JP2005225289A - 車両の駆動力伝達部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダウンヒルバイクの慣性走行時の変速を行えるようにするとともに、ダウンヒルバイクの駆動力伝達部に過負荷が作用するを防止することにある。
【解決手段】 出力軸に駆動スプロケットを取付け、後輪の車軸54に回転自在にハブ87を取付け、このハブ87に一方向クラッチ88を介して被動スプロケット55を取付け、駆動スプロケットと被動スプロケット55とにチェーンを掛け、足漕ぎ式のペダルから駆動力を出力軸に伝えることで後輪を回転させるダウンヒルバイクの駆動力伝達部構造において、被動スプロケット55とハブ87との間に且つ一方向クラッチ88と並列に、摩擦力を発生させるOリング91を介在させた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両の駆動力伝達部構造に関するものである。
従来の車両の駆動力伝達部構造として、フリーホイール、即ち一方向クラッチを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭59−116640号公報
特許文献1の第1図を以下の図22で説明する。なお、符号は振り直した。
図22は従来の車両の駆動力伝達部構造を示す断面図であり、フリーホイールの本体301に複数の鋼球302を介してラチェットリング303を回転可能に取付けるとともに、ラチェットリング303の内周面からフリーホイールの本体301の外周面へラチェット爪304をほぼ径方向に揺動可能に起立させてラチェット爪304の先端をフリーホイールの本体301の外周面に設けたラチェット歯に係合させ、ラチェットリング303にスプロケットホイール306をねじ結合したことを示す。
これにより、フリーホイールの本体301に対してスプロケットホイール306の一方向への回転を許容し、他方向への回転を阻止する(即ち、フリーホイールの本体301とスプロケットホイール306とが一体的に回転する)。なお、307は鋼球302を支持するためにフリーホイールの本体301にねじ結合した球押である。
例えば、上記のフリーホイールを備える車両が、スプロケットホイール306の他に複数のスプロケットホイールをラチェットリング303に取付けた多段の変速機構を備える場合に、変速を行うにはチェーンをスプロケットホイール306や他のスプロケットホイールに掛け替えるためにチェーンが回っている状態でチェーンに側方から荷重を加える必要がある。従って、チェーンが回っていない場合には、各スプロケットにチェーンを掛け替えることができず、変速できない。
例えば、上記のフリーホイールが、自転車の後輪、即ち駆動輪に取付けられている場合、ペダルを漕ぐことによってチェーンを介してスプロケットホイール306が回転し、このスプロケットホイール306からラチェット爪304を介してラチェットリング303に駆動力が伝わり、ラチェットリング303に取付けた後輪が回転する。
ペダルを漕がずに足を載せたまま、自転車の慣性で坂道等を走行するときには、後輪が回転するだけでチェーンは回らないから、このときは変速不可能になる。
そこで、上記したフリーホイールの本体301にラチェットリング303が一体的に結合される構造にすれば、自転車が慣性で走行するときに後輪の回転に伴ってフリーホイールの本体301とスプロケットホイール306とが一体的に回転し、チェーンも回転するので変速が可能になる。しかし、ペダル側、チェーン及びフリーホイール等の駆動力伝達部が常に直結であるため、駆動力伝達部に大きな荷重が加わった場合に備えて、過負荷防止構造を設けるのが望ましい。
本発明の目的は、車両の駆動力伝達部構造を改良することで、車両の慣性走行時の変速を行えるようにするとともに、駆動力伝達部に過負荷が作用するを防止することにある。
請求項1に係る発明は、支軸に駆動スプロケットを取付け、駆動輪の車軸に回転自在にハブを取付け、このハブに第1一方向クラッチを介して被動スプロケットを取付け、駆動スプロケットと被動スプロケットとに主チェーンを掛け、足漕ぎ式のペダルから駆動力を支軸に伝えることで駆動輪を回転させる車両の駆動力伝達部構造において、被動スプロケットとハブとの間に且つ第1一方向クラッチと並列に、摩擦力を発生させる摩擦部材を介在させたことを特徴とする。
ペダルから駆動輪に至る駆動力伝達部に大きな荷重が加わらないときには、被動スプロケットとハブとを摩擦部材の摩擦力で一体的に回転させ、車両が慣性で走行する場合に駆動輪から被動スプロケットへ回転を伝えて主チェーンを回転させる。
駆動力伝達部に大きな荷重として主チェーンを逆回転させる方向の荷重が加わったときには、被動スプロケットと摩擦部材との間、又はハブと摩擦部材との間で滑らせる。
