JP2005222111A - Av機器の携帯端末、av機器及びサーバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザの行動履歴に合致した楽曲を自動的に再生する。
【解決手段】 AV機器20を制御する携帯端末10には、GPSなどの位置検出部12とユーザを認証する個人認証部13が設けられている。ユーザが携帯端末10を持って外出すると、所定時間ごとに位置検出部12で検出した位置情報と時刻情報との組からなる行動履歴情報が携帯端末10内のメモリに記憶される。帰宅すると、携帯端末10に記憶させた行動履歴情報がAV機器20に送信され、AV機器20はユーザIDとその行動履歴情報をサーバ装置40に送信する。サーバ装置40は該行動履歴情報からユーザが所定時間以上滞在した場所を解析し、そこで行われていたイベントなどの情報からそれに合致した曲を判別し、前記AV機器20にその曲データをストリーミング配信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 AV機器20を制御する携帯端末10には、GPSなどの位置検出部12とユーザを認証する個人認証部13が設けられている。ユーザが携帯端末10を持って外出すると、所定時間ごとに位置検出部12で検出した位置情報と時刻情報との組からなる行動履歴情報が携帯端末10内のメモリに記憶される。帰宅すると、携帯端末10に記憶させた行動履歴情報がAV機器20に送信され、AV機器20はユーザIDとその行動履歴情報をサーバ装置40に送信する。サーバ装置40は該行動履歴情報からユーザが所定時間以上滞在した場所を解析し、そこで行われていたイベントなどの情報からそれに合致した曲を判別し、前記AV機器20にその曲データをストリーミング配信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、オーディオ再生装置などのAV機器、該AV機器の携帯端末、及び、該AV機器にネットワークを介して接続されたサーバー装置に関する。
テレビジョン受像機、CDプレイヤ、DVDプレイヤ、オーディオ再生装置などの各種AV(Audio Visual)機器は、通常、リモートコントロール装置を用いて制御できるようになされている。
このようなAV機器に個々のユーザに対応した動作を行わせるために、個人を判別する機能を持たせたリモートコントロール装置が提案されている(特許文献1)。
この提案されているリモートコントロール装置によれば、指紋認証器などを用いてユーザを判別することができ、判別した個々のユーザに対応した制御を行なうことができる。
特開2001−128253号公報
このようなAV機器に個々のユーザに対応した動作を行わせるために、個人を判別する機能を持たせたリモートコントロール装置が提案されている(特許文献1)。
この提案されているリモートコントロール装置によれば、指紋認証器などを用いてユーザを判別することができ、判別した個々のユーザに対応した制御を行なうことができる。
上記提案されているリモートコントロール装置によれば、各ユーザーそれぞれに応じた機器制御を行うことができる。しかしながら、各ユーザーの設定情報に応じて、毎日同じ制御が行われるものであった。
ユーザの行動はいつも同じというわけではなく、行動履歴に応じて機器の制御を行うようにすれば、個人情報に基づく制御をより充実したものとすることができる。
ユーザの行動はいつも同じというわけではなく、行動履歴に応じて機器の制御を行うようにすれば、個人情報に基づく制御をより充実したものとすることができる。
そこで本発明は、ユーザの行動履歴に応じた制御を行うことができるAV機器の携帯端末、AV機器及びサーバー装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のAV機器の携帯端末は、AV機器を制御することができる携帯端末であって、個人認証部と、位置検出部と、所定時間毎に前記位置検出部で検出した位置情報と時刻情報とを記憶する行動履歴情報記憶部と、個人認証情報と前記行動履歴情報記憶部に記憶された行動履歴情報を前記AV機器に送信する送信部とを有するものである。
また、本発明のAV機器は、サーバー装置に接続されたAV機器であって、ユーザの個人認証情報と行動履歴情報を携帯端末から受信する手段と、ユーザを特定する個人識別情報と前記行動履歴情報を前記サーバー装置に送信する手段と、該送信した個人識別情報と行動履歴情報に対応して前記サーバー装置からストリーミング配信される楽曲データを再生する楽曲再生手段とを有するものである。
また、本発明のAV機器は、サーバー装置に接続されたAV機器であって、ユーザの個人認証情報と行動履歴情報を携帯端末から受信する手段と、ユーザを特定する個人識別情報と前記行動履歴情報を前記サーバー装置に送信する手段と、該送信した個人識別情報と行動履歴情報に対応して前記サーバー装置からストリーミング配信される楽曲データを再生する楽曲再生手段とを有するものである。
さらに、本発明のサーバー装置は、AV機器にネットワークを介して接続されたサーバー装置であって、複数の楽曲の曲データを格納した楽曲データベースと、前記AV機器から、ユーザを特定する個人識別情報とそのユーザの行動履歴情報を受信する手段と、受信した行動履歴情報に基づいて、その行動履歴に対応する楽曲を選択する行動履歴曲判別手段と、該行動履歴曲判別手段により選択された楽曲を前記AV機器で再生させる手段とを有するものである。
さらにまた、前記行動履歴曲判別手段は、前記行動履歴情報を解析して、ユーザが滞在した時間の長い順にユーザが滞在した場所に関連する楽曲を選択するものとされている。
さらにまた、各ユーザの音楽上の嗜好に関する情報を格納した個人情報データベースを有しており、前記行動履歴曲判別手段は、前記行動履歴に対応する楽曲を選択するときに、そのユーザの音楽上の嗜好も反映させるようになされているものである。
