JP2005210837A - モータへのシールド付きリード線の接続構造 - Google Patents

モータへのシールド付きリード線の接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 モータにシールド付きリード線を接続する際に、そのシールド線の接地作業を簡単に行え、かつシールド線の接地状態を長期に渡って確実に維持でき、さらにモータの小型化を可能とする。
【解決手段】 モータ1への電力供給用のシールド付きリード線19を有し、このリード線19はグロメット34を通してモータ外部へ導出されている。グロメット34は導電性材料からなる押さえ部材37によって導電性材料からなるモータハウジング2に固定され、リード線19から露出させたシールド線40には導電性材料からなるスリーブ41が嵌着され、このスリーブ41がグロメット34と押さえ部材37との間に挟持されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、各種の機器に使用されるモータにシールド付きリード線を接続するための構造に関し、特には、シールド線をモータハウジングに接地するための技術に関する。
一般に、モータの高性能化を図る上では、耐電磁ノイズ性を高めることが要求される。すなわち、例えば3相ブラシレスモータ等においては、モータ回転制御のためにパルス幅制御(PWM制御)が行われることがあるが、その際、スイッチング素子のスイッチング動作に伴って電磁ノイズが発生するので、このような電磁ノイズが外部に放射されて周辺の制御機器に悪影響を及ぼすのを防止する必要がある。また、モータにはその回転角度を検出するためにレゾルバ等の角度検出器が使用されることがあるが、このような角度検出器の検出出力に外部からの電磁ノイズが重畳すると、精度良く回転角度を検出できなくなってモータ性能が低下するので、このような外部からの電磁ノイズの影響を抑制する必要がある。
このため、従来、モータへの電力供給用のリード線や、角度検出器の信号入出力用のリード線として、芯線の周りを網組線等からなるシールド線で覆った、いわゆるシールド付きリード線が使用されている。この場合、上記の電磁ノイズの影響を除くためにはシールド線を接地する必要がある。
そこで、従来は、シールド付きリード線からシールド線を段剥ぎにし、段剥ぎしたシールド線の先端部に圧着端子を固定し、この圧着端子をアルミニウム等の導電性金属からなるモータハウジングの外壁にネジ止めするなどしてシールド線を接地し、これによって電磁ノイズの影響を低減するようにしている。
しかしながら、シールド線をモータハウジングの外壁に固定する従来構成の場合には、シールド線の固定専用場所をモータハウジングの外壁に別途確保する必要があるためにモータの外形寸法が大きくなり、モータの小型化が損なわれる。また、電力供給のためにリード線をモータコイルに接続するという本来の作業に加えて、リード線をモータハウジングの外壁に取り付るために、端子圧着やネジ止め等の作業が別途必要となり、シールド線接地の際の作業性が悪いという問題もある。
特に、3相モータの場合には、3相分のリード線それぞれについて、シールド線の固定専用場所をモータハウジングの外壁に別途確保する必要が生じてモータの小型化に支障を生じるだけでなく、3相分のリード線それぞれについてシールド線接地のための作業が必要となるので工数が増加し、作業性が悪くなって作業者に余分な負担を強いるだけでなく、製造コストがかかるといった不具合を生じる。
そこで、従来技術では、モータ通電制御用のシールド付きリード線や、角度検出器の信号入出力用のシールド付きリード線の口出部を封止するパッキンを導電性のものにし、この導電性パッキンに対して、リード線から段剥きしたシールド線を接触させることでシールド線を接地するようにした構成のものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−116055号公報
上記の特許文献1に記載されている従来技術では、シールド付きリード線の芯線をモータコイルに接続する際に、導電性パッキンにシールド付きリード線を挿通してシールド線を導電性パッキンと接触させるだけでシールド線の接地を行うことができ、シールド線への端子圧着作業やモータハウジングへのネジ止め作業等を行う必要がないので、シールド線接地のための作業性が改善される。また、シールド線の固定専用場所をモータハウジングに別途確保する必要がないので、モータの小型化を図ることができる。
