JP2005215820A - 状況認識監視システム - Google Patents

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JP2005215820A JP2004019239A JP2004019239A JP2005215820A JP 2005215820 A JP2005215820 A JP 2005215820A JP 2004019239 A JP2004019239 A JP 2004019239A JP 2004019239 A JP2004019239 A JP 2004019239A JP 2005215820 A JP2005215820 A JP 2005215820A
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Abstract

【課題】 システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなくシステムの構築が可能な状況認識監視システムを実現する。
【解決手段】 検出手段によって得られた情報に基づき状況を認識する状況認識監視システムにおいて、監視対象を撮影しネットワークを介して映像を送信すると共に監視カメラ間で相互通信を行う検出手段である複数台の監視カメラと、これら各監視カメラで撮影された映像をネットワーク経由で受信し表示を行うクライアントとを備え、監視対象の状況の変化を検出した監視カメラが、ネットワーク経由で隣接する監視カメラに対して監視対象の状況の変化を検出した監視カメラの位置情報と渋滞認識処理に必要な映像収集範囲を送信すると共に映像の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲から収集した全ての映像を解析して渋滞の発生を認識した場合に、クライアントに対して渋滞発生情報を通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、監視カメラ等の検出手段によって得られた情報に基づき道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムに関し、特に、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなくシステムの構築が可能な状況認識監視システムに関する。
従来の監視カメラ等の検出手段によって得られた情報に基づき道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平09−054890号公報 特開平09−083996号公報 特開平11−144192号公報 特開2002−008185号公報 特開2002−024988号公報 特開2002−150483号公報
従来の状況を認識する状況認識監視システムの一例としては交通渋滞の認識監視システムがあり、道路の各要所に配置されネットワークによって接続された複数台の監視カメラによって各道路の状況を映像として撮影し、中央管理のコンピュータによって撮影された映像を解析することにより交通渋滞の発生を認識して、ネットワーク経由で接続されたクライアントに通知するものである。
図14はこのような従来の状況認識監視システムの一例を示す構成ブロック図である。図14において,1,2,3及び4は監視対象を撮影しネットワークを介して映像を送信すると共に監視対象の状況の認識を行う監視カメラ、5は各監視カメラの集中管理を行う中央管理サーバ、6は遠隔地等から各監視カメラで撮影された映像を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うコンピュータ等のクライアント、100はインターネット等の汎用のネットワークである。
監視カメラ1,2,3及び4はネットワーク100にそれぞれ接続され、中央管理サーバ5もまたネットワーク100に接続される。そして、クライアント6もネットワーク100に接続される。
ここで、図14に示す従来例の動作を図15、図16、図17、図18、図19、図20及び図21を用いて説明する。図15は監視カメラの動作を説明するフロー図、図16は監視対象の状況変化の認識の説明を行う説明図、図17、図19及び図20は情報の伝達状況を説明する説明図、図18は中央管理サーバ5の動作を説明するフロー図、図21はクライアント6の表示画面の一例を説明する説明図である。
図15中”S001”において監視カメラ1は、監視対象映像を撮影し、図15中”S002”において監視カメラ1は、監視対象の状況が変化したか否かを判断する。もし、図15中”S002”において監視対象の状況に変化が生じなかったと判断した場合には図15中”S001”のステップに戻る。
例えば、図16中”CM01”に示す監視カメラが図16中”RD01”に示す道路を監視対象としている場合を想定する。また、図16中”RD01”に示す道路には図16中”CR01”、”CR02”、”CR03”及び”CR04”に示すような自動車が走行している。
図16中”CM01”に示す監視カメラは撮影された映像に映っている自動車の台数等に基づき監視対象である道路の状況の変化を認識する。
例えば、図16中”CM01”に示す監視カメラは撮影した映像に3台以上の自動車が映っている場合には監視対象の状況が変化したと判断する。すなわち、図16示す説明図においては図16中”CM01”に示す監視カメラには図16中”CR01”、”CR02”及び”CR03”の3台の自動車が映し出されているので監視対象の状況が変化したと判断する。
もし、図15中”S002”において監視対象の状況に変化が生じたと判断した場合には、図15中”S003”において監視カメラ1は、ネットワーク100経由で中央管理サーバ5に監視対象の状況が変化した旨の通知を行う。
例えば、監視カメラ1において図17中”EV11”に示すようにイベント(監視対象の状況の変化)を検出した場合には、監視カメラ1は図17中”SM11”に示すようにネットワーク100経由で中央管理サーバ5に監視対象の状況が変化した旨の通知を行う。
一方、図18中”S101”において中央管理サーバ5は、ネットワーク100経由で各監視カメラ1〜4から状況変化通知を受信したか否かを判断し、もし、状況変化通知を受信しなかったと判断した場合には図18中”S101”のステップに戻る。
もし、図18中”S101”において状況変化通知を受信したと判断した場合には、図18中”S102”において中央管理サーバ5は、状況変化通知を受信した監視カメラを中心に隣接する監視カメラの映像を収集する。
例えば、中央管理サーバ5は、図19中”SD21”、”SD22”及び”SD23”に示すように、図19中”EV01”に示すイベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラの映像と共に隣接する監視カメラ2及び3の映像とを併せて収集する。