請求項2に係る発明は、ペダルと支軸との間に、ペダルで回転させるクランク軸と、このクランク軸に取付けたクランク軸側スプロケットと、支軸に取付けた歯数違いの複数の変速用スプロケットと、クランク軸側スプロケット及び変速用スプロケットに掛けた副チェーンと、変速用スプロケットのいずれかに副チェーンを掛け替えるために副チェーンを側方へ移動させるディレイラーとを備え、クランク軸に第2一方向クラッチを介してクランク軸側スプロケットを取付けたことを特徴とする。
変速用スプロケット、副チェーン、ディレイラーによって変速することが可能になり、また、クランク軸に第2一方向クラッチを介してクランク軸側スプロケットを取付けたことで、副チェーンが正回転してもペダルは回転しない。
請求項3に係る発明は、摩擦部材をOリングとし、車軸の軸方向であって第1一方向クラッチの一側方にOリングを配置し、他側方にハブの側面を覆うキャップ部材を配置したことを特徴とする。
第2一方向クラッチの両側をOリング及びキャップ部材でシールすることが可能になる。
請求項1に係る発明では、駆動力伝達部に大きな荷重が加わらないときには、被動スプロケットとハブとを摩擦部材の摩擦力で一体的に回転させることができ、車両が慣性で走行する場合にチェーンを回転させて変速を行うことができる。
駆動力伝達部に大きな荷重が加わったときには、被動スプロケットと摩擦部材との間、又はハブと摩擦部材との間で滑らせることができ、駆動力伝達部各部に過負荷が作用するのを防止することができる。
請求項2に係る発明では、変速用スプロケット、副チェーン、ディレイラーによって変速することができ、また、クランク軸に第2一方向クラッチを介してクランク軸側スプロケットを取付けたので、副チェーンが回転してもペダルは回転せず、車両の慣性走行時にペダルに足を載せた状態で姿勢を安定させることができる。
請求項3に係る発明では、車軸の軸方向であって第1一方向クラッチの一側方にOリングを配置し、他側方にキャップ部材を配置したので、第1一方向クラッチの両側をOリング及びキャップ部材でシールすることができ、第1一方向クラッチが土埃、泥水等を被るのを防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両の側面図であり、車両としてのダウンヒルバイク10は、林道やシーズン以外のスキー場などに設けたコースを下ってタイムを競うダウンヒル競技用の自転車であり、車体フレーム11の前端に備えるヘッドパイプ12にフロントフォーク13を操舵自在に取付け、このフロントフォーク13の下端に前輪14を取付け、フロントフォーク13の上部にバーハンドル16を取付け、車体フレーム11の後部に上下スイング自在にリヤフォーク17を取付け、このリヤフォーク17の後端に後輪18を取付け、この後輪18へ駆動力を伝えるために車体フレーム11の下部に変速装置22を取付け、この変速装置22の入力軸となるクランク軸23の両端にそれぞれ左右のアーム24,26(手前側の符号26のみ示す。)を介して左右のペダル27,28(手前側の符号28のみ示す。)を取付けたものである。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後方斜め下方に延ばすとともに後部を上部延出部11aと下部延出部11bとに二股状に形成したメインフレーム31と、上部延出部11aの後端に取付けた左右一対の後部フレーム32,33(手前側の符号33のみ示す。)と、これらの後部フレーム32,33の先端及び下部延出部11bの先端にそれぞれ渡して取付けた左右一対の下部フレーム34,35(手前側の符号35のみ示す。)とからなり、これらの上部延出部11a、下部延出部11b、後部フレーム32,33及び下部フレーム34,35をループ状に連結し、後部フレーム32,33及び下部フレーム34,35に変速装置22を取付けた部材である。
ここで、41は前輪14用のディスクブレーキ装置、42は前輪14の上方を覆うフロントフェンダ、43は後部フレーム32,33にサドルフレーム44を介して取付けたサドル、46はメインフレーム31の後端とリヤフォーク17の上部とに渡したリヤクッションユニット、47は後輪18用のディスクブレーキ装置である。
図2は本発明に係るダウンヒルバイクの要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、リヤフォーク17は、車体フレーム11を構成する後部フレーム32,33(手前側の符号33のみ示す。)にピボット軸51を介して取付けた部材である。
変速装置22に備える出力軸52側に取付けた駆動スプロケット53と、後輪18(図1参照)の車軸54側に取付けた被動スプロケット55とは、これらの駆動スプロケット53及び被動スプロケット55のそれぞれに掛けたチェーン56で連結したものである。
ここで、58はチェーン56の張り側56aに下方から当てるために後部フレーム33に回転自在に取付けたローラ、61はチェーン56の弛み側56bに下方から当ててチェーン56を張るために後部フレーム33に取付けたテンションローラ、62はテンションローラ61をチェーン56にほぼ直交する方向に移動させるテンションローラ移動機構、63はテンションローラ61及びテンションローラ移動機構62で構成するチェーン張力調整装置である。