さらにまた、前記行動履歴曲判別手段により選択された楽曲を前記AV機器で再生させる手段は、その楽曲の曲データを前記AV機器にストリーミング配信する手段とされている。
さらにまた、前記行動履歴曲判別手段は、前記行動履歴情報を解析して、ユーザが滞在した時間の長い順にユーザが滞在した場所に関連する楽曲を選択するものとされている。
さらにまた、各ユーザの音楽上の嗜好に関する情報を格納した個人情報データベースを有しており、前記行動履歴曲判別手段は、前記行動履歴に対応する楽曲を選択するときに、そのユーザの音楽上の嗜好も反映させるようになされているものである。
さらにまた、前記行動履歴曲判別手段により選択された楽曲を前記AV機器で再生させる手段は、その楽曲の曲データを前記AV機器にストリーミング配信する手段とされている。
本発明のAV機器の携帯端末、AV機器及びサーバー装置によれば、外出時などに携帯端末を持ち運ぶことで、自動的に個人の行動履歴を記録することが可能となる。
そして、帰宅後に、該行動履歴に対応した曲を聴くことができる。
また、携帯端末で個人認証が可能であるため、各ユーザーが同じ携帯端末を使用し、各々の行動履歴を記憶させることができる。
そして、帰宅後に、該行動履歴に対応した曲を聴くことができる。
また、携帯端末で個人認証が可能であるため、各ユーザーが同じ携帯端末を使用し、各々の行動履歴を記憶させることができる。
図1は、本発明の携帯端末、AV機器及びサーバー装置から構成されるAVシステムの全体構成を示す図である。
この図において、10はAV機器20をリモートコントロールするための携帯端末(モバイルコントローラ)、20はネットワーク対応のAV機器、30はインターネットなどのネットワーク、40はネットワーク30に接続されたサーバー装置であり、複数の楽曲の曲データを格納した楽曲データベース41及びユーザの個人情報を格納した個人情報データベース42を備えている。この楽曲データベース41には、複数の楽曲の曲データが、アーティスト名、アルバム名、その楽曲に関係するキーワード、その楽曲の属するジャンル、その楽曲の曲調などの各種属性情報に基づいて検索することができるように格納されている。また、前記ユーザの個人情報を格納した個人情報データベース42には、管理下にある前記AV機器20に登録されている各ユーザについて、その個人IDごとに、少なくとも、その好みの楽曲のジャンルや好みのアーティスト名などのユーザの音楽上の嗜好に関する情報が格納されている。
図示するように、前記携帯端末10と前記AV機器20とは無線LANなどを介して無線通信を行うことができるようになされており、また、前記AV機器20はネットワーク30を介して前記サーバー装置(行動履歴曲判別サーバー)40に接続することができるようになされている。
この図において、10はAV機器20をリモートコントロールするための携帯端末(モバイルコントローラ)、20はネットワーク対応のAV機器、30はインターネットなどのネットワーク、40はネットワーク30に接続されたサーバー装置であり、複数の楽曲の曲データを格納した楽曲データベース41及びユーザの個人情報を格納した個人情報データベース42を備えている。この楽曲データベース41には、複数の楽曲の曲データが、アーティスト名、アルバム名、その楽曲に関係するキーワード、その楽曲の属するジャンル、その楽曲の曲調などの各種属性情報に基づいて検索することができるように格納されている。また、前記ユーザの個人情報を格納した個人情報データベース42には、管理下にある前記AV機器20に登録されている各ユーザについて、その個人IDごとに、少なくとも、その好みの楽曲のジャンルや好みのアーティスト名などのユーザの音楽上の嗜好に関する情報が格納されている。
図示するように、前記携帯端末10と前記AV機器20とは無線LANなどを介して無線通信を行うことができるようになされており、また、前記AV機器20はネットワーク30を介して前記サーバー装置(行動履歴曲判別サーバー)40に接続することができるようになされている。
前記携帯端末10には、この携帯端末10の存在する位置を検出するGPS(Global Positioning System)処理部などの位置検出部12と、その携帯端末を使用しているユーザを識別するための個人認証情報を取得する個人認証部13が設けられており、AV機器20に対する制御情報だけでなく、後述するように、指紋認証データなどの個人認証情報やユーザの行動履歴情報を前記AV機器20に送信することができるようになされており、また、前記AV機器20からのユーザ認証結果を示す個人ID情報、そのユーザが予め設定しておいたそのユーザ用のGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を指定する情報(個人用GUI番号)及びそのユーザ用の起動音を指定する情報(個人用起動音番号)などを受信するようになされている。
前記AV機器20は、前記移動端末10から受信したユーザの個人ID及びそのユーザの行動履歴情報をネットワーク30を介して前記サーバー装置40に送信するようになされており、前記サーバー装置40は、後述するように、該AV機器20から受信したユーザの行動履歴情報に基づいてユーザがその日に経験した事柄に合致する楽曲を選択し、その楽曲の曲データを前記AV機器20にストリーミング配信する。これにより、前記AV機器20から、ユーザのその日の行動履歴に合致する楽曲を自動的にすることが可能となる。
前記AV機器20は、前記移動端末10から受信したユーザの個人ID及びそのユーザの行動履歴情報をネットワーク30を介して前記サーバー装置40に送信するようになされており、前記サーバー装置40は、後述するように、該AV機器20から受信したユーザの行動履歴情報に基づいてユーザがその日に経験した事柄に合致する楽曲を選択し、その楽曲の曲データを前記AV機器20にストリーミング配信する。これにより、前記AV機器20から、ユーザのその日の行動履歴に合致する楽曲を自動的にすることが可能となる。
