JP2005231129A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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孝 長谷部
Saburo Shimizu
三郎 清水
Satoru Sekine
哲 関根
州太 ▲濱▼田
Shiyuutai Hamada
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Abstract

【課題】 ノズルから吐出されたインクの着弾時の衝撃力を利用したノズル欠検知に要する時間の短縮及びノズル欠検知の精度が向上されたインクジェットプリンタを提供すること。
【解決手段】 複数のノズルを有し記録媒体の主走査方向に互いに所定間隔を置いて同一ライン上に配置された複数のヘッドモジュールからなるヘッドモジュール列が、副走査方向に互いに所定間隔を置いて複数隣接配置されてなるヘッドユニットを用いて記録媒体に画像を記録するライン型インクジェットプリンタにおいて、各ヘッドモジュールに対応する位置に配置され、記録媒体の副走査方向に回動可能でありノズルの吐出不良を検出する複数のノズル欠検出モジュール60aから成る第1、2ノズル欠検出モジュール列A、Bと、第1、2ノズル欠検出モジュール列A、Bを同時に回転駆動するための駆動モータM、伝達機構Gを備えたこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェットプリンタのノズルの吐出不良の検出に関する。
従来インクジェットプリンタは、画像信号に基づく吐出信号をサーマル方式、ピエゾ方式などを用いた複数のノズルから記録媒体上にインク滴を吐出して画像を記録している。インクジェットプリンタにおいては、長期間使用されずに放置された場合によるインクの乾燥や粘性の増加によってノズル吐出口付近にインクが固着したり、ノズル吐出口に不純物(ゴミ)などが付着したりすることによりノズルの目詰りが起こり、制御部から正常にインク吐出信号が出力されているにも拘らず、ノズル吐出口からインク滴が吐出されないというノズルの吐出不良(以下、ノズル欠と言う。)が生じる。ノズル欠が生じると、印字された文字や画像が白く抜けて白スジの横線となる場合や、インクの色材が不足して記録画像の再現色が異なる等の印字品質の低下を招く。そこで、このようなノズル欠の検出手段として、光学式の検出手段が開示されている。
例えば、特許文献1によれば、ヘッドが紙の搬送方向(副走査方向)に対して垂直に交わる方向(主走査方向)にインクを吐出し画像形成するキャリッジ型のインクジェットプリンタのノズル欠の検知手段として、ヘッド幅に相当する距離で発光素子と受光素子とを組み合わせたフォトセンサにより、検知タイミングを変えることでノズル欠を検知するインク吐出状態検出方法が開示されている。
特開平11−188853号公報
しかしながら、特許文献1をライン型のインクジェットプリンタに適用した場合、1ラインヘッドの長さが長いため、発光素子の光量やビーム径を高精度に調整する必要があり、ノズル欠の検出手段を高精度な位置決めセンサを用いて移動させなければならず、コスト増加の要因となる。そして、発光素子から受光素子までの距離が長くなり、塵や霧状になったインク滴により誤検知される可能性がある。
また、検知しなければならない1ラインヘッドのノズル数が多数存在するため、検知時間が増大するという問題が生じる。
本発明の課題は、ノズルから吐出されたインクの着弾時の衝撃力を利用したノズル欠検知に要する時間の短縮及びノズル欠検知の精度が向上されたインクジェットプリンタを提供することである。
請求項1に記載の発明は、複数のノズルを有し記録媒体の主走査方向に互いに所定間隔を置いて同一ライン上に配置された複数のヘッドモジュールからなるヘッドモジュール列が、前記記録媒体の副走査方向に互いに所定間隔を置いて複数隣接配置されてなるヘッドユニットを用いて記録媒体に画像を記録するライン型インクジェットプリンタにおいて、前記各ヘッドモジュールに対応する位置に配置され、前記記録媒体の副走査方向に回動可能であり、前記ヘッドモジュールから吐出されたインク滴を受けて前記ノズルの吐出不良を検出する複数のインク滴検出手段から成る複数のインク滴検出手段列と、前記複数のインク滴検出手段列を同時に回転駆動するための駆動手段と、を備えたこと、を特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、前記複数のインク滴検出手段列は、インク滴検出手段列毎に前記副走査方向に回動可能に配設された回転軸にそれぞれ取り付けられ、前記駆動手段は、電動モータと、この電動モータの回転を前記各回転軸に同時に伝達する伝達機構と、を有すること、を特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、当該ライン型インクジェットプリンタがカラープリンタである場合、前記複数のインク滴検出手段列と前記駆動手段とを、各色共通に用いること、を特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、前記インク滴検出手段は、互いに電気的に絶縁された半円筒状を有する2つの圧電素子を組み合わせて円筒状に形成され、当該円筒の軸方向が前記ヘッドモジュールの長手方向に平行であって、前記複数のノズルから吐出されたインク滴が着弾可能な位置に延在され、かつ、周方向に可動調節可能に設けられており、前記インク滴検出手段の外周面に摺接可能に設けられたクリーニング手段を備えること、を特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、前記インク滴が着弾された前記複数のインク吐出手段のクリーニング動作が行われるよう前記駆動手段を制御する制御手段を備えること、を特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、前記制御手段は、インク滴検出時に、前記半円状の圧電素子の周方向1/2の位置に前記ノズルから吐出されたインク滴が着弾するように、前記インク滴検出手段の周方向の位置を可変制御すること、を特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項4から6のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、前記クリーニング手段は、その先端が前記インク滴検出時において前記インク滴検出手段から離れ、かつ、前記インク滴検出手段の周方向回転時において当該インク滴検出手段の外周面に摺接するように、前記インク滴検出手段の径方向に進退可能に構成されていること、を特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、ノズルからインク滴を吐出させるインク吐出信号を所定時間だけ遅延させたサンプリング信号を生成し、このサンプリング信号に基づいて、インク滴の着弾時に前記圧電素子から出力される