JP2005192072A - ワイヤレス映像音声伝送システム - Google Patents

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直弥 ▲たか▼尾
Naoya Takao
Masahiro Ooashi
雅弘 大蘆
Riyouta Tsukidate
良太 槻館
Toshiaki Nishio
歳朗 西尾
Yasuo Endo
康男 遠藤
Yoshiaki Iwata
芳明 岩田
Junichi Hirai
純一 平位
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Abstract

【課題】既存の(無線伝送対応していない)映像機器間で映像音声信号をワイヤレスに伝送すること。また、複数の映像出力機器がある場合に、それらの出力信号を容易に切り替えて視聴可能とすること。
【解決手段】無線受信装置12は、一つまたは複数の無線送信装置11から送信される無線信号を受信し、その無線信号から自機で受信可能な一つまたは複数の映像音声信号を選択することを特徴とする。本構成によって、無線送受信機能を持たない映像音声入出力機器間で映像音声信号の無線伝送を可能とし、かつ映像音声出力機器が複数ある場合に、受信側でその一つを選択して表示することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は映像信号または音声信号を無線で伝送するワイヤレス映像音声伝送システムに関するものである。
従来のワイヤレス映像音声伝送機器としては、選局装置と表示装置の間で映像信号および操作指示情報を無線伝送するものがあった(例えば、特許文献1の第22頁、図15を参照)。
特開2001−358966号公報
しかしながら、前記従来の構成では、あらかじめ無線送受信に対応した選局装置および表示装置間でのみ無線伝送が可能であり、既存の(無線送受信機能を持たない)映像機器を用いた無線伝送経由の視聴は不可能であった。例えば前記選局装置の出力を既存のテレビ受像機で無線受信して表示したり、既存のビデオテープレコーダの映像出力を無線送信して前記表示装置で受信・表示するということはできなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、既存の(無線送受信機能を持たない)映像音声入出力機器間で映像音声信号の無線伝送を可能としたワイヤレス映像音声伝送システムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のワイヤレス映像音声伝送システムは、外部機器から映像かつまたは音声信号(以下映像音声信号)を入力する映像音声入力部と、前記映像音声信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、前記デジタル信号を無線信号に変調して送信する無線送信部と、前記A/D変換部と前記無線送信部を制御する送信制御部とを備えた一つまたは複数の無線送信装置と、無線信号を受信してデジタル信号に復調する無線受信部と、前記デジタル信号を映像音声信号に変換するD/A変換部と、前記映像音声信号を外部機器に出力する映像音声出力部と、前記無線受信部と前記D/A変換部を制御する受信制御部とを備えた一つまたは複数の無線受信装置と、を有し、前記無線受信装置は、一つまたは複数の前記無線送信装置から送信される無線信号を受信し、その無線信号から自機で受信可能な一つまたは複数の映像音声信号を選択することを特徴とする。
本構成によって、無線送受信機能を持たない映像音声入出力機器間で映像音声信号の無線伝送を可能とし、かつ映像音声出力機器が複数ある場合に、受信側でその一つを選択して表示することができる。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置は、ユーザからの選択指示を受け付けるユーザ入力部をさらに備え、前記受信制御部は、複数の映像音声信号を受信可能な場合に、各映像音声信号を順に出力し、前記ユーザ入力部からの選択指示があった時点で順に出力する動作を止めてその時点で出力していた映像音声信号の出力を継続する。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置は、ユーザからの選択指示を受け付けるユーザ入力部をさらに備え、前記受信制御部は、複数の映像音声信号を受信可能な場合に、複数の映像信号をユーザが選択可能な形態で合成して一つの映像信号として出力し、前記ユーザ入力部からの選択指示があった場合にその選択に応じて前記複数の映像音声信号から一つを選択して出力する。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置はそれぞれ自機に固有の識別番号を持ち、前記無線送信装置の前記送信制御部は、デジタル信号を無線信号に変調する際に受信対象となる一つまたは複数の無線受信装置の識別番号をデジタル信号または無線信号に含めて変調するよう前記無線送信部を制御し、前記無線受信装置の前記受信制御部は、前記無線受信部が受信した無線信号または復調したデジタル信号に自機の識別番号が含まれている場合に自機で受信可能と判定する。