JP2005209313A - 放送番組記録装置及び放送番組記録システム並びに放送番組記録方法、放送番組の記録を実行させるプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

放送番組記録装置及び放送番組記録システム並びに放送番組記録方法、放送番組の記録を実行させるプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract


【課題】 簡単な構成で放送番組を記録する放送番組記録システムを提供すること。
【解決手段】 サーバ装置5は、携帯端末装置3から所定の放送番組の記録要求を認識すると、サーバ装置5にネットワーク2を介して各種情報が送受信可能に接続する各地に設置の端末装置4であって、記録要求の放送番組を記録可能な端末装置4を選出する。選出した端末装置4で記録要求の放送番組を記録させる。ネットワーク2を介して端末装置4から記録した放送番組を取得し、再生可能に処理する。携帯端末装置3からの送出要求にしたがって、サーバ装置5は処理した放送番組を指定の送出先へ送出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばテレビジョン放送番組や衛星放送番組、ラジオ放送番組などの各種放送番組を記録する放送番組記録装置及び放送番組記録システム並びに放送番組記録方法、放送番組の記録を実行させるプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、演算装置の高速化や小型軽量化により、ネットワークを利用した各種情報の送受信が盛んに利用されている。そして、このネットワークを利用して、テレビジョン放送番組を録画する方法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
そして、特許文献1に記載の方法は、番組スケジュール一覧情報を録画センター端末から通信ネットワークを介して取得したユーザー端末が、利用者にて録画する放送番組が選択されると、予約録画指示情報を生成する。この生成した予約録画指示情報をユーザー端末装置が録画センサー端末に送信する。録画センター端末は、予約録画指示情報に基づいて、対応する放送局から通信ネットワークを介して対応する放送番組を録画する。録画の終了時に、ユーザーに対して録画終了の旨を通知する。利用者は、録画センター端末からストリーム配信される録画された放送番組をユーザー端末により再生させて録画予約した放送番組を閲覧する。
また、特許文献2に記載の方法は、デジタル録画方式で記録することができるデジタル録画記録装置を、コンピュータネットワークに接続されたコンピュータで管理する。利用者がコンピュータを通じてテレビ番組の録画代行を依頼すると、コンピュータは記録装置に対応するテレビ番組を録画する。コンピュータは、コンピュータネットワークを介して利用者のデジタル録画再生装置へ録画したテレビ番組をダウンロード可能な記録内容の一覧、ダウンロード履歴を表示可能に送信する。利用者がコンピュータにダウンロード要求すると、コンピュータネットワークを介して利用者のデジタル録画再生装置へ録画したテレビ番組を送信する。
特開2002−344859号公報(第3〜第6頁) 特開2003−158733号公報(第2〜第3頁)
ところで、上述したような利用者からの録画予約を一括で管理して録画する構成では、各地域の利用者の録画要求に対応して、各放送局から番組録画できるネットワークを構築しなければならない。さらに、録画要求が重なった際に、複数の放送番組をそれぞれ録画するための構成が必要となる。これらのように、上述したような従来の構成では、システム構成が複雑大型化するおそれがある。
本発明の目的は、上記したような問題点を克服することが可能な、放送番組記録装置及び放送番組記録システム並びに放送番組記録方法、放送番組の記録を実行させるプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の第1発明は、所定の放送番組の記録を要求する要求情報に基づいて、ネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に複数接続され前記放送番組を記録可能な端末装置で、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる放送番組記録装置であって、前記要求情報を取得する要求情報取得手段と、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録可能な前記端末装置を選択する端末選択手段と、前記選択された端末装置で前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる記録制御手段と、前記端末装置から前記ネットワークを介して記録された前記放送番組を取得し出力手段にて前記放送番組を出力可能に処理する放送番組処理手段とを具備したことを特徴とする放送番組記録装置である。
このような本第1発明では、要求情報取得手段にて所定の放送番組の記録を要求する要求情報を取得すると、この要求情報に対応する放送番組を記録可能な端末装置を端末選択手段にて選択する。そして、記録制御手段により、選択した端末装置で要求情報に対応する放送番組を記録させる。この後、放送番組処理手段により、ネットワークを介して端末装置から記録された放送番組を取得し、出力手段にて放送番組を出力可能に処理する。
このため、記録要求の放送番組を、その放送番組が記録可能な端末装置で記録させ、記録した放送番組を吸い上げて出力可能に処理することで、例えば各地域に設置された端末装置で記録が分担され、また、各地域に設置された端末装置と送受信可能にネットワークを介して接続する簡単な構成で各地域毎の放送番組を集約可能となり、構成を容易に簡略化できる。さらに、例えば各地域毎に異なる放送番組でもその地域に設置されて記録可能な端末装置で記録させることで、その地域に利用者がいなくてもその地域の放送番組を取得して鑑賞可能となり、放送番組の利用を容易に拡大できるとともに、利用者の異なる地域への外出先でも所望の放送番組を取得可能で、利用者の利便性を向上できる。
そして、本第1発明では、記録制御手段は、端末選択手段にて複数の端末装置が選択された場合、少なくとも2つ以上の選択された端末装置で放送番組を記録させ、放送番組処理手段は、放送番組を記録する複数の端末装置のうち要求情報に基づく放送番組の全てを記録した端末装置から記録された放送番組を取得する構成とすることが好ましい。
このため、複数の端末装置でそれぞれ放送番組を記録させ、要求情報に基づく放送番組の全てを記録した端末装置から記録された放送番組を放送番組処理手段にて取得させるので、不意な記録不良が生じても確実に要求情報に対応する放送番組の記録ができる。
また、本第1発明では、記録制御手段は、端末選択手段にて複数の端末装置が選択された場合、少なくとも2つ以上の選択された端末装置で放送番組を記録させる。そして、放送番組処理手段は、放送番組を記録する複数の端末装置から記録された放送番組の記録状態を認識し、この記録状態に基づいて要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に記録された放送番組を複数の端末装置から適宜取得し複合する構成とすることが好ましい。
このように、複数の端末装置でそれぞれ放送番組を記録させ、その記録状態に基づいて、放送番組処理手段により要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に記録された放送番組を適宜取得し、それぞれをつなぎ合わせるなどの複合により要求情報に対応した放送番組を取得する。このため、不意な記録不良や記録可能な範囲のみでも記録させて複合させる処理により、確実に要求情報に対応する放送番組の記録ができる。
さらに、本第1発明では、記録制御手段は、端末選択手段にて選択された端末装置におけるそれぞれの記録可能な時間帯を認識し、要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に端末装置を再選択し、認識した時間帯で記録させ、放送番組処理手段は、端末装置で記録した放送番組を取得して要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に取得した放送番組を複合する構成とすることが好ましい。
このように、選択された端末装置におけるそれぞれの記録可能な時間帯を認識し、要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に認識した時間帯でそれぞれ端末装置にて記録させ、要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に複合させる。このため、放送番組の全てを記録可能な端末装置が無くても、記録可能な時間帯で適宜記録させて後でつなぎ合わせるなどの複合させる処理により、確実に要求情報に対応する放送番組の記録ができる。
そして、記録制御手段は、端末選択手段にて選択された端末装置における放送番組の記録スケジュールに関する記録情報に基づいて記録可能な時間帯を認識する構成とすることが好ましい。
このことにより、各端末装置における放送番組の記録スケジュールに関する記録情報に基づいて記録可能な時間帯を認識することで、容易に要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に記録させて複合させる処理が容易となり、構成の簡略化や処理の高速化などが容易に得られる。
さらに、本第1発明では、端末装置における記録履歴に基づいて端末装置で記録する放送番組における記録頻度の高い種別を認識する種別認識手段を具備し、端末選択手段は、要求情報に対応する放送番組の種別を認識し、この認識した種別が種別認識手段にて認識した記録頻度の高い種別の端末装置以外の端末装置を選択する構成とすることが好ましい。
このように、種別認識手段にて端末装置における記録履歴に基づいてその端末装置で記録する放送番組の記録頻度の高い種別を認識し、端末選択手段は、要求情報に対応する放送番組の種別を認識して、この認識した種別が記録頻度の高い種別の端末装置以外の端末装置を選択させる。このため、記録頻度の高い種別の端末装置以外であれば、その種別が端末装置で記録される可能性が低く、その端末装置における記録要求の放送番組の記録可能性が高まり、確実に記録要求の放送番組を記録できる。
また、本第1発明では、端末装置毎の固有の情報および放送番組を提供する放送局のうち放送番組を記録可能な放送局に関する情報が1つの管理情報として複数記録する記録手段を具備し、端末選択手段は、管理情報に基づいて要求情報に対応する放送番組を記録可能な端末装置を選択する構成とすることが好ましい。
このように、端末装置毎の固有情報と放送番組を提供する放送局のうち放送番組を記録可能な放送局に関する情報を1つの管理情報として記録手段に複数記録させ、端末選択手段により管理情報に基づいて要求情報に対応する放送番組を記録可能な端末装置を選択させる。このため、簡単なデータ構造で要求情報に対応する放送番組を記録可能な端末装置を容易に選出でき、構成の簡略化や処理の高速化などが容易に得られる。
さらに、本第1発明では、放送番組処理手段は、放送番組を記録する端末装置から放送番組の記録が完了した旨を認識することにより、記録された放送番組を取得する構成とすることが好ましい。
