JP2005189998A - Icカード処理装置、icカード処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の非接触ICカードをほぼ同時に使用する利用者の利便性を高める。
【解決手段】有料道路の出口には、出口料金収受装置12が設置されている。この出口料金収受装置12は、ICカードを使用する日からICカードの有効期限までのある期間に対して利用制限情報が目安値テーブル60として記憶されたメモリ41と、一度の取引の処理対象とされる複数のICカードよりそれぞれの有効期限の情報を読み取る手段としての非接触ICカードリーダ/ライタ46と、読み取った各ICカードの有効期限と現在の日付とから日数差を算出し、算出した各ICカードの日数差が、メモリ41に記憶されている期間に該当するか否かを判定し、この判定により期間に該当したICカードを優先して料金処理を行うCPU49とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】有料道路の出口には、出口料金収受装置12が設置されている。この出口料金収受装置12は、ICカードを使用する日からICカードの有効期限までのある期間に対して利用制限情報が目安値テーブル60として記憶されたメモリ41と、一度の取引の処理対象とされる複数のICカードよりそれぞれの有効期限の情報を読み取る手段としての非接触ICカードリーダ/ライタ46と、読み取った各ICカードの有効期限と現在の日付とから日数差を算出し、算出した各ICカードの日数差が、メモリ41に記憶されている期間に該当するか否かを判定し、この判定により期間に該当したICカードを優先して料金処理を行うCPU49とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば有料道路の料金収受システムや鉄道の自動改札機などに用いられるICカード処理装置、ICカード処理方法に関する。
有料道路の料金収受システムや鉄道の自動改札機などでは、カード自体に残額が記録されているプリペイドカードから料金を引き去る方式が採用されている。
これらのシステムでは、引き去る料金が1枚のプリペイドカードの残額では足りない場合に、引き去りきれない料金を別のプリペイドカードから引き去る方式が採られている。
これらのシステムでは、引き去る料金が1枚のプリペイドカードの残額では足りない場合に、引き去りきれない料金を別のプリペイドカードから引き去る方式が採られている。
たとえば、有料道路の料金収受システムでは、磁気記録方式で料金前納タイプのプリペイドカード(以下磁気カードと称す)を用いた料金収受が行われている。
有料道路の料金所で磁気カードを処理する場合、カードリーダ/ライタに初めに挿入されたプリペイドカードの残額をチェックして、その残額が引き去る料金に満たない場合、まずは、そのプリペイドカードの残額を0にするように料金を収受してカードリーダ/ライタよりプリペイドカードを排出し、次にカードリーダ/ライタに挿入された2枚目以降のプリペイドカードの残額で、残りの料金を順次引き去ることが行われている。
また、有料道路では、磁気カードと併用する形で無線方式のICカードを用いたノンストップ自動料金収受システムの運用も開始されている。
また、有料道路では、磁気カードと併用する形で無線方式のICカードを用いたノンストップ自動料金収受システムの運用も開始されている。
一方、鉄道の自動改札機は、磁気カードを複数枚取り込み保留できる構造となっており、読み取った複数の磁気カードの残額を比較して、残額の少ない磁気カードから料金を引き去り、1枚の磁気カードの残額では、料金に満たない場合にはその差額を別の磁気カードの残額から引き去り排出する方式が採られている(たとえば特許文献1参照)。
また、有効期限をもつICカードにおいて、ICカードの有効期限切れにより取引中止となった場合に、利用者にその理由を明示させるため、利用者に事前にICカードの更新を促す通知を行うシステムが提案されている(たとえば特許文献2参照)。
特開平10−275256号公報
特開2003−141605号公報
また、有効期限をもつICカードにおいて、ICカードの有効期限切れにより取引中止となった場合に、利用者にその理由を明示させるため、利用者に事前にICカードの更新を促す通知を行うシステムが提案されている(たとえば特許文献2参照)。
最近、鉄道では、ICカードの中でもアンテナにタッチする方式のICカード(非接触ICカード)が用いられており、また、有料道路でも非接触ICカードの導入が検討されている。
鉄道などで利用されている料金前納タイプの非接触ICカードでは、たとえばテレフォンカードのように、偽造対策等の観点からカード媒体自身に有効期限を設定しているものが多く、有効期限が近づくと、新たなプリペイドカードを購入せざるを得ない。
利用者が有効期限の異なる複数のカードを所持している場合、たとえば、有効期限が間近のプリペイドカードの残額が、有効期限が遠いプリペイドカードの残額よりも大きい場合、従来は、有効期限の遠いプリペイドカードから先に引き去られてしまい、有効期限の近いカードは、残額が残ったまま有効期限を迎えてしまうことがある。
