JP2005212019A - 砥石車のツルーイング装置及びツルーイング方法 - Google Patents

砥石車のツルーイング装置及びツルーイング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 砥石車に過度なツルーイングがなされることを防止することができるツルーイング装置及びツルーイング方法を提供する。
【解決手段】 ツルアSを砥石車Tに対して相対的に移動させるツルア駆動手段80と、ツルーイングプログラムを記憶するツルーイングプログラム記憶手段71と、該ツルーイングプログラム記憶手段71に記憶されたツルーイングプログラムの実行により前記ツルア駆動手段80を制御するツルア駆動制御手段72と、砥石車Tによるワークの加工状態を監視する加工状態監視手段73と、該加工状態監視手段73の監視結果が所定の許容限度内であると、前記ツルーイングプログラム記憶手段71に記憶されたツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少する内容に変更するプログラム内容変更手段74とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、研削盤の加工刃具である砥石車をツルーイングするための砥石車のツルーイング装置及びツルーイング方法に関するものである。
研削盤では、加工刃具として砥石車が用いられるのであるが、ワークの加工に伴ない、砥石車の研削面が磨耗したり変形したりするため、所定個数のワークを加工した後等、適時、ダイヤモンドドレッサ等の修正刃具であるツルアによってツルーイングすることが行われている。そして、このツルーイングは、一般に、ツルアを砥石車に対して相対的に移動させるツルア駆動手段と、ツルーイングプログラムを記憶するツルーイングプログラム記憶手段と、ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの実行によりツルア駆動手段を制御するツルア駆動制御手段とを備えるツルーイング装置を用いて、研削盤の稼働中に、適宜タイミングで自動的に、或は、作業者の指令によりスポット的に行われている。また、ツルーイングプログラムは、経験値や理論値等によって予め定められたツルーイング量にてツルーイングを行う内容となっており、1つの砥石車に繰り返し行うツルーイングについては、毎回、常時一定のツルーイング量のツルーイングとなっている。
なお、「ツルーイング」とは、砥石車の研削面の形直しや目立て等、砥石車の整形や修正の全般を称するものである。また、砥石車をツルーイングすると、研削面の砥石が除去される。よって、「ツルーイング量」は、換言すれば、ツルーイングに際しての砥石の除去量である。
上記の背景技術は、一般的になされている事項であり、本願出願人は、出願時において、この背景技術が記載された文献を特に知見していない。
しかしながら、常時一定のツルーイング量にてツルーイングを行うと、毎回のツルーイングが、必要以上に砥石を除去する過度なツルーイングとなっていることがある。このようにツルーイングが過度なものであると、ツルーイングに際して砥石を無用に消費してしまうことになり、資源の無駄使いとなるばかりか、1つの砥石車で加工することのできるワークの個数が、そもそも加工できるはずである本来の個数よりも少なくなり、ワークの加工単価が上昇してしまう。特に、CBN(立方晶窒化ホウ素)砥石等の高価な砥石によって形成された砥石車では、1つの砥石車で加工することのできるワークの個数が少なくなると、ワークの加工単価が大幅に上昇してしまう。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、砥石車に過度なツルーイングがなされることを防止することができるツルーイング装置及びツルーイング方法の提供を課題とする。
上記課題を解決するために本発明の採った主要な手段は、以下の通りである。
装置としては、
「ツルアを砥石車に対して相対的に移動させるツルア駆動手段と、
ツルーイングプログラムを記憶するツルーイングプログラム記憶手段と、
該ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの実行により前記ツルア駆動手段を制御するツルア駆動制御手段と、
砥石車によるワークの加工状態を監視する加工状態監視手段と、
該加工状態監視手段の監視結果が所定の許容限度内であると、前記ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少する内容に変更するプログラム内容変更手段と
