JP2005216477A - 選択的なｐｏ補正を利用したｄｖｄデコーディング方法及び装置 - Google Patents

Abstract

【課題】選択的なＰＯ補正を利用したＤＶＤデコーディング方法及び装置を提供する。
【解決手段】 ＤＶＤフォーマットデータの復調されたＥＣＣを受信する段階、復調されたＥＣＣブロックを選択的にＰＩ補正する段階、ＰＩ補正されたブロック内のＰＯ補正されるブロックの任意の間違ったカラムを識別する段階、及び間違ってＰＩ補正されたカラムについてのみ選択的にＰＯ補正して、ＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを獲得する段階を備えるＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
【選択図】図３Ａ

Description

本発明は、デジタルビデオディスクデコーディング装置及び方法に係り、特に内部メモリのサイズを減らすことができるデジタルビデオディスクデコーディング装置及びデコーディング方法に関する。

ＤＶＤ−ＲＯＭに保存されているデジタルビデオ信号は、エラー補正コード（ｅｒｒｏｒ ｃｏｒｒｅｃｔｉｏｎ ｃｏｄｅ：ＥＣＣ）データのブロックで配列される。デジタルビデオディスクデコーディング装置及び方法に関しては、特許文献１に記載されているものが知られている。

図１に示す従来技術では、ＥＣＣブロック１００は、メインデータ１０２の１９２ロー及び１７２カラム（それぞれのカラムは１バイト幅）を有するアレイとして扱われる２０４８スクランブルされたユーザデータバイトを備える。ユーザデータのＥＣＣエンコーデションは、１０バイトのパリティ内部コード（ｐａｒｉｔｙ ｉｎｎｅｒ ｃｏｄｅ：ＰＩ）データ１０４を追加してそれぞれの１９２ローを広げ、パリティ外部コード（ｐａｒｉｔｙ ｏｕｔｅｒ ｃｏｄｅ：ＰＯ）データ１０６の１６ローを追加してそれぞれの１７２カラムを広げる。

図２は、従来技術によるＤＶＤ装置（プレーヤ/レコーダ）２０２のブロックダイヤグラムである。ＤＶＤ装置２０２は、ＥＣＣデコーダ２０４、及びＥＣＣデコーダ２０４の外部の第１メモリ２０６を備える。
以下から、メモリ２０６は、外部メモリ２０６とする。ＥＣＣデコーダ２０４は、復調部２０８、ＥＣＣエンジン２１０、及び第２メモリ２１２（ＥＣＣデコーダ２０４の内部にあるので、以下、‘内部メモリ’２１２とする）を備える。ＥＣＣエンジン２１０は、ＰＩシンドローム発生部２１４、及びＰＯシンドローム発生部２１６を備える。

公知のように、シンドロームは、マトリックス積であって、真のデータを表わすデータのうち幾つかの潜在的にノイズエラーが発生する候補データを識別するのに利用される。より詳細には、シンドロームはパリティチェックマトリックスと、候補データベクトルとの積である。

復調部２０８は、ＤＶＤ ２００からＥＣＣデータのブロックを読み取って復調し、その復調されたＥＣＣブロックを外部メモリ２０６に保存する。より原始的で、かつ古いＤＶＤ装置２０２は、（１）ＰＩシンドローム発生部２１４を経由してＰＩシンドロームを発生させ、（２）ＰＩシンドロームとＥＣＣブロックとを内部メモリ２１２に臨時に保存し、（３）全体ＥＣＣブロックについて、ＰＩ補正を行い、（４）内部メモリ２１２に全体ＥＣＣブロックを全体ＰＩ補正されたブロックで上書きし、（５）ＰＯシンドローム発生部２１６を経由してＰＯシンドロームを発生させ、（６）ＰＯシンドロームを内部メモリ２１２に臨時に保存し、（７）全体ＰＩ補正されたブロックについてＰＯ補正を行い、そして（７）ＰＯ補正されたブロックを外部メモリ２０４に保存することにより、ＥＣＣエンジン２１０を経由してＥＣＣブロックをデコーディングした。ＰＯ補正されたブロックはデコーディングされたＤＶＤデータを示し、これは外部メモリ２０６からホストに出力することができる。

古いバージョンのＤＶＤ装置２０２は、ただし単一のＥＣＣエンジン２１０のみを必要とするという長所を有する。しかし、古いバージョンのＤＶＤ装置２０２は、ＰＩ補正されたブロックを臨時に保存するために、巨大な内部メモリ２１２（例えば、４０ｋバイトＳＲＡＭ）を必要とするという大きな短所を有する。内部メモリ２１２のサイズが、ＤＶＤ装置２０２の全体コストで相当な部分を占めるので、内部メモリ２１２のサイズを減らそうとする試みがあった。

