JP2005225527A - 収納ケース - Google Patents

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孝顕 田中
Koji Kuwabara
幸二 桑原
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Abstract

【課題】 容易かつ安全に出し入れできるととともに、少ないスペースで出し入れ可能なCD等板状ディスク2の収納ケース1を提供する。
【解決手段】CD2等の板状のディスクを収納する収納ケースであって、その上面にディスク2を保持した状態で、かつディスク平面方向を挿入・挿出方向として移動可能なスライド部材11と、前記スライド部材11を収納する収納空間を設けたケース本体12とからなり、前記ケース本体12の収納空間には前記スライド部材11をその挿出方向に押圧する第1の押圧部材と、前記第1の押圧部材に抗して前記スライド部材11をケース本体に仮固定するロック手段と、前記ケース本体の外部からの操作により前記ロック手段を解除する解除手段14とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンパクトディスク(以下「CD」とする)、DVD等板状のディスクの収納ケースに関するものである。
従来、例えばCDなど板状の収納ケースとしては、図8に示すような収納ケース100が用いられている。この収納ケース100は、方形のケース本体101と、このケース本体101内にてCDを保持しつつ収納する方形の内枠102と、この内枠102のヘッド部102aに1辺が回動自在に枢着された蓋体103とから構成されている。この収納ケース100は、前記内枠102と蓋体103が軸受部104を軸として回動自在に枢着されており、蓋体103をケース本体101に対して回動させることにより、開口を形成し、CDを出し入れする(特許文献1参照)。
しかし、収納ケース100を開閉させる際には、ケース本体101に対して蓋体103を回動させなければならないため、一方の手でケース本体101を押さえ、他方の手で蓋体103を保持し、両方の手を用いて行わなければならない。また、CD等の収納ケースは、外から内容物を黙視できるよう透明な材質で形成されていることが多く、このような透明な収納ケースでは、開閉作業に適する手の配置位置がわかりにくいことがあり、開閉作業を行いにくいことが多々あった。さらに、この収納ケース100を開閉する際には、蓋体103は前記軸受部104を軸として回動するため円弧を描くように移動する。そのため、CDを出し入れする際には、多くのスペースを要しており、CDを出し入れする場所に制限を伴うこともあった。
また、このような多くのスペースを要さないCDの収納ケース200として、例えば、図9に示すものが挙げられる。この収納ケース200は、側面に開口部201を備えCDをスロットイン式で収容可能なケース本体202と、ケース本体202の内面両側に設けたテーパー溝203と、ケース本体202内部側面に設けCDを固定するストッパー204と、ケース本体202の中央部から開口部201縁に達する切り口205と、を備えている(特許文献2参照)。
この収納ケース200は、ケース本体202の開口部201から挿入されたCDをテーパー溝203に沿って収納することができる。そして、収納されたCDは、ストッパー204にてケース本体202内に固定されるため、CDの表面を傷つけることなく収納可能である。また、ケース本体202からCDを抜き出す場合は、CDの中心孔に指を入れ前記ケース本体202の側板の中央部から開口部201に達する切り口205にそって引き抜く。すなわち、この収納ケースによれば、ケース本体202にCDを出し入れする際は、CDを差し込む、あるいは抜き出す操作がそれぞれ一つの動作で出来、従来の蓋を開けCD10を取り出すという二つの動作にくらべて素早く行う事ができるという効果が得られる。
しかし、この収納ケース200によっても前記収納ケース100と同様に、CDを出し入れする際には、ケース本体202を固定してCDを差し込み或いは抜き出さなければならない。すなわち、一方の手でケース本体202を保持し、他方の手でCDを保持しなければならず、両方の手を用いてCDを出し入れしなければならなかった。また、直接CDをテーパー溝203に沿わせて出し入れするため、操作ミス等によってCDの表面を傷つけてしまう恐れもあった。
特開2003−054674号公報 特開2003−237873号公報
本発明は、このような問題を鑑みて成されたものであり、容易かつ安全に出し入れできるととともに、少ないスペースで出し入れ可能なCD等板状ディスクの収納ケースを提供することを技術的課題とする。