このように、例えば放送番組処理手段からの確認や端末装置からの信号などにて放送番組を記録する端末装置から放送番組の記録が完了した旨を認識すると、放送番組処理手段にて放送番組を取得させる。このため、適切に記録が完了した端末装置を容易に認識でき、その端末装置のみから放送番組を取得すればよく、要求情報に対応する放送番組の適切な記録が容易にできる。
そして、本第1発明では、放送番組処理手段は、端末装置から記録された放送番組を取得すると、端末装置に記録された放送番組を削除させる処理をする構成とすることが好ましい。
このように、放送番組処理手段が端末装置から放送番組を取得した後は、直ちにあるいは所定時間経過後に端末装置から削除させれば端末装置の記録領域が確保され、新たな放送番組の記録が可能となり、利便性を向上できるとともに、放送番組の複製を防止でき、放送番組を適切に保護できる。
さらに、本第1発明では、記録制御手段は、要求情報に対応する放送番組を既に記録予約している端末装置以外の端末装置に放送番組を記録させる構成とすることが好ましい。
このように、既に同一の放送番組の記録予約をしている端末装置以外の端末装置で放送番組を記録させることにより、既に予約された放送番組が既に予約した利用者以外に利用されることが防止され、放送番組を適切に保護できる。
また、本第1発明では、記録制御手段は、要求情報に対応する放送番組を既に記録予約している端末装置を検索し、既に記録予約している端末装置がない場合に放送番組を選択された端末装置で記録させ、放送番組処理手段は、記録制御手段にて要求情報に対応する放送番組を既に記録予約している端末装置を検出している場合、その端末装置で記録した放送番組を取得する構成とすることが好ましい。
このように、要求情報に対応する放送番組が既に記録予約している端末装置がない場合に端末装置で記録させ、既に記録予約している端末装置がある場合にはその記録した放送番組を取得することで、同一の放送番組を重複して記録する処理が防止され、効率的な放送番組の記録ができる。
本発明の第2発明は、ネットワークを介して第1の端末装置からの所定の放送番組の記録を要求する要求情報をサーバ装置が認識すると、前記ネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に複数接続され前記放送番組を記録可能な第2の端末装置で、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる放送番組記録システムであって、前記第1の端末装置は、入力操作に応じた信号を生成する第1の端末操作手段と、この第1の端末操作手段からの所定の信号に基づいて所定の前記放送番組の記録を要求する要求情報を生成する要求情報生成手段とを備え、前記第2の端末装置は、前記放送番組を受信する放送受信手段と、所定の前記放送番組の記録指令に関する指令情報を認識することにより前記受信した所定の放送番組を記録する端末記録手段とを備え、前記サーバ装置は、前記第1の端末装置から前記ネットワークを介して前記要求情報を取得する要求情報取得手段と、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録可能な前記端末装置を選択する端末選択手段と、前記選択された端末装置で前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる記録制御手段と、前記端末装置から前記ネットワークを介して記録された前記放送番組を取得し出力手段にて前記放送番組を出力可能に処理する放送番組処理手段とを備えたことを特徴とする放送番組記録システムである。
このような第2発明では、サーバ装置が第1の端末装置から所定の放送番組の記録を要求する要求情報を取得すると、この要求情報に対応する放送番組を記録可能な第2の端末装置を選択し、要求情報に対応する放送番組を記録させる。この後、ネットワークを介して第2の端末装置から記録された放送番組を取得し、出力手段にて放送番組を出力可能に処理する。
このため、記録要求の放送番組を、その放送番組が記録可能な端末装置で記録させ、記録した放送番組を吸い上げて出力可能に処理する構成が容易に得られ、例えば各地域に設置された端末装置で記録が分担され、また、各地域に設置された端末装置と送受信可能にネットワークを介して接続する簡単な構成で各地域毎の放送番組を集約可能となり、構成を容易に簡略化できる。さらに、例えば各地域毎に異なる放送番組でもその地域に設置されて記録可能な端末装置で記録させることで、その地域に利用者がいなくてもその地域の放送番組を取得して鑑賞できる構成が容易に得られ、放送番組の利用を容易に拡大できるとともに、利用者の異なる地域への外出先でも所望の放送番組を取得可能で、利用者の利便性を向上できる。
本発明の第3発明は、所定の放送番組の記録を要求する第1の端末装置と、前記放送番組を記録可能な複数の第2の端末装置と、これら第1の端末装置および複数の第2の端末装置にネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に接続され、前記所定の放送番組についての記録の要求に基づいて前記第2の端末装置で前記所定の放送番組を記録させる請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の放送番組記録装置とを具備したことを特徴とする放送番組記録システムである。
このような第3発明では、請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の放送番組記録装置をサーバ装置とし、このサーバ装置により第2の端末装置で記録させるので、構成の簡略化や放送番組の利用の拡大および利用者の利便性の向上が容易にできる放送番組を記録させる構成が容易に得られる。
そして、前記本発明のシステムでは、第1の端末装置は、放送番組を出力する出力手段を備えた構成とすることが好ましい。
このため、放送番組処理手段にて処理した放送番組を記録要求する第1の端末装置で出力させることができ、その放送番組が配信されない地域においても利用者は所望の放送番組を鑑賞でき、利用者の利便性を向上できる。
また、前記本発明のシステムでは、第2の端末装置は、第2の端末操作手段による所定の入力操作にてそれぞれ所定の放送番組を記録可能で、記録する全放送番組のうち第2の端末操作手段による所定の入力操作にて記録する放送番組の一覧のみをそれぞれ接続された端末表示手段で表示させる構成とすることが好ましい。
このように、第2の端末操作手段による所定の入力操作にてそれぞれ所定の放送番組を独立して記録可能な第2の端末装置でも、第2の端末装置手段による所定の入力操作にて記録する放送番組の一覧のみ確認でき、サーバ装置にて記録される放送番組については認識できない。このため、第2の端末装置の利用者はサーバ装置による放送番組の記録に第2の端末装置が利用されていることは分からず、そのことによる不快感が生じることを防止できる。
さらに、前記本発明のシステムでは、サーバ装置の放送番組処理手段は、第1の端末装置からの送出要求に基づいて第2の端末装置から取得して処理した送出要求に対応する放送番組を第1の端末装置、所定の第2の端末装置および所定の出力手段のうちの少なくともいずれか1つに送出させる。
このように、第1の端末装置からの送出要求に基づいて、第1の端末装置や例えば利用者が所有するなどの所定の第2の端末装置、あるいは所定の出力手段のうちの少なくともいずれか1つに送出させることで、記録要求する第1の端末装置以外でも記録した放送番組を鑑賞可能となり、利用者の利便性を向上できる。
本発明の第4発明は、所定の放送番組の記録を要求する要求情報に基づいて、ネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に複数接続され前記放送番組を記録可能な端末装置で、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる放送番組記録方法であって、前記要求情報を取得するステップと、このステップで取得した前記要求情報に対応する前記放送番組を記録可能な前記端末装置を選択するステップと、このステップで選択された前記端末装置で前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させるステップと、このステップで記録された前記放送番組を前記端末装置から前記ネットワークを介して取得し出力手段にて前記放送番組を出力可能に処理するステップとを有する放送番組記録方法である。
このような本第4発明では、前述の第1発明と同様、所定の放送番組の記録を要求する要求情報に対応する放送番組を記録可能な端末装置を選択し、要求情報に対応する放送番組を記録させる。この後、ネットワークを介して端末装置から記録された放送番組を取得し、出力手段にて放送番組を出力可能に処理する。このため、例えば各地域に設置された端末装置で記録が分担され、また、各地域に設置された端末装置と送受信可能にネットワークを介して接続する簡単な構成で各地域毎の放送番組を集約可能となり、構成を容易に簡略化できる。さらに、所定の地域に利用者がいなくてもその地域の放送番組を取得して鑑賞可能となり、放送番組の利用を容易に拡大できるとともに、利用者の異なる地域への外出先でも所望の放送番組を取得可能で、利用者の利便性を向上できる。
本発明の第5発明は、コンピュータを請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の放送番組記録装置として機能させることを特徴とする放送番組の記録を実行させるプログラムである。
本発明の第6発明は、請求項17に記載の放送番組記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする放送番組の記録を実行させるプログラムである。
これらのような第5発明または第6発明では、コンピュータを請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の放送番組記録装置として機能させたり、請求項17に記載の放送番組記録方法を実行させたりするので、前述したように、放送番組を記録する構成を容易に簡略化でき、放送番組の利用を容易に拡大できるとともに、利用者の利便性を向上できる。また、汎用のコンピュータを利用した実施も容易に得られ、容易に利用の拡大が得られる。
本発明の第7発明は、請求項18または請求項19に記載の放送番組の記録を実行させるプログラムがコンピュータに読取可能に記録されたことを特徴とする放送番組の記録を実行させるプログラムを記録した記録媒体である。
このような本第7発明では、請求項18または請求項19に記載の放送番組の記録を実行させるプログラムをコンピュータで読取可能に記録しているので、前述したように、コンピュータを請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の放送番組記録装置として機能させたり、請求項17に記載の放送番組記録方法を実行させたりすることが容易となり、放送番組を記録する構成を容易に簡略化でき、放送番組の利用を容易に拡大できるとともに、利用者の利便性を向上できる。さらには、プログラムの取扱が容易で、利用の拡大が容易に得られる。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づき説明する。
