JP2005213116A - スクライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアーノズルの吹き出し口からカッターまでの距離が長いと、吹き出し口から出たエアーの勢いがカッターに到達するまでに大きく落ち込んでしまうと共に、エアーノズルから吹き出たエアーが拡散して、必要な部位にエアーを効率よく吹き付けることができない。
【解決手段】 ガラス基板の表面に溝を刻設するカッター41と、このカッター41を支持するカッターホルダ42と、カッター41に向けて吹き付けられるエアーが流通するエアー流路と、を備えて構成される。エアー流路は、カッターホルダ42に設けられると共にカッター41に対向される吹き出し口59を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示装置等に用いるガラス基板等をカッターによりスクライブして1枚の大きな基板から複数の板材部材を切り出すスクライブ装置に関し、特に、スクライブ時に発生するガラス屑等の粉塵がカッター等に付着するのを防止するスクライブ装置に関するものである。
従来の、この種のスクライブ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、複数のカラーフィルタが形成された基板から個々のカラーフィルタや端部を切断、分割するカラーフィルタの製造方法、破片の付着を防止する部材を備えたスクライブ装置及びブレイク装置に関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたスクライブ装置は、カラーフィルタ基板の表面に溝を刻設する切削具と、切削具の切刃に向けてエアーを吹き掛ける送風手段と、前記切削具の切刃に近接して配置されて、前記基板の破片が飛散するのを遮る吸引口と、当該吸引口に連設された吸引手段と、を備えたことを特徴としている。
このような構成を有するスクライブ装置によれば、カラーフィルタ基板のブレイク処理時に飛散する基板の破片を効率よくしかも確実に吸引、除去することができ、カラーフィルタの表面に異物が形成されるのを確実に防止することができる、等の効果が期待される。
また、従来の他のスクライブ装置としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、液晶表示装置等に用いるガラス基板等を、スクライブ時に発生するガラス屑等の粉塵を付着したり周囲に飛散させることなく切断できるスクライブ装置及びスクライブ方法に関するものが記載されている。この特許文献2に記載されたスクライブ装置は、スクライブテーブル上に設置された基板を、カッターによりスクライブするスクライブ装置において、前記基板の一方の側面方向から送風し、前記基板の他方の側面及び前記基板の周囲において吸気することにより、前記基板上において前記基板面に対して略平行方向に流れる気流を形成するとともに、前記基板の周囲に吸引される下向きの気流を形成して、前記カッターによる前記スクライブの際に発生する粉塵を吸引することにより、前記粉塵の前記基板への付着や周囲への飛散を抑制するようにした、ことを特徴としている。
このような構成を有するスクライブ装置によれば、基板のスクライブに伴って発生するガラス屑が基板に付着することを防ぐことができる。さらに、仮に基板に付着した場合でも、容易に除去することができるようになる。その結果として、液晶表示装置等の製品の不良が低減する、等の効果が期待される。
このような従来のスクライブ装置について、図4を参照して、更に詳しく説明する。図4に示す符号1は、横方向に延在されたオーバアームであり、図示しないベッドによって両端支持されている。このオーバアーム1の下方には、加工対象物であるガラス基板2が載置されるスクライブテーブルが配置され、同じくベッドに支持されている。更に、オーバアーム1には、サドル3が横方向へ移動可能に支持されており、このサドル3にカッタースライドユニット4が取り付けられている。
