JP2005205503A - 工具搬送装置,工具搬送装置の動作速度決定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

工具搬送装置,工具搬送装置の動作速度決定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 工具を旋回運動によって搬送する場合の旋回速度を、その旋回運動により工具に作用する力に基づいて適切に設定することができる工具搬送装置を提供する。
【解決手段】 工具マガジンを制御する制御装置は、工具に作用する遠心力を推定し(ステップS1〜S3)、工具マガジンの最高旋回速度ωmaxを、推定した遠心力と、グリップアームにおける工具のグリップ力FGに基づき設定される限界遠心力Flimitとに基づいて決定する(ステップS4〜S7)。
【選択図】 図1

Description

工作機械によって使用される工具を旋回運動により搬送するための搬送部を備えてなる工具搬送装置、及びその工具搬送装置の動作速度決定方法、並びに前記工具搬送装置を制御対象とするコンピュータのプログラムに関する。
特許文献1には、工作機械によって使用される工具を旋回運動により搬送する装置について、その搬送速度を工具の重量モーメントに応じて適切に変化させるようにした技術が開示されている。
特開平3−60941号公報
しかしながら、本来、重量モーメントは加速度に対して影響を及ぼすものであるから、重量モーメントに応じて搬送速度を決定すると、ある程度の妥当性を有するとしても、必ずしも最適な搬送速度が得られるとは限らない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、工具を旋回運動によって搬送する場合の旋回速度を、その旋回運動により工具に作用する力に基づいて適切に設定することができる工具搬送装置、及びその工具搬送装置の動作速度決定方法、並びに前記工具搬送装置を制御対象とするコンピュータのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の工具搬送装置は、工作機械によって使用される工具を保持する工具保持部を旋回運動により所定の位置へ搬送する搬送部と、
この搬送部によって搬送される工具に作用する遠心力を推定する遠心力推定手段と、
この遠心力推定手段によって推定される遠心力に基づいて、前記搬送部の旋回速度を決定する速度決定手段とを備えたことを特徴とする。
即ち、工具に作用する遠心力を規定すれば、所定の質量を有する工具を最大どの程度の速度によって旋回させることができるかを物理的に決定することができる。従って、工具の質量に応じて動作可能な旋回速度がより適切に定まるようになる。
この場合、請求項2に記載したように、前記遠心力推定手段を、工具の質量と、前記旋回運動の回転中心から当該工具重心までの公転半径との積に基づいて遠心力を推定するように構成すると良い。即ち、工具に作用する遠心力をF,工具の質量をm,重心公転半径をr,旋回速度(角速度)をωとすれば、これらの関係は次式によって定まる。
F=m・r・ω2
従って、m×rを演算することで、工具を所定の旋回速度で回転させた場合に作用する遠心力を適切に推定することができる。
また、請求項3に記載したように、前記速度決定手段を、前記遠心力推定手段によって推定された遠心力と、前記工具保持部が工具を保持する保持力とに基づいて前記搬送部の旋回速度を決定するように構成するのが好ましい。即ち、工具保持部の保持力を超えて工具に遠心力を作用させれば工具が脱落してしまうので、請求項3のように構成すれば、工具を脱落させない範囲で旋回速度が最大となるように決定することができる。
更に、請求項4に記載したように、前記速度決定手段を、旋回速度を、前記搬送部が構造的に許容する最高旋回速度を下回るように決定するように構成すると良く、斯様に構成すれば、旋回機構の限界を超えるような速度を設定することは回避される。
また、以上の場合において、請求項5に記載したように、前記搬送部を、旋回中心より等距離に位置する複数の工具保持部を備えてなる回転式の工具マガジンを構成するものに適用すると良く、斯様に構成すれば、工具マガジンの最高旋回速度を適切に設定することにより、工具交換に要する時間を短縮することができる。
また、請求項6に記載したように、前記搬送部により、工具マガジンに保持されている複数の工具のうち何れか1つを、工作機械の主軸の先端部に付け替えるように旋回可能であり、且つ、前記工具マガジンと前記主軸との間に配置される工具交換装置を構成すると良く、斯様に構成すれば、工具交換装置の最高旋回速度を適切に設定することで、工具交換に要する時間を短縮することができる。