そして、図18中”S103”において中央管理サーバ5は、収集した映像を解析して渋滞の発生を認識したか否かを判断し、もし、渋滞の発生を認識しなかった場合には図18中”S101”のステップに戻る。
もし、図18中”S103”において渋滞の発生を認識したと判断した場合には、図18中”S104”において中央管理サーバ5は、クライアント6に対して渋滞発生情報を通知する。
例えば、中央管理サーバ5は図20中”SI31”に示すようにネットワーク100経由でクライアント6に対して渋滞発生情報を送信する。
最後に、クライアント6は、ネットワーク100経由で中央管理サーバ5から受信した渋滞発生情報を表示手段上に表示させる。
例えば、図21中”DS41”に示すクライアント6の表示画面上には図21中”WD41”、”WD42”及び”WD43”に示すようなウィンドウ画面が表示され、各ウィンドウ画面には各監視カメラ1〜4で撮影された現在の道路の状況がリアルタイムに表示されている場合を想定する。
このような状況で中央管理サーバ5から渋滞発生情報を受信した場合、クライアント6は、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラに対応するウィンドウ画面上に図21中”ID41”に示すような表示を行うことにより、クライアント6を操作するユーザに対して渋滞の発生を周知させる。
この結果、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラは中央管理サーバ5にその旨の通知を行い、当該通知を受信した中央管理サーバ5は状況変化通知を受信した監視カメラを中心に隣接する監視カメラの映像を収集すると共に収集した映像を解析して渋滞の発生を認識した場合に、クライアント6に対して渋滞発生情報を通知することにより、道路の渋滞等の状況を認識することが可能になる。
しかし、図14に示すような従来例では、中央管理サーバ5がシステム全体の認識処理を行うので中央管理サーバ5に負荷が集中するために、当該中央管理サーバ5に対しては高いスペックが要求されることとなり、それに伴いコストが上昇してしまうと言った問題点があった。
また、このような状況認識監視システムではシステム障害に起因するシステムダウンを可能な限り回避するために、複数のサーバを冗長化して配置する等の信頼性を向上させるための措置が必要になり、更なるコストの上昇を生じてしまうと言った問題点があった。
さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合には、当該追加、若しくは、削除される監視カメラを統括して管理する中央管理サーバ5の再設定や調整等を行う必要性が生じ、中央管理サーバ5で稼動するアプリケーションの仕様によっては中央管理サーバを一時的に停止させなければならなくなると言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなくシステムの構築が可能な状況認識監視システムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
検出手段によって得られた情報に基づき状況を認識する状況認識監視システムにおいて、
監視対象を撮影しネットワークを介して映像を送信すると共に監視カメラ間で相互通信を行う前記検出手段である複数台の監視カメラと、これら各監視カメラで撮影された映像を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うクライアントとを備え、
監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラが、ネットワーク経由で隣接する監視カメラに対して監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラの位置情報と渋滞認識処理に必要な映像収集範囲を送信すると共に映像の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲から収集した全ての映像を解析して渋滞の発生を認識した場合に、前記クライアントに対して渋滞発生情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の監視カメラに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明である状況認識監視システムにおいて、
監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラから映像の収集の依頼を受信した前記監視カメラが、
前記ネットワーク経由で隣接する監視カメラであって、且つ、受信した渋滞認識処理に必要な映像収集範囲内に存在する監視カメラに対して映像の収集の依頼をし、映像の収集を依頼した監視カメラから映像や位置情報を受信するまで待機し、当該映像や位置情報を受信した場合に取得した映像や位置情報と共に自らの映像と位置情報を依頼元である監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラに送信することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の監視カメラに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
請求項3記載の発明は、
請求項1若しくは請求項2記載の発明である状況認識監視システムにおいて、
前記各監視カメラが時系列的に同一の映像の収集の依頼を受信した場合には後者の依頼を破棄することにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
請求項4記載の発明は、
検出手段によって得られた情報に基づき状況を認識する状況認識監視システムにおいて、
監視対象を撮影しネットワークを介して映像を送信すると共に自ら撮影した映像の画像処理結果に基づき認識した認識情報を有し、監視カメラ間で相互通信を行う前記検出手段である複数台の監視カメラと、これら各監視カメラで撮影された映像を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うクライアントとを備え、
監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラが、ネットワーク経由で隣接する監視カメラに対して監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラの設定情報と渋滞認識処理に必要な前記認識情報収集範囲を送信すると共に認識情報の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲から収集した全ての認識情報を解析して渋滞の発生を認識した場合に、前記クライアントに対して渋滞発生情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の監視カメラに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の発明である状況認識監視システムにおいて、
