JP2005211136A - ファスニングテープを有する使いすておむつ - Google Patents

ファスニングテープを有する使いすておむつ Download PDF

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Abstract

【課題】おむつ着用時に着用者の衣服や肌を汚すことがなく、ムレやカブレがなく、ファスニングテープの止着が容易な、美観の優れた使いすておむつを提供する。
【解決手段】液透過性トップシートと、液不透過性かつ通気性バックシートと、これら両シート間に配置された吸収体とを有し、前身頃と後身頃のいずれか一方の両側縁部にファスニングテープ11が配置され、もう一方の身頃のバックシート面には前記ファスニングテープと係合可能なフロントシート14が配置された展開型のおむつにおいて、フロントシートは、熱溶融性繊維を含有する第1不織布層とその下に配置された第2不織布層の積層体からなり、第2不織布層には印刷部が設けられ、第1不織布層には、おむつの長手方向に沿って熱溶融処理が施されて少なくとも1本の線状のフィルム化した部分15が形成されており、該部位において印刷部が周囲よりも濃く視認されることを特徴とする使いすておむつ。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファスニングテープを有する展開型の使いすておむつに関するものである。さらに詳しくは、本発明は、ファスニングテープの着脱が容易であり、ムレ、カブレを改善した使いすておむつに関するものである。
使いすておむつは、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体から基本的に形成されており、着用時に***された尿等の***物を液透過性のトップシートを介して吸収体に保持し、液不透過性のバックシートにより、***物がおむつの外に漏れ出すのを防ぐ構造になっている。そして、その用途に応じて好適に使用できるように展開型、パンツ型等、様々な形態のものが提案されており、乳幼児を始めとして成人失禁者まで広く使用されている。
展開型の使いすておむつは、一般に、後身頃の左右両側縁部にファスニングテープを配置し、前身頃のバックシート表面にファスニングテープを着脱可能に係合するためのフロントテープ(ランディングテープ)を配置し、ファスニングテープをフロントテープに接合することによりおむつを着用者に装着するようになっている。
このようなファスニングテープとフロントテープの組合せとしては、粘着剤層を有するファスニングテープと各種フィルムからなるフロントテープを組合せたもの(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)、また、機械的ファスナーのフック材を有するファスニングテープとフック材を係合可能なループ材からなるフロントテープを組合せたもの(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6)等が知られている。しかしながら、粘着剤を用いたファスニングテープは、おむつ装着時に、誤ってファスニングテープをフロントテープ以外の場所に接着させた場合や、粘着剤層の面に汚れが付着した場合には、テープの接着力が低下し、再使用できなくなるという問題点を有している。そのため、最近では、フック材を用いたファスニングテープが主流になっている。
さらに、最近では、ファスニングテープを左右対称に、あるいは所望の締め具合で、速やかに係合することを補助すると共に、見た目にも楽しい図柄を施すことにより装飾的効果を高めるというデザイン的な理由から、フロントテープに係合位置の目印となるマークや絵柄が印刷されている場合があり、例えば、ランディングテープの中央部に絵柄を印刷した細帯状のテープを取付けて、ファスニングテープの係合位置確認用の目印としたもの(特許文献7)、ループ材等を有するフロントシートを構成する基材フィルムにフック材の止着位置の目印が印刷されたもの(特許文献8)、不織布からなる外面シートあるいはその下側に設けたシートにフック材の止着位置の目安となるターゲット印刷を施したもの(特許文献9)等が提案されている。さらに、ループ材を溶融してフィルム化部分を形成し、その部分においてループ材の反対面に施した接着剤の色を濃く認識することによりフック材の止着位置の目安とするもの(特許文献10)も提案されている。
実開昭58−83405号公報 特開昭58−203101号公報 特開昭59−94604号公報 特開昭62−206001号公報 特開昭63−309606号公報 特開平1−61501号公報 特開平9−248316号公報 特開2001−70340号公報 特開2002−253608号公報 特開平10−309299号公報