カッタースライドユニット4は、シリンダ5とカップリング6と軸受部材7とホルダベース8とカッターホルダ9とカッター10等から構成されている。シリンダ5は、軸方向の一側に突出した摺動軸5aを下方へ向けた状態でサドル3に固定されている。軸受部材7はシリンダ5の下方に配置されていて、この軸受部材7を上下方向に貫通する回動軸11の上端が、カップリング6によって摺動軸5aの下端と連結されている。また、回動軸11の下端にはホルダベース8が固定されていて、軸受部材7に固定されたストッパピン12によってホルダベース8の回動量が所定の角度範囲内に制限されている。
ホルダベース8の下部には、カッターホルダ9が一体的に固定されていて、このカッターホルダ9の下端にリング状のカッター10が回転自在に取り付けられている。このカッター10の走行方向の前後には、カッター10を目掛けてエアーを吹き付けるための一対のエアーノズル13,14が配設されている。一対のエアーノズル13,14は、サドル3の両側部に固定された一対の支持アーム15,16にそれぞれ移動可能に取り付けられている。各エアーノズル13,14の吹き出し口はカッター10に向けられており、それぞれ軸方向へ移動して突出量を変えることにより、各吹き出し口からカッター10までの距離L1,L2が調整可能とされている。
しかしながら、このような構成を有するスクライブ装置においては、各エアーノズル13,14の吹き出し口からカッター10までの距離L1,L2が比較的長いために、吹き出し口から出たエアーの勢いがカッター10に到達するまでに大きく落ち込んでしまうと共に、エアーノズル13,14から吹き出たエアーが拡散することから、必要な部位にエアーを効率よく吹き付けることができないという課題があった。更に、カッター10の走行方向前側に配置される前部エアーノズル13は、カッター10とガラス基板2の面を狙ってエアーを吹き付けるが、そのエアーが拡散することによってガラス基板2上の走行部にあるガラス切粉だけでなく、周辺のガラス切粉も一緒に撒き散らしてしまうという課題もあった。
また、カッター10を回転させるために当該カッター10とこれを支持するカッターホルダ9の側壁面との間に隙間があるため、その隙間内にガラス切粉が入り込むが、このポイントに効果的にエアーを吹き付けることができず、そのガラス切粉を除去することができなかった。更に、エアーノズル13,14の取り付けが支持アーム15,16の締込によって行われており、各エアーノズル13,14の位置決めが目測で行われていたため、エアーノズル13,14の交換時や同様の機械間において上記距離L1,L2を所定値に設定することが難しいという課題もあった。
特開2001−311819号公報 特開平11−11966号公報
解決しようとする問題点は、エアーノズルの吹き出し口からカッターまでの距離が比較的長いために、吹き出し口から出たエアーの勢いがカッターに到達するまでに大きく落ち込んでしまうと共に、エアーノズルから吹き出たエアーが拡散することから、必要な部位にエアーを効率よく吹き付けることができず、また、エアーの拡散によってガラス基板上の走行部にあるガラス切粉だけでなく、周辺のガラス切粉も一緒に撒き散らしてしまうと言う点である。
本出願の請求項1記載のスクライブ装置は、ガラス基板の表面に溝を刻設するカッターと、このカッターを支持するカッターホルダと、カッターに向けて吹き付けられるエアーが流通するエアー流路と、を備え、エアー流路は、カッターホルダに設けられると共にカッターに対向される吹き出し口を有することを最も主要な特徴とする。
本出願の請求項2及び5記載のスクライブ装置は、カッターホルダには、カッターが一部を外部に突出させて収納されるスリットと、カッターを回転自在に支持する支持軸を両端支持する一対の軸受部と、一端がスリットに開口された吹き出し口と、を設け、支持軸の軸方向と略直交する方向に延在された吹き出し口からエアーを吹き出してカッターに吹き付けるようにしたことを特徴とする。
本出願の請求項3及び6記載のスクライブ装置は、吹き出し口は、前記カッターと前記スリットの側壁面との間に対向するように設けたことを特徴とする。
本出願の請求項4記載のスクライブ装置は、ガラス基板の表面に溝を刻設するカッターと、このカッターを支持するカッターホルダと、カッターに向けて吹き付けられるエアーが流通するエアー流路と、カッターホルダを、カッターの移動方向に回動自在に支持する回動支持手段と、を備え、エアー流路は、カッターホルダに設けられると共にカッターに対向される吹き出し口を有することを特徴とする。