監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラから前記認識情報の収集の依頼を受信した前記監視カメラが、
前記ネットワーク経由で隣接する監視カメラであって、且つ、受信した渋滞認識処理に必要な前記認識情報収集範囲内に存在する監視カメラに対して認識情報の収集の依頼をし、認識情報の収集を依頼した監視カメラから認識情報や設定情報を受信するまで待機し、当該認識情報や設定情報を受信した場合に取得した認識情報や設定情報と共に自らの認識情報と設定情報を依頼元である監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラに送信することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の監視カメラに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
請求項6記載の発明は、
請求項4若しくは請求項5記載の発明である状況認識監視システムにおいて、
前記各監視カメラが時系列的に同一の認識情報の収集の依頼を受信した場合には後者の依頼を破棄することにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
請求項7記載の発明は、
検出手段によって得られた情報に基づき状況を認識する状況認識監視システムにおいて、
監視対象の雨量を計測しネットワークを介して雨量情報を送信すると共に雨量センサ間で相互通信を行う前記検出手段である複数台の雨量センサと、これら各雨量センサで計測された雨量情報を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うクライアントとを備え、
監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサが、前記ネットワーク経由で隣接する雨量センサに対して監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサの位置情報と降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲を送信すると共に雨量情報の収集を依頼し、降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲から収集した全ての雨量情報を解析して降雨地域を認識した場合に、前記クライアントに対して降雨地域情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく降雨地域等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の雨量センサに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い雨量センサの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
請求項8記載の発明は、
請求項7記載の発明である状況認識監視システムにおいて、
監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサ、若しくは、隣接する雨量センサから雨量情報の収集の依頼を受信した前記雨量センサが、
前記ネットワーク経由で隣接する雨量センサであって、且つ、受信した降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲内に存在する雨量センサに対して雨量情報の収集の依頼をし、雨量情報の収集を依頼した雨量センサから雨量情報や位置情報を受信するまで待機し、当該雨量情報や位置情報を受信した場合に取得した雨量情報や位置情報と共に自らの雨量情報と位置情報を依頼元である監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサ、若しくは、隣接する雨量センサに送信することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく降雨地域等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の雨量センサに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い雨量センサの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
請求項9記載の発明は、
請求項7若しくは請求項8記載の発明である状況認識監視システムにおいて、
前記各雨量センサが時系列的に同一の雨量情報の収集の依頼を受信した場合には後者の依頼を破棄することにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1及び請求項2の発明によれば、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラは、ネットワーク経由で隣接する監視カメラに対してイベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラの位置情報と渋滞認識処理に必要な映像収集範囲を送信すると共に映像の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲から収集した全ての映像を解析して渋滞の発生を認識した場合に、クライアントに対して渋滞発生情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の監視カメラに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
また、請求項3の発明によれば、1つの監視カメラが時系列的に同一の”映像の収集の依頼”を受信した場合には後者の”映像の収集の依頼”を破棄することにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
