JP2005211434A - 内視鏡システム - Google Patents

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Abstract

【課題】X線以外の手段を用いることにより、内視鏡挿入部側の第1バルーンとオーバーチューブ側の第2バルーンの体腔内における位置を検出することができる内視鏡システムを提供する。
【解決手段】本発明は、内視鏡挿入部12の第1バルーン30に電波を放射するアンテナ152を取り付け、オーバーチューブ50の第2バルーン60に、電波を放射するアンテナ154を取り付ける。アンテナ152、154から放射された電波を電波受信アンテナ202によって受信し、アンテナ152、154の位置、すなわち、第1のバルーン30及び第2のバルーン60の位置をモニタ218に点画像222、224として表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は内視鏡システムに係り、特に第1のバルーンが挿入部先端部に取り付けられた内視鏡と、第2のバルーンが先端部に取り付けられるとともに内視鏡の挿入部を体腔内に案内するオーバーチューブとを備え、第1のバルーン及び第2のバルーンの体腔内における位置を検出するダブルバルーン式の内視鏡システムに関する。
内視鏡の挿入部を小腸などの深部消化管に挿入する場合、単に挿入部を押し入れていくだけでは、複雑な腸管の屈曲のために挿入部の先端に力が伝わりにくく、深部への挿入は困難である。そこで、内視鏡の挿入部に、オーバーチューブ又はスライディングチューブと称される挿入補助具を装着させて体腔内に挿入し、この挿入補助具によって挿入部をガイドすることにより、挿入部の余分な屈曲や撓みを防止する内視鏡装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、従来の内視鏡装置には、内視鏡挿入部の先端部に第1のバルーンを設けるとともに、オーバーチューブの先端部に第2のバルーンを設けたダブルバルーン式の内視鏡装置が知られている(例えば、特許文献2及び特許文献3)。
ダブルバルーン式の内視鏡装置においても、体腔内に挿入された第1のバルーン及び第2のバルーンの位置を検出する必要があるが、この位置検出は従来通りX線撮影によって行われていた。
特開平10−248794号公報 特開2001−340462号公報 特開2002−301019号公報
しかしながら、従来のダブルバルーン式の内視鏡装置は、第1のバルーン及び第2のバルーンの位置検出にX線を使用しているので、X線漏れ防止のための設備にコストがかかるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、X線以外の手段を用いることにより第1のバルーンと第2のバルーンの体腔内における位置を検出することができる内視鏡システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、第1のバルーンが挿入部の先端部に取り付けられた内視鏡と、第2のバルーンが先端部に取り付けられるとともに前記内視鏡の前記挿入部が挿入されて該挿入部の体腔内への挿入を補助するオーバーチューブと、前記第1のバルーンに取り付けられた第1の被認識体と、前記第2のバルーンに取り付けられた第2の被認識体と、前記第1の被認識体及び第2の被認識体を認識する認識手段、該認識手段で認識した第1の被認識体及び第2の被認識体の位置を画像表示する表示手段を有する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、第1のバルーンに取り付けられた第1の被認識体、及び第2のバルーンに取り付けられた第2の被認識体を認識手段によって認識し、これに基づいて所定の座標画面を有する表示手段に第1の被認識体の位置と第2の被認識体の位置とを画像表示させることにより、第1のバルーン及び第2のバルーンの体腔内における位置を検出する。これにより、X線以外の手段を用いて第1のバルーンと第2のバルーンの体腔内における位置を検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記第1の被認識体及び第2の被認識体は、電波を放射する被認識体、超音波を放射する被認識体、又は磁界を発生させる被認識体であることを特徴としている。すなわち、第1の被認識体及び第2の被認識体から放射する信号の周波帯域において、両者の周波数を変えることにより、第1のバルーン及び第2のバルーンを判別できる。また、信号放射手段に代えて磁界を発生させる磁界発生手段を第1のバルーン及び第2のバルーンに設け、各々の磁界発生手段で発生する磁界の強さを変えることによっても、第1のバルーン及び第2のバルーンを判別できる。