を備えることを特徴とする砥石車のツルーイング装置」
である。
このよう構成されたツルーイング装置では、加工状態監視手段によってワークの加工状態が監視される。ここで、ワークの加工状態が所定の許容限度内であれば、ツルーイングが良好になされた砥石車によって加工がなされている状態、或は、加工がなされた状態であり、次回のツルーイングに際して、ツルーイング量を減らす余地があると判断できる。そして、加工状態監視手段の監視結果が所定の許容限度内であれば、プログラム内容変更手段によって、ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの内容が、ツルーイング量が減少する内容に変更され、次回のツルーイングに際しては、前回よりも少ないツルーイング量にてツルーイングが行われる。
従って、このツルーイング装置によれば、砥石車に過度なツルーイングがなされることを防止することができる。そして、このことから、ツルーイングに際して砥石が無用に消費されることを抑制することができ、もって、資源を有効に活用することができる。また、1つの砥石車で加工することのできるワークの個数を増加させることができ、加工単価の低減を図ることもできる。
なお、「加工状態監視手段」は、砥石車によるワークの加工状態を監視するものであればよく、例えば、「砥石車を回転駆動する砥石軸の動力等、加工中の砥石車側の動力を監視するもの」、「円筒研削盤においてワークを回転駆動する主軸の動力等、加工中のワーク側の動力を監視するもの」、「加工中或は加工後のワークの表面粗さや寸法等のワーク形状を監視するもの」等を例示することができる。
また、加工状態監視手段による加工状態の監視は、加工状態がツルーイング量を減らすための条件を満たすか否かを判定するためのものであり、ツルーイングが良好になされた砥石車によってワークが加工されているか否か、或は、加工されたか否かを判定するためのものである。よって、加工状態の監視結果の判定として用いる所定の許容限度としては、砥石車に良好なツルーイングが行われていれば加工状態が許容限度内に納まるような数値を、監視する加工状態の態様に応じて適宜設定すればよい。
さらに、プログラム内容変更手段によって、ツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少する内容に変更するためには、ツルーイングの態様に応じて、ツルーイング量が減少するようにツルーイングプログラムの内容を変更すればよい。例えば、ツルーイングが、所定の切込量にてツルアを砥石車に対して砥石車の軸方向に相対的に移動させるツルーイング動作を複数回行う態様である場合には、ツルーイング動作の回数を減少させたり、1回のツルーイング動作での切込量を減少させればよい。また、ツルーイングが、砥石車よりも幅広のツルアを砥石車に対して砥石車の径方向に相対的に適宜の送り量で移動させて、砥石車の研削面の幅全体に渡って同時に砥石を除去する態様である場合には、ツルアの送り量を減少させればよい。なお、ツルーイング動作の回数や切込量、ツルアの送り量等の「設定値」、すなわち、ツルーイングプログラム中の「設定値」を変更するに限らず、ツルーイングが全く異なる態様となるようにツルーイングプログラム全体を変更することで、ツルーイング量を減少させるようにしてもよい。
上述した手段において、
「前記ツルーイングプログラムは、所定の切込量にてツルアを砥石車に対して砥石車の軸方向に相対的に移動させるツルーイング動作を複数回行う内容のものであり、
前記プログラム内容変更手段は、前記ツルーイングプログラムのうち、既に設定されているツルーイング動作の回数を減少させるものである
ことを特徴とする砥石車のツルーイング装置」
としてもよい。
このよう構成されたツルーイング装置では、ツルーイング動作の回数を減らすことでツルーイング量を減少させるため、ツルーイング量が減少した次回以降のツルーイング全体に要する時間が、ツルーイング動作の回数が減った分だけ、短くなる。よって、このツルーイング装置によれば、ツルーイングに要する時間を短縮することができ、これにより、研削盤の稼働率を向上させることができる。
また、ツルーイングに際しては、砥石車に対するツルアの切込量が少な過ぎると、ツルアが砥石車の研削面をただ単に擦る状態となり、砥石の良好な切れ味を再生できない場合がある。よって、砥石の良好な切れ味を再生するためには、切込量をある程度確保しなければならないことから、ツルーイング量を減少させる態様として、切込量を減らす態様よりも、ツルーイング動作の回数を減らす態様が好適である。
また、上述した手段において、