また、請求項4及び請求項5の発明によれば、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラは、ネットワーク経由で隣接する監視カメラに対してイベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラの設定情報と渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲を送信すると共に認識情報の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲から収集した全ての認識情報を解析して渋滞の発生を認識した場合に、クライアントに対して渋滞発生情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の監視カメラに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
また、請求項6の発明によれば、1つの監視カメラが時系列的に同一の”認識情報の収集の依頼”を受信した場合には後者の”認識情報の収集の依頼”を破棄することにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
また、請求項7及び請求項8の発明によれば、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した雨量センサは、ネットワーク経由で隣接する雨量センサに対してイベント(監視対象の状況の変化)を検出した雨量センサの位置情報と降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲を送信すると共に雨量情報の収集を依頼し、降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲から収集した全ての雨量情報を解析して降雨地域を認識した場合に、クライアントに対して降雨地域情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく降雨地域等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の雨量センサに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い雨量センサの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
また、請求項9の発明によれば、1つの雨量センサが時系列的に同一の”雨量情報の収集の依頼”を受信した場合には後者の”雨量情報の収集の依頼”を破棄することにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る状況認識監視システムの一実施例を示す構成ブロック図である。図1において7,8,9及び10は監視対象を撮影しネットワークを介して映像を送信すると共に監視カメラ間で相互通信を行うことにより監視対象の状況の認識を行う監視カメラ、11は遠隔地等から各監視カメラで撮影された映像を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うコンピュータ等のクライアント、101はインターネット等の汎用のネットワークである。
監視カメラ7,8,9及び10はネットワーク101にそれぞれ接続され、クライアント11もネットワーク101に接続される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9及び図10を用いて説明する。図2及び図5は各監視カメラの動作を説明するフロー図、図3は監視対象の状況変化の認識の説明を行う説明図、図4、図6、図7、図8及び図9は情報の伝達状況を説明する説明図、図10はクライアント11の表示画面の一例を説明する説明図である。
図2中”S201”において、例えば、監視カメラ8は、監視対象映像を撮影し、図2中”S202”において監視カメラは、監視対象の状況が変化したか否かを判断する。もし、図2中”S202”において監視対象の状況に変化が生じなかったと判断した場合には図2中”S201”のステップに戻る。
例えば、図3中”CM51”に示す監視カメラ8が図3中”RD51”に示す道路を監視対象としている場合を想定する。また、図3中”RD51”に示す道路には図3中”CR51”、”CR52”、”CR53”及び”CR54”に示すような自動車が走行している。
図3中”CM51”に示す監視カメラ8は撮影された映像に映っている自動車の台数等に基づき監視対象である道路の状況の変化を認識する。
例えば、図3中”CM51”に示す監視カメラ8は撮影した映像に3台以上の自動車が映っている場合には監視対象の状況が変化したと判断する。すなわち、図3示す説明図においては図3中”CM51”に示す監視カメラ8には図3中”CR51”、”CR52”及び”CR53”の3台の自動車が映し出されているので監視対象の状況が変化したと判断する。
もし、図2中”S202”において監視対象の状況に変化が生じたと判断した場合には、図2中”S203”において監視カメラ8は、ネットワーク101経由で隣接する監視カメラ7及び9に対して監視カメラ8の位置情報と渋滞認識処理に必要な映像収集範囲を送信すると共に映像の収集を依頼する。
例えば、監視カメラ8において図4中”EV61”に示すようにイベント(監視対象の状況の変化)を検出した場合には、監視カメラ8は図4中”RQ61”及び”RQ62”に示すようにネットワーク101経由で隣接する監視カメラ7及び9に対して監視カメラ8の位置情報と渋滞認識処理に必要な映像収集範囲を送信すると共に映像の収集を依頼する。
そして、図2中”S204”において監視カメラ8は、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲からの全ての映像の収集を完了したか否かを判断し、全ての映像の収集を完了するまで待機する。
一方、図5中”S301”において監視カメラ7及び9は、監視カメラ8からの映像の収集の依頼を受信したか否かを判断し、もし、映像の収集の依頼を受信しなかったと判断した場合には図5中”S301”のステップに戻る。
もし、図5中”301”において映像の収集の依頼を受信したと判断した場合には、図5中”S302”において監視カメラ7及び9は、ネットワーク101経由で隣接する監視カメラであって、且つ、受信した渋滞認識処理に必要な映像収集範囲内に存在する監視カメラに対して映像の収集の依頼をする。
例えば、監視カメラ7及び9にはそれぞれ図6中”CM71”及び”CM72”に示すような監視カメラが隣接しており、且つ、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲内に存在する場合には、監視カメラ7及び9は図6中”RQ73”及び”RQ74”に示すようにネットワーク101経由で図6中”CM71”及び”CM72”に示すような監視カメラに対して映像の収集の依頼をする。
言い換えれば、各監視カメラはバケツリレー方式で渋滞認識処理に必要な映像収集範囲内に存在する監視カメラの映像や位置情報等を収集する。