（１）ＰＩ補正されたブロックが外部メモリ２０６に保存される一方、ＰＯシンドロームのみが内部メモリ２１２に保存され、そして（２）第２ ＥＣＣエンジンが提供されれば、デコーディングが適当な速度に行われうることも公知である。このような方法は、内部メモリ２１２のサイズを６ｋバイト以下に大きく減らすことができる長所を有する。第２ ＥＣＣエンジンは、ＰＯ補正のためのブロックｋ−１と並列的にブロックｋについてのＰＯシンドロームを発生させることを可能にする。
特開２００２−３７４４９６号公報

本発明が解決しようとする課題は、内部のメモリサイズ及び消費電力を減らすデジタルビデオディスクフォーマットデータのデコーディング装置を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、内部のメモリサイズ及び消費電力を減らすデジタルビデオディスクフォーマットデータのデコーディング方法を提供することにある。

前記課題を解決するために、本発明の実施例のうち少なくとも一つは、ＤＶＤフォーマットデータをデコーディングする方法を提供する。ＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法は、ＤＶＤフォーマットデータの復調されたＥＣＣを受信する段階、復調されたＥＣＣブロックをＰＩ補正する段階、ＰＩ補正されたブロック内のＰＯ補正されるブロックの任意の間違ったカラムを識別する段階、及び間違ってＰＩ補正されたカラムのみを選択的にＰＯ補正してＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを獲得する段階を具備できる。

本発明の他の実施例のうち少なくとも一つは、ＤＶＤフォーマットデータをデコーディングする装置を提供する。ＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置は、内部にＤＶＤフォーマットデータの復調されたＥＣＣブロックが保存される外部メモリ、復調されたＥＣＣブロックをＰＩ補正するＥＣＣエンジン、及びＰＯ補正するＰＩ補正されたブロック内の任意の間違ったカラムを表わし、ＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを獲得するために、ＥＣＣエンジンをして、間違ったＰＩ補正カラムを選択的にＰＯ補正せしめるＰＯ決定ロジックを具備できる。

デジタルビデオディスクフォーマットデータのデコーディング方法及び装置は、エラー補正のためのエンジンを一つのみを使用し、内部メモリのサイズを減らすことによって、デジタルビデオディスクデコーディング装置のサイズを減らすことができる長所がある。また、エラーに対応するラインのみＰＯエラー補正を行うことによって、クロック速度を大きく速めることができ、したがって電力消費も減らすことができる長所がある。

本発明の追加的な特徴と利点は、実施例の詳細な説明、添付された図面及び関連請求項からより明確になる。
本発明と、本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施例を例示する添付図面及び添付図面に記載された内容を参照しなければならない。

以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例を説明することにより、本発明を詳細に説明する。各図面に付された同一参照符号は同一部材を示す。
本発明時に、従来技術に内在された以下の問題点が認識され、問題を解決するための経路を確認した。従来技術のＤＶＤ装置２０２は、あらゆるＰＩ補正されたブロックにＰＯ補正を行う。しかし、あらゆるＰＩ補正されたブロックが補正されねばならないほどのエラーを有するわけではない。

あらゆるＰＩ補正されたブロックにＰＯ補正を行うことは、プロセシング帯域幅を消耗し、デコーディングに必要な全体時間を増加させ、内部メモリのサイズを増加させる。ＰＩ補正されたブロック内の間違ったカラムが識別され、間違ったカラムのみが補正されるならば、このような問題点は解決することができる。

本発明の実施例のうち少なくとも一つは、ＰＩ補正されたブロック内の間違ったカラムのみを選択的にＰＯ補正して、デコーディングされたバージョンのＥＣＣ化ブロックを獲得するＤＶＤフォーマットデータをデコーディングする方法を提供する。

図３Ａは、本発明の少なくとも一実施例によるＤＶＤ装置３０２のブロックダイアグラムである。
ＤＶＤ装置３０２は、ＥＣＣデコーダ３０４、及びＥＣＣデコーダ３０４の外部の第１メモリ２０６、例えばＳＤＲＡＭを備える。以下、第１メモリ３０６は、外部メモリ３０６とする。ＥＣＣデコーダ３０４は、復調部２０８、ＥＣＣエンジン３１０、及び第２メモリ３１２（ＥＣＣデコーダ３０４の内部にあるので、以下、内部メモリ３１２とする）、例えばＳＲＡＭを備える。

ＥＣＣエンジン３１０は、ＰＩシンドローム発生部３１４、ＰＯシンドローム発生部３１６、及びＰＯ決定ロジック３１８を備える。

ＥＣＣエンジン３１０は、ＰＯ補正を行う前にＰＩ補正を行う。両類型の補正は、それぞれＰＩシンドローム及びＰＯシンドロームの計算を経由して進行する。また、シンドロームはマトリックスの積であって、真のデータを表わすデータのうちの幾つかに潜在的にノイズエラーが発生する候補データを識別するのに利用される。より詳細には、シンドロームは、パリティチェックマトリックスと候補データベクトルとの積である。