本発明に係る収納ケースは、前述の技術的課題を解決するために以下のように構成されている。この収納ケースは、CD等の板状のディスクを収納する収納ケースであって、その上面にディスクを保持した状態で、かつディスク平面方向を挿入・挿出方向として移動可能なスライド部材と、前記スライド部材を収納する収納空間を設けたケース本体とからなり、前記ケース本体の収納空間には前記スライド部材をその挿出方向に押圧する第1の押圧部材と、前記第1の押圧部材に抗して前記スライド部材をケース本体に仮固定するロック手段と、前記ケース本体の外部からの操作により前記ロック手段を解除する解除手段とを備えている。
本発明に係る収納ケースは、前記ロック手段によってディスクを保持したスライド部材をケース本体に仮固定している。その際に前記第1の押圧部材は、ケース本体からスライド部材を挿出方向にスライド部材を押圧している。スライド部材をケース本体から挿出する際には、前記解除部によってロック手段の仮固定を解除する。これにより、第1の押圧部材の押圧によって、スライド部材はケース本体から挿出される。一方、スライド部材をケース本体に収納する際には、前記第1の押圧部材に抗して前記スライド部材をケース本体に手等で挿入して、ロック手段によってスライド部材をケース本体に仮固定する。このロック手段は、スライド部材をケース本体に固定できれるものであれば良く、種々の構成とすることができる。例えば、一方の方向に挿入可能で、逆の方向に挿出されないラチェット機構が挙げられる。
すなわち、本発明は前記第1の押圧部材によってスライド部材をケース本体から挿出方向に押圧しているため、ロック手段によってスライド部材をケース本体に仮固定し、解除部によってその仮固定を解除することのみにより、第1の押圧部材の押圧によりスライド部材を挿出することができる。そのため、従来と比較して作業が容易となる。また、従来両手で操作していたディスクの出し入れを片手でも操作することが可能となり、作業の利便性も向上させることができる。さらに、スライド部材は平面方向を挿入・挿出方向としているため、スライド部材とケース本体は一定方向にスライドして挿入、挿出される。従って、ケース本体に対するスライド部材の移動軌跡は直線上となり、ディスクの出し入れに要するスペースを少なくすることが可能となる。加えて、スライド部材は、その上面にディスクを保持した状態で移動するため、スライド部材がディスクを保護する役割を果たし、ディスクを安全に収納することができる。
また、本発明に係る収納ケースのロック手段は、前記スライド部材に設けられた切り欠き部と、この切り欠き部と掛かり合う固定部と、掛かり合った切り欠き部と固定部とを押圧し仮固定する第2の押圧部材と、を備えていることを特徴としても良い。前記構成によれば、スライド部材をケース本体に仮固定するには、前記切り欠き部と固定部とを掛かり合わせ、この掛かり合った切り欠き部と固定部とを第2の押圧部材によって仮固定することができる。一方、仮固定を解除する際には、第2の押圧部材を元の方向に押圧し、解除することができる。このようなロック手段とすることにより、容易にスライド部材とケース本体の仮固定及び解除を行うことができる。
また、本発明に係る収納ケースのケース本体は、前記解除部を操作する穴部を備えていることが望ましい。前記解除部は、スライド部材とケース本体の仮固定を解除するものであり、この解除によってスライド部材がケース本体から挿出される。解除部は、仮固定を解除できる構成であれば良く、種々の構成とすることができる。例えば、ロック手段に第2の押圧部材が備えられている場合には、スライド部材を押圧している第2の押圧部材を逆方向に押圧し、仮固定を解除するように押圧箇所を設ける構成が例示できる。この解除部は人の操作等外力を付加して操作するため、ケース本体の外周面に設けることが望ましい。一方、ロック手段は、ケース本体とスライド部材を仮固定するため、ケース本体内に設けることが望ましい。また、このロック手段を連動させる解除部は、ケース本体内の固定部と係合していなければならない。そのため、ケース本体に解除部を操作するための穴部を設けることが望ましく、この構成により、ケース本体の外から内部に配置されたロック手段の操作を行うことが可能となる。
加えて、本発明に係る収納ケースの解除手段は、前記ロック手段の固定部の一端に操作釦の操作面として形成されており、該操作釦の操作面が前記押圧状態において前記ケース本体の外壁面と面一状態となるように配置されていることを特徴とすることが望ましい。本発明は、前記構成により、操作釦の操作面がケース本体の外壁面と面一状態となるため、ケース本体の外壁面に突起部が無く、見栄えよく収納ケースを重ねることが可能となり、ユーザのスペースユーティリティも確保できる。