本発明に係る内視鏡システムによれば、第1のバルーンに取り付けられた第1の被認識体及び第2のバルーンに取り付けられた第2の被認識体を認識手段によって認識し、これに基づいて表示手段に第1の被認識体の位置と第2の被認識体の位置とを画像表示させたので、X線以外の手段を用いて第1のバルーン及び第2のバルーンの体腔内における位置を検出できる。
以下、添付図面に従って本発明に係る内視鏡システムの好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る内視鏡システムの構成図が示されている。同図に示す内視鏡システムは内視鏡10、オーバーチューブ50、バルーン制御装置100、電波発振器150、及び図2に示すコンピュータ(制御手段)200によって構成される。
図1に示した内視鏡10は、手元操作部14と、手元操作部14に連設された挿入部12とを備える。手元操作部14には、ユニバーサルケーブル15が接続され、ユニバーサルケーブル15の先端には、不図示のプロセッサや光源装置に接続されるコネクタ(不図示)が設けられている。
手元操作部14には、術者によって操作される送気・送水ボタン16、吸引ボタン18、シャッターボタン20が並設されるとともに、一対のアングルノブ22、22、及び鉗子挿入部24がそれぞれ所定の位置に設けられている。さらに、手元操作部14には、第1のバルーン30にエアを送気したり、バルーン30からエアを吸引したりするためのバルーン送気口26が設けられている。
挿入部12は軟性部32、湾曲部34、及び先端硬質部36によって構成される。湾曲部34は複数の節輪を湾曲可能に連結して構成され、手元操作部14に設けられた一対のアングルノブ22、22の回動操作によって遠隔的に湾曲操作される。これにより、先端硬質部36の先端面37を所望の方向に向けることができる。
図3に示すように、先端硬質部36の先端面37には対物光学系38、照明レンズ40、送気・送水ノズル42、鉗子口44等が所定の位置に設けられる。また、先端硬質部36の外周面には、空気供給吸引口28が開口され、この空気供給吸引口28は、挿入部12内に挿通された内径0.8mm程度のエア供給チューブ(不図示)を介して図1のバルーン送気口26に連通される。したがって、バルーン送気口26にエアを送気することによって先端硬質部36の空気供給吸引口28からエアが吹き出され、逆にバルーン送気口26からエアを吸引することによって空気供給吸引口28からエアが吸引される。
図1の如く挿入部12の先端硬質部36には、ゴム等の弾性体からなる第1のバルーン30が着脱自在に装着される。第1のバルーン30は図4に示すように、中央の膨出部30cと、その両端の取付部30a、30bとから形成され、膨出部30cの内側に空気供給吸引口28が位置されるようにして先端硬質部36側に取り付けられる。取付部30a、30bは、先端硬質部36及び湾曲部34の径よりも小径に形成され、その弾性力をもって先端硬質部36に密着された後、不図示のリング状バンド部材によって先端硬質部36の外周面に強固に嵌着される。
先端硬質部36に装着された第1のバルーン30は、図3に示した空気供給吸引口28から供給されるエアによって膨出部30cが略球状に膨張される。逆に、空気供給吸引口28からエアが吸引されることにより、膨出部30cが収縮されて先端硬質部36の外周面に密着される。
図1に示したオーバーチューブ50は、チューブ本体51と把持部52とから形成される。チューブ本体51は図5に示すように筒状に形成され、挿入部12の外径よりも僅かに大きい内径を有している。また、チューブ本体51は、可撓性のウレタン系樹脂の成形品であり、その外周面には潤滑コートが被覆され、内周面にも潤滑コートが被覆されている。チューブ本体51には、硬質の把持部52が水密状態で嵌合され、チューブ本体51に対して把持部52が着脱自在に連結されている。なお、挿入部12は、把持部52の基端開口部52Aからチューブ本体51に向けて挿入される。
図1の如くチューブ本体51の基端側には、バルーン送気口54が設けられる。バルーン送気口54には、内径1mm程度のエア供給チューブ56が接続され、このチューブ56は、チューブ本体51の外周面に接着されて、図5の如くチューブ本体51の先端部まで延設されている。
チューブ本体51の先端部58は、腸壁の巻き込み等を防止するために先細形状に形成される。また、チューブ本体51の先端部58の基端側には、ゴム等の弾性体からなる第2のバルーン60が装着されている。第2のバルーン60は、チューブ本体51が貫通した状態に装着されており、中央の膨出部60cと、その両端の取付部60a、60bとから構成されている。先端側の取付部60aは、膨出部60cの内部に折り返され、その折り返された取付部60aはX線造影糸62が巻回されてチューブ本体51に固定されている。基端側の取付部60bは、第2のバルーン60の外側に配置され、糸64が巻回されてチューブ本体51に固定されている。
