JP2005234332A - 電子機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の電子機器に共通する量操作キーワードが入力された場合に、複数の電子機器の中から最適な電子機器を特定して制御を行う電子機器制御装置を提供する。
【解決手段】 音声認識結果解析部4は、音声認識部3により認識された認識語に含まれるキーワードとカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11の記憶内容とを比較した結果、入力されたキーワードの中に複数の電子機器に対する制御対象項目を特定するためのカテゴリキーワードがある場合、該カテゴリキーワードに対応する制御対象項目のカテゴリスコア値を最大値に設定する。一方、入力されたキーワードの中にカテゴリキーワードがなくても、量操作キーワードがある場合、過去の操作の流れに基づいて設定されたカテゴリスコア値が現在最大の制御対象項目に対応した電子機器を特定し、機器制御部5へ該電子機器を操作対象とする制御対象項目と量操作キーワードに基づく操作内容の指示を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器を音声により制御する電子機器制御装置に関する。
従来、電子機器を制御する制御装置には、音声認識による量的制御において、表現内容の違いによって操作量を変化させることにより、操作性を改善するものがある。具体的には、認識対象語彙データベースに、異なった操作量毎にそれぞれ対応する違った表現の語句を登録しておき、マイクにより入力された音声から、認識対象語彙データベースとのパターンマッチングによって語句を認識する。そして、どの表現の語句が認識されたかに応じて異なった操作量で制御を行う(例えば、特許文献1参照。)。
一方、誤作動を伴わずに、簡便且つ迅速に機器を音声制御することを目的として、機器特定用、機器制御用、終了用の各キーワードを用いて電子機器を音声制御するものもある。この装置では、機器特定用、機器制御用、終了用の各キーワードを格納したキーワード格納部と、使用者の音声を取り込む音声入力手段と、言葉を抽出してキーワード格納部に格納されたキーワードと照合する音声認識部と、音声認識部で認識されたキーワードに基づいて各電子機器を制御する機器制御部とを備え、音声制御の対象とする電子機器の機器特定用のキーワードを音声認識部が認識すると、特定された電子機器の終了用のキーワードまたは他の電子機器を特定する機器特定用のキーワードを認識するまで、入力された機器制御用のキーワードに基づいてその電子機器を制御する(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−242497号公報 特開2002−169584号公報
ところで、特許文献1に記載の装置では、操作量の違いを入力された語句の違いから認識することで、認識された語句に応じて異なった操作量で制御を行うことができるものの、複数の電子機器を一度に制御しようとすると、操作の度に必ず操作対象の電子機器を指定しなければならないという問題があった。
一方、特許文献2に記載の装置では、操作対象の電子機器を特定用のキーワードを利用して認識できるものの、複数の電子機器に共通する操作キーワードが入力された場合でも、特定された電子機器に対する制御のみしか実行できず、ある電子機器の制御を実行しながら、臨機応変に他の電子機器を制御することができなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、複数の電子機器に共通する操作キーワードが入力された場合に、複数の電子機器の中から最適な電子機器を特定して制御を行う電子機器制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る電子機器制御装置は、音声入力手段(例えば後述する実施例のマイク2)に入力された音声を音声認識手段(例えば後述する実施例の音声認識部3)で音声認識し、複数の電子機器(例えば後述する実施例のエアコンECU51、オーディオECU52、ナビゲーションECU53、ワイパーECU54、ウィンドウECU55等)を前記音声により制御する電子機器制御装置において、前記複数の電子機器に対する制御対象項目を特定するためのカテゴリキーワード、及び前記制御対象項目の操作制御量に対応した操作キーワード、及び前記制御対象項目の操作制御量を決定する決定キーワードを記憶するキーワード記憶手段(例えば後述する実施例のカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11)と、前記音声認識手段において認識された認識語に含まれるキーワードを前記キーワード記憶手段の記憶内容と比較して、前記制御対象項目毎にスコアを設定するスコア設定手段(例えば後述する実施例の音声認識結果解析部4)と、前記音声認識手段において認識された認識語に対応する前記電子機器の制御を、前記スコアの値に応じて実行する機器制御手段(例えば後述する実施例の機器制御部5)とを備えたことを特徴とする。
以上の構成を備えた電子機器制御装置は、予め複数の電子機器に対する制御対象項目を特定するためのカテゴリキーワードと、制御対象項目の操作制御量に対応した操作キーワードと、制御対象項目の操作制御量を決定する決定キーワードとをキーワード記憶手段に記憶しておき、スコア設定手段は、音声認識手段により認識された認識語に含まれるキーワードがキーワード記憶手段にあるか否か、入力されたキーワードとキーワード記憶手段の記憶内容とを比較する。この時、入力されたキーワードがキーワード記憶手段にあるか否かに対応して、スコア設定手段が、キーワードに対応する各制御対象項目毎にスコアを設定し、各制御対象項目にスコアの値に基づく操作順位を設定するので、機器制御手段は、設定された操作順位から特定された電子機器に操作キーワードに基づく制御を実行することができる。
