JP2005218620A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者が投入する遊技媒体の価値と、当該投入という操作によって定まる結果である当選確率と、の関係を一義的なものとせず、遊技者の遊技媒体の投入という操作の選択を有用とすることができ、かつ、初心者と熟練者との技能の差を技術的に解消する。
【解決手段】 通常遊技の際はベット数が多いほど当選確率が高くなる当選確率パターン(デフォルト値)に基づいて当/外抽選を行い、ビッグボーナス(BB)の成立時には、ベット数が少ないほど当選確率が高くなる、前記デフォルト値とは逆転の関係となる逆転当選確率値の当選確率パターンに変更するようにした。これにより、ベット数の選択が配当に大きな影響を及ぼすことになり、この配当の差は、遊技者のベット数の設定に委ねられることになる。ベット数の選択という、遊技者の技術介入によって、配当に差を設けるようにしたため、目押し等、熟練した技能による操作をなくし、かつ、熟練者及び初心者との間の配当の差を軽減することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技媒体の投入を受けて遊技可能となり、かつ通常遊技状態において前記投入された遊技媒体の価値が高いほど高い当選確率の下で役抽選を行い、当該役抽選により当選した役が遊技者の操作介入で成立した場合に、当該役に応じた配当を行う遊技機に関するものである。
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定枚数のメダルを投入し、始動レバーを操作することで、抽選を実行し、周面に複数の図柄が表示された複数列(通常3列)の図柄変動リール(表示装置)を回転させるようにしている。
始動レバーによって回転を開始した図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを操作することで、ほぼ遊技者の意図する時期に停止させることができる。
ここで、前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、当該内部抽選に当選している場合に、当該当選に対応する図柄が揃った時点で役が成立し、権利行使がなされる。
当たりには小役と大役とがあり、小役当選の権利行使は、予め設定された遊技媒体の配当が実行される(基本的には、当該遊技に投入した遊技媒体以上の配当)。また、小役には再遊技(リプレイ)を含んでおり、リプレイの際には、当該遊技のために投入した遊技媒体と同等の配当がなされたとして、再遊技の権利が与えられる。
一方、大役当選の権利行使は、上記通常遊技状態から所謂ボーナスゲーム(レギュラーボーナスとビッグボーナスとがある)に移行する。このボーナスゲームでは、小役(リプレイ図柄を含む)の当選確率が飛躍的に高まり、短期間で多くの遊技媒体を獲得することができる(レギュラーボーナス)。なお、前記レギュラーボーナスゲームが複数回(最大3回)組み合わされて構成されるボーナスゲームをビッグボーナスゲームという。
ここで、遊技の開始の際に投入するメダルの数は、一般に最大3枚であり、遊技者は1〜3枚を選択して、投入(ベット)することができる(特許文献1参照)。しかし、前記役の抽選は、ベットするメダルの枚数が多いほど、その当選確率が高いため、一般には、最大数である3枚をベットすることになる。例えば、非特許文献1の006頁には、メダルのベット数と役(ボーナス)抽選確率との関係を示す表(ボーナス抽選確率表)が示されており、3枚ベットの方が1枚又は2枚ベットよりも役抽選確率が高く、有利であることは一般的に知られている。
特開平11−290503号公報 雑誌「パチスロ攻略マガジンSUPER4、増刊特別号/双葉社/平成9年8月17日発行
しかしながら、通常遊技(前述のレギュラーボーナス中以外)においては、当選確率の観点から3枚ベットすることが当たり前となっており、遊技者のベット数選択という1つの遊技者介入操作が無意味な操作となってしまう。
なお、前記レギュラーボーナスゲーム中において、1枚ベットで15枚の配当を成立させることができる遊技形態が存在するが、これは、ベットの選択の余地がない。また、通常遊技(ビッグボーナス中の通常遊技を含む)中は、所謂目押しが必要な場合があり、操作(作業)が煩雑となり、初心者と熟練者との間でのメダル獲得数に差が生じると共に、熟練者においても獲得に時間を要している。