図1には、本実施形態に係る放送番組記録システムの概略構成が示されている。図2には、放送番組記録システムを構成する携帯端末装置の概略構成が示されている。図3には、放送番組記録システムを構成する端末装置の概略構成が示されている。図4には、放送番組記録システムを構成するサーバ装置の概略構成が示されている。図5には、サーバ装置の記録スケジュールDBにおけるテーブル構造の概略構成が示されている。図6には、サーバ装置の記録スケジュール管理手段におけるタイムスケジュールの作成状況の概念が示されている。
放送番組記録システム1は、ネットワーク2と、第2の端末操作手段としても機能する第1の端末装置である携帯端末装置3と、第2の端末装置である端末装置4と、放送番組記録装置としてのサーバ装置とを備え、利用者の要求に対応して所定の放送番組を適宜記録するシステムである。ここで、放送番組としては、例えばテレビジョン放送番組や衛星放送番組、ラジオ放送番組などの各種放送番組が対象となる。
ネットワーク2は、携帯端末装置3および端末装置4とサーバ装置5とを各種情報を送受信可能に接続するもので、例えばインターネットあるいはイントラネットなどのネットワークや電話回線網などとして機能する。
また、ネットワーク2は、携帯端末装置3と端末装置4とを各種情報を送受信可能に接続するもので、例えば各種ネットワークや電話回線網などの他に、赤外線などの光、電波、音波、電磁波などの無線媒体としても機能する。
携帯端末装置3は、本放送番組記録システム1を利用して放送番組を記録させる要求をするとともに、放送番組を出力させて鑑賞可能となっている。この携帯端末装置3は、例えば携帯電話や携帯用ゲーム機、携帯用パーソナルコンピュータなどが利用できるが、携帯可能な機器のみならず、固定の機器をも対象とすることができる。
そして、携帯端末装置3は、図2に示すように、携帯端末操作手段31と、出力手段としての携帯端末発音手段32と、出力手段としての携帯端末表示手段33と、携帯端末通信手段34と、携帯端末記憶手段35と、携帯端末演算手段36とを備えている。
携帯端末操作手段31は、携帯端末装置3の図示しない筐体外面に臨んで配設され、利用者にて操作可能な図示しない例えばボタンやつまみなどを備えている。この携帯端末操作手段31は、携帯端末装置3の各種動作、例えば放送番組を記録させるための要求や記録された放送番組の送出を要求する動作、放送番組を携帯端末発音手段32や携帯端末表示手段33で出力すなわち再生させる動作、再生状態を調整する動作などを携帯端末演算手段36に設定させる。
そして、携帯端末操作手段31は、ボタンやつまみなどの操作に対応して所定の信号を携帯端末演算手段36へ出力する。
携帯端末発音手段32は、図示しないスピーカを有している。この携帯端末発音手段32は、携帯端末演算手段36から出力される音楽データや音声データなどの音データを取得し、適宜増幅処理などをしてスピーカから発音により音データを再生させる。
携帯端末表示手段33は、図示しない表示パネルを有している。この携帯端末表示手段33は、携帯端末演算手段36から出力される画像データや映像データなどの像データを取得し、表示パネルで表示により像データを再生させる。
携帯端末通信手段34は、図示しないネットワークインターフェースを備えている。この携帯端末通信手段34は、ネットワークインターフェースを利用し、各種情報を送受信可能に処理し、ネットワーク2を介して各種情報を端末装置4やサーバ装置5と送受信する。
また、携帯端末通信手段34は、ネットワーク2を介してサーバ装置5から放送番組を受信する。
携帯端末記憶手段35は、携帯端末演算手段36から出力される放送番組を含む各種情報を取得し、適宜読み出し可能に記憶する。この携帯端末記憶手段35には、携帯端末固有情報DB(データベース:Data Base)351と、携帯端末放送番組DB352となどが設けられている。
携帯端末固有情報DB351は、携帯端末装置3を特定する固有の携帯端末固有情報を読み出し可能に記憶する。携帯端末固有情報としては、例えば携帯端末装置3の機番や本放送番組記録システム1を利用するためのID(identification)ナンバ、パスワード、この携帯端末装置3へサーバ装置5などから情報を送出するためのアドレス番号などが利用できる。なお、携帯端末固有情報には、本携帯端末装置3の利用者に関する個人情報、例えば氏名や住所、本システム1の利用に対する課金を支払うための金融機関の番号などをも1つのレコードとして関連付けられていてもよい。
携帯端末放送番組DB352は、放送番組を読み出し可能に記憶する。
なお、携帯端末記憶手段35は、携帯端末固有情報や放送番組を記憶するのみならず、例えばメモリなどのように、各種処理に際して各種情報をも読み出し可能に記憶する。
携帯端末演算手段36は、サーバ装置5や端末装置4との各種情報の送受信、あるいは携帯端末操作手段31からの信号に基づいて、放送番組とともに各種情報を適宜処理する。
この携帯端末演算手段36は、各種プログラムとして、要求情報生成手段361と、放送番組取得手段362と、携帯端末発音制御手段363と、携帯端末表示制御手段364とを備えている。
要求情報生成手段361は、携帯端末操作手段31からの所定の信号に基づいて、要求情報を生成する。携帯端末操作手段31からの所定の信号は、利用者が所定の放送番組の記録を要求する旨の操作に対応する信号である。
そして、要求情報は、記録予約する旨の指令情報とともに、放送番組を配信する放送局を特定する放送局情報、その放送番組を特定する番組情報、記録の開始時間、記録の終了時間などの記録のための情報が1つのレコードとして構成されたデータ構造となっている。さらに、要求情報には、携帯端末固有情報DB351に記憶された固有情報が一体的に関連付けられたデータ構造となっている。
放送番組取得手段362は、携帯端末通信手段34にてネットワークを介してサーバ装置5から受信した放送番組を取得する。そして、放送番組取得手段362は、放送番組が例えば1つのファイルデータとして受信した場合には、携帯端末放送番組DB352へ適宜出力して記憶させる。
また、放送番組取得手段362は、放送番組が例えばストリームデータとして受信した場合には、順次取得して携帯端末発音制御手段363や携帯端末表示制御手段364へ出力する。
なお、このストリームデータとして取得する場合には、携帯端末記憶手段35の記憶領域をバッファ領域として利用するとよい。
携帯端末発音制御手段363は、携帯端末発音手段32における発音状態を制御する。
具体的には、携帯端末発音制御手段363は、携帯端末発音手段32を制御し、放送番組や操作確認音、警告音などの各種音データを適宜処理して携帯端末発音手段32へ出力させ、スピーカから発音させる。
携帯端末表示制御手段364は、携帯端末表示手段33における表示状態を制御する。
具体的には、携帯端末表示制御手段364は、携帯端末表示手段33を制御し、放送番組や番組一覧表、メニュー画面などの各種像データを適宜処理して携帯端末表示手段33へ出力させ、表示パネルで画面表示させる。
端末装置4は、例えば各家庭や事業所などにそれぞれ設置され、本放送番組記録システム1における放送番組の記録をするとともに、携帯端末装置3からの直接の要求に基づいて所定の放送番組を記録および出力のための処理をする。この端末装置4は、固定の機器のみならず、携帯端末装置3と同様の携帯可能な機器をも対象とすることができる。そして、端末装置4には、記録する放送番組を出力するための出力手段としての端末発音手段6や端末表示手段7が接続可能となっている。
ここで、端末発音手段6は、例えば図示しないスピーカを有している。そして、端末発音手段6は、端末装置4から出力される音楽データや音声データなどの音データを取得し、適宜増幅処理などをしてスピーカから発音により音データを再生させる。
また、端末表示手段7は、図示しない表示パネルを有している。この端末表示手段7は、端末装置4から出力される画像データや映像データなどの像データを取得し、表示パネルで表示により像データを再生させる。
なお、端末装置4は、端末発音手段6および端末表示手段7を一体的に備えた構成などとしてもよい。また、端末発音手段6および端末表示手段7が一体のテレビジョンなどとしてよい。そして、端末装置4は、図3に示すように、端末操作手段41と、端末通信手段42と、音データポート43と、像データポート44と、端末記憶手段45と、端末演算手段46とを備えている。
端末操作手段41は、携帯端末装置3の携帯端末操作手段31と同様に、図示しない筐体外面に臨んで配設され、利用者にて操作可能な図示しない例えばボタンやつまみなどを備えている。この端末操作手段41は、端末装置4の各種動作、例えば放送番組を記録する動作、出力すなわち再生する動作、再生状態を調整する動作、放送番組を編集する動作などを端末演算手段46に設定させる。
そして、端末操作手段41は、ボタンやつまみなどの操作に対応して所定の信号を端末演算手段46へ出力する。
端末通信手段42は、携帯端末通信手段34と同様に、図示しないネットワークインターフェースを備えている。この端末通信手段42は、ネットワークインターフェースを利用し、各種情報を送受信可能に処理し、ネットワーク2を介して各種情報を携帯端末装置3やサーバ装置5と送受信する。
また、端末通信手段42は、ネットワーク2を介してサーバ装置5や携帯端末装置3へ記録した放送番組を送信する。
音データポート43は、例えば入出力端子などで、端末発音手段6が着脱可能に接続される構成となっている。そして、音データポート43は、端末発音手段6と端末演算手段46との間で音データを含む各種情報を送受信させる。
像データポート44は、例えば入出力端子などで、端末表示手段7が着脱可能に接続される構成となっている。そして、像データポート44は、端末表示手段7と端末演算手段46との間で像データを含む各種情報を送受信させる。
端末記憶手段45は、端末演算手段46から出力される放送番組を含む各種情報を取得し、適宜読み出し可能に記憶する。この端末記憶手段45には、端末固有情報DB451と、端末放送番組DB452と、端末記録スケジュールDB453となどが設けられている。
端末固有情報DB451は、端末装置4を特定する固有の端末固有情報を読み出し可能に記憶する。端末固有情報としては、携帯端末固有情報と同様に、例えば端末装置4の機番や本放送番組記録システム1を利用するためのIDナンバ、パスワード、この端末装置4へサーバ装置5などから情報を送出するためのアドレス番号などが利用できる。なお、端末固有情報には、本端末装置4の利用者に関する個人情報、例えば氏名や住所、本システム1の利用に対する課金を支払うための金融機関の番号などをも1つのレコードとして関連付けられていてもよい。
端末放送番組DB452は、携帯端末放送番組DB352と同様に、放送番組を読み出し可能に記憶する。
端末記録スケジュールDB453は、本端末装置4で放送番組を記録する記録スケジュールに関する端末スケジュール情報を記憶する。この端末記録スケジュールDB453は、例えば記録予約の放送番組の放送局を特定する放送局情報、その放送番組を特定する番組情報、記録の開始時間、記録の終了時間などが1つのレコードとして構成された記録スケジュールが複数記録されるテーブル構造となっている。なお、記録スケジュールのうち、サーバ装置5からの指令により放送番組を記録する記録スケジュールには、例えばフラグ情報が一体的に関連付けられて記憶される。
