JP2005195127A - クラッチ付きボールねじおよび車輪操舵装置 - Google Patents

クラッチ付きボールねじおよび車輪操舵装置 Download PDF

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Abstract

【課題】逆入力制限機能を有しコンパクト化が可能なクラッチ付きボールねじ、およびこのクラッチ付きボールねじを用いた車輪操舵装置を提供する。
【解決手段】 このクラッチ付きボールねじ1は、ねじ軸4とナット5のねじ溝4a,5a間に複数のボールを介在させたボールねじ部2と、このボールねじ部2の前記ナット5に入力部材16の回転を伝達するクラッチ部3を備える。このクラッチ部3は、前記入力部材16からナット5への回転を伝達するが、ナット5から前記入力部材16への回転伝達は遮断する逆入力制限型のクラッチである。このクラッチ部3の回転側部材となるクラッチ内輪13は、前記ナット5の外周にナット5に対して回り止め状態に嵌合させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両の操舵装置等に使用されるクラッチ付きボールねじ、およびこれを用いた車輪操舵装置に関する。
一般的な自動車の後輪操舵装置においては、ハウジングに軸方向に進退自在に設置された操舵軸の進退動作で車輪を操舵するようにされており、その操舵軸には、モータの回転がボールねじからなる伝達機構で進退動作に変換して伝達される。このように、モータの回転をボールねじで操舵軸に伝達する機構では、高効率な変換動作が可能であるが、逆作動時の効率も良好なため、車両が横風を受けるなどして外力を受けたときに、操舵軸に反力が作用することでボールナットが回転して操舵軸を適正な進退位置に十分保持できない。また、上記反力を受けることでモータのロータに発生するトルクが大きくなるので、操舵軸の進退位置を適正に保持するために大出力のモータが必要になる。
そこで、操舵軸がこのような反力を受けても、モータロータに外乱トルクを伝えずに安定した車両操舵性を持たせるために、上記ボールねじに逆入力制限機能を有するクラッチ機構を付属させた後輪操舵装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2003−81106号公報
上記特許文献1の後輪操舵装置では、ボールねじとクラッチ部を軸方向に並べて配置しているので、構造は単純なものとなるが、装置が軸方向に長くなってコンパクト化が阻害される。その結果、装置全体の軽量化や、省スペース化に不利となるため、改善が望まれる。
この発明の目的は、逆入力制限機能を有しコンパクト化が可能なクラッチ付きボールねじ、およびこのクラッチ付きボールねじを用いた車輪操舵装置を提供することである。
この発明のクラッチ付きボールねじは、ねじ軸とナットのねじ溝間に複数のボールを介在させたボールねじ部と、このボールねじ部の前記ナットに入力部材の回転を伝達するクラッチ部とを備える。このクラッチ部は、前記入力部材からナットへの回転を伝達するが、ナットから前記入力部材への回転伝達は遮断する逆入力制限型のクラッチであって、このクラッチ部の回転側部材となるクラッチ内輪を、前記ナットの外周にナットに対して回り止め状態に嵌合させている。
この構成によると、外部からねじ軸を進退移動させる逆入力があった場合、その逆入力によるナットの回転が入力部材に伝達されるのをクラッチ部によって防止することができる。また、クラッチ部のクラッチ内輪をナットの外周に嵌合させているので、ボールねじ部とクラッチ部を軸方向に並べて配置した従来例に比べて軸方向長さを短くでき、コンパクト化が可能となる。
この発明において、前記クラッチ部は、固定側の部材となるクラッチ外輪と、前記クラッチ内輪と、これらクラッチ外輪およびクラッチ内輪間に介在した複数の係合子と、これら複数の係合子を保持する保持器とを有し、この保持器が前記入力部材となるものとしても良い。