本発明は上記事実を考慮し、遊技者が投入する遊技媒体の価値と、当該投入という操作によって定まる結果である当選確率と、の関係を一義的なものとせず、遊技者の遊技媒体の投入という操作の選択を有用とすることができ、かつ、初心者と熟練者との技能の差を技術的に解消することができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、遊技媒体の投入を受けて遊技可能となり、かつ通常遊技状態において前記投入された遊技媒体の価値が高いほど高い当選確率の下で役抽選を行い、当該役抽選により当選した役が遊技者の操作介入で成立した場合に、当該役に応じた配当を行う遊技機であって、遊技状態が前記通常遊技状態から特別遊技状態となった場合に、この特別遊技状態では前記投入される遊技媒体の価値が低いほど高い当選確率の下で役抽選されることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、通常遊技状態では、投入された遊技媒体の価値が高いほど高い当選確率の下で役抽選を行う。このため、遊技者は、遊技媒体の価値が高い投入を行う。
一方、遊技状態が、通常遊技状態から特別遊技状態となると、上記遊技媒体の価値と役抽選確率との関係を逆転させる。すなわち、投入される遊技媒体の価値が低いほど高い当選確率とする。
この関係の変化(逆転)によって、遊技状態によっては遊技者自身の選択が配当に影響するため、投入操作を有用なものとすることができる。例えば、遊技状態の変化がわからない場合には、初心者であっても熟練者であっても技能の差に関係なく、配当の差は遊技者自身の選択のみに依存する。また、遊技状態の変化がわかる場合は、初心者であっても熟練者であっても技能の差に関係なく、配当の差をなくすことができる。
すなわち、投入される遊技媒体の価値と当選確率との関係の変更という制御技術によって技能の差を解消することができる。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記遊技媒体が、一定の単価が決められたメダルであり、1回の遊技では最大3枚のメダルを投入可能であると共に、前記メダルが前記価値の単位であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、遊技に用いられる遊技媒体としては、一定の単価が定められたメダルが適用可能であり、1回の遊技で3枚のメダルを投入することができる。また、価値は、このメダルが単位となり、投入するメダルの数が多いほど価値が高いということができる。
例えば、パチスロ機におけるメダルのベット投入操作において、通常遊技状態では、ベット数(メダル投入数)が多ければ多いほど、当選確率が高くなるため、通常、遊技者はマックス(MAX)ベット(3枚ベット)する。一方、特別遊技状態では、この投入される遊技媒体の価値(ベット数)と当選確率との関係が逆転するため、遊技者は1枚ベットする。
このようなベット数の変更は、遊技者の意思に委ねられているが、熟練した技能は全く必要がないため、初心者と熟練者との技能差で配当が変化することはない。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記役には、高確率で役に当選する複数の遊技で構成されたレギュラーボーナス役、或いは所定数の通常遊技で構成され当該通常遊技中に予め定められた回数の前記レギュラーボーナス役が当選し得るビッグボーナス役の何れか一方が選択される大役が含まれており、前記特別遊技状態がビッグボーナス役の成立状態における通常遊技であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、特別遊技状態を、ビッグボーナス役の成立状態における通常遊技(ビッグボーナス中のレギュラーボーナスの抽選を行う遊技)とすることで、遊技者は、通常遊技状態と明確に区別することができる。
以上説明した如く本発明では、遊技者が投入する遊技媒体の価値と、当該投入という操作によって定まる結果である当選確率と、の関係を一義的なものとせず、遊技者の遊技媒体の投入という操作の選択を有用とすることができ、かつ、初心者と熟練者との技能の差を技術的に解消することができるという優れた効果を有する。
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303と、で構成されている。
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304をアーチ状に囲む立体的な電飾部304Aも設けられている。
装飾部304の表示パネル部312の中央は、表示窓314とされている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
この表示窓314の内部には、3個のリール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。
また、表示窓314の下部には、メダル払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、遊技機内部に遊技用に貯留されている遊技媒体としてのメダルの枚数であるクレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面(テーブル306A)の右端部には、遊技者が遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入部320が設けられている。また、上面左端部からは順にメダル投入枚数の指定を解除するためのキャンセルボタン355、メダル1枚の投入を指定するための1枚ベットボタン352A、最大投入可能数のメダル投入を指定するためのMAXベットボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順にクレジットの払い戻しボタン103、始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とで構成されている。