検出信号を抽出するサンプリング手段と、前記サンプリング手段により抽出されたサンプリング検出信号に基づいて、前記ノズルの吐出不良を判断する判断手段と、を備えること、を特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、当該ライン型インクジェットプリンタは、ノズルの吐出不良を解消するメンテナンス手段を備えること、を特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、前記メンテナンス手段は、吸引動作又はフラッシング動作でノズルの吐出不良を解消すること、を特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、複数のノズルを有し記録媒体の主走査方向に互いに所定間隔を置いて同一ライン上に配置された複数のヘッドモジュールからなるヘッドモジュール列が、記録媒体の副走査方向に互いに所定間隔を置いて複数隣接配置されてなるヘッドユニットを用いて記録媒体に画像を記録するライン型インクジェットプリンタにおいて、各ヘッドモジュールに対応する位置に配置され、記録媒体の副走査方向に回動可能であり、ヘッドモジュールから吐出されたインク滴を受けてノズルの吐出不良を検出する複数のインク滴検出手段から成る複数のインク滴検出手段列と、複数のインク滴検出手段列を同時に回転駆動するための駆動手段と、を備えたことにより、ノズルから吐出されたインクの着弾時の衝撃力を利用したノズルの吐出不良に要する時間を短縮することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、複数のインク滴検出手段列は、インク滴検出手段列毎に副走査方向に回動可能に配設された回転軸にそれぞれ取り付けられ、駆動手段は、電動モータと、この電動モータの回転を各回転軸に同時に伝達する伝達機構と、を有することにより、電動モータの動力を効率よく回転軸に伝達して各インク吐出検出手段列を同時駆動することができるため、装置コストの低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、当該ライン型インクジェットプリンタがカラープリンタである場合、複数のインク滴検出手段列と駆動手段とを、各色共通に用いることにより、部品のメンテナンスや調整の手間を低減することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、インク滴検出手段は、互いに電気的に絶縁された半円筒状を有する2つの圧電素子を組み合わせて円筒状に形成され、当該円筒の軸方向がヘッドモジュールの長手方向に平行であって、複数のノズルから吐出されたインク滴が着弾可能な位置に延在され、かつ、周方向に可動調節可能に設けられており、インク滴検出手段の外周面に摺接可能に設けられたクリーニング手段を備えることにより、圧電素子を用いて、ヘッドモジュール毎にインク滴の着弾による衝撃力を精度良く検出することができ、ノズルの吐出不良の判断精度を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、インク滴が着弾された複数のインク吐出手段のクリーニング動作が行われるよう駆動手段を制御する制御手段を備えることにより、インク滴の着弾による衝撃力を精度良く検出することができ、ノズルの吐出不良の判断精度を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5と同様の効果を得られるのは勿論のこと、制御手段は、インク滴検出時に、半円状の圧電素子の周方向1/2の位置にノズルから吐出されたインク滴が着弾するように、インク滴検出手段の周方向の位置を可変制御することにより、圧電素子をインク滴の検出時において最適な位置に調整できるため、インク滴の検出精度を高めることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項4から6のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、クリーニング手段は、その先端がインク滴検出時においてインク滴検出手段から離れ、かつ、インク滴検出手段の周方向回転時において当該インク滴検出手段の外周面に摺接するように、インク滴検出手段の径方向に進退可能に構成されていることにより、インク滴検出手段の外周面側に付着したインク滴や異物を掃き落とすことができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1から7のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、ノズルからインク滴を吐出させるインク吐出信号を所定時間だけ遅延させたサンプリング信号を生成し、このサンプリング信号に基づいて、インク滴の着弾時に圧電素子から出力される検出信号を抽出するサンプリング手段と、サンプリング手段により抽出されたサンプリング検出信号に基づいて、ノズルの吐出不良を判断する判断手段と、を備えることにより、インク滴の着弾を圧電素子を用いて検出し、ノズルの吐出不良を容易な構成で検出することができ、装置コストの低減を図ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1から8のいずれか一項と同様の効果を得られるのは勿論のこと、当該ライン型インクジェットプリンタは、ノズルの吐出不良を解消するメンテナンス手段を備えることにより、確実かつ効率的にノズルの吐出不良を解消することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項9と同様の効果を得られるのは勿論のこと、メンテナンス手段は、吸引動作又はフラッシング動作でノズルの吐出不良を解消することにより、確実かつ効率的にノズルの吐出不良を解消することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態におけるライン型のインクジェットプリンタ1の内部の概略構成図を示す。図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、給紙部10、搬送部20、ヘッドユニット部30、排紙部40、メンテナンス手段としてのメンテナンス部50、ノズル欠検出部60などを備えて構成されている。
給紙部10は、インクジェットプリンタ1の内部下方に、複数の記録媒体Pを積層して収容する給紙トレイ11が設けられている。この給紙トレイ11の一端部上側には、画像を記録しようとする記録媒体Pを一枚ずつ給紙トレイ11から取り出す取出装置12が設けられている。
なお、記録媒体Pとしては、普通紙、再生紙、光沢紙等の各種紙、及び、各種布地、各種不織布、樹脂、金属、ガラス等の材質からなるカットシート状のものであってもよい。
搬送部20は、給紙部10の上方に配設され記録媒体Pを搬送する。この搬送部20には、搬送ベルト21と、張設ローラ22と、押圧ローラ23と、搬送ローラ24、搬送経路25とを備えている。