さらに、本発明に前記ケース本体は、ディスクの側部に対向する複数の側壁部を備えており、前記開口部は、この側壁部に設けられていることを特徴とすることが望ましい。本発明に係る収納ケースは、ケース本体の開口部方向に第1の押圧部材が機能し、スライド部材を押圧しケース本体から挿出させるため、この挿出方向は、開口部の配置によって定まる。ケース本体の側壁部に開口部を設けることにより、スライド部材の挿出方向は、ディスクの表裏面に沿った方向となる。ここで本発明に係る収納ケースは、板状のディスクを保持するため、その外形を小さく形成すると必然的に板状となる。このような外形の収納ケースを片手で操作しようとすると、立設するのではなく、広い面を有する面を下にして配置した方が安定性が良い。前記スライド部材の挿出方向をディスクの表裏面に沿った方向にすることにより、収納ケースが安定した状態でディスクを出し入れすることができる。また、スライド部材がケース本体から挿出した状態で、ディスクの表裏面を可視可能とすることができるため、通常表裏面に表記されているディスクの内容を容易に認識することが可能となり好適である。
また、本発明に係る収納ケースのスライド部材の保持部は、ディスクの表裏面に対向する底部と、この底部にディスクを仮固定する爪部と、を備えていることを特徴としても良い。スライド部材が前記底部を有しており、この底部にディスクを爪部で固定することができるため、傷つきやすいディスクの表裏面を保護した状態でディスクの出し入れをすることが可能となる。
さらに、本発明に係る収納ケースは、前記ケース本体には、前記スライド部材を挿入、挿出する際のガイドとなるガイドレールが設けられていることを特徴とすることが望ましい。前記スライド部材は、第1の押圧部材の押圧によってケース本体から挿出される。その際は、通常、ケース本体の内面に沿ってスライド部材が挿出される。しかし、例えば、ケース本体とスライド部材との間に隙間がある場合には、ケース本体から挿出する際に、ケース本体の内面に衝突してしまうことが考えられる。また、スライド部材をケース本体に挿入する際には、手等でスライド部材を押してケース本体に挿入する。このスライド部材を押す方向は、操作者の感覚によるものであり、適宜な方向へスライド部材が押されないことも考えられる。このような場合に、前記ガイドレールを設けることにより、適宜な
方向へスライド部材の挿入及び挿出を導くことが可能となる。このガイドレールは、種々の構成とすることができるが、例えば、スライド部材とケース本体の互いの当接面に挿入及び挿出方向に延出する凹凸部を設け、この凹凸を噛み合わせた状態でスライド部材を挿入及び挿出させる構成が挙げられる。た、例えば、スライド部材の側部の厚みと、ケース本体の収納空間の大きさを略同形にし、互いを摺動させた状態でスライド部材を挿入、挿出させる構成が挙げられる。
加えて、本発明に係る収納ケースのスライド部材の第1の押圧部材と反対側の端部は、前記ケース本体の収納空間を閉塞する蓋部が前記スライド部材と一体に形成されていることが望ましい。前述のようにディスクを保持したスライド部材は、ケース本体の開口部から挿入、挿出されており、ケース本体は、常にこの開口を有した状態である。しかし、スライド部材がケース本体に収納された状態で、開口を有していると、収納空間に塵埃等が侵入するおそれがある。さらに、流入した塵埃によって内部に収納されたディスク等の品質を劣化させてしまうおそれも生じる。そのため、ケース本体にスライド部材を収納した状態では、前記開口部を塞ぐことが望ましい。前記蓋部を設けることによりスライド部材の収納と共に開口部を塞ぐことができ、収納空間の閉塞性を保ち、塵埃等の侵入を抑止して収納されるディスクの品質を長期間にわたって維持することができる。また、蓋部がスライド部材と一体に形成されているため少ない部品点数で収納ケースを構成することができる。この蓋部は、ケース本体の開口と略同形に形成して開口部を塞ぐように構成しても良いし、開口部より大きく形成し、開口部を塞ぐと共に、スライド部材をケース本体に収納する際に開口部端面と当接してストッパーを兼ねるように構成しても良い。
また、本発明に係るの収納ケースの第1の押圧部材と第2の押圧部材のうち少なくともいずれか一方は、弾性部材であることが望ましい。前記第1及び第2の押圧部材は、押圧できるものであれば種々の部材を用いることができ、例えば、弾性部材、シリンダが挙げられる。しかし、弾性部材は、力が加えられたときにその力の働きで弾性変形し、もとの状態へ戻そうとする力(付勢力)が働くという弾性の性質を持っている物質であり、その構成は簡易なもので本発明に好適である。弾性部材としては、例えば、ゴム、バネ等が挙げられる。弾性部材を用いることにより、常に適宜の方向に押圧できるとともに、ケース本体とスライド部材との間に多少の隙間等が生じても、その隙間を吸収することができるため好適である。