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信装置および前記無線受信装置は共にデジタル信号の暗号化に用いる暗号鍵を保持する暗号鍵保持部をさらに備え、前記無線送信装置の前記送信制御部は、デジタル信号を前記暗号鍵で暗号してから無線信号に変換するよう前記無線送信部を制御し、前記無線受信装置の前記受信制御部は、復調したデジタル信号を前記暗号鍵で復調するよう前記無線受信部を制御する。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置および前記無線送信装置の前記暗号鍵保持部には、製造時に同じ暗号鍵を記録する。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置および前記無線送信装置は互いに通信可能な接触型の通信手段をさらに備え、前記接触型の通信手段により前記無線受信装置と前記無線送信装置の間で識別番号かつまたは暗号鍵の交換を行う。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置および前記無線送信装置は互いに通信可能な近接非接触型の通信手段をさらに備え、前記近接非接触型の通信手段により前記無線受信装置と前記無線送信装置の間で識別番号かつまたは暗号鍵の交換を行う。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置および前記無線送信装置はユーザが通信開始を指示するための通信開始指示手段をさらに備え、前記通信開始指示手段により通信開始が指示された場合に、前記近接非接触型の通信手段により前記無線受信装置と前記無線送信装置の間で識別番号かつまたは暗号鍵の交換を行う。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信装置は、前記映像音声入力部から入力される映像音声信号に重畳されるコピープロテクト信号の有無を検出するコピープロテクト信号検出部をさらに備え、前記送信制御部はデジタル信号に前記コピープロテクト信号検出部によるコピープロテクト信号の検出結果を含めて無線信号に変換するよう前記無線送信部を制御し、前記無線受信装置は、前記映像音声出力部に出力する映像音声信号にコピープロテクト信号を重畳するコピープロテクト信号重畳部をさらに備え、前記受信制御部は前記無線受信部が復調したデジタル信号に含まれるコピープロテクト信号の検出結果が少なくともコピープロテクト有りの場合は前記コピープロテクト信号重畳部がコピープロテクト信号を重畳するよう制御する。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信装置の前記A/D変換部は映像音声信号をデジタル信号に変換する際に圧縮処理をも行い、前記無線受信装置の前記D/A変換部はデジタル信号を映像音声信号に変換する際に伸張処理をも行う。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信装置の前記送信制御部は、前記映像音声信号入力部に映像音声信号の入力がない場合は前記A/D変換部かつまたは前記無線送信部を動作させない制御を行う。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置の前記受信制御部は、映像音声信号の受信中には受信中であることを示す応答信号を定期的に前記無線送信装置の前記無線送信部に通知するよう前記無線受信部を制御し、前記無線送信装置の前記送信制御部は、前記無線送信部が前記応答信号を一定時間受け取らなかった場合には前記A/D変換部かつまたは前記無線送信部の動作させない制御を行う。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置は内蔵電池で動作し、前記受信制御部は前記D/A変換部がデジタル信号を映像音声信号に変換する際に、前記内蔵電池の残量に応じた映像信号かつまたは音声信号を重畳するよう前記D/A変換部を制御する。
本発明の一実施の形態において、前記無線受信装置の前記受信制御部は、前記内蔵電池の容量が少ない場合にのみ映像信号かつまたは音声信号を重畳する。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段は2.4GHz帯の周波数を用いる小電力データ通信システムである。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段は5GHz帯の周波数を用いる無線アクセスシステムである。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段はワイヤレスIEEE1394である。
本発明の一実施の形態において、前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段は電力線データ通信である。