鉄道などで利用されている料金前納タイプの非接触ICカードでは、たとえばテレフォンカードのように、偽造対策等の観点からカード媒体自身に有効期限を設定しているものが多く、有効期限が近づくと、新たなプリペイドカードを購入せざるを得ない。
利用者が有効期限の異なる複数のカードを所持している場合、たとえば、有効期限が間近のプリペイドカードの残額が、有効期限が遠いプリペイドカードの残額よりも大きい場合、従来は、有効期限の遠いプリペイドカードから先に引き去られてしまい、有効期限の近いカードは、残額が残ったまま有効期限を迎えてしまうことがある。
また、鉄道においては、残額積み増し機能を搭載した非接触ICカードが利用されているが、この非接触ICカードには、有効期限があるものの、利用者には判りにくく、有効期限が間近にせまったカードに無意識のうちに高額の金額を積み増してしまい、残額を使い切る前に有効期限を迎えてしまい、利用者が不利益を被る恐れがあるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、料金前納式のICカードを使用する利用者の利便性を高めることができるICカード処理装置、ICカード処理方法を提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、請求項1記載の発明のICカード処理装置は、料金前納式のICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定により期間に該当したICカードに対して前記利用制限情報に基づく処理を行う処理手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明のICカード処理装置は、有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に有料道路の通行料金を収受する料金収受システムに用いるICカード処理装置において、前記ICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定により期間に該当したICカードの中で有効期限が最も近いICカード、あるいは有効期限が同じものが複数ある場合には残額が最小のICカードへ前記入口情報を書き込む処理手段とを具備したことを特徴とする。
前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定により期間に該当したICカードの中で有効期限が最も近いICカード、あるいは有効期限が同じものが複数ある場合には残額が最小のICカードへ前記入口情報を書き込む処理手段とを具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明のICカード処理装置は、有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に有料道路の通行料金を収受する料金収受システムに用いるICカード処理装置において、前記ICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定により期間に該当したICカードを優先して料金処理を行う処理手段とを具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明のICカード処理装置は、料金前納式のICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定により前記期間に該当したICカードに対し前記積み増し限度額の範囲内で残額の積み増し処理を行う処理手段とを具備したことを特徴とする。
請求項5記載の発明のICカード処理方法は、料金前納式のICカードを使用する一度の取引の際に、処理対象とされるICカードより利用可能な期間の情報を読取手段が読み取るステップと、前記読取手段が読み取った各ICカードの利用可能な期間と現在の利用のときの機関の関係を算出手段が算出するステップと、前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、前記判定手段による判定により前記期間に該当したICカードに対して処理手段が前記利用制限情報に基づく処理を行うステップとを有することを特徴とする。
請求項6記載の発明のICカード処理方法は、有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に利用料金を収受する料金収受システムにおけるICカード処理方法において、料金前納式のICカードを使用する一度の取引の際に、処理対象とされる複数のICカードよりそれぞれの利用可能な期間の情報を読取手段が読み取るステップと、前記読取手段が読み取った各ICカードの利用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出手段が算出するステップと、前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して利用制限情報が記憶された前記記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、前記判定手段による判定により期間に該当したICカードの中で有効期限が最も近いICカード、あるいは有効期限が同じものが複数ある場合には残額が最小のICカードへ前記入口情報を処理手段が書き込むステップとを有することを特徴とする。