本出願の請求項7記載のスクライブ装置は、回動支持手段は、カッターホルダが固定されると共にカッターホルダの吹き出し口に連通される通路を有するホルダベースと、本体側部材に回動自在に支持されると共にエアー発生源に連通される軸方向孔を有する回動軸と、ホルダベースに回動軸を着脱可能に連結すると共に通路と軸方向孔とに連通する連通孔を有する連結部材と、を備え、エアー流路は、通路と軸方向孔と連通孔と吹き出し口とを含むことを特徴とする。
本出願の請求項8記載のスクライブ装置は、ホルダベースに対して連結部材を、軸方向への移動を阻止しつつ回動自在に支持し、連結部材にネジ軸部を設けると共に、このネジ軸部が螺合されるネジ穴を回動軸に設け、連結部材と回動軸をネジ結合により着脱可能としたことを特徴とする。
本出願の請求項9記載のスクライブ装置は、回動軸には、回動中心を同一にする操作ツマミを一体的に設けると共に、この操作ツマミの一部が突出される開口部をホルダベースに設けたことを特徴とする。
本出願の請求項10記載のスクライブ装置は、本体側部材には、回動支持手段の回動量を制限するストッパピンを設けたことを特徴とする。
本出願の請求項11記載のスクライブ装置は、回動軸は、2個以上の玉軸受によって本体側部材に回転自在に支持すると共に、2個以上の玉軸受のうち少なくとも1個を、回動軸に接触するゴムシールを有する軸封装置付き単列深溝玉軸受としたことを特徴とする。
本出願の請求項1記載のスクライブ装置によれば、カッターとカッターホルダとエアー流路とを備え、カッターホルダに吹き出し口を設けてエアー流路を構成したため、勢いの強いエアーをカッターに吹き付けることができると共に、吹き出されたエアーを必要な部位に効果的に吹き付けることができる。
本出願の請求項2及び5記載のスクライブ装置によれば、カッターホルダにスリットと一対の軸受部と吹き出し口とを設け、支持軸の軸方向と略直交する方向に延在された吹き出し口からエアーを吹き出してカッターに吹き付けるようにしたため、比較的簡単な構成でありながら、勢いの強いエアーをカッターに吹き付けることができると共に、吹き出されたエアーを必要な部位に効果的に吹き付けることができるスクライブ装置を提供することができる。
本出願の請求項3及び6記載のスクライブ装置によれば、吹き出し口をカッターとスリットの側壁面との間に対向させることにより、その隙間内にガラス切粉が入り込まないようにできると共に、入り込んだガラス切粉を容易に吹き出すことができる。
本出願の請求項4記載のスクライブ装置によれば、カッターとカッターホルダとエアー流路と回動支持手段とを備え、カッターホルダに吹き出し口を設けてエアー流路を構成したため、勢いの強いエアーをカッターに吹き付けることができ、吹き出されたエアーを必要な部位に効果的に吹き付けることができると共に、カッターにキャスタ機能を持たせて走行方向にカッターを自動的に追従させることができる。
本出願の請求項7記載のスクライブ装置によれば、回動支持手段がホルダベースと回動軸と連通孔とを有し、これらと吹き出し口とを含んでエアー流路を構成することにより、カッターから極めて近い位置に吹き出し口を設定することができ、勢いの強いエアーをカッターに吹き付けることができる。
本出願の請求項8記載のスクライブ装置によれば、ホルダベースに連結部材を回動のみ自在に支持すると共に、連結部材と回動軸をネジ結合により連結する構成としたため、連結部材の回転操作によってホルダベースと回動軸を簡単に着脱することができる。
本出願の請求項9記載のスクライブ装置によれば、回動軸に操作ツマミを設けると共にホルダベースに開口部を設ける構成としたため、開口部から一部が突出した操作ツマミを回動操作することにより、連結部材の回転操作のみでホルダベースと回動軸との着脱作業を簡単に行うことができる。
本出願の請求項10記載のスクライブ装置によれば、本体側部材にストッパピンを設ける構成としたため、回動支持手段の回動量を制限してカッターホルダが必要以上に回動するのを防止することができる。