図3(a),(b)は本発明に係るチェーン張力調整装置の説明図である。
(a)は側面図であり、後部フレーム33の後面33aに一体に板状突部33bを設け、この板状突部33bに縦長の長穴33cを開け、この長穴33cに六角穴付きボルト66を通し、板状突部33bにチェーン張力調整装置63を取付けたことを示す。
(b)は(a)のb−b線断面図であり、テンションローラ移動機構62は、板状突部33bに被せた断面コ字状の取付部材71と、この取付部材71に被せることでチェーン56の一側方への移動を規制する規制部材72と、この規制部材72に設けたボルト挿通穴72aを貫通させるとともに取付部材71の上部に設けためねじ71aにねじ込み、且つ先端を板状突部33bの上端に設けた窪み部33dに押し当てたアジャストボルト73と、このアジャストボルト73の回転止めとするロックナット74と、取付部材71に設けたボルト挿通穴71b及び筒部71cに通した六角穴付きボルト66とからなる。
テンションローラ61は、円筒部76a及びこの円筒部76aの端部に設けたフランジ76bからなるローラ本体76と、このローラ本体76の内周面に嵌合させたベアリング77と、六角穴付きボルト66とねじ結合させたナット部材78と、ベアリング77の両側にそれぞれ配置したシール部材81,82と、円筒部76aの外周面に嵌めることでチェーン56を弾性的に支持する筒状のゴム83とからなり、取付部材71の筒部71cとナット部材78とでベアリング77を挟むとともにベアリング77を貫通させた六角穴付きボルト66の先端をナット部材78にねじ込むことで取付部材71にテンションローラ61を取付ける。
図4は本発明に係る後輪への駆動力伝達部の要部を示す断面図であり、後輪18(図1参照)用の車軸54にベアリング85,86を介してハブ87を取付け、このハブ87に一方向クラッチ(ワンウェイクラッチ又はフリーホイールクラッチとも言う。)88及びOリング91を介して被動スプロケット55を結合したことを示す。
一方向クラッチ88は、変速装置22(図1参照)側から駆動力が伝達されるときには、被動スプロケット55に対してハブ87を一体的に結合させて共に回転させ、この回転方向とは逆に被動スプロケット55が回転したときにはハブ87に回転を伝えない。
ここで、92はOリング91を嵌めるためにハブ87の端部外周面に形成した環状溝、93は被動スプロケット55がハブ87から抜けるのを防止するためにハブ87の端面87aに複数のボルト94で取付けた抜け止め用キャップ、96はベアリング85,86間の距離を保つカラー、97,98はシール部材、101はハブ87とリム(不図示)とを連結するスポーク、102はベアリング85,86を位置決めするためにベアリング85,86のそれぞれの端面に押し当てたディスタンスカラーである。
上記のハブ87、スポーク101、リム(不図示)、リムに装着したタイヤ(不図示)は、駆動輪としての後輪18(図1参照)を構成するものである。
図5は図4の5−5線断面図であり、一方向クラッチ88は、インナクラッチとしてのハブ87と、このハブ87に径方向にスイング自在に取付けた爪部材103と、この爪部材103の先端が係合する係合凹部55aを内周面に複数形成した筒状のアウタクラッチ104と、爪部材103を弾性力で係合凹部55aに押し付けるスプリング105とからなり、周方向に180°の間隔で爪部材103を2個配置したものである。なお、87bは抜け止め用キャップ93(図4参照)を取付けるボルト94(図4参照)をねじ込むめねじである。
爪部材103は、ハブ87の外周面に設けた凹部87cに配置したものであり、凹部87c内に形成した半円状凹部87dに回転自在に嵌めたピン107と、このピン107に取付けた爪本体108とからなる。
アウタクラッチ104は、被動スプロケット55(図4参照)に一体に形成したものである。
以上に述べたペダル27,28(図1参照。符号27は不図示。)から一方向クラッチ88までが、ダウンヒルバイク10(図1参照)の駆動力伝達部である。
図6は本発明に係る変速装置を説明する側面図であり、変速装置22を構成する左右2つ割りのケース110のうちの右ケース(不図示)を外した状態を示す。111はケース110の左ケースである。
変速装置22は、ケース110に回転自在に取付けたクランク軸23と、このクランク軸23に一方向クラッチ(不図示。後で詳述する。)及びスライド機構114を介して結合した大スプロケット116と、クランク軸23の前方斜め上方に配置するとともにケース110に回転自在に取付けた出力軸52と、この出力軸52に取付けた変速用スプロケット121〜127と、大スプロケット116及び変速用スプロケット121〜127のいずれか(図では最も大きな変速用スプロケット121を示す。)に掛けた変速用チェーン128(太い一点鎖線でも示した。)と、この変速用チェーン128を変速用スプロケット121〜127のいずれかに掛け替えるために変速用チェーン128を側方(即ち、図の表裏方向である。)に移動させるディレイラー(derailleur:自転車用外装変速機(「derail」は脱線させるの意。))131と、変速用チェーン128を変速用スプロケット121〜127側から大スプロケット116側に案内するチェーン案内部材132とを備える。
