JP2005232663A

JP2005232663A - 折り畳み式ヘルメット

Info

Publication number: JP2005232663A
Application number: JP2004081463A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Yoshimura; 敏明吉村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-02-23
Filing date: 2004-02-23
Publication date: 2005-09-02

Abstract

【課題】頭部を保護するために着用する固形ヘルメットは匡体が一体型に成形されているので、嵩ばり、移動時での携帯や保管をするために、大きな収納場所を必要としている。この不便を解決するためにヘルメットを折り畳み式にする。
【解決手段】土台となる四角形の枠体１と、これに同軸回転軸受けで接合される前面板体２、後面板体３、左側面板体４，５、右側面板体６，７が立ち上がり四面の壁となり、その上にかぶさる頂部面板８とで箱型になる構造体と、内部に配置したハンモック１３と網１４で、人体頭部を保護する。
【選択図】図１

Description

本発明は非使用時に折り畳めてコンパクトになり、携帯時に嵩ばらず便利であり、収納時にも嵩ばらないので保管に必要な空間を小さく出来、使用時には簡便な方法で組み立てることの出来る、主として作業用、工事現場用、非常災害時用の折り畳み式ヘルメットである。

工事現場や屋内外での危険を伴う作業時、非常災害時の避難時等に、人体のうち大切な部位である頭部を保護するために着用する固形ヘルメットは匡体が一体型に成形されているので、嵩ばり、電車等で長距離移動時での携帯に不便であり、また、非常災害時での使用に際して大量に保管をするためには、大きな収納場所を必要としている。この不便を解決するために以下の参照特許文献のように過去に様々な折り畳み式ヘルメットが考案されている。
特開平５−１４０８１１特開平８−３２５８２４特表平１１−５００４９５特開２０００−３０３２４７実開平６−１２４３７実開平７−２４３３実用新案登録番号第３０００２７０号

上記の、参照特許文献のように、過去に考案された様々な折り畳み式ヘルメットは、それぞれ問題点を内含しているので、広く実施製造には至っていない。すなわち問題点を分類すると（ａ）折り畳んだ状態時に、よりコンパクトになる型のヘルメットは、組み立てて使用時に対落下物衝撃強度が劣る。（ｂ）組み立て使用時に対落下物衝撃強度が優る型のヘルメットは折り畳んだ状態時にあまりコンパクトにならない。（Ｃ）折り畳んだ状態時に、コンパクトになり組み立て使用時に対落下物衝撃強度が優る型のヘルメットは構造が複雑で扱いにくく、また製造コストが高くなる。本発明は、これらの過去に考案された折り畳み式ヘルメットの問題点を解決し、折り畳んだ状態時にコンパクトになり、組み立て使用時に対落下物衝撃強度があり、扱いやすく、製造コストが安価で広く社会に普及する型の折り畳み式ヘルメットを提供する。

上記目的を達成するために、本発明では、土台となる四角形の枠体と、これに同軸回転軸受けで接合される前面板体、後面板体、左側面板体、右側面板体が立ち上がり四面の壁となり、その上にかぶさる頂部面板とで、箱型になる構造を特徴とする折り畳み式ヘルメットを提供する。

また、立ち上がり四面の壁となる板体のうち、向かい合う二枚二組のうち一組の平行する二枚の面板体が、それぞれ同軸回転軸受けで接合されており折れ曲がる形状になっており、この上部に頂部面板が同軸回転軸受けで接合されている。また、折れ曲がる形状の平行する二枚の面板体の内側には、強度補強のための面板体を、土台となる四角形の枠体に同軸回転軸受けで接合する。

また、土台となる四角形の枠体に、人体頭部が頂部面板に直接接触しないようにハンモックを取り付け、四角形の枠体と壁となる四面の板体に、直接接触しないように網材を取り付ける。

本発明の折り畳み式ヘルメットは、非使用時に各面板体を折り重ねて折り畳んで、厚みが薄くなることでコンパクトになり、使用時には各面板対を起こして立ち上げ展開し箱型になり頭部を保護する形状になり、対落下物衝撃強度を持ったヘルメットになる。