しかしながら、ランディングテープを設けるタイプのものの場合、細帯状テープに施した印刷がおむつの製造工程やおむつ着用時の摩擦により剥がれ落ち、製品品質を低下させたり、着用者の衣服や肌を汚してしまうことがある。また、フロントシートを設けたものの場合、フロントシートを構成する基材フィルムが非通気性であったり、通気性が悪いため、おむつ着用時にフロントシートを配置した部分がムレやすくなり、カブレを生じる可能性がある。さらに、フロントシートが用いられていないものの場合は、バックシート上に配置した不織布からなる外面シートに直接フック材を係合しているため、フック材を繰り返して着脱した場合、外面シートが毛羽立って係合力が低下したり、外面シートが破れてしまう可能性があり、また、外面シートに印刷した場合には、おむつの製造工程やおむつ着用時の摩擦により印刷が剥がれ落ち、製品品質を低下させたり、着用者の衣服や肌を汚してしまうことがある。また、ループ材にフィルム化部分を形成するタイプのものの場合、ループ材のフィルム化した面の反対面全面に接着剤を施すため、ループ材の通気性が悪くなり、ムレやすくなる可能性がある。
本発明は、上記従来のフロントシートに目印を印刷した使いすておむつの有する問題点を克服し、おむつ着用時に着用者の衣服や肌を汚すことがなく、ムレやカブレがなく、ファスニングテープの止着が容易な、美観の優れた使いすておむつを提供するものである。
上記従来の使いすておむつの有する問題点を解決するための本発明は、以下の各発明を包含する。
(1)液透過性のトップシートと、液不透過性かつ通気性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有し、前身頃と後身頃のうちのいずれか一方の身頃の両側縁部には機械的ファスナーのフック材を備えたファスニングテープが配置され、もう一方の身頃の前記バックシート側の面には前記ファスニングテープと係合可能なフロントシートが配置された展開型の使いすておむつにおいて、
前記フロントシートは、少なくとも熱溶融性繊維を含有する第1不織布層とその下に配置された第2不織布層の積層体からなり、前記第2不織布層の前記第1不織布層と接する面には印刷部が設けられており、前記第1不織布層には、おむつの長手方向に沿って熱溶融処理が施されて少なくとも1本、好ましくは2本以上の線状のフィルム化した部分が形成されており、前記第1不織布層の面から見た場合、前記フィルム化した部分において前記第2不織布層の印刷部が周囲の部分よりも濃く視認されることを特徴とする使いすておむつ。
(2)前記フロントシートにおける第1不織布層の「JIS L 1906:2000に準じて測定した単位面積当たりの質量(g/m2)」として定義される目付が10〜30g/m2 であることを特徴とする(1)項記載の使いすておむつ。
(3)前記フロントシートは、JIS L 1906:2000に準じて測定した通気度が30〜200cc/m2 ・secであることを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の使いすておむつ。
(4)前記フロントシートにおける第1不織布層と第2不織布層は、ともに熱溶融性繊維を含有しており、両層は熱溶融接着処理によって積層接合されていることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の使いすておむつ。
(5)前記フロントシートは、前記第2不織布層の下にさらに第3不織布層を有し、各層間が熱溶融接着処理によって接合されている積層体よりなることを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の使いすておむつ。
(6)フロントシートを形成する不織布のうち、最外層(第1不織布層)を形成する不織布の繊度が1〜3デニールであることを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の使いすておむつ。
本発明の使いすておむつは、フック材を備えたファスニングテープを係合するためのフロントシートが、少なくとも熱溶融性繊維を含有する第1不織布層とその下に配置された第2不織布層との積層体であって、第2不織布層に印刷部が設けられ、第1不織布層には線状のフィルム化した部分が形成されおり、第1不織布層の面から見た場合、フィルム化した部分において第2不織布層の印刷部が周囲の部分よりも濃く視認されるようになっているため、フィルム化した部分をファスニングテープの係合位置確認用の目印として利用することができるので、ファスニングテープを適正な位置に容易に止着することができる。また、全体が不織布で形成されているため、おむつ全体の通気性が高くなり、ムレ、カブレが防止され、着用者に快適な着用感を与えることができる。さらに、印刷部が第2不織布層に設けられ、その上面を覆って第1不織布層が配置されているため、ファスニングテープの着脱時に印刷部が剥がれ落ちるのを防止できるので、着用者の衣服や肌を汚すことがない。