「ツルアによる砥石車の個々のツルーイング動作のツルーイング状態を監視するツルーイング状態監視手段をさらに備え、
前記ツルア駆動制御手段は、ツルーイングプログラムの実行に際して、ツルーイング動作の回数として、前記ツルーイング状態監視手段によって監視されたツルーイング状態が閾値を超えたツルーイング動作の回数を計上するものである
ことを特徴とする砥石車のツルーイング装置」
としてもよい。
複数回のツルーイング動作によってツルーイングを行う態様では、ツルアが、砥石車から離間した状態から接近し、ツルーイング動作を繰り返す毎に、砥石車の軸芯に向かって移動する。よって、このようなツルーイングでは、ツルーイング動作として、ツルアが砥石車に接触せず、実際にはツルーイングが行われていない状態のツルーイング動作、所謂「アプローチ動作」、ツルアが砥石車の研削面の幅全体ではなく一部に接触して部分的なツルーイングを行う状態や僅かな切込量でツルーイングを行う状態のツルーイング動作、所謂「初期ツルーイング動作」、及び、ツルアが砥石車の研削面の幅全体に十分な切込量で接触してツルーイングを行う状態のツルーイング動作、所謂「有効ツルーイング動作」が含まれる。
ここで、同種のワークを同じ条件で加工したとしても、加工に伴なう砥石車の損耗や変形が厳密には一様とならず、僅かながら異なるため、砥石車をツルーイングする毎に、アプローチ動作の回数や初期ツルーイング動作の回数にバラツキを生じる。よって、1回のツルーイングにおけるツルーイング動作の回数として、アプローチ動作の回数や初期ツルーイング動作の回数を計上して、アプローチ動作の回数、初期ツルーイング動作の回数、及び、有効ツルーイング動作の回数の合計値を用いると、ツルーイング毎に有効ツルーイング動作の回数にバラツキを生じてしまう。このため、ツルーイング度合いが均一な高精度のツルーイングを実現することが困難となる。
そこで、上記構成のツルーイング装置では、ツルーイング動作の回数として、ツルーイング状態監視手段によって監視されたツルーイング状態が閾値を超えたツルーイング動作の回数を計上する。これにより、閾値を超えたツルーイング動作のみを有効ツルーイング動作として取り扱うことができ、砥石車をツルーイングする毎に、アプローチ動作の回数や初期ツルーイング動作の回数にバラツキを生じたとしても、有効ツルーイング動作の適切な回数を確保することができる。よって、このツルーイング装置によれば、高精度なツルーイングを実現することができる。
なお、「ツルーイング状態監視手段」は、個々のツルーイング動作のツルーイング状態を監視するものであればよく、例えば、「砥石車を回転駆動する砥石軸の動力等、ツルーイング中の砥石車側の動力を監視するもの」、「ツルアがツルア軸によって回転駆動されるものである場合における前記ツルア軸の動力等、ツルーイング中のツルア側の動力を監視するもの」、「個々のツルーイング動作中或はツルーイング動作後における砥石車の研削面の形態を監視するもの」等を例示することができる。
また、ツルーイング状態監視手段によるツルーイング状態の監視は、個々のツルーイング動作が、十分な切込量の有効ツルーイング動作であるか否かを判定するためのものであることから、ツルーイング状態の監視結果の判定として用いる閾値としては、十分な切込量のツルーイング動作であれば達成される数値を、監視するツルーイング状態の態様に応じて適宜設定すればよい。
ツルーイング方法としては、
「ツルアを砥石車に対して相対的に移動させるツルア駆動手段と、ツルーイングプログラムを記憶するツルーイングプログラム記憶手段と、該ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの実行により前記ツルア駆動手段を制御するツルア駆動制御手段と、砥石車によるワークの加工状態を監視する加工状態監視手段と、前記ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少する内容に変更するプログラム内容変更手段とを用いて、
前記加工状態監視手段の監視結果が所定の許容限度内であると、前記プログラム内容変更手段によって、既に記憶されているツルーイングプログラムの内容を変更して、次回のツルーイングに際してのツルーイング量を前回よりも減少させることを特徴とする砥石車のツルーイング方法」
である。