なお、端末記憶手段45は、端末固有情報や放送番組、端末スケジュール情報を記憶するのみならず、例えばメモリなどのように、各種処理に際して各種情報をも読み出し可能に記憶する。
端末演算手段46は、サーバ装置5や携帯端末装置3との各種情報の送受信、あるいは端末操作手段41からの信号に基づいて、放送番組を受信して記憶、再生のための処理、編集などの放送番組を処理する他、各種情報を処理する。
この端末演算手段46は、各種プログラムとして、放送受信手段461と、指令情報認識手段462と、端末発音制御手段463と、端末表示制御手段464と、端末記録スケジュール管理手段465とを備えている。
放送受信手段461は、端末演算手段46が設置された地域における各種放送局から放送番組を受信する。具体的には、放送局から出力される放送電波などを受信する図示しないチューナや、このチューナにて受信した放送電波を適宜符号化処理する図示しないエンコーダなどを備えている。
そして、放送受信手段461は、受信して適宜処理した放送番組を端末記憶手段45へ出力して適宜記憶させたり、端末発音制御手段463や端末表示制御手段464へ適宜出力したりする。
指令情報認識手段462は、端末通信手段42にてネットワーク2を介して取得したサーバ装置5や携帯端末装置3からの情報、あるいは端末操作手段41からの信号のうち、所定の放送番組の記録指令に関する指令情報を認識して取得する。すなわち、指令情報認識手段462は、入力される要求情報の指令情報を認識し、要求情報の所定の放送番組を記録するための情報を取得する。
そして、指令情報認識手段は、端末記録スケジュール管理手段465からの信号に基づいて、要求情報に応じて放送受信手段461を制御し、所定の放送番組を受信させる処理をする。
端末発音制御手段463は、端末発音手段6における発音状態を制御する。
具体的には、端末発音制御手段463は、端末発音手段6を適宜制御し、放送番組や操作確認音、警告音などの各種音データを適宜処理して音データポート43を介して端末発音手段6へ出力させ、適宜発音させる。
端末表示制御手段464は、端末表示手段7における表示状態を制御する。
具体的には、端末表示制御手段464は、端末表示手段7を適宜制御し、放送番組や番組一覧表、記録予約一覧表、メニュー画面などの各種像データを適宜処理して像データポート44を介して端末表示手段7へ出力させ、適宜画面表示させる。
なお、端末表示制御手段464は、端末スケジュール情報を記録予約一覧表として画面表示する際、フラグ情報を有する記録スケジュールは表示させない制御をする。
端末記録スケジュール管理手段465は、端末装置4で放送番組を記録する記録スケジュールを生成、管理する。記録スケジュールの生成は、サーバ装置5や携帯端末装置3から送信されネットワーク2を介して取得した要求情報、あるいは端末操作手段41からの放送番組の記録要求に関する要求信号に基づいて生成される。そして、端末記録スケジュール管理手段465は、生成した記録スケジュールを端末記録スケジュールDB453へ出力して記憶させる。
また、端末記録スケジュール管理手段465は、図示しない計時手段にて計時する時刻と端末スケジュール情報とに基づいて、現在時刻が記録の開始時間となると指令情報認識手段462に所定の信号を出力し、その記録開始時間の放送番組を放送受信手段461にて受信させて記録させる処理をする。さらに、端末記録スケジュール管理手段465は、現在時刻が記録の終了時間となると指令情報認識手段462に所定の信号を出力し、その記録終了時間の放送番組の放送受信手段461による受信・記録を終了させる処理をする。
なお、この記録の終了について、フラグ情報を有する記録スケジュールの場合には端末通信手段42にて終了した旨をサーバ装置5へ送信し、フラグ情報を有しない記録スケジュールの場合には端末発音手段6や端末表示手段7で発音や表示により報知させるようにしてもよい。また、電源供給の停止や故障、受信障害、予定にない放送番組の記録処理などにより、フラグ情報を有する記録スケジュールに基づく記録が不良、中断などした場合、その旨をサーバ装置5へ送信してもよい。このことにより、サーバ装置5は、記録指令した端末装置4がまだ記録が完了していないのか、あるいは記録状態が不良あるいは中断しているのかを容易に認識できる。
そして、端末記録スケジュール管理手段465は、記録が終了した場合、端末スケジュール情報から記録が終了した記録スケジュールを削除する処理をする。
サーバ装置5は、携帯端末装置3からの記録要求に基づいて、端末装置4を適宜制御し、要求のあった放送番組を記録させ、要求の配信先に再生可能に配信する処理をする。そして、サーバ装置5は、図4に示すように、通信手段51と、記憶手段52と、演算手段53とを備えている。
なお、サーバ装置5には、このサーバ装置5の動作を設定するための操作手段や、動作内容や設定内容などを発音により報知する発音手段あるいは表示により報知する表示手段などが接続可能となっている。
通信手段51は、携帯端末通信手段34や端末通信手段42と同様に、図示しないネットワークインターフェースを備えている。この通信手段51は、ネットワークインターフェースを利用し、放送番組を含む各種情報を送受信可能に処理し、ネットワーク2を介して各種情報を携帯端末装置3や端末装置4と送受信する。
記憶手段52は、演算手段53から出力される放送番組を含む各種情報を取得し、適宜読み出し可能に記憶する。この記憶手段52には、管理情報DB521と、記録スケジュールDB522と、放送番組DB523と、などが設けられている。
管理情報DB521は、本システム1を利用する携帯端末装置3や端末装置4に関する情報を読み出し可能に記憶する。この管理情報DB521は、携帯情報DB521Aと、端末情報DB521Bとを有している。携帯情報DB521Aは、携帯端末装置3に関する携帯端末固有情報を複数記憶するテーブル構造となっている。端末情報DB521Bは、端末装置4に関する端末固有情報を複数記憶するテーブル構造となっている。
記録スケジュールDB522は、携帯端末装置3から要求のあった放送番組を記録する記録スケジュールに関するスケジュール情報を記憶する。この記録スケジュールDB522は、例えば図5に示すように、各端末装置4の端末固有情報に各端末装置4の端末スケジュール情報が関連付けられて1つのレコードとして複数記憶するテーブル構造に構成されている。このスケジュール情報は、例えば携帯端末装置3からの要求を認識する毎、あるいは所定時間間隔毎に端末装置4から取得する端末スケジュール情報に基づいて更新される。
放送番組DB523は、端末装置4で記憶されてネットワーク2を介して取得した放送番組を読み出し可能に記憶する。
なお、記憶手段52は、管理情報や放送番組、スケジュール情報を記憶するのみならず、例えばメモリなどのように、各種処理に際して各種情報をも読み出し可能に記憶する。
演算手段53は、携帯端末装置3や端末装置4からの各種情報に基づいて、所定の端末装置4に要求のあった放送番組を記憶させ、ネットワーク2を介して適宜取得し、携帯端末装置3や端末発音手段6あるいは端末表示手段7などで再生可能に処理する。さらに、演算手段53は、取得した放送番組を適宜配信する処理をする。
この演算手段53は、各種プログラムとして、要求情報認識手段531と、端末選択手段532と、記録スケジュール管理手段533と、記録制御手段534と、放送番組転送処理手段535と、放送番組処理手段536とを備えている。
要求情報認識手段531は、通信手段51にてネットワーク2を介して携帯端末装置3から受信した情報のうち、要求情報を認識して取得する。
そして、要求情報認識手段531は、要求情報の指令情報に基づいて所定の放送番組の記録要求があった旨を端末選択手段532や記録スケジュール管理手段533へ出力する。
端末選択手段532は、要求情報認識手段531からの記録要求があった旨の信号を認識すると、要求情報認識手段531で取得した要求情報と記録スケジュール管理手段533からスケジュール情報とを取得する。そして、端末選択手段532は、要求情報およびスケジュール情報に基づいて、記録要求のあった放送番組を記録可能な端末装置4を検索する。
具体的には、要求情報の放送局情報と同一の記録スケジュールを検索し、その記録スケジュールの端末固有情報、例えばIDナンバを取得する。さらに、端末選択手段532は、取得した端末固有情報の記録スケジュールにおける端末記録スケジュールを読み取り、要求情報の番組情報と同一の番組情報を記録予約していない記録スケジュールを絞り込む。また、端末選択手段532は、絞り込んだ記録スケジュールと要求情報の記録開始時間および記録終了時間とに基づいて、記録要求のあった放送番組を記録する時間帯と、既に端末装置4で記録予約されている時間帯とを比較し、時間帯が重なっていない記録スケジュールを選出し、その記録スケジュールのIDナンバを取得し、記録要求のあった放送番組を記録可能な端末装置4を選出する。この選出する端末装置4は、1台に限らず複数台でよい。
ここで、時間帯が重なっていない記録スケジュールがない場合、例えば図6に示すように、時間帯の一部を記録可能な端末装置4を選出する。この場合、それぞれの端末装置4の端末固有情報であるIDナンバと、それぞれに記録させる時間帯の記録開始時間および記録終了時間を設定し、記録スケジュール管理手段533にて各端末装置4で分担して記録するためのタイムスケジュールを作成させる。具体的には、図6に示すように、記録要求の放送番組であるX番組を18時から20時まで記録させる場合、IDナンバ0001の端末装置4では18時から19時まで記録させ、IDナンバ0002の端末装置4では18時30分から19時40分まで記録させ、IDナンバ0003では19時20分から20時まで記録させる記録スケジュールを、記録要求の要求情報に関連付けて作成し、記録スケジュールDB522に記憶させる。
この後、端末選択手段532は、要求情報の記録開始時間および記録終了時間に基づいて記録時間を認識し、記録要求のあった放送番組を記録するための必要な記録領域の大きさを認識する。そして、端末選択手段532は、通信手段51を制御して、絞り込んだ記録スケジュールの端末固有情報を認識し、端末情報DB521Bに記憶された端末固有情報に基づいて端末装置4における記録可能領域を確認し、記録要求のあった放送番組を記録可能な端末装置4を選出する。
なお、記録可能な端末装置4がない場合、記録できない旨の信号を携帯端末装置3へ送信させる。この信号の送信に際しては、要求情報の携帯端末固有情報に基づいて、管理情報DB521の携帯情報DB521Aの携帯端末固有情報から要求先の携帯端末装置3を特定する。そして、あらかじめ設定された記録できない旨の信号を記憶手段52から読み出し、特定した携帯端末装置3へ通信手段51を制御して送信させる。
そして、端末選択手段532は、選出した端末装置4の端末固有情報であるIDナンバを、記録制御手段534へ出力する。
記録スケジュール管理手段533は、通信手段51を制御して、端末情報DB521Bに記憶する端末固有情報に基づいて、各端末装置4から端末スケジュール情報を取得する。端末スケジュール情報の取得は、上述したように、要求情報認識手段531からの記録要求があった旨の信号を認識した場合や、図示しない計時手段にて計時する所定時間毎に実施することなどが例示できる。そして、記録スケジュール管理手段533は、上述したように、図5に示すスケジュール情報を適宜生成し、記録スケジュールDB522へ出力して記憶させる。
