JP2005227478A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランプの発光管の温度を下げ過ぎないように、しかもランプの放電状態を安定的に継続・維持することを可能にした画像表示装置を提供する。
【解決手段】 液晶プロジェクタ100は、光変調作用を有する液晶パネル13にランプ10からの光を照射することによって画像を表示する。液晶プロジェクタ100は、画像表示時の輝度値及び液晶パネル13への黒フレームの挿入時の輝度値を生成する画像補正部4と、画像補正部4において生成された輝度値に基づきランプ10の電力制御値を生成する電力制御部6と、ランプ10の発光管の温度を検出する温度検出器11と、ランプ10を冷却する冷却ファン7とを備え、電力制御部6は、温度検出器11からの検出温度値に応じて冷却ファン7の回転数を変化させる。また、電力制御部6は、ランプ10の電力制御値に応じてその電力制御値が低いほど高い点灯周波数に変化させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像表示装置に関し、特に高圧放電ランプを安定的に点灯させる画像表示装置に関する。
近年の高度情報化時代における画像表示装置として、透過型あるいは反射型の光変調作用を有する表示素子、およびこの表示素子に光を照射する放電式の光源とから構成され、特に表示素子として液晶パネルを用い、液晶パネルによって変調された光をスクリーンに投写して画像を表示する投写型液晶表示装置、いわゆる液晶プロジェクタが広く知られている。液晶プロジェクタは、表示画像の高輝度化のために、放電式の光源としてメタルハライドランプや超高圧水銀ランプが用いられ、表示素子として液晶パネルが用いられることによって、従来の陰極線管(Cathode Ray Tube:CRT)が用いられた投写型映像表示装置に比べ、小型・軽量にすることと共に大画面表示を容易に実現することが可能であることから、普及が急速に進んでいる。
こうした投写型液晶表示装置において、CRT等と比較して劣る明るいシーンでの明るさ感の不足、および暗いシーンでの黒浮きを改善するために、一般的なコントラスト調整(信号増幅ゲインの調整)に加えて、光源輝度の調光による改善が行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、同様にCRT等と比較して劣る滑らかな動画表示を得るために、光路上にシャッタを配置して光変調装置を通過する光を一定期間遮断する(黒フレームの挿入とも言う)動画表示改善が行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−3996号公報 特開2002−148712号公報
上記の特許文献1および特許文献2の、光源輝度の調光および動画表示改善の黒フレームの挿入が同時に実施された構成では、しばらく輝度が暗めに調光された場合、液晶パネルを照射する光源(ランプ)の電力制御値が定格電力値から大幅に低下する。この電力制御値の低下に伴いランプ輝度を大幅に低下させることは、次の課題がある。
(1)ランプの発光管の温度が低下し、放電を安定的に継続する温度が維持できない。ランプの発光管の温度低下は、点灯起動性の不良やライフ特性(ランプ寿命)の劣化等を生じる。
(2)フリッカの発生等、ランプの放電状態を安定的に維持ができない。
そこで、本発明は、ランプの発光管の温度を下げ過ぎないように、しかもランプの放電状態を安定的に継続・維持することを可能にした画像表示装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の画像表示装置は、光変調作用を有する表示素子に光源からの光を照射することによって画像を表示する画像表示装置であって、前記画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値を生成する画像補正部と、前記画像補正部において生成された輝度値に基づき前記光源の電力制御値を生成する電力制御部と、前記光源の発光管の温度を検出する温度検出手段と、前記光源を冷却する冷却ファンとを備え、前記電力制御部は前記温度検出手段からの検出温度値に応じて前記冷却ファンの回転数を変化させることを特徴とする。
上記構成によれば、温度検出手段により光源の発光管の温度を検出し、検出された発光管の温度に応じて、光源を冷却する冷却ファンの回転数を変化させることにより、光源(発光管)の温度が低下し過ぎることを防止し、光源の放電を安定的に維持できる。その結果、光源の点灯起動の不良、あるいはライフ特性の劣化等を防ぐことができる。