請求項7記載の発明のICカード処理方法は、有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に利用料金を収受する料金収受システムにおけるICカード処理方法において、料金前納式のICカードを使用する一度の取引の際に、処理対象とされる複数のICカードよりそれぞれの利用可能な期間の情報を読取手段が読み取るステップと、前記読取手段が読み取った各ICカードの利用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出手段が算出するステップと、前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して利用制限情報が記憶された前記記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、前記判定手段による判定により期間に該当したICカードを優先して処理手段が料金処理を行うステップとを有することを特徴とする。
請求項8記載の発明のICカード処理方法は、料金前納式のICカードより利用可能な期間と残額の情報を読取手段が読み取るステップと、前記読取手段が読み取ったICカードの利用可能な期間と現在の利用のとき期間の関係を算出手段が算出するステップと、前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して残額の積み増し限度額が記憶された記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、前記判定手段による判定により前記期間に該当したICカードに対し処理手段が前記積み増し限度額の範囲内で残額の積み増し処理を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明では、料金前納式のICカードを使用する一度の取引の際に、処理対象とされるICカードより利用可能な期間の情報を読取手段が読み取る。読取手段が読み取ったICカードの利用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出し、算出した期間の関係が、ある期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段の期間に該当するか否かを判定する。この判定により期間に該当したICカードに対して利用制限情報に基づく処理を行うので、ICカードの利用可能な期間がある期間内に達したICカードについては、たとえば高額の積み増しを行えないようにするなどの利用制限がかかるようになり、利用者が利用可能な期間の短くなったカードに気づかずに高額の金額を積み増してしまい、残額を使い切らずに利用可能な期間を超過し、利用者が不利益を被ることを防止できる。
また、有料道路の入口などでは、記憶手段に記憶されている期間に該当したICカードの中で利用可能な期間が最も短いか、あるいは利用可能な期間が同じカードが複数ある場合には残額が最小のICカードへ入口情報を書き込むので、出口において、利用可能な期間が最も短いICカードから優先して料金処理し、利用可能な期間が同じカードであれば残額が最小のICカードを優先して料金処理するようになる。
有料道路の出口では、記憶手段に記憶されている期間に該当したICカードを優先して料金処理を行うので、利用可能な期間が短くなったICカードから優先的に処理されるようになり、利用可能な期間が短くなったICカード、つまり有効期限の近づいたICカードの残額を早めに減額できる。
さらに、ICカード処理装置でICカードの残額を積み増す際には、記憶手段の期間に該当するか否かを判定し、この判定により期間に該当したICカードに対し積み増し限度額の範囲内で残額の積み増し処理を行うので、利用可能な期間が短くなったICカードに利用者が不用意に高額を積み増すことを防止できる。
また、有料道路の入口などでは、記憶手段に記憶されている期間に該当したICカードの中で利用可能な期間が最も短いか、あるいは利用可能な期間が同じカードが複数ある場合には残額が最小のICカードへ入口情報を書き込むので、出口において、利用可能な期間が最も短いICカードから優先して料金処理し、利用可能な期間が同じカードであれば残額が最小のICカードを優先して料金処理するようになる。
