JP2005225148A - 印刷装置及び記録剤供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 適切な時期にインクカートリッジの交換を促し、インクを無駄なく使用すること。
【解決手段】
各インクカートリッジ60A,60Bは、プリントヘッド30と共にキャリッジ40に搭載されており、共通の供給経路12Cを介してインクをプリントヘッド30にそれぞれ供給する。各インクカートリッジ60A,60Bのインク消費量は、プリントヘッド30に供給される印刷データに基づいて算出される。各インクカートリッジ60A,60Bのインク残量がともにインクニアエンド以下に達した場合、インク残量のより少ない方(例えばインクエンドに達している方)のインクカートリッジについて交換すべき旨がユーザに通知される。複数のインクカートリッジ60A,60Bを交互に交換しながら使用することで、無駄なくインクを消費することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、インクカートリッジ等の記録剤カートリッジを用いて印刷を行う印刷装置及び記録剤供給方法に関する。
例えば、インクジェットプリンタは、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各色毎のインクカートリッジを備えており、各インクカートリッジから供給されたインクを各色の専用ノズルから吐出させることにより、印刷を行う。従って、インク切れが生じると、途中で印刷を行うことができない。インク切れを生じた場合は、印刷を中断して、インク切れを知らせるランプ等を点灯させる。これにより、ユーザは、インクカートリッジの交換時期であることを知り、使い終わったインクカートリッジをプリンタから外し、新品のインクカートリッジをプリンタに装着する。
ところで、大量の印刷物を出力する業務量のプリンタの場合は、インク消費量が大きいので、インク切れを防止する必要がある。そこで、特許文献1に記載されているように、小容量のサブタンクと大容量のメインタンクとの2個のインクタンクを設けるプリンタも提案されている。この文献に記載の従来技術では、キャリッジ上にサブタンクを搭載し、メインタンクをプリンタの内部または外部に設け、サブタンクとメインタンクとの間をチューブ等を介して接続する。そして、メインタンクを加圧することによって、サブタンクにインクを供給し、インク切れが生じにくくなるようにしている。
特開2000−211152号公報
単一のインクカートリッジを搭載するプリンタの場合は、インクカートリッジが空になった時点で新品のインクカートリッジと交換することができれば、インクを無駄なく使用することができる。インクカートリッジが空の状態であることを示すインクエンドが検出された場合、このインクエンドをコマンドによって、プリンタの制御部からホスト装置(パーソナルコンピュータ等)に通知することができる。
しかし、業務用の印刷現場では、種々の環境のホスト装置が混在する。即ち、種々のOSが使用され、また同一種類のOSであっても、種々のバージョンが混在する。ある種の古いOSの場合は、何かしらのエラーが生じた場合に、以後のコマンド通信が不能となることがある。このような古いOSを搭載したホスト装置が印刷を行っている場合は、エラーの一種であるインクエンドがプリンタ側で検出されても、このインクエンド検知をホスト装置に通知できない可能性がある。そこで、エラー状態となる一歩手前の段階(インクニアエンド)で、インクカートリッジの交換時期が到来したことをホスト装置に通知するようになっている。従って、インクカートリッジの交換時期をホスト装置に通知する時点では、インクニアエンドレベルからインクエンドレベルまでの差分だけ、インクカートリッジ内に少量のインクが存在している。この少量のインクは使用されることなくインクカートリッジと共に廃棄される。
一方、メインタンクとサブタンクの両方を搭載するプリンタの場合は、メインタンクのインクが無くなった時点で、メインタンクを交換等することにより、多量のインクを余さずに使い切ることが可能である。しかし、キャリッジと共に移動するサブタンクと、固定されたメインタンクとの間をチューブ等で接続する必要があるため、構造が複雑化、大型化する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、記録剤を使い切ってから記録剤カートリッジを交換できるようにした印刷装置及び記録剤供給方法を提供することにある。本発明の目的の一つは、記録剤切れエラーが生じる前に、空になった記録剤カートリッジを交換可能とする印刷装置及び記録剤供給方法を提供することにある。本発明の一つの目的は、相対的に移動しない静止関係に立つ複数の記録剤カートリッジを並列的に用いることにより、比較的簡易な構造で記録剤を効率的に使用可能な印刷装置及び記録剤供給方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う印刷装置は、共通の供給経路を介して記録剤をそれぞれ供給する複数の記録剤カートリッジと、各記録剤カートリッジの記録剤残量をそれぞれ検出する残量検出手段と、各記録剤カートリッジのいずれもが予め設定された所定値以下の記録剤残量を有する場合は、各記録剤カートリッジのうちいずれか1つの交換を促すための信号を出力させる残量管理手段と、各記録剤カートリッジから共通の供給経路を介してそれぞれ供給される記録剤を用いることにより、印刷記録媒体への記録を行う印刷手段と、を備えている。