ＰＯ決定ロジック３１８は、ＰＩ補正されたブロック内のカラムのうちいかなるカラムが間違っているか、ＰＯ補正を受信するかどうかをＥＣＣエンジン３１０に表わすために、ＰＯシンドロームを動作することができる。その後、ＥＣＣエンジン３１０は、間違ってＰＩ補正されたカラムについてのみ選択的にＰＯ補正を行ってＥＣＣ化ブロックのデコーディングされたバージョンを獲得できる。

図３Ｂは、図３Ａのブロックダイアグラムの変形であり、図３Ａに比べてある面では単純化され、図３Ａに比べてある面ではさらに詳細化されている。その自体にも、図３Ｂは、本発明の少なくとも一実施例によるＤＶＤ装置３０２のブロックダイアグラムである。
ＤＶＤデータをデコーディングする中間ポイントでのＥＣＣ ３１０の出力は、復調部２０８により復調されたＥＣＣブロックが外部メモリ２０６に保存された後、ＥＣＣエンジン３１０に入力されてＰＩ補正されたブロックである。以下でより詳細に記載するように、ＥＣＣエンジン３１０は、ロー・バイ・ロー・ベーシスに基づいてＰＩ補正されたブロック３２４を生成する。

しかし、説明を単純化するために、ＥＣＣエンジン３１０の出力は、図３Ｂにアレイ形態でＰＩ補正されたブロック３２４として示されている。ＥＣＣエンジン３１０がＰＩ補正されたブロック３２４を生成するように動作するロー・バイ・ロー方式は、ロー（ｉ）の次のブラケットを経由して示される。

また、図３Ｂは、ＮローとＭカラム、例えば、Ｎ＝１６及びＭ＝１８２を有したアレイとして扱われるＰＯシンドロームデータ３２２（内部メモリ３１２の内）を示す。以下でより詳細に説明するように、ＥＣＣエンジン３１０により生成されたＰＩ補正されたブロック３２４のそれぞれのローｉについて、ＰＯシンドローム発生部３１６は、ＰＯシンドロームデータのあらゆるＮローを反復して発生させる。

したがって、このようなそれぞれの反復について、ＰＯシンドローム発生部３１６は、ＰＩ補正されたブロック３２４の一つのローと、ＰＯシンドロームデータ３２２の以前に反復して発生したあらゆるＮローとを受信する（これも以下でより詳細に説明する）。

図４は、本発明の少なくとも一実施例によるＰＯシンドローム発生部３１６のより詳細なブロックダイアグラムである。図４は、図３Ｂと比較してある面では単純化され、ある面ではさらに詳細化されている。

図４において、ＰＯシンドローム発生部３１６は、乗算部のバンク４０１、シフトレジスタのバンク４０３、及び加算部のバンク４０５を備える。
バンク４０１は、一連の係数を有するＰＩ補正されたブロック３２４のローｉを乗算する、例えばＰＩ補正されたブロック３２４のローｉについて、ガロアフィールド乗算を行う乗算部４０２ｇ１、４０２ｇ２、４０２ｇ３、．．．４０２ｇ（Ｎ）を備える。それぞれの乗算部４０２ｇ（ｊ）は、ＰＩ補正されたブロック３２４のローｉと係数ｇ（ｊ）、例えばガロアフィールド係数とを受信する。

バンク４０３は、ＰＯシンドロームデータ３２２の次のバージョンｋが循環的に計算される間、ＰＯシンドロームデータ３２２の以前バージョンｋ−１を維持するシフトレジスタ４０４ｒ１、４０４ｒ２、４０４ｒ３、．．．４０４ｒ（Ｎ）を備える。このような循環的計算は、加算部４０６ｒ１、４０６ｒ２、４０６ｒ３、．．．４０６ｒ（Ｎ）のバンク４０５により行うことができる。

より詳細には、加算部４０６ｒ（ｊ）は、乗算部４０２ｇ（ｊ）により生成された積と、シフトレジスタ４０４ｒ（ｊ）からのｒｏｗ＿（ｊ）（ｋ−１）とを受信し、それらを加算して（または、それらを蓄積して）ｒｏｗ＿（ｊ）（ｋ）を生成する。

図５は、本発明の少なくとも一実施例による図３Ａの構成要素間の例示的な相互作用の形式で、ＤＶＤフォーマットデータをデコーディングする方法を示したＵＭＬタイプシーケンスダイヤグラムである。
メッセージ５００において、復調部２０８は、ＤＶＤ ２００からのＥＣＣデータのブロックを読み取って復調し、再配列した後、その復調されたＥＣＣブロックを外部メモリ２０６に保存する。その後、ループ５０１に入る。復調されたＥＣＣブロックがローとカラムとのアレイとして扱われることを想起すれば、外部メモリ２０６内の復調されたＥＣＣブロックのｒｏｗ（ｉ）は、ＥＣＣエンジン３１０により読み取られる（メッセージ５０２）。