このように構成されたツルーイング方法は、換言すれば、上述したツルーイング装置を用いて砥石車のツルーイングを行う方法であり、加工状態監視手段によりワークの加工状態を監視し、この監視結果が許容限度内であれば、プログラム内容変更手段によって、ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少する内容に変更して、次回のツルーイングに際してのツルーイング量を前回のツルーイング量よりも減少させる。すなわち、ワークの加工状態に応じて、自動的に、次回のツルーイング量を減少させる。よって、このツルーイング方法によれば、上述したツルーイング装置と同様に、砥石車に過度なツルーイングがなされることを防止することができる。
上述の通り、本発明によれば、砥石車に過度なツルーイングがなされることを防止することができるツルーイング装置及びツルーイング方法を提供することができる。
次に、本発明に係るツルーイング装置およびツルーイング方法の実施形態の一例を、図面に従って詳細に説明する。なお、本例では、円筒研削盤にツルーイング装置を搭載した例を示すが、本発明に係るツルーイング装置は、これに限らず、他の研削盤に搭載されるものであってもよく、また、個別の装置として、研削盤とは別途に設けられるものであってもよい。
まず、円筒研削盤の概略について説明する。図1に示すように、円筒研削盤10は、ベッド20と、ベッド20上にZ軸方向に移動自在に載置されたワークテーブル30と、このワークテーブル30上に搭載された主軸台32及び心押し台34と、ベッド20上にX軸方向に移動自在に載置された軸頭基台40と、この軸頭基台40上に搭載された軸頭42とを備えてなるものである。ここで、ワークテーブル30及び軸頭基台40は、夫々、サーボモータや送りねじ等を用いて構成された公知の駆動装置(ワークテーブル30はZ軸駆動装置31、軸頭基台40はX軸駆動装置41)によって、ベッド20上にて移動駆動される。また、ワークWは、上記主軸台32及び心押し台34によってワークテーブル30に支持されると共に、主軸台32の主軸33によって回転駆動される。また、砥石車Tは、CBN砥石等の適宜の砥石材料を用いて、外周面が研削面となるように円盤状に形成されたものであり、上記軸頭42に装着されると共に、軸頭42の砥石軸43によって回転駆動される。
また、この円筒研削盤10は、加工プログラムの実行により数値制御にてワークWを加工するものであり、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を有するコンピュータを用いて構成された公知のCNC制御装置50を備えている。そして、Z軸駆動装置31、X軸駆動装置41、砥石軸43、主軸33等の各種の機器は、ドライブユニット等を介して、CNC制御装置50に接続されており、CNC制御装置50によって夫々の駆動が制御される。ここで、CNC制御装置50のハードディスクには、ワークWの加工に際して実行される加工プログラム、砥石車Tのツルーイングに際して実行されるツルーイングプログラム、状況に応じてツルーイングプログラムの内容を変更するためのツルーイング変更プログラム等の種々のプログラムが格納されており、CNC制御装置50を用いて、ワークWの加工を制御するために円筒研削盤10が備えるワーク加工制御手段、及び、砥石車Tのツルーイングを制御するためにツルーイング装置60が備えるツルーイング制御手段70(図2参照)の夫々が構成されている。なお、ワーク加工制御手段は、数値制御によりワークの加工を行う公知のものであるため、詳細については省略する。また、ツルーイング制御手段70の詳細については、後述する。
ところで、ツルーイング装置60は、ツルアSと砥石車Tとを相対的に移動させるツルア駆動手段80(図2参照)と、ツルーイングに際しての各種制御を行うツルーイング制御手段70とを有するものであるが、本例では、円筒研削盤10の主軸台32にツルア台61が一体的に設けられており、このツルア台61にツルアSが装着されている。よって、本例では、ツルアSがワークテーブル30と共に移動することから、ツルア駆動手段80が、Z軸駆動装置31及びX軸駆動装置41を用いて構成されている。また、ツルアSとしては、ダイヤモンドドレッサ等により円盤状に形成されたものが採用されており、このツルアSは、ツルア台61のツルア軸62に支持されると共に回転駆動される。そして、ツルア軸62もCNC制御装置50に接続されており、このCNC制御装置50によって駆動が制御されるものとなっている。
図2に示すように、CNC制御装置を用いて構成されたツルーイング制御手段70は、さらに細分化した機能的構成として、ツルーイングプログラム記憶手段71と、ツルア駆動制御手段72と、加工状態監視手段73と、プログラム内容変更手段74と、ツルーイング状態監視手段75とを備えている。ここで、ツルーイングプログラム記憶手段71は、ツルーイングプログラムを記憶するものであり、ツルア駆動制御手段72は、ツルーイングに際して、ツルーイングプログラムの実行によりツルア駆動手段80であるZ軸駆動装置31及びX軸駆動装置41を制御するものである。