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、表示窓314の横並びの中央の行に停止した図柄が基本停止図柄ライン(有効ライン)となる。なお、この基本停止図柄は、1枚のメダルをベット(投入)した場合であり、最大1回のゲームで3枚のメダルをベットすることができ、この場合は、上行と下行に沿って停止している図柄、並びに2本の対角線上に停止している図柄が順次メダルの投資数に応じて組み合わせ停止図柄ライン(有効ライン)として採用されるようになっている。
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
また、この始動レバー354による操作タイミングは、抽選のタイミングとなっており、始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
ここで、抽選が当たり(役当選)の場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、権利行使可能となって、遊技者に有利な状態となる。なお、当たり(役当選)には大役(BB:ビッグボーナス(以下、適宜BBという)、レギュラーボーナス(以下、適宜RBという))と、小役とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。
RBは、メダル1枚掛けでJAC(リプレイ)図柄を揃えていくJACゲームを複数回連続して行うことができるゲームである。
BBは、複数回(本実施の形態では3回)のRBと複数回の通常遊技を含んで構成されており、当然、BBの方がRBよりも遊技者にとって遊技な遊技状態となる。
図2には、上記パチスロ機300の動作を制御するための制御ブロック図が示されている。
パチスロ機300の制御系は、主制御部100を中心に構成されており、この主制御部100には、メダル検出部102、始動レバー354、リール350A、350B、350Cのそれぞれに対応する停止ボタン356A、356B、356C、MAXベットボタン352B、1枚ベットボタン352A、キャンセルボタン355、並びに遊技を中止する際にクレジットしたメダルを戻すための払い戻しボタン103が接続されている。
主制御部100では、前記各操作入力系からの入力に応じて、リール350A、350B、350C等の動作が制御される。すなわち、主制御部100には、左(L)、中(C)、右(R)用の各リールモータ106A、106B、106Cが接続されており、それぞれに左、中、右の各リール350A、350B、350Cが接続されている。
また、主制御部100には、表示制御部108とランプ制御部110とが接続され、表示制御部108では、前述した7セグメント表示部315A、表示部315B、7セグメント表示部315Cを含む表示装置群317の表示を制御すると共に、演出のために設けられた液晶表示装置(LCD)313の表示を制御する。また、ランプ制御部110では、電飾部304Aに内蔵されているランプ112等の点灯を制御する。さらに、主制御部100には、音声制御部114が接続され、スピーカ305L、305Rからの音声(効果音)出力を制御する。
また、主制御部100には、払出制御部150が接続され、払出装置152を制御することで、装置内部に設けられたホッパー(図示省略)からメダルを受け皿328へ向けて払い出すようになっている。
なお、本実施の形態では、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114を主制御部100と分離して説明したが、全ての機能を主制御部100に搭載してもよいし、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114をまとめて副制御部を構成してもよい。
ここで、抽選が当たりの場合は、フラグ成立となり、その後に当たり図柄が揃うと、当たりとなって、遊技者に有利な状態となる。なお、当たりには大役と小役があり、大役には、ビッグボーナス(BB)とレギュラーボーナス(RB)とがあり、それぞれ遊技者に有利な状態の度合いが異なる。当然BBの方がRBよりも有利である。
なお、この停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作の際、内部抽選の当/外に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらす(蹴飛ばし)。