ここで、記録剤カートリッジとしては、例えば、インクカートリッジ等を挙げることができる。印刷装置は、特定の色に関して、あるいは全色に関して、複数の記録剤カートリッジを備える。例えば、印刷装置がモノクロ印刷装置である場合は、一色(代表的には黒色)の記録剤を供給する記録剤カートリッジが少なくとも2個設けられる。印刷装置が、カラー印刷装置である場合は、複数色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等)のうちの一部の色または複数色の全ての色について、それぞれ少なくとも2個の記録剤カートリッジを備えることができる。
例えば、同一色の記録剤を供給する2個の記録剤カートリッジは、共通の供給経路を介して印刷手段に記録剤をそれぞれ供給する。印刷手段は、例えば、記録剤を印刷用紙に向けて吐出することにより、印刷を行う。ここで、各記録剤カートリッジは、印刷手段に対して並列的に設けられており、それぞれ略均等に記録剤を印刷手段に供給可能であるのが好ましい。そして、各記録剤カートリッジは、それぞれ印刷手段に一体的に設けることができる。即ち、例えば、プリントヘッドを移動させるキャリッジに複数の記録剤カートリッジをそれぞれ搭載することにより、各記録剤カートリッジ及び印刷手段が相対的に移動しない静止関係に立つように、記録剤カートリッジの交換性を確保した状態で、記録剤カートリッジと印刷手段とを一体化させることができる。
残量検出手段は、直接的な方法で、または間接的な方法で、各記録剤カートリッジの記録剤残量を検出する。残量管理手段は、全ての記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値に達した場合に、いずれか一方の記録剤カートリッジの交換を促すための信号を出力するようになっている。この信号は、例えば、印刷装置内部に設けられたユーザインターフェース部、記録剤カートリッジに設けられたユーザインターフェース部、印刷装置に接続されたホスト装置(例えば、パーソナルコンピュータ、ディジタルカメラ、携帯電話、携帯情報端末等)のユーザインターフェース部に向けて送信することができる。そして、これらのユーザインターフェース部では、記録剤カートリッジの交換時期が到来したことを、例えば、光の点滅、音の鳴動、音声メッセージ、文字メッセージ、印刷装置のステータスを象徴する小型画像(アイコン)等によって、ユーザに通知する。この交換通知を受けたユーザは、記録剤カートリッジを交換する。
各記録剤カートリッジがそれぞれ所定値以下のそれぞれ異なる記録剤残量を有する場合、残量管理手段は、記録剤残量の少ない方の記録剤カートリッジの交換を促すための信号を出力させることができる。記録剤残量の少ない方の記録剤カートリッジの交換を促すことにより、記録剤の無駄を低減することができる。
各記録剤カートリッジのうちいずれか一方の記録剤カートリッジの記録剤残量が実質的に0であり、いずれか他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値を上回っている場合、残量管理手段は、他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値に低下するのを待って、一方の記録剤カートリッジの交換を促すための信号を出力させてもよい。
一方の記録剤カートリッジの記録剤残量が実質的に0である場合でも、他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値を超えている場合は、他方の記録剤カートリッジから印刷手段に記録剤を供給できる。即ち、一方の記録剤カートリッジが記録剤切れ状態になっても、印刷手段に対して並列に接続される記録剤カートリッジ群全体としては、記録剤残量切れが発生していない。そこで、他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値まで低下するのを待ってから、既に空になっている記録剤カートリッジの交換を促すための信号(交換要求信号と呼ぶことができる)を出力する。これにより、共通の供給経路を共用する記録剤カートリッジ群全体として記録剤残量が不足した場合にのみ交換要求信号を出力させることができ、交換要求信号がいたずらに出力される事態を防止して、使い勝手を高めることができる。
各記録剤カートリッジのうちいずれか一方の記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値以下であり、いずれか他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値を上回っている場合、残量管理手段は、一方の記録剤カートリッジの記録剤残量が実質的に0になり、かつ、他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が所定値に低下した場合に、一方の記録剤カートリッジの交換を促すための信号を出力させることもできる。これにより、交換要求信号の出力頻度(交換要求頻度)を抑制しつつ、効率的に記録剤を消費可能である。
残量検出手段は、印刷手段により消費される記録剤消費量に基づいて、各記録剤カートリッジの記録剤残量を検出することができる。