そして、図5中”S303”において監視カメラ7及び9は映像の収集を依頼した監視カメラから映像や位置情報等を受信するまで待機し、当該映像や位置情報等を受信した場合には図5中”S304”において監視カメラ7及び9は、取得した映像や位置情報等と共に自らの映像と位置情報を依頼元に送信する。
例えば、図7中”RS81”及び”RS82”に示すように、監視カメラ7及び9は、図7中”CM71”及び”CM72”に示す監視カメラから映像や位置情報等を受信した場合には、図8中”RS83”及び”RS84”に示すように依頼元である監視カメラ8に対して取得した映像や位置情報等と共に自らの映像と位置情報を送信する。
図2中”S204”のステップに戻って、このように、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲からの全ての映像の収集を完了したと判断した場合には、図2中”S205”において監視カメラ8は、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲から収集した全ての映像を解析すると共に、図2中”S206”において監視カメラ8は、渋滞の発生を認識したか否かを判断し、もし、渋滞の発生を認識しなかったと判断した場合には図2中”S201”のステップに戻る。
もし、図2中”S206”において渋滞の発生を認識したと判断した場合には、図2中”S207”において監視カメラ8は、クライアント11に対して渋滞発生情報を通知する。
例えば、監視カメラ8は図9中”SI91”に示すようにネットワーク101経由でクライアント11に対して渋滞発生情報を送信する。
最後に、クライアント11は、ネットワーク101経由で監視カメラ8から受信した渋滞発生情報を表示手段上に表示させる。
例えば、図10中”DS101”に示すクライアント11の表示画面上には図10中”WD101”、”WD102”及び”WD103”に示すようなウィンドウ画面が表示され、各ウィンドウ画面には各監視カメラ7〜9等で撮影された現在の道路の状況がリアルタイムに表示されている場合を想定する。
このような状況で監視カメラ8から渋滞発生情報を受信した場合、クライアント11は、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラ8に対応するウィンドウ画面上に図10中”ID101”に示すような表示を行うことにより、クライアント11を操作するユーザに対して渋滞の発生を周知させる。
この結果、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラは、ネットワーク101経由で隣接する監視カメラに対してイベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラの位置情報と渋滞認識処理に必要な映像収集範囲を送信すると共に映像の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲から収集した全ての映像を解析して渋滞の発生を認識した場合に、クライアント11に対して渋滞発生情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。
また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の監視カメラに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。
さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い監視カメラの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
なお、図1に示す実施例の説明に際しては、各監視カメラはバケツリレー方式で渋滞認識処理に必要な映像収集範囲内に存在する監視カメラの映像や位置情報等を収集しているが、各監視カメラの間で”映像の収集の依頼”がループしてネットワーク上の通信量が増大しないように、1つの監視カメラが時系列的に同一の”映像の収集の依頼”を受信した場合には、後から受信した後者の”映像の収集の依頼”を破棄しても構わない。これにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
また、図1に示す実施例では、各監視カメラはバケツリレー方式で渋滞認識処理に必要な映像収集範囲内に存在する監視カメラの映像や位置情報等を収集しているが、ただ単純にイベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラが渋滞認識処理に必要な映像収集範囲の全ての映像や位置情報等を収集して認識処理を行う場合には、当該監視カメラの認識処理の負荷が増大するとともにネットワーク上の通信量も大きくなってしまう。
このため、各監視カメラが自ら撮影した映像の画像処理結果に基づき認識した”自動車の速度が速い”、”自動車の速度が遅い”や、”停止車両の有無”と言った認識情報と、位置情報等のカメラの設定情報を有し、各監視カメラ間で当該認識情報及び設定情報を相互通信を行うことにより監視対象の状況の認識を行っても構わない。
すなわち、図2及び図5において”映像”を”認識情報”に、”位置”を”設定情報”として読み替えることにより、説明が可能になる。
図2中”S201”において、例えば、監視カメラ8は、監視対象映像を撮影し、図2中”S202”において監視カメラは、監視対象の状況が変化したか否かを判断する。もし、図2中”S202”において監視対象の状況に変化が生じなかったと判断した場合には図2中”S201”のステップに戻る。
例えば、図3中”CM51”に示す監視カメラ8が図3中”RD51”に示す道路を監視対象としている場合を想定する。また、図3中”RD51”に示す道路には図3中”CR51”、”CR52”、”CR53”及び”CR54”に示すような自動車が走行している。
図3中”CM51”に示す監視カメラ8は撮影された映像に映っている自動車の台数等に基づき監視対象である道路の状況の変化を認識する。
例えば、図3中”CM51”に示す監視カメラ8は撮影した映像に3台以上の自動車が映っている場合には監視対象の状況が変化したと判断する。すなわち、図3示す説明図においては図3中”CM51”に示す監視カメラ8には図3中”CR51”、”CR52”及び”CR53”の3台の自動車が映し出されているので監視対象の状況が変化したと判断する。
もし、図2中”S202”において監視対象の状況に変化が生じたと判断した場合には、図2中”S203”において監視カメラ8は、ネットワーク101経由で隣接する監視カメラ7及び9に対して監視カメラ8の設定情報と渋滞認識処理に認識情報収集範囲を送信すると共に認識情報の収集を依頼する。