有料道路の出口では、記憶手段に記憶されている期間に該当したICカードを優先して料金処理を行うので、利用可能な期間が短くなったICカードから優先的に処理されるようになり、利用可能な期間が短くなったICカード、つまり有効期限の近づいたICカードの残額を早めに減額できる。
さらに、ICカード処理装置でICカードの残額を積み増す際には、記憶手段の期間に該当するか否かを判定し、この判定により期間に該当したICカードに対し積み増し限度額の範囲内で残額の積み増し処理を行うので、利用可能な期間が短くなったICカードに利用者が不用意に高額を積み増すことを防止できる。
以上説明したように本発明によれば、料金前納式のICカードを使用する利用者の利便性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る一つの実施の形態の料金収受システムの構成を示す図、図2は非接触ICカードのファイル構造を示す図、図3は入口料金収受装置のブロック図、図4は出口料金収受装置のブロック図、図5は積み増し装置のブロック図、図6は日数差と積み増し上限値とを対応させた目安値テーブルを示す図である。
図1に示すように、この料金収受システムは、有料道路の入口に設置された入口料金収受装置11と、有料道路の出口に設置された出口料金収受装置12と、有料道路内のパーキングエリア、サービスエリア、有料道路外の所定のカード販売店などに設置された積み増し装置13、有料道路を運営する運営元に設置され、入口料金収受装置11、出口料金収受装置12、積み増し装置13などのICカード処理装置と通信回線を通じて接続されたデータ処理装置14などから構成されている。
この料金収受システムは、有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードとしての非接触ICカードに書き込み、出口では非接触ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に利用料金を収受するシステムである。
図1は本発明に係る一つの実施の形態の料金収受システムの構成を示す図、図2は非接触ICカードのファイル構造を示す図、図3は入口料金収受装置のブロック図、図4は出口料金収受装置のブロック図、図5は積み増し装置のブロック図、図6は日数差と積み増し上限値とを対応させた目安値テーブルを示す図である。
図1に示すように、この料金収受システムは、有料道路の入口に設置された入口料金収受装置11と、有料道路の出口に設置された出口料金収受装置12と、有料道路内のパーキングエリア、サービスエリア、有料道路外の所定のカード販売店などに設置された積み増し装置13、有料道路を運営する運営元に設置され、入口料金収受装置11、出口料金収受装置12、積み増し装置13などのICカード処理装置と通信回線を通じて接続されたデータ処理装置14などから構成されている。
この料金収受システムは、有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードとしての非接触ICカードに書き込み、出口では非接触ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に利用料金を収受するシステムである。
入口料金収受装置11は、非接触ICカードに対して入口情報・車種情報の書き込みを行い、入口情報書き込み結果を、取引明細データ(入口処理情報22を含む入口トランザクションデータ)としてデータ処理装置へ送信する。
出口料金収受装置12は、非接触ICカードに記録されている入口情報・車種情報を読み取り、通行料金を計算し、非接触ICカードの残額から通行料金を引き去り、引き去り結果を取引明細データ(出口トランザクションデータ)としてデータ処理装置14へ送信する。また、積み増し金額を入力し、非接触ICカードの残額に加算するとともに、積み増し結果を取引明細データ(積み増しトランザクションデータ)としてデータ処理装置14へ送信することも可能である。
積み増し装置13は、利用者が入力した積み増し金額を、非接触ICカードの残額に加算するとともに、積み増し結果を取引明細データ(積み増しトランザクションデータ)としてデータ処理装置14へ送信する。
データ処理装置14は、入口料金収受装置11、出口料金収受装置12へ料金所番号や料金テーブル、目安値テーブル等のパラメータを配信するとともに、入口料金収受装置11、出口料金収受装置12、積み増し装置13からの各取引明細データ(入口トランザクションデータ、出口トランザクションデータ、積み増しトランザクションデータ)を集信し、非接触ICカードの残額情報を更新する。
非接触ICカードは、アンテナ、制御部、メモリなどを備えている。アンテナは、入口料金収受装置11、出口料金収受装置12、積み増し装置13の非接触ICカードリーダ/ライタ36、46、56より所定範囲に発信される微弱電波を受けて非接触ICカードリーダ/ライタ36、46、56と無線通信を行う。制御部は、メモリに記憶されている情報をアンテナより送信するとともに、アンテナにより受信された処理結果の情報をメモリに記憶する。