本発明の使いすておむつのフロントシートの場合、第1不織布層の目付、すなわち、「JIS L 1906に準じて測定した単位面積当たりの質量(g/m2)」(以下、単に「目付」ともいう)を10〜30g/m2 とすることにより、フィルム化されていない第1不織布層部分からも第2不織布層の印刷部を容易に確認することができるので、該印刷部の印刷パターンを工夫することにより、おむつの装飾的な効果をより高めることができる。
以下、図面を参照して、本発明の使いすておむつを詳細に説明するが、勿論、本発明はこれらによって何等制限されるものではない。
図1は、本発明の使いすておむつをトップシート側から見た場合の一部切り欠き展開平面図であり、図2は、本発明の使いすておむつをバックシート側から見た場合の展開平面図である。また、図3は、図2に示すフロントシートの部分拡大図であり、図4は、図2に示すフロントシートをX−X’線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
図1及び図2において、使いすておむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート3と、これら両シートの間に配置された吸収体4とから基本的に構成されており、着用者の腹側に位置する前身頃20と、背側に位置する後身頃21と、前後身頃の間に位置する股下部22とを有している。また、おむつ1の長手方向両端部にはウエスト周り弾性体13が配置され、長手方向両側縁部には脚周り弾性体13’が配置されており、さらに、吸収体4の長手方向両側縁の外側には、脚周り弾性体13’の内側に固定部8を有し、固定部8の内側に自由部9が位置し、該自由部9の自由端側に弾性体10が配置されている一対の立体ギャザー7が配置されている。
また、使いすておむつ1は、バックシート3の外側面に、バックシート3を覆って不織布からなるカバーシート5が配置され、バックシート3の両側縁から延出するカバーシート5部分とトップシート2の両側縁部領域が張合わされてサイドフラップ6が形成されており、さらに、後身頃21のサイドフラップ6の両側縁部には、機械的ファスナーのフック材12を備えたファスニングテープ11が配置され、前身頃20のカバーシート5の上面には、ファスニングテープ11と係合可能なフロントシート14が配置されており、フロントシート14には、おむつ1の長手方向に沿って熱溶融処理が施され、線状のフィルム化した部分15が形成されている。
本発明の使いすておむつにおいて、フロントシート14は、JIS L 1906:2000に準じて測定した通気度が30〜200cc/m2 ・secであることが好ましい。フロントシートの通気度がこの範囲にあると、おむつのフロントシートを配置した部分の通気性が良好となり、ムレやカブレを防止することができる。通気度が30cc/m2 ・sec未満になると、フロントシートの通気性が悪くなるためおむつがムレ易くなり、通気度が200cc/m2 ・secを越えて高くなると、おむつ製造工程において、カットしたフロントシートをエアーで吸引・転写する際に吸引され難くなり製造効率が低下する。
このような通気度を有するフロントシートの好ましい例を図3及び図4に示す。
図3において、フロントシート14には、フィルム化した部分15が形成されており、さらに、印刷部16が設けられている。この場合、フィルム化した部分15は周りの部分よりも透明度が高くなっているため、フィルム化した部分15では印刷部16が周りの部分よりも濃く視認される。
また、図4において、フロントシート14は、第1不織布層17と、第1不織布層17の下に配置された第2不織布層18と、第2不織布層18の下に配置された第3不織布層19の3層の不織布からなり、各層を積層し、熱溶融接着処理により接合して形成されている。また、第2不織布層18の上には印刷部16が設けられており、印刷部16を覆って第1不織布層17が積層されており、さらに第1不織布層17には、熱溶融処理が施されてフィルム化した部分15が形成されている。また、各層を接合するための熱溶融接着処理の方法としては、熱エンボス処理、ヒートシール処理、超音波シール処理等を行うことができ、これらの方法を単独で、あるいは複数の方法を組み合わせて行うことができる。
本発明の場合、第1不織布層17は、その目付が10〜30g/m2 であることが好ましい。目付が10g/m2 未満になると、不織布層の強度が低下するためファスニングテープとの係合性が低下し、30g/m2 を越えて多くなると、不織布層が厚くなり、不織布層を通して印刷部を確認し難くなり、装飾的な効果が劣るようになる。このように、印刷部を覆って不織布層を積層した構成のフロントシートを用いることにより、おむつ着脱時に印刷部が剥がれ落ちるのを防止できるため、着用者の衣服や肌を汚すことがない。また、本発明の場合、第2不織布層は、第1不織布層よりも通気度が低いことが好ましい。すなわち、第2不織布層には、第1不織布層よりも緻密な不織布を用いることが好ましく、第2不織布層にこのような不織布を用いることにより、印刷部を設けた場合に良好な印刷面を形成することができる。