さらに、記録スケジュール管理手段533は、放送番組を記録させる端末装置4が設定された場合、その端末装置4に関する記録スケジュールに新たに記録させる記録スケジュールを関連付け、記録スケジュールDB522のスケジュール情報を更新する処理をする。
また、記録スケジュール管理手段533は、上述したように、端末選択手段532から出力される信号に基づいて、タイムスケジュールを作成する。すなわち、記録要求の放送番組を記録する時間帯があらかじめ記録予約された記録スケジュールの時間帯と重なっていない記録スケジュールがない場合、端末選択手段532からのタイムスケジュールの作成要求に関する信号を認識し、この信号によりタイムスケジュールを作成する。このタイムスケジュールは、例えば記録スケジュールの記録可能な時間帯を認識し、それぞれの時間帯を組み合わせることで記録要求の記録する一連の時間帯となる状態に組み合わせを検索する。この場合、図6に示すように、一部が重なっていてもよい。そして、組み合わせした際の端末装置4の台数が少なくなるものを選出してタイムスケジュールとする。この作成したタイムスケジュールは、上述したように、記録スケジュールDB522に記憶される。
さらに、記録スケジュール管理手段533は、端末装置4での記録が終了して記録された放送番組を取得すると、スケジュール情報を更新する処理をする。例えは、取得した放送番組に対応する記録スケジュールと要求情報の携帯端末固有情報とが関連付けられた1つのデータに、記録済みのフラグ情報を付加して記録済みのデータを記録済み一覧表などとして確認できるようにする。
なお、記録スケジュール管理手段533は、スケジュール情報に基づいて、端末装置4で記録が終了したか否かを確認する処理をしてもよい。
記録制御手段534は、所定の端末装置4で放送番組を記録させる処理をする。すなわち、記録制御手段534は、端末選択手段532からIDナンバを認識すると、端末固有情報に基づいて端末装置4を特定し、端末装置4に記録要求の放送番組を記録させる処理をする。具体的には、記録制御手段534は、端末固有情報に基づいて選出した端末装置4へ通信手段51にてネットワーク2を介して要求情報を送信させる。この要求情報を取得した端末装置4は、要求情報に基づいて端末記録スケジュール管理手段465が端末スケジュール情報を更新し、記録要求の放送番組を記録可能な待機状態となる。
なお、タイムスケジュールが作成された記録要求である場合、記録制御手段534は、それぞれの端末装置4におけるタイムスケジュールを要求情報に関連付けて送信する。このことにより、端末装置4は、端末記録スケジュール管理手段465で、タイムスケジュールに基づいて端末スケジュール情報を更新させる。
放送番組転送処理手段535は、端末装置4からの記録指令に対して記録が終了した旨を認識する。そして、放送番組転送処理手段535は、ネットワーク2を介して端末装置4で記録された放送番組をサーバ装置5へ転送させる処理をする。
具体的には、端末装置4の端末通信手段42を制御し、端末放送番組DB452に記憶された放送番組を送信させ、通信手段51にて受信させる処理をする。そして、放送番組転送処理手段535は、通信手段51で受信した放送番組を放送番組DB523へ出力して適宜記憶させたり、放送番組処理手段536へ出力して処理させたりする。
また、放送番組転送処理手段535は、端末装置4から放送番組を取得すると、端末装置4に記憶された放送番組を削除させる処理をする。具体的には、放送番組を適切に取得した旨の信号を通信手段51にて送信させる。この信号を受信した端末装置4は、端末放送番組DB452に記憶されている既に送信した放送番組を削除する処理をする。この他、上述したように、放送番組を送信した端末装置4は、所定時間経過した後に、削除させる処理などをしてもよい。
なお、放送番組転送処理手段535は、同一の放送番組を複数の端末装置4で記録させた場合では、いずれか1つの端末装置4から放送番組を取得し、他の端末装置4では削除させる処理をすればよい。また、各端末装置4からそれぞれ取得していずれか1つの放送番組を放送番組DB523や放送番組処理手段536へ出力させるなどしてもよい。
放送番組処理手段536は、放送番組転送処理手段535にて取得した放送番組を、携帯端末装置3や端末発音手段6あるいは端末表示手段7などにて再生可能に処理する。例えば、放送番組をストレージデータに変換し、通信手段51を介して要求先の携帯端末装置3へ送信してストレージ再生させる。
また、タイムスケジュールに基づいて各端末装置4で所定の時間帯で記録させた場合、タイムスケジュールに基づいて、各端末装置4から取得した一部分の放送番組を適宜つなぎ合わせ、要求のあった1つの放送番組に複合する。この複合処理としては、例えばMPEG(Motion Picture Experts Group)方式で取得した放送番組、あるいは取得した後にMPEG方式に変換し、MPEG方式のデータ単位となるGOP(Group Of Pictures)で一連の放送時間となる状態につなぎ合わせる処理が例示できる。なお、この方法に限らす、いずれの方法が利用できる。そして、複合処理後は、それぞれ取得した放送番組を削除するとともに、記録スケジュール管理手段533にてそのタイムスケジュールを削除させる処理をする。このことにより、記憶手段52の記憶領域が確保され、有効活用が容易に図れる。
さらに、放送番組処理手段536は、携帯端末装置3から送出要求を認識すると、要求のあった放送番組を通信手段51にて送出させる処理をする。具体的には、利用者により携帯端末操作手段31が操作され、携帯端末表示手段33にて記録済み一覧表を表示させて送出させる記録済みの放送番組を選択する。さらに、携帯端末操作手段31の操作により、本携帯端末装置3あるいは利用者が保有する端末装置4や再生装置などの送出先が設定され、送出要求情報が生成される。そして、携帯端末操作手段31の操作により、生成された送出要求情報がサーバ装置5へ送信される。この送信された送出要求情報をサーバ装置5の放送番組処理手段536が認識すると、対応する放送番組を送出先へ送出させる。この送出は、ストリームデータとして送出したり、1つのファイルデータとして送出したりするなど、送出要求情報に基づいた送出方式で送出可能である。
次に、前記放送番組記録システム1の動作を図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
図7には、放送番組の記録・再生の動作が示されている。
サーバ装置5は、携帯端末装置3からの所定の放送番組の記録を要求する旨の信号の有無を判断、すなわち放送番組の記録要求の待機状態となっている。
この携帯端末装置3からの記録要求としては、例えば、利用者が携帯端末操作手段31を適宜操作し、携帯端末表示手段33に表示されるメニュー画面に基づいて記録要求する旨を設定するとともに、記録要求の対象がテレビ番組かラジオ番組かを設定する。この設定により、対象の番組一覧表が携帯端末表示手段33に表示される。この番組一覧表は、例えばサーバ装置5から適宜取得したり、あらかじめ携帯端末記憶手段35に記憶されていたりしてもよい。そして、携帯端末操作手段31の操作により対象の放送番組および記録の開始・終了時間が設定されると、携帯端末装置3の要求情報生成手段361がIDナンバなどの携帯端末固有情報が一体的に関連付けられた要求情報を生成する(ステップS1)。この後、携帯端末操作手段31の操作にて要求情報がネットワーク2を介してサーバ装置5へ送信されると(ステップS2)、サーバ装置5が記録要求を認識する(ステップS3)。
そして、サーバ装置5は、要求情報認識手段531により携帯端末装置3から送信される要求情報を認識して取得すると、端末選択手段532にてスケジュール情報および要求情報に基づいて記録させる端末装置4を選出させる処理をする(ステップS4)。すなわち、要求情報およびスケジュール情報に基づいて、前述の具体例に示す方法などにより、記録要求の放送番組を受信可能でかつ記録要求の放送番組を記録可能な端末装置4を選出する。
この後、サーバ装置5は、記録スケジュール管理手段533により、記録スケジュールDB522に記憶するスケジュール情報を更新する(ステップS5)。すなわち、選出した端末装置4に関する記録スケジュールに、記録要求のあった記録スケジュールを関連付け、記録スケジュールDB522に記憶させる。
そして、サーバ装置5は、記録制御手段534により、端末選択手段532で選出した端末装置4に記録指令をする(ステップS6)。具体的には、端末選択手段532からIDナンバを認識した記録制御手段534は、端末固有情報に基づいて端末装置4を特定し、この特定した端末装置4へ、通信手段51にてネットワーク2を介して要求情報を送信する。
サーバ装置5から送信される要求情報を受信した端末装置4は(ステップS7)、端末記録スケジュール管理手段465により要求情報に基づいて端末スケジュール情報を更新する(ステップS8)。この端末スケジュール情報の更新により、端末装置4は記録要求の放送番組を記録可能な待機状態となる。そして、端末装置4は、端末記録スケジュール管理手段465により、図示しない計時手段にて計時する時刻と端末スケジュール情報とに基づいて、現在時刻が記録の開始時間となったか否かを判断する(ステップS9)。
この判断により、現在時刻が記録の開始時間となると、端末記録スケジュール管理手段465は指令情報認識手段462に所定の信号を出力する。この信号の出力により、指令情報認識手段462は、その記録開始時間の放送番組を放送受信手段461にて受信させて記録させる処理をする(ステップS10)。
そして、端末記録スケジュール管理手段465は、現在時刻が記録の終了時間を認識すると、指令情報認識手段462に所定の信号を出力する。この信号の出力により、指令情報認識手段462は、その記録終了時間の放送番組の放送受信手段461による受信・記録を終了させる処理をする。この後、端末記録スケジュール管理手段465は、端末通信手段42にて記録が終了した旨をサーバ装置5へ送信させる(ステップS11)。また、記録の不良が生じた場合には、記録不良が生じた旨をサーバ装置5へ送信してもよい。
端末装置4から記録が終了した旨の信号をサーバ装置5が受信すると(ステップS12)、放送番組転送処理手段535は、ネットワーク2を介して端末装置4で記録された放送番組をサーバ装置5へ転送させる処理をする。すなわち、放送番組転送処理手段535は、記録要求の記録された放送番組の送出を要求する信号を端末装置4へ送出する(ステップS13)。
なお、前述したように、端末装置4から記録終了の信号を受信する他、記録スケジュール管理手段533がスケジュール情報に基づいて端末装置4へ記録の終了を確認する処理をしてもよい。
そして、送出要求を認識した端末装置4(ステップS14)は、記録した放送番組を端末放送番組DB452から読み取り、端末通信手段42にてサーバ装置5へ送信させ(ステップS15)、放送番組転送処理手段535にて取得させる(ステップS16)。
この後、端末装置4は、サーバ装置5から放送番組を取得した旨の応答を認識すると、端末放送番組DB452から送出した放送番組を削除し、処理が終了する。
なお、記録不良が生じた場合、中断するまで記録した部分や不良が生じていない部分のみをサーバ装置5へ転送させてもよい。