膨出部60cは、自然状態(膨張も収縮もしていない状態)で略球状に形成され、その大きさは、第1のバルーン30の自然状態(膨張も収縮もしていない状態)での大きさよりも大きく形成されている。したがって、第1のバルーン30と第2のバルーン60に同圧でエアを送気すると、第2のバルーン60の膨出部60cの外径は、第1のバルーン30の膨出部30cの外径よりも大きくなる。例えば、第1のバルーン30の外径がφ25mmであった際に第2のバルーン60の外径は、φ50mmになるように構成されている。
前述したチューブ56は、膨出部60cの内部において開口され、空気供給吸引口57が形成されている。したがって、バルーン送気口54からエアを送気すると、空気供給吸引口57からエアが吹き出されて膨出部60cが膨張される。また、バルーン送気口54からエアを吸引すると、空気供給吸引口57からエアが吸引され、第2のバルーン60が収縮される。
ところで、第1のバルーン30の膨出部30cには、電波を放射するアンテナ(第1の被認識体)152が取り付けられ、また、第2のバルーン60の膨出部60cには、電波を放射するアンテナ(第2の被認識体)154が取り付けられている。
アンテナ152は、図4に示すように第1のバルーン30内に配設された信号線156の一端に接続され、信号線156の他端は、第1のバルーン30の取付部30bに接着されたコネクタ158に接続されている。このコネクタ158は、第1のバルーン30の装着時に図1に示した挿入部12側のコネクタ160に接触するように装着される。コネクタ160は、挿入部12内に配設された信号線162の一端に接続され、この信号線162は、手元操作部14から外部に延設されて電波発振器150に接続されている。
アンテナ154は、図1に示すように第2のバルーン60からチューブ本体51及び把持部52を介して配線された信号線164の一端に接続され、信号線164の他端は、オーバーチューブ50から外部に延設されて電波発振器150に接続されている。
電波発振器150は、トランジスタ、真空管等の増幅素子を用いた正帰還回路を有する既知の電波発生装置であり、信号線162、156を介してアンテナ152に、そして信号線164を介してアンテナ154に異なる周波数の高周波エネルギを供給することにより、電波の周波数帯域において異なる周波数の電波をアンテナ152、154から放射させるものである。
アンテナ152、154から放射された電波は、図2に示したコンピュータ200の電波受信アンテナ(認識手段)202によって受信される。電波受信アンテナ202は、施術台204に設置されたL字状アーム206に受信部を下方に向けて設置される。また、この受信部は指向性を有し、電波の強い方向を探すことができる。これにより、電波受信アンテナ202は、電波発振源であるアンテナ152、154が位置する方向を探すことができる。なお、電波受信アンテナ202を施術台204の上方において移動させることにより、電波の強い方向を探すようにしてもよい。また、電波受信アンテナ202には検波器208が設けられ、電波受信アンテナ202によって受信されたアンテナ152、154からの電波が検波器208によって増幅されて検波されている。
アンテナ152、154が位置する方向を示す信号は、アーム206に設置された送信アンテナ210から送信されてコンピュータ本体212の受信アンテナ214を介してコンピュータ本体212に取り込まれる。
コンピュータ本体212には、施術台204の座標が予め記憶されるとともに、施術台204に寝かされる患者216の寝状態の位置を輪郭線で示すための多数の座標位置が予め記憶されている。この輪郭線は、施術台204に描かれており、輪郭線に沿って患者216が寝かされる。また、前記座標位置は、モニタ(表示手段)218に表示されている施術台204の座標画面に輪郭画像220として表示される。また、コンピュータ本体212は、取り込んだ前記アンテナ152、154が位置する方向を示す信号に基づき、その方向に対応する施術台204上の座標位置を算出し、これをモニタ218に点画像222、224として表示する。これにより、モニタ218には輪郭画像220内に点画像222、224が表示されるので、この画像を術者が見ることにより、体腔内における第1のバルーン30及び第2のバルーン60の位置を確認することができる。なお、モニタ218には、点画像222が第1のバルーン30に対応し、点画像224が第2のバルーン60に対応することが文字又は図形により表示されている。