しかしながら、特許文献1に記載されている従来技術は、未だ次の課題が残されている。すなわち、特許文献1のものでは、(1)導電性パッキンを介して接地しているので、導電性金属の場合に比べて接地抵抗が大きくシールド効果が不十分になり易い。しかも、導電性パッキンの耐久性が不十分で、長期使用の間に導電性が劣化する恐れがある。(2)モータから引き出されているシールド付きリード線に不意に外力が加わった場所には、シールド付きリード線の芯線をモータコイルに接続するための接続端子に直接にその力が伝わるので、シールド付きリード線の芯線が接続端子から離脱して電気的導通性が失われる恐れがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、シールド線の接地作業を簡単に行え、また、シールド線の接地状態を長期に渡って確実に維持することができて耐電磁ノイズ性を良好に保つことが可能な、モータへのシールド付きリード線の接続構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るモータへのシールド付きリード線の接続構造においては、モータハウジングの全部または一部が導電性材料で構成されるとともに、モータへの電力供給用のシールド付きリード線、あるいはモータの回転角度を検出する角度検出器に対する信号入出力用のシールド付きリード線を有し、上記シールド付きリード線はグロメットを通してモータ外部へ導出され、また上記グロメットは導電性材料からなる押さえ部材によって上記モータハウジングに固定される一方、上記シールド付きリード線から露出させたシールド線には導電性材料からなる筒状のスリーブが嵌着され、このスリーブが上記グロメットと上記押さえ部材との間に挟持され、上記シールド線が上記スリーブおよび上記押さえ部材を介してモータハウジングに電気的に導通されていることを特徴としている。
本発明によれば、モータへの電力供給用のシールド付きリード線、あるいはモータの回転角度を検出する角度検出器に対する信号入出力用のシールド付きリード線に対して、予めスリーブ、グロメット、押さえ部材、および接続端子を取り付けた状態にしておけば、当該リード線をモータコイルや角速度検出器に接続する際に、押さえ部材をモータハウジングに固定するだけでシールド線がスリーブおよび押さえ部材を介してモータハウジングに電気的に導通されてシールド線が接地される。したがって、シールド線の接地作業を簡単に行うことができる。
さらに、従来のようなシールド線を接地するために専用の取り付け場所をモータハウジングの外壁に別途確保する必要がないので、モータの小型化を図ることができる。
しかも、シールド線に嵌着されたスリーブがグロメットと押さえ部材との間に挟持されているので接地抵抗を十分に小さくでき、かつシールド線の接地状態を長期に渡って確実に維持することができる。その結果、従来に比べてシールド線付きモータの耐電磁ノイズ性を常に良好に保つことが可能になる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1においてモータにシールド付きリード線を接続した状態を示す側面図、図2はモータの縦断面図、図3は同モータの正面図、図4は同モータを上側から見た平面図、図5は電力供給用のシールド付きリード線をモータハウジングに取り付けた部分を拡大して示す断面図、図6はシールド付きリード線から露出させたシールド線にスリーブを嵌着した状態を示す半裁断面図、図7はシールド付きリード線の構成を段剥ぎして示す平面図、図8はスリーブの構成を示すもので同図(a)は平面図、同図(b)は正面図である。
この実施の形態1のモータ1は、電動パワーステアリング用の3相ブラシレスモータであって、アルミニウム等の導電性材料で作られたモータハウジング2を有する。そして、このモータハウジング2には、一方側の端部にこのモータ全体を図示しない構造物に嵌合するためのギア側インロー部26が、また、他方側の端部にフレーム側インロー部27がそれぞれ形成されている。そして、フレーム側インロー部27にフレーム4が嵌合されている。
このフレーム4は、鉄板を絞り加工して製作されたカップ状のもので、このフレーム4内にステータ3が収納されるとともに、フレーム4の後端部にはベアリングボックス25が形成され、このベアリングボックス25内にリアベアリング6が収納保持されている。
ステータ3は、珪素鋼板等を積層して形成されており、樹脂製のスロットINS8を介してモータコイル9が巻回されてなる。そして、このステータ3内にはロータ7が位置している。ロータ7は、鉄等の磁性体からなるシャフト23を有し、このシャフト23に対して磁界を発生させるマグネット24が接着等により取り付けられている。そして、マグネット24の外側表面には図示しない保護チューブが被覆されている。
上記のシャフト23は、モータハウジング2内に設けられたフロントベアリング5とフレーム4の後端に設けられた前述のリアベアリング6とによって回転可能に保持されており、シャフト23のモータハウジング2側端部にはこのモータ1によって駆動される図示しないギアに嵌合されるカップリングとしてのボス22が圧入されている。また、フロントベアリング5の外輪部がモータハウジング2にコーキングによって固定されている。
モータハウジング2のギア側インロー部26側の内方にはロータ7の回転角度を検出する角度検出器としてのレゾルバ28が、モータハウジング2に形成されたセンサ取付用インロー部29にネジ等によって固定されている。そして、このレゾルバ28のステータ部には信号線接続用のオス側コネクタ30が設けられ、このオス側コネクタ30には図示しない外部の制御回路とレゾルバ28とを電気的に接続するためのリード線31の先端に取り付けられたメス側コネクタ32が接続されている。また、このリード線31の他端側はモータハウジング2の外部に導出され、その導出した先端部分には、図示しない制御回路に接続するためのコネクタ36が取り付けられている。