一方、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合に、意図的にこの図柄で停止するように停止位置をずらす(引き込み)。
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となる。
図3は、主制御部100における遊技制御のための制御系を機能的に示したブロック図である。
始動レバー354は、ベット数確定部150に接続されており、始動レバー354の操作によって、ベット数確定部150で仮設定されているベット数が確定するようになっている。
すなわち、ベット数確定部150には、ベット数検出部152を介して、1枚ベットボタン352A、MAXベットボタン352B、キャンセルボタン355からの操作信号が入力されるようになっており、ベットが可能な状態で始動レバー354が操作されるまでは、変更可能な状態(仮設定状態)でベット数が格納されるようになっている。
ベット数確定部150は、抽選部154に接続されており、始動レバー354の操作をトリガとして、ベット数信号と、抽選指示信号が送出され、抽選が実行されるようになっている。
抽選部154では、始動レバー354の操作時に取得した乱数値を当/外判定部156へ送出する。当/外判定部156では、取得した乱数値と、予め設定されている当たり乱数値とを比較し、当たり/外れを判定し、この判定結果に基づいて、当選役・図柄判別部158では、当選役(小役(リプレイを含む)、大役(RB、BB))の判別と、当選図柄を判別し、遊技状態制御部160へ送出する。
ここで、当/外判定部156には、通常遊技状態で適用されるベット数が多いほど当選確率が高い当たり乱数値が予め記憶されている。単純に言えば、ベット数に応じて、当たり乱数値が多い設定となる。
なお、一例として、通常遊技状態でのベット数とビッグボーナス当選確率の関係は、1枚ベットの当選確率が1/1365.33(店側の設定に拘わらず一定)、2枚ベットの当選確率が1/528.52〜1/630.15(店側の設定による)、MAXベットの当選確率が1/240.94〜1/273.07(店側の設定による)であり、ベット数が多いほどビッグボーナス当選確率が高いことがわかる。この傾向は、レギュラーボーナスや小役においても同様であり、当/外判定部156には、予めデフォルト値として記憶されている。
この当/外判定部158には、当選確率設定変更部159が接続されている。この当選確率設定変更部159は、前記遊技状態制御部160からの確率変更指示信号を受けて、当/外判定部156に対して、この当/外判定部156に記憶されている前記デフォルト値の当選確率とは異なる当選確率に変更する。
確率設定変更部159では、上記確率変更指示信号の入力により、前記当/外判定部156におけるBB中のRBの当選確率を、1枚ベットでは1/5、MAXベットでは1/1000とする。
すなわち、この当選確率の変更は、デフォルト値がベット数が多いほど当選確率が高いのに対して、ベット数が少ないほど当選確率が高い傾向としており、結果として、BB中のRBの当選確率は、ベット数が少ない(1枚ベット)方が最も高くなる(逆転当選確率値)。この逆転当選確率値は、確率設定変更部159に記憶され、前記確率変更指示信号の入力によって、当/外判定部156のデフォルト値と置き換えられる。
また、確率設定変更部159には、遊技状態制御部160から復帰信号が入力されるようになっており、この復帰信号の入力によって確率設定変更部159では、当/外判定部156に対して、当選確率をデフォルト値に復帰するように指示する。
本実施の形態では、確率変更信号は、ビッグボーナス(BB)当選、かつその成立時(BB図柄が揃い、権利行使となったとき)に出力され、復帰信号は、ビッグボーナス(BB)終了時に出力されるようになっている。
遊技状態制御部160には、遊技実行制御部160Aが設けられており、遊技プログラムメモリ162から適宜プログラムデータが読み出され、このプログラムデータに基づいて処理が実行されるようになっている。
通常遊技の場合は、遊技プログラムメモリ162から通常遊技プログラムが読み出され、大役遊技の場合は、大役遊技プログラムが読み出されて、それぞれのプログラムデータに基づいて処理が実行される。
遊技状態制御部160における通常遊技制御では、当選役・図柄判別部158からの情報に基づいて、リール駆動制御部164を制御して、リールモータ106A、106B、106Cを介してリール350、350B、350Cの駆動を開始する。また、遊技状態制御部160には、フラグ管理制御部166が接続されており、内部当選役に対応したフラグの成立、不成立を管理し、それぞれ小役フラグメモリ168又は大役フラグメモリ170にフラグの状態を記憶する。なお、一般には、小役フラグメモリ168のフラグの状態は、1回の遊技で消滅(フラグ不成立)し、大役フラグメモリ170のフラグの状態は、大役を権利行使するまで維持される。