この構成の場合に、前記係合子がローラからなり、前記クラッチ内輪とクラッチ外輪との間に前記係合子を噛み込む楔状空間を形成するカム面がクラッチ内輪の外径面に設けられ、前記保持器とクラッチ内輪とは、クラッチ内輪側の遊嵌凹部とこの遊嵌凹部に遊嵌する保持器側のスイッチングピンとで、回転方向に遊びを持たせて連結されているものとしても良い。
この発明における前記各構成の場合に、前記クラッチ部はツーウェイクラッチであっても良い。このツーウェイクラッチは、正逆いずれの回転方向に対しても、入力部材からナットへの回転を伝達するが、ナットから入力部材への回転伝達は遮断する逆入力制限型のものである。
この発明の車輪操舵装置は、進退自在に設置され進退動作で車輪を操舵する操舵軸と、モータの回転を直線運動に変換して前記操舵軸に伝える駆動伝達機構とを備え、この駆動伝達機構は前記発明のクラッチ付きボールねじを有し、このクラッチ付きボールねじのねじ軸が、前記操舵軸の一部となるようにしている。
この構成によると、モータの回転をボールねじで操舵軸に伝達するため、作動効率が良くて損失が少なく、モータが小型のもので済む。ボールねじは逆作動時の効率も高いが、逆入力制限型のクラッチ付きボールねじを駆動伝達機構に用いているので、車両が横風を受けるなどして車輪操舵装置が外力を受けたときに、その外力でモータのロータが回転することが防止される。したがって、車輪が軸方向外力を受けてもモータロータに外乱トルクを伝えずに安定した車輪操舵性を持つことができる。また、クラッチ付きボールねじにおけるクラッチ部のクラッチ内輪をナットの外周に嵌合させているので、クラッチ付きボールねじの軸方向長さを短くでき、それだけ車輪操舵装置をコンパクトに構成できる。
この発明のクラッチ付きボールねじは、ねじ軸とナットのねじ溝間に複数のボールを介在させたボールねじ部と、このボールねじ部の前記ナットに入力部材の回転を伝達するクラッチ部とを備え、このクラッチ部は、前記入力部材からナットへの回転を伝達するが、ナットから前記入力部材への回転伝達は遮断する逆入力制限型のクラッチであって、このクラッチ部の回転側部材となるクラッチ内輪を、前記ナットの外周にナットに対して回り止め状態に嵌合させたため、逆入力によるナットの回転が入力部材に伝達されるのをクラッチ部によって防止することができると共に、ボールねじ部とクラッチ部を軸方向に並べて配置した従来例に比べて軸方向長さを短くでき、コンパクト化が可能となる。
この発明の車輪操舵装置は、進退自在に設置され進退動作で車輪を操舵する操舵軸と、モータの回転を直線運動に変換して前記操舵軸に伝える駆動伝達機構とを備え、この駆動伝達機構は前記発明のクラッチ付きボールねじを有し、このクラッチ付きボールねじのねじ軸が、この操舵軸の一部となるようにしたため、車両が横風を受けるなどして車輪操舵装置が外力を受けたときに、その外力でモータのロータが回転することが防止されと共に、クラッチ付きボールねじの軸方向長さを短くできて、それだけ車輪操舵装置をコンパクトに構成できる。
この発明の第1の実施形態を図1〜図3と共に説明する。このクラッチ付きボールねじ1は、図1に示すように、ねじ軸4とナット5のねじ溝4a,5a間に複数のボール(図示せず)を介在させたボールねじ部2と、このボールねじ部2の前記ナット5に入力部材16の回転を伝達するクラッチ部3とを備える。
ボールねじ部2は、ねじ溝4a,5a間に介在させたボールを循環させる循環路(図示せず)を有している。この循環路は、ねじ溝4a,5a間で形成される螺旋状のボール転走路を、その両端を連結して周回経路とするものであり、ナット5に設けられた駒6(図1)やリターンチューブ等の循環用部材により構成される。前記ねじ軸4の一端部は、ハウジング7の一端部7bの内周にスプライン等を介して嵌合されて、軸方向への進退のみが可能で回転不能となるようにされている。