本発明による実施例を添付図面に基づいて説明する。本発明の折り畳み式ヘルメットを構成する各部材を図１に示す枠体０１、前面板体０２、後面板体０３、左側面板体下部材０４、左側面板体上部材０５、右側面板体下部材０６、右側面板体上部材０７、頂部面板０８、強度補強のための左側面板体０９、強度補強のための右側面板体１０、は硬質プラスチックまたは金属で作り、内部側に衝撃吸収材を貼付ける。

枠体０１に対して前面板体０２、後面板体０３、左側面板体下部材０４、右側面板体下部材０６が同軸回転軸受け１２で接合される。左側面板体下部材０４と左側面板体上部材０５とが同軸回転軸受け１２で接合される。右側面板体下部材０６と右側面板体上部材０７とが同軸回転軸受け１２で接合される。左側面板体上部材０５と右側面板体上部材０７に対して頂部面板０８が同軸回転軸受け１２で接合される。

接合部分である同軸回転軸受け１２は、凸部の軸を持つ部分が接合部分の片方の板体に配置し、もう一方側の板体には凹部の軸受けを持つ部分を配置する。それぞれの部分は板体と一体化して成形する。

立ち上げ展開した箱型の内部には、枠体０１に、合成繊維で編んだ平紐で作られたハンモック１３と合成繊維で編んだ紐で作られた網１４を配置する。この二つの部材は取り外し可能のアタッチメントで枠体０１に取り付ける。

枠体０１に、あごひも１５を取り付ける。

本発明品を構成する各部材が接合部分から外れた状態の斜視図である。非使用時、収納時に折り畳んだ状態の斜視図である。組み立て行程（１）左側面板体下部材０４と右側面板体下部材０６を外側に起こして上に持ち上げている状態の斜視図である。組み立て行程（２）左側面板体下部材０４と左側面板体上部材０５、右側面板体下部材０６と右側面板体上部材０７が完全に立ち上がり、頂部面板０８が定位置に持ち上がった状態であり、前面板体０２と後面板体０３を外側に起こして上に持ち上げている状態の斜視図である。組み立て行程（３）上記の行程で完成した箱型の内部側で、強度補強のための左側面板体０９、強度補強のための右側面板体１０を外側に起こして上に持ち上げている状態の斜視図である。なお、本図では便宜上、前面板体０２と左側面板体下部材０４と左側面板体上部材０５とを透明で表示した。組み立て行程（４）上記の行程で組み立てを完成した状態の斜視図である。本発明品を下より見た斜視図である。非使用時、収納時に折り畳んだ状態のＡ−Ａ断面図である。組み立て行程（１）左側面板体下部材０４と右側面板体下部材０６を外側に起こして上に持ち上げている状態のＢ−Ｂ断面図である。組み立て行程（２）前面板体０２と後面板体０３を外側に起こして上に持ち上げている状態のＣ−Ｃ断面図である。組み立て行程（３）上記の行程で完成した箱型の内部側で、強度補強のための左側面板体０９、強度補強のための右側面板体１０を外側に起こして上に持ち上げている状態のＤ−Ｄ断面図である。組み立て行程（４）上記の行程で全ての組み立てを完成した状態のＥ−Ｅ断面図である。

符号の説明

０１枠体
０２前面板体
０３後面板体
０４左側面板体下部材
０５左側面板体上部材
０６右側面板体下部材
０７右側面板体上部材
０８頂部面板
０９強度補強のための左側面板体
１０強度補強のための右側面板体
１１突起部分
１２同軸回転軸
１３ハンモック
１４網

Claims

土台となる四角形の枠体と、これに同軸回転軸受けで接合される前面板体、後面板体、左側面板体、右側面板体が立ち上がり四面の壁となり、その上にかぶさる頂部面板とで、箱型になる構造の折り畳み式ヘルメット。
上記の、立ち上がり四面の壁となる板体のうち、向かい合う二枚二組のうち一組の平行する二枚の面板体が、それぞれ同軸回転軸受けで接合されており折れ曲がる形状になっており、この上部に頂部面板が同軸回転軸受けで接合される折り畳み式ヘルメット。
上記の、折れ曲がる形状の平行する二枚の面板体の内側に強度補強のための面板体を、土台となる四角形の枠体に同軸回転軸受けで接合した折り畳み式ヘルメット。
上記の、土台となる四角形の枠体に、人体頭部が頂部面板に直接接触しないようにハンモックを取り付け、四角形の枠体と壁となる四面の板体に、直接接触しないように網材を取り付けた折り畳み式ヘルメット。