ディレイラー131は、ケース110に取付けた支軸135と、この支軸135に取付けたベース部136と、このベース部136にスイング自在に取付けた第1リンク137及び第2リンク138と、これらの第1リンク137及び第2リンク138のそれぞれの先端に取付けたブラケット141と、このブラケット141に取付けた支軸142と、この支軸142に回転自在に取付けたスプロケットとしてのガイドプーリー143と、支軸142にスイング自在に取付けたプーリー支持プレート144,146(手前側の符号146のみ示す。)と、これらのプーリー支持プレート144,146に取付けた支軸147と、この支軸147に回転自在に取付けたスプロケットとしてのテンションプーリー148と、ブラケット141に対してプーリー支持プレート144,146を支軸142を中心にして時計回りに付勢することでテンションプーリー148にチェーン張力を発生させるトーションスプリング(不図示。詳細は後述する。)とからなる。なお、155は第1リンク137に先端を取付けた変速用ケーブルであり、変速用チェーン128を変速用スプロケット121〜127のいずれかに掛け替えるために第1リンク137及び第2リンク138をスイングさせてガイドプーリー143及びテンションプーリー148を紙面の表裏方向に移動させるためのものである。
図7は本発明に係る変速装置の第1断面図であり、クランク軸23と出力軸52とを通る断面を示す。
変速装置22は、ケース110を左ケース111と右ケース112とから構成し、これらの左ケース111及び右ケース112にベアリング161,162を介してクランク軸23を取付け、同じく左ケース111及び右ケース112にベアリング163,164を介して中空の出力軸52を取付け、これらの左ケース111及び右ケース112を後部フレーム32,33(図1参照)に設けた取付部32e,32f,33e,33fに複数の取付ボルト166で取付けたものである。なお、167,168,169はシール部材である。
大スプロケット116は、クランク軸23の長手方向中央よりも右側に配置した一方向クラッチ113と、複数のボール170を備えるスライド機構114とを介してクランク軸23に結合した部材である。即ち、駆動力は、クランク軸23→一方向クラッチ113→スライド機構114→大スプロケット116という経路を伝わる。
出力軸52は、ケース110内に変速用スプロケット121〜127を取付け、ケース110外に駆動スプロケット53を取付けたものである。
変速用スプロケット121〜127は、歯数が最も多い(即ち、外径が最も大きい)1段目の変速用スプロケット121から歯数が最も少ない(即ち、外径が最も小さい)7段目の変速用スプロケット127までを変速装置22の左方(図の上方)から右方(図の下方)に順に並べたものである。
変速用チェーン128が変速用スプロケット121〜127のいずれか(ここでは、変速用スプロケット121)に掛け替えられると、そのときに変速用チェーン128を介して大スプロケット116に作用する変速装置22の側方への力によって、大スプロケット116は、スライド機構114によって、掛け替えられる変速用スプロケット121〜127のいずれかに対応する位置へクランク軸23に沿って移動する。
図8は本発明に係る変速装置の第2断面図であり、クランク軸23とピボット軸51とディレイラー131の支軸135,142とを通る断面を示す。
ディレイラー131は、ベース部136、ブラケット141間に第1リンク137及び第2リンク138を平行に取付けることで、ガイドプーリー143を変速装置22の左右方向に平行に移動させるとともに、支軸135の軸線135aに対して第1リンク137及び第2リンク138のそれぞれのスイング軸を傾けて取付けることで、図の表裏方向へも移動させるようにしたものである。
ガイドプーリー143が変速装置22の左右方向に移動すれば、ガイドプーリー143に掛けた変速用チェーン128を介して大スプロケット116が変速装置22の左右方向に移動する。
図9は本発明に係る変速装置の第3断面図であり、出力軸52とディレイラー131の支軸142,147とを通る断面を示す。
ディレイラー131は、第1リンク137(図8参照)及び第2リンク138(図8参照)によって、ガイドプーリー143及びテンションプーリー148を変速装置22の左右方向に移動させたときに、掛け替えた変速用スプロケット121〜127のいずれかとガイドプーリー143との距離ががほぼ同一となるように変速装置22の左右方向に移動しつつ変速装置22の前後方向に移動する。例えば、1段目の変速用スプロケット121に変速用チェーン128を掛け替えるときには、ガイドプーリー143は前方斜め左方に移動して変速用スプロケット121の前方に接近し、7段目の変速用スプロケット127に変速用チェーン128を掛け替えるときには、ガイドプーリー143は後方斜め右方へ移動して変速用スプロケット127の前方に接近する。