図2は、前記携帯端末10の要部構成を示すブロック図である。
この図において、11はこの携帯端末10を制御する中央制御部,12はこの携帯端末の位置を検出する位置検出部であり、例えば、GPS信号受信回路と信号処理回路などを有するGPS処理部により構成されている。また、13はこの携帯端末を操作しているユーザが誰であるかを検出する個人認証部であり、例えば、指紋センサーである。14は、前記中央制御部11の制御プログラムや検出されたユーザの個人情報、及び、所定時間ごとに前記位置検出部12で検出した位置情報と時間情報を記憶した行動履歴情報などの各種データの記憶領域や作業領域となるメモリ、15は表示部、16は操作部、17は起動音を発生する音楽再生部、18は前記AV機器20との間で各種信号を送受信する無線LAN回路などの無線通信部、19は各構成要素間のデータ伝送を行うバスである。
この図において、11はこの携帯端末10を制御する中央制御部,12はこの携帯端末の位置を検出する位置検出部であり、例えば、GPS信号受信回路と信号処理回路などを有するGPS処理部により構成されている。また、13はこの携帯端末を操作しているユーザが誰であるかを検出する個人認証部であり、例えば、指紋センサーである。14は、前記中央制御部11の制御プログラムや検出されたユーザの個人情報、及び、所定時間ごとに前記位置検出部12で検出した位置情報と時間情報を記憶した行動履歴情報などの各種データの記憶領域や作業領域となるメモリ、15は表示部、16は操作部、17は起動音を発生する音楽再生部、18は前記AV機器20との間で各種信号を送受信する無線LAN回路などの無線通信部、19は各構成要素間のデータ伝送を行うバスである。
このAVシステムは、例えば家庭で使用されるものであり、前記携帯端末10は、複数のユーザにより共用される。本発明の携帯端末10には個人認証部13が設けられており、後述するように、ユーザが携帯端末10を手に持ち、個人認証部13(指紋センサー)により個人認証を行うと、そのユーザがあらかじめ設定しておいたスキン(アプリケーションソフトの外見に関する情報を格納したファイル)が選択され、そのユーザ専用のGUI画面が表示部15に表示される。また、そのユーザが予め登録しておいた起動音が前記音楽再生部17から発せられる。このように、それぞれのユーザに応じた制御が行われる。
図3は、前記ネットワーク対応のAV機器20の要部構成を示すブロック図である。
この図において、21はこのAV機器20全体の制御を行う中央制御部、22は制御プログラムや各種データが記憶されるメモリ、23は表示部、24は曲データなどを記憶するハードディスク装置などの大容量記憶装置(以下、単に「ハードディスク装置」とよぶ。)、25は前記ハードディスク装置24に格納されている曲データや前記サーバー装置40からストリーミング配信される曲データを再生出力する音楽再生部、26は前記携帯端末10との間で送受信するための無線通信(無線LAN)部、27はインターネットなどのネットワーク30と接続するためのネットワークインターフェース部、28は前記各構成要素間のデータ伝送を行うためのバスである。なお、図示していないが、CDドライブ装置なども設けられており、CDからリッピングした曲データや前記ネットワークからダウンロードした曲データなどを前記ハードディスク装置24に記憶することができるようになされている。
この図において、21はこのAV機器20全体の制御を行う中央制御部、22は制御プログラムや各種データが記憶されるメモリ、23は表示部、24は曲データなどを記憶するハードディスク装置などの大容量記憶装置(以下、単に「ハードディスク装置」とよぶ。)、25は前記ハードディスク装置24に格納されている曲データや前記サーバー装置40からストリーミング配信される曲データを再生出力する音楽再生部、26は前記携帯端末10との間で送受信するための無線通信(無線LAN)部、27はインターネットなどのネットワーク30と接続するためのネットワークインターフェース部、28は前記各構成要素間のデータ伝送を行うためのバスである。なお、図示していないが、CDドライブ装置なども設けられており、CDからリッピングした曲データや前記ネットワークからダウンロードした曲データなどを前記ハードディスク装置24に記憶することができるようになされている。
また、前記ハードディスク装置24には、このAV機器20に登録されているユーザに関する情報を記録した個人情報管理テーブルも記憶されている。
図4は、該個人情報管理テーブルに記憶されている情報の例を示す図である。この図に示すように、個人情報管理テーブルには、各ユーザの個人IDごとに、その個人認証情報(指紋認証データ(指紋の特徴データ))、音楽上の嗜好(好みの音楽ジャンル)、ユーザにより選択されたGUIを指定する番号、ユーザにより選択された起動音の番号などの情報が記憶されている。ユーザは、最初に携帯端末10を使用するときに実行される個人登録処理において、その個人認証情報(指紋認証データ)、好みの音楽ジャンル、好みのGUI番号、好みの起動音番号などを登録することができ、また、いつでも、その登録内容を変更することができる。なお、上記においては、音楽上の嗜好として、好みの音楽ジャンルが設定されている例を示したが、好みのアーティスト名、好みの曲名など、他の情報も設定することができる。
この個人情報管理テーブルの内容は、前記サーバー装置40に送信され、個人情報データベース42に格納される。
図4は、該個人情報管理テーブルに記憶されている情報の例を示す図である。この図に示すように、個人情報管理テーブルには、各ユーザの個人IDごとに、その個人認証情報(指紋認証データ(指紋の特徴データ))、音楽上の嗜好(好みの音楽ジャンル)、ユーザにより選択されたGUIを指定する番号、ユーザにより選択された起動音の番号などの情報が記憶されている。ユーザは、最初に携帯端末10を使用するときに実行される個人登録処理において、その個人認証情報(指紋認証データ)、好みの音楽ジャンル、好みのGUI番号、好みの起動音番号などを登録することができ、また、いつでも、その登録内容を変更することができる。なお、上記においては、音楽上の嗜好として、好みの音楽ジャンルが設定されている例を示したが、好みのアーティスト名、好みの曲名など、他の情報も設定することができる。