セルフメッセージ５０４において、ＥＣＣブロック（ＰＩシンドローム発生部３１４を経由）は、必要であれば復調されたＥＣＣブロックのローｉをＰＩ補正する。ＰＩエラーは、復調されたＥＣＣブロック内で第１レベルである。一方、ＰＯエラーは第２レベルであり、補正できないエラーは第３レベルである。

メッセージ５０４において、ＰＩ補正が必要な可能性が高い。したがって、ＰＩ補正が必要でない一つ以上のローがありえるにもかかわらず、図３Ｂのブロック３２４はＰＩ補正されたデータとラベリングされる。
ＥＣＣエンジン３１０のライフライン３１１上のそれぞれのメッセージの時点を連結する破線５０７により示すように、二つのメッセージ５０６Ａ、５０６Ｂは実質的に同時に発生させることができる。

メッセージ５０６Ａにおいて、ＥＣＣエンジンは、ＰＩ補正されたローｉをＰＯシンドローム発生部３１６に提供する。ローｉのＰＩ補正が行われると、ローｉ ＥＣＣエンジン３１０は、補正されていないローｉをＰＩ補正されたローｉで、外部メモリ２０６で実質的に同時に上書きする（メッセージ５０６Ｂ）。

図４に示すように、セルフメッセージ５０８において、ＰＯシンドローム発生部３１６は、循環的ガロアフィールド乗算と蓄積とを行う。メッセージ５１０において、ＰＯシンドローム発生部３１６（加算部４０６ｒ（ｊ）のバンク４０５経由）は、ＰＯシンドロームデータ３２２のバージョンｋ−１のあらゆるＮローを、ＰＯシンドロームデータ３２２のバージョンｋで上書きする。

セルフメッセージ５１２において、ＰＯシンドローム発生部３１６はカウンタｉを増加させるが、例えばｉ＝１＋１である。若し、ｉ＝Ｎ＋１であれば、ループ５０１から抜け出す。即ち、ループ５０１は、ＰＯシンドロームデータの発生により循環的計算を表現する。

メッセージ５１４において、ＰＯ決定ロジック３１８は、内部メモリ３１２からＰＯシンドロームデータ３２２のバージョン（ｋ＝Ｎ）を読み取る。セルフメッセージ５１６において、ＰＯ決定ロジック３１８は、ＰＯシンドロームデータ３２２に影響を及ぼし、ＰＩ補正されたブロック３２４内に残っているエラーを判断する。
ＰＯシンドロームデータ３２２を再びローとカラムとのアレイとして扱うことによって、ＰＯ決定ロジック３１８は、ＰＯシンドロームデータ３２２のカラム方向検討を行うことができる。

若し、任意のカラムが０でない数値を有すれば、それは、ＰＩ補正されたブロック３２４の該当カラム内の一つ以上にエラーが存在することを表わす。そのような検討は、カラム内の数値の単純な論理和である可能性があり、ここで０でない結果は間違ったカラムを表わす。
メッセージ５１８において、ＰＯ決定ロジック３１８は、ＥＣＣエンジン３１０にＰＯシンドロームデータ３２２内のエラーを表わすカラムのインディケーションを提供する。そのようなインディケーションは、１×Ｎマトリックス、またはＮビットワードである可能性があり、ここでそれぞれのマトリックスのエレメントやワードのビットはＰＩ補正されたブロック３２４のカラムを表わす。

マトリックス、またはワード内の０でないエレメント、またはビットは、ＰＩ補正されたブロック３２４内の間違ったカラムを表わすことができる。
メッセージ５２０において、ＥＣＣエンジン３１０は、内部メモリ３１２にＰＯシンドロームデータ３２２の間違ったカラムを読み取るように要請する。メッセージ５２２において、内部メモリ３１２は要請されたＰＯシンドロームカラムデータをＥＣＣエンジン３１０に供給する。

セルフメッセージ５２４において、ＥＣＣエンジン３１０は、選択されたＰＯシンドロームカラムデータに影響を及ぼしてＰＩ補正されたブロック内の該当する間違ったカラムを識別する。より詳細には、ＥＣＣエンジン３１０は、ＰＩ補正されたブロック３２４内の補正可能なエラーの位置、及び補正数値についての差の大きさを決定する。

メッセージ５２６において、ＥＣＣエンジン３１０は、外部メモリ２０６にセルフメッセージ５２４を経由して識別されたＰＩ補正されたブロック３２４内の位置を読み取るように要請する。メッセージ５２８において、外部メモリ２０６は要請された補正可能なデータをＥＣＣエンジン３１０に提供する。