図10は本発明に係るクランク軸及びその周囲の構造を示す要部断面図であり、一方向クラッチ113は、クランク軸23に一体に設けたインナクラッチ23aと、クランク軸23に複数のニードル171を介して回転自在に取付けたアウタクラッチとしての筒状部材172と、これらのインナクラッチ23a及び筒状部材172のそれぞれの間に介在させた複数の爪部材173と、これらの爪部材173を弾性力で筒状部材172に押し付ける複数のリング状のスプリング174とからなる。
スライド機構114は、筒状部材172と、この筒状部材172に設けた複数の外面溝172a内にそれぞれ配置した複数のボール170と、これらのボール170が配置される複数の溝177aを形成した大径筒部材177と、溝177aからボール170が外れないように大径筒部材177の内周面両端部に嵌めたリング部材178,178とからなり、大径筒部材177の外周面に一体に設けたフランジ177bに複数のリベット181で大スプロケット116を取付けることで、大スプロケット116をクランク軸23の軸方向にスライド可能とするものである。なお、183,184は変速用チェーン128が大スプロケット116から外れるのを防止するために大スプロケット116の外周近傍の側面に複数のリベット185で取付けたチェーン外れ防止部材である。
図11は本発明に係る出力軸及びその周囲の構造を示す要部断面図であり、変速用スプロケット121〜123をスプロケット支持部材191にそれぞれリベット193〜195で取付け、出力軸52にスプロケット支持部材191をスプライン結合し、同じく出力軸52に変速用スプロケット124〜127をそれぞれスプライン結合し、最も変速装置22の右方に配置した変速用スプロケット127の右方に、変速用スプロケット127に掛けた変速用チェーン128が外れるのを防止するためにチェーン外れ止め用フランジ部材197を嵌め、このチェーン外れ止め用フランジ部材197の右方にナット部材198をねじ込むことで、出力軸52に変速用スプロケット121〜127を取付けたことを示す。
ここで、201は変速用スプロケット121に掛けた変速用チェーン128が外れるのを防止するために左ケース111の内壁に取付けたチェーン外れ止め用プレート、202は出力軸52に駆動スプロケット53を取付けるためのボルト、203はワッシャ、206は変速用スプロケット124,125間の距離を保つカラーである。
図12は本発明に係るディレイラーの構造を示す第1断面図であり、ディレイラー131のベース部136は、その両端部を、左ケース111に設けた左取付座111aと右ケース112に設けた右取付座112aとにそれぞれ当てるとともに、ボルト状の支軸135を右取付座112a、ベース部136、左取付座111aに貫通させて端部にナット(不図示)をねじ込むことでケース110に取付けたものである。
第1リンク137は、2つのリンクプレート137a,137bを一体に連結したものであり、ベース部136にピン211でスイング自在に取付け、ブラケット141にピン212でスイング自在に取付ける。
第2リンク138は、2つのリンクプレート138a,138b(手前側の符号138aのみ示す。)を一体に連結したものであり、ベース部136にピン213でスイング自在に取付け、ブラケット141にピン214でスイング自在に取付ける。
取付けた状態のピン211,213は、それらの右方側端部(図の下方側)が、左方側端部(図の上方側)よりも手前側となるように支軸135に対して約40°傾けた部材である。
第1リンク137は、変速用ケーブル155の端部を支持するケーブル支持部137cを一体に形成した部材である。
変速用ケーブル155は、アウタチューブ216と、このアウタチューブ216内に移動自在に挿入したインナワイヤ217とからなり、左ケース111に嵌めたグロメット218を貫通させ、ベース部136に一体成形したケーブル支持部136aにアウタチューブ216の端部を挿入し、第1リンク137のケーブル支持部137cにインナワイヤ217の先端に設けた係止片221を係止したものである。
図では、変速用ケーブル155のインナワイヤ217を図の右方に引いてガイドプーリー143を変速用スプロケット121(図11参照)に対応する位置に移動した状態を示す。この状態からインナワイヤ217を弛めれば、図示せぬスプリング(詳細は後述する。)の弾性力によって第1リンク137及び第2リンク138は下方にスイングする。
図13は本発明に係るディレイラーの構造を示す第2断面図であり、ディレイラー131のブラケット141にほぼカップ状のスプリング収納部141bを一体成形し、このスプリング収納部141bに2個のトーションスプリング(ねじりコイルばねである。)223,224を同心円状に重ねて収納したことを示す。トーションスプリング223,224は、その弾性力によってプーリー支持プレート144,146に支軸142を中心にした回転力を与え、これによって、テンションプーリー148は無端状の変速用チェーン128をその内方から押すために、変速用チェーン128に張力が発生する。