本発明によれば、工具に作用する遠心力に基づき搬送部における旋回速度が決定されるので、工具の搬送速度を適切に向上させることができ、工作機械による加工処理時間を短縮させることが可能となる。
(第1実施例)
以下、本発明をタレット型マガジンを備えてなる工具交換装置に適用した場合の第1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。尚、本実施例における工具交換装置の構造は、例えば特公平7−80109号公報に開示されているものと同様であり、以下では、本発明の要旨に係る部分のみを説明する。
図3(a)は、工具交換装置に組み込まれている工具マガジン(搬送部)1を取り出して示す斜視図である。工具マガジン1は、概ね円盤型のマガジンベース2の外周部に複数本のグリップアーム3が放射状に取り付けられている。図4に示すように、グリップアーム3の先端部には、下端側に工具が装着されている工具ホルダ4の上端側を挟持するためU字状の保持部(工具保持部)5が形成されており、保持部5の内側先端部両側には、内蔵されているコイルばね(図示せず)によって内側に向けて付勢されている支持ピン6,6が配置されている。そして、支持ピン6,6が工具ホルダ4側に設けられている溝(図示せず)に挿入されることで、工具ホルダ4を保持するようになっている。
そして、マガジンベース2は、その中心がマガジンモータ27(図5参照)の回転軸に結合されて回転駆動されるようになっているが、その回転軸は、図3(b)に示すように、水平に対して仰角側に18度傾斜している。尚、以降においては工具と工具ホルダとは実質的に一体と見なすことになるため、工具4と称することにする。
図5は、工具交換装置を含む工作機械を数値制御する数値制御装置(遠心力推定手段,速度決定手段)10の電気的構成を示す機能ブロック図である。数値制御装置10は、制御全体を司るマスタCPU11,ワーク加工や工具交換を司るスレーブCPU12を中心にとして構成されている。
マスタCPU11には、制御装置自体を動作させるプログラムや定数等を格納するマスタ部ROM13と、ワーク加工プログラム(数値制御プログラム)14を格納したり、制御実行中の変数やフラグ等を一時記憶するマスタ部RAM15とが接続されている。スレーブCPU12には、ワーク加工のためのモータ駆動プログラムや定数等を格納するスレーブ部ROM16と、ワーク加工制御実行中の変数,フラグ等を一時記憶するスレーブ部RAM17とが接続されている。
マスタCPU11とスレーブCPU12との間には、マスタCPU11からスレーブCPU12への指令或はその逆方向の情報等が格納されるC(Common)RAM18が接続されている。CRAM18は、マスタCPU11及びスレーブCPU12の双方から情報が書き込まれ或は参照される。
また、マスタCPU11には、加工プログラム等を作成・入力するキーや、一連の加工処理を開始させるための起動スイッチや、加工プログラムの各ステップの処理を確認などのため個別に実施可能とする手動用スイッチ等のスイッチ部19と、キーボード20と、加工プラグラム等を表示して参照するためのCRT(Cathode Ray Tube)21とが接続されている。
スレーブCPU12は、X軸モータ22,Y軸モータ23,ワークテーブルを旋回させるテーブル旋回モータ24に接続されており、これらに制御信号を送出してワークの被加工面等を変更する。更に、スレーブCPU12は、上下動(Z軸)モータ25及び主軸モータ26に接続されており、それらに制御信号を送出し、被加工面,被加工位置を決定されたワークに対して所定の工具4による加工を実行する。
また、スレーブCPU12は、加工工程中に必要に応じてマガジンモータ27並びに工具交換モータ28に制御信号を送出し、工具交換を実行する。これら、スレーブCPU12の実行するワーク加工制御,工具交換制御は、マスタCPU11からの指示に基づいて実行される。
マスタCPU11は、キーボード20から入力されてマスタ部RAM15に格納された加工プログラム14を1動作分ずつ読み込み、ワーク加工に関する情報であればCRAM18に書き込む。スレーブCPU12は、この書き込まれた情報を読み出してワーク加工制御を実行する。また、マスタ部RAM15には、工具マガジン1に関するデータ、及びその工具マガジン1にセットされている各工具4に関するデータもユーザにより入力されて記憶されている。
