JP2005216461A - フォーカスバランス値調整方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光ディスクから再生信号をピックアップする手段と、ピックアップ手段の再生信号からフォーカスエラー信号を抽出する手段と、フォーカスエラー信号にバイアスを与えるバイアス設定手段と、を備えたフォーカスサーボ回路において、フォーカスエラー信号に与えるバイアス値をフォーカスバランス値を変化させることにより変化させ、各フォーカスバランス値におけるジッター値を測定し、測定されたジッター値の最大値と最小値の差が所定の値以下である場合、フォーカスバランス値を変化させ各フォーカスバランス値におけるトラッキングエラー信号値を測定し、フォーカスバランス値をトラッキングエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値に設定する。
【選択図】 図5
Description
また、本発明フォーカスバランス値調整方法によれば、ジッター値が最小となるフォーカスバランス値、及びトラッキングエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値を求め、ジッター値が最小となるフォーカスバランス値とトラッキングエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値に基いてフォーカスバランス値に設定する。
また、トラッキングエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値の代わりに、フォーカスエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値、光ディスクからの全反射光量が最大となるフォーカスバランス値、CIエラー値が最小となるフォーカスバランス値、ADIPエラー値が最小となるフォーカスバランス値のいずれかを用いてもよい。
一方、フォーカスサーボ回路でフォーカスがずれるとRF信号の周波数スペクトルが広がり、EFM信号のジッター値が大きくなるため、EFM信号のジッター値を計測し、ジッター値が最小となるようにフォーカスエラー信号にバイアスを与えて信号読取能力を向上させることができる。
図3(b)に示されているように主ビームBoがトラッキング上にあるとき、副ビームBeとBfは少しトラックにかかった状態でそれぞれの反射光量は等しい。しかし、図3(a)に示されているように主ビームBoがトラックを外れると、副ビームBeがミラー面に出てもう一つの副ビームBfはトラックに入り込むため、副ビームBeの反射光量はBfの反射光量より多くなる。また、逆に図3(c)の場合には副ビームBfがミラー面に出てもう一つの副ビームBeはトラックに入り込むため、副ビームBfの反射光量はBeの反射光量より多くなる。
その結果、副ビームBeとBfの光量検出器10eと10fの出力SeとSfの差がトラッキングエラー信号として出力される。
図5は、本発明の実施例1を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示された動作の制御は、図1の制御部7によって行われる。
ジッター調整が開始されると、フォーカスエラー信号にバイアスを与えるべくフォーカスバランス値が設定される。最初は図2の加算器11と12の出力AとBのフォーカスバランス値A:Bを1:1に設定し、フォーカスエラー信号を0にする(S1)。そして、この設定値におけるジッター値を測定し記憶装置に保管する(S2)。次に、設定された全フォーカスバランス値でのジッター値の測定が完了したかどうかを判断する(S3)。この時点ではフォーカスバランス値が1:1の場合におけるジッター値しか測定されていないので(No)、S1に戻りフォーカスバランス値を変更し、例えば、A:B=1:0.9に設定する。そして、このフォーカスバランス値におけるジッター値を測定し記憶装置に保管する(S2)。
なお、上記説明ではバランス値を1:1から1:0.5、及び1:1から0.5:1に設定したが、どの範囲まで設定するか、あるいはどのような間隔、例えば1:0.95、1:0.90、1:0.85のように設定するかは必要に応じて任意に決定できる。
図6に示されているように、フォーカスバランス値の変化に対してジッター値はほとんど変化していない。このような場合はジッター値の最大値(Jmax)と最小値(Jmin)の差があまりなく、どのバイアス値を認定しても問題ない。
上記のように、トラッキングエラー信号値が最大値となるフォーカスバランス値に設定することでトラッキング信号がノイズの影響を受けにくくなり、良好なサーボの動作を得ることができる。
なお、CD再生で最初に行うデータ訂正のプロセスをC1復号といい、このC1復号器で検出されるエラーをC1エラーという。
なお、ADIPはレコーダブルディスクに成形記録されているアドレスであり、スタンパに成形されたトラッキング用溝をわずかな量だけ蛇行させているCLV制御用正弦波信号に変調して重畳されており、サーチ等に使用する。
図7は、本発明の実施例2を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示された動作の制御は、図1の制御部7によって行われる。
ジッター調整が開始されると、フォーカスバランス値が設定される。最初は加算器11と12の出力AとBのフォーカスバランス値A:Bを1:1に設定する(S1)。そして、この設定値におけるジッター値を測定し記憶装置に保管する(S2)。同様に、この設定値におけるトラッキングエラー信号値を測定し記憶装置に保管する(S3)。次に、設定された全フォーカスバランス値でのジッター値及びトラッキングエラー信号値の測定が完了したかどうかを判断する(S4)。この時点ではフォーカスバランス値が1:1の場合におけるジッター値及びトラッキングエラー信号値しか測定されていないので(No)、S1に戻りフォーカスバランス値を変更し、例えば、A:B=1:0.9に設定する。そして、このバランス値におけるジッター値及びトラッキングエラー信号値を測定し、記憶装置に保管する(S2、S3)。