一方、ステータ3のモータコイル9は、U相、V相、W相の3相からなり、これらの各相のモータコイル9はスター結線されている。また、各々のモータコイル9は個別に相側ターミナル10〜12に接続される一方、各相のモータコイル9のコモン側はコモン側ターミナル13に接続されている。また、各々の相側ターミナル10〜12には中継用ターミナル16が個別に接続されている。そして、これらの各ターミナル10〜13,16は、樹脂製のホルダ14に収納されて円環状の接続部材が構成されるとともに、ホルダ14に形成された隔壁によって互いに絶縁性が保たれている。
ホルダ14の上部には樹脂製のベース17が取り付けられており、このベース17にはU,V,Wの各相に対応した3個のナット18および3個の埋込ターミナル15が一体的に組み込まれている。そして、各埋込ターミナル15と前述の中継用ターミナル16とが例えばTIG溶接等によって互いに接続されている。また、ベース17に組み込まれた埋込ターミナル15には、後述する接続端子20と電気的に接触するための接触面が露出している。
また、モータ1には電力供給用のU,V,W各相のシールド付きリード線19が接続されている。各々のシールド付きリード線19は、芯線39の外側に内部被覆47、網組線等からなるシールド線40、および外部被覆48が順次設けられてなり、内部被覆47によって芯線39とシールド線40とが電気的に絶縁されている。そして、各々のシールド付きリード線19は、その一端側において芯線39が露出され、この芯線39に前述の埋込ターミナル15と連結するための接続端子20が溶接されている。
一方、モータハウジング2のギア側インロー部26の内側にはネジ止め穴33が形成されており、このネジ止め穴33を通してネジ21を差し込んでナット18に螺合することにより、芯線39の端部に取り付けられた接続端子20と埋込ターミナル15とが一体的に固定されている。また、各シールド付きリード線19の他端側は、グロメット34を通してモータ1外部へ導出されており、その導出側の先端部には図示しない制御回路に接続するためのコネクタ35が取り付けられている。
上記のグロメット34は略筒状をしたゴム製のもので、その下部に形成された太径の着座部34aがモータハウジング2の開口部2a周縁に形成されたリング状の段部2bに嵌め込まれている。また、このグロメット34の外側には押さえ部材37が嵌合されている。この押さえ部材37は、鉄などの導電性金属材料でできており、円筒状の中間部37aの上部には径方向内方に張り出した内側フランジ部37bが形成され、また、中間部37aの下部には径方向外方に張り出した外側フランジ部37cが形成されている。そして、この押さえ部材37の外側フランジ部37cがモータハウジング2にネジ38で固定されている。
一方、シールド付きリード線19から外側被覆48を段剥ぎして露出させたシールド線40には銅合金等の導電性材料からなるスリーブ41が嵌着されている。このスリーブ41は、円筒形の筒状部41aとこの筒状部41aの下部から径方向外方に張り出したフランジ部41bとを有し、筒状部41aがシールド線40にかしめ止めされ、また、フランジ部41bがグロメット34と押さえ部材37の内側フランジ部37bとの間に挟持されている。
すなわち、押さえ部材37の内側フランジ部37b内面とグロメット34上面との間の隙間は、スリーブ41のフランジ部41bの厚さよりも若干短くなるように設定されており、そのため、スリーブ41のフランジ部41bはグロメット34の弾力によって常に加圧された状態で挟持される。
これにより、シールド線40は、スリーブ41および押さえ部材37を介してモータハウジング2に電気的に確実に導通されて接地されるので、モータ回転制御のためにパルス幅制御(PWM制御)を行う際、スイッチング素子のスイッチング動作に伴って電磁ノイズが発生した場合でも、このような電磁ノイズはシールド線40からモータハウジング2に伝わって除かれて外部には放射されない。このため、電磁ノイズが周辺の制御機器に悪影響を及ぼすのを確実に防止することができる。
さらに、モータハウジング2の外側にあるシールド付きリード線19に不意に外力が加わった場所でも、シールド線40がスリーブ41および押さえ部材37を介してモータハウジング2に固定されているので、接続端子20には直接その力が伝わらない。このため、芯線39と接続端子20との溶接箇所が切断されて電気的導通性が失われるなどの不具合発生を防止することができる。
ところで、上記のシールド付きリード線19をモータ1に電気的に接続するには、次の要領で行われる。