残量検出手段は、印刷手段に入力される印刷データに基づいて印刷手段により消費される記録剤消費量を求め、この記録剤消費量と各記録剤カートリッジの直前の記録剤残量とに基づいて、各記録剤カートリッジの記録剤残量をそれぞれ検出することができる。例えば、1つの印刷ドットを形成するために必要な記録剤の量と総印刷ドット数とが既知であるならば、1印刷ドットを形成するための記録剤量と総印刷ドット数とを乗算することにより、印刷手段により消費される記録剤消費量を求めることができる。そして、記録剤残量の直前の値(前回の記録剤残量算出時に得られた値)から記録剤消費量を減算することにより、最新の記録剤残量を間接的に検出することができる。従って、記録剤カートリッジの記録剤残量を直接的に検出するためのセンサや信号配線等を不要にでき、構成を簡素化することができる。
残量検出手段は、各記録剤カートリッジの記録剤残量がいずれも実質的に0になるまでの間は、印刷手段により消費される記録剤消費量を各記録剤カートリッジに均等に配分することにより、各記録剤カートリッジの記録剤残量を検出することができる。各記録剤カートリッジは、共通の供給経路を共用して印刷手段に記録剤をそれぞれ供給する。各記録剤カートリッジから印刷手段への記録剤供給が略等しくなるように構成すれば、印刷手段による記録剤消費量を各記録剤カートリッジに均等に配分することができる。なお、各記録剤カートリッジから印刷手段への記録剤供給に偏りがある場合は、この偏りの分を補正して配分することにより、実質的に均等に配分可能である。そして、各記録剤カートリッジのうちいずれかの記録剤残量が実質的に0になった場合、記録剤が残っている方の記録剤カートリッジに対し全ての記録剤消費量を配分する。
本発明の他の観点に従う記録剤供給方法は、複数の交換可能な記録剤供給源から印刷手段に記録剤をそれぞれ略均等に供給させる記録剤供給方法であって、記録剤残量が相対的に多い一方の記録剤供給源と記録剤残量が相対的に少ない他方の記録剤供給源とを用いて印刷手段に記録剤を供給する場合は、一方の記録剤供給源の記録剤残量が所定値まで低下したときに、他方の記録剤供給源の交換をユーザに促すための信号を出力させるようになっている。
初期状態では、満タン状態の記録剤供給源が使用されるが、使用中の交換によって、一方の記録剤供給源と他方の記録剤供給源との記録剤残量に相違を生じる。この場合、記録剤残量の多い一方の記録剤供給源の記録剤残量が所定値まで低下するのを待ってから、記録剤残量の少ない他方の記録剤供給源の交換をユーザに促す。これにより、交換頻度を抑制しつつ、効率的に記録剤を消費することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態では、印刷装置として、各色のインクカートリッジを備えるカラーインクジェットプリンタを例に挙げる。
カラーインクジェットプリンタとして構成されるプリンタ10は、例えば、有線または無線により、ホスト装置1と接続可能である。ホスト装置1とプリンタ10との間では、例えば、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394等のような通信インターフェースに基づいてデータが伝送される。なお、シリアル伝送に限らず、パラレル伝送でもよい。ホスト装置1としては、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ディジタルカメラ、携帯電話、携帯情報端末、画像処理装置等を挙げることができる。
ホスト装置1は、例えば、キーボードスイッチやポインティングデバイスあるいは音声入力装置等の情報入力部と、ディスプレイ装置や音声出力装置等の情報出力部とを備えるユーザインターフェース部(いずれも図示せず)を備えることができる。また、ホスト装置1は、自己のコンピュータ資源(CPUやメモリ等)を利用して印刷データを生成するためのプリンタドライバや、プリンタ10の各種ステータスを取得してユーザに報知するためのプリンタユーティリティソフトウェア等を備えることができる。
ホスト装置1からは、画像データやテキストデータ、あるいは画像と文字とが混在した印刷データが、プリンタ10に送信される。プリンタ10は、ホスト装置1から受信した印刷データに基づいて、印刷用紙PSに印刷を行う。
プリンタ10は、それぞれ後述するように、印刷制御部20と、プリントヘッド30と、キャリッジ40と、用紙搬送部50と、複数のインクカートリッジ60と、ユーザインターフェース(以下、UI)70等を備えている。
印刷制御部20は、プリンタ10の全体動作を制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア資源及びソフトウェア資源を利用して、種々の制御を行う。印刷制御部20は、印刷データ生成部21と、インク消費量算出部22と、インク残量管理部23とを、その内部機能として実現する。
印刷データ生成部21は、ホスト装置1から受信した印刷データに基づいて、プリントヘッド30による印刷に適した印刷データを生成する。インク消費量算出部22は、「残量検出手段」の一例であって、印刷データ生成部21により生成された印刷データに基づいて、プリントヘッド30から吐出されるインク量を各色毎にそれぞれ算出する。インク残量管理部23は、「残量管理手段」の一例であって、インク消費量算出部22で求められたインク消費量とインクカートリッジ60に記憶されている前回のインク残量とに基づいて、最新のインク残量を算出する。また、インク残量管理部23は、算出されたインク残量に基づいて、インクカートリッジ交換時期の到来をユーザに報知する。