加えて、本発明に係る収納ケースのケース本体とスライド部材のうち少なくともケース本体は、透明な部材で形成されていることが望ましい。少なくとも外側に位置するケース本体に透明な材質を採用することにより、収納ケースに収納した状態でケース本体の外部からディスクを容易に識別することが可能となる。例えば、透明プラスチックを例示できる。また、ケース本体と併せて、スライド部材も透明な材質としても良い。ケース本体とスライド部材共に透明な材質を採用することにより、ディスクを識別し易くなるだけでなく、透明な部材で全体を統一し美観を生じさせ視覚において楽しませることも可能となる。
以上説明したように本発明に係る収納ケースによれば、収納されたディスクを容易に出し入れすることができる。また、ディスクの収納に際し要するスペースを少なくすることができるため、使用場所の制限が少なく、種々の場所で好適に使用することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の最良の実施形態を詳細に説明する。本実施の形態に係る収納ケース1は、CD2を収納する収納ケース1であり、開放時と閉鎖時の斜視図を図
1及び図2に示す。この収納ケース1は、CD2を保持する保持部を備えたスライド部材11と、このスライド部材11を収納するケース本体12と、前記スライド部材11の挿入位置でスライド部材11をケース本体12に仮固定するロック手段と解除部とを兼ねた操作釦14と、スライド部材11を開口部方向に押圧する第1の押圧部材13と、を備えている。
本実施の形態に係る収納ケースは、ABS(アクリル・ブタジエン・スチレン共重合)樹脂性を用いて射出成形によって成形した。このABS樹脂は、スチレンにアクリロニトリルとブタジエンを三重合体した素材である。このABS樹脂は、熱、衝撃に強く、耐久性が高い。そのため、CDを外部の衝撃から保護することができるとともに、長期間使用することが可能である。尚、本実施の形態では、ABS樹脂を用いたが、本発明に係る収納ケースは、種々の材質を用いることができ、例えば、アクリル樹脂、ポリプロピレン、ポリスエチレン、アクリロニトリルスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂を挙げられる。例えば、前記ABS樹脂は、不透明であり収納したCDを可視することはできない。しかし、透明度が高いアクリル樹脂を用いることにより、収納ケース全体を透明に形成することが可能となる。
図3は、スライド部材11の斜視図である。このスライド部材11は、CD2を保持する略正方形の底部11aとCD2を底部11aに仮固定する爪部11dとからなる保持部と、前記底部11aの一辺から立設しケース本体12の開口部12aを塞ぐ蓋部11bと、この蓋部11bと対向する底部11aの一辺に設けられ第1スプリング13の押圧を受ける受動部11cと、を有している。前記爪部11dは、前記底部11aに三つ立設されており、CD2の中心孔と掛り合う。この爪部11dによってCD2は底部11aに仮固定される。この底部11aの爪部11dは、上方に向かって拡開しており、各爪部11dは、力を加えることによりCD2の中心方向に可動する。そのため、CD2を底部11aから取り外す際には、CD2を底部11aから引き上げることにより、爪部11dが中心方向に可動し、底部11aとの仮固定を解除することができる。
前記スライド部材11の蓋部11bは、同図に示すように、スライド部材11と一体に設けられている。そして、ケース本体12の開口部12aより大きく形成されており、スライド部材11がケース本体12に収納された状態で、前記開口部12aを閉塞する。この蓋部11bが設けられていることにより、ケース本体12内に水分や塵挨等の雑物が入るのを防ぐことができ、収納されたCD2を保護することができるため、CD2の記録面の水分や塵挨による劣化を防止できる。また、蓋部11bはスライド部材11と一体成形されているため、収納ケースの部品点数を増加させることがない。さらに、スライド部材11をケース本体12に収納した状態で、ケース本体12の開口部12aの端面と当接しストッパーの役割を兼ねている。前記受動部11cは、前記蓋部11bに対向する底部11aの一辺に設けられており、中央とその両端に3つの切り欠き部11e,11f,11gを有している。中央の切り欠き部11eは、後述する操作釦14と係合する。中央の切り欠き部11eの両端に配置された切り欠き部11f,11gは、前記第1スプリング13の付勢力を受ける(図4参照)。
図5は、前記ケース本体12の斜視図である。このケース本体12は、前記スライド部材11の略全体を覆う略矩形であり、二枚の壁部12bと、この壁部12b間に配置された四枚の側壁部12cからなる。この側壁部12cのうち一の側壁部には、前記スライド部材11の出入口となる開口部12aが設けられている。また、一の壁部には、操作釦14を操作するための穴部12dが設けられており、収納ケース1の外側から操作釦14を操作することができる。また、この穴部12dに隣接して保護板12gが立設されており、操作釦14を操作する際のケース本体12の変形と操作釦14のずれを防止することができる。