この小役フラグメモリ168と大役フラグメモリ170の状態は、リール駆動制御部164に送出されており、停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づく、停止制御の際の滑り制御のパラメータとして適用されるようになっている。
また、リール350A、350B、350Cには、それぞれ位置検出センサ172A、172B、172Cが取り付けられており、リール350A、350B、350Cのそれぞれの停止位置をリール駆動制御部164で認識し、前記滑り制御を加味した状態でリール350A、350B、350Cを停止させると共に、停止したリール350A、350B、350Cにおける図柄配列を遊技状態制御部160へ送出する。
この図柄配列により、遊技状態制御部160では、内部当選していた役が成立したか否かが判断され、小役であれば所定の配当し、リプレイであればリプレイ制御を実行し、大役であれば大役遊技ブログラムを遊技プログラムメモリ162から読み出す。
大役プログラムには、レギュラーボーナス(RB)ゲームプログラムと、ビッグボーナス(BB)ゲームプログラムとがそれぞれ別個に記憶されており、当選した大役に基づいて選択的に読み出されるようになっている。
レギュラーボーナス(RB)プログラムでは、権利行使として小役の抽選確率が通常遊技中の抽選確率よりも高い状態で12回の遊技(最大遊技回数)を実行可能である。この12回の遊技の間で何らかの小役に8回当選(最大当選回数)すると、レギュラーボーナスゲームは終了する。
一方、ビッグボーナス(BB)プログラムでは、権利行使として3回のレギュラーボーナス(RB)ゲームが実行可能である。このビッグボーナス(BB)プログラムを読み出すとき、遊技状態制御部160では、前記抽選確率設定変更部159に対して、確率変更指示信号を出力する。すなわち、ビッグボーナス(BB)ゲームが、本発明の特別遊技状態に相当する。
また、上記ビッグボーナス(BB)ゲームが終了すると、遊技状態制御部160から前記抽選確率設定変更部159に対して復帰信号を出力する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(通常遊技の流れ)
メダルがクレジットされている状態(或いは、メダル投入部320からメダルを投入した状態)で、1枚ベットボタン352A、MAXベットボタン352Bによるベットが完了すると、始動レバー354が操作されたか否かが判断される。この操作と同時に当り/外れの抽選がなされる。
この抽選の結果を判別し、当りの場合には内部制御的にフラグの成立とし(内部当選)、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。
その後、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、滑り制御を加味してリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。すなわち、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは滑り制御によって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転に滑りを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
次に、全てのリール350A、350B、350Cが停止すると、停止図柄が当たりか否かが判断され、当たりの場合には当たり役を判別する。
この判別で、大役と判定された場合には、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲーム制御を実行し(権利行使)、小役と判定された場合には、当該小役に予め設定されている所定の払出し制御を実行する。
ここで、本実施の形態では、大役の中のビッグボーナス(BB)に当選し、かつこの大役(BB)が成立すると、通常遊技状態において用いられていた当選確率(当/外判定部156に予め格納されたデフォルト値)に代えて、ベット枚数と当選確率との関係がデフォルト値とは逆となる当選確率に変更する。
すなわち、BB中の通常遊技では、最低数(1枚)のベットの方が、2〜3(MAX)枚ベットよりも当選確率が高まることになる。
以下、図4のフローチャートに従い、当選確率の変更のための手順を説明する。
ステップ200では、ベット操作があったか否かが判断され、肯定判定されるとステップ202へ移行して始動レバーの操作があったか否かが判断される。
このステップ202で否定判定されるとステップ204へ移行してキャンセル操作があったか否かが判断され、否定判定の場合には、ステップ202へ戻る。また、ステップ204で肯定判定されると、ステップ206へ移行してベットのキャンセルが実行され、このルーチンは終了する。
また、ステップ202で肯定判定されると、ステップ208でベット数を確定し、次いでステップ210で抽選(乱数の取得)が実行されて、ステップ212へ移行する。