この個人情報管理テーブルの内容は、前記サーバー装置40に送信され、個人情報データベース42に格納される。
このように構成された本発明のAVシステムの動作について、携帯端末10の動作シーケンスを示す図5、前記AV機器20の動作シーケンスを示す図6、個人登録シーケンスを示す図7、及び、サーバー装置40の動作シーケンスを示す図8の各フローチャートを参照して説明する。
図5において、まず、ユーザが前記携帯端末10を手に取り、前記個人認証部13の指紋センサーに指をあてて、指紋を読み取らせると、指紋データが取得され、それに基づいて個人認証情報(指紋認証データ)が生成され、無線LANなどを通じて前記AV機器20に送信される(ステップS1)。
この信号は、AV機器20で受信される(図6のステップS11)。この指紋認証データを受信すると、AV機器20は個人認証処理を行う(ステップS12)。すなわち、受信した指紋認証データを前記ハードディスク装置24に記憶されている個人情報管理テーブル(図4)中の各ユーザの指紋認証データと比較して一致するものがあるか否かを判定し、一致するものがあれば、認証に成功したものとして、そのユーザの個人情報(そのユーザが選択しているGUI番号及び起動音番号)をそのユーザを識別する個人IDとともに前記携帯端末10に送信する(ステップS13)。
図5において、まず、ユーザが前記携帯端末10を手に取り、前記個人認証部13の指紋センサーに指をあてて、指紋を読み取らせると、指紋データが取得され、それに基づいて個人認証情報(指紋認証データ)が生成され、無線LANなどを通じて前記AV機器20に送信される(ステップS1)。
この信号は、AV機器20で受信される(図6のステップS11)。この指紋認証データを受信すると、AV機器20は個人認証処理を行う(ステップS12)。すなわち、受信した指紋認証データを前記ハードディスク装置24に記憶されている個人情報管理テーブル(図4)中の各ユーザの指紋認証データと比較して一致するものがあるか否かを判定し、一致するものがあれば、認証に成功したものとして、そのユーザの個人情報(そのユーザが選択しているGUI番号及び起動音番号)をそのユーザを識別する個人IDとともに前記携帯端末10に送信する(ステップS13)。
一方、ステップS11で受信した指紋認証データと一致する指紋認証データが前記個人情報管理テーブル中に記憶されていないときは、新規ユーザであると判定し、個人登録シーケンス(S20)に移行する。この個人登録シーケンスでは、まず、前記携帯端末10にユーザの初期登録画面が送信される。
前記携帯端末10は、前記ステップS1で前記AV機器20に指紋認証データを送信した後、AV機器20から初期登録画面のデータを受信した場合には、個人認証できなかったものとして、前記個人認証シーケンス(S20)に移行する(ステップS2)。
前記携帯端末10は、前記ステップS1で前記AV機器20に指紋認証データを送信した後、AV機器20から初期登録画面のデータを受信した場合には、個人認証できなかったものとして、前記個人認証シーケンス(S20)に移行する(ステップS2)。
図7は、この個人認証シーケンス(S20)において前記携帯端末10と前記AV機器20で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
AV機器20は、前記ステップS12において個人認証に成功しなかったときは、前記携帯端末10に対して、ユーザを初期登録するための初期登録画面の情報を送信する(ステップS21)。
前記携帯端末10では、この初期登録画面がその表示部15に表示され、ユーザは、該画面を利用して自己の使用するGUIを指定する情報、使用する起動音を指定する情報、及び、音楽上の嗜好などの個人情報を入力する。携帯端末10は、この入力された個人情報を前記ステップS1で取得した指紋認証データとともに、前記AV機器20に送信する(ステップS22)。なお、AV機器20において、ステップS11で受信した指紋認証データを使用することとして、個人情報のみを送信するようにしてもよい。
前記AV機器20は、携帯端末10から送信された個人情報と前記指紋認証データを受信すると、それらに個人を識別する個人IDを付与して前記ハードディスク装置24の個人情報管理テーブルに保存する(ステップS23)。また、この個人情報管理テーブルの内容は、前記サーバー装置40に送信し、サーバ装置40に設けられた個人情報データベース42に格納させる。
これにより、個人情報を登録することができた。前記AV機器20は、この個人登録シーケンス(S20)を終了すると、その個人情報(個人ID、個人用GUI番号及び起動音番号)を前記携帯端末10に送信する(図6のステップS13)。
AV機器20は、前記ステップS12において個人認証に成功しなかったときは、前記携帯端末10に対して、ユーザを初期登録するための初期登録画面の情報を送信する(ステップS21)。
前記携帯端末10では、この初期登録画面がその表示部15に表示され、ユーザは、該画面を利用して自己の使用するGUIを指定する情報、使用する起動音を指定する情報、及び、音楽上の嗜好などの個人情報を入力する。携帯端末10は、この入力された個人情報を前記ステップS1で取得した指紋認証データとともに、前記AV機器20に送信する(ステップS22)。なお、AV機器20において、ステップS11で受信した指紋認証データを使用することとして、個人情報のみを送信するようにしてもよい。