予め、シールド付きリード線19から外側被覆48および内側被覆47をそれぞれ所定長さ分だけ段剥ぎしてシールド線40と芯線39とをそれぞれ露出させた後、シールド付きリード線19を押さえ部材37の上から通し、さらにスリーブ41を下方より挿入してシールド線40に筒状部41aをかしめ止めする。そして、シールド付きリード線19の内側被覆47および芯線39をグロメット34に挿通した後、芯線39の先端に接続端子20を溶接する。
このようにして、予めシールド付きリード線19に対してスリーブ41、押さえ部材37、グロメット34、および接続端子20を取り付けた状態で、グロメット34をモータハウジング2の段部2bに嵌め込むとともに、押さえ部材37のフランジ部37cをモータハウジング2にネジ38で固定する。引き続いて、モータハウジング2のネジ止め穴33を通してネジ21を差し込んで、ベース17に予め組み込まれているナット18にねじ込むことにより、接続端子20と埋込ターミナル15とを一体的に固定する。これにより、シールド付きリード線19の芯線39はモータコイル8に電気的に接続されるとともに、シールド線40はモータハウジング2に電気的に導通されて接地される。
このように、この実施の形態1では、シールド付きリード線19に対してスリーブ41、押さえ部材37、グロメット34、および接続端子20を予め取り付けておけば、押さえ部材37をモータハウジング2に固定するだけでシールド線40を接地でき、接地作業を簡単に行うことができる。また、ネジ21をナット15に螺合して接続端子20を埋込ターミナル15に接続するだけでモータ1への電力供給が可能になる。
なお、上記の実施の形態1ではスリーブ41を設けているが、例えば図9に示すように、スリーブ41を省略するとともに、スリーブ41以外の構成を実施の形態1の場合と同じ構成にし、外側被覆48を段剥ぎして露出させたシールド線40の端部をつば状に形成し、このつば状部分40aを直接にグロメット34と押さえ部材37の内側フランジ部37bとの間に挟持する構成とすることもできる。
このようにシールド線40を直接にグロメット34と押さえ部材37との間に挟持した構成とした場合には、部品点数が少なくなるためコストダウンが可能になり、また、組み立てが容易になる。
実施の形態2.
図10は本発明の実施の形態2において、角度検出器に対する信号入出力用のシールド付きリード線をモータに接続した状態を示すモータの縦断面図、図11は同シールド付きリード線をモータハウジングに接続した部分を拡大して示す断面図であり、図1ないし図9に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
上記の実施の形態1では、電力供給用のシールド付きリード線19について、そのシールド線40をモータ1に接続する場合の構成について説明したが、角度検出器としてのレゾルバ28に対する信号入出力用のリード線31がシールド付きリード線である場合においても、実施の形態1と同様な構成を採用することができる。
すなわち、この信号入出力用のシールド付きリード線31をモータ1の外部へ導出するグロメット34を導電性材料からなる押さえ部材37とネジ38とによってモータハウジング2に固定する一方、シールド付きリード線31から露出させたシールド線44に導電性金属材料からなるスリーブ41を嵌着し、このスリーブ41をグロメット34と押さえ部材37との間に挟持して、シールド線44をスリーブ41および押さえ部材37を介してモータハウジング2に電気的に導通した構成とすることができる。
これにより、シールド線44は、スリーブ41および押さえ部材37を介してモータハウジング2に電気的に確実に導通されてシールド線44が接地されるので、レゾルバ28の検出出力に対して外部からの電磁ノイズが重畳するのが防止され、精度良く回転角度を検出することが可能になる。
さらに、シールド付きリード線31に不意に外力が加わった場所でも、シールド線44がスリーブ41および押さえ部材37を介してモータハウジング2に固定されているので、芯線43が接続されているメス側コネクタ32およびオス側コネクタ30には直接その力が伝わらない。このため、芯線43がメス側コネクタ32から離脱したり、コネクタ30,32間の接続が外れて電気的導通性が失われるなどの不具合発生を防止することができる。
上記の実施の形態2ではスリーブ41を設けているが、スリーブ41を省略するとともに、スリーブ41以外の構成を実施の形態2の場合と同じ構成にして、シールド線44をつば状に形成し、このつば状にした部分を直接にグロメット34と押さえ部材37との間に挟持する構成とすることもできる。このようにシールド線44を直接にグロメット34と押さえ部材37との間に挟持した構成とした場合には、部品点数が少なくなるためコストダウンが可能になり、また、組み立てが容易になる。
なお、上記の実施の形態1,2では、グロメット34は単なるゴム製のものとしたが、グロメット34を導電性ゴムや導電性金属等からなる導電性材料で構成することもできる。このようにすれば、シールド線40,44をモータハウジング2により一層確実に接地することができる。