前記ナット5は、ハウジング7の本体7a内の一端部(図1中の左側)に軸受8を介して回転自在に支持されている。前記軸受8は、複列のアンギュラ玉軸受とされ、その内輪9は分割型とされている。ナット5の外周に嵌合する前記軸受8の内輪9は、その一端の幅面をナット5の外周に一体形成されたフランジ5bに押し当てると共に、他端の幅面をナット5の一端部外径面に螺合する内輪固定ナット11で締め付けることにより、軸方向に締め付け固定されている。また、ハウジング本体7aの内周に嵌合する前記軸受8の外輪10は、その一端の幅面をハウジング本体7aの内周に形成された段部7cに押し当てると共に、他端の幅面をハウジング本体7aの内径面に螺合する外輪固定ナット12で締め付けることにより、軸方向に締め付け固定されている。
クラッチ部3は、逆入力制限型の2ウェイクラッチであり、入力部材16からナット5への回転は伝達するが、ナット5から入力部材16への回転伝達は遮断する構成のものが使用される。このクラッチ部3は、クラッチ内輪13、クラッチ外輪14、複数の係合子15、および保持器19を有する。
クラッチ内輪13は、ナット5の軸方向の他端部に設けられた円筒部5c(図1中の右側)の外周に、ナット5に対して回り止め状態に嵌合されている。クラッチ外輪14は、クラッチ内輪13の外周にクラッチ内輪13と同心状に位置する。このクラッチ外輪14はハウジング本体7aの内周に固定されて固定側の部材となるものである。複数の係合子15はローラからなり、クラッチ内輪13とクラッチ外輪14間に介在する。保持器19は、これら複数の係合子15を保持する部材である。
前記入力部材16は中空軸とされ、その内部に前記ねじ軸4の他端部(図1中の右側)が進退自在に挿入されている。この入力部材16は、軸受17,18によってハウジング本体7a内の前記ナット5と軸方向に対向する位置に回転自在に支持されている。軸受17,18は玉軸受等の転がり軸受からなる。この入力部材16の一端部(図1中の左側)には、前記クラッチ内輪13とクラッチ外輪14の間に挿通されて前記係合子15を保持するリング状の保持器19が一体に形成されている。すなわち、保持器19は入力部材16の一部となる部材である。入力部材16とクラッチ内輪13とは、連結手段20により回転方向の遊びを持たせて連結される。この連結手段20は、入力軸16のナット5と対向する端面から軸方向に突出させたスイッチングピン21を、クラッチ内輪13の入力軸15と対向する端面に設けられた円周方向の長孔等からなる遊嵌凹部22に挿入したものである。
クラッチ外輪14の内径面におけるクラッチ内輪13との対向面は、円筒面23からなる。クラッチ内輪13は、図2に示すように外径面における円周方向の複数箇所にカム面24が形成され、これら各カム面24とクラッチ外輪14の円筒面23との間に係合子15が配置される。カム面24は、クラッチ外輪14の円筒面23との間に、係合子15が噛み込む楔空間を形成する面である。カム面24は平坦面とされ、上記楔空間として正逆両方向の楔空間を形成する。両側の楔空間は対称形状となる。保持器19は、各係合子15を保持するポケット25を有する。このポケット25は、係合子15が遊びを持って嵌まる保持器円周方向幅に形成されている。ポケット25内には、係合子15をポケット25の中央側へ付勢する弾性体25が係合子15の両側に配置されている。弾性体26は、例えば板ばねからなり、保持器19に取付けられている。なお、図2では、構成を理解し易くするために、クラッチ内輪13,保持器19等の径方向寸法の相互関係を図1の場合と異ならせている。