請求項1に記載の電子機器制御装置によれば、入力された音声に含まれるキーワードに対応して設定されたスコアの値から、各制御対象項目に操作順位を設定し、該操作順位から電子機器を特定して制御を実行することができる。
従って、複数の電子機器に共通する操作キーワードが入力され、いずれの電子機器を操作対象とするかが不明でも、複数の電子機器の中から最適な電子機器を特定して制御を行う電子機器制御装置を実現することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
(装置構成)
図1は、本発明の一実施例の電子機器制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、本実施例の電子機器制御装置の記憶領域1には、予め操作対象の複数の電子機器における制御対象項目(カテゴリ)を特定するためのカテゴリキーワードと、制御対象項目の操作制御量に対応した量操作キーワードと、制御対象項目の操作制御量を決定する量決定キーワードを記憶するカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11が備えられているものとする。
また、本実施例の電子機器制御装置は、利用者の音声を入力するためのマイク2を備えており、マイク2から入力された利用者の音声は、音声認識部3において音声認識が実行されることにより認識語に変換される。
そして、変換された認識語は、音声認識結果解析部4に入力され、音声認識結果解析部4は、カテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶されたいずれのキーワードが入力されたかを解析する。また、音声認識結果解析部4は、解析されたキーワードの内容に基づいて、該キーワードに対応した複数の電子機器の各制御対象項目毎にカテゴリスコア値を設定し、記憶領域1に備えられたスコア記憶領域12に記憶する。
また、音声認識結果解析部4は、カテゴリキーワードと、量操作キーワードと、量決定キーワードの入力の有無を一度確認した時点で、操作対象とする電子機器と制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容を決定し、複数の電子機器を制御する機器制御部5に対して操作対象とする電子機器と制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容を指示する。
なお、音声認識結果解析部4は、機器制御部5に対して指示した制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容を、記憶領域1に備えられた履歴記憶領域13に記憶し、入力されたキーワードの内容によっては少なくとも1個前の制御を元に戻せるように過去の履歴を保存する。
一方、機器制御部5は、音声認識結果解析部4から指示された制御を具体的に実行する処理部であって、操作対象とする電子機器に備えられた各電子機器に固有の制御部であるECU(Electronic Control Unit )が接続されている。具体的に説明すると、本実施例の電子機器制御装置は、特に自動車等の車両に搭載して利用することが有用であり、一例として、電子機器制御装置が自動車に搭載された場合、カテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶されたキーワードに対応する操作対象の複数の電子機器には、例えば車両に搭載された車両用補機類であるエアコンディショナー(以下、エアコンとする)、オーディオ機器、ナビゲーション装置、ワイパー、パワーウィンドウ等が含まれる。従って、機器制御部5には、上述の各電子機器に備えられると共に、機器制御部5からの制御指示に基づいて各電子機器に固有の制御を実行するエアコンECU51、オーディオECU52、ナビゲーションECU53、ワイパーECU54、ウィンドウECU55等のECUが接続されている。
また、機器制御部5には、制御結果をスピーカ61、ディスプレイ62、メータパネル63等に表示する制御結果出力部6が接続されている。制御結果出力部6は、スピーカ61から出力する例えば音声合成処理による電子音声、あるいは電子音、ディスプレイ62上の例えば絵や文字、あるいはキャラクタによる表示、メータパネル63上の例えばLED、あるいは表示灯による表示等により各電子機器の制御結果を利用者に表示する。
なお、記憶領域1は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
また、音声認識部3と、音声認識結果解析部4と、機器制御部5と、制御結果出力部6は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、上記の各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
(認識キーワード)