プリントヘッド30は、キャリッジ40と共に「印刷手段」の一例を構成する。詳細はさらに後述するが、プリントヘッド30はキャリッジ40に搭載されており、キャリッジ40によって主走査方向に往復移動される。キャリッジ40及びプリントヘッド30は、それぞれ印刷制御部20からの信号に基づいて制御される。所定の位置で所定量のインク滴がプリントヘッド30から印刷用紙PSに向けて吐出されることにより、印刷データに基づいた印刷が行われる。なお、1文字ずつ印刷可能なシリアル型のプリントヘッド以外に、1ライン分の長さを有し、1行単位で印刷可能なプリントヘッドでもよい。
用紙搬送部50は、印刷用紙PSを所定量ずつ搬送するものである。用紙搬送部50は、印刷制御部20からの制御信号により駆動される。
インクカートリッジ60は、各色毎にそれぞれ少なくとも1つずつ設けられる。先に図2を参照すると、プリンタ10は、2個の黒色(BK)インクカートリッジ60(BK)A,60(BK)Bと、1個のイエローインクカートリッジ60(Y)と、1個のマゼンタインクカートリッジ60(M)と、1個のシアンインクカートリッジ60(C)との合計5個のインクカートリッジ60を備えることができる。これら各色のインクカートリッジ60は、キャリッジ40にそれぞれ搭載されており、プリントヘッド30と共に主走査方向に移動するようになっている。従って、各色のインクカートリッジ60と、キャリッジ40と、プリントヘッド30とはそれぞれ一体的に移動し、相対的には互いに静止関係に立っている。
各色のインクカートリッジ60は、例えば、それぞれ立方体状に形成され、取付ベース(図示せず)に対し、それぞれ個別に着脱可能に装着される。各色のインクカートリッジ60とプリントヘッド30とは、それぞれ各色毎の専用の供給路12を介して接続されている。
即ち、黒色インクカートリッジ60(BK)A,60(BK)Bは、黒色インクの供給路12(BK)を介して、プリントヘッド30の黒色ノズル群31(BK)に接続されている。イエローインクカートリッジ60(Y)は、イエローインクの供給路12(Y)を介して、プリントヘッド30のイエローノズル群31(Y)に接続されている。以下同様に、マゼンタインクカートリッジ60(M),シアンインクカートリッジ60(C)は、それぞれマゼンタインク供給路12(M),シアンインク供給路12(C)を介して、マゼンタノズル群31(M),シアンノズル群31(C)にそれぞれ接続されている。
ここで、黒色インクに注目する。本実施例では、黒色インクについて2個のインクカートリッジ60(BK)A,60(BK)Bを備えている。以下、インクカートリッジ60(BK)Aをインクカートリッジ60Aと、インクカートリッジ60(BK)Bをインクカートリッジ60Bと呼ぶ。
第1の黒色インクカートリッジ60Aと第2の黒色インクカートリッジ60Bとは、それぞれ同量の黒色インクを収容可能となっている。即ち、これら各インクカートリッジ60A,60Bは基本的に同一構造を備えており、互いに位置を入れ替えて装着することができる。そして、第1の黒色インクカートリッジ60Aは、第1の分岐供給路12Aに接続され、第2の黒色インクカートリッジ60Bは、第2の分岐供給路12Bに接続されている。各分岐供給路12A,12Bは、共通供給路12Cで合流し、共通供給路12Cを介して、黒色ノズル群31(BK)に接続されている。従って、各黒色インクカートリッジ60A,60Bは、それぞれ黒色インク用の供給路12を共有して、同一の黒色ノズル群31(BK)に黒色インクをそれぞれ同量ずつ供給可能となっている。なお、黒色ノズル群31(BK)を複数設けてもよい。
図1に戻ってインクカートリッジ60の構成を説明する。以下の説明では、黒色インクカートリッジを中心に述べるが、他色のインクカートリッジも同一構造を備えている。各インクカートリッジ60A,60Bは、それぞれインク収容部61A,61Bと、記憶部62A,62Bと、インターフェース(以下、I/F)63A,63Bと、表示部64A,64Bとを備えることができる。
インク収容部61A,61Bは、それぞれ同量の黒色インクを収容可能である。インク収容部61Aは第1の分岐供給路12Aに接続され、インク収容部61Bは第2の分岐供給路12Bに接続される。記憶部62A,62Bは、それぞれ例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等のような書換可能(または追記可能)で、不揮発性の記憶装置から構成される。各記憶部62A,62Bには、それぞれのインクカートリッジ60A,60Bで消費されたインク使用量が記憶されている。
各記憶部62A,62Bは、それぞれI/F63A,63Bに接続されており、これらI/F63A,63Bから対応するI/F11A,11Bを介して、印刷制御部20と接続されている。インクカートリッジ60A,60Bと印刷制御部20との間は、例えば、有線または無線により接続可能である。
表示部64A,64Bは、例えば、それぞれLEDランプ等の発光素子を含んで構成することができる。表示部64A,64Bには、インクカートリッジ60A,60Bのインク残量状態を表示することができる。なお、表示部64A,64Bを廃し、プリンタ10のUI部70またはホスト装置1のUI部のいずれか一方または両方に、インクカートリッジ60A,60Bのインク残量状態を表示させることもできる。