また、本発明の画像表示装置では、前記電力制御部は、前記温度検出手段において検出された一定周期の複数回の平均温度値から、前記冷却ファンの回転数を変化させることを特徴とする。
上記構成によれば、電力制御部は、温度検出手段において検出される光源の発光管の温度を、一定周期の複数回の平均温度値に基づいて冷却ファンの回転数を変化させるので、冷却ファンの過度の回転を抑え、光源の放電を安定的に継続する発光管の温度が維持できると共に、ファンの騒音や消費電力を抑えることができる。
また、本発明の画像表示装置では、前記電力制御部は、前記平均温度値が一定温度値以下にならないように、前記冷却ファンの回転数を変化させることを特徴とする。
上記構成によれば、電力制御部は光源の発光管の平均温度値が一定温度値以下にならないように冷却ファンの回転数を変化させるので、光源の放電を安定的に継続する温度が維持でき、点灯起動性の不良やライフ特性(ランプ寿命)の劣化速度を抑制できる。
また、本発明の画像表示装置では、前記電力制御部は、前記平均温度値が一定温度値以下に低下した時、前記冷却ファンの回転数を低下させることを特徴とする。
上記構成によれば、回転数は光源の発光管の平均温度値が一定温度値以下に低下した時に、冷却ファンの電力制御値を低下させるので、光源の放電を安定的に継続する温度が維持でき、点灯起動性の不良やライフ特性(ランプ寿命)の劣化を防ぐことができる。
また、本発明の画像表示装置は、前記電力制御部は、前記画像補正部からの画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値に対応して、前記光源の電力制御値に基づき光源の点灯周波数値を変化させることを特徴とする。
上記構成によれば、電力制御部は、画像補正部からの画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値に対応して、光源の電力制御値に基づき光源の点灯周波数値を変化させることにより、光源の電力制御値が定格電力値から低下した時に、光源の放電を安定的に維持できる。
また、本発明の画像表示装置は、光変調作用を有する表示素子に光源からの光を照射することによって画像を表示する画像表示装置であって、前記画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値を生成する画像補正部と、前記画像補正部において生成された輝度値に基づき前記光源の電力制御値を生成する電力制御部とを備え、前記電力制御部は、前記画像補正部からの画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値に対応して、光源の電力制御値に基づいて光源の点灯周波数値を変化させることを特徴とする。
上記構成によれば、電力制御部は、画像補正部からの画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値に対応して、光源の電力制御値に基づいて光源の点灯周波数値を変化させるので、光源の電力制御値が定格電力値から低下した時に、フリッカの発生等を抑制した安定的な光源の放電が維持できると共に、適切なコントラストの表示画像が得られる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光源の電力制御値が所定の電力値に低下した時、前記光源の点灯周波数値を所定値に増加させることを特徴とする。
上記構成によれば、光源の電力制御値が所定の電力値に低下した時、点灯周波数値を所定値に増加させるので、光源の放電を安定的に維持できる。
また、本発明の画像表示装置は、前記光源の電力制御値が定格電力値以下に低下した時、該定格電力値の低下量に対応して、前記光源の点灯周波数値を増加させることを特徴とする。
上記構成によれば、光源の電力制御値が定格電力値以下に低下した時、定格電力値の低下量に対応して光源の点灯周波数値を増加するので、安定的な光源の放電が維持できると共に、適切なコントラストの表示画像が得られる。
以下、本発明の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、本発明の画像表示装置の一例として、表示素子としての液晶パネルと、液晶パネルに光を照射する放電式の光源とから構成され、液晶パネルによって変調された光をスクリーンに投写して画像を表示する投写型液晶表示装置、いわゆる液晶プロジェクタを用いて説明する。
図1は、本実施形態の液晶プロジェクタの概略構成を示すブロック図である。
図1において、液晶プロジェクタ100は、ADコンバータ1、ビデオデコーダ2、画像処理回路3、画像補正部4、LCD駆動回路5、電力制御部6、冷却ファン7、バラスト8、電源9、光源としてのランプ10、温度検出手段としての温度検出器11、AD変換回路12、光変調作用を有する表示素子としての液晶パネル13、投写レンズ14等で構成されている。