図1は、マスタCPU11が行う工具マガジン1の回転速度を算出する処理の流れを示すフローチャートである。尚、この処理は、ワーク加工プログラム14の一部として組み込まれている処理である。マスタCPU11は、先ず、マスタ部RAM15より工具マガジン1にセットされている各工具4の質量m及び工具長Lのデータを読み出すと(ステップS1)、次に、工具4の重心位置を算出する(ステップS2)。ここでの重心位置の算出は、工具長Lから重心の公転半径rを推定することで行うが、その推定には近似式を使用する。例えば、マガジンベース2の回転中心から、グリップアーム3における工具の保持位置までの半径をr0とすると、工具4の重心公転半径rは、
r=r0+L/2 ・・・(1)
で近似することができる。
次に、マスタCPU11は、各工具4について遠心力の発生条件を算出する(ステップS3)。即ち、工具に作用する遠心力をF,工具の質量をm,重心公転半径をr,旋回速度をωとすれば、これらの関係は次式によって定まる。
F=m・r・ω2 ・・・(2)
従って、質量mと重心公転半径rとの積:m×rを算出することで、所定の旋回速度ωで工具を旋回させた場合に作用する遠心力を適切に推定することができる。尚、ステップS1〜S3は、遠心力推定手段に対応する。そして、各工具の内、積:m×rが最大となったもの(m×r)maxを判定する(ステップS4)。
続いて、マスタCPU11は、マスタ部RAM15よりグリップアーム3における工具のグリップ力(保持力)FGのデータを読み出すと(ステップS5)、限界遠心力Flimitを算出する(ステップS6)。限界遠心力Flimitは(3)式で近似的に算出される。
Flimit=FG/sin18° ・・・(3)
ここで、図2(a)は、工具マガジン1の下方側部分を示しており、図2(b)は、それらの内軸方向が鉛直に一致している工具4のみを示す。そして、図2(c)は、その工具4を更に拡大して示すものである。図2(c)において、グリップアーム3に保持されている工具4には鉛直方向に重力が作用しているが、工具マガジン1が旋回した場合には、鉛直に対して18°外側に傾いた方向に遠心力が作用する。そして、工具4の外周には支持ピン6を嵌合させる保持用の溝が形成されているので、工具4をグリップアーム3のグリップ力に抗して脱落させる方向に作用する力は、水平方向に作用する力成分となる。従って、限界遠心力Flimitは(3)式で算出される。
そして、マスタCPU11は、限界遠心力Flimitを超えることがない、工具マガジン1の最高旋回速度ωmaxを(4)式により算出する(ステップS7)。
ωmax={Flimit/(m×r)max}1/2 ・・・(4)
即ち、最高旋回速度ωmaxは、限界遠心力Flimitを積:m×rの最大値(m×r)maxで除したものの平方根によって得られる。
それから、マスタCPU11は、工具マガジン1の機構的限界である旋回速度ωlimitをマスタ部RAM15より読み出して、最高旋回速度ωmaxとの大小関係を比較する(ステップS8)。そして、ωmax≦ωlimitであれば(「NO」)最高旋回速度ωmaxを工具マガジン1の旋回速度として決定し、マスタ部RAM15に書き込んで記憶させる(ステップS9)。
すると、以降に行われる被工作物の加工処理において主軸の工具交換が行われる場合、スレーブCPU12は、マガジンモータ27、即ちマガジンベース2を最高旋回速度ωmaxで回転させることで、グリップアーム3に保持されている工具の何れかを交換対象として選択するようになる。そして、以上のように決定された最高旋回速度ωmaxは限界遠心力Flimitに基づいて設定されているので、速度ωmaxでマガジンベース2を旋回させてもグリップアーム3に保持されている工具が脱落してしまうことは確実に回避される。
一方、ステップS8において、ωmax>ωlimitであれば(「YES」)、限界旋回速度ωlimitを工具マガジン1の旋回速度として決定し、マスタ部RAM15に書き込んで記憶させる(ステップS10)。即ち、限界旋回速度ωlimitを超えてマガジンベース2を旋回させると機構部が損傷するおそれがあり、そのような事態を回避するためである。尚、ステップS7〜S10は速度決定手段に対応する。
以上のように本実施例によれば、工具マガジン1を制御する制御装置10は、工具に作用する遠心力を推定し、その遠心力に基づいて工具マガジン1の旋回速度を決定するようにした。即ち、工具4に作用する遠心力を規定すれば、所定の質量mを有する工具4を最大どの程度の速度によって旋回させることができるかを物理的に決定することができる。従って、工具4の質量に応じて動作可能な旋回速度を従来よりも適切に定めることができる。
また、制御装置10は、工具4の質量mと、旋回運動の回転中心から当該工具4の重心公転半径rとの積を演算することで、工具4に作用する遠心力を適切に推定することができる。また、制御装置10は、最高旋回速度ωmaxを、グリップアーム3における工具4のグリップ力FGに基づき設定される限界遠心力Flimitを積:m×rの最大値(m×r)maxで除し、その平方根により決定するので、工具4をグリップアーム3から脱落させない範囲で旋回速度が最大となるように決定することができる。