支軸142は、ブラケット141のスプリング収納部141bと、ブラケット141を構成する支持プレート226とに渡したものである。なお、227はボルト状の支軸142の端部にねじ込んだナットである。
ガイドプーリー143は、支軸142に、ブッシュ231、筒状部材232、複数のニードル233、カラー234を介して取付けた部材である。
プーリー支持プレート144,146は、筒状部材232の端部に設けた段部232a,232bにそれぞれスイング自在に嵌合させた部材である。
テンションプーリー148は、プーリー支持プレート144,146に渡した支軸147にベアリング235を介して取付けた部材である。
図14は本発明に係るクランク軸に設けた一方向クラッチの断面図であり、クランク軸23のインナクラッチ23aの外周面に断面円弧状の円弧溝23bを複数設け、これらの円弧溝23bにそれぞれ断面がほぼ半円状の基部173aを備えた爪部材173をスイング自在に挿入し、基部173aを締め付けるようにインナクラッチ23aにリング状のスプリング174を嵌めることで、アウタクラッチとしての筒状部材172の内周面に設けた複数の内面溝172bに爪部材173の先端を弾性的に押し付けたことを示す。
図15は本発明に係るディレイラーの第1リンク及び第2リンクを示す断面図であり、ベース部136に第2リンク138を取付けるためのピン213と、ブラケット141に第1リンク137を取付けるためのピン212とにスプリング(引張コイルばねである。)237を掛け渡したことを示す。これにより、スプリング237の引張力によって、ベース部136に対して第1リンク137及び第2リンク138を介してブラケット141に矢印の方向へ移動させる力を発生させる。
以上に述べたチェーン張力調整装置63の作用を次に説明する。
図16(a),(b)は本発明に係るチェーン張力調整装置の作用を示す断面図である。なお、形状を理解しやすくするために、後部フレーム33の板状突部33bにクロスハッチングを施した。
(a)において、まず、六角穴付きボルト66を六角レンチで矢印の方向に回して弛める。次に、ロックナット74を矢印の方向に回転させて弛める。
(b)において、アジャストボルト73を矢印の方向に回転させる。これにより、アジャストボルト73にねじ結合しためねじ71aを備えた取付部材71が板状突部33bに対して上方へ移動し、この取付部材71と一体的にテンションローラ61が白抜き矢印の向き(即ち、上方である。)に移動する。この結果、チェーン56の張力が増す。図中のδは、このときのテンションローラ61の移動量、即ち、六角穴付きボルト66の移動量である。
この後、ロックナット74を矢印の方向に回転させて締め込む。そして、六角穴付きボルト66を六角レンチで矢印の方向に回して締め込む。これで、チェーン張力調整が完了する。
次に、図4及び図5において、Oリング91の作用を説明する。
図4において、Oリング91をハブ87とアウタクラッチ104との間に介在させた状態では、Oリング91は圧縮されているために、ハブ87とアウタクラッチ104との間に相対回転させようとするトルクを加えると、ハブ87とOリング91との間、及びOリング91とアウタクラッチ104との間には大きな摩擦力が発生する。
従って、Oリング91が無いときには、一方向クラッチ88は一方向への相対回転が許容されるが、この場合はOリング91による摩擦力によって上記相対回転が阻止される。即ち、どの回転方向にもハブ87とアウタクラッチ104とは一体的に回転する。
しかし、所定トルクを越えた過大トルクがハブ87とアウタクラッチ104との間に作用すると、上記の摩擦力に抗してハブ87とOリング91との間、又はOリング91とアウタクラッチ104との間、あるいはそれらの両方で滑りが生じ、ハブ87とアウタクラッチ104とに相対回転が生じる。従って、駆動力伝達部各部、例えば、ハブ87、被動スプロケット55、図2に示したチェーン56、駆動スプロケット53、変速装置22等に過負荷が作用するのを防止することができる。
次に、変速装置22の作用を以下の図17〜図21で説明する。
図17は本発明に係る変速装置の作用を示す第1作用図である。
図12の状態から、図17において、変速用ケーブル155のインナワイヤ217を弛めて矢印の方向へ移動させると、第1リンク137と第2リンク138との内側に配置したスプリング237(図15参照)の弾性力によって、第1リンク137及び第2リンク138はケース110内の右方(図の下方である。)にスイングし、ガイドプーリー143は、白抜き矢印で示すように、ケース110内を右方に平行移動する。
図18は本発明に係る変速装置の作用を示す第2作用図である。