搬送ベルト21は、記録媒体Pを平面状に支持して水平方向に搬送する環状のベルトであり、複数の張設ローラ22により移動自在に張設されている。また、搬送ベルト21には、後述するノズル欠検出部60が動作可能、かつ、キャッピングモジュールがノズル吐出口を覆るように開口部21aが設けられている。ノズル欠判断時及びメンテナンス時において、開口部21aがノズル吐出口の下部に位置するよう搬送ベルト端部にエンコーダフィルムとエンコーダセンサとが設けられており、エンコーダセンサからの検出信号に基づいて開口部21aの位置が検知されている(図示略)。
押圧ローラ23は、搬送ベルト21と記録媒体Pとが接触を開始する位置に、記録媒体Pを平面状に搬送させるために搬送ベルト21に押圧するローラとして回転自在に設けられている。
搬送経路25は、給紙トレイ11から供給された記録媒体Pを搬送ベルト21へ搬送し、記録媒体Pが搬送ベルト21の周面に沿って搬送された後、搬送ベルトから排紙部40に排出させる経路である。搬送ローラ24は、この搬送経路25の所定位置に、搬送方向Xに記録媒体Pを搬送するための複数対のローラとして設けられている。
ヘッドユニット部30は、搬送ベルト21の上部近傍に、搬送方向Xに沿って順に、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各色のインクを記録媒体Pに吐出する複数のノズル吐出口(図示略)が設けられたインク色毎のライン型のヘッドユニット31、32、33、34が、それぞれ搬送ベルト21の全幅にわたって設けられている。各ヘッドユニット31、32、33、34は、吐出面と搬送ベルト21の周面とが対向するように配置されている。
各ヘッドユニット31、32、33、34からのインク滴の吐出によって画像が形成された記録媒体Pは、排紙部40へ順次排出される。
各ヘッドユニット31、32、33、34は、それぞれ記録媒体Pの搬送方向Xと略直交する方向に延びている。また、各ヘッドユニット31、32、33,34は、複数のノズルを有し記録媒体Pの主走査方向に互いに所定間隔を置いて同一ライン上に配置された複数のヘッドモジュールからなるヘッドモジュール列が、記録媒体Pの搬送方向X(副走査方向)に互いに所定間隔を置いて複数隣接配置されてなるヘッドユニットである。
排紙部40は、インクジェットプリンタ1の側部に設けられた排紙トレイ41を備え、画像が形成された記録媒体Pが順次排出される。
メンテナンス部50は、ヘッドユニット部30の下部に搬送ベルト21の上面の下部近傍を挟んで対向するように設けられている。メンテナンス部50は、ノズル吐出口を覆う複数のキャップユニット51、52、53、54と、図示しない吸引ポンプと、廃インクタンクなどを備えている。
各キャップユニット51、52、53、54は、各ヘッドユニット31、32、33、34のヘッドモジュール毎に対応した複数のキャッピングモジュールが設けられている(図示略)。各キャッピングモジュールは、対応するヘッドモジュールのノズル吐出口を覆うキャップ位置と、ノズル吐出口から離脱した離脱位置とに移動可能となっている。各キャッピングモジュールには、キャップ位置に移動し、ゴム部材などによってノズル吐出口全体を覆い外気と遮断及び密閉した後に形成される空間内部の流体を吸引する吸引ポンプ及び大気連通便等が連結されている。すなわち、吸引ポンプにより空間内部の空気及びインクが吸引されるようになっている。吸引ポンプによって吸引されたインクは、廃インクタンクに排出される。なお、吸引ポンプ、大気連通弁、廃インクタンク等の構成は、従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
本実施の形態では、ノズル欠を解消するための手段として、メンテナンス方法として代表的な吸引動作を採用した例について説明するが、ヘッドに電気的な信号を与え、インク滴を吐出し、ノズル吐出口及びノズル吐出面に付着した異物等を吹き飛ばすフラッシング動作を採用してもよい。
更に、吸引動作又はフラッシング動作の後、ノズル吐出面上に付着した無駄なインク滴を排除するためのワイピング動作を行う機構を備えてもよい。
ノズル欠検出部60は、ヘッドユニット部30の下部に搬送ベルト21の上面の下部近傍を挟んで対向するように設けられており、各ヘッドユニット31、32、33、34に対応する所定位置に移動可能となっている。
図2に、ノズル欠検出部60の概略平面図を示す。
図2に示すように、ノズル欠検出部60は、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各色のヘッドユニット31、32、33、34の各色共通に用いられ、複数のノズル欠検出モジュール60aから成る複数のインク滴検出手段列としての第1、2ノズル欠検出モジュール列A、Bと、駆動手段としての駆動モータM、伝達機構Gと、排インクトレイ63と、回転軸64a、64bと、を備える。
ノズル欠検出部60が、各色のヘッドユニット共通に用いられることにより、部品のメンテナンスや調整の手間を低減することができる。
ノズル欠検出モジュール60aは、各色のヘッドユニット31、32、33、34のヘッドモジュール毎に対応する位置に配置され、各ヘッドモジュールから吐出されたインク滴を受けて、記録媒体Pの副走査方向に回動可能であり、ノズル欠を検出するインク滴検出手段である。
駆動モータMは、回転動力を伝達機構G及び回転軸64a、64bを介して、複数のノズル欠検出モジュール列A、Bを同時に回転駆動させる。駆動モータMとしては、安定した回転速度が得られるモータであり、例えばDCモータを用いることができる。伝達機構Gは、駆動モータMの回転動力を回転軸64a、64bへ伝達させる複数のギア等からなる。
廃インクトレイ63は、回転軸64a、64bを回転可能に支持し、後述するクリーニング部62により掃き落されたインク滴の回収を行う。
回転軸64a、64bは、ヘッドユニット31、32、33、34の長手方向と平行であって、伝達機構Gに機械的に接続され、かつ、第1、2ノズル欠検出モジュール列A、Bの枢軸である。
図3に、ノズル欠検出モジュール60aの端面図を示す。
図3は、ヘッドモジュール31aのノズル吐出口からのインク滴を受けていない状態(初期状態)を示す。図3に示すように、ノズル欠検出モジュール60aは、インク滴検出部61と、クリーニング手段としてのクリーニング部62とを備える。
インク滴検出部61は、弾性部材としての弾性材61a、圧電素子としての第1ピエゾフィルム61b1及び第2ピエゾフィルム61b2、保護部材としての保護フィルム61cなどにより円筒状に形成され、円筒の軸方向がヘッドモジュール31aの長手方向に平行であって、ノズルから吐出されたインク滴が着弾可能な位置に延在され、かつ、周方向の反時計方向に回転可能に回転軸64aが円筒の軸として設けられている。
また、インク滴検出部61は、第1ピエゾフィルム61b1と第2ピエゾフィルム61b2とに対応した第1着弾面Sa1と第2着弾面Sa2とを有しており、インク滴の着弾を検出する場合には、第1着弾面Sa1又は第2着弾面Sa2のいずれか一方がインク滴の到来方向Bからのインク滴を受けるよう回転軸64aの回転に従って回転される。