また、本出願の請求項11記載のスクライブ装置によれば、回動軸を2個以上の玉軸受で回転自在に支持すると共に、少なくとも1個を軸封装置付き単列深溝玉軸受とすることにより、構造が簡単であって比較的安価な玉軸受を用いてエアー漏れのないエアー吹き付け機構を構成することができる。
勢いの強いエアーをカッターに吹き付けることができると共に、吹き出されたエアーを必要な部位に効果的に吹き付けることができるスクライブ装置を、簡単な構造によって実現した。
図1〜図3は、本発明の実施の形態の一例を示すものである。即ち、図1は本発明のスクライブ装置の要部を断面して示す説明図、図2は図1の要部を断面して拡大して示す説明図、図3は図1のX−X線拡大断面図である。
図1は、スクライブ装置の要部であるカッタースライドユニットを断面して示すものであり、スクライブ装置の全体構成については図示していないが、その全体構成は図4に示した従来例と略同様であるため、その全体構成については、その概略を簡単に説明する。図示しないが、スクライブ装置は、加工対象物であるガラス基板が載置されるスクライブテーブルを有するベッドと、このベッドの両サイドに立設されたコラム間に掛け渡されたオーバアームと、このオーバアームに摺動可能に支持されたサドルとを備えている。サドルは横方向(X軸方向)へ移動可能とされていて、このサドルには上下方向(Z軸方向)へ移動可能とされたカッターヘッドが取り付けられている。
カッターヘッドは、ガラス基板に対するカッターの押圧力を一定に保持するためのエアシリンダと、このエアシリンダによって昇降動作されるヘッドベースを備えており、そのヘッドベースにカッタースライドユニット40が取り付けられている。そして、カッタースライドユニット40の下端に、ガラス基板の表面に傷を入れて(スクライブ)、割る(ブレーク)ためのカッター41が取り付けられている。
カッタースライドユニット40は、図1〜図3に示すような構成を有している。即ち、カッタースライドユニット40は、カッター41とカッターホルダ42とホルダベース43と連結部材44と操作ツマミ45と回動軸46と一対のアンギュラ玉軸受47,48とベアリングナット50と単列深溝玉軸受51とハウジング52と上蓋55等を備えて構成されている。
図1及び図2に示すように、カッター41は、断面形状が略菱形をなすそろばん玉のような形状をなしており、その穴に支持軸57が回転自在に挿通されている。この支持軸57を介してカッター41が、カッターホルダ42の下部に回転自在に取り付けられている。カッター41は、電着ダイヤモンドや焼結ダイヤモンド等のダイヤモンドカッターが好適であり、刃先稜線を形成する2つの円錐面の表面粗さを粗くして、刃先部に凹凸を形成することにより、ガラス基板に対する刃先の食い込み能力を高めることができる。
カッターホルダ42は、直方体の下部に一対の軸受部42a,42aが設けられたブロック状の部材からなる。一対の軸受部42a,42aは、下方に突出した先細の互いに平行をなす凸部からなり、両軸受部42a,42aの間に、カッター41を収納するためのスリット58が形成されている。この一対の軸受部42a,42aによって支持軸57が両端支持されていて、これによりカッター41が、その下部を軸受部42a,42aの下端から下方へ突出させた状態でスリット58内に回転自在に収納されている。
更に、カッターホルダ42には、上下方向に延在されて一端がスリット58内に開口され、且つ他端が上面に開口された貫通孔からなる吹き出し口59が設けられている。この吹き出し口59の中心線は、支持軸57の軸心線と交わらないよう少々オフセットされているが、その中心線と軸心線が互いに交わるように構成してもよい。このカッターホルダ42は、固定ネジ61からなる固着手段によってホルダベース43の下部に着脱可能に締付固定されている。
ホルダベース43には、図1〜図3に示すように、連結部材44が回動可能に収納される収納穴62と、操作ツマミ45が回動可能に収納される収納室63とが設けられている。収納穴62はホルダベース43の上面に開口されており、下面側に延在された収納穴62の底面に連通孔64が設けられている。連通孔64の下端はホルダベース43の下面に開口されていて、その下端開口部は、その下面に接触したカッターホルダ42の吹き出し口59の上端開口部と重なり合うように設けられている。