前記穴部12dと対向する壁部12bには、第2スプリング15を配置するための第2固定部材12hが設けられ、開口部12aと対向する側壁部の内面には、前記第1スプリング13を固定するための第1固定部材12eが設けられている。これら固定部材12e,12hによって第1及び第2スプリング13,15をケース本体12内に固定することができる。また、開口部12aが設けられた側壁部と隣接した側壁部の内面には、前記スライド部材11をガイドするためのガイドレール12fが設けられている。このガイドレール12fは、ケース本体12を構成する側壁部の内面に設けられた凹部であり、この凹部に底部11aの側部が貫入される。ガイドレール12fは、開口部12aを有する側壁部に隣接した二つの側壁部にスライド部材11の挿入、挿出方向に沿って形成されており、前記スライド部材11の底部11aを狭持している。そのため、スライド部材11の挿入、挿出はガイドレール12fに沿った状態となり、円滑にスライド部材11を挿入、挿出することができる。
次いで、図6に操作釦14の概略図を示す。この操作釦14は、内部に中空部を備えた楕円柱形の解除部14aと、この解除部14aの下端から延出したつば状の固定部14bと、を有している。この解除部14aの端面は操作面として形成されており、図1に示すように、ケース本体12の壁部に設けられた穴部12dから露出された状態となっている。このとき、操作釦14の操作面は前記ケース本体12の壁部の表面と面一状態となるように配置されているため、収納ケース1を上下に重ね合わせることが可能である。
そして、この操作釦14は、前述した、スライド部材11の切り欠き部11eと、第2スプリング15と、ロック手段を構成する。前記解除部14aの中空部には、前記第2スプリング15が係合している。前記解除部14aの上端は、前記ケース本体12の穴部12dに配置されている。固定部14bは、外周に向かって下方に傾斜しており、スライド部材11の受動部11cに形成された切り欠き部11eと係合する。この係合した状態を第2スプリング15が付勢することにより、スライド部材11とケース本体12は仮固定される。一方、スライド部材11とケース本体12との仮固定を解除する際には、前記解除部14aを下方に押圧する。解除部14aを下方に押圧することにより、解除部14aの中空部に配置された第2スプリング15が圧縮され、操作釦14全体が下方に移動する。これにより、固定部14bと切り欠き部11eとの係合が外れる。そして、前記第1スプリング13の付勢力により、スライド部材11はケース本体12から挿出される。
次いで、このスライド部材11とケース本体12が仮固定される状態を詳細に説明する。図7は、スライド部材11とケース本体12が仮固定される過程を操作釦14の断面図と平面図で示した図である。図7(a)は、ケース本体12にスライド部材11を挿入した図であり、スライド部材11の先端が操作釦14と係合する部分まで挿入されていない状態である。このとき、スライド部材11は、操作釦14と係合していないため、操作釦14の位置は移動しない。図7(b)は、スライド部材11の先端と操作釦14の固定部14bが係合している。スライド部材11が固定部14bの傾斜面に沿って挿入することに伴い、操作釦14は、第2スプリング15を圧縮し下方に移動する。
図7(c)は、スライド部材11の先端が操作釦14の中心位置まで挿入した図であり、第2スプリング15は更に圧縮され、操作釦14は更に下方に位置する。図7(d)は、スライド部材11が更に挿入され、切り欠き部11eに操作釦14が配置された状態である。切り欠き部11eは、操作釦14より大きく形成されており、スライド部材11がこの位置まで挿入されると、スライド部材11と操作釦14の固定部14bは係合せず、第2スプリング15が付勢し、操作釦14が上方に移動する。この状態では、スライド部材11とケース本体12は、操作釦14を介して仮固定されており、スライド部材11がケース本体12から挿出されない。
次いで、このように構成された収納ケースの使用方法について詳細に説明する。まず、収納ケース1にCD2を収納するために収納ケース1を開放する際には、ケース本体12の穴部12dに配置された操作釦14を押圧する。この押圧により第2スプリング15が圧縮され、操作釦14は下方に移動する。この操作釦14の移動により、操作釦14の固定部14bとスライド部材11の切り欠き部11eとの係合が外れ、スライド部材11とケース本体12の仮固定は解除される。一方、ケース本体12内に固定された第1スプリング13は、スライド部材11の受動部11cを開口部12a方向に常に付勢している。この第1スプリング13の付勢力により、スライド部材11はケース本体12から挿出される。このとき、スライド部材11は、ケース本体12のガイドレール12fに沿って移動する。このようにして、スライド部材11がケース本体12から挿出され、CD2をスライド部材11の底部11aに収めることができる。