2…光ディスクを駆動するモータ
3…光ピックアップ
4…ドライバ
5…RFアンプ
6…ディジタルサーボ
7…制御部
10…フォトディテクタ
11、12…加算器
13、14…減算器
Claims (10)
- 光ディスクから再生信号をピックアップする手段と、該ピックアップ手段の再生信号からフォーカスエラー信号を抽出する手段と、該フォーカスエラー信号にバイアスを与えるバイアス設定手段と、を備えたフォーカスサーボ回路において、
フォーカスエラー信号に与えるバイアス値をフォーカスバランス値を変化させることにより変化させ、各フォーカスバランス値におけるジッター値を測定し、
測定されたジッター値の最大値と最小値の差が所定の値以下である場合、前記フォーカスバランス値を変化させ各フォーカスバランス値におけるトラッキングエラー信号振幅値を測定し、
該フォーカスバランス値を該トラッキングエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値に設定するフォーカスバランス値調整方法。 - 前記トラッキングエラー信号値の代わりにフォーカスエラー信号値を用い、前記フォーカスバランス値を該フォーカスエラー信号振幅値が最大となるフォーカスバランス値に設定する、請求項1に記載のフォーカスバランス値調整方法。
- 前記トラッキングエラー信号値の代わりに前記光ディスクからの全反射光量を用い、前記フォーカスバランス値を該光ディスクからの全反射光量が最大となるフォーカスバランス値に設定する、請求項1に記載のフォーカスバランス値調整方法。
- 前記トラッキングエラー信号値の代わりにC1エラー値を用い、前記フォーカスバランス値を該C1エラー値が最小となるフォーカスバランス値に設定する、請求項1に記載のフォーカスバランス値調整方法。
- 前記トラッキングエラー信号値の代わりにADIPエラー値を用い、前記フォーカスバランス値を該ADIPエラー値が最小となるフォーカスバランス値に設定する、請求項1に記載のフォーカスバランス値調整方法。
- 光ディスクから再生信号をピックアップする手段と、該ピックアップ手段の再生信号からフォーカスエラー信号を抽出する手段と、該フォーカスエラー信号にバイアスを与えるバイアス設定手段と、を備えたフォーカスサーボ回路において、
フォーカスエラー信号に与えるバイアス値をフォーカスバランス値を変化させることにより変化させ、各フォーカスバランス値におけるジッター値を測定し、ジッター値が最小となるフォーカスバランス値を求め、
前記フォーカスバランス値を変化させ各フォーカスバランス値におけるトラッキングエラー信号値を測定し、該トラッキングエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値を求め、
該ジッター値が最小となるフォーカスバランス値と該トラッキングエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値に基いてフォーカスバランス値を設定するフォーカスバランス値調整方法。 - 前記トラッキングエラー信号値の代わりにフォーカスエラー信号値を用い、該フォーカスエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値を求め、
前記ジッター値が最小となるフォーカスバランス値と該フォーカスエラー信号値が最大となるフォーカスバランス値に基いてフォーカスバランス値を設定する、請求項6に記載のフォーカスバランス値調整方法。 - 前記トラッキングエラー信号値の代わりに前記光ディスクからの全反射光量を用い、該全反射光量が最大となるフォーカスバランス値を求め、
前記ジッター値が最小となるフォーカスバランス値と該全反射光量が最大となるフォーカスバランス値に基いてフォーカスバランス値を設定する、請求項6に記載のフォーカスバランス値調整方法。 - 前記トラッキングエラー信号値の代わりにC1エラー値を用い、該C1エラー値が最小となるフォーカスバランス値を求め、
前記ジッター値が最小となるフォーカスバランス値と該C1エラー値が最小となるフォーカスバランス値に基いてフォーカスバランス値を設定する、請求項6に記載のフォーカスバランス値調整方法。 - 前記トラッキングエラー信号値の代わりにADIPエラー値を用い、該ADIPエラー値が最小となるフォーカスバランス値を求め、
前記ジッター値が最小となるフォーカスバランス値と該ADIPエラー値が最小となるフォーカスバランス値に基いてフォーカスバランス値を設定する、請求項6に記載のフォーカスバランス値調整方法。
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US7778121B2 (en) | 2006-11-15 | 2010-08-17 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical disc apparatus capable of precisely reading address information and method of controlling optical disc apparatus |
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2004
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