セルフメッセージ５３０において、ＥＣＣエンジン３１０は補正可能なデータをＰＯ補正する。即ち、セルフメッセージ５３０において、ＥＣＣエンジン３１０は、メッセージ５００から得られた復調されたＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを得るために、間違ってＰＩ補正されたカラムのみを選択的に補正する。その結果、ＰＩ補正されたブロック３２４内のあらゆるカラムより少ない数のカラムにＰＯ補正が行われる。

メッセージ５３２において、ＥＣＣエンジンは、ＰＩ補正されたブロック３２４内の補正可能なデータを、対応するＰＯ補正されたデータで上書きする。メッセージ５３２以後、外部メモリ２０６は、メッセージ５００から獲得された復調されたＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを保存する。

従来技術による二重ＥＣＣエンジンデコーダは、ＰＯシンドローム発生とＰＯ補正とを並列的に（２ブロック/サイクルの速度で）行うと記述できる一方、ＤＶＤ装置３０２がＰＯ補正を連続して（１ブロック/サイクルの速度で）行うと記述できる（少なくとも一つのＥＣＣエンジンの使用で与えられる）。

ＥＣＣデコーダ３０４のデコーディング速度は、補正される必要があるＰＯエラーの数に依存する。したがって、０ほどの少ないＰＯエラーが存在する場合もあり、１８２ほどの多くのＰＯエラーが存在する場合もある。
通常的に存在するＰＯエラーの数は、従来技術による二重ＥＣＣエンジンデコーダより約１０％遅いデコーディング速度を意味する。ＥＣＣデコーダ３０４の面積の低減は、従来技術による二重ＥＣＣエンジンデコーダと比較して相当な利点であり、このような利点は１０％遅いデコーディング速度により、若干減殺される。

一つ少ないＥＣＣエンジンを必要とすること以外にも、ＰＯ決定ロジック３１８の使用により、従来技術による二重ＥＣＣエンジンデコーダによる内部メモリサイズ（例えば、６ｋバイト）と比較して、ＥＣＣデコーダ３０４は減少された内部メモリ３１２サイズ（例えば、３ｋバイト）で動作できる。

以上のように、図面と明細書で最適実施例が開示された。ここで、特定の用語が使われたが、これは本発明を説明するための目的で使われたものであり、意味限定や特許請求範囲に記載された本発明の技術的範囲を制限するために使われたものではない。したがって、当業者であれば、これから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解できるであろう。従って、本発明の真の技術的な保護範囲は、特許請求範囲の技術的思想により決まらなければならない。

本発明は、デジタルビデオディスク再生装置の光システムに利用できる。

従来技術による、ＤＶＤ−ＲＯＭに保存され、ＥＣＣデータのブロックで配列されたデジタルビデオ信号のブロックダイアグラムである。 従来技術によるＤＶＤ装置（プレーヤ/レコーダ）のブロックダイアグラムである。 本発明の少なくとも一実施例によるＤＶＤ装置のブロックダイアグラムである。 本発明の少なくとも一実施例による図３Ａのブロックダイアグラムの変形であり、それ自体でＤＶＤ装置のブロックダイアグラムである。 本発明の少なくとも一実施例による図３ＡのＰＯシンドローム発生部のさらに具体的なブロックダイアグラムである。 本発明の少なくとも一実施例によるＤＶＤフォーマットデータをデコーディングするための方法を例示するためのＵＭＬタイプシーケンスダイヤグラムである。

符号の説明

２００ ＤＶＤ
２０６ 外部メモリ
２０８ 復調部
３０２ ＤＶＤ装置
３０４ ＥＣＣデコーダ
３１０ ＥＣＣエンジン
３１２ 内部メモリ
３１４ ＰＩシンドローム発生部
３１６ ＰＯシンドローム発生部
３１８ ＰＯ決定ロジック
３２２ ＰＯシンドロームデータ

Claims (36)