ADコンバータ1は、PC信号入力端子20に入力したPC画像データをデジタル信号に変換し、画像処理回路3に入力する。ビデオデコーダ2は、画像信号入力端子21に入力された動画像データをデジタル信号に変換し、画像処理回路3に出力する。
画像処理回路3は、ADコンバータ1あるいはビデオデコーダ2から入力されたPC画像データあるいは動画像データ(以降、PC画像データあるいは動画像データを画像データと称する)に、フレームレート変換及びスケーリング処理等を行う。フレームレート変換等が行われた画像データは、画像補正部4に入力される。
画像補正部4は、入力される画像データにブライトネス調整、コントラスト調整、ガンマ補正処理等を施し、画像データのシーン毎の適正コントラストを実現する輝度値を生成する。また、動画表示改善のために液晶パネル13に挿入する黒フレームの生成とそのタイミング設定を行う。こうした表示用映像信号はLCD駆動回路5に入力される。また、生成された画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値は、電力制御部6に入力される。
LCD駆動回路5は、画像補正部4から入力される表示用映像信号を最終的なR,G,Bの色信号として液晶パネル13に供給する。
電力制御部6は、CPU(Central Processing Unit)で構成され、画像補正部4において生成された画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値に基づき、映像のシーン毎の適正コントラストを実現するランプ10の輝度の調光(ランプ制御信号の生成)を行う。輝度の調光のために、それぞれの輝度値に適合した電力制御値及びその電力制御値に基づきランプ10の適正放電を維持するための最適な点灯周波数値が生成される。生成されたランプ制御信号はバラスト8に入力される。また、電力制御部6では、後述する温度検出器11において検出されたランプ10の発光管の温度値データがAD変換回路12においてデジタル化され、このデジタル化された温度データに基づき、冷却ファン7の回転数を制御する。
冷却ファン7は、ランプ10の冷却用ファンであり、ランプ10の近傍に設けられ、電力制御部6において制御された回転数で、ランプ10の周囲に冷却風を送り、ランプ10の冷却を行う。ランプ10の冷却を行った冷却風は、筐体に設けられている放熱穴から排気ファン(いずれも図示せず)により排気される。
バラスト8は、電力制御部6において生成されたランプ制御信号に基づいて、ランプ駆動電力及び点灯周波数を切り替えて、ランプ10を駆動する。
ランプ10は、放電式の光源として例えば超高圧水銀ランプからなり、バラスト8から入力されるランプ駆動電力及び点灯周波数に基づいて点灯する。
温度検出器11は、接触式温度センサの例えば接地形のシース温度センサであり、点灯しているランプ10の発光管の温度値を検出し、検出した温度値はAD変換回路12に入力される。ランプ10の発光管の温度値検出については、図2に基づいて後述する。
AD変換回路12は、ランプ10の発光管の温度データをデジタル化し、電力制御部6に出力する。
次に、温度検出器11によるランプ10の温度値の検出について説明する。
図2は、温度検出器11が配置されたランプ部の概略構造を示す側断面図である。
図2において、ランプ10は、石英ガラスからなる発光管40とリフレクタ45とで構成されている。発光管40は、発光部40aと発光部40aの両端部にある1対の封止部40b,40cとからなり、発光部40a内には先端を互いに近接対向させた2つの電極41a,41bが配設され、電極41a,41bの基端部が封止部40b,40cにそれぞれ支持されている。封止部40b,40c内には封着金属42a,42bが気密に埋設されており、封着金属42bには外導線43が接続されている。封止部40bの基部と口金44は、接着剤46を介してリフレクタ45のネック部45aに固着されている。
また、リフレクタ45のネック部45aには、接着剤46を含む発光管40の封止部40bに至る孔10aが設けられており、この孔10a内に、温度検出器11が発光管40の封止部40bに接触するように配置されている。
このように構成されたランプ部において、温度検出器11によるランプ10の温度値の検出は、石英ガラスからなる発光管40の封止部40bにおける温度値を検出する。温度値は、発光部40aの温度値を検出するのが好ましいが、封止部40bの温度値を検出することにより、ランプ10の点灯中における発光部40aの表面温度が千数百度Cに達することによる温度検出器の損傷、及びランプの発光域に立入ることによるランプ発光効率の低下を防ぐことができる。
