刃(エンドミル刃)
4…面取りチップ
4a…面取り刃
5…錘
6…取付部材
7,70,71…隙間
10…シャンク本体
71a…隙間拡大部
71a1…末広がり部
80…小片
81…粘着シート
82…保護フィルム
83…作業台
C…回転軸線

Claims (4)

  1. エンドミル刃と面取り刃とを有する面取り刃付エンドミルであって、
    シャンク本体の一端から軸方向先方に延出する二つの台座を作成し、前記一つの台座の先端にチップを固着させることで前記エンドミル刃を有するエンドミル切削部を形成し、前記他の台座の先端にチップを固着させることで前記面取り刃を有する面取り切削部を形成し、前記二つの切削部間に隙間を設けた構成としたことを特徴とする面取り刃付エンドミル。
  2. 請求項1に記載の面取り刃付エンドミルであって、
    二つの切削部間に設けた隙間は、基端部側が先端部側の隙間よりも隙間間隔が広く形成されていることを特徴とする面取り刃付エンドミル。
  3. 請求項1または2に記載の面取り刃付エンドミルであって、
    前記台座の少なくとも一つは、シャンク本体に対して軸方向あるいは径方向に位置調整可能に取付けられた台座であり、該台座にエンドミル切削部のチップもしくは面取り切削部のチップが取付けられていることを特徴とする面取り刃付エンドミル。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の面取り刃付エンドミルであって、
    前記切削部の少なくともいずれかのチップが単結晶ダイヤモンドで構成されていることを特徴とする面取り刃付エンドミル。

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