弾性材61aは、電気的に絶縁性を有するウレタン、スポンジ、樹脂などの弾性体から形成されており、第1ピエゾフィルム61b1及び第2ピエゾフィルム61b2の内部に充填されている。この構成により、第1ピエゾフィルム61b1と第2ピエゾフィルム61b2とを電気的に絶縁させ、インク滴の着弾時における衝撃力から保護しつつ微小な衝撃力による形状変化を可能にすることができる。
互いに電気的に絶縁された第1ピエゾフィルム61b1と第2ピエゾフィルム61b2とは、略半円筒状を有しており、第1ピエゾフィルム61b1と第2ピエゾフィルム61b2とが組み合わされて略円筒状に形成されている。
本発明は、第1ピエゾフィルム61b1及び第2ピエゾフィルム61b2の圧電効果を用いて、インク滴の着弾を検知する。そこで、第1ピエゾフィルム61b1及び第2ピエゾフィルム61b2の感度特性及び指向性を更に高めるため、第1ピエゾフィルム61b1及び第2ピエゾフィルム61b2を略半円筒状に湾曲させ、インク滴の着弾を検出する場合において、その周方向1/2の位置にノズル吐出口から吐出されたインク滴が着弾するよう制御される。
なお、本発明に用いる第1ピエゾフィルム61b1及び第2ピエゾフィルム61b2は、圧電効果を有し加工性が良く、大面積で薄膜化が容易なフィルム状圧電素子であり、従来の圧電セラミック等と比較して、優れた柔軟性、耐衝撃性、化学的安定性などを備え、また、衝撃や形状変化に対する出力応答性が良く、広い周波数特性などを持つ圧電素子であればよい。
保護フィルム61cは、第1ピエゾフィルム61b1及び第2ピエゾフィルム61b2の外周面側を覆って設けられた防水性の薄膜である。
保護フィルム61cを設けることにより、常温では粘度が高いインクを加熱してインク吐出するような場合においても、第1ピエゾフィルム61b又は第2ピエゾフィルム61b2に直接触れないように、加熱されたインクからピエゾフィルムを保護することができる。さらに、加熱されたインクや周辺温度変化などから、ピエゾフィルム自身の形状変化を抑えることができ、ノズル欠を判断する後述するピエゾ振動信号の検出精度を高めることができる。
クリーニング部62は、インク滴検出部61の外周面に摺接するブレード62aを有している。
ブレード62aは、インク滴検出部61の径方向Cに進退可能に構成されており、更に、インク滴検出部61の回転方向に対向する位置に配置される。
ブレード62aの先端部は、インク滴検出部61がインク滴を受けている場合は、インク滴検出部61の外周面側から離れており、インク滴を受ける前又はインク滴を受けた後のいずれか一方若しくは両方におけるインク滴検出部61が回転されている場合において、インク滴検出部61の外周面側に先端部が摺接される。
クリーニング部62のブレード62aをインク滴検出部61が回転されている場合において、外周面側にブレード62aの先端部を摺接するように進退可能に構成することにより、インク滴検出部61の外周面側に付着したインク滴や異物を掃き落とすことができる。
ブレード62aとしては、例えば、用いられるインクの種類が水性インクである場合、撥水性の高い材料を用いて形成されることが好ましく、用いられるインクの種類の物性特性に適合した材料を用いることが好ましい。
なお、本実施の形態では、クリーニング部62に備えられているブレードは、インク滴検出部61の回転方向(反時計方向)に対向した位置に設けられているが、時計方向に回転される場合には、図3に示すブレードの位置と相対する位置に設けることができ、更には、インク滴検出部61が反時計方向及び時計方向の両方向に回転可能である場合には、インク滴検出部61を介在して両方向に対向した位置それぞれに設けてもよく、インク滴検出部61の回転方向に対向した位置に設けられればこの限りではない。
図4に、本実施の形態におけるインクジェットプリンタ1を制御するための制御ブロック図を示す。図4に示すように、制御部100と、ノズル欠検知回路部200とから構成されている。
制御部100は、制御手段及び判断手段としてのCPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130と、I/O(Input/Output)140と、各種機械制御部150、I/F160と、駆動回路部170などがシステムバス180と接続されており、I/F160を介してノズル欠検知回路部200と接続されている。
また、ノズル欠検知回路部200は、形状補正回路部210と、増幅回路部220と、フィルタ回路部230と、サンプリング手段としてのピークホールド部240と、A/D変換回路部250などにより構成されている。
CPU110は、ROM120内に記憶されているシステムプログラムや各処理プログラム及びデータを読み出して、RAM130内に展開し、展開されたプログラムに従って、インクジェットプリンタ1全体の動作を集中制御する。システム全体のタイミング制御、RAM130を使用したデータの記憶及び蓄積制御、各ヘッドユニットに対する印字データの出力、図示しない操作部の入出力制御、他のアプリケーションとのインターフェース(I/F)や動作制御を行うものである。
本実施の形態を実現させるために、ノズル欠判断動作が行われる場合、第1ピエゾフィルム61b1又は第2ピエゾフィルム61b2の周方向1/2の位置にノズルから吐出されたインクが着弾するようにインク滴検出部61の周方向の位置を可変させ、また、インク滴を受ける前及びインク滴を受けた後、インク滴検出部61を反時計方向に半円周毎に回転させるよう各種機械制御部150に指示し、モータ制御部により駆動モータMを駆動制御させる。また、インク滴検出部61の回転時において、インク滴検出部61の外周面にブレード62aの先端部が摺接されるよう制御を行う。
また、ノズル欠判断動作の判断基準として最大電圧値、カウント数、出力周期を適宜設定してノズル欠を判断する。ノズル欠有りと判断された場合、メンテナンス部50を駆動させてノズル欠を解消させるよう制御を行う。
最大電圧値を判断基準とする場合、RAM130内に記憶されている後述するサンプリング検出信号Sd′の吐出回毎の最大電圧値Vmaxを算出し、算出された最大電圧値Vmaxと基準電圧値V0とを比較することにより、ノズル欠を判断する。
カウント数を判断基準とする場合、サンプリング検出信号Sd′が予め設定されている基準電圧値V0以上である回数をカウントし、カウントされたカウント数Nと吐出回数nとを比較するとにより、ノズル欠を判断する。
出力周期を判断基準とする場合、インク吐出信号Sm1が出力される出力周期としての基準周期T0とサンプリング検出信号Sd′が出力される出力周期としての検出周期T1とを比較することにより、ノズル欠を判断する。
ROM120は、インクジェットプリンタ1を駆動させるプログラムやシステムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、各種処理プログラムで処理するのに必要なデータなどを記憶している。