UI部70は、例えば、操作スイッチ等の情報入力部と、ディスプレイやランプ等の情報出力部とを含んで構成することができる。ユーザは、UI部70を介して、各種の印刷設定を行うことができる。また、ユーザは、UI部70を介して、プリンタ10の各種ステータス(インク残量、紙切れの有無等)を把握することができる。
図3は、インク残量と交換時期通知との関係を示す説明図である。まず、図3(a)は、インク残量の各状態を示す説明図である。本実施例では、インク残量に応じて、複数の段階を定義する。
1つは、「インクエンド状態」である。インクエンド状態とは、インク収容部61内のインクが無くなった状態、即ち、実質的に空の状態を示す(インクエンド状態≒0)。他の1つは、「インクニアエンド状態」である。インクニアエンド状態とは、インク残量が予め設定された所定値Th1以下であって、かつインクエンドに達していない状態を示す(インクエンド<インクニアエンド状態<Th1)。ここで、所定値Th1は、例えば、インク残量が数%程度(例えば5%程度)のレベルに設定することができる。さらに別の1つは、「残量あり状態」である。残量あり状態とは、インク残量が所定値Th1を上回っている状態を示す(残量あり状態>Th1)。なお、新品の未使用インクカートリッジ60は、インク収容部61に規定量のインクを収容し、満杯状態となっている。
図3(b)は、2個の黒色インクカートリッジ60A,60Bの各インク残量の状態に応じて、インクカートリッジの交換をユーザに通知するための交換通知制御テーブルT1を示す。図3(b)中では、インクカートリッジ60Aを「A」と、インクカートリッジ60Bを「B」として示している。
テーブルT1の左上に示すように、各インクカートリッジ60A,60Bのインク残量が共に残量あり状態の場合は、いずれのカートリッジにも十分なインクが残っているので、インクカートリッジの交換通知を行わない。いずれか一方のインクカートリッジがインクニアエンド状態で、他方のインクカートリッジが残量あり状態の場合は、1組のインクカートリッジ60A,60Bの全体としては、まだ十分なインク残量があるので、インクカートリッジの交換通知は行わない。
テーブルT1の中央に示すように、各インクカートリッジ60A,60Bの両方がそれぞれインクニアエンド状態の場合は、いずれかインク残量の少ない方のインクカートリッジについて交換を通知する。即ち、インクカートリッジ60Aの方がインクカートリッジ60Bよりもインク残量が少ない場合は、インクカートリッジ60Aを交換すべき旨をユーザに通知する。逆に、インクカートリッジ60Bの方がインクカートリッジ60Aよりもインク残量が少ない場合は、インクカートリッジ60Bの交換をユーザに促す。両方のインク残量がインクニアエンド以下であって、共に等しい場合は、予め初期設定された方のインクカートリッジについてユーザに交換を促す。
一方のインク残量がインクエンドでも、他方のインク残量が残量あり状態の場合は、インクカートリッジの交換通知を行わない。他方のインク残量が低下してインクニアエンド状態になったときに、既にインクエンド状態だった方のインクカートリッジの交換をユーザに促す。例えば、インクカートリッジ60Aがインクエンド状態であり、インクカートリッジ60Bが残量あり状態の場合は、インクカートリッジ交換通知は行わず、インクカートリッジ60Bがインクニアエンド状態まで低下した時点で、インクカートリッジ60Aの交換をユーザに通知する。同様に、インクカートリッジ60Bがインクエンド状態であり、インクカートリッジ60Aが残量あり状態の場合は、インクカートリッジ交換通知は行わず、インクカートリッジ60Aがインクニアエンド状態まで低下するのを待ってから、インクカートリッジ60Bの交換をユーザに促す。
なお、本実施例では、2個のインクカートリッジ60A,60Bを交互に交換させることにより、インクが完全に途切れるのを防止するようにしている。しかし、テーブルT1の右下に示すように、もしも両方のインクカートリッジ60A,60Bが共にインクエンド状態になった場合は、インクエンドエラーとなり、エラー処理が行われる。
図4及び図5の模式図を参照して、インクカートリッジの交換順序を説明する。初期状態では、それぞれ新品で満杯状態のインクカートリッジ60A,60Bがプリンタ10に装着されている(S1)。
ホスト装置1から入力されたデータに基づいて印刷制御部20により印刷用のイメージデータが生成され、印刷が開始される。印刷開始により、プリントヘッド30からインク滴が吐出される。プリントヘッド30には、各インクカートリッジ60A,60Bから共通の供給路12を介して、それぞれ同量ずつのインクが供給される。プリントヘッド30に供給されるデータに基づいて、プリントヘッド30から吐出されるインク消費量を求めることができる。
検出された消費量は半分に分割されて、各インクカートリッジ60A,60Bにそれぞれ割り当てられる。各インクカートリッジ60A,60Bは、それぞれ同量のインクを供給するためである。割り当てられたインク消費量は、記憶部62A,62Bにそれぞれ記憶される。新品のインクカートリッジ60の記憶部62には、インク消費量として「0」がセットされており、インクの消費が進むにつれて、その値が次第に増加していくようになっている。