また、加工状態監視手段73は、砥石車TによるワークWの加工状態を監視するものであり、本例では、加工中の砥石軸43及び主軸33の動力を監視する。ここで、加工中の砥石軸43及び主軸33の動力を監視することで、砥石車Tのツルーイングの度合いをある程度、判別することができる。例えば、ツルーイングが良好になされており、砥石の切れ味が良好な加工状態では、研削抵抗が小さいため、砥石軸43及び主軸33を定速で回転させるために必要な動力(W:ワット)は少なくて済むのであるが、ツルーイングが良好になされておらず、砥石の切れ味が悪い加工状態では、研削抵抗が大きくなるため、砥石軸43及び主軸33を回転させるために必要な動力が増大する。よって、砥石軸43及び主軸33の動力が許容限度内であれば、前回のツルーイングで砥石車Tに十分良好なツルーイングがなされており、次回のツルーイングにてツルーイング量を減らす余地があると判断することができる。なお、加工状態監視手段73としては、砥石軸43及び主軸33の双方の動力を監視するものに限らず、少なくとも一方を監視するものであってもよい。
プログラム内容変更手段74は、加工状態監視手段73の監視結果が所定の許容限度内であると、ツルーイングプログラム記憶手段71に既に記憶されているツルーイングプログラムの内容を、ツルーイング量が減少する内容に変更するものである。ツルーイングプログラムの内容が、ツルーイング量が減少する内容に変更されると、次回のツルーイングでは、前回よりもツルーイング量の少ないツルーイングが行われることになり、前回までは過度なツルーイングが行われていたとしても、次回以降からは、過渡なツルーイングが行われず、適正なツルーイングが行われることとなる。
ところで、本例では、ツルーイングとして、図3に示すように、所定の切込量にてツルアSを砥石車Tに対して砥石車Tの軸方向に相対的に移動させるツルーイング動作を複数回行う態様を採用している。よって、本例では、プログラム内容変更手段74により、ツルーイングプログラム中に設定されたツルーイング動作の回数を減らすことで、具体的には、既に設定されている回数から「1」を減じることで、ツルーイング量を減少させることとしている。これにより、次回のツルーイングでは、前回よりもツルーイング動作が1回減らされたツルーイングが行われることになり、次回のツルーイングでは、前回よりも砥石の除去量が減少されることになる。なお、ツルアSが砥石車Tの軸方向に移動する際には、行きと戻りで1往復するが、本例では、行きと戻りとの個々で、1回のツルーイング動作としている。すなわち、ツルアSが1往復すると、ツルーイング動作の回数は、2回となる。
また、1回のツルーイング中に複数回行われるツルーイング動作には、実際にはツルーイングが行われていない状態のアプローチ動作、研削面の一部や僅かな切込量でツルーイングを行う状態の初期ツルーイング動作、及び、十分な切込量でツルーイングを行う状態の有効ツルーイング動作が含まれる。そして、ツルーイング毎では、アプローチ動作の回数や初期ツルーイング動作の回数にバラツキが生じ易い。特に、砥石車Tの研削面の幅よりも小寸のワークWをプランジカット研削する場合には、研削面の中央部分が多く磨耗した状態となるため、初期ツルーイング動作の回数が多くなり、初期ツルーイング動作の回数にバラツキが、より一層、生じ易くなる。ここで、1回のツルーイングでのツルーイング動作として、アプローチ動作の回数及び初期ツルーイング動作の回数を含めて、回数を計上することとすると、ツルーイング動作の合計回数が同じ場合に、有効ツルーイング動作の回数にバラツキを生じ、ツルーイングの過不足が生じ易くなる。
そこで、本例では、上述したように、ツルーイング制御手段70の機能的構成の1つとして、ツルーイング状態監視手段75が設けられており、このツルーイング状態監視手段75によって、ツルアSによる砥石車Tの個々のツルーイング動作のツルーイング状態を監視するものとしてある。特に、本例では、ツルーイング中の砥石軸43及びツルア軸62の動力(W:ワット)を監視することとしてある。そして、ツルア駆動制御手段72がツルーイングプログラムを実行するに際しては、ツルーイング動作の回数として、ツルーイング状態監視手段75によって監視されたツルーイング状態が閾値を超えたツルーイング動作の回数を計上することとしてある。