非接触ICカードは、アンテナ、制御部、メモリなどを備えている。アンテナは、入口料金収受装置11、出口料金収受装置12、積み増し装置13の非接触ICカードリーダ/ライタ36、46、56より所定範囲に発信される微弱電波を受けて非接触ICカードリーダ/ライタ36、46、56と無線通信を行う。制御部は、メモリに記憶されている情報をアンテナより送信するとともに、アンテナにより受信された処理結果の情報をメモリに記憶する。
非接触ICカードのメモリには、図2に示すように、有料道路の利用に関する各種情報がファイルの形式で記憶されている。ファイルは、カード発行情報21、入口処理情報22、出口処理情報23、積み増し情報24、残額情報25、利用履歴情報26等を有している。
カード発行情報21は、非接触ICカードのID番号、発行日、券種、有効期限等の情報を有しており、有効期限とは非接触ICカードが利用可能な期間を示す情報である。非接触ICカード発行時に記録され、以後書き換わることはない。
入口処理情報22は、入口料金所番号、入口処理年月日時分、車種情報、入口情報有効フラグ等からなり、入口料金収受装置11にて記録される。なお、入口情報有効フラグは、出口料金収受装置12にて通行料金を算出し、料金引き去り後にはオフされる。
出口処理情報23は、出口料金所番号、出口処理年月日時分、車種情報、通行料金、残額情報などを有しており、出口料金収受装置12にて料金を収受したときに記録される。
積み増し情報24は、積み増し場所番号、積み増し処理年月日時分、積み増し金額、残額情報などを有しており、出口料金収受装置12または積み増し装置13にて、非接触ICカードの残額の積み増しを行った場合に記録される。
入口処理情報22は、入口料金所番号、入口処理年月日時分、車種情報、入口情報有効フラグ等からなり、入口料金収受装置11にて記録される。なお、入口情報有効フラグは、出口料金収受装置12にて通行料金を算出し、料金引き去り後にはオフされる。
出口処理情報23は、出口料金所番号、出口処理年月日時分、車種情報、通行料金、残額情報などを有しており、出口料金収受装置12にて料金を収受したときに記録される。
積み増し情報24は、積み増し場所番号、積み増し処理年月日時分、積み増し金額、残額情報などを有しており、出口料金収受装置12または積み増し装置13にて、非接触ICカードの残額の積み増しを行った場合に記録される。
図3に示すように、入口料金収受装置11は、入口車線制御装置30、通行券発行部32、利用者表示部33、非接触ICカードリーダ/ライタ36を備えている。
通行券発行部32は、入口車線制御装置30により制御されて、通行券の磁気記録・搬送、印字などを行う。利用者表示部33は、入口車線制御装置30により制御されて、利用者に対して通行券の発行案内、非接触ICカードの処理結果通知を行う。非接触ICカードリーダ/ライタ36は、入口車線制御装置30により制御されて、自身にかざされた少なくとも一つの非接触ICカードの入口処理に関する情報の読み取りおよび書き込みを行う。つまり、非接触ICカードリーダ/ライタ36は、一度の取引の処理対象とされる複数の非接触ICカードよりそれぞれの有効期限の情報を読み取る手段として機能する。
入口車線制御装置30は、メモリ31、I/O制御部35、伝送制御部38、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37、CPU39などから構成されており、入口料金収受装置全体の動作を制御する。
メモリ31には、データ処理装置14から配信されてきた料金所番号や料金テーブル、目安値テーブル60(図6参照)等のパラメータ、CPU39により処理される情報、案内用のメッセージが記憶されている。
I/O制御部35は、通行券発行部32および利用者表示部33などの機器との入出力インターフェースである。伝送制御部38は、データ処理装置14とのデータのやり取りを制御する。非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37は、非接触ICカードリーダ/ライタ36が行う非接触ICカードに対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。
入口車線制御装置30は、メモリ31、I/O制御部35、伝送制御部38、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37、CPU39などから構成されており、入口料金収受装置全体の動作を制御する。
メモリ31には、データ処理装置14から配信されてきた料金所番号や料金テーブル、目安値テーブル60(図6参照)等のパラメータ、CPU39により処理される情報、案内用のメッセージが記憶されている。
I/O制御部35は、通行券発行部32および利用者表示部33などの機器との入出力インターフェースである。伝送制御部38は、データ処理装置14とのデータのやり取りを制御する。非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37は、非接触ICカードリーダ/ライタ36が行う非接触ICカードに対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。