前記AV機器20は、携帯端末10から送信された個人情報と前記指紋認証データを受信すると、それらに個人を識別する個人IDを付与して前記ハードディスク装置24の個人情報管理テーブルに保存する(ステップS23)。また、この個人情報管理テーブルの内容は、前記サーバー装置40に送信し、サーバ装置40に設けられた個人情報データベース42に格納させる。
これにより、個人情報を登録することができた。前記AV機器20は、この個人登録シーケンス(S20)を終了すると、その個人情報(個人ID、個人用GUI番号及び起動音番号)を前記携帯端末10に送信する(図6のステップS13)。
前記携帯端末10は、前記個人認証が成功したとき、又は、前記個人登録シーケンスを終了した後に、図6のステップS13によりAV機器20から送信された個人ID、個人用GUI番号及び起動音番号を受信すると、それらを使用して動作を開始する(図5のステップS3)。すなわち、前記起動音番号により指定される起動音を前記音楽再生部17で再生するとともに、前記個人用GUI番号により指定されるスキンを選択して前記表示部15に表示して、そのユーザ専用の環境で携帯端末10を起動する。
以後、ユーザは、該携帯端末10を使用して前記AV機器20を操作し、前記ハードディスク装置24に格納されている楽曲の再生などを楽しむことができる。
以後、ユーザは、該携帯端末10を使用して前記AV機器20を操作し、前記ハードディスク装置24に格納されている楽曲の再生などを楽しむことができる。
その後、ユーザが携帯端末10を持って外出したとする(ステップS4)。携帯端末10には、前述のようにGPS処理部などの位置検出部12が設けられており、所定時間間隔(例えば、10分ごと)にその現在位置を示す位置情報(緯度情報及び経度情報)を取得し、その時点の時刻情報とともに前記メモリ14に記憶することができるようになされている。以下、このメモリ14に記憶された複数組の位置情報と時刻情報からなる情報を行動履歴情報とよぶこととする。
ここで、前記行動履歴情報のメモリ14への記録動作の開始/終了は、ユーザが手動で行うようにしてもよいし、あるいは、自動的に行われるようにしてもよい。自動的に行う場合には、前記メモリ14中にユーザの自宅の位置情報を予め記憶しておき、所定時間ごとに前記位置検出部12を動作させて検出した位置情報がユーザの自宅の位置から所定距離(例えば、100m)相当分以上離れたものとなったときに、前記行動履歴情報の記録を開始し、前記位置検出部12で検出した位置がユーザの自宅から所定距離以内のものとなったときに前記記録を終了するようにすればよい。あるいは、前記無線通信部(無線LAN部)18において測定される受信電界強度が所定のしきい値(例えば、通信不可能な値)以下となったときにユーザが外出したものとして、前記行動履歴情報の記録を開始し、該記録動作を開始した後、前記受信電界強度が前記所定のしきい値を超えた時に帰宅したものと判断して、前記行動履歴情報の記録を停止するようにしてもよい。
また、前記位置検出部12を起動して行動履歴情報を記録する時間間隔は、ユーザが任意に設定することができるようにしてもよい。さらに、行動履歴情報の記憶形態は、上記のように所定時間ごとの位置情報と時刻情報の組である必要はなく、ユーザが滞在していた位置とその時間(いつからいつまで)を判別することができるものであればよい。例えば、ユーザがある場所に留まっているときには、その場所への到着時刻とその場所から移動した時刻とをその場所の位置情報とともに記憶するようにすれば、必要とされる記憶容量を少なくすることができる。
ここで、前記行動履歴情報のメモリ14への記録動作の開始/終了は、ユーザが手動で行うようにしてもよいし、あるいは、自動的に行われるようにしてもよい。自動的に行う場合には、前記メモリ14中にユーザの自宅の位置情報を予め記憶しておき、所定時間ごとに前記位置検出部12を動作させて検出した位置情報がユーザの自宅の位置から所定距離(例えば、100m)相当分以上離れたものとなったときに、前記行動履歴情報の記録を開始し、前記位置検出部12で検出した位置がユーザの自宅から所定距離以内のものとなったときに前記記録を終了するようにすればよい。あるいは、前記無線通信部(無線LAN部)18において測定される受信電界強度が所定のしきい値(例えば、通信不可能な値)以下となったときにユーザが外出したものとして、前記行動履歴情報の記録を開始し、該記録動作を開始した後、前記受信電界強度が前記所定のしきい値を超えた時に帰宅したものと判断して、前記行動履歴情報の記録を停止するようにしてもよい。
また、前記位置検出部12を起動して行動履歴情報を記録する時間間隔は、ユーザが任意に設定することができるようにしてもよい。さらに、行動履歴情報の記憶形態は、上記のように所定時間ごとの位置情報と時刻情報の組である必要はなく、ユーザが滞在していた位置とその時間(いつからいつまで)を判別することができるものであればよい。例えば、ユーザがある場所に留まっているときには、その場所への到着時刻とその場所から移動した時刻とをその場所の位置情報とともに記憶するようにすれば、必要とされる記憶容量を少なくすることができる。
携帯端末10を持って外出したユーザが帰宅すると、自動的に又はユーザの操作により、前記行動履歴情報の記録動作が停止され、メモリ14に記憶された行動履歴情報が前記AV機器20に送信される(ステップS5)。このとき、そのユーザの個人IDも行動履歴情報とともに前記AV機器20に送信される。
前記AV機器20では、この行動履歴情報を受信すると(図6のステップS14)、前記サーバー装置40に受信した行動履歴情報と個人IDを送信する(ステップS15)。
前記AV機器20では、この行動履歴情報を受信すると(図6のステップS14)、前記サーバー装置40に受信した行動履歴情報と個人IDを送信する(ステップS15)。
図8は、前記サーバー装置40の動作シーケンスを示すフローチャートである。