本実施の形態を実現させるために、インク滴が第1着弾面Sa1又は第2着断面Sa2に適切に吐出されたときのサンプリング検出信号Sd′の最大電圧値である基準電圧値V0と、予め設定されているインク滴の吐出回数nと、後述するディレイタイムtdとを記憶している。
RAM130は、CPU110により制御実行される各種処理において、ROM120から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータなどの一時的な格納領域となる。
本実施の形態を実現させるために、A/D変換回路部250からI/Fを介して入力されるサンプリング検出信号Sd′、CPU110において算出された最大電圧値Vmax、カウンタによってサンプリング検出信号Sd′が基準電圧値V0以上である回数がカウントされたカウント数N、タイマなどによって計時されるインク吐出信号Sm1が出力される基準周期T0とサンプリング検出信号Sd′が出力される検出周期T1と、を時系列に一時的に記憶する。
I/O140は、制御部100と各部の制御部との間でデータの入力及び出力が行われる。本実施の形態を実現するために、ピエゾフィルム61bの形状を制御する形状補正制御部、クリーニング部62の動作及びインク滴検出部61を回転制御するクリーニング制御部、ノズル欠検出部60をノズル欠判断が行われるヘッドユニットの下部の所定位置に可動させるノズル欠検出部可動制御部、メンテナンス部50の動作を制御するメンテナンス制御部と接続されており、また、インク供給/廃液制御部、廃インク制御部などの制御部と接続されている。
各種機械制御部150は、CPU110からの指示に基づいて複数のインク滴検出部61を同時に回転駆動させる駆動モータMを制御するモータ制御部、給紙部10の各種ローラ及び取出装置12を制御する給紙制御部、搬送部20の各種ローラを制御する搬送制御部、また、インクジェットプリンタ1内に設置されている各種センサを駆動させるセンサ制御部などと接続されている。
駆動回路部170は、CPU110からの印字データと吐出駆動信号Sm0に基づいて、各ヘッドモジュール31a、32a、33a、34aのノズルを駆動させ、ノズル吐出口からインク滴を吐出させるインク吐出信号Sm1と、インク吐出信号Sm1をノズル吐出口からインク滴が第1着弾面Sa1又は第2着弾面Sa2に着弾するまでの時間(以下、ディレイタイムtdと言う。)だけ遅延させたサンプリング信号Ssとを算出する。
算出されたインク吐出信号Sm1は各ヘッドモジュール31a、32a、33a、34aのノズルに出力され、サンプリング信号Ssはピークホールド部240に出力される。
ディレイタイムtdは、インク吐出信号Sm1の駆動波形条件に基づいて決定される。
駆動波形条件は、吐出されるインクの種類(例えば、水性インク、油性インク、紫外線硬化型インク、ソリッドインク等)、吐出方法(圧電素子を用いたピエゾ方式、ヒータを用いたサーマル方式等)、ヘッド構成等によって決定される。
形状補正回路部210は、形状補正制御部からの指示に基づいて、インク滴検出部61がインク滴を受けておらず、かつ、静止状態であるとき(初期状態)、出力されるピエゾ振動信号Sdが予め設定されている初期値の範囲内で一定となるよう第1ピエゾフィルム61b1又は第2ピエゾフィルム61b2からの出力信号を調整する。
第1ピエゾフィルム61b1又は第2ピエゾフィルム61b2から出力されるピエゾ振動信号Sdは、増幅回路220によって増幅調整され、フィルタ回路部230においてノイズ除去される。ノイズ除去されたピエゾ振動信号Sdがピークホールド部240に入力される。
ピークホールド部240は、駆動回路部170から入力されたサンプリング信号Ssに基づいて、フィルタ回路部230から入力されたピエゾ振動信号Sdの抽出を行う。抽出されたピエゾ振動信号Sdはサンプリング検出信号Sd′としてA/D変換回路部250においてA/D変換され、I/F160を介してRAM130に記憶される。
図5に、ノズル吐出口からインク滴が吐出する動作のタイムチャート例を示す。
図5に示すように、CPU110から駆動回路部170に出力されるインク吐出動作を指示する信号としての吐出駆動信号Sm0、吐出駆動信号Sm0に基づいて駆動回路部170からヘッドモジュール31aのヘッドへ出力されるインク吐出信号Sm1とピークホールド部240へ出力されるサンプリング信号Ss、インク吐出信号Sm1に基づいて第1ピエゾフィルム61b1又は第2ピエゾフィルム61b2から出力されるピエゾ振動信号Sdがある。
吐出駆動信号Sm0が出力されると、インク吐出信号Sm1が出力される。インク吐出信号Sm1が出力されディレイタイムtdが経過するとサンプリング信号Ssが出力される。また、ディレイタイムtdが経過すると、インク滴が第1着弾面Sa1又は第2着弾面Sa2に着弾するため、ピエゾ振動信号Sdが出力される。サンプリング信号Ssに基づいてピエゾ振動信号Sdが抽出され、ノズル欠判断動作が行われる。
ノズル欠が無い場合、インク吐出信号Sm1が出力される基準周期T0と、ピエゾ振動信号Sdが出力される検出周期T1とは等しくなる。
次に、制御部100において行われるノズル欠判動作を説明する。
図6〜8は、本実施の形態におけるノズル欠判断動作のフローチャートを示す。
図6に示すノズル欠判断動作は、判断基準としてサンプリング検出信号Sd′の最大電圧値Vmaxに基づいて判断される場合を示す。
ノズル欠の判断を行うヘッドユニットが設定される。ノズル欠の判断を行うヘッドユニットが設定された後、ノズル欠検出部60は、設定されたヘッドユニットの下部の所定位置に移動される(ステップS1)。
ノズル欠検出部60が所定位置に移動された後、インク滴検出部61のクリーニングが行われ、ノズル欠検出部60の機械的振動が静止される(ステップS2)。
インク滴検出部61のクリーニング終了後、インク滴の吐出方向Bの前方に配置されているピエゾフィルムの形状が調整される。また、ピエゾフィルムから出力されるピエゾ振動信号Sdが予め設定されている初期値の範囲内で一定となるよう出力信号が調整される。(ステップS3)。
ピエゾフィルムからの出力信号の初期設定の終了後、ノズル欠を判断するノズルが設定される(ステップS4)。
設定されたノズルに対して、インク吐出信号Sm1が出力されインク滴の吐出が行われる。吐出されたインク滴がインク滴の吐出方向Bの前方に配置された着弾面に着弾すると、ピエゾフィルムからピエゾ振動信号Sdが出力され、サンプリング信号Ssに基づき、サンプリング検出信号Sd′がRAM130に記憶される。インク滴の吐出回毎に、サンプリング検出信号Sd′の最大電圧値Vmaxが算出され、RAM130に記憶される(ステップS5)。
設定されたノズルからのインク吐出動作が吐出回数n回動作された場合、RAM130内に時系列に記憶されている吐出回毎の最大電圧値Vmax全てと、ROM120に設定されている基準電圧値V0とがCPU110へ読み出される(ステップS6)。
そして、判断手段としての判断ステップ(S7)において、読み出された吐出回毎の最大電圧値Vmax全てが基準電圧値V0以上であるか否かが判断される。