CPU39は、入口車線における処理全般を制御する制御手段であり、現在の時刻を計時する時計機能を備えている。CPU39は、非接触ICカードリーダ/ライタ36により読み取られた一度の取引の処理対象とされる少なくとも一つの非接触ICカードの有効期限と現在の利用のとき(今日の日付)から互いの期間の関係(具体的には日数差)を算出する算出手段と、この算出手段により算出された期間の関係(日数差)が、メモリ31に記憶されている目安値テーブル60の利用制限情報(日数差61、積み増し上限値62)に該当するか否かを判定する判定手段と、この判定手段による判定により利用制限情報に該当した非接触ICカードの中で有効期限までの日数が最短、あるいは残額が最小の非接触ICカードへ入口情報を書き込む手段として機能する。つまり、CPU39は、目安値テーブル60に設定されている期間に該当した非接触ICカードに対して利用制限情報に基づく処理を行う。
図4に示すように、出口料金収受装置12は、出口車線制御装置40、通行券処理部42、領収書発行部43、表示操作部44、非接触ICカードリーダ/ライタ46などを備えている。
通行券処理部42は、出口車線制御装置40により制御されて、通行券の磁気記録・搬送などを行う。領収書発行部43は、出口車線制御装置40により制御されて、収受した通行料金額、または積み増し金額に応じた領収書を印刷・発行する。表示操作部44は、出口車線制御装置40により制御されて、係員が各種情報の入力を行い、また係員に対して処理結果等を表示する。非接触ICカードリーダ/ライタ46は、出口車線制御装置40により制御されて、自身にかざされた少なくとも一つの非接触ICカードより出口処理に関する情報の読み取り・書き込みを行う。読み取られる出口処理に関する情報は、カード発行情報21、入口処理情報22、残額情報25などである。カード発行情報21には有効期限の情報が含まれる。書き込まれる出口処理に関する情報は、出口処理情報23、残額情報25である。つまり、非接触ICカードリーダ/ライタ46は、一度の取引の処理対象とされる複数の非接触ICカードよりそれぞれの有効期限の情報を読み取る手段として機能する。
通行券処理部42は、出口車線制御装置40により制御されて、通行券の磁気記録・搬送などを行う。領収書発行部43は、出口車線制御装置40により制御されて、収受した通行料金額、または積み増し金額に応じた領収書を印刷・発行する。表示操作部44は、出口車線制御装置40により制御されて、係員が各種情報の入力を行い、また係員に対して処理結果等を表示する。非接触ICカードリーダ/ライタ46は、出口車線制御装置40により制御されて、自身にかざされた少なくとも一つの非接触ICカードより出口処理に関する情報の読み取り・書き込みを行う。読み取られる出口処理に関する情報は、カード発行情報21、入口処理情報22、残額情報25などである。カード発行情報21には有効期限の情報が含まれる。書き込まれる出口処理に関する情報は、出口処理情報23、残額情報25である。つまり、非接触ICカードリーダ/ライタ46は、一度の取引の処理対象とされる複数の非接触ICカードよりそれぞれの有効期限の情報を読み取る手段として機能する。
出口車線制御装置40は、メモリ41、I/O制御部45、伝送制御部48、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部47、CPU49などから構成されており、出口料金収受装置全体の動作を制御する。
メモリ41には、データ処理装置14から配信されてきた料金所番号や料金テーブル、目安値テーブル60(図6参照)等のパラメータ、CPU49により処理される情報、案内用のメッセージが記憶されている。料金テーブルは、有料道路内の各料金所間における区間料金のデータが設定されたテーブルである。
I/O制御部45は、通行券処理部42、領収書発行部43および表示操作部44などの機器との入出力インターフェースである。伝送制御部48は、データ処理装置14とのデータのやり取りを制御する。非接触ICカードリーダ/ライタ制御部47は、非接触ICカードリーダ/ライタ46が行う非接触ICカードに対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。
メモリ41には、データ処理装置14から配信されてきた料金所番号や料金テーブル、目安値テーブル60(図6参照)等のパラメータ、CPU49により処理される情報、案内用のメッセージが記憶されている。料金テーブルは、有料道路内の各料金所間における区間料金のデータが設定されたテーブルである。
I/O制御部45は、通行券処理部42、領収書発行部43および表示操作部44などの機器との入出力インターフェースである。伝送制御部48は、データ処理装置14とのデータのやり取りを制御する。非接触ICカードリーダ/ライタ制御部47は、非接触ICカードリーダ/ライタ46が行う非接触ICカードに対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。