更に、制御装置10は、最高旋回速度ωmaxを、工具マガジン1が構造的に許容する最高旋回速度ωlimitを下回るように決定するので、旋回機構の限界を超えるような速度を設定することは回避される。
加えて、本発明を、マガジンベース2の旋回中心より等距離に位置する複数のグリップアーム3の先端において保持部5により工具4を保持し、工具4を旋回させて搬送する構成の工具マガジン1に適用することで、工具マガジン1の最高旋回速度を適切に設定することにより、工具交換に要する時間を短縮して作業効率を向上させることができる。
(第2実施例)
図6は、本発明を、工具交換時における工具の取り外し方向が重力方向(鉛直方向)に一致するチェーンタイプの工具マガジン(搬送部)31に適用した場合の第2実施例であり、工具マガジン31の構成を概略的に示すものである。工具マガジン31は、チェーン32のループが垂直方向に回転するように、その上端側及び下端側に配置される図示しない駆動機構によって駆動される。
チェーン32には、工具ホルダを保持するための複数の保持部(工具保持部)33が等間隔で配置固定されており、保持部33に工具ホルダ(図示せず)が装着される開口部は、チェーン32のループ外周方向に位置している。そして、工具交換は、保持部33がチェーン32の最下点に位置した状態で行われるようになっており、工具ホルダは、その交換位置において保持部33より鉛直方向に引き抜かれて取外される。
斯様な構成の工具マガジン31については、ステップS6において限界遠心力Flimitを算出する場合、チェーン32が回転することで工具ホルダに作用する遠心力に、重力の作用も加えて算出を行えば良い。
(第3実施例)
図7は、本発明を工具交換装置における工具交換機構34に適用した場合の第3実施例を示すものであり、工具交換機構(搬送部)34の構成を概略的に示すものである。工具交換機構34は、工具マガジンと工作機械の主軸(何れも図示せず)との間に配置される旋回アーム35を、例えば水平面内で旋回させる構成である。旋回アーム35の一端側の保持部(工具保持部)36Aには、主軸に取り付けられて使用されていた工具(ホルダを含む)37Aが保持され、他端側の保持部(工具保持部)36Bには、既に加工に使用された工具37Aの次に主軸に取り付けるため、工具マガジンより選択された工具37Bが保持される。
斯様な構成の工具交換機構34においても、旋回アーム35の旋回速度が上昇すると、遠心力の作用によって保持している工具37が外側に傾くようになるため、工具交換に支障を来たすおそれがある。そこで、本発明を適用し、旋回アーム35が旋回した場合における工具37の傾きを許容範囲内に抑えるように最高旋回速度を決定する。
以上のように第3実施例によれば、本発明を、旋回アーム35により、工具マガジンに保持されている複数の工具37のうち何れか1つを、工作機械の主軸の先端部に付け替える工具交換機構34に適用したので、工具交換装置の最高旋回速度を適切に設定することで工具交換に要する時間を短縮することができ、また、動作の信頼性を向上させることができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
機構限界を超える最高旋回速度ωmaxが算出される可能性がないと想定される場合は、ステップS8,S10を省略し、常にステップS7で算出した最高旋回速度ωmaxを採用するようにしても良い。
工具に作用する遠心力を推定する場合に、重心公転半径rは適当な一定値を設定し、各工具の質量mのみを夫々設定して推定しても良い。
例えば、特開平10−263971号公報に開示されているような、工具の旋回が水平面内で行われるタイプの工具マガジンに適用しても良い。
また、工作機械に関連するものに限らず、工具を旋回運動によって搬送する機構を備えるものであれば適用が可能である。
本発明をタレット型マガジンを備えてなる工具交換装置に適用した場合の第1実施例であり、数値制御装置のマスタCPUが工具マガジンの回転速度を算出する処理の流れを示すフローチャート (a)は、工具マガジンの下方側を示す図、(b)は(a)の内軸方向が鉛直に一致している工具のみを示す図、(c)は、(b)の工具を更に拡大して示す図 (a)は、工具交換装置に組み込まれている工具マガジンを取り出して示す斜視図、(b)は工具マガジンの側面図 グリップアームの先端部を示す図 数値制御装置の電気的構成を示す機能ブロック図 本発明を、チェーンタイプの工具マガジンに適用した場合の第2実施例であり、工具マガジンの構成を概略的に示す図 本発明を、工具交換機構に適用した場合の第3実施例であり、工具交換機構の構成を概略的に示す図