次に、カテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶されている、操作対象の複数の電子機器についてのカテゴリキーワード、量操作キーワード、及び量決定キーワードの一例を説明する。下記の表1は、カテゴリキーワード、量操作キーワード、及び量決定キーワードの一例を示した表である。表1では、例えば操作対象の複数の電子機器がナビゲーション装置、オーディオ機器、エアコン、パワーウィンドウで、その制御対象項目が、ナビゲーション装置の「地図縮尺」、オーディオ機器の「音量」、エアコンの「温度」、パワーウィンドウの「窓開閉」であった場合に、それぞれの制御対象項目毎に設定された制御対象項目を特定するためのカテゴリキーワード、制御対象項目の操作制御量に対応した量操作キーワード、及び制御対象項目の操作制御量を決定する量決定キーワードの例を示している。
なお、上述の電子機器に対する制御対象項目の設定は一例であって、電子機器と制御対象項目との対応は必ず1対1に限定されるものではなく、例えば電子機器であるオーディオ機器に対して、制御対象項目には「音量」の他に「音質」があるように、1個の電子機器に複数の制御対象項目を設定しても良い。
Figure 2005234332
また、表1に示すように、カテゴリキーワードは制御対象項目を特定するために、操作対象の複数の電子機器の制御対象項目それぞれに特徴的な語句が記憶されているが、量操作キーワードには、制御対象項目に特徴的な語句もあれば、「もっと」等の抽象的に表現された量に関する語句も記憶されている。また、量決定キーワードは、いずれの制御対象項目に対しても、利用者の操作を終了する意思を示す同様な語句が記憶されている。
(全体処理)
次に、図面を参照して本実施例の電子機器制御装置の全体処理について説明する。図2は、本実施例の電子機器制御装置の全体処理動作を示すフローチャートである。
図2において、まず音声認識部3が、マイク2から入力された音声を音声認識することにより、認識語に変換する(ステップS1)。
次に、音声認識結果解析部4は、音声認識部3により認識された認識語について、カテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶されたいずれのキーワードが入力されたかを解析する認識結果の解析を行う(ステップS2)。
また、音声認識結果解析部4は、解析されたキーワードの内容に基づいて、該キーワードに対応した複数の電子機器の各制御対象項目毎にカテゴリスコア値を設定し、記憶領域1に備えられたスコア記憶領域12に記憶すると共に、カテゴリキーワードと、量操作キーワードと、量決定キーワードの入力の有無を一度確認した時点で、該カテゴリスコア値に基づいて操作対象とする電子機器と制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容を決定する操作機器判定を実行する(ステップS3)。なお、操作機器判定の処理については、詳細を後述する。
また、操作対象とする電子機器と制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容を決定することができたら、操作対象として特定されたエアコン、オーディオ機器、ナビゲーション装置、ワイパー、パワーウィンドウ等の電子機器に備えられたエアコンECU51、オーディオECU52、ナビゲーションECU53、ワイパーECU54、ウィンドウECU55等のECUに対して、機器制御部5が、音声認識結果解析部4の決定した制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容で具体的に機器制御を実行すると共に、制御結果出力部6を介して各電子機器の制御結果を利用者に表示する(ステップS4)。
(操作機器判定処理)
次に、図面を参照して本実施例の電子機器制御装置の操作機器判定処理について説明する。図3は、本実施例の電子機器制御装置の操作機器判定処理動作を示すフローチャートである。
図3において、まず音声認識結果解析部4は、音声認識部3により認識されて入力された認識語に含まれるキーワードについて、前述の表1に示したカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶された量決定キーワードがあるか否か(含まれているか否か)を判定する(ステップS11)。
ステップS11において、入力されたキーワードの中に量決定キーワードがない場合(ステップS11のNO)、音声認識結果解析部4は、同様にカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶されたカテゴリキーワードがあるか否か(含まれているか否か)を判定する(ステップS12)。
更に、ステップS12において、入力されたキーワードの中にカテゴリキーワードがない場合(ステップS12のNO)、音声認識結果解析部4は、同様にカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶された量操作キーワードがあるか否か(含まれているか否か)を判定する(ステップS13)。
また、ステップS12において、入力されたキーワードの中にカテゴリキーワードがある場合(ステップS12のYES)、音声認識結果解析部4は、カテゴリキーワードの言い換えが行われた否かを判定する(ステップS14)。
もし、ステップS14において、カテゴリキーワードの言い換えが行われていない場合(ステップS14のNO)、音声認識結果解析部4は、入力されたカテゴリキーワードに基づいて選択された制御対象項目のカテゴリスコア値を最大値(例えば10)に設定し(ステップS15)、ステップS13へ進み、カテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶された量操作キーワードがあるか否か(含まれているか否か)を判定する(ステップS13)。