CPU49は、出口車線における処理全般を制御する制御手段であり、現在の時刻を計時する時計機能を備えている。CPU49は、非接触ICカードリーダ/ライタ46により読み取られた各非接触ICカードの有効期限と現在の利用のとき(今日の日付)から互いの期間の関係(具体的には日数差)を算出する算出手段と、この算出手段により算出された期間の関係(日数差)が、メモリ41に記憶されている目安値テーブル60の利用制限情報(日数差61、積み増し上限値62)に該当するか否かを判定する判定手段と、この判定手段による判定により利用制限情報に該当した非接触ICカードの中で有効期限までの日数が最短、あるいは残額が最小の非接触ICカードから順に優先して料金収受処理を行う手段として機能する。つまり、CPU49は、目安値テーブル60の期間に該当した非接触ICカードに対して利用制限情報に基づく処理を行う。
図5に示すように、積み増し装置13は、積み増し制御装置50、現金処理部52、領収書発行部53、表示操作部54、非接触ICカードリーダ/ライタ56などを備えている。
現金処理部52は、利用者が表示操作部54に入力した現金を計数し、積み増し制御装置50へ通知する。領収書発行部53は、積み増し制御装置50により制御されて、利用者が入力した積み増し金額に応じた領収書を印刷・発行する。表示操作部54は、積み増し制御装置50により制御されて、利用者が各種情報の入力を行い、また利用者に対して処理結果等を表示する。非接触ICカードリーダ/ライタ56は、積み増し制御装置50により制御されて、非接触ICカードの情報の読み取り・書き込みを行う。
現金処理部52は、利用者が表示操作部54に入力した現金を計数し、積み増し制御装置50へ通知する。領収書発行部53は、積み増し制御装置50により制御されて、利用者が入力した積み増し金額に応じた領収書を印刷・発行する。表示操作部54は、積み増し制御装置50により制御されて、利用者が各種情報の入力を行い、また利用者に対して処理結果等を表示する。非接触ICカードリーダ/ライタ56は、積み増し制御装置50により制御されて、非接触ICカードの情報の読み取り・書き込みを行う。
積み増し制御装置50は、メモリ51、I/O制御部55、伝送制御部58、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部57、CPU59などから構成されており、積み増し装置全体の動作を制御する。メモリ51には、データ処理装置14から配信されてきた積み増し場所番号や目安値テーブル60(図6参照)等のパラメータ、CPU59により処理される情報、案内用のメッセージが記憶されている。
I/O制御部55は、現金処理部52、領収書発行部53および表示操作部54などの機器との入出力インターフェースである。伝送制御部58は、データ処理装置14とのデータのやり取りを制御する。非接触ICカードリーダ/ライタ制御部57は、非接触ICカードリーダ/ライタ56が行う非接触ICカードに対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。
I/O制御部55は、現金処理部52、領収書発行部53および表示操作部54などの機器との入出力インターフェースである。伝送制御部58は、データ処理装置14とのデータのやり取りを制御する。非接触ICカードリーダ/ライタ制御部57は、非接触ICカードリーダ/ライタ56が行う非接触ICカードに対するデータの書き込み及び読み出しを制御する。
CPU59は、積み増し装置における処理全般を制御する制御手段であり、現在の時刻を計時する時計機能を備えている。CPU59は、非接触ICカードリーダ/ライタ56により読み取られた一度の取引の処理対象とされる少なくとも一つの非接触ICカードの有効期限と現在の利用のとき(今日の日付)から互いの期間の関係(具体的には日数差)を算出する算出手段と、この算出手段により算出された期間の関係(日数差)が、メモリ51に記憶されている目安値テーブル60の利用制限情報(日数差61、積み増し上限値62)に該当するか否かを判定する判定手段と、この判定手段による判定により利用制限情報(日数差61、積み増し上限値62)に該当した非接触ICカードに対し積み増し上限値62の範囲内で残額の積み増し処理を行う手段として機能する。つまり、CPU59は、目安値テーブル60の期間に該当した非接触ICカードに対して利用制限情報に基づく処理を行う。
図6に示すように、各装置の記憶手段としてのメモリ31、41、51には、目安値テーブル60が記憶されている。