図13の状態から、図18において、第1リンク137(図17参照)及び第2リンク138(図17参照)のケース110内の右方(図の下方である。)へのスイングに伴って、ブラケット141、ガイドプーリー143、テンションプーリー148は、白抜き矢印で示すように、ケース110内を右方で且つ出力軸52に接近するように平行に移動する。
図19は本発明に係る変速装置の作用を示す第3作用図である。
図6の状態から、ディレイラー131のガイドプーリー143が、図19に示すように、第1リンク137及び第2リンク138のスイングに伴って、手前側で且つ出力軸52側へ移動し、変速用スプロケット121側から変速用スプロケット127側へ変速する。
またこのときに、歯数の少ない変速用スプロケット127に変速した状態では、変速用チェーン128の長さのうち、大スプロケット116及び変速用スプロケット127に掛けた変速用チェーン128の残りの長さが、図6に示した大スプロケット116及び変速用スプロケット121に掛けた変速用チェーン128の残りの長さよりも長くなるため、テンションプーリー148はトーションスプリング223,224(図13参照)の回転力によってガイドプーリー143の支軸142を中心にして矢印で示す方向、即ち時計回りに回転し、変速用チェーン128の張力を維持する。
図20は本発明に係る変速装置の作用を示す第4作用図である。
図7の状態から、変速用チェーン128(ここでは、位置が理解しやすいように、黒く塗りつぶした。)が変速用チェーン121側から変速用チェーン127へ掛け替わると、これに伴って、大スプロケット116はケース110内をクランク軸23に沿ってスライド機構114の作用によってケース110内を左方から右方へ移動する。
以上の図1、図4及び図5で説明したように、本発明は第1に、支軸としての出力軸52に駆動スプロケット53を取付け、駆動輪としての後輪18の車軸54に回転自在にハブ87を取付け、このハブ87に第1一方向クラッチとしての一方向クラッチ88を介して被動スプロケット55を取付け、駆動スプロケット53と被動スプロケット55とに主チェーンとしてのチェーン56を掛け、足漕ぎ式のペダル27,28(一方の符号28のみ示す。)から駆動力を出力軸52に伝えることで後輪18を回転させるダウンヒルバイク10の駆動力伝達部構造において、被動スプロケット55とハブ87との間に且つ一方向クラッチ88と並列に、摩擦力を発生させる摩擦部材としてのOリング91を介在させたことを特徴とする。
駆動力伝達部、例えば、ハブ87、被動スプロケット55、チェーン56、駆動スプロケット53、変速装置22等に大きな荷重が加わらないときには、被動スプロケット55とハブ87とをOリング91の摩擦力で一体的に回転させることができ、ダウンヒルバイク10が慣性で走行する場合に変速用チェーン128(図6参照)を回転させて変速を行うことができる。
駆動力伝達部に大きな荷重が加わったときには、被動スプロケット55とOリング91との間、又はハブ87とOリング91との間、あるいはそれらの両方で滑らせることができ、駆動力伝達部各部に過負荷が作用するのを防止することができる。
本発明は第2に、図6、図10、図11及び図15で説明したように、ペダル27,28(符号27は図2参照)と出力軸52との間に、ペダル27,28で回転させるクランク軸23と、このクランク軸23に取付けたクランク軸側スプロケットとしての大スプロケット116と、出力軸52に取付けた歯数違いの複数の変速用スプロケット121〜127と、大スプロケット116及び変速用スプロケット121〜127に掛けた変速用チェーン128と、変速用スプロケット121〜127のいずれかに変速用チェーン128を掛け替えるために変速用チェーン128を側方へ移動させるディレイラー131とを備え、クランク軸23に第2一方向クラッチとしての一方向クラッチ113を介して大スプロケット116を取付けたことを特徴とする。
変速用スプロケット121〜127、変速用チェーン128、ディレイラー131によって変速することができ、また、クランク軸23に一方向クラッチ113を介して大スプロケット116を取付けたので、変速用チェーン128が回転してもペダル27,28は回転せず、ダウンヒルバイク10(図1参照)の慣性走行時にペダル27,28に足を載せた状態で姿勢を安定させることができる。
本発明は第3に、図4で説明したように、摩擦部材をOリング91とし、車軸54の軸方向であって一方向クラッチ88の一側方にOリング91を配置し、他側方にハブ87の側面を覆うキャップ部材としての抜け止め用キャップ93を配置したことを特徴とする。
車軸54の軸方向であって一方向クラッチ88の一側方にOリング91を配置し、他側方に抜け止め用キャップ93を配置したので、一方向クラッチ88の両側をOリング91及び抜け止め用キャップ93でシールすることができ、一方向クラッチ88が土埃、泥水等を被るのを防止することができる。
図21は本発明に係る後輪への駆動力伝達部の要部の別実施形態を示す断面図であり、図4に示した実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