そして、ステップS13において、入力されたキーワードの中に量操作キーワードがある場合(ステップS13のYES)、音声認識結果解析部4は、スコア記憶領域12を参照し、カテゴリスコア値が「1」以上で、かつカテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目の数Nを数え、その数Nが1個のみか(N=1?)、あるいは1個より多いか(N>1?)、あるいは0個か(N=0?)を判定する(ステップS16)。
もし、ステップS16において、カテゴリスコア値が「1」以上で、かつカテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目の数Nが1個のみの場合(ステップS16:N=1)、すなわち、過去から操作が続いている制御対象項目が1個しかない場合、音声認識結果解析部4は、最も大きいカテゴリスコア値を持つ制御対象項目に対応した電子機器を特定し、機器制御部5に対して、該電子機器を操作対象とする制御対象項目と量操作キーワードに基づく操作内容の指示を行う(ステップS17)。
一方、ステップS16において、カテゴリスコア値が「1」以上で、かつカテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目の数Nが1個より多い場合(ステップS16:N>1)、すなわち、過去から操作が続いている複数の制御対象項目がある場合、音声認識結果解析部4は、音声認識結果解析部4は、例えばスピーカ61から出力する音声合成処理による電子音声により、いずれの制御対象項目を希望するか、利用者に問い合わせを行い、希望の制御対象項目を入力させる(ステップS18)。
そして、ステップS17へ進み、音声認識結果解析部4は、最も大きいカテゴリスコア値を持ち、利用者により選択された制御対象項目に対応した電子機器を特定し、機器制御部5に対して、該電子機器を操作対象とする制御対象項目と量操作キーワードに基づく操作内容の指示を行う(ステップS17)。
更に、ステップS16において、カテゴリスコア値が「1」以上で、かつカテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目の数Nが0個の場合(ステップS16:N=0)、すなわち、過去から操作が続いている制御対象項目がなく、全く新しい指示となる場合、音声認識結果解析部4は、入力された量操作キーワードが含まれる制御対象項目の数Mを数え、その数Mが1個か(M=1?)、あるいは1個ではないか(M≠1?)を判定する(ステップS19)。
もし、ステップS19において、入力された量操作キーワードが含まれる制御対象項目の数Mが1個の場合(ステップS19:M=1)、音声認識結果解析部4は、入力された量操作キーワードに基づいて選択された該制御対象項目のカテゴリスコア値を最大値(例えば10)に設定する(ステップS20)。
また、ステップS19において、入力された量操作キーワードが含まれる制御対象項目の数Mが1個ではない場合(ステップS19:M≠1)、音声認識結果解析部4は、例えばスピーカ61から出力する音声合成処理による電子音声により、いずれの制御対象項目を希望するか、利用者に問い合わせを行い、希望の制御対象項目を入力させる(ステップS21)と共に、過去から操作が続いていないので、同時にその操作量はどのようにするかも、利用者に問い合わせを行い入力させる(ステップS22)。
そして、ステップS20へ進み、音声認識結果解析部4は、入力された量操作キーワードに基づくと共に、利用者により選択された制御対象項目のカテゴリスコア値を最大値(例えば10)に設定する(ステップS20)。
また、前述のステップS14において、カテゴリキーワードの言い換えが行われていた場合(ステップS14のYES)、音声認識結果解析部4は、履歴記憶領域13に保存されている操作指示をした制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容の履歴に基づいて、1個前の量操作キーワードを取得すると共に、機器制御部5に対して1個前の制御を元に戻す指示を行い(ステップS23)、言い換えられた後のカテゴリキーワードに基づいて選択された制御対象項目のカテゴリスコア値を最大値(例えば10)に設定する(ステップS24)。
そして、ステップS16へ進み、音声認識結果解析部4は、スコア記憶領域12を参照し、カテゴリスコア値が「1」以上で、かつカテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目の数Nを数え、その数Nが1個のみか(N=1?)、あるいは1個より多いか(N>1?)、あるいは0個か(N=0?)を判定する(ステップS16)。
なお、音声認識結果解析部4は、ステップS17において機器制御部5に対する操作の指示を実行したら、操作を指示しなかった制御対象項目については、スコア記憶領域12に記憶されたカテゴリスコア値を例えば「1」減算して、該制御対象項目の操作順位を1つ落とす(ステップS25)。
また、操作を指示した制御対象項目、及び量操作キーワードに基づく操作内容については、履歴記憶領域13に履歴として保存して(ステップS26)、音声認識結果解析部4は、1回の操作機器判定処理を終了し、次の操作入力に備える。