本発明のワイヤレス映像音声伝送システムによれば、無線送受信機能を持たない映像音声入出力機器間で映像音声信号の無線伝送を可能とし、かつ映像音声出力機器が複数ある場合に、受信側でその一つを選択して表示することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるワイヤレス映像音声伝送システムの構成図である。また、図2は、本発明の実施の形態1におけるワイヤレス映像音声伝送システムの使用例として、無線送受信機能を持たないビデオテープレコーダとテレビ受像機の間で映像音声信号を無線送受信する際の構成を示した概念図である。
本発明によるワイヤレス映像音声伝送システムは、図2に示すように使用されることを想定している。図2では、ビデオテープレコーダ21の映像音声信号出力端子211に本発明による無線送信装置11の映像音声入力部111を、またテレビ受像機22の映像音声信号入力端子221に本発明による無線送信装置12の映像音声出力部124を、それぞれ接続している。これにより、ビデオテープレコーダ21の映像音声出力をテレビ受像機22へワイヤレスで伝送することが可能となっている。
図1において、無線受信装置11は次の要素から構成されている。111は映像音声入力部であり、先述したように映像音声を出力する機器の出力端子に接続して映像音声出力機器が出力する映像音声信号を無線受信装置11に入力するものであり、具体的な実施形態としては図2に示されるように映像音声出力端子にプラグイン可能なプラグ部と映像音声を伝達するケーブルからなる。ただし、形状および構成については本発明の主眼ではなく、実施可能な形態はここに示した限りではない。112はコピープロテクト信号検出部であり、映像音声入力部111から入力された映像信号にコピープロテクト信号が含まれているか否かを判定する。コピープロテクト信号としてはNTSC信号の垂直帰線区間に不可信号を載せるマクロビジョン社が開発したマクロビジョン方式のものが広く用いられており、本実施の形態においてもこの信号を検出することとしている。113はA/D変換部であり、映像音声入力部111から入力された映像音声信号をデジタル信号に変換後、暗号化および圧縮処理を行うものである。具体的な実施形態としてはMPEG2エンコーダなどが使用されるがこの限りではない。114は無線送信部であり、A/D変換部113が出力するデジタル信号を無線信号に変調し無線アンテナ118から送信する。無線送信に使用するプロトコルとしては無線LAN標準互換プロトコルであるIEEE802.11a/b/gなどが使用され、通信規格としてはARIB STD−T66/RCR STD−33(2.4GHz帯小電力データ通信システム規格)またはARIB STD−T71(5GHz帯小電力データ通信システム規格)などが使用される。115は送信制御部であり、コピープロテクト信号検出部112、A/D変換部113、無線送信部114を制御する。具体的な実施形態としては一般的にはROM、RAMまたは着脱可能な記録メディア上に記録されたプログラムと、それを実行するCPUおよび作業領域として使用するRAMから構成される。116は自機および無線受信機の識別番号およびデジタル信号の暗号に使用する暗号鍵を格納するID・暗号鍵保持部である。暗号鍵保持部116はフラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成される。
次に図1において、無線受信装置12は次の要素から構成される。無線受信部121は第二の無線アンテナ128から受信した無線信号を復調してデジタル信号を生成する。無線受信に使用するプロトコルや通信規格は無線送信装置と同じものが使用される。D/A変換部122は無線受信部121が生成したデジタル信号を伸張し、暗号を復号し、映像音声信号に変換する。具体的な実施形態としてはA/D変換部113に対応してMPEG2デコーダなどが使用される。コピープロテクト信号重畳部123はA/D変換部113が出力する映像音声信号にコピープロテクト信号を重畳するものであり、コピープロテクト信号検出部112同様マクロビジョン方式のコピープロテクト信号を重畳することとしている。映像音声出力部124は図2に示したように映像音声を表示する機器の映像音声入力端子に接続して映像音声信号を当該機器に入力するものであり、具体的な実施形態としては映像音声入力部111と同様である。受信制御部125は無線受信部121、D/A変換部122、コピープロテクト信号重畳部123の動作を制御するものであり、具体的な実施形態は送信制御部115と同様である。第二のID・暗号鍵保持部126の構成もID・暗号鍵保持部116と同様である。ユーザ入力部129は、ユーザの操作指示を受け付けて受信制御部125に通知するものであり、具体的には装置につけられたボタンあるいはリモコン受光部などの形態を取る。
なお、接触通信部117と第二の接触通信部127は無線送信装置11と無線受信装置12の間で情報のやりとりを行うためのものであり、接触通信部117と第二の接触通信部127を接触させることで電気的な通信が可能であれば構成は問わない。