1. ＤＶＤフォーマットデータの復調されたＥＣＣブロックを受信する段階と、
   前記復調されたＥＣＣブロックを選択的にＰＩ補正する段階と、
   前記ＰＩ補正されたブロック内のＰＯ補正されるブロックの任意の間違ったカラムを識別する段階と、
   前記間違ってＰＩ補正されたカラムのみを選択的にＰＯ補正して、ＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを獲得する段階と、を備えることを特徴とするＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
2. 前記選択的にＰＯ補正する段階は、
   あらゆるＰＩ補正されたブロック未満で、ＰＯ補正されることを特徴とする請求項１に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
3. 前記ＰＩ補正する段階は、
   ロー・バイ・ロー・ベーシスに基づいて選択的に補正し、
   前記復調されたＥＣＣブロックをローとカラムとのアレイとして扱う段階と、
   ＰＩ補正を必要とする全体復調されたＥＣＣブロックの部分をＰＩ補正するために、前記ＰＩ補正段階を反復する段階と、をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
4. ＰＩ補正されたローが生成されれば、前記復調されたＥＣＣブロックの該当データを前記ＰＩ補正されたローのデータで上書きする段階をさらに備えることを特徴とする請求項３に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
5. 前記任意の間違ったカラムを識別する段階は、
   前記ＰＩ補正されたブロックをローとカラムとのアレイとして扱う段階と、
   前記ＰＩ補正されたブロックに基づいて、ＰＯシンドロームを生成する段階と、
   前記ＰＯシンドロームに基づいて、前記ＰＩ補正されたブロック内の任意の間違ったカラムを識別する段階と、を備えることを特徴とする請求項１に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
6. 前記ＰＩ補正段階は、
   ロー・バイ・ロー・ベーシスに基づいて選択的補正を行い、
   前記復調されたＥＣＣブロックをローとカラムとのアレイとして扱う段階と、
   ＰＩ補正を必要とする全体復調されたＥＣＣブロックの部分をＰＩ補正するために、前記ＰＩ補正する段階を反復する段階と、
   前記復調されたＥＣＣブロックでのＰＩ補正が必要なければ、生成したＰＩ補正されたデータのそれぞれのロー、または前記復調されたＥＣＣブロックの該当ローについての前記ＰＯシンドロームを連続的に修正するために、前記ＰＯシンドロームを生成する段階を反復する段階と、をさらに備えることを特徴とする請求項５に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
7. ＰＩ補正されたローが生成されれば、前記復調されたＥＣＣブロックの該当データを前記ＰＩ補正されたローの前記データで上書きする段階をさらに備え、
   前記ＰＯシンドロームを生成する段階は、前記上書きが発生することと実質的に同時に反復されることを特徴とする請求項６に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
8. 前記復調されたＥＣＣブロックをローとカラムとのアレイとして扱う段階と、
   ＰＯシンドロームのバージョンｖ（０）の値を初期化する段階と、をさらに備え、
   前記ＰＩ補正する段階と、前記ＰＯシンドロームを生成する段階とは、
   ｉ＝１からｉ＝Ｎについて、ロー・バイ・ロー・ベーシスによって反復的に行うことによって同時に行われ、
   前記ＰＩ補正する段階と、前記ＰＯシンドロームを生成する段階とは、
   補正されたＰＩデータＰＩ＿ＣＯＲＲ＿ｒｏｗ（ｉ）を生成するために、前記復調されたＥＣＣブロックのローｒｏｗ（ｉ）をＰＩ補正する段階と、
   ＰＩ補正されたラインＰＩ＿ＣＯＲＲ＿ｌｉｎｅ（ｉ）と、ＰＯシンドロームの以前バージョンＰＯ＿シンドローム＿ｖ（ｋ−１）との関数として、ＰＯシンドロームのｋ番目バージョンＰＯ＿ｓｙｎｄｒｏｍｅ＿ｖ（ｋ）を形成する段階と、を備えることを特徴とする請求項５に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
9. 前記ＰＯシンドロームを生成する段階をｋ番目に反復する段階は、
   前記ＰＩ補正されたブロックのｉ番目ローと一連の係数とを乗算して積を生成する段階と、
   前記積をＰＯシンドロームＰＯ＿ｓｙｎｄｒｏｍｅ＿ｖ（ｋ−１）に加算して、循環的にＰＯシンドロームＰＯ＿ｓｙｎｄｒｏｍｅ＿ｖ（ｋ）を形成する段階と、を備えることを特徴とする請求項８に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
10. 前記一連の係数は、ガロアフィールド係数であり、前記積は、ガロアフィールド積であることを特徴とする請求項９に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
11. 前記ＰＩ補正されたデータのアレイ内のそれぞれのローについて、前記ＰＯシンドロームを連続的に修正するために、前記ＰＯシンドロームを生成する段階を反復する段階をさらに備えることを特徴とする請求項５に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
12. 前記ＰＯシンドロームを生成する段階をｉ番目に反復する段階は、
    前記ＰＩ補正されたブロックのｉ番目ローと一連の係数とを乗算して積を生成する段階と、
    前記積を前記ＰＯシンドロームの以前バージョンｖ（ｋ−１）に加算して、循環的にＰＯシンドロームのバージョンｖ（ｋ）を形成する段階と、を備えることを特徴とする請求項５に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
13. 前記一連の係数は、ガロアフィールド係数であり、前記積は、ガロアフィールド積であることを特徴とする請求項１２に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