サーバー装置40は、前記AV機器20から送信された行動履歴情報と個人IDを受信すると(ステップS31)、ユーザの行動履歴に合致した曲を判別する行動履歴曲判別処理を行う。すなわち、該行動履歴情報を解析して、ユーザが長時間滞在していた位置をその滞在時間の長い順に取り出し(ステップS32)、次に、該行動履歴解析処理により取り出された位置情報に基づき、それに対応した楽曲を選択する曲判別処理を行う(ステップS33)。例えば、地図情報を参照してユーザが長時間滞在していた場所を特定し、その場所と関連の深い楽曲があるか否かを判別し、曲を特定できたときには、その曲情報を配信リストに登録する。そして、配信リストに曲情報が登録されているときは(ステップS34がYES)、その楽曲の曲データを前記AV機器20にストリーミング配信する(ステップS35)。一方、前記ステップS33の曲判別処理で曲を特定することができず、前記配信リストに曲情報が登録されていないときは(ステップS34がNO)、曲判別に失敗したことを前記AV機器20に通知する(ステップS36)。
サーバー装置40は、前記AV機器20から送信された行動履歴情報と個人IDを受信すると(ステップS31)、ユーザの行動履歴に合致した曲を判別する行動履歴曲判別処理を行う。すなわち、該行動履歴情報を解析して、ユーザが長時間滞在していた位置をその滞在時間の長い順に取り出し(ステップS32)、次に、該行動履歴解析処理により取り出された位置情報に基づき、それに対応した楽曲を選択する曲判別処理を行う(ステップS33)。例えば、地図情報を参照してユーザが長時間滞在していた場所を特定し、その場所と関連の深い楽曲があるか否かを判別し、曲を特定できたときには、その曲情報を配信リストに登録する。そして、配信リストに曲情報が登録されているときは(ステップS34がYES)、その楽曲の曲データを前記AV機器20にストリーミング配信する(ステップS35)。一方、前記ステップS33の曲判別処理で曲を特定することができず、前記配信リストに曲情報が登録されていないときは(ステップS34がNO)、曲判別に失敗したことを前記AV機器20に通知する(ステップS36)。
前記AV機器20では、前記サーバー装置40からのデータを受信し、サーバー装置40において曲判別に成功してストリーミング配信された曲データを受信したときは(図6のステップS16がYES)、その曲をストリーミング再生する(ステップS17)。これにより、ユーザのその日に経験したことに関連の深い楽曲がAV機器20の音楽再生部25から自動的に再生されることとなる。また、サーバー装置40が曲判別に失敗したことを示す通知を受信したときは(ステップS16がNO)、前記表示部23にその旨を表示する(ステップS18)。
前記行動履歴曲判別処理について、図9及び図10を参照してさらに説明する。
図9は、前記行動履歴解析処理(S32)の流れを示すフローチャートである。
この行動履歴解析処理では、前記AV機器20から送られてきた緯度経度の情報からなる位置情報と時刻情報の組からなる行動履歴情報を順次読み出し、緯度経度の値が予め設定した所定の範囲内(例えば、50m以内)に一定時間以上滞在していたか否かを判定する(ステップS42)。そして、所定の狭い範囲内に一定時間(例えば、30分)以上滞在していたときには、その滞在時間(その範囲内にいた最初の時間から最後の時間までの経過時間)とその範囲の中心位置の情報を行動履歴解析データとして記憶する(ステップS43)。このように送られてきた行動履歴情報の最後まで、行動履歴を解析し滞在時間とその中心位置からなる行動履歴解析データを取得する(ステップS41)。
そして、このように取得した行動履歴解析データを滞在時間の長い順にソートして(ステップS44)、後続する曲判別処理(S33)に渡す。
例えば、前記ステップS41〜S43の結果、ユーザが15時〜17時まで位置A、18時〜21時まで位置B、22時〜23時まで位置Cにいたことが解析されたとする。前記ステップS44では、ユーザが費やした時間の長さでソートを行い、位置B、位置A、位置Cの順とされたデータが出力される。
図9は、前記行動履歴解析処理(S32)の流れを示すフローチャートである。
この行動履歴解析処理では、前記AV機器20から送られてきた緯度経度の情報からなる位置情報と時刻情報の組からなる行動履歴情報を順次読み出し、緯度経度の値が予め設定した所定の範囲内(例えば、50m以内)に一定時間以上滞在していたか否かを判定する(ステップS42)。そして、所定の狭い範囲内に一定時間(例えば、30分)以上滞在していたときには、その滞在時間(その範囲内にいた最初の時間から最後の時間までの経過時間)とその範囲の中心位置の情報を行動履歴解析データとして記憶する(ステップS43)。このように送られてきた行動履歴情報の最後まで、行動履歴を解析し滞在時間とその中心位置からなる行動履歴解析データを取得する(ステップS41)。
そして、このように取得した行動履歴解析データを滞在時間の長い順にソートして(ステップS44)、後続する曲判別処理(S33)に渡す。
例えば、前記ステップS41〜S43の結果、ユーザが15時〜17時まで位置A、18時〜21時まで位置B、22時〜23時まで位置Cにいたことが解析されたとする。前記ステップS44では、ユーザが費やした時間の長さでソートを行い、位置B、位置A、位置Cの順とされたデータが出力される。
図10は、曲判別処理(S33)の流れを示すフローチャートである。