全ての最大電圧値Vmaxが基準電圧値V0以上である場合(ステップS7;Yes)、インク滴の吐出動作が正常であると判断され、ノズル欠無しと判断される(ステップS8)。
全ての最大電圧値Vmaxが基準電圧値V0以上でない場合(ステップS7;No)、インク滴吐出動作の後半動作回の最大電圧値Vmaxが基準電圧値V0以上であるか否かが判断される(ステップS9)。
後半動作回の最大電圧値Vmaxが基準電圧値V0以上である場合(ステップS9;Yes)、インク滴の吐出動作が正常であると判断され、ノズル欠無しと判断される(ステップS8)。
後半動作回の最大電圧値Vmaxが基準電圧値V0以上でない場合(ステップS9;No)、インク滴の吐出動作が正常に行われなかったと判断され、ノズル欠有りと判断される(ステップS10)。
ノズル欠有りと判断されると、メンテナンスが必要なノズル吐出口を有するヘッドモジュールに対して、ノズル欠を解消するためのメンテナンス動作(例えば、吸引動作など。)が行われる(ステップS11)。
ノズル吐出口からインク滴を予め設定されている回数吐出させ、吐出回毎にインク滴の着弾に基づくサンプリング検出信号Sd′の最大電圧値Vmaxを算出し、全ての吐出回の最大電圧値Vmaxと基準電圧値V0とを比較し、最大電圧値Vmaxが基準電圧値V0より低い場合、設定されたノズル吐出口からインク滴が吐出されていない(即ち、ノズル欠有り)と判断することができる。更に、インクジェットヘッドの構造的な特徴から、インク吐出動作の初期段階ではインク吐出が実行されず、数回の繰返し動作(インク吐出動作)によりインク吐出が回復し、インク滴検知動作の後半動作回ではインク滴が吐出され、最大値電圧値Vmaxが検出される場合があるが、このようなケースにおいてもノズル欠無しと判断することにより、確実にメンテナンスが必要である場合のみメンテナンスを行うことができる。
図7に示すノズル欠判断動作は、判断基準として、サンプリング検出信号Sd′のカウント数Nに基づいて判断される場合を示す。図7に示すステップS21〜S24は、図6に示すステップS1〜4と動作が同じであるため、説明は省略する。
設定されたノズルに対して、インク吐出信号Sm1が出力されインク滴の吐出が行われる。吐出されたインク滴がインク滴の吐出方向Bの前方に配置された着弾面に着弾すると、ピエゾフィルムからピエゾ振動信号Sdが出力され、サンプリング信号Ssに基づき、サンプリング検出信号Sd′がRAM130に記憶される。インク滴の吐出回毎にサンプリング検出信号Sd′が基準電圧値V0以上である場合、カウントが行われる(ステップS25)。
設定されたノズルからのインク吐出動作が吐出回数n回動作された場合、RAM130内に時系列に記憶されているサンプリング検出信号Sd′が基準電圧値V0以上であるカウント数Nと、ROM120に設定されている吐出回数nとがCPU110へ読み出される(ステップS26)。
そして、判断手段としての判断ステップ(S27)において、読み出されたカウント数Nが吐出回数nと等しいか否かが判断される。
カウント数Nと吐出回数nとが等しい場合(ステップS27;Yes)、インク滴の吐出動作が正常であると判断され、ノズル欠無しと判断される(ステップS28)。
カウント数Nと吐出回数nとが等しくない場合(ステップS27;No)、インク滴吐出動作の後半動作回にカウントされているか否かが判断される(ステップS29)。
後半動作回にカウントされている場合(ステップS29;Yes)、インク滴の吐出動作が正常であると判断され、ノズル欠無しと判断される(ステップS28)。
後半動作回にカウントされていない場合(ステップS29;No)、インク滴の吐出動作が正常に行われなかったと判断され、ノズル欠有りと判断される(ステップS30)。
ノズル欠有りと判断されると、メンテナンスが必要なノズル吐出口を有するヘッドモジュールに対して、ノズル欠を解消するためのメンテナンス動作(例えば、吸引動作など。)が行われる(ステップS31)。
ノズル吐出口からインク滴を予め設定されている吐出回数n回吐出させ、吐出回毎にインク滴の着弾に基づくサンプリング検出信号Sd′が基準電圧値V0以上である場合をカウントし、カウントされたカウント数Nと吐出回数nとを比較し、カウント数Nと吐出回数nとが等しくない場合、設定されたノズル吐出口からインク滴が吐出されていない(即ち、ノズル欠有り)と判断することができる。更に、インクジェットヘッドの構造的な特徴から、インク吐出動作の初期段階ではインク吐出が実行されず、数回の繰返し動作(インク吐出動作)によりインク吐出が回復し、インク滴検知動作の後半動作回ではインク滴が吐出され、カウントされる場合があるが、このようなケースにおいてもノズル欠無しと判断することにより、確実にメンテナンスが必要である場合のみメンテナンスを行うことができる。
図8に示すノズル欠判断動作は、判断基準として、サンプリング検出信号Sd′が出力される出力周期(検出周期T1)に基づいて判断される場合を示す。図8に示すステップS41〜S44は、図6に示すステップS1〜4と動作が同じであるため、説明は省略する。
設定されたノズルに対して、インク吐出信号Sm1が出力されインク滴の吐出が行われる。吐出されたインク滴がインク滴の吐出方向Bの前方に配置された着弾面に着弾するとピエゾフィルムからピエゾ振動信号Sdが出力され、サンプリング信号Ssに基づき、サンプリング検出信号Sd′がRAM130に記憶される。インク滴の吐出回毎に、インク吐出信号Sm1が出力される基準周期T0と、サンプリング検出信号Sd′が出力される検出周期T1とが計時されRAM130に記憶される。予め設定されている吐出回数nまでインク滴が吐出される(ステップS45)。
設定されたノズルからのインク吐出動作が予め設定された吐出回数n回吐出された場合、RAM130内に時系列に記憶されている検出周期T1と基準周期T0とがCPU110へ読み出される(ステップS46)。
そして、判断手段としての判断ステップ(S47)において、読み出された全ての吐出回毎の検出周期T1と基準周期T0とが等しいか否かが判断される。
全ての検出周期T1と基準周期T0とが等しい場合(ステップS47;Yes)、インク滴の吐出動作が正常であると判断され、ノズル欠無しと判断される(ステップS48)。
全ての検出周期T1と基準周期T0とが等しくない場合(ステップS47;No)、インク滴吐出動作の後半動作回の検出周期T1と基準周期T0とが等しいか否かが判断される(ステップS49)。
後半動作回の検出周期T1と基準周期T0とが等しい場合(ステップS49;Yes)、インク滴の吐出動作が正常であると判断され、ノズル欠無しと判断される(ステップS48)。
後半動作回の検出周期T1と基準周期T0とが等しくない場合(ステップS49;No)、インク滴の吐出動作が正常に行われなかったと判断され、ノズル欠有りと判断される(ステップS50)。
ノズル欠有りと判断されると、メンテナンスが必要なノズル吐出口を有するヘッドモジュールに対して、ノズル欠を解消するためのメンテナンス動作(例えば、吸引動作など。)が行われる(ステップS51)。