14. 前記ＰＯシンドロームをローとカラムとのアレイとして扱う段階をさらに備え、
    前記識別する段階は、
    前記ＰＯシンドローム内に任意の０でないカラムの存否を判断する段階であって、前記０でないカラムは１つ以上の０でないエントリを有する段階と、
    前記ＰＯシンドローム内の０でないカラムに対応する前記ＰＩ補正されたブロック内の任意のカラムを間違ったカラムとして扱う段階と、を備えることを特徴とする請求項５に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
15. ＤＶＤフォーマットデータの復調されたＥＣＣブロックを受信する段階と、
    前記復調されたＥＣＣブロックを選択的にＰＩ補正するために、ＥＣＣエンジンを使用する段階と、
    あらゆる前記ＰＩ補正されたブロック未満で選択的にＰＯ補正するために、前記ＥＣＣエンジンを使用する段階と、を備えることを特徴とするＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
16. 前記ＰＯ補正する段階は、
    １つ以上のエラーを表わす前記ＰＩ補正されたブロック内のカラムのみをＰＯ補正する段階を備えることを特徴とする請求項１５に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
17. 前記ＰＯ補正するために、ＥＣＣエンジンを使用する段階は、
    前記ＰＩ補正されたブロックに基づいて、ＰＯシンドロームを生成する段階と、
    前記ＰＯシンドロームに基づいて、前記ＰＩ補正されたブロック内の任意の間違ったカラムを識別する段階と、を備えることを特徴とする請求項１５に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
18. 前記ＰＩ補正するために、ＥＣＣエンジンを使用する段階は、
    前記ＰＩ補正されたブロックをローとカラムとのアレイとして扱う段階と、
    ロー・バイ・ロー・ベーシスに基づいて、選択的にＰＩ補正する段階と、
    ＰＩ補正を必要とする全体復調されたＥＣＣブロックの部分をＰＩ補正するために、前記ＰＩ補正段階を反復する段階と、を備え、
    前記ＰＯ補正するために、ＥＣＣエンジンを使用する段階は、
    前記復調されたＥＣＣブロックでのＰＩ補正が必要なければ、生成されたＰＩ補正されたデータのそれぞれのロー、または前記復調されたＥＣＣブロックの該当ローについての前記ＰＯシンドロームを連続的に修正するために、前記ＰＯシンドロームを生成する段階を反復することを特徴とする請求項１７に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング方法。
19. ＤＶＤフォーマットデータの復調されたＥＣＣブロックが保存された外部メモリと、
    前記復調されたＥＣＣブロックを選択的にＰＩ補正するＥＣＣエンジンと、
    ＰＯ補正を受け取らねばならない前記ＰＩ補正されたブロック内の任意の間違ったカラムを識別し、ＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを獲得するために、前記ＥＣＣエンジンが前記間違ってＰＩ補正されたカラムのみを選択的にＰＯ補正可能にするＰＯ決定ロジックと、を備えることを特徴とするＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
20. 前記ＰＯ決定ロジックは、
    前記あらゆるＰＩ補正されたブロック未満でＰＯ補正されるように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項１９に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
21. 前記復調されたＥＣＣブロックは、ローとカラムとのアレイとして扱われ、
    前記ＥＣＣエンジンは、ロー・バイ・ロー・ベーシスに基づいて、反復的に選択的ＰＩ補正を行うように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項１９に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
22. ＰＩ補正されたローが生成されれば、前記復調されたＥＣＣブロックの該当データを前記ＰＩ補正されたローの前記データで上書きするように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項２１に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
23. 内部メモリをさらに備え、
    前記ＥＣＣエンジンは、前記ＰＩ補正されたブロックに基づいてＰＯシンドロームを生成し、前記ＰＯシンドロームを前記内部メモリ内に保存するように動作可能なＰＯシンドローム発生部を備えることを特徴とする請求項１９に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
24. 前記ＥＣＣエンジンは、ロー・バイ・ロー・ベーシスに基づいて選択的にＰＩ補正するように、さらに動作可能であり、
    前記ＰＯシンドローム発生部は、前記復調されたＥＣＣブロックでのＰＩ補正が必要なければ、前記ＥＣＣエンジンにより生成されたＰＩ補正されたデータのそれぞれのローについて、または前記復調されたＥＣＣブロックの該当ローについて、前記ＰＯシンドロームを連続的に補正するために、前記ＰＯシンドロームを反復的に生成するように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項２３に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
25. 前記ＥＣＣエンジンは、ＰＩ補正されたローが生成されれば、前記復調されたＥＣＣブロックの該当データを前記ＰＩ補正されたローのデータで上書きするように、さらに動作可能であり、