各インクカートリッジ60A,60Bのインク残量は、印刷が進むにつれて、略同一の速度で徐々に低下していく(S2)。そして、ある時点で、各インクカートリッジ60A,60Bのインク残量が共にインクニアエンド状態に達する(S3)。交換通知制御テーブルT1に示したように、両インクカートリッジ60A,60Bが共にインクニアエンド状態に達した場合は、より残量の少ない方、または初期設定で決められている方のインクカートリッジについて、交換すべき旨がユーザに通知される(S3)。
ここでは、初期設定値として、第1のインクカートリッジ60Aが設定されているものとする。そこで、インクカートリッジ60Aを交換すべき旨の通知がユーザに対して行われる。この交換要求通知は、例えば、インクカートリッジ60Aに設けられた表示部64A、プリンタ10のUI部70、ホスト装置1のUI部のいずれか少なくとも1つ、あるいは複数を利用することにより行われる。例えば、LEDランプの点灯、消灯、明滅によって、インクカートリッジの交換をユーザに促すことができる。また例えば、「表示部64にインクニアエンドが表示されている方のインクカートリッジを交換して下さい。」等のメッセージを、文字または音声によって出力することにより、ユーザに交換を促すこともできる。
インクカートリッジ交換要求が出力されている間は、印刷を行うことができず、プリンタ10は交換待ち状態となっている。そして、インクカートリッジ60Aが新品と交換されると(S4)、プリンタ10は正常動作可能状態に復帰する。
インクカートリッジ60Aを交換した時点で(S4)、インクカートリッジ60Aとインクカートリッジ60Bとのインク残量は、相違することになる。そして、各インクカートリッジ60A,60Bから再び同量ずつのインクがプリントヘッド30に供給され、この供給に応じて(印刷に応じて)、各インクカートリッジ60A,60Bのインク残量は同量ずつ低下していく。なお、印刷以外にも、ヘッドクリーニングのために少量のインクを消費するが、クリーニングに使用するインク量も各インクカートリッジ60A,60B間で差は生じない。
図5に移る。各インクカートリッジ60A,60Bのインク残量が均衡を失った状態で印刷を継続すると、交換時点(S4)でインク残量が少なかった方のインクカートリッジ60Bは、先にインクエンド状態に到達する(S5)。第2のインクカートリッジ60Bがインクエンド状態に達しても、第1のインクカートリッジ60Aは交換されたばかりで十分なインク残量を有している。そこで、この時点(S5)では、インクカートリッジ60Bの交換をユーザに促さすことなく、インクカートリッジ60A,60Bの使用継続を許可する。
ここで、プリントヘッド30から吐出されるインク量は、各インクカートリッジ60A,60Bに均等に配分されるのが原則であるが、既にインクカートリッジ60Bはインクエンド状態に達しているので(S5)、空のインクカートリッジ60Bに対してインク消費量の半分を配分することはできない。実際に、インクカートリッジ60Bがインクエンド状態になった後では、プリントヘッド30が消費する全てのインクはインクカートリッジ60Aから供給される。従って、いずれか一方のインクカートリッジがインクエンドになった後では、インク残量の残っている方に全てのインク消費量を割り当てる。
このようにして、インクカートリッジ60Bがインクエンド状態のままで印刷を続行すると、インクカートリッジ60Aのインク残量は徐々に低下していく(S6)。なお、印刷データ量等の他の条件が等しい場合、片側のインクカートリッジ60Aのみからインクを供給する場合の残量低下速度は、インクカートリッジ60Bからもインクを供給していた場合の2倍となる。
そして、インクカートリッジ60Aのインク残量が所定値Th1まで低下し、インクニアエンド状態に達すると(S7)、既にインクエンド状態に達していたインクカートリッジ60Bについて、交換が促される。これにより、ユーザは、インクカートリッジ60Bを交換する(S8)。
以後同様に、インクニアエンド状態のインクカートリッジ60Aと、満杯状態のインクカートリッジ60Bとは、それぞれ同量ずつのインクをプリントヘッド30に供給し、インクカートリッジ60Aが先にインクエンド状態に達する。この時点では、インクカートリッジ60Bに十分なインク残量があるので、インクカートリッジ60Aについての交換要求をユーザに通知しない。そして、インクカートリッジ60Bがインクニアエンド状態に達した時点で、インクエンド状態のままで放置されていたインクカートリッジ60Aの交換がユーザに促される。
図6は、複数のインクカートリッジ60A,60Bを所定のタイミングで交互に交換させるためのインク残量管理処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、処理の概要を示すもので実際のプログラムとは相違する。
まず、インクカートリッジ60Aが交換されたか否かを判定する(S11)。インクカートリッジの交換は、記憶部62の値を参照することにより判別できる。あるいは、インクカートリッジの物理的な着脱を検出するためのセンサ(光センサ、近接センサ等)により、インクカートリッジ60Aが交換されたか否かを判定できる。インクカートリッジ60Aが交換された場合は(S11:YES)、インクカートリッジ60Aのインク残量IAに初期充填量IA0をセットする(S12)。インクカートリッジ60Aが交換されていない場合(S11:NO)、最新のインク残量をインク残量IAにセットする(S13)。