ステップ212では、当選確率パターンを示すフラグFがリセット(0)されているか否かが判断され、肯定判定(F=0)されると、ステップ214へ移行して、当/外判定部156に予め記憶されているデフォルト値の当選確率パターンで当/外の判定が実行され、ステップ218へ移行する。
また、ステップ212で否定判定(F=1)されると、ステップ216へ移行して、確率変更設定部159によって変更されている逆転当選確率値の当選確率パターンで当/外の判定が実行され、ステップ218へ移行する。
ステップ218では、図柄変動処理(リール350A、350B、350Cの回転制御、並びに停止ボタン356A、356A、356Cによる停止制御)が実行され、図柄が所定の配列で停止すると、ステップ220へ移行する。
ステップ220では、抽選の結果が大役(BB)が成立したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ222へ移行して大役プログラムを読出し、次いでステップ224で確率変更指示信号を送出し、ステップ226へ移行してフラグFをセット(1)して、ステップ236へ移行する。
また、ステップ220で否定判定(BBの成立ではない)された場合は、ステップ228へ移行してBBの終了か否かが判断される。
このステップ228で肯定判定されると、ステップ230で通常遊技プログラムを読出し、次いでステップ232で確率変更設定部159に復帰信号を送出し、ステップ234へ移行してフラグFをリセット(0)して、ステップ236へ移行する。
また、ステップ228で否定判定された場合は、当選確率の変更の時期ではないと判断され、ステップ236へ移行する。
ステップ236では、そのときの当/外状態(RB又は小役等)に基づいて、その他の処理を実行し、このルーチンは終了する。
このように、本実施の形態では、通常遊技の際はベット数が多いほど当選確率が高くなる当選確率パターン(デフォルト値)に基づいて当/外抽選を行い、ビッグボーナス(BB)の成立時には、ベット数が少ないほど当選確率が高くなる、前記デフォルト値とは逆転の関係となる逆転当選確率値の当選確率パターンに変更するようにした。これにより、ベット数の選択が配当に大きな影響を及ぼすことになり、この配当の差は、遊技者のベット数の設定に委ねられることになる。従来、熟練者の方が技能が優れており、所謂目押し操作が容易に行えることで、初心者よりも多くの配当を受けることができ、技能の差が配当の差に影響していた。しかし、本実施の形態では、ベット数の選択という、遊技者の技術介入によって、配当に差を設けるようにしたため、目押し等、熟練した技能による操作をなくし、かつ、熟練者及び初心者との間の配当の差を軽減することができる。
本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。 本実施の形態に係るパチスロ機の動作制御ブロック図である。 主制御部における遊技制御のための機能ブロック図である。 当選確率の変更のための手順を示す制御フローチャートである。
符号の説明
100 主制御部
150 ベット数確定部
152 ベット数検出部
154 抽選部
156 当/外判定部
158 当選役・図柄判別部
159 確率設定変更部
160 遊技状態制御部
160A 遊技実行制御部
162 遊技プログラムメモリ
164 リール駆動制御部
300 パチスロ機
352A 1枚ベットボタン
352B MAXベットボタン
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン

Claims (3)

  1. 遊技媒体の投入を受けて遊技可能となり、かつ通常遊技状態において前記投入された遊技媒体の価値が高いほど高い当選確率の下で役抽選を行い、当該役抽選により当選した役が遊技者の操作介入で成立した場合に、当該役に応じた配当を行う遊技機であって、
    遊技状態が前記通常遊技状態から特別遊技状態となった場合に、この特別遊技状態では前記投入される遊技媒体の価値が低いほど高い当選確率の下で役抽選されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技媒体が、一定の単価が決められたメダルであり、1回の遊技では最大3枚のメダルを投入可能であると共に、前記メダルが前記価値の単位であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記役には、高確率で役に当選する複数の遊技で構成されたレギュラーボーナス役、或いは所定数の通常遊技で構成され当該通常遊技中に予め定められた回数の前記レギュラーボーナス役が当選し得るビッグボーナス役の何れか一方が選択される大役が含まれており、前記特別遊技状態がビッグボーナス役の成立状態における通常遊技であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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