例えば、監視カメラ8において図4中”EV61”に示すようにイベント(監視対象の状況の変化)を検出した場合には、監視カメラ8は図4中”RQ61”及び”RQ62”に示すようにネットワーク101経由で隣接する監視カメラ7及び9に対して監視カメラ8の設定報と渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲を送信すると共に認識情報の収集を依頼する。
そして、図2中”S204”において監視カメラ8は、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲からの全ての認識情報の収集を完了したか否かを判断し、全ての認識情報の収集を完了するまで待機する。
一方、図5中”S301”において監視カメラ7及び9は、監視カメラ8からの認識情報の収集の依頼を受信したか否かを判断し、もし、認識情報の収集の依頼を受信しなかったと判断した場合には図5中”S301”のステップに戻る。
もし、図5中”301”において認識情報の収集の依頼を受信したと判断した場合には、図5中”S302”において監視カメラ7及び9は、ネットワーク101経由で隣接する監視カメラであって、且つ、受信した渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲内に存在する監視カメラに対して認識情報の収集の依頼をする。
例えば、監視カメラ7及び9にはそれぞれ図6中”CM71”及び”CM72”に示すような監視カメラが隣接しており、且つ、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲内に存在する場合には、監視カメラ7及び9は図6中”RQ73”及び”RQ74”に示すようにネットワーク101経由で図6中”CM71”及び”CM72”に示すような監視カメラに対して認識情報の収集の依頼をする。
言い換えれば、各監視カメラはバケツリレー方式で渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲内に存在する監視カメラの認識情報や設定情報等を収集する。
そして、図5中”S303”において監視カメラ7及び9は認識情報の収集を依頼した監視カメラから認識情報や設定情報等を受信するまで待機し、当該認識情報や設定情報等を受信した場合には図5中”S304”において監視カメラ7及び9は、取得した認識情報や設定情報等と共に自らの認識情報と設定情報を依頼元に送信する。
例えば、図7中”RS81”及び”RS82”に示すように、監視カメラ7及び9は、図7中”CM71”及び”CM72”に示す監視カメラから認識情報や設定情報等を受信した場合には、図8中”RS83”及び”RS84”に示すように依頼元である監視カメラ8に対して取得した認識情報や設定情報等と共に自らの認識情報と設定情報を送信する。
図2中”S204”のステップに戻って、このように、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲からの全ての認識情報の収集を完了したと判断した場合には、図2中”S205”において監視カメラ8は、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲から収集した全ての認識情報を解析すると共に、図2中”S206”において監視カメラ8は、渋滞の発生を認識したか否かを判断し、もし、渋滞の発生を認識しなかったと判断した場合には図2中”S201”のステップに戻る。
もし、図2中”S206”において渋滞の発生を認識したと判断した場合には、図2中”S207”において監視カメラ8は、クライアント11に対して渋滞発生情報を通知する。
例えば、監視カメラ8は図9中”SI91”に示すようにネットワーク101経由でクライアント11に対して渋滞発生情報を送信する。
最後に、クライアント11は、ネットワーク101経由で監視カメラ8から受信した渋滞発生情報を表示手段上に表示させる。
例えば、図10中”DS101”に示すクライアント11の表示画面上には図10中”WD101”、”WD102”及び”WD103”に示すようなウィンドウ画面が表示され、各ウィンドウ画面には各監視カメラ7〜9等で撮影された現在の道路の状況がリアルタイムに表示されている場合を想定する。
このような状況で監視カメラ8から渋滞発生情報を受信した場合、クライアント11は、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラ8に対応するウィンドウ画面上に図10中”ID101”に示すような表示を行うことにより、クライアント11を操作するユーザに対して渋滞の発生を周知させる。
この結果、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラは、ネットワーク101経由で隣接する監視カメラに対してイベント(監視対象の状況の変化)を検出した監視カメラの設定情報と渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲を送信すると共に認識情報の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲から収集した全ての認識情報を解析して渋滞の発生を認識した場合に、クライアント11に対して渋滞発生情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。
また、図1に示す実施例では道路の渋滞等の状況を認識する状況認識監視システムを例示しているが、複数の雨量センサを互いに連携させて降雨地域等の状況を認識する状況認識監視システムに適用しても勿論構わない。
図11はこのような本発明に係る状況認識監視システムの他の実施例を示す構成平面図である。図11において12,13,14,15,16,17及び18は監視対象の雨量を計測しネットワークを介して雨量情報を送信すると共に雨量センサ間で相互通信を行うことにより降雨地域等の状況の認識を行う雨量センサである。但し、図11においては雨量センサ12〜18とネットワークやクライアントの接続関係に関しては図1に示す実施例と同様であるのでネットワークやクライアントの記載は省略している。
図11中”CA111”に示す雨量収集領域内には雨量センサ12,13,14,15,16,17及び18が分散して配置され、各雨量センサ12〜18はネットワーク(図示せず。)を経由して、遠隔地等から各雨量センサで計測された雨量情報を受信し表示を行うコンピュータ等のクライアント(図示せず。)に接続される。
ここで、図11に示す他の実施例の動作を図12及び図13を用いて説明する。図12は各雨量センサの動作を説明するフロー図、図13はクライアント(図示せず。)の表示画面の一例を説明する説明図である。