発光管40の発光部40aにおける温度値は、予め実験等により取得した発光部40aと封止部40bとの対応データに基づいて、封止部40bの検出温度値から推定した温度値を用いる。因みに、ランプ10の点灯中における封止部40bの温度値は、おおよそ発光部40aの温度値の40〜60%値である。
次に、液晶プロジェクタ100の動作について説明する。
先ず、テレビジョン信号やDVD等の映像記録媒体から画像信号入力端子21に入力された画像データは、ビデオデコーダ2においてデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像データは画像処理回路3に入力される。そして、画像処理回路3においてフレームレート変換及びスケーリング処理が施され、その動画像データは画像補正部4に入力される。また、PC入力端子信号に入力された画像データの場合は、ADコンバータ1においてデジタル信号に変換され、デジタル信号に変換された画像データは画像処理回路3を経て画像補正部4に入力される。
そして、画像補正部4において画像処理回路3から入力された画像データに、ブライト調整、コントラスト調整、ガンマ補正処理等を施すと共に、画像データのシーン毎の適正コントラストを実現する輝度値(ランプ調光の輝度値)、及び動画表示改善のために液晶パネル13に挿入する黒フレームの生成とそのタイミング設定を行う。こうして画像補正部4において適正に補正された画像データ(表示用映像信号)はLCD駆動回路5に入力される。
そして、画像補正部4において補正された画像データは、LCD駆動回路5においてR,G,Bの色信号に分離されて、液晶パネル13が駆動される。そして、ランプ10からの光が液晶パネル13を透過することにより、投写レンズ14を介して画像がスクリーン30に投影される。
図3にランプ10の調光、及び黒フレームの挿入によるランプの輝度変化の一例を示す。
図3(a)は、黒フレームの挿入によるランプの輝度変化を示すグラフ、図3(b)は、ランプ調光によるランプの輝度変化を示すグラフ、図3(c)は、ランプ調光及び黒フレームの挿入が同時に行われた時のランプの輝度変化を示すグラフである。
図3(a)において、輝度値aはランプの電力制御値が定格電力状態の時のランプ輝度を示し、輝度値bは黒フレームの挿入時のランプ輝度を示している。グラフ横軸の黒フレームの挿入期間(表示期間)は、例えば60分の1秒間隔(60Hz)の画像のフィールド(表示期間)に対して30分の1秒間隔(30Hz)で挿入される。すなわち、黒フレームが挿入される30Hz毎にランプ輝度が低下する。この黒フレームの挿入によるランプの輝度値bは、ランプの電力制御値が定格電力状態における輝度値aの20〜30%に低下する。ここでは、黒フレームの挿入は、液晶パネル13に黒の画面を書き込むことで行う。
図3(b)において、表示期間cは、表示画像が暗いシーンの一例におけるランプの調光によるランプの輝度変化を示し、表示期間dは、表示画像が明るいシーンの一例におけるランプの調光によるランプの輝度変化を示している。表示画像が暗いシーンの時のランプ調光によるランプの輝度値は、明るいシーンにおける輝度値の30〜40%を示す。
図3(c)は、図3(a)に示した黒フレームの挿入と、図3(b)に示したランプの調光が同時に行われた時のランプ10の輝度変化を示している。この黒フレームの挿入及びランプ調光が同時に行われた時、ランプの輝度値は黒フレームが挿入される周期で輝度値が大幅に低下する。本実施形態では、この輝度値が低下する期間tにおいて、ランプ10の適正放電を維持するための最適な点灯周波数がランプ10に供給される。
電力制御部6は、画像補正部4において生成された画像表示時の輝度値、及び黒フレームの挿入時の輝度値を、例えば1〜5msの一定周期毎に入力し、それぞれの輝度値に適合したランプ10の電力制御値、及びその電力制御値に基づきランプ10の適正放電を維持するための最適な点灯周波数値を生成する。
この点灯周波数値は、ランプ電力制御値が低ければ低いほど、高い点灯周波数値が生成される。例えば、ランプ定格電力時には200Hzの点灯周波数値を生成し、ランプ電力制御値(ランプの輝度値)が定格電力時の20〜30%の場合に、例えば2KHzの点灯周波数値が生成される。ランプ電力制御値がランプ定格電力時と定格電力時の20〜30%の間は、ランプ電力制御値に応じて200Hz〜2KHzの点灯周波数値がリニアに生成される。
図4に電力制御部6において生成されるランプの点灯周波数の状態を示す。なお、図4は、図3(c)に示す期間Tにおけるランプの点灯周波数の状態を示す。