このカッターホルダ42とホルダベース43との接触面は、平面度や面粗度等を高めて形成し、シール部材を用いることなく接触面を単に重ねるだけで密着できて、高い気密性が得られるようにする。しかしながら、カッターホルダ42とホルダベース43との接触面にシール部材を介在させ、そのシール部材で気密性を高める構成にしてもよい。更に、ホルダベース43には、図1に示すように、カッターホルダ42を位置決めするための位置決め凸部43aと、ホルダベース43自体の回動量を制限するための切欠き部65とが設けられている。
また、ホルダベース43の収納室63は、収納穴62と同一の軸心線上において、その直径よりも大きな直径で形成されていて、図4に示すように、一部がホルダベース43の側面に開口するようになされている。この収納室63に収納される操作ツマミ45はリング状をなしており、その中央穴に連結部材44が嵌合されている。この嵌合状態において側方から挿入されるピン66により、操作ツマミ45が連結部材44と結合されて一体的に構成されている。操作ツマミ45の外周面には、その回動操作を容易にするためにローレットを設けることが好ましい。
連結部材44は、収納穴62に回動自在に嵌合される円筒状の部材からなり、中央部には軸方向に貫通する貫通孔67が設けられている。連結部材44の軸方向の一端には、外周面にネジが刻設されたネジ軸部44aが設けられ、このネジ軸部44aと反対側には環状溝44bが設けられている。環状溝44bは周方向に連続しており、密封装置の一具体例を示すO−リング68がエアー漏れ防止のために装着されている。連結部材44のネジ軸部44aを除いた部分の軸方向長さは収納穴62の深さよりも短くしており、これにより連結部材44の下方に適当の大きさの隙間からなる室が形成されている。
また、連結部材44のネジ軸部44aには、回動軸46の下端がネジ手段により結合されて相対的に移動可能とされている。回動軸46は、軸心部に軸方向孔70が貫通されたパイプ状の軸部材からなり、外径を4段階とすることによって大径部46aと中径部46bとネジ部46cと小径部46dとが設けられている。そして、回動軸46の大径部46a側の端部には、連結部材44のネジ軸部44aと螺合されるネジ穴46eが設けられている。この回動軸46の中径部46bには、軸受部材の一具体例を示す一対のアンギュラ玉軸受47,48が装着されている。そして、両アンギュラ玉軸受47,48の間には、内輪に対応した内スリーブ74と外輪に対応した外スリーブ75とがそれぞれ介在されている。
回動軸46のネジ部46cにはベアリングナット50が螺合されており、このベアリングナット50によって両アンギュラ玉軸受47,48の内輪と内スリーブ74が締め付けられている。このようにアンギュラ玉軸受47,48と内外スリーブ74,75とが組み付けられた回動軸46が、ハウジング52によって回動自在に支持されている。ハウジング52は、回動軸46等が装着される軸受筒体71と、この軸受筒体71の開口側に装着されて開口側に位置するアンギュラ玉軸受47を奥行き方向に押圧する軸受蓋体72とから構成されている。
軸受筒体71は、両アンギュラ玉軸受47,48の外輪と外スリーブ75が嵌合される大径穴71aと、底部の略中央に開口された小径穴71bを有している。軸受筒体71の小径穴71bには、軸受部材の具体例を示す単列深溝玉軸受51の外輪が嵌合されている。単列深溝玉軸受51の内輪は回動軸46の小径部46dに嵌合されていて、2個のアンギュラ玉軸受47,48を含む合計3個の玉軸受によって回動軸46が、カッタースライドユニット40のハウジング52に回動自在に支持されている。そのため、軸受蓋体72には、開口側に位置するアンギュラ玉軸受47の外輪を押圧する押圧部72aが設けられている。これに対応して軸受筒体71には、奥側に位置するアンギュラ玉軸受48の外輪を受ける受圧部71cが設けられている。