符号の説明
図面中、1は工具マガジン(搬送部)、3はグリップアーム、4は工具、5は保持部(工具保持部)、10は数値制御装置(遠心力推定手段,速度決定手段)、31は工具マガジン(搬送部)、33は保持部(工具保持部)、34は工具交換機構(搬送部)、36は保持部(工具保持部)、37は工具を示す。

Claims (14)

  1. 工作機械によって使用される工具を保持する工具保持部を旋回運動により所定の位置へ搬送する搬送部と、
    この搬送部によって搬送される工具に作用する遠心力を推定する遠心力推定手段と、
    この遠心力推定手段によって推定される遠心力に基づいて、前記搬送部の旋回速度を決定する速度決定手段とを備えたことを特徴とする工具搬送装置。
  2. 前記遠心力推定手段は、工具の質量と、前記旋回運動の回転中心から当該工具重心までの公転半径との積に基づいて遠心力を推定することを特徴とする請求項1記載の工具搬送装置。
  3. 前記速度決定手段は、前記遠心力推定手段によって推定された遠心力と、前記工具保持部が工具を保持する保持力とに基づいて前記搬送部の旋回速度を決定することを特徴とする請求項1又は2記載の工具搬送装置。
  4. 前記速度決定手段は、旋回速度を、前記搬送部が構造的に許容する最高旋回速度を下回るように決定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の工具搬送装置。
  5. 前記搬送部は、旋回中心より等距離に位置する複数の工具保持部を備えてなる回転式の工具マガジンを構成するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の工具搬送装置。
  6. 前記搬送部は、工具マガジンに保持されている複数の工具のうち何れか1つを、工作機械の主軸の先端部に付け替えるように旋回可能であり、且つ、前記工具マガジンと前記主軸との間に配置される工具交換装置を構成するものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の工具搬送装置。
  7. 工作機械によって使用される工具を保持する工具保持部を旋回運動により所定の位置へ搬送する搬送部を備えてなる工具搬送装置について、前記搬送部の旋回速度を決定する方法であって、
    前記搬送部によって搬送される工具に作用する遠心力を推定し、
    推定された遠心力に基づいて、前記旋回速度を決定することを特徴とする工具搬送装置の動作速度決定方法。
  8. 前記工具の質量と、前記旋回運動の回転中心から当該工具重心までの公転半径との積に基づいて遠心力を推定することを特徴とする請求項7記載の工具搬送装置の動作速度決定方法。
  9. 推定された遠心力と、前記工具保持部が工具を保持する保持力とに基づいて旋回速度を決定することを特徴とする請求項7又は8記載の工具搬送装置の動作速度決定方法。
  10. 前記旋回速度を、前記搬送部が構造的に許容する最高旋回速度を下回るように決定することを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の工具搬送装置の動作速度決定方法。
  11. 工作機械によって使用される工具を保持する工具保持部を旋回運動により所定の位置へ搬送する搬送部を備えてなる工具搬送装置を制御対象とするコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記搬送部によって搬送される工具に作用する遠心力を推定させ、
    推定させた遠心力に基づいて、前記旋回速度を決定させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 前記工具の質量と、前記旋回運動の回転中心から当該工具重心までの公転半径との積に基づいて遠心力を推定させることを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラム。
  13. 推定された遠心力と、前記工具保持部が工具を保持する保持力とに基づいて旋回速度を決定させることを特徴とする請求項11又は12記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記旋回速度を、前記搬送部が構造的に許容する最高旋回速度を下回るように決定させることを特徴とする請求項11乃至13の何れかに記載のコンピュータプログラム。

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