期間Tは、黒フレームの挿入とランプの調光が同時に行われランプ電力制御値が低下した状態(図3(c)を参照)の期間であり、例えばランプ定格電力時に200Hzの点灯周波数値に対して、ランプ電力制御値が定格電力時の20〜30%であるので2KHzの点灯周波数値が生成される。生成される点灯周波数値は、おおよそ電力制御値(ランプの輝度値)に比例の関係に生成される。生成された電力制御値及び点灯周波数値はバラスト8に入力される。
そして、バラスト8では、電力制御部6において生成されたランプ10の電力制御値及び点灯周波数値に基づき、ランプ駆動電力及び点灯周波数を切り替えてランプ10を点灯駆動する。
次に、温度検出器11及び冷却ファン7の動作について説明する。
液晶プロジェクタ100を起動しランプ10の点灯が開始された後、温度検出器11は、ランプ10の点灯状態における発光管40の封止部40bの温度値を、例えば1〜5msの一定周期で検出し、検出された温度値はAD変換回路12に入力する。そして、AD変換回路12では、温度検出器11において検出された発光管の温度値をデジタル信号に変換し、デジタル信号に変換された発光管の温度値は電力制御部6に入力される。
そして、電力制御部6では、温度検出器11において一定周期で検出された発光管40(封止部40b)の温度値を、一定期間毎、例えば5回検出する毎に平均化し、この平均化した温度が一定温度値以下に下がらないように冷却ファン7の回転数を制御する。すなわち、映像のシーン毎の適正コントラストを実現するランプ調光による輝度、及び動画表示改善のための黒フレームの挿入時の輝度に適合したランプ10の電力制御により、検出された発光管の平均温度値が一定温度値以下に低下した時には冷却ファン7の回転数を下げ、必要以上に発光管の温度が低下し過ぎないように冷却ファン7の制御を行う。一定温度値は、定格電力に対して所定の割合を減じた電力を印加した場合における発光管の温度値であって、ランプの寿命に対する影響が小さいことを評価によって求めた温度値が好ましい。
以上に説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)温度検出器11によりランプ10の発光管の温度を検出し、検出された発光管の温度に応じて冷却ファン7の回転数を変化させる。より詳しくは、平均温度値が一定温度値以下に低下した時に、冷却ファン7の回転数を低下させるので、ランプ10(発光管)の温度が低下し過ぎることを防止し、ランプ10の放電を安定的に継続する発光管の温度を維持することがでる。その結果、ランプ10の点灯起動の不良、あるいはライフ特性(ランプ寿命)の劣化速度を抑制できる。
(2)電力制御部6は、温度検出器11において検出されるランプ10の発光管の温度を、一定周期の複数回の平均温度値に基づいて冷却ファン7の回転数を変化させるので、冷却ファン7の過度の回転を抑え、ランプ10の放電を安定的に継続する発光管の温度が維持できると共に、冷却ファン7の騒音や消費電力を抑えることができる。
(3)電力制御部6は、画像補正部4からの画像表示時の輝度値及び液晶パネル13への黒フレームの挿入時の輝度値に対応して、ランプ10の電力制御値が定格電力値以下に低下した時、定格電力値の低下量に対応して点灯周波数値を増加させるので、フリッカの発生等を抑制した安定的なランプの放電が維持できると共に、適切なコントラストの表示画像が得られる。
その他の変形例を以下に記載する。
(変形例1)
電力制御部6において生成されるランプ10の点灯周波数値は、ランプ電力制御値が低ければ低いほど、高い点灯周波数値を生成する場合で説明したが、ランプ電力制御値が所定の電力値に達した時(低下した時)に、所定の点灯周波数値を生成することであっても良い。
この点灯周波数値は、例えば、ランプ定格電力時には200Hzの点灯周波数が生成され、ランプ電力制御値(ランプの輝度値)が定格電力時の20〜30%の場合に、例えば2KHzの点灯周波数が生成される。こうした点灯周波数値の生成により、フリッカの発生等を抑制した安定的なランプの放電が維持できると共に、適切なコントラストの表示画像が得られる。
(変形例2)
電力制御部6では、温度検出器11において一定周期で検出された発光管40(封止部40b)の温度値を、一定期間毎、例えば5回検出する毎に平均化し、この平均化した温度(平均温度)が一定温度値以下に下がらないように、冷却ファン7の回転数を制御する場合で説明したが、平均温度値に限定されない。温度検出器11において一定周期で検出された過去複数回の発光管40(封止部40b)の温度値の積分でも良いし、累積であっても良い。また、その時の検出温度値のみでも良い。