係合子15は、クラッチ内輪13に対して、このクラッチ内輪13に係合しない中立位置(図2に図示された位置)であるカム面24の中央位置から、カム面24とクラッチ外輪14の円筒面23との間に形成される上記楔空間への最進入位置となる係合作動位置P2(図3)まで移動可能である。この移動は正逆両方向に可能であり、上記位置P1,P2間の2倍の距離だけ、係合子15はクラッチ内輪13に対して移動可能である。保持器19とクラッチ内輪13との回転方向の遊びの大きさ、つまり上記スイッチングピン21と遊嵌凹部22とで許された遊びの大きさX(片側の遊びの大きさ)は、係合子15が中立位置P1から係合作動位置P2まで移動する移動量とほぼ同じに設定される。
入力部材16の外周にはギヤ27が設けられ、モータ(図示せず)の回転出力を減速する減速機のギヤ28が、ハウジング本体7aの一部に形成された開口部7dから進入して入力部材16のギヤ27に噛み合っている。これにより、モータの回転出力が減速機で減速されて入力軸16に伝達される。
上記構成の作用を説明する。入力部材16が例えば時計方向に回転すると、図3(A)のように入力部材16と一体の保持器19が回転方向の遊び分だけクラッチ内輪13に対して相対回転し、その保持器19の回転により、係合子15が係合作動位置P2に移動する。この状態から入力部材16が引き続き回転すると、入力部材16とクラッチ内輪13がスイッチングピン21を介して連結した状態になるため、クラッチ内輪13が共回りし、ボールねじ部2のナット5に回転が伝えられる。入力部材16が反時計方向に回転した場合にも、同様の作用により、その回転がクラッチ内輪13からナット5に伝達され、ナット5の回転はねじ軸4の進退動作に変換される。
逆に、外部からボールねじ部2のねじ軸4にこれを進退移動させる逆入力が加わった場合、その進退移動がナット5の回転に変換される。図2の状態から、上記逆入力により例えばナット5が反時計方向に回転すると、図3(B)のように入力部材16と一体の保持器19に対してクラッチ内輪13が反時計方向に回転し、相対的に係合子15が係合作動位置P2に移動し、係合子15を介してクラッチ内輪13がクラッチ外輪14にロックされる。これにより、ナット5はそれ以上回らなくなり、入力部材16にナット5の回転が伝わらない。すなわち、ナット5からの逆入力が入力部材16に伝達されることが防止される。逆入力によるナット5の回転が時計方向の場合にも、同様の作用により入力部材16への伝達が防止される。
このように、この実施形態のクラッチ付きボールねじ1は、入力部材16の回転は、ボールねじ部2によってねじ軸4の進退動作に効率良く変換することができ、かつねじ軸4から入力部材16へ伝わろうとする逆入力は制限される。また、このクラッチ付きボールねじ1は、クラッチ部3のクラッチ内輪13をナット5の外周に嵌合させたので、ボールねじ部とクラッチ部を軸方向に並べて配置した従来例に比べて軸方向長さを短くでき、コンパクト化が可能となる。
図4は上記実施形態のクラッチ付きボールねじ1を用いた車輪操舵装置の全体の概略構成を示し、図5はその車輪操舵装置の要部を示す。この車輪操舵装置は、車輪31を操舵自在に支持する支持部材32に連結された進退自在な操舵軸33と、モータ34の回転を直線運動に変換して前記操舵軸33に伝える駆動伝達機構35とを備えた車輪操舵装置であって、この駆動伝達機構35の一部に上記実施形態のクラッチ付きボールねじ1が用いられる。ボールねじ1のクラッチ部3は、車輪31に働く外力によりモータ34のロータが回転することを防止する逆入力制限手段として機能する。支持部材32はナックルアーム等からなる。この車輪操舵装置は、例えば主な操舵を前輪で行う自動車において、後輪を操舵する車輪操舵装置に適用される。その場合、図示の車輪31は後輪である。ボールねじ1のねじ軸4は操舵軸33の一部として設けられる。