図1のように構成される本発明の実施の形態1によるワイヤレス映像音声伝送システムの動作を図3から図9を用いて以下に説明する。
初期状態におけるID・暗号鍵保持部116および第二のID・暗号鍵保持部126に保持されている内容を図3および図4にそれぞれ示す。ID・暗号鍵保持部116には無線送信装置11の識別番号(ID)101と、無線送信装置11が暗号に用いる暗号鍵0xABCD1234(16進表記)が格納されている。無線送信装置11の信号の送信対象である無線受信装置12のIDは格納されていない。一方、第二のID・暗号鍵保持部126には無線受信装置12のIDが格納されているが、本無線受信装置12が受信対象とする無線送信装置11のIDおよび暗号鍵は格納されていない。ここで、ユーザが図5に示すように無線送信装置11の接触通信部117と無線受信装置12の第二の接触通信部127を接触させる動作を行うと、送信制御部115と受信制御部125との間で通信が可能となり、IDおよび暗号鍵の交換が行われ、それぞれID・暗号鍵保持部116および第二のID・暗号鍵保持部126に結果が保持される。具体的には、送信制御部115から受信制御部125へは無線送信装置11のIDおよび暗号鍵が送信され、受信制御部125から送信制御部115へは無線受信装置12のIDが送信される。この結果、ID・暗号鍵保持部116には図6に示すように無線送信装置11の送信対象となる無線受信装置のIDが追加され、また第二のID・暗号鍵保持部126には図7に示すように、無線受信装置12の受信対象となる無線送信装置のIDと暗号鍵が対応付けられて保持される。この状態で図2の使用例に示すように無線送信装置11および無線受信装置12を設置したものとする。
無線送信装置11の動作は次の通りである。映像音声入力部111に映像音声信号が入力されると、コピープロテクト信号検出部112がコピープロテクト信号の有無を判定し、その結果を送信制御部115に通知する。その後、A/D変換部113において映像音声信号がデジタル信号に変換され、同時にMPEG圧縮および暗号化が行われる。デジタル信号にはさらに、自機のID、送信対象である無線受信装置12のIDおよびコピープロテクト信号の存在の有無を示すフラグが付加される。自機のID、無線受信装置12のIDおよび暗号化に使用する暗号鍵は、ID・暗号鍵保持部116に保持されているものが読み出され、それぞれ101、201、0xABCD1234が使用される。このような処理が行われたデジタル信号の例を図8に模式的に示す。この例では送信対象の無線受信装置の数は1でそのIDが201であり、コピープロテクト信号が有ったことを示している。なお、デジタル信号のフォーマットはこの通りである必要はなく、含まれる信号やそのサイズ(バイト数)、順序などは実施形態に応じて可変である。このデジタル信号は無線送信部114で変調され、前記したプロトコル・通信規格を用いて無線アンテナ118から送信される。
無線受信装置12の動作は次の通りである。第二の無線アンテナ128で受信した無線送信装置11からの無線信号は無線受信部121でデジタル信号に復調される。今回は図8に示すようなデジタル信号を受信したものとする。受信制御部125はこのデジタル信号に含まれる送信対象の無線受信装置12のIDを判定し、自機IDが含まれているかどうかを調べ、含まれていなければ以降の処理を行わないようにD/A変換部122を制御する。この例では自機ID201が含まれているので、受信可能と判定してD/A変換部122でデジタル信号の復号化、伸張および映像音声信号への変換が行われる。復号には第二のID・暗号鍵保持部126に保持されている暗号鍵のうち、デジタル信号に含まれている無線送信装置のID101に対応する0xABCD1234が用いられる。無線送信装置11でも同じ暗号鍵0xABCD1234を用いて暗号がなされていたので、正常に復号することが可能である。コピープロテクト信号重畳部124は、受信したデジタル信号におけるコピープロテクトフラグが1であるので、D/A変換部122で生成された映像音声信号に対してコピープロテクト信号を重畳する。映像音声出力部124はこの映像音声信号を出力する。
これらの動作により、無線送信装置11に接続されている映像機器の出力が無線受信装置12に伝送され、無線受信装置12に接続されている他の映像機器に入力され、ユーザはこの映像を視聴することが可能になる。
また、映像音声入力部111に入力された映像音声信号にコピープロテクト信号が付加されている場合には、映像音声出力部124からコピープロテクト信号が重畳されて出力されるため、本実施の形態によるワイヤレス映像音声伝送システムにおいては著作権保護も可能となっている。