(変形例3)
黒フレームの挿入期間(表示期間)は、例えば60分の1秒間隔(60Hz)の画像のフィールド(表示期間)に対して30分の1秒間隔(30Hz)で挿入されるとしたが、60分の1秒間隔(60Hz)の画像のフィールド(表示期間)に対して120分の1秒間隔(120Hz)で挿入されるとしてもよい。
(変形例4)
黒フレームの挿入は、液晶パネル13に黒の画面を書き込むことで行うとしたが、光路上にシャッタを配置して光変調装置を通過する光を一定期間遮断するようにして行ってもよい。
本発明の液晶プロジェクタの概略構成を示すブロック図。 温度検出器が配置されたランプ部の概略構造を示す側断面図。 ランプの調光及び黒フレームの挿入によるランプの輝度変化を示すグラフ。 ランプの点灯周波数の状態を示すグラフ。
符号の説明
1…ADコンバータ、2…ビデオデコーダ、3…画像処理回路、4…画像補正部、5…LCD駆動回路、6…電力制御部、7…冷却ファン、8…バラスト、9…電源、10…光源としてのランプ、11…温度検出手段としての温度検出器、12…AD変換回路、13…表示素子としての液晶パネル、14…投写レンズ、20…PC信号入力端子、21…画像信号入力端子、30…スクリーン、40…発光管、40a…発光部、40b…封止部、100…画像表示装置としての液晶プロジェクタ。

Claims (8)

  1. 光変調作用を有する表示素子に光源からの光を照射することによって画像を表示する画像表示装置であって、
    前記画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値を生成する画像補正部と、
    前記画像補正部において生成された輝度値に基づき前記光源の電力制御値を生成する電力制御部と、
    前記光源の発光管の温度を検出する温度検出手段と、
    前記光源を冷却する冷却ファンと
    を備え、前記電力制御部は、前記温度検出手段からの検出温度値に応じて、前記冷却ファンの回転数を変化させることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記電力制御部は、前記温度検出手段において検出された一定周期の複数回の平均温度値から、前記冷却ファンの回転数を変化させることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2記載の画像表示装置において、
    前記電力制御部は、前記平均温度値が一定温度値以下にならないように、前記冷却ファンの回転数を変化させることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項3記載の画像表示装置において、
    前記電力制御部は、前記平均温度値が一定温度値以下に低下した時、前記冷却ファンの回転数を低下させることを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像表示装置において、
    前記電力制御部は、前記画像補正部からの画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値に対応して、前記光源の電力制御値に基づき光源の点灯周波数値を変化させることを特徴とする画像表示装置。
  6. 光変調作用を有する表示素子に光源からの光を照射することによって画像を表示する画像表示装置であって、
    前記画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値を生成する画像補正部と、
    前記画像補正部において生成された輝度値に基づき前記光源の電力制御値を生成する電力制御部と
    を備え、前記電力制御部は、前記画像補正部からの画像表示時の輝度値及び黒フレーム時の輝度値に対応して、前記光源の電力制御値に基づき光源の点灯周波数値を変化させることを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項5又は請求項6記載の画像表示装置において、
    前記光源の電力制御値が所定の電力値に低下した時、前記光源の点灯周波数値を所定値に増加させることを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項5又は請求項6記載の画像表示装置において、
    前記光源の電力制御値が定格電力値以下に低下した時、該定格電力値の低下量に対応して、前記光源の点灯周波数値を増加させることを特徴とする画像表示装置。
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