一方、図1のバルーン制御装置100は、第1のバルーン30にエア等の流体を供給・吸引するとともに、第2のバルーン60にエア等の流体を供給・吸引する装置である。バルーン制御装置100は、不図示のポンプやシーケンサ等を備えた装置本体102と、リモートコントロール用のハンドスイッチ104とから構成される。
装置本体102の前面パネルには、電源スイッチSW1、停止スイッチSW2、第1のバルーン30用の圧力計106、第2のバルーン60用の圧力計108が設けられる。また、装置本体102の前面パネルには、第1のバルーン30へのエア供給・吸引を行うチューブ110、及び第2のバルーン60へのエア供給・吸引を行うチューブ120が取り付けられる。各チューブ110、120の途中にはそれぞれ、第1のバルーン30、第2のバルーン60が破損した時に、第1のバルーン30、第2のバルーン60から逆流してきた体液を溜めるための液溜めタンク130、140が設けられる。
一方、ハンドスイッチ104には、装置本体102側の停止スイッチSW2と同様の停止スイッチSW3、第1のバルーン30の加圧/減圧を指示するON/OFFスイッチSW4、第1のバルーン30の圧力を保持するためのポーズスイッチSW5、第2のバルーン60の加圧/減圧を指示するON/OFFスイッチSW6、及び第2のバルーン60の圧力を保持するためのポーズスイッチSW7が設けられている。このハンドスイッチ104は、ケーブル150を介して装置本体102に電気的に接続されている。
このように構成されたバルーン制御装置100は、第1のバルーン30及び第2のバルーン60にエアを供給して膨張させるとともに、そのエア圧を一定値に制御して第1のバルーン30及び第2のバルーン60を膨張した状態に保持する。また、第1のバルーン30及び第2のバルーン60からエアを吸引して収縮させるとともに、そのエア圧を一定値に制御して第1のバルーン30及び第2のバルーン60を収縮した状態に保持する。
次に、図2に示した患者216に対して行う内視鏡装置の操作方法の一例について図6(a)〜(h)を参照しながら説明する。なお、図2の患者216は施術台204に描かれた輪郭線(不図示)に沿って寝かされているものとする。
まず、図6(a)に示すように、オーバーチューブ50を挿入部12に被せた状態で、挿入部12を腸管(例えば十二指腸下行脚)70内に挿入する。このとき、第1のバルーン30及び第2のバルーン60を収縮させておく。
次に、図6(b)に示すように、オーバーチューブ50の先端部58が腸管70の屈曲部まで挿入された状態で、第2のバルーン60にエアを供給して膨張させる。これにより、第2のバルーン60が腸管70に係止され、オーバーチューブ50の先端部58が腸管70に固定される。
次に、図6(c)に示すように、内視鏡10の挿入部12のみを腸管70の深部に挿入する。そして、図6(d)に示すように、第1のバルーン30にエアを供給して膨張させる。これにより、第1のバルーン30が腸管70に固定される。その際、第1のバルーン30は、膨張時の大きさが第2のバルーン60よりも小さいので、腸管70にかかる負担が小さく、腸管70の損傷を防止できる。
次いで、第2のバルーン60からエアを吸引して第2のバルーン60を収縮させた後、図6(e)に示すように、オーバーチューブ50を押し込み、挿入部12に沿わせて挿入する。そして、オーバーチューブ50の先端部を第1のバルーン30の近傍まで押し込んだ後、図6(f)に示すように、第2のバルーン60にエアを供給して膨張させる。これにより、第2のバルーン60が腸管70に固定される。すなわち、腸管70が第2のバルーン60によって把持される。
次に、図6(g)に示すように、オーバーチューブ50を手繰り寄せる。これにより、腸管70が略真っ直ぐに収縮していき、オーバーチューブ50の余分な撓みや屈曲は無くなる。なお、オーバーチューブ50を手繰り寄せる際、腸管70には第1のバルーン30と第2のバルーン60の両方が係止しているが、第1のバルーン30の摩擦抵抗は第2のバルーン60の摩擦抵抗よりも小さいため、第1のバルーン30と第2のバルーン60が相対的に離れるように動いても、摩擦抵抗の小さい第1のバルーン30が腸管70に対して摺動する。したがって、腸管70が両方のバルーン30、60によって引っ張られて損傷することはない。
次いで、図6(h)に示すように、第1のバルーン30からエアを吸引して第1チューブ30を収縮させる。そして、挿入部12の先端硬質部36を可能な限り腸管70の深部に挿入する。すなわち、図6(c)に示した挿入操作を再度行う。これにより、挿入部12の先端硬質部36を腸管70の深部に挿入することができる。挿入部12をさらに深部に挿入する場合には、図6(d)に示したような固定操作を行った後、図6(e)に示したような押し込み操作を行い、さらに図6(f)に示したような把持操作、図6(g)に示したような手繰り寄せ操作、図6(h)に示したような挿入操作を順に繰り返し行えばよい。これにより、挿入部12を腸管70の深部にさらに挿入することができる。