図12中”S401”において、例えば、雨量センサ12は、監視対象の雨量情報を取得し、図12中”S402”において雨量センサ12は、監視対象の状況が変化(雨量を計測)したか否かを判断する。もし、図12中”S402”において監視対象の状況に変化(雨量を計測)が生じなかったと判断した場合には図12中”S401”のステップに戻る。
もし、図12中”S402”において監視対象の状況に変化(雨量を計測)が生じたと判断した場合には、図12中”S403”において雨量センサ12は、ネットワーク(図示せず。)経由で隣接する雨量センサ13〜18に対して雨量センサ12の位置情報と降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲を送信すると共に雨量情報の収集を依頼する。
そして、図12中”S404”において雨量センサ12は、降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲からの全ての雨量情報の収集を完了したか否かを判断し、全ての雨量情報の収集を完了するまで待機する。
図12中”S404”において降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲からの全ての雨量情報の収集を完了したと判断した場合には、図12中”S405”において雨量センサ12は、降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲から収集した全ての雨量情報を解析すると共に、図12中”S406”において雨量センサ12は、降雨地域を認識したか否かを判断し、もし、降雨地域を認識しなかったと判断した場合には図12中”S401”のステップに戻る。
もし、図12中”S406”において降雨地域を認識したと判断した場合には、図12中”S407”において雨量センサ12は、クライアント(図示せず。)に対して降雨地域の情報を通知する。
例えば、雨量センサ12は、雨量センサ12,13及び14が雨量を計測している場合(その他の雨量センサは雨量を計測していない)には、図11中”RA111”に示す地域を降雨地域として認識し、クライアント(図示せず。)に対して降雨地域の情報を通知する。
最後に、クライアント(図示せず。)は、ネットワーク経由で雨量センサ12から受信した降雨地域情報を表示手段上に表示させる。
例えば、図13中”DS121”に示すクライアント(図示せず。)の表示画面上には図13中”WD121”、”WD122”及び”WD123”に示すようなウィンドウ画面が表示され、各ウィンドウ画面には各雨量センサ12〜18等で計測された現在の雨量情報等の状況がリアルタイムに表示されている場合を想定する。
このような状況で雨量センサ12から降雨地域情報を受信した場合、クライアント(図示せず。)は、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した降雨センサ12に対応するウィンドウ画面上に図13中”ID121”に示すような表示を行うことにより、クライアント(図示せず。)を操作するユーザに対して降雨地域の情報を周知させる。
この結果、イベント(監視対象の状況の変化)を検出した雨量センサは、ネットワーク経由で隣接する雨量センサに対してイベント(監視対象の状況の変化)を検出した雨量センサの位置情報と降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲を送信すると共に雨量情報の収集を依頼し、降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲から収集した全ての雨量情報を解析して降雨地域を認識した場合に、クライアントに対して降雨地域情報を通知することにより、システム全体を管理する中央管理サーバを備えることなく降雨地域等の状況を認識する状況認識監視システムの構築が可能になる。
また、システム全体を管理する中央管理サーバが不要であるため、一部の雨量センサに故障等の不具合が生じた場合であっても状況認識監視システム全体がシステムダウンすることなくシステムの信頼性が向上する。
さらに、状況認識監視システムの保守や機能拡張等に伴い雨量センサの追加、若しくは、削除を行う場合であっても中央管理サーバの再設定や調整等は不要になるので再設定等の工数が不要になり、中央管理サーバを一時的に停止させる必要性もないのでシステムの信頼性が向上する。
また、各雨量センサは図5に示すフロー図と同様にバケツリレー方式で降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲内に存在する雨量センサの雨量情報や位置情報等を収集する。
また、各雨量センサの間で”雨量情報の収集の依頼”がループしてネットワーク上の通信量が増大しないように、1つの雨量センサが時系列的に同一の”雨量情報の収集の依頼”を受信した場合には、後から受信した後者の”雨量情報の収集の依頼”を破棄しても構わない。これにより、ネットワーク上の通信量の増大を抑えることが可能になる。
本発明に係る状況認識監視システムの一実施例を示す構成ブロック図である。 各監視カメラの動作を説明するフロー図である。 監視対象の状況変化の認識の説明を行う説明図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 各監視カメラの動作を説明するフロー図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 クライアントの表示画面の一例を説明する説明図である。 本発明に係る状況認識監視システムの他の実施例を示す構成平面図である。 各雨量センサの動作を説明するフロー図である。 クライアントの表示画面の一例を説明する説明図である。 従来の状況認識監視システムの一例を示す構成ブロック図である。 監視カメラの動作を説明するフロー図である。 監視対象の状況変化の認識の説明を行う説明図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 中央管理サーバの動作を説明するフロー図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 情報の伝達状況を説明する説明図である。 クライアントの表示画面の一例を説明する説明図である。
符号の説明
1,2,3,4,7,8,9,10 監視カメラ
5 中央管理サーバ
6,11 クライアント
12,13,14,15,16,17,18 雨量センサ
100,101 ネットワーク

Claims (9)

  1. 検出手段によって得られた情報に基づき状況を認識する状況認識監視システムにおいて、
    監視対象を撮影しネットワークを介して映像を送信すると共に監視カメラ間で相互通信を行う前記検出手段である複数台の監視カメラと、
    これら各監視カメラで撮影された映像を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うクライアントとを備え、