このように回動軸46はハウジング52に対して回動自在とされているが、その回動量はストッパピン76によって所定範囲内に制限されている。ストッパピン76は、軸受蓋体72の下面において下方へ突出するように設けられており、図3に示すように、ホルダベース43の切欠き部65内に挿入されている。このとき、ホルダベース43が回動軸46を中心に回動自在とされているため、ホルダベース43は、切欠き部65の両側面とストッパピン76との間の隙間分だけ、図1において紙面と垂直方向に回動可能とされている。
その結果、回動軸46の回動中心に対してカッター41の中心が距離Eだけオフセットしているため、ホルダベース43にキャスタ効果を持たせることができる。これにより、カッター41がガラス基板上を走行するに当たり、ホルダベース43が回動可能な範囲内において、カッター41が回動方向の規制を受けることなくその走行方向に当該カッター41を追従させることができる。また、操作ツマミ45を操作して連結部材44を回動することにより、操作ツマミ45の回動方向に応じて連結部材44とホルダベース43を回動軸46の軸方向へ相対的に移動させて、回動軸46に対して連結部材44を着脱させることができる。
また、一般的なアンギュラ玉軸受47,48にはシールがされていないため、ハウジング52内に圧力を掛けてエアーを流すと、ボール間の隙間からエアー漏れが生じる。そのため、エアーの供給側に位置する単列深溝玉軸受51として接触ゴムシール形の単列深溝玉軸受を用いることが好ましい。これにより、回動軸46の回転に大きな抵抗を与えることなく、アンギュラ玉軸受47,48側に流れるエアー漏れを防止し又は効果的に抑制することができる。
ハウジング52の軸受筒体71の小径部71bは、上蓋55によって閉鎖されている。上蓋55には、一端が小径部71bに臨むエアー供給口77が設けられている。エアー供給口77の他端は上蓋55の側面に開口されており、その開口部には、図示しないエアー供給装置が接続される。エアー供給口77を有する上蓋55は、図示しないが、固定ネジによる固着手段によって軸受筒体71の上面に着脱可能に取り付けられている。上蓋55及び軸受筒体71の互いの合わせ面は、接合するだけで所定の気密性が得られるように、一般的に用いられる以上の形状精度(平面度など)や面粗度を満たすように形成する。しかしながら、上蓋55と軸受筒体71の接合面にO−リング等のシール部材を介在させ、そのシール部材で気密性を確保する構造としてもよい。
上記ハウジング52のエアー供給口77と、回動軸46の軸方向孔70と、連結部材44の貫通孔67と、収納穴62の隙間と、ホルダベース43の連通孔64と、カッターホルダ42の吹き出し口59とで、エアー供給装置から供給される所定圧力のエアーを、カッター41とスリット58の両面に形成された壁面に吹き付けるためのエアー流路が構成されている。
このような構成を有するカッタースライドユニット40を備えたスクライブ装置によれば、カッター41及びこれを支持するカッターホルダ42のスリット58両側の壁面に対してエアーを至近距離から吹き付ける(エアーブロー)ことができ、カッター41及びスリット58の壁面に付着するガラス切粉を確実に除去することができると共に、カッター41等にガラス切粉が付着するのを防ぐことができる。
次に、上述したガラス切粉を除去する作用を説明する。加工対象物である図示しないガラス基板は、スクライブテーブルに載置されてカッタースライドユニット40の下方に供給される。そして、X軸方向の移動機構(本実施例ではサドル)とY軸方向の移動機構(例えば、X軸方向と交差するY軸方向にスクライブテーブルを移動させる機構など)によってカッタースライドユニット40を所定位置にセットする。
次に、カッタースライドユニット40をZ軸方向に移動させて所定の高さ位置に調整する。その後、カッタースライドユニット40を、ガラス基板側に水平移動させてカッター41の切刃をガラス基板の表面に食い込ませ、そのまま所定方向に移動し(刻設)、ガラス基板の所定部位を切断(割断)する。この場合、カッター41の切断(割断)作用により、その切断部には、ガラス切粉が発生する。