この車輪操舵装置によると、モータ34の回転をボールねじ1で操舵軸33に伝達するため、作動効率が良くて損失が少なく、モータ34が小型のもので済む。ボールねじ1は逆作動時の効率も高いが逆入力制限型のクラッチ付きボールねじ1を駆動伝達機構35に用いているので、車両が横風を受けるなどして車輪操舵装置が外力を受けたときに、その外力でモータ34のロータが回転することが防止される。したがって、車輪31が軸方向外力を受けてもモータロータに外乱トルクを伝えずに安定した車輪操舵性を持つことができる。また、クラッチ付きボールねじ1におけるクラッチ部3のクラッチ内輪13をナット5の外周に嵌合させていることから、クラッチ付きボールねじ1の軸方向長さを短くでき、それだけ車輪操舵装置をコンパクトに構成できる。
なお、上記実施形態では、クラッチ部3として2ウェイクラッチを用いた場合を例示して説明したが、逆入力制限型のワンウェイクラッチを用いても良い。ワンウェイクラッチとする場合、例えば、入力部材からナットへの回転は総方向とも伝達するが、ナットから前記入力部材への回転伝達は、正逆いずれかの方向のみ遮断するものとされる。このようなワンウェイクラッチは、図2に示す2ウェイクラッチ方のクラッチ部3において、内輪13と外輪14の間に双方向の楔空間を形成した構成に代えて、一方向の楔空間を形成することで得られる。
また、上記実施形態では係合子15がローラからなるものとしたが、係合子はスプラグであっても良い。すなわち、クラッチ部3は、スプラグ形式で逆入力制限型のものとしても良い。
この発明の第1の実施形態にかかるクラッチ付きボールねじを示す断面図である。 同クラッチ付きボールねじにおけるクラッチ部を示す断面図である。 同クラッチ部の動作説明図である。 同クラッチ付きボールねじを用いた車輪操舵装置の全体構成を示す概略図である。 同車輪用操舵装置の要部を示す概略図である。
符号の説明
1…クラッチ付きボールねじ
2…ボールねじ部
3,3A…クラッチ部
4…ねじ軸
4a…ねじ溝
5…ナット
5a…ねじ溝
13…クラッチ内輪
14…クラッチ外輪
15,15A…係合子
16…入力部材
19…保持器
21…スイッチングピン
22…遊嵌凹部
24…カム面
31…車輪
33…操舵軸
34…モータ
35…駆動伝達機構

Claims (5)

  1. ねじ軸とナットのねじ溝間に複数のボールを介在させたボールねじ部と、このボールねじ部の前記ナットに入力部材の回転を伝達するクラッチ部とを備え、このクラッチ部は、前記入力部材からナットへの回転を伝達するが、ナットから前記入力部材への回転伝達は遮断する逆入力制限型のクラッチであって、このクラッチ部の回転側部材となるクラッチ内輪を、前記ナットの外周に、ナットに対して回り止め状態に嵌合させたクラッチ付きボールねじ。
  2. 請求項1において、前記クラッチ部は、固定側の部材となるクラッチ外輪と、前記クラッチ内輪と、これらクラッチ外輪およびクラッチ内輪間に介在した複数の係合子と、これら複数の係合子を保持する保持器とを有し、この保持器が前記入力部材となるクラッチ付きボールねじ。
  3. 請求項2において、前記係合子がローラからなり、前記クラッチ内輪とクラッチ外輪との間に前記係合子を噛み込む楔状空間を形成するカム面がクラッチ内輪の外径面に設けられ、前記保持器とクラッチ内輪とは、クラッチ内輪側の遊嵌凹部とこの遊嵌凹部に遊嵌する保持器側のスイッチングピンとで、回転方向に遊びを持たせて連結されているクラッチ付きボールねじ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記クラッチ部がツーウェイクラッチであるクラッチ付きボールねじ。
  5. 進退自在に設置され進退動作で車輪を操舵する操舵軸と、モータの回転を直線運動に変換して前記操舵軸に伝える駆動伝達機構とを備え、この駆動伝達機構は請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のクラッチ付きボールねじを有し、このクラッチ付きボールねじのねじ軸が、前記操舵軸の一部となる車輪操舵装置。
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