ここで、ツルーイング中の砥石軸43及びツルア軸62の動力を監視することで、ツルーイング動作の度合いをある程度、判別することができる。例えば、図4に示すように、ツルアSが研削面に接触しない状態(アプローチ動作)、ツルアSが研削面に部分的に接触する状態や僅かな切込量で接触する状態(初期ツルーイング動作)等、研削面の砥石を十分な量で除去するツルーイング動作が行われない状態では、ツルーイング抵抗が小さいため、砥石軸43及びツルア軸62を回転させるために必要な動力は小さいのであるが、ツルアSが研削面に適度な切込量で接触する状態(有効ツルーイング動作)では、ツルーイング抵抗が大きくなるため、砥石軸43及びツルア軸62に必要な動力が大きくなる。よって、砥石軸43及びツルア軸62の動力が閾値を超えたツルーイング動作を、十分なツルーイングが行われた有効ツルーイング動作として特定することができ、この有効ツルーイング動作のみを計上することで、ツルーイング毎にツルーイング度合いにバラツキが生じることを抑制することができ、高精度なツルーイングを実現することができる。なお、ツルーイング状態監視手段75としては、砥石軸43及びツルア軸62の双方の動力を監視するものに限らず、少なくとも一方を監視するものであってもよい。
次に、上述したツルーイング装置60の作動態様を、ツルーイング方法と共に、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ツルーイングプログラム記憶手段71によって既に記憶されている内容のツルーイングプログラムを実行することによって、ツルア駆動制御手段72によりツルア駆動手段80を制御して、ツルーイングを行う(S1)。ここで、ツルーイングプログラム中には、繰り返し行うツルーイング動作の回数として「n」の値が設定されており、1回のツルーイングでは、ツルーイング動作がn回行われる。また、ツルーイング中は、ツルーイング監視手段75によって個々のツルーイング動作のツルーイング状態が監視されており、ツルア駆動制御手段72がツルーイングプログラムを実行する際には、ツルーイング動作の回数として、有効ツルーイング動作の回数が計上される。
次に、ツルーイングが行われた砥石車TによってワークWの加工を行う(S2)。このワークWの加工中は、加工状態監視手段73によって加工状態が監視される。なお、次回のツルーイングまでに複数のワークWを連続して加工する場合には、全てのワークWの加工状態を監視することとしてもよく、或は、連続加工中の初期、中期、後期等、適時にスポット的にワークWの加工状態を監視することとしてもよい。
そして、加工状態監視手段73の監視結果から、加工状態が許容限度内に納まっているか否かを判定する(S3)。ここで、加工状態が許容限度内に納まっていれば(YES)、プログラム内容変更手段74によって、ツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少した内容に変更する。具体的には、ツルーイングプログラム中に既に設定されているツルーイング動作の回数として、「1」を減算した値を設定する(S4)。これにより、次回のツルーイングでは、前回よりもツルーイング動作の回数が1回少ない内容、すなわち、ツルーイング量が減少した内容のツルーイングが行われることになる。一方、加工状態が許容限度内に納まっていなければ(NO)、前回よりもツルーイング量を減らすことができないため、S4の処理をスキップし、全ての処理を終了する。
なお、S3の処理にて、加工状態が許容限度内に納まっていないと判定された場合には(NO)、図5の2点鎖線で示すように、更なる処理を行うこととしてもよい。この更なる処理では、加工状態が第2許容限度内に納まっているか否かを判定する(S5)。ここで、第2許容限度の値は、砥石車Tがツルーイング不足になると到達する値とする。また、このツルーイング不足に関する第2許容限度は、加工不良とはならないものの、工程上の許容限度として設定する。
S5の処理にて、加工状態が第2許容限度内に納まっていると判定されれば(YES)、以降の処理をスキップして、全ての処理を終了する。一方、加工状態が第2許容限度内に納まっていないと判定されれば(NO)、砥石車Tがツルーイング不足となり、加工不良とはならないもの、加工結果に大きなバラツキを生じたりする等、加工品質に支障を来す虞が生じるため、安全率を見込み、ツルーイング動作の回数として、「1」を加算した値を設定する(S6)。このような更なる処理を加えることにより、砥石車Tのツルーイング毎に、ツルーイング動作の回数を増減させることができ、換言すれば、ツルーイング量を増減させることができ、常時、砥石車Tのツルーイングを適正化することができる。