同様に、インクカートリッジ60Bについても交換されたか否かを判定し(S14)、交換された場合は(S14:YES)、インクカートリッジ60Bのインク残量IBとして初期充填量IB0をセットする(S15)。インクカートリッジ60Bが交換されていない場合は(S14:NO)、最新のインク残量をインク残量IBにセットする(S16)。
次に、プリントヘッド30に供給される印刷データに基づいて、プリントヘッド30から吐出されるインク消費量ΔIを算出する(S17)。なお、印刷を行わずにヘッドクリーニングを行う場合も、インク消費量ΔIが算出される。
そして、各インクカートリッジ60A,60Bのうち、いずれか一方のインクカートリッジがインクエンド状態であるか否かを判定する(S18)。各インクカートリッジ60A,60Bがいずれもインクエンド状態ではない場合(S18:NO)、インク消費量ΔIを2等分し、この半分のインク消費量(ΔI/2)を各インク残量IA,IBからそれぞれ減じる(S19)。インクカートリッジ60A,60Bのいずれか一方がインクエンド状態の場合は(S18:YES)、インク残量を有する方のインクカートリッジからインク消費量ΔIを減じる(S20)。より正確には、インクエンドの閾値を超えた場合は、インクエンドとなるまでインク消費量ΔIを加算し、残りのインク消費量ΔIは、片側のインクカートリッジに全て加算する。
次に、各インクカートリッジ60A,60Bが共にインクエンド状態であるか否かを判定する(S21)。通常に使用している場合は、両方のインクカートリッジ60A,60Bが共にインクエンド状態となることは無い。しかし、もしも両方のインクカートリッジ60A,60Bが同時にインクエンド状態になった場合は(S21:YES)、インクエンドエラーとしてエラー処理を行う(S24)。このエラー処理としては、UI部70へのエラー表示や、ホスト装置1へのエラーコマンド送信等を挙げることができる。
インクエンドエラー状態でない場合(S21:NO)、交換通知制御テーブルT1を参照し(S22)、テーブルの記載内容に従って、インクカートリッジの交換要求をユーザに通知する(S23)。即ち、図4及び図5と共に述べたように、複数のインクカートリッジ60A,60Bをほぼ使い切るまで交換要求を通知せず、各インクカートリッジ60A,60Bを実質的に使い切った時点で、インクエンド状態となっているインクカートリッジの交換をユーザに促す。
なお、記憶部62には、インク消費量を記憶させてもよいし、インク残量を記憶させてもよい。初期充填量−インク消費量=インク残量の関係にあるので、いずれの値を記憶させても残量管理を行うことができる。
本実施例によれば、複数のインクカートリッジ60A,60Bを交互に交換可能としたので、無駄に破棄するインク量を少なくすることができる。最初のカートリッジ交換時には、インクニアエンド状態のインクカートリッジを交換するので、所定値Th1分のインクは無駄になる。しかし、それ以後は、インクエンドまで使い切った方のインクカートリッジを、使い切っていない方のインクカートリッジがインクニアエンド状態に達した時に交換するので、無駄なくインクを使用することができる。
また、インクニアエンド状態を交換要求発生のトリガとするので、インクニアエンドを伝達するためのワーニング信号を利用して、交換要求メッセージを出力できる。従って、インクエンドコマンドを利用できないOSをホスト装置1が搭載している場合でも、交換要求メッセージを表示させることができ、インクを無駄なく使用することができる。
また、いずれか一方がインクエンド状態になった場合でも他方がインクニアエンド状態に達するまでは、交換要求通知を出力しないため、交換要求通知が頻繁に出力されるのを防止して、使い勝手を向上させることができる。
さらに、各インクカートリッジ60はキャリッジ40に搭載する構成のため、メインタンクからサブタンクにインクを供給するための機構を備える必要がなく、全体構成を簡素化することができる。
さらに、同量同型のインクカートリッジ60A,60Bを用い、交互に交換させる方式のため、製造コストを低減することができる。
また、最も使用量の多い黒インクのインクカートリッジ60A,60Bを2個搭載して交互に交換可能とした。従って、例えば、大量のドキュメントを印刷する業務用プリンタや、モノクロ印刷を中心に行うプリンタ等において、使い勝手が向上する。
さらに、各インクカートリッジのインク残量とユーザへのカートリッジ交換要求通知との関係を予め交換通知制御テーブルT1に格納しておき、テーブルT1を参照することによって交換要求を通知する構成とした。従って、比較的簡易な制御で、インクカートリッジ60A,60Bの交換要求をユーザに通知することができる。
なお、上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなく、他の様々な態様で本発明を実施できる。
例えば、黒色インクカートリッジに限らず、他色のインクカートリッジも複数個ずつ搭載して交互に交換するようにしてもよい。また、2個の同色のインクカートリッジを交互に交換する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、同色について3個以上のインクカートリッジを交換可能に搭載する構成としてもよい。さらに、同量同型のインクカートリッジを用いるのではなく、インク収容量の異なる同色のインクカートリッジを交互に使用する構成としてもよい。