また、本発明において、フロントシートの第2不織布層に設けられる印刷部は、単色又は多色構成の直線や曲線の線状であっても良く、三角形、円形、四角形等の図形であっても良く、各種のキャラクター等の絵柄であっても良く、特に制限されるものではない。
以下、本発明において使用される材料について説明するが、本発明は、これらによって何等制限されるものではない。
本発明において、フロントシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱溶融性樹脂を原料とした合成繊維を含有する不織布により形成することができる。上記不織布は、上記原料合成繊維の単体からなる繊維、または2種類の合成樹脂原料を使用した芯鞘繊維を1種類または複数混合させたものから構成される。また、不織布は熱溶融性合成繊維と他の天然繊維又は合成繊維の混合原料から製造されているものであってもよい。更に、フロントシートを構成する不織布積層体における各層の不織布の構成繊維並びに製法は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
また、フロントシートを形成する不織布のうち、最外層(第1不織布層)を形成する不織布の繊度は1〜3デニールであることが好ましく、繊度がこの範囲にあると、フック材との良好な係合力が得られる。繊度が1デニール未満になると、不織布の強度が低下してしまい、繊度が3デニールを越えて太くなると、フック材との係合力が低下する。
本発明の使いすておむつにおいて、液透過性のトップシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維等からなる不織布に親水化処理を施したものが用いられる。
本発明の使いすておむつにおいて、液不透過性、かつ、通気性のバックシートとしては、微孔を設けたポリエチレンシート、あるいは熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸したシートのような透湿性のある液体不透過性のシートが用いられる。このようなシートを用いると、ムレが改善されるため快適な着用感が得られる。さらに、このようなシートの外側に不織布からなるカバーシートを貼り合わせた積層構造のシートを用いることもできる。
本発明の使いすておむつにおいて、吸収体としては、通常の使いすておむつのような吸収性物品に使用されるものであればいずれも使用することができる。すなわち、綿状パルプと高吸収性ポリマー(SAP)を併用したもの、さらに熱溶融性繊維を加えたもの等を使用することができ、全体をティッシュのような親水性シートで包まれているものが好ましい。その他、親水性シートの片面にSAPの層を設けたもの、2枚の親水性シートの間にSAPを挟持したもの等のシート状の吸収体も使用することができる。また、吸収体の形状は、砂時計型でも矩形でも良い。
本発明の使いすておむつにおいて、サイドフラップは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布により形成することができ、上記トップシート単独で、または、上記バックシートの両側縁から延出したカバーシート部分単独で形成しても良く、あるいは、上記トップシートとバックシートの吸収体の両側縁から外側へ延出する部分を積層して形成しても良い。さらに、バックシートの吸収体の両側縁から外側へ延出する部分に上記不織布を積層して形成することもできる。
本発明において、使いすておむつには、その長手方向に沿って一対の立体ギャザーを配置することが好ましい。立体ギャザーは、各種の素材により形成することができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる通気性を有する撥水性の不織布を用いて形成することができる。あるいは、サイドフラップを形成する不織布として広幅のものを用い、サイドフラップを形成するとともにおむつの内側へ延出する部分で立体ギャザーを形成しても良い。さらに、トップシートとして広幅のものを用い、トップシートの吸収体の両側縁から延出する部分で立体ギャザーを形成しても良い。
また、立体ギャザーの自由部の先端部領域には弾性体が配置されている。弾性体としては、天然系、合成系のウレタン糸、糸ゴム、平ゴム等の通常の使いすておむつに使用される弾性体をそのまま使用することができ、これらの弾性体を伸長状態で自由部の先端部領域に配置し、ホットメルト接着剤などにより接着固定される。
本発明の使いすておむつにおいて、脚周り開口部及びウエスト開口部の位置に弾性体を配置することができる。弾性体としては、天然系、合成系のウレタン糸、糸ゴム、平ゴム等の通常の使いすておむつに使用される弾性体をそのまま使用することができ、これらの弾性体を伸長状態で配置し、ホットメルト接着剤などにより接着固定される。