この処理では、前記行動履歴解析処理(S33)で得られた滞在時間の長い順に並べ替えられた行動履歴解析データを順に取り出し、その位置情報(中心位置の位置情報)から地図データを参照してその場所を特定する(ステップS52)。そして、該特定した場所に基づき、その場所においてユーザが滞在していた時間に行われていたイベントに関する情報の取得を試みる。例えば、前記ステップS52の結果、その場所がコンサートホールなどであることが判別されていれば、各種イベントを記録したデータベースを参照し、その場所で当日のユーザが滞在していた時間に行われていたコンサートに関する情報を取得する。あるいは、その場所が映画館であれば、映画の上映スケジュールを記憶したデータベースを参照し、ユーザが滞在していた時間に上映されていた映画についての情報を取得する。このようにして、特定した場所と時間からイベントに関する情報を取得することができたときは(ステップS53がYES)、そのイベントに関連し、そのユーザの個人情報(音楽上の嗜好)を参照して、ユーザの好みを考慮した曲情報を取得する。例えば、イベントがコンサートであるときは、そのアーティストの曲を選択し、必要に応じて、ユーザの好みのジャンルの曲を選択する。また、イベントが映画のときには、そのサウンドトラックの曲を選択する。このように、イベントに関連した曲情報を取得することができたときは(ステップS54がYES)、その曲情報を前記AV機器20に配信する曲を登録する配信リストに登録する(ステップS56)。
この処理では、前記行動履歴解析処理(S33)で得られた滞在時間の長い順に並べ替えられた行動履歴解析データを順に取り出し、その位置情報(中心位置の位置情報)から地図データを参照してその場所を特定する(ステップS52)。そして、該特定した場所に基づき、その場所においてユーザが滞在していた時間に行われていたイベントに関する情報の取得を試みる。例えば、前記ステップS52の結果、その場所がコンサートホールなどであることが判別されていれば、各種イベントを記録したデータベースを参照し、その場所で当日のユーザが滞在していた時間に行われていたコンサートに関する情報を取得する。あるいは、その場所が映画館であれば、映画の上映スケジュールを記憶したデータベースを参照し、ユーザが滞在していた時間に上映されていた映画についての情報を取得する。このようにして、特定した場所と時間からイベントに関する情報を取得することができたときは(ステップS53がYES)、そのイベントに関連し、そのユーザの個人情報(音楽上の嗜好)を参照して、ユーザの好みを考慮した曲情報を取得する。例えば、イベントがコンサートであるときは、そのアーティストの曲を選択し、必要に応じて、ユーザの好みのジャンルの曲を選択する。また、イベントが映画のときには、そのサウンドトラックの曲を選択する。このように、イベントに関連した曲情報を取得することができたときは(ステップS54がYES)、その曲情報を前記AV機器20に配信する曲を登録する配信リストに登録する(ステップS56)。
一方、前記イベントに関する情報を取得することができなかったとき(ステップS53がNO)、又は、イベントに関連し、個人の好みを考慮した曲情報を取得することができなかったとき(ステップS54がNO)は、前記ステップS52で特定した場所とユーザの好みを考慮して曲情報を取得することを試みる。例えば、前記ステップS52で特定された場所が海岸であるときには、サーバー装置40に設けられている楽曲データベース41から海に関連する曲のうちのユーザの嗜好にあった曲を選択する。このようにして、特定した場所と個人の好みを考慮した曲情報の取得に成功したときは(ステップS55がYES)、その曲情報を前記配信リストに登録する(ステップS56)。
選択した曲情報の前記配信リストへの追加処理(S56)、又は、前記特定した場所と個人の好みを考慮した曲情報を取得することができなかったとき(ステップS55がNO)は、次の行動履歴解析データを対象として同様の曲判別処理を行い、全ての行動履歴解析データにつき処理を行う(ステップS51)。
このようにして、ユーザの行動履歴に合致した曲情報が前記配信リストに登録される。
選択した曲情報の前記配信リストへの追加処理(S56)、又は、前記特定した場所と個人の好みを考慮した曲情報を取得することができなかったとき(ステップS55がNO)は、次の行動履歴解析データを対象として同様の曲判別処理を行い、全ての行動履歴解析データにつき処理を行う(ステップS51)。
このようにして、ユーザの行動履歴に合致した曲情報が前記配信リストに登録される。
例えば、前述の例において、位置Bがコンサート会場、位置Aが映画館、位置Cが海であることが特定されたとする(S52)。このときは、前記位置Bのコンサート会場及びユーザが滞在した時間をキーとしてコンサート情報を格納したデータベースを検索し、その結果、バンドDのコンサートが行われていたことが特定されれば(S53)、そのバンドDの曲情報が前記配信リストに追加される(S54、S56)。また、位置Aの映画館について、映画の上映スケジュールを提供しているデータベースを参照して、そのときに上映されていた映画がEであることが特定されれば(S53)、該映画Eに関係する曲情報が前記配信リストに登録される(S54、S56)。さらに、位置Cの海について特定のイベント情報を特定することができなかったものとすると(ステップS53がNO)、前記楽曲データベース41から海に関する楽曲が選択され、複数の楽曲が得られた場合には、前記個人情報データベース42に含まれているユーザの好みのアーティストの楽曲が前記配信リストに登録される(S55、S56)。
このようにして配信リストに登録された楽曲の曲データが順次前記AV機器20に配信され、ユーザの行動履歴に合致した曲が自動的に再生されることとなる。
このように、前記配信リストには、ユーザが留まった時間が長い順に関連する楽曲が配列されているので、一日のうち最も時間を費やした場所に関する曲から配信されることとなる。
このようにして配信リストに登録された楽曲の曲データが順次前記AV機器20に配信され、ユーザの行動履歴に合致した曲が自動的に再生されることとなる。
このように、前記配信リストには、ユーザが留まった時間が長い順に関連する楽曲が配列されているので、一日のうち最も時間を費やした場所に関する曲から配信されることとなる。
なお、上述した実施の形態においては、前記サーバ装置40において行動履歴情報の解析処理(図9)を行うようにしていたが、前記携帯端末10又は前記AV機器20において、行動履歴情報の解析処理を行うようにしてもよい。