ノズル吐出口からインク滴を予め設定されている吐出回数n回吐出させ、吐出回毎にインク滴の着弾に基づく検出周期T1と基準周期T0とを検出し、全ての吐出回の検出周期T1と基準周期T0とを比較し、全ての検出周期T1と基準周期T0とが等しくない場合、設定されたノズル吐出口からインク滴が吐出されていない(即ち、ノズル欠有り。)と判断することができる。更に、インクジェットヘッドの構造的な特徴から、インク吐出動作の初期段階ではインク吐出が実行されず、数回の繰返し動作(インク吐出動作)によりインク吐出が回復し、インク滴検知動作の後半動作回ではインク滴が吐出され、検出周期T1が検出される場合があるが、このようなケースにおいてもノズル欠無しと判断することにより、確実にメンテナンスが必要である場合のみメンテナンスを行うことができる。
次に、インク滴検出部61の外周面側のクリーニング動作を説明する。
図9は、本実施の形態におけるクリーニング動作のフローチャートを示す。
図10は、ノズル欠検出モジュール60aの動作状態を示し、ノズル欠検出モジュール60aの端面図とノズル吐出方向Bから見た概略平面図によって動作状態を示している。
ノズル欠の判断を行うヘッドユニットが設定され、ノズル欠検出部60が設定されたヘッドユニットの下部の所定位置に移動される(例えば、図5のステップS1)(ステップS61)。
図10(1)に示すように、ノズル欠の判断が行われるヘッドユニットの下部にノズル欠検出部60が移動されると、各ノズル欠検出モジュール60aには、対応するヘッドモジュールのノズルの吐出方向B前方に面したインク滴検出部61の着弾面(ここでは、第1着弾面Sa1)にインク滴やゴミ、ホコリなどの異物が付着している場合がある。このような状態では、適切にインク滴の着弾を検知することができない。そこで、図10(2)に示すように、ノズル欠検出部60に設けられた複数のインク滴検出部61は、インク滴検出部61の外周面側にブレード62aが摺接された状態で駆動モータMによって同時に反時計方向に半回転される(ステップS62)。
複数のインク滴検出部61が同時に反時計方向に半回転されると、ブレード62aによりクリーニング処理された第2着弾面Sa2がノズルの吐出方向Bの前方に現れる。そしてインク滴検出部61は、ブレード62aが外周面から離れた後、第2ピエゾフィルム61b2の周方向1/2の位置がインク滴の到来方向に対向する位置に静止される(ステップS62)。
図10(3)に示すように、クリーニング処理済みの第2着弾面Sa2がインク滴を受け、前述した各種のノズル欠の判断が行われる(ステップS64)。
ノズル欠の判断動作を続けるか否かが判断される(ステップS65)。ノズル欠の判断動作を続けない場合には(ステップS65;No)、クリーニング動作が終了される。
図10(4)に示すように、第2着弾面Sa2にインク滴を受けノズル欠判断が終了した後に次のノズル欠の判断動作を続ける場合(ステップS65;Yes)、複数のインク滴検出部61は、外周面側にブレード62aが摺接された状態で駆動モータMによって同時に反時計方向に半回転され、第1着弾面Sa1に付着したインク滴やゴミ、ホコリなどの異物がブレード62aによって掃き落とされ、掃き落とされたインク滴やゴミ、ホコリなどの異物は、廃インクトレイ63によって回収され、図示しない廃インクタンクに排出される(ステップS66)。
複数のインク滴検出部61が同時に反時計方向に半回転されると、ブレード62aによりクリーニング処理された第1着弾面Sa1がノズルの吐出方向Bの前方に現れる。そしてインク滴検出部61は、ブレード62aが外周面から離れた後、第1ピエゾフィルム61b1の周方向1/2の位置がインク滴の到来方向に対向する位置に静止される(ステップS67)。
図10(5)に示すように、クリーニング済みの第1着弾面Sa1がインク滴を受け、前述した各種のノズル欠の判断が行われる(ステップS68)。
ノズル欠の判断動作を続けるか否かが判断される(ステップS69)。ノズル欠の判断動作を続けない場合には(ステップS69;No)、クリーニング動作が終了される。
図10(6)に示すように、第1着弾面Sa1にインク滴を受けノズル欠判断が終了した後に次のノズル欠の判断動作を続ける場合(ステップS69;Yes)、複数のインク滴検出部61は、外周面側にブレード62aが摺接された状態で駆動モータMによって同時に反時計方向に半回転され、第2着弾面Saに付着したインク滴がブレード62aによって掃き落とされ、掃き落とされたインク滴は、廃インクトレイ63によって回収され、図示しない廃インクタンクに排出される(ステップS70)。
複数のインク滴検出部61が同時に反時計方向に半回転されると、ブレード62aによりクリーニング処理された第2着弾面Sa2がノズルの吐出方向Bの前方に現れる。そしてインク滴検出部61は、ブレード62aが外周面から離れた後、第2ピエゾフィルム61b2の周方向1/2の位置がインク滴の到来方向に対向する位置に静止される(ステップS71)。
図10(7)に示すように、クリーニング済みの第2着弾面Sa2がインク滴を受け、前述した各種のノズル欠の判断が行われる(ステップS72)。
ノズル欠の判断動作を続けるか否かが判断される(ステップS73)。ノズル欠の判断動作を続けない場合には(ステップS73;No)、クリーニング動作が終了される。ノズル欠の判断動作を続ける場合には(ステップS73;Yes)、ステップS66に戻る。
このように、ノズル欠を判断する前及び後に駆動モータMによって同時にインク滴検出部61を回転させ、インク滴検出部61をクリーニングするクリーニング部62を備えることにより、ノズルの吐出不良に要する時間を短縮することができ、また、インク滴の着弾による信号を精度良く検出することができるため、ノズル欠の判断精度を向上させることができる。
本実施の形態では、ノズル欠判断動作は制御部100によって図6、7、8に示す判断基準(最大電圧値、カウント数、検出周期)を適宜設定してノズル欠を判断する場合を説明したが、判断基準を組み合わせてノズル欠を判断してもよい。
本実施の形態では、複数のインク滴検出部61を駆動モータMによって同時に半回転させて半周面毎にクリーニングをする場合を説明したが、1回転させて全周面をクリーニングさせてもよく、複数のインク滴検出部61を駆動モータMによって同時に複数回半回転させてもよい。
また、インク滴検出部61の第1着弾面Sa1と第2着弾面Sa2とを交互に用いてノズル欠の判断を行う動作を説明したが、第1着弾面Sa1又は第2着弾面Sa2のいずれか一方を用いてノズル欠の判断を行い、他方を予備としてもよい。
本発明を適用した実施の形態におけるインクジェットプリンタ1の内部の概略構成図である。 ノズル欠検出部60の概略平面図である。 ノズル欠検出モジュール60aの端面図である。 本実施の形態におけるインクジェットプリンタ1を制御するための制御ブロック図である。 ノズル吐出口からインク滴が吐出する動作のタイムチャート例である。 本実施の形態における判断基準が最大電圧値の場合のノズル欠判断動作のフローチャートである。 本実施の形態における判断基準がカウント数の場合のノズル欠判断動作のフローチャートである。 本実施の形態における判断基準が検出周期の場合のノズル欠判断動作のフローチャートである。 本実施の形態におけるクリーニング動作のフローチャートである。 本実施の形態におけるノズル欠検モジュール60aの動作状態である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