また、サーバ装置5は、放送番組転送処理手段535にて放送番組を取得すると、放送番組処理手段536へ出力する。そして、放送番組処理手段536は、例えば復号化など適宜処理し(ステップS17)、放送番組DB523へ出力して適宜記憶させる。なお、複数の端末装置4で同一の放送番組を記録させた場合には、いずれかの端末装置4から放送番組を取得したり、全ての端末装置4から取得して、1つのみ記憶させてもよい。また、放送番組処理手段536へ出力することなく、直接放送番組DB523へ出力して適宜記憶させてもよい。さらに、タイムスケジュールに基づいて端末装置4で所定の時間帯で記録させた場合、タイムスケジュールに基づいて、各端末装置4から取得した一部分の放送番組を適宜つなぎ合わせ、要求のあった1つの放送番組に複合する処理をする。この後、放送番組を放送番組DB523へ出力して記憶させる。
さらに、サーバ装置5は、放送番組を取得すると、取得した放送番組の要求情報に基づいて要求した携帯端末装置3を認識する。そして、サーバ装置5は、放送番組の記録が終了した旨の信号を携帯端末装置3へ送信し、利用者に報知させる(ステップS18)。なお、この携帯端末装置3への報知をしなくてもよい。
そして、携帯端末装置3で記録が終了した旨の信号を受信すると(ステップS19)、携帯端末演算手段36はそれまで記録要求した要求情報のうち、記録が終了した要求情報に記録済みである旨のフラグ情報などを付加し、携帯端末記憶手段35に記憶する。
また、携帯端末装置3は、記録が終了した旨の信号の受信により、携帯端末発音制御手段363や携帯端末表示制御手段364による制御により携帯端末発音手段32で発音や携帯端末表示手段33で表示させる報知処理をする(ステップS20)。この後、携帯端末装置3は、送信要求設定の待機状態となる(ステップS21)。
具体的には、記録終了の報知を認識した利用者が携帯端末操作手段31の操作にて、例えば携帯端末表示手段33に表示されるメニュー画面に基づいて送出要求する旨を設定すると、本携帯端末装置3にて記録要求した一覧表あるいは記録済み一覧表が表示される。なお、記録要求した一覧表では、記録済みのフラグ情報が関連付けられた要求情報については、記録終了である旨が表示される。そして、携帯端末操作手段31の操作にて記録済みの放送番組を選択するとともに、本携帯端末装置3あるいは利用者が保有する端末装置4や再生装置などの送出先が入力されると、携帯端末演算手段36は送出要求情報を生成する。
そして、携帯端末操作手段31の操作にて送出要求情報がサーバ装置5へ送信され(ステップS22)、サーバ装置5の放送番組処理手段536が認識すると(ステップS23)、放送番組処理手段536は送出要求情報に基づいて、放送番組DB523から対象の放送番組を読み取る。この後、放送番組処理手段536は、送出要求情報に基づいて、読み取った放送番組を指定の送出先へ送出する(ステップS24)。送出先が複数ある場合には、それぞれ送出可能であるが、利用者の所有する端末装置4や再生装置などの制限付きで送出することが好ましい。このことにより、放送番組の適切な保護ができる。
なお、サーバ装置5は、放送番組を送出後に送出先から取得した旨を認識すると、放送番組DB523に記憶され送出した放送番組を削除してもよい。このことにより、放送番組が記録要求した利用者以外にサーバ装置5から流出することが防止され、放送番組の適切な保護ができる。
そして、放送番組を取得した携帯端末装置3や端末装置4などは(ステップS25)、放送番組を適宜記憶し、入力操作により再生要求を認識すると(ステップS26)、適宜放送番組を再生させる(ステップS27)。例えば、携帯端末発音制御手段363や携帯端末表示制御手段364、あるいは端末発音制御手段463や端末表示制御手段464などにて適宜処理し、携帯端末発音手段32や携帯端末表示手段33、あるいは端末発音手段6や端末表示手段7にて再生させる。なお、ストリームデータとしてサーバ装置5から放送番組が出力される場合、サーバ装置5から順次受信するデータを処理しつつ再生させる。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、サーバ装置5の要求情報認識手段531にて携帯端末装置3からネットワーク2を介して所定の放送番組の記録を要求する要求情報を認識・取得すると、この要求情報に対応する放送番組を記録可能な端末装置4を端末選択手段532にて選出する。そして、サーバ装置5の記録制御手段534により、選出した端末装置4で要求情報に対応する放送番組を記録させる処理をする。この後、サーバ装置5の放送番組処理手段536により、ネットワーク2を介して端末装置4から記録された放送番組を取得し、携帯端末装置3や利用者の所有する端末装置4に接続された端末発音手段6や端末表示手段7あるいは再生装置などにて放送番組を再生可能に処理する。
このため、記録要求の放送番組を、その放送番組が記録可能な端末装置4で記録させ、記録した放送番組を吸い上げて再生可能に処理することで、サーバ装置5がまとめて各放送局から放送番組を直接記録する場合に比し、例えば各地域に設置された複数の端末装置4で記録が分担され、また各地域に設置された端末装置と送受信可能にネットワーク2を介して接続する簡単な構成で各地域毎の放送番組をサーバ装置5で集約されることとなり、所定の放送番組を記録する構成を容易に簡略化できる。さらに、例えば各地域毎に異なる放送番組でもその地域に設置されて記録可能な端末装置で記録させることで、その地域に利用者がいなくてもその地域の放送番組を取得・鑑賞でき、放送番組の利用を容易に拡大できるとともに、例えば利用者が所望の放送番組が放送されていない地域へ外出しても、その外出先で所望の放送番組を取得でき、利用者の利便性を向上できる。
さらに、サーバ装置5で携帯端末装置3からの記録要求をまとめて取得し、このサーバ装置5にネットワーク2を介して送受信可能に接続され各地域に設置された複数の端末装置4で適宜記録させ、サーバ装置5で記録された放送番組をまとめて吸い上げて適宜配信するシステム構成としている。
このため、構成を簡略化でき、放送番組の利用を容易に拡大でき、利用者の利便性を向上できる所定の放送番組を記録する構成が容易に得られる。
また、記録制御手段534により記録要求のあった放送番組を記録可能な複数の端末装置4でそれぞれ放送番組を記録させ、放送番組処理手段536により要求情報に基づく放送番組の全てを適切に記録した端末装置4からその放送番組を取得する。
このため、いずれかの端末装置4で例えば受信不良や記録不良などが生じても、他の端末装置4で記録が担保され、確実に記録要求の放送番組を記録できる。
さらに、記録制御手段534により記録要求のあった放送番組を記録可能な複数の端末装置4でそれぞれ放送番組を記録させ、放送番組処理手段536により、各端末装置4における記録状態を認識して要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に各記録された放送番組を適宜取得してつなぎ合わせる複合処理をする。
このため、例えば不意な記録不良により記録した放送番組が断片的となったり、放送番組の一部分のみ記録可能な端末装置4しかない場合などであっても、それぞれ複合処理により記録要求に応じた放送番組を確実に得ることができる。
そして、記録制御手段534により、端末選択手段532で選出された端末装置4における各記録可能な時間帯を記録スケジュール管理手段533で生成されるスケジュール情報で認識し、要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に記録スケジュール管理手段533で生成したタイムスケジュールで記録させる。この後、放送番組処理手段536により各端末装置4からそれぞれ記録した所定の時間帯での放送番組を取得し、記録要求に応じた一連の放送番組の全てとなる状態に複合処理する。
このため、放送番組の一部分のみ記録可能な端末装置4しかない場合であっても、例えば各端末装置4における端末記録スケジュールに基づいてタイムスケジュールを作成する簡単な処理で確実に要求情報に対応する放送番組の記録ができる。
さらに、記録スケジュール管理手段533で各端末装置4における記録スケジュールに関する記録情報である端末記録スケジュールに基づいて各端末装置4の記録可能な時間帯を認識してタイムスケジュールを作成し、このタイムスケジュールに基づいて記録制御手段534により各端末装置4で記録させる。
このため、記録スケジュールの簡単な処理にてタイムスケジュールが作成されて、この記録スケジュールと同様のデータ構造のタイムスケジュールでそれぞれ断片的に記録させて複合処理にて記録要求に対応した放送番組を取得するので、処理が容易で、構成の簡略化や装置コストの低減あるいは処理の高速化などが容易に得られる。
また、端末装置4およびサーバ装置5間で送受信させる放送番組をMPEG方式とすることで、各端末装置4で所定の時間帯でそれぞれ記録させて後で複合処理することが容易にでき、処理の高速化が容易に図れる。さらに、送受信時のパケット処理も容易で送受信の高速化も容易に図れることができる。
そして、端末装置4を特定する端末固有情報にその端末装置4で受信可能な放送局に関する放送局情報を一連に関連つけ、サーバ装置5の端末固有情報を記憶する端末情報DB521Bを設け、端末固有情報に基づいて端末選択手段532が記録要求する放送番組を記録可能な端末装置4を選出する。
このため、要求情報に対応する放送番組を記録可能な端末装置の選出が、放送局情報を有する簡単なデータ構造の端末固有情報で容易にできる。したがって、構成の簡略化や処理の高速化などが容易に得られる。
また、サーバ装置5の端末選択手段532にて既に同一の放送番組の記録予約をしている端末装置4以外の端末装置を選出させて、この選出された端末装置4で記録制御手段534により放送番組を記録させる。
このため、既に記録予約された放送番組が既に記録予約した利用者以外で再生されることを防止でき、著作保護などの放送番組の適切な保護ができる。
さらに、サーバ装置5の放送番組処理手段536は、端末装置4から記録要求の放送番組の記録が完了した旨を認識、例えば端末装置4から記録処理の終了により出力される信号やサーバ装置5からの問い合わせに対する応答信号などに基づいて記録完了を認識すると、端末装置4から記録された放送番組を取得する処理をする。
このため、適切に記録が完了した端末装置4を容易に認識でき、その端末装置4から放送番組を取得すればよく、要求情報に対応した放送番組の適切な記録が容易にできる。
また、放送番組処理手段536は、端末装置4から記録された放送番組を取得した後、直ちにあるいは所定時間経過後にその端末装置4の端末記憶手段45に記憶されている放送番組を削除させる処理をする。
このため、端末装置4における端末記憶手段45の記録領域が確保され、新たな放送番組の記録が可能となり、利便性を向上できる。さらに、端末装置4から放送番組の複製を防止でき、放送番組の著作保護など適切な保護が得られる。
さらに、サーバ装置5から放送番組を送出させる際、記録要求した携帯端末装置3以外、例えばその記録要求する利用者が所有する他の携帯端末装置3や端末装置4あるいは再生装置などへも送信可能としている。
このため、携帯端末装置3以外でも放送番組を鑑賞することができ、利用者の利便性を向上できる。
また、送出する放送番組の送出方式としてストリームデータとして送出させたり、1つのファイルデータとして送出させたりするなど、送出要求に応じて放送番組を適宜送出している。
このため、ストリーム再生や一旦ファイルとして取得して後に適宜再生させるなど、利用者の都合に合わせたいずれの再生状況に対応でき、利用者の利便性を向上できる。