一方、上述のステップS11において、入力されたキーワードの中に量決定キーワードがある場合(ステップS11のYES)、音声認識結果解析部4は、履歴記憶領域13に保存された履歴を参照して、直前に操作を指示した制御対象項目のカテゴリスコア値を例えば「0」として、該制御対象項目のカテゴリスコア値をリセットし(ステップS27)、音声認識結果解析部4は、1回の操作機器判定処理を終了し、次の操作入力に備える。
また、上述のステップS13において、入力されたキーワードの中に量操作キーワードがない場合(ステップS13のNO)、音声認識結果解析部4は、何もせず操作機器判定処理を終了し、次の操作入力に備える。
なお、本実施例では、各制御対象項目の操作が完了したことを明示的に指定して操作対象から除外するようにしても良い。
また、カテゴリスコア値から制御対象項目を特定できなかった場合には、ステップS18やステップS21のように、制御対象項目を直接指定させても良いし、直前に操作された制御対象項目を候補として利用者に提示しても良い。
更に、上述の操作機器判定処理動作で説明したカテゴリスコア値の初期値(リセット値)=0、最大値=10、及びステップS25において制御対象項目の操作順位を落とすために減算される値=1は一例であって、これらは、操作対象の電子機器や制御対象項目の数に基づいて決定するものとする。
(動作例)
次に、以上の処理を踏まえて、具体的に利用者の操作指示(ユーザ発話内容)と、制御対象項目毎のカテゴリスコア値の遷移を、3つの動作例を示して説明する。なお、以下に示す3つの動作例は、すべて設定されるカテゴリスコア値の初期値(リセット値)=0、最大値=10、及びステップS25において制御対象項目の操作順位を落とすために減算される値=1として説明する。
(動作例1:普通に操作指示が実行される場合)
表2は、普通に操作指示が実行される場合の操作ステップ毎における利用者の操作指示(ユーザ発話内容)と、「地図縮尺」、「音量」、「温度」、「窓開閉」の4個の制御対象項目毎のカテゴリスコア値の遷移とを示している。
Figure 2005234332
表2を参照して説明すると、まず、操作ステップ01は、初期状態であって、4個の制御対象項目のカテゴリスコア値は全て「0」である。
次に、操作ステップ02において、「地図縮小」という利用者の操作指示が入力されると、「地図縮小」にはカテゴリキーワードと量操作キーワードの両方が含まれているので、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるナビゲーションECU53に対する地図制御が実行される。
また、操作ステップ03において、「音量小さく」という利用者の操作指示が入力されると、「音量小さく」にもカテゴリキーワードと量操作キーワードの両方が含まれているので、制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるオーディオECU52に対する音量制御が実行される。また、操作順位を落とすために「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「9」に設定される。
更に、操作ステップ04において、「もっと」という利用者の操作指示が入力されると、「もっと」には量操作キーワードしか含まれていないので、制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値は「10」のまま、継続して機器制御部5によるオーディオECU52に対する音量制御が実行される。また、操作順位を落とすために更に「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「8」に設定される。
また、操作ステップ05において、「それでいい」という利用者の操作指示が入力されると、「それでいい」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされるが、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値は「8」のまま保持される。
次に、操作ステップ06において、「大きく」という利用者の操作指示が入力されると、「大きく」には量操作キーワードしか含まれておらず、また現在、過去から操作が継続している制御対象項目はないので、カテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目「地図縮尺」が選択され、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるナビゲーションECU53に対する地図制御が実行される。
また、操作ステップ07において、「温度下げて」という利用者の操作指示が入力されると、「温度下げて」にもカテゴリキーワードと量操作キーワードの両方が含まれているので、制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるエアコンECU51に対する温度制御が実行される。また、操作順位を落とすために「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「9」に設定される。
更に、操作ステップ08において、「もっと」という利用者の操作指示が入力されると、「もっと」には量操作キーワードしか含まれていないので、制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値は「10」のまま、継続して機器制御部5によるエアコンECU51に対する温度制御が実行される。また、操作順位を落とすために更に「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「8」に設定される。