この切断(割断)時、エアー供給装置から送られてきた高圧のエアーがエアー供給口77からカッタースライドユニット40に供給され、エアー流路を経て吹き出し口59から吐出され、その下方に位置するカッター41の外周面と、これを支持する軸受部42a,42aの内面であるスリット58の壁面に吹き付けられる。このように吹き付けられるエアーは、その吹き出し口59がカッター41及びスリット58壁面から極めて近い位置に設定されているため、エアーの勢いを弱めることなく、圧力の強い状態のままカッター41等に吹き付けることができる。
そのため、カッター41及びスリット58壁面に付着するガラス切粉を確実に吹き飛ばして除去することができると共に、カッター41等にガラス切粉が付着するのを防ぐことができる。この点、図4に示したような従来の装置では、カッターの至近距離にエアーノズルを設定できなかったことからガラス切粉に衝突するエアーの力が弱くなり、ガラス切粉を除去するための効率が悪かった。
しかも、本実施例では、カッターホルダ42にエアーの吹き出し口59を直接設ける構造としたため、エアーを目的の位置に集中させて所定位置に確実に吹き付けることができる。その結果、図4に示した従来の装置では、カッターの走行方向の前後にエアーノズルを配置してカッター周辺を狙ってエアーブローしていたため、ガラス基板上のガラス切粉を広範囲に撒き散らすという不具合が生じていたが、本実施例のようにカッターホルダ42を介してカッター41の上方からエアーブローすることにより、ガラス切粉を撒き散らす量を少なくできると共に、その撒き散らす範囲も小さくすることができる。
更に、本実施例では、一対のアンギュラ玉軸受47,48とは別に回動軸46を回動自在に支持する単列深溝玉軸受51を設け、その単列深溝玉軸受を接触ゴムシール形の単列深溝玉軸受51としたため、回動軸46の回動運動に大きな抵抗力を発生させることなく、エアー流路のエアー漏れを効果的に防止することができる。この際、単列深溝玉軸受51の接触ゴムシールはエアー供給口77側に配置するようにする。これにより、エアーがエアー流路から漏れてアンギュラ玉軸受47,48を通過する不具合の発生を防止することができる。
また、本実施例では、カッター41を支持するカッターホルダ42を、ホルダベース43を介して回動軸46に支持すると共に、カッター41の回転中心を回動軸46の回動中心からオフセットさせて設け、ホルダベース43にキャスタ機能を付与する構成としたため、カッター41がガラス基板上を走行するに当たり、その走行方向にカッター41を追従させて円滑且つ正確に切断(割断)作業を行うことができる。また、操作ツマミ45の回動操作により、その回動方向に応じて、ホルダベース43を回動軸46に取り付けたり、その回動軸46からホルダベース43を取り外すことができ、回動軸46に対するホルダベース43の着脱作業を容易に行うことができる。
なお、前記実施例においては、吹き出し口59の位置を、カッター41の走行方向前側に設けた例について説明したが、これはガラス基板上に発生するガラス切粉の除去と、カッター41に付着したガラス切粉の除去を主に狙ったものである。このような関係に吹き出し口59等を構成することにより、カッター41に付着したガラス切粉及びガラス基板上のガラス切粉の除去を共に効率よく行うことができる。これに対して、吹き出し口59の位置を、カッター41の真上に設定することにより、カッターホルダ42の軸受部42aの壁面に付着したガラス切粉の除去及び、その壁面にガラス切粉が付着するのを効果的に防止することができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、加工対象物としてガラス基板を適用した例について説明したが、ガラスや石英だけでなく、シリコンやガリウム砒素等の半導体材料、窒化ケイ素やルカロックス等のセラミックス、その他のスクライブ加工が可能な各種材料に用いることができる。
本発明のスクライブ装置に係るカッタースライドユニットの一実施例の要部を断面して示す説明図である。 図1に示すカッタースライドユニットの要部を拡大すると共に断面して側方から見た説明図である。 図1のX−X線部分を拡大した断面図である。 従来のスクライブ装置を示す説明図である。
符号の説明