さらに、サーバ装置5から記録要求のあった放送番組を送出した後は、サーバ装置5からもその放送番組を削除する構成としている。
このため、サーバ装置5から放送番組の複製が流出するなどを防止でき、放送番組を適切に保護できる。
なお、例えばサーバ装置5に所定期間保存しておき、再び記録要求した利用者から携帯端末装置3以外からでも送出要求があった場合に、再び送出する要にしてもよい。このような構成によれば、誤って利用者が放送番組を削除したり、放送番組のデータが損傷したりするなどの不都合が生じても、再び取得することができ、利用者の利便性を向上できる。
そして、記録要求する携帯端末装置3に放送番組を再生可能な携帯端末発音手段32や携帯端末表示手段33を設けた構成としている。
このため、記録要求する携帯端末装置3がその要求する放送番組を配信していない地域に携帯されたとしても、サーバ装置5から送出される放送番組を取得して再生させて鑑賞することができ、またその地域にサーバ装置5から送出される放送番組を取得して再生させることができる機器が無くても所望の放送番組の鑑賞ができ、利用者の利便性を向上できる。
また、端末装置4をこの端末装置4に設けられた端末操作手段41からの信号や携帯端末装置3から赤外線などの無線媒体やケーブル接続などを介して直接取得する信号に基づいて、サーバ装置5から指令と無関係に放送番組の記録を可能としている。
このため、端末装置4が設置された設置場所での端末装置4の番組記録さらには番組再生などができ、端末装置4の有効利用ができる。したがって、例えば端末装置4を家庭機器として設置することにより、日本全国さらには世界各国の放送番組をも記録できるシステム構成が容易に得られ、利用の拡大も容易に図れる。
さらに、端末装置4で独立して放送番組を記録でき、記録予約一覧表や記録済み一覧表などを確認可能な構成とした場合、サーバ装置5からの指令により記録予約する項目については、表示させないなど確認できない構成としている。
このため、端末装置4を利用する利用者がその利用者の意に基づかないサーバ装置5からの指令に基づく記録処理を認識できないので、サーバ装置5からの指令に基づく記録処理による不快感が生じるなどを防止できる。
そして、記録済み一覧や予約一覧などを記録スケジュールを利用して表示可能としている。
このため、利用者に記録状況を簡単な処理で容易に認識させることができ、また送出要求も一覧から選択させる構成ででき、操作性の向上や利便性の向上が容易に得られる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能である。
例えば、放送番組としては、上述したように、テレビジョン放送、衛星テレビジョン放送、ラジオ放送などのほか、ケーブルテレビジョン放送などをも対象とできる。
また、地上波アナログ信号や地上波デジタル信号あるいは衛星デジタル信号などの電波により配信される放送番組の他、光や音波、電磁波などのいずれの伝送方式で配信される放送番組を対象とすることができる。
さらに、例えばサーバ装置5の演算手段53にプログラムとしての種別認識手段を設け、この種別認識手段にて各端末の端末記録スケジュールに基づく記録履歴を取得して各端末装置4で記録頻度の高い放送番組の種別を認識させる。そして、端末選択手段532が記録要求の放送番組の種別を認識し、図8に示す概念図のように、要求する種別が種別認識手段にて認識した端末装置4以外の端末装置4、すなわち同一の種別の記録頻度が低い端末装置4を選択させ、記録させる。
このことにより、記録頻度が高い放送番組の種別の端末装置4以外であれば、記録要求する放送番組をその端末装置4で記録する可能性が低くなり、その端末装置4で記録要求の放送番組を記録できる可能性が高くなる。このため、確実に記録要求の放送番組を記録できる。
なお、例えば記録要求の放送番組の種別と同一であって記録履歴に基づく記録頻度がもっと低い種別の端末装置4を選出して記録させるなどしてもよい。
また、記録要求の放送番組が既に記録予約されている端末装置4以外で記録させる構成を例示して説明したが、例えば既に記録予約されている場合、新たに記録させることなく、既に予約されて記録された放送番組を取得し、記録予約がされていない場合には記録させる処理をするなどしてもよい。
このような構成によれば、同一の放送番組を重複して記録する処理が防止され、効率的な放送番組の記録ができる。
そして、サーバ装置5は、例えば放送番組に所定の地域のみ重畳される速報などの付加情報が、放送番組を記録する端末装置4で記録する放送番組に重畳されたことを認識、例えば端末装置4から取得した放送番組の信号により認識した場合、付加情報が重畳されていない他の端末装置4で記録された放送番組を、送出要求に応じて送出するなどしてもよい。
このような構成によれば、放送番組の鑑賞が付加情報により阻害されることがなく、利用者に良好な鑑賞ができる放送番組を提供できる。
また、サーバ装置5は、例えば放送番組中に介在される広告情報などを、端末装置4から取得して処理する際に、削除したり、携帯端末装置3の利用者の居住地の広告情報や携帯端末装置3が位置する地域の広告情報となるように差し替えたりするなどして処理し、送出するようにしてもよい。
このような構成によれば、広告情報により鑑賞が阻害されることなく良好に鑑賞できたり、利用者の居住地の広告情報の差し替えにより利用者に良好に広告内容を報知できたり、携帯端末装置3が位置する地域の広告情報に差し替えることによりその地域にいる利用者にその地域の広告内容を良好に報知できるなど、利用者の利便性や広告効果の向上などが得られる。
そして、サーバ装置5の演算手段53にて記録要求の放送番組を端末装置4で適宜記録させて取得するプログラム構成として説明したが、プログラム構成としては上述した構成のみに限らず、記録要求の放送番組を端末装置4で適宜記録させて取得するいずれのプログラム構成とすることができる。
なお、プログラム構成に限らず、電気回路にて構成したり、1つの素子にて構成したり、あるいは各構成をそれぞれコンピュータにて構成されて適宜接続したネットワーク構成とするなど、いずれの形態を採ることができる。すなわち、本発明のコンピュータとしては、1台のコンピュータに限らず、ネットワーク構造としたもの、1つの素子としたもの、電気回路にて構築したものなど、いずれが対象となる。
そして、プログラム構成とすることで、例えば構築したプログラムをコンピュータに読み取らせてコンピュータをサーバ装置5や携帯端末装置3あるいは端末装置4として機能させることが用意にでき、利用の拡大、製造性の向上、コストの低減などが容易に図れる。そして、このプログラム構成をコンピュータが読取可能に記録媒体、例えばメモリや光ディスクなどに記録した構成とすることで、上述したようにプログラムをコンピュータに読み取らせることが容易で、プログラム構成が容易に取り扱いでき、容易に利用の拡大が図れる。
さらには、上述した携帯端末装置3、端末装置4およびサーバ装置5の構成に限られるものではなく、各処理機能を適宜分担させる構成とすることができる。
具体的には、上述したように、携帯端末装置3および端末装置4が同一の構成すなわち機能的に同一であれば、例えば携帯端末装置3からの予約要求をサーバ装置5が携帯端末装置3を含めて予約を割り当てる処理をする。また、携帯端末装置3にサーバ装置5の機能を持たせてもよい。すなわち、携帯端末装置3が端末装置4のデータを保持している場合、予約内容に応じて端末装置4を選択して予約指示をする処理をしてサーバ装置5を設けない構成とするなどしてもよい。さらには、これらの予約の割り当てや予約指示を適宜組み合わせてもよい。これらのように、携帯端末装置3、端末装置4およびサーバ装置5の機能を適宜分担させ、いずれの形態のシステム構成に設計変更できる。
また、送出要求に基づいてサーバ装置5から放送番組を適宜配信させて説明したが、配信処理はせず、例えば記録媒体に放送番組を記録させ、この記録媒体を適宜郵送などにより配送するなどしてもよい。さらには、配信せず、サーバ装置5を放送番組のデータベースとして利用してもよい。
そして、送出先としては、記録要求をした機器である携帯端末装置3のみとしたり、利用者が所有する端末装置4のみとしたりするなど、適宜設定できる。
また、送出方式としては、ストリーム再生のみ、あるいはファイル転送のみに限ってもよい。
さらに、複数の端末装置4にて記録させて説明したが、1つの端末装置4のみに記録させてもよい。
そして、タイムスケジュールにて記録させる端末装置4は、複数所定時間帯で重なるように複数の端末装置4で記録させる処理としてもいよ。
さらに、記録可能な時間帯でそれぞれ分割して記録させる処理としては、タイムスケジュールを利用する他、いずれの方法が適用できる。
また、携帯固有情報に放送局情報を関連付けた管理情報としたデータ構造に限らず、記録要求の放送番組を記録可能な端末装置4を検出できるいずれのデータ構造を利用できる。
さらに、記録可能な端末装置4の選出処理としても、いずれの検索方法が利用でき、その検索方法に対応したいずれのデータ構造を利用できる。
そして、携帯端末装置3として、携帯端末発音手段32や携帯端末表示手段33を設けて放送番組を再生可能としたが、単に記録要求するのみの構成としてもよい。さらに、携帯端末装置3を端末装置4のリモートコントローラのように端末装置4の独立した記録や再生処理の設定を可能として説明したが、上述したように、サーバ装置5への記録要求のみの構成としてもよい。
また、端末装置4として、サーバ装置5とは別に独立して記録可能な構成としたが、サーバ装置5からの指令に基づいて記録するのみの構成としてもよい。そして、例えば利用者が外出する前などに端末装置4の端末操作手段の操作により、端末装置4から記録を供給する要求情報を送信させるなど、端末装置4を携帯端末装置3のように利用することも可能である。
さらに、サーバ装置5および端末装置4や携帯端末装置3間での放送番組の送受信方式も、上述したように、MPEGを利用する構成に限らない。
また、一覧表示を可能して説明したが、一覧表示させなくてもよい。
さらに、記録要求や送出要求する際の操作方法は、上述した例示に限らず、いずれの方法が適用できる。
本発明は、テレビジョン放送、衛星テレビジョン放送、ラジオ放送、ケーブルテレビジョン放送などの各種放送番組を、携帯端末装置3からの記録要求に基づいて、ネットワーク2を介して複数接続され各地域に設置された端末装置4で適宜記録させてサーバ装置5で取得して再生可能に処理し、適宜送出させて鑑賞する利用の他、例えば放送番組のデータベースなどとしても適用できる。
本発明の一実施形態に係る放送番組記録システムの概略構成を示す概念図。 前述の放送番組記録システムにおける携帯端末装置の概略構成を示すブロック図。 前述の放送番組記録システムにおける端末装置の概略構成を示すブロック図。 前述の放送番組記録システムにおけるサーバ装置の概略構成を示すブロック図。 前述のサーバ装置の記録スケジュールDBにおけるテーブル構造の概略構成を示す概念図。 前述のサーバ装置の記録スケジュール管理手段におけるタイムスケジュールの作成状況を示す概念図。 前述の放送番組記録システムにおける放送番組の記録を実行する動作を示すフローチャート。 本発明の他の実施形態に係る放送番組記録システムにおける記録指令の制御状況を示す概念図。
符号の説明
1…放送番組記録システム
2…ネットワーク
3…携帯端末装置(第2の端末操作手段としても機能する第1の端末装置)