更に、操作ステップ09において、「窓開けて」という利用者の操作指示が入力されると、「窓開けて」にもカテゴリキーワードと量操作キーワードの両方が含まれているので、制御対象項目「窓開閉」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるウィンドウECU55に対する窓開閉制御が実行される。また、操作順位を落とすために「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「7」に設定され、同様に制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「9」に設定される。
また、操作ステップ10において、「もっともっと」という利用者の操作指示が入力されると、「もっともっと」には量操作キーワードしか含まれていないので、制御対象項目「窓開閉」のカテゴリスコア値は「10」のまま、継続して機器制御部5によるウィンドウECU55に対する窓開閉制御が実行される。そして、更に操作順位を落とすために「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「6」に設定され、同様に制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「8」に設定される。
次に、操作ステップ11において、「OK」という利用者の操作指示が入力されると、「OK」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「窓開閉」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされるが、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値は「6」、制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値は「8」のまま保持される。
また、操作ステップ12において、「上げて」という利用者の操作指示が入力されると、「上げて」には量操作キーワードしか含まれておらず、また現在、過去から操作が継続している制御対象項目はないので、カテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目「温度」が選択され、制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるエアコンECU51に対する温度制御が実行される。また、操作順位を落とすために更に「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「5」に設定される。
そして、操作ステップ13において、「ちょうどいい」という利用者の操作指示が入力されると、「ちょうどいい」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされるが、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値は「5」のまま保持される。
次に、操作ステップ14において、「大きく」という利用者の操作指示が入力されると、「大きく」には量操作キーワードしか含まれておらず、また現在、過去から操作が継続している制御対象項目はないので、カテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目「地図縮尺」が選択され、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるナビゲーションECU53に対する地図制御が実行される。
そして、最後に操作ステップ15において、「OK」という利用者の操作指示が入力されると、「OK」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされる。
(動作例2:利用者が操作指示を訂正する場合)
表3は、利用者が操作指示を訂正する場合の操作ステップ毎における利用者の操作指示(ユーザ発話内容)と、「地図縮尺」、「音量」、「温度」、「窓開閉」の4個の制御対象項目毎のカテゴリスコア値の遷移とを示している。
Figure 2005234332
なお、表3の操作ステップ01から操作ステップ11までの動作例は、表2を参照して説明した動作例と同一なので、操作ステップ12以降についてのみ説明する。
表3を参照して説明すると、操作ステップ11で「OK」という利用者の操作指示が入力され、制御対象項目「窓開閉」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされ、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「6」、制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「8」のまま保持されている状態から、操作ステップ12において、操作指示を間違えた利用者によって「上げて」という操作指示が入力されると、「上げて」には量操作キーワードしか含まれておらず、また現在、過去から操作が継続している制御対象項目はないので、カテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目「温度」が選択され、制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるエアコンECU51に対する温度制御が実行される。また、操作順位を落とすために更に「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「5」に設定される。