    監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラが、ネットワーク経由で隣接する監視カメラに対して監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラの位置情報と渋滞認識処理に必要な映像収集範囲を送信すると共に映像の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な映像収集範囲から収集した全ての映像を解析して渋滞の発生を認識した場合に、前記クライアントに対して渋滞発生情報を通知することを特徴とする状況認識監視システム。
  2. 監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラから映像の収集の依頼を受信した前記監視カメラが、
    前記ネットワーク経由で隣接する監視カメラであって、且つ、受信した渋滞認識処理に必要な映像収集範囲内に存在する監視カメラに対して映像の収集の依頼をし、
    映像の収集を依頼した監視カメラから映像や位置情報を受信するまで待機し、
    当該映像や位置情報を受信した場合に取得した映像や位置情報と共に自らの映像と位置情報を依頼元である監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラに送信することを特徴とする
    請求項1記載の状況認識監視システム。
  3. 前記各監視カメラが時系列的に同一の映像の収集の依頼を受信した場合には後者の依頼を破棄することを特徴とする
    請求項1若しくは請求項2記載の状況認識監視システム。
  4. 検出手段によって得られた情報に基づき状況を認識する状況認識監視システムにおいて、
    監視対象を撮影しネットワークを介して映像を送信すると共に自ら撮影した映像の画像処理結果に基づき認識した認識情報を有し、監視カメラ間で相互通信を行う前記検出手段である複数台の監視カメラと、
    これら各監視カメラで撮影された映像を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うクライアントとを備え、
    監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラが、ネットワーク経由で隣接する監視カメラに対して監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラの設定情報と渋滞認識処理に必要な前記認識情報収集範囲を送信すると共に認識情報の収集を依頼し、渋滞認識処理に必要な認識情報収集範囲から収集した全ての認識情報を解析して渋滞の発生を認識した場合に、前記クライアントに対して渋滞発生情報を通知することを特徴とする状況認識監視システム。
  5. 監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラから前記認識情報の収集の依頼を受信した前記監視カメラが、
    前記ネットワーク経由で隣接する監視カメラであって、且つ、受信した渋滞認識処理に必要な前記認識情報収集範囲内に存在する監視カメラに対して認識情報の収集の依頼をし、
    認識情報の収集を依頼した監視カメラから認識情報や設定情報を受信するまで待機し、
    当該認識情報や設定情報を受信した場合に取得した認識情報や設定情報と共に自らの認識情報と設定情報を依頼元である監視対象の状況の変化を検出した前記監視カメラ、若しくは、隣接する監視カメラに送信することを特徴とする
    請求項4記載の状況認識監視システム。
  6. 前記各監視カメラが時系列的に同一の認識情報の収集の依頼を受信した場合には後者の依頼を破棄することを特徴とする
    請求項4若しくは請求項5記載の状況認識監視システム。
  7. 検出手段によって得られた情報に基づき状況を認識する状況認識監視システムにおいて、
    監視対象の雨量を計測しネットワークを介して雨量情報を送信すると共に雨量センサ間で相互通信を行う前記検出手段である複数台の雨量センサと、
    これら各雨量センサで計測された雨量情報を前記ネットワーク経由で受信し表示を行うクライアントとを備え、
    監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサが、前記ネットワーク経由で隣接する雨量センサに対して監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサの位置情報と降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲を送信すると共に雨量情報の収集を依頼し、降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲から収集した全ての雨量情報を解析して降雨地域を認識した場合に、前記クライアントに対して降雨地域情報を通知することを特徴とする状況認識監視システム。
  8. 監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサ、若しくは、隣接する雨量センサから雨量情報の収集の依頼を受信した前記雨量センサが、
    前記ネットワーク経由で隣接する雨量センサであって、且つ、受信した降雨地域認識処理に必要な雨量収集範囲内に存在する雨量センサに対して雨量情報の収集の依頼をし、
    雨量情報の収集を依頼した雨量センサから雨量情報や位置情報を受信するまで待機し、
    当該雨量情報や位置情報を受信した場合に取得した雨量情報や位置情報と共に自らの雨量情報と位置情報を依頼元である監視対象の状況の変化を検出した前記雨量センサ、若しくは、隣接する雨量センサに送信することを特徴とする
    請求項7記載の状況認識監視システム。
  9. 前記各雨量センサが時系列的に同一の雨量情報の収集の依頼を受信した場合には後者の依頼を破棄することを特徴とする
    請求項7若しくは請求項8記載の状況認識監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101996491A (zh) * 2010-09-13 2011-03-30 李志恒 一种利用视频监控预置位来标注路段信息的交通监控***
JP2015103104A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム
CN108460968A (zh) * 2017-02-22 2018-08-28 中兴通讯股份有限公司 一种基于车联网获取交通路况信息的方法及装置

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