4…端末装置(第2の端末装置)
5…サーバ装置(放送番組記録装置)
6…端末発音手段(出力手段)
7…端末表示手段(出力手段)
31…携帯端末操作手段(第1の端末操作手段)
32…携帯端末発音手段(出力手段)
33…携帯端末表示手段(出力手段)
45…端末記憶手段(端末記録手段)
52…記憶手段(記録手段)
361…要求情報生成手段
461…放送受信手段
531…要求情報認識手段(要求情報取得手段)
532…端末選択手段
534…記録制御手段
536…放送番組処理手段

Claims (20)

  1. 所定の放送番組の記録を要求する要求情報に基づいて、ネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に複数接続され前記放送番組を記録可能な端末装置で、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる放送番組記録装置であって、
    前記要求情報を取得する要求情報取得手段と、
    前記要求情報に対応する前記放送番組を記録可能な前記端末装置を選択する端末選択手段と、
    前記選択された端末装置で前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる記録制御手段と、
    前記端末装置から前記ネットワークを介して記録された前記放送番組を取得し出力手段にて前記放送番組を出力可能に処理する放送番組処理手段と
    を具備したことを特徴とする放送番組記録装置。
  2. 請求項1に記載の放送番組記録装置において、
    前記記録制御手段は、前記端末選択手段にて複数の端末装置が選択された場合、少なくとも2つ以上の前記選択された端末装置で前記放送番組を記録させ、
    前記放送番組処理手段は、前記放送番組を記録する複数の端末装置のうち前記要求情報に基づく放送番組の全てを記録した端末装置から前記記録された放送番組を取得する
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  3. 請求項1に記載の放送番組記録装置において、
    前記記録制御手段は、前記端末選択手段にて複数の端末装置が選択された場合、少なくとも2つ以上の前記選択された端末装置で前記放送番組を記録させ、
    前記放送番組処理手段は、前記放送番組を記録する複数の端末装置から前記記録された放送番組の記録状態を認識し、この記録状態に基づいて前記要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に前記記録された放送番組を前記複数の端末装置から適宜取得し複合する
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一に記載の放送番組記録装置において、
    前記記録制御手段は、前記端末選択手段にて選択された端末装置におけるそれぞれの記録可能な時間帯を認識し、前記要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に前記端末装置を再選択し、前記認識した時間帯で記録させ、
    前記放送番組処理手段は、前記端末装置で記録した放送番組を取得して前記要求情報に基づく放送番組の全てとなる状態に取得した放送番組を複合する
    ことを特徴とする放送番組記録装置
  5. 請求項4に記載の放送番組記録装置において、
    前記記録制御手段は、前記端末選択手段にて選択された端末装置における前記放送番組の記録スケジュールに関する記録情報に基づいて記録可能な時間帯を認識する
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一に記載の放送番組記録装置において、
    前記端末装置における記録履歴に基づいて前記端末装置で記録する放送番組における記録頻度の高い種別を認識する種別認識手段を具備し、
    前記端末選択手段は、前記要求情報に対応する前記放送番組の種別を認識し、この認識した種別が前記種別認識手段にて認識した記録頻度の高い種別の端末装置以外の端末装置を選択する
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一に記載の放送番組記録装置において、
    前記端末装置毎の固有の情報および前記放送番組を提供する放送局のうち前記放送番組を記録可能な放送局に関する情報が1つの管理情報として複数記録する記録手段を具備し、
    前記端末選択手段は、前記管理情報に基づいて前記要求情報に対応する前記放送番組を記録可能な前記端末装置を選択する
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一に記載の放送番組記録装置において、
    前記放送番組処理手段は、前記放送番組を記録する前記端末装置から前記放送番組の記録が完了した旨を認識することにより、前記記録された前記放送番組を取得する
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一に記載の放送番組記録装置において、
    前記放送番組処理手段は、前記端末装置から前記記録された放送番組を取得すると、前記端末装置に記録された前記放送番組を削除させる処理をする
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一に記載の放送番組記録装置において、
    前記記録制御手段は、前記要求情報に対応する前記放送番組を既に記録予約している端末装置以外の端末装置に前記放送番組を記録させる
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  11. 請求項1ないし請求項9のいずれか一に記載の放送番組記録装置において、
    前記記録制御手段は、前記要求情報に対応する前記放送番組を既に記録予約している端末装置を検索し、前記既に記録予約している端末装置がない場合に前記放送番組を前記選択された端末装置で記録させ、
    前記放送番組処理手段は、前記記録制御手段にて前記要求情報に対応する前記放送番組を既に記録予約している端末装置を検出している場合、その端末装置で記録した前記放送番組を取得する
    ことを特徴とする放送番組記録装置。
  12. ネットワークを介して第1の端末装置からの所定の放送番組の記録を要求する要求情報をサーバ装置が認識すると、前記ネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に複数接続され前記放送番組を記録可能な第2の端末装置で、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる放送番組記録システムであって、
    前記第1の端末装置は、入力操作に応じた信号を生成する第1の端末操作手段と、この第1の端末操作手段からの所定の信号に基づいて所定の前記放送番組の記録を要求する要求情報を生成する要求情報生成手段とを備え、
    前記第2の端末装置は、前記放送番組を受信する放送受信手段と、所定の前記放送番組の記録指令に関する指令情報を認識することにより前記受信した所定の放送番組を記録する端末記録手段とを備え、
    前記サーバ装置は、前記第1の端末装置から前記ネットワークを介して前記要求情報を取得する要求情報取得手段と、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録可能な前記端末装置を選択する端末選択手段と、前記選択された端末装置で前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる記録制御手段と、前記端末装置から前記ネットワークを介して記録された前記放送番組を取得し出力手段にて前記放送番組を出力可能に処理する放送番組処理手段とを備えた
    ことを特徴とする放送番組記録システム。
  13. 所定の放送番組の記録を要求する第1の端末装置と、
    前記放送番組を記録可能な複数の第2の端末装置と、
    これら第1の端末装置および複数の第2の端末装置にネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に接続され、前記所定の放送番組についての記録の要求に基づいて前記第2の端末装置で前記所定の放送番組を記録させる請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の放送番組記録装置と
    を具備したことを特徴とする放送番組記録システム。
  14. 請求項12または請求項13に記載の放送番組記録システムにおいて、
    前記第1の端末装置は、前記放送番組を出力する出力手段を備えた
    ことを特徴とする放送番組記録システム。
  15. 請求項12ないし請求項14のいずれか一に記載の放送番組記録システムにおいて、
    前記第2の端末装置は、第2の端末操作手段による所定の入力操作にてそれぞれ所定の前記放送番組を記録可能で、前記記録する全放送番組のうち前記第2の端末操作手段による所定の入力操作にて記録する放送番組の一覧のみをそれぞれ接続された端末表示手段で表示させる
    ことを特徴とする放送番組記録システム。
  16. 請求項12ないし請求項15のいずれか一に記載の放送番組記録システムにおいて、
    前記サーバ装置の放送番組処理手段は、前記第1の端末装置からの送出要求に基づいて前記第2の端末装置から取得して処理した前記送出要求に対応する前記放送番組を前記第1の端末装置、所定の第2の端末装置および所定の出力手段のうちの少なくともいずれか1つに送出させる
    ことを特徴とする放送番組記録システム。
  17. 所定の放送番組の記録を要求する要求情報に基づいて、ネットワークを介して前記放送番組を含む各種情報を送受信可能に複数接続され前記放送番組を記録可能な端末装置で、前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させる放送番組記録方法であって、
    前記要求情報を取得するステップと、
    このステップで取得した前記要求情報に対応する前記放送番組を記録可能な前記端末装置を選択するステップと、
    このステップで選択された前記端末装置で前記要求情報に対応する前記放送番組を記録させるステップと、
    このステップで記録された前記放送番組を前記端末装置から前記ネットワークを介して取得し出力手段にて前記放送番組を出力可能に処理するステップと
    を有する放送番組記録方法。
  18. コンピュータを請求項1ないし請求項11のいずれか一に記載の放送番組記録装置として機能させる
    ことを特徴とする放送番組の記録を実行させるプログラム。
  19. 請求項17に記載の放送番組記録方法をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする放送番組の記録を実行させるプログラム。
  20. 請求項18または請求項19に記載の放送番組の記録を実行させるプログラムがコンピュータに読取可能に記録された
    ことを特徴とする放送番組の記録を実行させるプログラムを記録した記録媒体。
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