    前記ＰＯシンドローム発生部は、前記上書きが発生することと実質的に同時に、前記ＰＯシンドロームの発生を反復するように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項２４に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
26. 前記復調されたＥＣＣブロックは、ローとカラムとの配列として扱われ、
    前記ＰＯシンドローム発生部は、ＰＯシンドロームのバージョンｖ（０）の値を初期化するように、さらに動作可能であり、
    前記ＥＣＣエンジンと、前記ＰＯシンドローム発生部とが、ｉ＝１からＩ＝Ｎについて、ロー・バイ・ロー・ベーシスによって反復的に行うようにさらに協同して動作可能であり（Ｎは、前記復調されたＥＣＣブロックの個数）、
    前記ＥＣＣエンジンは、前記復調されたＥＣＣブロックのローｒｏｗ（ｉ）をＰＩ補正して、その補正されたＰＩデータＰＩ＿ＣＯＲＲ＿ｒｏｗ（ｉ）を選択的に生成し、
    前記ＰＯシンドローム発生部は、ＰＯシンドロームＰＯ＿ｓｙｎｄｒｏｍｅ＿ｖ（ｋ−１）及びＰＩ補正されたラインＰＩ＿ＣＯＲＲ＿ｌｉｎｅ（ｉ）、または前記復調されたＥＣＣブロックでのＰＩ補正が必要なければ、前記復調されたＥＣＣブロックの該当ローの関数として、ｋ番目ＰＯシンドロームＰＯ＿ｓｙｎｄｒｏｍｅ＿ｖ（ｋ）を形成することを特徴とする請求項２３に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
27. ｉ番目の反復について、前記シンドローム発生部は、前記ＰＩ補正されたブロックのｉ番目のローを一連の係数と乗算して積を生成し、
    前記積をＰＯシンドロームの以前バージョンｖ（ｋ−１）に加算することによって、前記ＰＯシンドロームのバージョンｖ（ｋ）を反復的に形成するように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項２６に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
28. 前記一連の係数は、ガロアフィールド係数であり、前記積は、ガロアフィールド乗であることを特徴とする請求項２７に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
29. 前記ＰＯシンドローム発生部は、
    ｉ番目の反復が、前記ＰＩ補正されたブロックのｉ番目のローを一連の係数と乗算して積を生成し、前記積を前記ＰＯシンドロームの以前バージョンｖ（ｋ−１）に加算することによって、前記ＰＯシンドロームのバージョンｖ（ｋ）を反復的に形成するようにすることによって、
    反復的に動作可能なことを特徴とする請求項２３に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
30. 前記一連の係数は、ガロアフィールド係数であり、前記積は、ガロアフィールド積であることを特徴とする請求項２９に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
31. 前記ＰＯシンドロームは、ローとカラムとのアレイとして扱われ、
    前記ＰＯ決定ロジックは、前記ＰＯシンドローム内に任意の１つ以上の、０でないエントリを有する０でないカラムの存在可否を判断し、前記ＰＯシンドローム内の０でないカラムに対応する前記ＰＩ補正されたブロック内の任意の間違ったカラムとして扱うように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項２３に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
32. ＤＶＤフォーマットデータの復調されたＥＣＣブロックを保存する外部メモリと、
    前記復調されたＥＣＣブロックを選択的にＰＩ補正するように動作可能なＥＣＣエンジンと、
    前記ＥＣＣエンジンをして前記ＰＩ補正されたあらゆるブロック未満で、選択的にＰＯ補正せしめるＰＯ決定ロジックと、備えることを特徴とするＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
33. 前記ＰＯ決定ロジックは、１つ以上のエラーを表わす前記ＰＩ補正されたブロック内のカラムのみを選択的にＰＯ補正するように、追加で動作可能なことを特徴とする請求項３２に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
34. 前記ＰＯ決定ロジックは、
    前記ＰＩ補正されたブロックに基づいて、ＰＯシンドロームを生成し、
    前記ＰＯシンドロームに基づいて、前記ＰＩ補正されたブロック内の任意の間違ったカラムを識別するように、追加で動作可能なことを特徴とする請求項３２に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
35. 前記ＥＣＣエンジンであるロー・バイ・ロー・ベーシスに基づいて、選択的にＰＩ補正するように、さらに動作可能であり、
    前記ＰＯ決定ロジックは、前記復調されたＥＣＣブロックでのＰＩ補正が必要なければ、前記ＥＣＣエンジンにより生成されたＰＩ補正されたデータのそれぞれのロー、または前記復調されたＥＣＣブロックの該当ローについて、連続的にＰＯシンドロームを修正するように、反復的にＰＯシンドロームを生成するように、さらに動作可能なことを特徴とする請求項３４に記載のＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。
36. ＤＶＤフォーマットデータのＥＣＣブロックを受信する手段と、
    復調されたＥＣＣブロックを選択的にＰＩ補正する手段と、
    ＰＯ補正されねばならないＰＩ補正されたブロック内の任意の間違ったカラムを識別する手段と、
    間違ってＰＩ補正されたカラムのみを選択的にＰＯ補正して、ＥＣＣブロックのデコーディングされたバージョンを獲得する手段と、を備えることを特徴とするＤＶＤフォーマットデータのデコーディング装置。

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