このような内視鏡装置の操作時において、第1のバルーン30及び第2のバルーン60の位置は、第1のバルーンのアンテナ152及び第2のバルーン60のアンテナ154から放射されている電波に基づき、図2に示したコンピュータ200のモニタ218に点画像222、224として表示されている。これにより、術者は、体腔内において第1のバルーン30及び第2のバルーン60の位置を確認することができ、この点画像222、224を見ながら操作及び施術を行うことができる。
したがって、実施の形態の内視鏡システムによれば、X線を使用することなく第1のバルーン30及び第2のバルーン60の体腔内における位置を確認することができる。
なお、実施の形態の内視鏡システムでは、信号として電波を使用した例を説明したが、超音波を使用してもよい。この場合、第1のバルーン30及び第2のバルーン60に超音波振動子を取り付け、両者の周波数を変えることによって、第1のバルーン30及び第2のバルーン60を判別することができる。また、電波や超音波の信号放射手段に代えて磁界を発生させる磁界発生手段を第1のバルーン及び第2のバルーンに設けるとともに磁界検出器を設け、各々の磁界発生手段で発生する磁界の強さを変えることによっても、第1のバルーン30及び第2のバルーン60を判別することができる。更にまた、鉄片等の被認識体を第1のバルーン、第2のバルーンに取り付けることにより、MRI方式で第1のバルーン、第2のバルーンを容易に認識することができる。
図7は、内視鏡挿入部12及びオーバーチューブ50に電波発振源を取り付けた要部側面図である。同図によれば、内視鏡挿入部12の先端硬質部36から図1の手元操作部14にかけて、図7の如く複数の電波発振源230A、230B、230C、…が等間隔に取り付けられ、また、オーバーチューブ50のチューブ本体51の先端部58から図1の把持部52にかけて、図7の如く複数の電波発振源240A、240B、240C、…が等間隔に取り付けられている。これらの電波発振源230A、230B、230C、…、240A、240B、240C、…から放射される電波の周波数は変えられており、電波発振源230A、230B、230C、…、240A、240B、240C、…の位置を図2に示したモニタ218に点画像として表示させることにより、内視鏡挿入部12及びオーバーチューブ50の体腔内における位置、及びその状態(真っ直ぐであるか湾曲しているか)を目視にて確認することができる。
本発明の実施の形態に係る内視鏡システムのシステム構成図 施術室における内視鏡システムの構成図 内視鏡挿入部の先端部を示す斜視図 第1のバルーンを装着した挿入部の先端部分を示す斜視図 挿入部を挿通させたオーバーチューブの側断面図 図1に示した内視鏡装置の操作方法を示す説明図 内視鏡挿入部及びオーバーチューブに電波発振源を取り付けた要部側断面図
符号の説明
10…内視鏡、12…挿入部、14…手元操作部、26…バルーン送気口、28…空気供給吸引口、30…第1のバルーン、36…先端硬質部、50…オーバーチューブ、51…チューブ本体、52…把持部、58…先端部、60…第2のバルーン、100…バルーン制御装置、102…装置本体、104…ハンドスイッチ、150…電波発振器、152、154…アンテナ、200…コンピュータ、202…電波受信アンテナ、212…コンピュータ本体、218…モニタ、220…輪郭画像、222、224…点画像

Claims (2)

  1. 第1のバルーンが挿入部の先端部に取り付けられた内視鏡と、
    第2のバルーンが先端部に取り付けられるとともに前記内視鏡の前記挿入部が挿入されて該挿入部の体腔内への挿入を補助するオーバーチューブと、
    前記第1のバルーンに取り付けられた第1の被認識体と、
    前記第2のバルーンに取り付けられた第2の被認識体と、
    前記第1の被認識体及び第2の被認識体を認識する認識手段、該認識手段で認識した第1の被認識体及び第2の被認識体の位置を画像表示する表示手段を有する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記第1の被認識体及び第2の被認識体は、電波を放射する被認識体、超音波を放射する被認識体、又は磁界を発生させる被認識体であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
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