一方、CD2を保持したスライド部材11をケース本体12に収納する際は、第1スプリング13に抗してスライド部材11の蓋部11bをケース本体12に挿入する方向に押す。ケース本体12にスライド部材11が挿入に伴い、スライド部材11の受動部11cの後面に配置された第1スプリング13は圧縮される。そして、スライド部材11の挿入が進行すると、スライド部材11の受動部11cに形成された切り欠き部11eと操作釦14の固定部14bが係合し、スライド部材11はケース本体12内に仮固定される。このとき、ケース本体12の開口部12aは、スライド部材11の蓋部11bによって閉塞される。このようにして、CDを容易かつ安全に収納することができる。
以上のように、本実施の形態に係る収納ケースによれば、簡易な操作で容易にCD2を収納ケース1から出し入れすることができる。また、その操作は片手で行うことができる。さらに、収納ケース1を開口させる操作釦14が、収納ケース1の外面に設けられているため、複数枚重ね合わせた状態でも、出し入れを操作することが可能となる。また、その操作釦14の操作面が収納ケース1の外壁面と面一状態となるように配置されているため、見栄えよく収納ケースを複数枚重ね合わせておくことが可能である。
本実施の形態に係る収納ケースの斜視図である(開放時)。 本実施の形態に係る収納ケースの斜視図である(閉鎖時)。 収納ケースを構成するスライド部材の斜視図である。 収納ケースのスライド部材の受動部の部分拡大図である。 収納ケースを構成するケース本体の斜視図である。 収納ケースの操作釦の部分拡大図である。 スライド部材とケース本体の仮固定の説明図である。 従来のCDケースの斜視図である。 従来のCDケースの斜視図である。
符号の説明
1 収納ケース
2 CD
11 スライド部材
12 ケース本体
13 第1スプリング
14 操作釦
15 第2スプリング
100 CDケース
101 ケース本体
102 内枠
102a ヘッド部
103 蓋体
104 軸受部
200 CDケース
201 スロットイン挿入口
202 CDケース本体
203 テーパー溝
204 ストッパー
205 切り口

Claims (8)

  1. CD等の板状のディスクを収納する収納ケースであって、
    その上面にディスクを保持した状態で、かつディスク平面方向を挿入・挿出方向として移動可能なスライド部材と、
    前記スライド部材を収納する収納空間を設けたケース本体とからなり、
    前記ケース本体の収納空間には前記スライド部材をその挿出方向に押圧する第1の押圧部材と、
    前記第1の押圧部材に抗して前記スライド部材をケース本体に仮固定するロック手段と、
    前記ケース本体の外部からの操作により前記ロック手段を解除する解除手段とを備えていることを特徴とする収納ケース。
  2. 前記ロック手段は、前記スライド部材に設けられた切り欠き部と、この切り欠き部と掛かり合う固定部と、掛かり合った切り欠き部と固定部とを押圧し仮固定する第2の押圧部材と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の収納ケース。
  3. 前記解除手段は、前記ロック手段の固定部の一端に操作釦の操作面として形成されており、該操作釦の操作面が前記押圧状態において前記ケース本体の外壁面と面一状態となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納ケース。
  4. 前記ケース本体は、ディスクの側部に対向する複数の側壁部を備えており、前記開口部は、側壁部に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の収納ケース。
  5. 前記ケース本体は、前記スライド部材を挿入、挿出する際のガイドとなるガイドレールを備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の収納ケース。
  6. 前記スライド部材の第1の押圧部材と反対側の端部は、前記ケース本体の収納空間を閉塞する蓋部が前記スライド部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の収納ケース。
  7. 前記第1の押圧部材と第2の押圧部材のうち少なくともいずれか一方は、弾性部材であることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の収納ケース。
  8. 前記ケース本体とスライド部材のうち少なくともケース本体は、透明な部材で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の収納ケース。
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