本発明の使いすておむつにおいて、ファスニングテープは、各種のフィルムまたは不織布シートを用いることができ、これらの材料を単独で、あるいは数種類の材料を積層して形成され、その一方の端部領域がサイドフラップに接着固定され、もう一方の端部領域には機械的ファスナーのフック材が取付けられる。また、フック材を取付けた部分の外側には、摘持部を有していることが好ましい。
本発明の使いすておむつは、フック材を備えたファスニングテープを係合するためのフロントシートが、少なくとも30〜200cc/m2 ・secの通気度を有し、少なくとも第1不織布層とその下に配置された第2不織布層とから形成され、第2不織布層に印刷部が設けられ、第1不織布層に線状のフィルム化した部分が形成されおり、第1不織布層の面から見た場合、フィルム化した部分において第2不織布層の印刷部が周囲の部分よりも濃く視認されるようになっている。そのため、フィルム化した部分をファスニングテープの係合位置確認用の目印として利用することができるので、ファスニングテープを適正な位置に容易に止着することが可能であり、また、おむつ全体の通気性が高くなるのでムレやカブレが防止され、着用者に快適な着用感を与えることができ、さらに、おむつ着用時に印刷部が剥がれ落ちるのを防止できるので、着用者の衣服や肌を汚すことがないものであり、乳幼児用を始めとして成人失禁者用の使いすておむつとして有用である。
本発明の使いすておむつをトップシート側から見た状態を示す一部切り欠き展開平面図である。 本発明の使いすておむつをバックシート側から見た状態を示す展開平面図である。 図2に示すフロントシートの部分拡大図である。 図2に示すフロントシートをX−X’線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1:使いすておむつ
2:トップシート
3:バックシート
4:吸収体
5:カバーシート
6:サイドフラップ
7:立体ギャザー
8:固定部
9:自由部
10:弾性体
11:ファスニングテープ
12:フック材
13:ウエスト周り弾性体
13’:脚周り弾性体
14:フロントシート
15:フィルム化した部分
16:印刷部
17:第1不織布層
18:第2不織布層
19:第3不織布層
20:前身頃
21:後身頃
22:股下部


Claims (6)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性かつ通気性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有し、前身頃と後身頃のうちのいずれか一方の身頃の両側縁部には機械的ファスナーのフック材を備えたファスニングテープが配置され、もう一方の身頃の前記バックシート側の面には前記ファスニングテープと係合可能なフロントシートが配置された展開型の使いすておむつにおいて、
    前記フロントシートは、少なくとも熱溶融性繊維を含有する第1不織布層とその下に配置された第2不織布層の積層体からなり、前記第2不織布層の前記第1不織布層と接する面には印刷部が設けられており、前記第1不織布層には、おむつの長手方向に沿って熱溶融処理が施されて少なくとも1本の線状のフィルム化した部分が形成されており、前記第1不織布層の面から見た場合、前記フィルム化した部分において前記第2不織布層の印刷部が周囲の部分よりも濃く視認されることを特徴とする使いすておむつ。
  2. 前記フロントシートにおける第1不織布層のJIS L 1906:2000に準じて測定した単位面積当たりの質量が10〜30g/m2 であることを特徴とする請求項1記載の使いすておむつ。
  3. 前記フロントシートは、JIS L 1906:2000に準じて測定した通気度が30〜200cc/m2 ・secであることを特徴とする請求項1又は2に記載の使いすておむつ。
  4. 前記フロントシートにおける第1不織布層と第2不織布層は、ともに熱溶融性繊維を含有しており、両層は熱溶融接着処理によって積層接合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の使いすておむつ。
  5. 前記フロントシートは、前記第2不織布層の下にさらに第3不織布層を有し、各層間が熱溶融接着処理によって接合されている積層体よりなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の使いすておむつ。
  6. フロントシートを形成する不織布のうち、最外層(第1不織布層)を形成する不織布の繊度が1〜3デニールであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の使いすておむつ。

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