次に、操作ステップ13において、操作指示が意図通りに行われなかったことに気が付いた利用者によって、「温度ではなく音量」というカテゴリキーワードの言い換えが入力されると、1個前の機器制御部5によるエアコンECU51に対する温度制御がキャンセルされると共に、新たに言い換えられたカテゴリキーワードと前回の量操作キーワードに対応する制御対象項目「音量」が選択され、制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるオーディオECU52に対する音量制御が実行される。また、操作順位を落とすために「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「4」に設定され、同様に制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「9」に設定される。
また、操作ステップ14において、「もっと」という利用者の操作指示が入力されると、「もっと」には量操作キーワードしか含まれていないので、制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値は「10」のまま、継続して機器制御部5によるオーディオECU52に対する音量制御が実行される。また、操作順位を落とすために「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「3」に設定され、同様に制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値が「8」に設定される。
そして、操作ステップ15において、「OK」という利用者の操作指示が入力されると、「OK」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされるが、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値は「3」、制御対象項目「温度」のカテゴリスコア値は「8」のまま保持される。
(動作例3:制御対象項目を決定できない場合)
表4は、制御対象項目を決定できない場合の操作ステップ毎における利用者の操作指示(ユーザ発話内容)と、電子機器制御装置の応答(発話内容)と、「地図縮尺」、「音量」、「温度」、「窓開閉」の4個の制御対象項目毎のカテゴリスコア値の遷移とを示している。
Figure 2005234332
表4を参照して説明すると、まず、操作ステップ01は、初期状態であって、4個の制御対象項目のカテゴリスコア値は全て「0」である。
次に、操作ステップ02において、「地図縮小」という利用者の操作指示が入力されると、「地図縮小」にはカテゴリキーワードと量操作キーワードの両方が含まれているので、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるナビゲーションECU53に対する地図制御が実行される。
また、操作ステップ03において、「音量小さく」という利用者の操作指示が入力されると、「音量小さく」にもカテゴリキーワードと量操作キーワードの両方が含まれているので、制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるオーディオECU52に対する音量制御が実行される。また、操作順位を落とすために「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「9」に設定される。
更に、操作ステップ04において、「もっと」という利用者の操作指示が入力されると、「もっと」には量操作キーワードしか含まれていないので、制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値は「10」のまま、継続して機器制御部5によるオーディオECU52に対する音量制御が実行される。また、操作順位を落とすために更に「1」減算されて、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「8」に設定される。
また、操作ステップ05において、「それでいい」という利用者の操作指示が入力されると、「それでいい」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされるが、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値は「8」のまま保持される。
次に、操作ステップ06において、「大きく」という利用者の操作指示が入力されると、「大きく」には量操作キーワードしか含まれておらず、また現在、過去から操作が継続している制御対象項目はないので、カテゴリスコア値が最も大きい制御対象項目「地図縮尺」が選択され、制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるナビゲーションECU53に対する地図制御が実行される。
また、操作ステップ07において、「それでいい」という利用者の操作指示が入力されると、「それでいい」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「地図縮尺」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされ、全ての制御対象項目のカテゴリスコア値が「0」となる。