10 給紙部
11 給紙トレイ
12 取出装置
100 制御部
110 CPU
120 ROM
130 RAM
140 I/O
150 各種機械制御部
160 I/F
170 駆動回路部
180 システムバス
20 搬送部
21 搬送ベルト
21a 開口部
22 張設ローラ
23 押圧ローラ
24 搬送ローラ
25 搬送経路
200 ノズル欠検知回路部
210 形状補正回路部
220 増幅回路部
230 フィルタ回路部
240 ピークホールド部
250 A/D変換回路部
30 ヘッドユニット部
31、32、33、34 ヘッドユニット
31a、32a、33a、34a ヘッドモジュール
40 排紙部
41 排紙トレイ
50 メンテナンス部
51、52、53、54 キャップユニット
60 ノズル欠検出部
60a ノズル欠検出モジュール
61 インク滴検出部
61a 弾性材
61b1 第1ピエゾフィルム
61b2 第2ピエゾフィルム
61c 保護フィルム
62 クリーニング部
62a ブレード
63 廃インクトレイ
B 吐出方向
C 径方向
M 駆動モータ
n 吐出回数
N カウント数
Sa1 第1着弾面
Sa2 第2着弾面
Sd ピエゾ振動信号
m0 吐出駆動信号
m1 インク吐出信号
Ss サンプリング信号
d ディレイタイム
T0 基準周期
T1 検出周期
0 基準電圧値
max 最大電圧値
X 搬送方向

Claims (10)

  1. 複数のノズルを有し記録媒体の主走査方向に互いに所定間隔を置いて同一ライン上に配置された複数のヘッドモジュールからなるヘッドモジュール列が、前記記録媒体の副走査方向に互いに所定間隔を置いて複数隣接配置されてなるヘッドユニットを用いて記録媒体に画像を記録するライン型インクジェットプリンタにおいて、
    前記各ヘッドモジュールに対応する位置に配置され、前記記録媒体の副走査方向に回動可能であり、前記ヘッドモジュールから吐出されたインク滴を受けて前記ノズルの吐出不良を検出する複数のインク滴検出手段から成る複数のインク滴検出手段列と、
    前記複数のインク滴検出手段列を同時に回転駆動するための駆動手段と、
    を備えたこと、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  2. 請求項1に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    前記複数のインク滴検出手段列は、インク滴検出手段列毎に前記副走査方向に回動可能に配設された回転軸にそれぞれ取り付けられ、
    前記駆動手段は、電動モータと、この電動モータの回転を前記各回転軸に同時に伝達する伝達機構と、を有すること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  3. 請求項1又は2に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    当該ライン型インクジェットプリンタがカラープリンタである場合、前記複数のインク滴検出手段列と前記駆動手段とを、各色共通に用いること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    前記インク滴検出手段は、互いに電気的に絶縁された半円筒状を有する2つの圧電素子を組み合わせて円筒状に形成され、当該円筒の軸方向が前記ヘッドモジュールの長手方向に平行であって、前記複数のノズルから吐出されたインク滴が着弾可能な位置に延在され、かつ、周方向に可動調節可能に設けられており、
    前記インク滴検出手段の外周面に摺接可能に設けられたクリーニング手段を備えること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    前記インク滴が着弾された前記複数のインク吐出手段のクリーニング動作が行われるよう前記駆動手段を制御する制御手段を備えること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  6. 請求項5に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    前記制御手段は、
    インク滴検出時に、前記半円状の圧電素子の周方向1/2の位置に前記ノズルから吐出されたインク滴が着弾するように、前記インク滴検出手段の周方向の位置を可変制御すること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  7. 請求項4から6のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    前記クリーニング手段は、その先端が前記インク滴検出時において前記インク滴検出手段から離れ、かつ、前記インク滴検出手段の周方向回転時において当該インク滴検出手段の外周面に摺接するように、前記インク滴検出手段の径方向に進退可能に構成されていること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    ノズルからインク滴を吐出させるインク吐出信号を所定時間だけ遅延させたサンプリング信号を生成し、このサンプリング信号に基づいて、インク滴の着弾時に前記圧電素子から出力される検出信号を抽出するサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段により抽出されたサンプリング検出信号に基づいて、前記ノズルの吐出不良を判断する判断手段と、
    を備えること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    当該ライン型インクジェットプリンタは、ノズルの吐出不良を解消するメンテナンス手段を備えること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
  10. 請求項9に記載のライン型インクジェットプリンタにおいて、
    前記メンテナンス手段は、吸引動作又はフラッシング動作でノズルの吐出不良を解消すること、
    を特徴とするライン型インクジェットプリンタ。
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JP2015164793A (ja) * 2014-02-04 2015-09-17 株式会社リコー 画像形成装置、吐出検知ユニット、液体吐出装置

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