次に、無線送信装置11が複数存在する場合の無線受信装置12の動作を以下に説明する。複数の無線送信装置11の個々の動作は上記と同じであるので省略する。無線受信装置12の受信制御部125は、複数の無線送信装置11からの無線信号を受信可能であることを検知すると、一定時間ごとに受信対象の無線送信装置11を切り替えるよう無線受信部121を制御する。その結果、前記したD/A変換部122、コピープロテクト信号重畳部123、映像音声信号出力部124を経てユーザは一定時間ごとに異なる映像機器からの出力を視聴することになる。ユーザが気に入った映像が表示されている間にユーザ入力部129を用いて選択指示を与えると、受信制御部125は切り替え動作を止めて現在受信中の無線送信装置11からの信号の受信を継続するよう無線受信部121を制御する。
無線送信装置11が複数存在する場合の無線受信装置12の異なる動作を説明する。無線受信装置12の受信制御部125は、複数の無線送信装置11からの無線信号を受信可能であることを検知すると、D/A変換部122に対して複数の映像信号を一つの映像信号に合成するよう処理する。例えば図9に示すように映像領域を矩形に分割してそれぞれの矩形に一つの無線送信装置11からの映像信号を表示し、かつ現在選択状態の映像信号を区別して表示する形態が考えられる。ユーザはこの出力を視聴しながら、ユーザ入力部129を用いてこの中から一つを選択する指示を行う。選択指示方法には、カーソルキーの移動および決定指示の組み合わせ、番号入力などが考えられる。または、選択状態の映像信号を無線制御部125で一定間隔で切り替え、所望の映像信号が選択状態になった時点でユーザが選択指示を行う方法でもよい。
このように、本発明のワイヤレス映像音声伝送システムによれば、ユーザは複数の映像機器の出力から、好みの映像を容易に選択することが可能である。
ここで、切り替えの間隔は一定時間ごとではなくそれぞれ異なる時間であってもよい。その場合は複数の無線送信装置11に対する優先度を無線受信装置12で保持し、それに従って優先度の高い無線送信装置11からの信号は長く、優先度の低い無線送信装置11からの信号は短くするといった制御が考えられる。
なお、無線送信装置11と無線受信装置12の間の通信に用いるプロトコル・通信規格としては上記以外に、ARIB STD T−72(小電力データ通信システム/ワイヤレス1394システム標準規格)を利用することも可能である。また、現在高速化に向けて開発が進められている特定省電力無線(現在の規格ARIB STD−T167など)も将来的には利用可能である。さらに、同じく開発が進んでいる電力線データ通信を使用することも可能である。
また、本実施の形態においては暗号化は無線変調前のデジタル信号に対して行っているが、信号スクランブル等の技術を用いて無線信号に対する暗号化を行ってもよい。
さらに、本実施例では常に映像信号の存在を前提としていたが、本発明は映像信号の存在を必須とするものではなく、音声信号のみを伝送するシステムとしても構成可能である。
(実施の形態2)
以上述べた本発明の実施の形態1によるワイヤレス映像音声伝送システムにおいては、無線送信装置11および無線受信装置12を動作させる電力の供給手段については明示していないが、これは通常のAC電源からの供給でもよいし、内蔵電池による駆動でも問題ない。図10に無線受信装置12が内蔵電池駆動の場合の構成を示す。同じ構成要素には図1と同じ符号を付して説明を省略する。電池1030は内蔵電池であり、一次電池・二次電池いずれであってもよいし、その構成材料なども本発明には影響を与えない。受信制御部1025は内蔵電池から残量の通知を受けることができるよう構成されている。
このように構成された本発明の実施の形態2によるワイヤレス映像音声伝送システムの動作を説明する。実施の形態1と同じ動作については省略する。
受信制御部1025は、電池1030の残量が一定量を下回った場合、D/A変換部122に対して、映像信号に残量が不足していることを示す画像を付加するよう指示する。例えば図11のように、映像信号に対して残量不足を示すアイコンを付加する。
これによりユーザは無線受信装置102の電池残量が少なくなったことを知ることができ、電池容量がなくなって視聴ができなくなる前に電池の交換または充電を行うことができるようになる。
ここでは電池1030の残量が少なくなった場合のみそれを知らせる画像を付加することとしたが、電池残量を定量的または定性的に表す画像を常に付加することでも目的は達成される。また、画像による通知ではなく信号音などの音声によって電池残量不足を通知してもよい。
本発明にかかるワイヤレス映像伝送システムは、既存の映像機器間で無線映像音声伝送を可能にする利点を有し、従来の映像音声ケーブルを置き換えて家庭内を無線化する用途に有用である。
本発明の実施の形態1におけるワイヤレス映像音声伝送システムの構成図 本発明の実施の形態1におけるワイヤレス映像音声伝送システムの使用例を表した図 無線送信装置11の初期状態におけるID・暗号鍵保持部116の内容を示す図 無線受信装置12の初期状態における第二のID・暗号鍵保持部126の内容を示す図 無線受信装置11と無線送信装置12の接触通信操作を表す概念図 接触通信後の無線送信装置11のID・暗号鍵保持部116の内容を示す図 接触通信後の無線送信装置12の第二のID・暗号鍵保持部126の内容を示す図 D/A変換部113が出力するデジタル信号の例を示す図 複数の映像信号を合成した映像信号の例を示す図 本発明の実施の形態2における無線受信装置102の構成図 内蔵電池容量が少なくなったことを通知する映像信号例を示す図