本発明の実施例に係るプリンタの機能構成を示すブロック図である。 各インクカートリッジとプリントヘッドとの関係を示す模式図である。 インクカートリッジのインク残量とカートリッジ交換要求通知の発行タイミングとの関係を示し、(a)はインク残量の各段階を示す説明図、(b)は交換通知制御テーブルの一例を示す説明図である。 各インクカートリッジのインク残量と交換タイミングの関係を示す説明図である。 図4に続く説明図である。 インク残量管理処理のフローチャートである。
符号の説明
1…ホスト装置、10…プリンタ、11A,11B…インターフェース、12…供給路、12A,12B…分岐供給路、12C…共通供給路、20…印刷制御部、21…印刷データ生成部、22…インク消費量算出部、23…インク残量管理部、30…プリントヘッド、31…ノズル群、40…キャリッジ、50…用紙搬送部、60…イエローインクカートリッジ、60A…第1のインクカートリッジ、60B…第2のインクカートリッジ、61A,61B…インク収容部、62A,62B…記憶部、63A,63B…インターフェース、64A,64B…表示部、70…ユーザインターフェース部、T1…交換通知制御テーブル

Claims (9)

  1. 共通の供給経路を介して記録剤をそれぞれ供給する複数の記録剤カートリッジと、
    前記各記録剤カートリッジの記録剤残量をそれぞれ検出する残量検出手段と、
    前記各記録剤カートリッジのいずれもが予め設定された所定値以下の記録剤残量を有する場合は、前記各記録剤カートリッジのうちいずれか1つの交換を促すための信号を出力させる残量管理手段と、
    前記各記録剤カートリッジから前記共通の供給経路を介してそれぞれ供給される前記記録剤を用いることにより、印刷記録媒体への記録を行う印刷手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記各記録剤カートリッジがそれぞれ前記所定値以下のそれぞれ異なる記録剤残量を有する場合、前記残量管理手段は、前記記録剤残量の少ない方の記録剤カートリッジの交換を促すための信号を出力させるものである請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記各記録剤カートリッジのうちいずれか一方の記録剤カートリッジの記録剤残量が実質的に0であり、いずれか他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が前記所定値を上回っている場合、前記残量管理手段は、前記他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が前記所定値に低下するのを待って、前記一方の記録剤カートリッジの交換を促すための信号を出力させるものである請求項1または請求項2のいずれかに記載の印刷装置。
  4. 前記各記録剤カートリッジのうちいずれか一方の記録剤カートリッジの記録剤残量が前記所定値以下であり、いずれか他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が前記所定値を上回っている場合、前記残量管理手段は、前記一方の記録剤カートリッジの記録剤残量が実質的に0になり、かつ、前記他方の記録剤カートリッジの記録剤残量が前記所定値に低下した場合に、前記一方の記録剤カートリッジの交換を促すための信号を出力させるものである請求項1または請求項2のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記残量検出手段は、前記印刷手段により消費される記録剤消費量に基づいて、前記各記録剤カートリッジの記録剤残量を検出するものである請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記残量検出手段は、前記印刷手段に入力される印刷データに基づいて前記印刷手段により消費される記録剤消費量を求め、この記録剤消費量と前記各記録剤カートリッジの直前の記録剤残量とに基づいて、前記各記録剤カートリッジの記録剤残量をそれぞれ検出するものである請求項1に記載の印刷装置。
  7. 前記残量検出手段は、前記各記録剤カートリッジの記録剤残量がいずれも実質的に0になるまでの間は、前記印刷手段により消費される記録剤消費量を前記各記録剤カートリッジに均等に配分することにより、前記各記録剤カートリッジの記録剤残量を検出するものである請求項1に記載の印刷装置。
  8. 前記各記録剤カートリッジは、それぞれ前記印刷手段に一体的に設けられている請求項1に記載の印刷装置。
  9. 複数の交換可能な記録剤供給源から印刷手段に記録剤をそれぞれ略均等に供給させる記録剤供給方法であって、
    記録剤残量が相対的に多い一方の記録剤供給源と記録剤残量が相対的に少ない他方の記録剤供給源とを用いて前記印刷手段に記録剤を供給する場合は、
    前記一方の記録剤供給源の記録剤残量が所定値まで低下したときに、前記他方の記録剤供給源の交換をユーザに促すための信号を出力させる記録剤供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010058305A (ja) * 2008-09-02 2010-03-18 Seiko Epson Corp 印刷装置
JP2017200746A (ja) * 2016-05-06 2017-11-09 キヤノン株式会社 通知装置、通知方法および記録装置

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