以上、本発明に係るツルーイング装置及びツルーイング方法の一例を説明したが、本発明は、これに限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜の構成を変更してもよい。例えば、図1及び図2の2点鎖線で示すように、ワークWの表面粗さ、寸法等のワーク形状を測定するワーク測定装置90を設けると共に、このワーク測定装置90をツルーイング制御手段70、より具体的にはCNC制御装置50に接続し、加工状態監視手段73を、加工中或は加工後のワーク形状を測定することで加工状態を監視するものとしてもよい。また、図示は省略するが、ツルーイング状態監視手段75として、砥石車Tの研削面の形態を検出するAEセンサ(音波電気変換センサ)等を用いて、ツルーイング中の砥石車Tの研削面の形態により、ツルーイング状態を監視することとしてもよい。
本発明に係るツルーイング装置を搭載した円筒研削盤を示す平面図である。 ツルーイング制御手段を示すブロック図である。 ツルーイングの態様を示す説明図である。 ツルーイング中の砥石軸及び主軸の動力と時間との関係を示すグラフである。 ツルーイング装置の作動態様を示すフローチャートである。
符号の説明
T 砥石車
S ツルア
W ワーク
10 円筒研削盤
20 ベッド
30 ワークテーブル
31 Z軸駆動装置(ツルア駆動手段)
32 主軸台
33 主軸
34 心押し台
40 軸頭基台
41 X軸駆動装置(ツルア駆動手段)
42 軸頭
43 砥石軸
50 CNC制御装置
60 ツルーイング装置
61 ツルア台
62 ツルア軸
70 ツルーイング制御手段
71 ツルーイングプログラム記憶手段
72 ツルア駆動制御手段
73 加工状態監視手段
74 プログラム内容変更手段
75 ツルーイング状態監視手段
80 ツルア駆動手段
90 ワーク測定装置

Claims (4)

  1. ツルアを砥石車に対して相対的に移動させるツルア駆動手段と、
    ツルーイングプログラムを記憶するツルーイングプログラム記憶手段と、
    該ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの実行により前記ツルア駆動手段を制御するツルア駆動制御手段と、
    砥石車によるワークの加工状態を監視する加工状態監視手段と、
    該加工状態監視手段の監視結果が所定の許容限度内であると、前記ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少する内容に変更するプログラム内容変更手段と
    を備えることを特徴とする砥石車のツルーイング装置。
  2. 前記ツルーイングプログラムは、所定の切込量にてツルアを砥石車に対して砥石車の軸方向に相対的に移動させるツルーイング動作を複数回行う内容のものであり、
    前記プログラム内容変更手段は、前記ツルーイングプログラムのうち、既に設定されているツルーイング動作の回数を減少させるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の砥石車のツルーイング装置。
  3. ツルアによる砥石車の個々のツルーイング動作のツルーイング状態を監視するツルーイング状態監視手段をさらに備え、
    前記ツルア駆動制御手段は、ツルーイングプログラムの実行に際して、ツルーイング動作の回数として、前記ツルーイング状態監視手段によって監視されたツルーイング状態が閾値を超えたツルーイング動作の回数を計上するものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の砥石車のツルーイング装置。
  4. ツルアを砥石車に対して相対的に移動させるツルア駆動手段と、ツルーイングプログラムを記憶するツルーイングプログラム記憶手段と、該ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの実行により前記ツルア駆動手段を制御するツルア駆動制御手段と、砥石車によるワークの加工状態を監視する加工状態監視手段と、前記ツルーイングプログラム記憶手段に記憶されたツルーイングプログラムの内容をツルーイング量が減少する内容に変更するプログラム内容変更手段とを用いて、
    前記加工状態監視手段の監視結果が所定の許容限度内であると、前記プログラム内容変更手段によって、既に記憶されているツルーイングプログラムの内容を変更して、次回のツルーイングに際してのツルーイング量を前回よりも減少させることを特徴とする砥石車のツルーイング方法。
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