符号の説明
11 無線送信装置
12 無線受信装置
111 映像音声入力部
112 コピープロテクト信号検出部
113 A/D変換部
114 無線送信部
115 送信制御部
116 ID・暗号鍵保持部
117 接触通信部
118 無線アンテナ
121 無線受信部
122 D/A変換部
123 コピープロテクト信号重畳部
124 映像音声出力部
125 受信制御部
126 第二のID・暗号鍵保持部
127 第二の接触通信部
128 第二の無線アンテナ
129 ユーザ入力部
21 ビデオテープレコーダ
22 テレビ受像機
1025 受信制御部
1030 電池

Claims (19)

  1. 外部機器から映像かつまたは音声信号(以下映像音声信号)を入力する映像音声入力部と、
    前記映像音声信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、
    前記デジタル信号を無線信号に変調して送信する無線送信部と、
    前記A/D変換部と前記無線送信部を制御する送信制御部とを少なくとも備えた一つまたは複数の無線送信装置と、
    無線信号を受信してデジタル信号に復調する無線受信部と、
    前記デジタル信号を映像音声信号に変換するD/A変換部と、
    前記映像音声信号を外部機器に出力する映像音声出力部と、
    前記無線受信部と前記D/A変換部を制御する受信制御部とを少なくとも備えた一つまたは複数の無線受信装置と、を備え、
    前記無線受信装置は、一つまたは複数の前記無線送信装置から送信される無線信号を受信し、その無線信号から自機で受信可能な一つまたは複数の映像音声信号を選択することを特徴とする、ワイヤレス映像音声伝送システム。
  2. 前記無線受信装置は、
    ユーザからの選択指示を受け付けるユーザ入力部をさらに備え、
    前記受信制御部は、複数の映像音声信号を受信可能な場合に、各映像音声信号を順に出力し、前記ユーザ入力部からの選択指示があった時点で順に出力する動作を止めてその時点で出力していた映像音声信号の出力を継続することを特徴とする、請求項1に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  3. 前記無線受信装置は、
    ユーザからの選択指示を受け付けるユーザ入力部をさらに備え、
    前記受信制御部は、複数の映像音声信号を受信可能な場合に、複数の映像信号をユーザが選択可能な形態で合成して一つの映像信号として出力し、前記ユーザ入力部からの選択指示があった場合にその選択に応じて前記複数の映像音声信号から一つを選択して出力することを特徴とする、請求項1に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  4. 前記無線受信装置はそれぞれ自機に固有の識別番号を持ち、
    前記無線送信装置の前記送信制御部は、
    デジタル信号を無線信号に変調する際に受信対象となる一つまたは複数の無線受信装置の識別番号をデジタル信号または無線信号に含めて変調するよう前記無線送信部を制御し、
    前記無線受信装置の前記受信制御部は、
    前記無線受信部が受信した無線信号または復調したデジタル信号に自機の識別番号が含まれている場合に自機で受信可能と判定することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  5. 前記無線送信装置および前記無線受信装置は共にデジタル信号の暗号化に用いる暗号鍵を保持する暗号鍵保持部をさらに備え、
    前記無線送信装置の前記送信制御部は、
    デジタル信号を前記暗号鍵で暗号してから無線信号に変換するよう前記無線送信部を制御し、
    前記無線受信装置の前記受信制御部は、
    復調したデジタル信号を前記暗号鍵で復調するよう前記無線受信部を制御することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  6. 前記無線受信装置および前記無線送信装置の前記暗号鍵保持部には、製造時に同じ暗号鍵を記録することを特徴とする、請求項5に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  7. 前記無線受信装置および前記無線送信装置は互いに通信可能な接触型の通信手段をさらに備え、
    前記接触型の通信手段により前記無線受信装置と前記無線送信装置の間で識別番号かつまたは暗号鍵の交換を行うことを特徴とする、請求項5または6に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  8. 前記無線受信装置および前記無線送信装置は互いに通信可能な近接非接触型の通信手段をさらに備え、