上記の実施の形態では、モータ1として電動パワーステアリング用3相ブラシレスモータに適用した場合について説明したが、本発明はこのようなモータに限定されるものでなく、例えばブラシ付きモータであってもよく、また、3相に限らず単相のものであってもよいのは勿論である。また、モータの用途も自動車用のものに限らず、各種産業用や工作用等の各種モータに対して広く適用することが可能である。
本発明の実施の形態1においてモータにシールド付きリード線を接続した状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態1にけるモータの縦断面図である。 同モータの正面図である。 同モータを上側から見た平面図である。 電力供給用のシールド付きリード線をモータハウジングに取り付けた部分を拡大して示す断面図である。 シールド付きリード線から露出させたシールド線にスリーブを嵌着した状態を示す半裁断面図である。 シールド付きリード線の構成を段剥ぎして示す平面図である。 シールド線に嵌着されるスリーブの構成を示すもので、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図である。 上記の実施の形態1の変形例として、同シールド付きリード線をモータハウジングに取り付けた部分を拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態2において、角度検出器に対する信号入出力用のシールド付きリード線をモータに接続した状態を含むモータの縦断面図である。 同シールド付きリード線をモータハウジングに取り付けた部分を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 モータ、2 モータハウジング、19 シールド付きリード線、
31 シールド付きリード線、34 グロメット、37 押さえ部材、
40 シールド線、41 スリーブ、44 シールド線。

Claims (6)

  1. モータハウジングの全部または一部が導電性材料で構成されるとともに、モータへの電力供給用のシールド付きリード線を有し、上記シールド付きリード線はグロメットを通してモータ外部へ導出され、また上記グロメットは導電性材料からなる押さえ部材によって上記モータハウジングに固定される一方、上記シールド付きリード線から露出させたシールド線には導電性材料からなる筒状のスリーブが嵌着され、このスリーブが上記グロメットと上記押さえ部材との間に挟持され、上記シールド線が上記スリーブおよび上記押さえ部材を介してモータハウジングに電気的に導通されていることを特徴とするモータへのシールド付きリード線の接続構造。
  2. モータハウジングの全部または一部が導電性材料で構成されるとともに、モータの回転角度を検出する角度検出器に対する信号入出力用のシールド付きリード線を有し、上記シールド付きリード線はグロメットを通してモータ外部へ導出され、また上記グロメットは導電性材料からなる押さえ部材によって上記モータハウジングに固定される一方、上記シールド付きリード線から露出させたシールド線には導電性材料からなる筒状のスリーブが嵌着され、このスリーブが上記グロメットと上記押さえ部材との間に挟持され、上記シールド線が上記スリーブおよび上記押さえ部材を介してモータハウジングに電気的に導通されていることを特徴とするモータへのシールド付きリード線の接続構造。
  3. 上記スリーブが上記シールド線にかしめ止めされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモータへのシールド付きリード線の接続構造。
  4. モータハウジングの全部または一部が導電性材料で構成されるとともに、モータへの電力供給用のシールド付きリード線を有し、上記シールド付きリード線はグロメットを通してモータ外部へ導出され、また上記グロメットは導電性材料からなる押さえ部材によって上記モータハウジングに固定される一方、上記シールド付きリード線から露出させたシールド線が上記グロメットと上記押さえ部材との間に挟持され、上記シールド線が上記押さえ部材を介してモータハウジングに電気的に導通されていることを特徴とするモータへのシールド付きリード線の接続構造。
  5. モータハウジングの全部または一部が導電性材料で構成されるとともに、モータの回転角度を検出する角度検出器に対する信号入出力用のシールド付きリード線を有し、上記シールド付きリード線はグロメットを通してモータ外部へ導出され、また上記グロメットは導電性材料からなる押さえ部材によって上記モータハウジングに固定される一方、上記シールド付きリード線から露出させたシールド線が上記グロメットと上記押さえ部材との間に挟持され、上記シールド線が上記押さえ部材を介してモータハウジングに電気的に導通されていることを特徴とするモータへのシールド付きリード線の接続構造。
  6. 上記グロメットが導電性材料からなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のモータへのシールド付きリード線の接続構造。
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