40…カッタースライドユニット、 41…カッター、 42…カッターホルダ、 43…ホルダベース、 44…連結部材、 45…操作ツマミ、 46…回動軸、 47,48…アンギュラ玉軸受、 50…ベアリングナット、 51…単列深溝玉軸受、 52…ハウジング、 55…上蓋、 58…スリット、 59…吹き出し口、 62…収納穴、 64…連通孔、 68…O−リング(シール部材)、 70…軸方向孔、 77…エアー供給口

Claims (11)

  1. ガラス基板の表面に溝を刻設するカッターと、
    前記カッターを支持するカッターホルダと、
    前記カッターに向けて吹き付けられるエアーが流通するエアー流路と、を備え、
    前記エアー流路は、前記カッターホルダに設けられると共に前記カッターに対向される吹き出し口を有することを特徴とするスクライブ装置。
  2. 前記カッターホルダには、前記カッターが一部を外部に突出させて収納されるスリットと、前記カッターを回転自在に支持する支持軸を両端支持する一対の軸受部と、一端が前記スリットに開口された前記吹き出し口と、を設け、
    前記支持軸の軸方向と略直交する方向に延在された前記吹き出し口から前記エアーを吹き出して前記カッターに吹き付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のスクライブ装置。
  3. 前記吹き出し口は、前記カッターと前記スリットの側壁面との間に対向するように設けたことを特徴とする請求項2記載のスクライブ装置。
  4. ガラス基板の表面に溝を刻設するカッターと、
    前記カッターを支持するカッターホルダと、
    前記カッターに向けて吹き付けられるエアーが流通するエアー流路と、
    前記カッターホルダを、前記カッターの移動方向に回動自在に支持する回動支持手段と、を備え、
    前記エアー流路は、前記カッターホルダに設けられると共に前記カッターに対向される吹き出し口を有することを特徴とするスクライブ装置。
  5. 前記カッターホルダには、前記カッターが一部を外部に突出させて収納されるスリットと、前記カッターを回転自在に支持する支持軸を両端支持する一対の軸受部と、一端が前記スリットに開口された前記吹き出し口と、を設け、
    前記支持軸の軸方向と略直交する方向に延在された前記吹き出し口から前記エアーを吹き出して前記カッターに吹き付けるようにしたことを特徴とする請求項4記載のスクライブ装置。
  6. 前記吹き出し口は、前記カッターと前記スリットの側壁面との間に対向するように設けたことを特徴とする請求項5記載のスクライブ装置。
  7. 前記回動支持手段は、前記カッターホルダが固定されると共に当該カッターホルダの前記吹き出し口に連通される通路を有するホルダベースと、本体側部材に回動自在に支持されると共にエアー発生源に連通される軸方向孔を有する回動軸と、前記ホルダベースに前記回動軸を着脱可能に連結すると共に前記通路と前記軸方向孔とに連通する連通孔を有する連結部材と、を備え、
    前記エアー流路は、前記通路と前記軸方向孔と前記連通孔と前記吹き出し口とを含むことを特徴とする請求項4記載のスクライブ装置。
  8. 前記ホルダベースに対して前記連結部材を、軸方向への移動を阻止しつつ回動自在に支持し、前記連結部材にネジ軸部を設けると共に、当該ネジ軸部が螺合されるネジ穴を前記回動軸に設け、
    前記連結部材と前記回動軸をネジ結合により着脱可能としたことを特徴とする請求項7記載のスクライブ装置。
  9. 前記回動軸には、回動中心を同一にする操作ツマミを一体的に設けると共に、当該操作ツマミの一部が突出される開口部を前記ホルダベースに設けたことを特徴とする請求項7記載のスクライブ装置。
  10. 前記本体側部材には、前記回動支持手段の回動量を制限するストッパピンを設けたことを特徴とする請求項7記載のスクライブ装置。
  11. 前記回動軸は、2個以上の玉軸受によって前記本体側部材に回転自在に支持すると共に、前記2個以上の玉軸受のうち少なくとも1個を、前記回動軸に接触するゴムシールを有する軸封装置付き単列深溝玉軸受としたことを特徴とする請求項7記載のスクライブ装置。
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