    前記近接非接触型の通信手段により前記無線受信装置と前記無線送信装置の間で識別番号かつまたは暗号鍵の交換を行うことを特徴とする、請求項5または6に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  9. 前記無線受信装置および前記無線送信装置はユーザが通信開始を指示するための通信開始指示手段をさらに備え、
    前記通信開始指示手段により通信開始が指示された場合に、前記近接非接触型の通信手段により前記無線受信装置と前記無線送信装置の間で識別番号かつまたは暗号鍵の交換を行うことを特徴とする、請求項8に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  10. 前記無線送信装置は
    前記映像音声入力部から入力される映像音声信号に重畳されるコピープロテクト信号の有無を検出するコピープロテクト信号検出部をさらに備え、
    前記送信制御部はデジタル信号に前記コピープロテクト信号検出部によるコピープロテクト信号の検出結果を含めて無線信号に変換するよう前記無線送信部を制御し、
    前記無線受信装置は、
    前記映像音声出力部に出力する映像音声信号にコピープロテクト信号を重畳するコピープロテクト信号重畳部をさらに備え、
    前記受信制御部は前記無線受信部が復調したデジタル信号に含まれるコピープロテクト信号の検出結果が少なくともコピープロテクト有りの場合は前記コピープロテクト信号重畳部がコピープロテクト信号を重畳するよう制御することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  11. 前記無線送信装置の前記A/D変換部は映像音声信号をデジタル信号に変換する際に圧縮処理をも行い、
    前記無線受信装置の前記D/A変換部はデジタル信号を映像音声信号に変換する際に伸張処理をも行うことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  12. 前記無線送信装置の前記送信制御部は、
    前記映像音声信号入力部に映像音声信号の入力がない場合は前記A/D変換部かつまたは前記無線送信部を動作させない制御を行うことを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  13. 前記無線受信装置の前記受信制御部は、
    映像音声信号の受信中には受信中であることを示す応答信号を定期的に前記無線送信装置の前記無線送信部に通知するよう前記無線受信部を制御し、
    前記無線送信装置の前記送信制御部は、
    前記無線送信部が前記応答信号を一定時間受け取らなかった場合には前記A/D変換部かつまたは前記無線送信部の動作させない制御を行うことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  14. 前記無線受信装置は内蔵電池で動作し、
    前記受信制御部は前記D/A変換部がデジタル信号を映像音声信号に変換する際に、
    前記内蔵電池の残量に応じた映像信号かつまたは音声信号を重畳するよう前記D/A変換部を制御することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  15. 前記無線受信装置の前記受信制御部は、
    前記内蔵電池の容量が少ない場合にのみ映像信号かつまたは音声信号を重畳することを特徴とする、請求項14に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  16. 前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段は2.4GHz帯の周波数を用いる小電力データ通信システムであることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  17. 前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段は5GHz帯の周波数を用いる無線アクセスシステムであることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  18. 前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段はワイヤレスIEEE1394であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
  19. 前記無線送信部と前記無線受信部の間の通信手段は電力線データ通信であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のワイヤレス映像音声伝送システム。
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