また、上記においては、曲判別処理(図10)で選択された楽曲をサーバ装置40から前記AV機器20にストリーミング配信するようにしていたが、必ずしも、これに限られることはなく、選択された楽曲名を前記AV機器20に通知し、選択された楽曲が前記AV機器20のハードディスク装置24に格納されていないときにのみその楽曲をストリーミング配信し、前記ハードディスク装置24に格納されているときには、該ハードディスク装置24から読み出して再生させるようにしてもよい。
さらに、上記においては、携帯端末10から個人認証情報(指紋認証データ)を前記AV機器20に送信し、該AV機器20で個人認証を行うようにしていたが、携帯端末10に登録ユーザの指紋認証データを記憶しておき、携帯端末10で個人認証まで行うようにすることもできる。
さらにまた、携帯端末10に指紋センサーなどの個人認証部13を設けることなく、携帯端末10からユーザの個人IDを前記AV機器20に送信するようにしてもよい。例えば、前記携帯端末10にユーザ選択スイッチを設けて、各ユーザがユーザ選択スイッチを操作することにより自己のIDを選択するようにし、携帯端末10からAV機器20に送信するデータにそのユーザの個人IDを付加して送信するようにすればよい。
さらにまた、上記においては、ユーザの行動履歴に合致した楽曲をAV機器20で再生させるようにしていたが、ユーザの行動履歴に合致した映像をAV機器で再生させるようにすることもできる。この場合には、前記サーバー装置40で曲判別ではなく映像判別処理を行い、選択された映像をAV機器で再生させるようにすればよい。
また、上記においては、曲判別処理(図10)で選択された楽曲をサーバ装置40から前記AV機器20にストリーミング配信するようにしていたが、必ずしも、これに限られることはなく、選択された楽曲名を前記AV機器20に通知し、選択された楽曲が前記AV機器20のハードディスク装置24に格納されていないときにのみその楽曲をストリーミング配信し、前記ハードディスク装置24に格納されているときには、該ハードディスク装置24から読み出して再生させるようにしてもよい。
さらに、上記においては、携帯端末10から個人認証情報(指紋認証データ)を前記AV機器20に送信し、該AV機器20で個人認証を行うようにしていたが、携帯端末10に登録ユーザの指紋認証データを記憶しておき、携帯端末10で個人認証まで行うようにすることもできる。
さらにまた、携帯端末10に指紋センサーなどの個人認証部13を設けることなく、携帯端末10からユーザの個人IDを前記AV機器20に送信するようにしてもよい。例えば、前記携帯端末10にユーザ選択スイッチを設けて、各ユーザがユーザ選択スイッチを操作することにより自己のIDを選択するようにし、携帯端末10からAV機器20に送信するデータにそのユーザの個人IDを付加して送信するようにすればよい。
さらにまた、上記においては、ユーザの行動履歴に合致した楽曲をAV機器20で再生させるようにしていたが、ユーザの行動履歴に合致した映像をAV機器で再生させるようにすることもできる。この場合には、前記サーバー装置40で曲判別ではなく映像判別処理を行い、選択された映像をAV機器で再生させるようにすればよい。
10:携帯端末、11:中央制御装置、12:位置検出部、13:個人認証部、14:メモリ、15:表示部、16:操作部、17:音楽再生部(起動音)、18:無線通信部、20:AV機器、21:中央制御部、22:メモリ、23:表示部、24:ハードディスク装置、25:音楽再生部、26:ネットワーク通信部、27:無線通信部、30:ネットワーク、40:サーバー装置、41:楽曲データベース、42:個人情報データベース
Claims (6)
- AV機器を制御することができる携帯端末であって、
個人認証部と、
位置検出部と、
所定時間毎に前記位置検出部で検出した位置情報と時刻情報とを記憶する行動履歴情報記憶部と、
個人認証情報と前記行動履歴情報記憶部に記憶された行動履歴情報を前記AV機器に送信する送信部と
を有することを特徴とする携帯端末。 - サーバー装置に接続されたAV機器であって、
ユーザの個人認証情報と行動履歴情報を携帯端末から受信する手段と、
ユーザを特定する個人識別情報と前記行動履歴情報を前記サーバー装置に送信する手段と、
該送信した個人識別情報と行動履歴情報に対応して前記サーバー装置からストリーミング配信される楽曲データを再生する楽曲再生手段と
を有することを特徴とするAV機器。 - AV機器にネットワークを介して接続されたサーバー装置であって、
複数の楽曲の曲データを格納した楽曲データベースと、
前記AV機器から、ユーザを特定する個人識別情報とそのユーザの行動履歴情報を受信する手段と、
受信した行動履歴情報に基づいて、その行動履歴に対応する楽曲を選択する行動履歴曲判別手段と、
該行動履歴曲判別手段により選択された楽曲を前記AV機器で再生させる手段と
を有することを特徴とするサーバー装置。 - 前記行動履歴曲判別手段は、前記行動履歴情報を解析して、ユーザが滞在した時間の長い順にユーザが滞在した場所に関連する楽曲を選択するものであることを特徴とする請求項3記載のサーバー装置。
- さらに各ユーザの音楽上の嗜好に関する情報を格納した個人情報データベースを有しており、前記行動履歴曲判別手段は、前記行動履歴に対応する楽曲を選択するときに、そのユーザの音楽上の嗜好も反映させるようになされていることを特徴とする請求項3又は4記載のサーバー装置。
- 前記行動履歴曲判別手段により選択された楽曲を前記AV機器で再生させる手段は、その楽曲の曲データを前記AV機器にストリーミング配信する手段であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のサーバー装置。
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