一方向クラッチ250は、インナクラッチとしてのハブ251と、このハブ251に径方向にスイング自在に取付けた複数の爪部材252と、これらの爪部材252の先端が係合する係合凹部253を内周面に複数形成した筒状のアウタクラッチ254と、爪部材252を弾性力で係合凹部253に押し付けるスプリング(不図示)とからなり、アウタクラッチ254を被動スプロケット55に一体に形成したものである。なお、257はアウタクラッチ254がハブ251から抜けるのを防止するためにハブ251の端面258に複数のボルト94で取付けた抜け止め用キャップである。
摩擦部材としてのOリング261は、ハブ251に一体的に取付けた円筒状部材262の内周面、詳しくは内周面に形成した環状溝263とアウタクラッチ254の外周面との間に圧縮しつつ介在させたものであり、ハブ251とアウタクラッチ254とを、所定トルクを越える過大トルクが作用した場合のみ相対回転させる。
尚、本発明の実施形態では、図4に示したように、摩擦部材としてのOリング91を被動スプロケット55とハブ87との間に径方向に挟んで配置したが、これに限らず、Oリング91を、被動スプロケットとハブとの間に車軸54の軸方向に挟んで配置してもよい。また、摩擦部材としては、ゴム製のOリング91に限らず、ゴム製、樹脂製のワッシャでもよい。
本発明の駆動力伝達部構造は、ダウンヒルバイクに好適である。
本発明に係る車両の側面図である。 本発明に係るダウンヒルバイクの要部側面図である。 本発明に係るチェーン張力調整装置の説明図である。 本発明に係る後輪への駆動力伝達部の要部を示す断面図である。 図4の5−5線断面図である。 本発明に係る変速装置を説明する側面図である。 本発明に係る変速装置の第1断面図である。 本発明に係る変速装置の第2断面図である。 本発明に係る変速装置の第3断面図である。 本発明に係るクランク軸及びその周囲の構造を示す要部断面図である。 本発明に係る出力軸及びその周囲の構造を示す要部断面図である。 本発明に係るディレイラーの構造を示す第1断面図である。 本発明に係るディレイラーの構造を示す第2断面図である。 本発明に係るクランク軸に設けた一方向クラッチの断面図である。 本発明に係るディレイラーの第1リンク及び第2リンクを示す断面図である。 本発明に係るチェーン張力調整装置の作用を示す断面図である。 本発明に係る変速装置の作用を示す第1作用図である。 本発明に係る変速装置の作用を示す第2作用図である。 本発明に係る変速装置の作用を示す第3作用図である。 本発明に係る変速装置の作用を示す第4作用図である。 本発明に係る後輪への駆動力伝達部の要部の別実施形態を示す断面図である。 従来の車両の駆動力伝達部構造を示す断面図である。
符号の説明
10…車両(ダウンヒルバイク)、18…駆動輪(後輪)、23…クランク軸、27,28…ペダル、52…支軸(出力軸)、53…駆動スプロケット、54…車軸、55…被動スプロケット、56…第2チェーン(チェーン)、87…ハブ、88…第1一方向クラッチ(一方向クラッチ)、91,261…摩擦部材(Oリング)、93,257…キャップ部材(抜け止め用キャップ)、113…第2一方向クラッチ(一方向クラッチ)、116…クランク軸側スプロケット(大スプロケット)、121〜127…変速用スプロケット、128…第1チェーン(変速用チェーン)、131…ディレイラー。

Claims (3)

  1. 支軸に駆動スプロケットを取付け、駆動輪の車軸に回転自在にハブを取付け、このハブに第1一方向クラッチを介して被動スプロケットを取付け、前記駆動スプロケットと被動スプロケットとに主チェーンを掛け、足漕ぎ式のペダルから駆動力を前記支軸に伝えることで駆動輪を回転させる車両の駆動力伝達部構造において、
    前記被動スプロケットと前記ハブとの間に且つ前記第1一方向クラッチと並列に、摩擦力を発生させる摩擦部材を介在させたことを特徴とする車両の駆動力伝達部構造。
  2. 前記ペダルと前記支軸との間に、ペダルで回転させるクランク軸と、このクランク軸に取付けたクランク軸側スプロケットと、前記支軸に取付けた歯数違いの複数の変速用スプロケットと、前記クランク軸側スプロケット及び前記変速用スプロケットに掛けた副チェーンと、前記変速用スプロケットのいずれかに前記副チェーンを掛け替えるために副チェーンを側方へ移動させるディレイラーとを備え、
    前記クランク軸に第2一方向クラッチを介して前記クランク軸側スプロケットを取付けたことを特徴とする請求項1記載の車両の駆動力伝達部構造。
  3. 前記摩擦部材はOリングであり、前記車軸の軸方向であって前記第1一方向クラッチの一側方に前記Oリングを配置し、他側方に前記ハブの側面を覆うキャップ部材を配置したことを特徴とする請求項2記載の車両の駆動力伝達部構造。
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