次に、操作ステップ08において、「もっと」という利用者の操作指示が入力されると、「もっと」には量操作キーワードしか含まれておらず、また現在、過去から操作が継続している制御対象項目はなく、更に全ての制御対象項目のカテゴリスコア値が「0」のため、カテゴリスコア値から制御対象項目を選択することもできない状態となる。
こういう場合、本実施例の電子機器制御装置は、操作ステップ09に示す「地図を拡大しますか?」という直前の操作から推定された制御対象項目に対する問い合わせや、あるいは操作ステップ10でこれが否定されたら、操作ステップ11に示す「操作する制御対象項目を指定してください」という、いずれの制御対象項目を希望するか、あるいはその操作量はどのようにするか等の問い合わせを行う。
そして、操作ステップ12において、「音量大きく」という利用者の操作指示が入力されると、「音量大きく」にはカテゴリキーワードと量操作キーワードの両方が含まれているので、制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「10」に設定されると共に、機器制御部5によるオーディオECU52に対する音量制御が実行される。
また、操作ステップ13において、「OK」という利用者の操作指示が入力されると、「OK」は量決定キーワードであるので、操作が継続していた制御対象項目「音量」のカテゴリスコア値が「0」にリセットされる。
以上説明したように、本実施例の電子機器制御装置によれば、予め複数の電子機器に対する制御対象項目を特定するためのカテゴリキーワードと、制御対象項目の操作制御量に対応した量操作キーワードと、制御対象項目の操作制御量を決定する決定キーワードとをキーワードとカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11に記憶しておき、音声認識結果解析部4は、音声認識部3により認識された認識語に含まれるキーワードがカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11にあるか否か、入力されたキーワードとカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11の記憶内容とを比較する。そして、比較した結果、もし入力されたキーワードの中に複数の電子機器に対する制御対象項目を特定するためのカテゴリキーワードがある場合、スコア記憶領域12に記憶されている該カテゴリキーワードに対応する制御対象項目のカテゴリスコア値を最大値に設定する。
一方、入力されたキーワードの中にカテゴリキーワードがなくても、量操作キーワードがある場合、過去の操作の流れに基づいて設定されたカテゴリスコア値が最大の制御対象項目に対応した電子機器を特定し、機器制御部5に対して、該電子機器を操作対象とする制御対象項目と量操作キーワードに基づく操作内容の指示を行う。また、操作指示をしなかった制御対象項目については、スコア記憶領域12に記憶されたカテゴリスコア値を例えば「1」減算して、該制御対象項目の操作順位を1つ落とす。
このように、入力されたキーワードがカテゴリ/操作キーワード対応テーブル11にあるか否かに対応して、音声認識結果解析部4が、キーワードに対応する各制御対象項目毎にカテゴリスコア値を設定し、各制御対象項目にカテゴリスコア値に基づく操作順位を設定するので、機器制御部5は、設定された操作順位から特定された電子機器に操作キーワードに基づく制御を実行する。
従って、複数の電子機器に共通する量操作キーワードが入力され、いずれの電子機器を操作対象とするかが不明でも、複数の電子機器の中から最適な電子機器を特定して制御を行う電子機器制御装置を実現することができるという効果が得られる。
本発明の一実施例の電子機器制御装置の構成を示すブロック図である。 同実施例の電子機器制御装置の全体処理動作を示すフローチャートである。 同実施例の電子機器制御装置の操作機器判定処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2 マイク(音声入力手段)
3 音声認識部(音声認識手段)
4 音声認識結果解析部(スコア設定手段)
5 機器制御部(機器制御手段)
11 カテゴリ/操作キーワード対応テーブル(キーワード記憶手段)
51 エアコンECU(電子機器)
52 オーディオECU(電子機器)
53 ナビゲーションECU(電子機器)
54 ワイパーECU(電子機器)
55 ウィンドウECU(電子機器)

Claims (1)

  1. 音声入力手段に入力された音声を音声認識手段で音声認識し、複数の電子機器を前記音声により制御する電子機器制御装置において、
    前記複数の電子機器に対する制御対象項目を特定するためのカテゴリキーワード、及び前記制御対象項目の操作制御量に対応した操作キーワード、及び前記制御対象項目の操作制御量を決定する決定キーワードを記憶するキーワード記憶手段と、
    前記音声認識手段において認識された認識語に含まれるキーワードを前記キーワード記憶手段の記憶内容と比較して、前記制御対象項目毎にスコアを設定するスコア設定手段と、
    前記音声認識手段において認識された認識語に対応する前記電子機器の制御を、前記スコアの値に応じて実行する機器制御手段と
    を備えたことを特徴とする電子機器制御装置。



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