目安値テーブル60には、処理日付と有効期限の日数差61(期間)に対応させて目安となる積み増し金額の上限値62(以下積み増し上限値62と称す)がテーブル形式で設定されている。積み増し上限値62は残額の積み増しを制限する情報である。この例では、たとえば、処理日付と有効期限の日数差が10-6日であれば、積み増し上限値62は50,000円以内、理日付と有効期限の日数差が5-2日であれば、積み増し上限値62は30,000円以内、理日付と有効期限の日数差が1-0日であれば、積み増し上限値62は10,000円以内などと設定されている。つまり、この目安値テーブル60には、非接触ICカードを使用する日から非接触ICカードの有効期限までのいくつかの期間(10-6日、5-2日、1-0日)毎に積み増し上限値62という利用制限情報が記憶されている。
目安値テーブル60には、処理日付と有効期限の日数差61(期間)に対応させて目安となる積み増し金額の上限値62(以下積み増し上限値62と称す)がテーブル形式で設定されている。積み増し上限値62は残額の積み増しを制限する情報である。この例では、たとえば、処理日付と有効期限の日数差が10-6日であれば、積み増し上限値62は50,000円以内、理日付と有効期限の日数差が5-2日であれば、積み増し上限値62は30,000円以内、理日付と有効期限の日数差が1-0日であれば、積み増し上限値62は10,000円以内などと設定されている。つまり、この目安値テーブル60には、非接触ICカードを使用する日から非接触ICカードの有効期限までのいくつかの期間(10-6日、5-2日、1-0日)毎に積み増し上限値62という利用制限情報が記憶されている。
以下、この料金収受システムの動作を説明する。
まず、図7のフローチャートを参照して有料道路の入口車線に設置された入口料金収受装置11における入口処理について説明する。
入口料金収受装置11では、非接触ICカードリーダ/ライタ36に非接触ICカード(以下カードと称す)がかざされて、カードが検知されるのを待機している(Step701:以下S701と称す)。
そして、有料道路の入口車線に車両が進入し、車両の運転者が車両を入口車線の路側に設置された非接触ICカードリーダ/ライタ36の位置に停止させてカードを非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざすと、非接触ICカードリーダ/ライタ36とカード間でデータ通信が開始されて、非接触ICカードリーダ/ライタ36は、カードより、上記図2に示したカードの情報のうち入口処理に必要な情報(カード発行情報21、残額情報25など)を取得する。非接触ICカードリーダ/ライタ36とカードとの間で通信が開始されたことで非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37からCPU39へその旨が通知され、CPU39はカードを検知する(S701のYES)。
まず、図7のフローチャートを参照して有料道路の入口車線に設置された入口料金収受装置11における入口処理について説明する。
入口料金収受装置11では、非接触ICカードリーダ/ライタ36に非接触ICカード(以下カードと称す)がかざされて、カードが検知されるのを待機している(Step701:以下S701と称す)。
そして、有料道路の入口車線に車両が進入し、車両の運転者が車両を入口車線の路側に設置された非接触ICカードリーダ/ライタ36の位置に停止させてカードを非接触ICカードリーダ/ライタ36にかざすと、非接触ICカードリーダ/ライタ36とカード間でデータ通信が開始されて、非接触ICカードリーダ/ライタ36は、カードより、上記図2に示したカードの情報のうち入口処理に必要な情報(カード発行情報21、残額情報25など)を取得する。非接触ICカードリーダ/ライタ36とカードとの間で通信が開始されたことで非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37からCPU39へその旨が通知され、CPU39はカードを検知する(S701のYES)。
カードを検知すると、CPU39は、カードの検出枚数(複数枚か一枚か)をチェックする(S702)。具体的には、CPU39は、非接触ICカードリーダ/ライタ36によりほぼ同じ時刻に得られたカードのID番号の数をチェックする。
このチェック結果、カードのID番号が一つだけ得られた場合、つまりカードが一枚だけ検知された場合(S702のNO)、CPU39はそのカードへ入口情報を送信する(S703)。
このチェック結果、カードのID番号が一つだけ得られた場合、つまりカードが一枚だけ検知された場合(S702のNO)、CPU39はそのカードへ入口情報を送信する(S703)。
一方、カードのID番号が複数個得られた場合、つまりカードが複数枚検知された場合(S702のYES)、CPU39は、カードから得られた情報(カード発行情報21、残額情報25など)を基にそれぞれのカードの有効期限と現在日付の日数差を算出する(S704)。
CPU39は、算出した各カードの日数差をキーにメモリ31の目安値テーブル60に設定されている、ある一定日数以下(日数差の範囲)のカードの有無をチェックする(S704)。
一定日数以下のカードがある場合(S705のYES)、CPU39は、それぞれのカードの有効期限が異なるか否かをチェックする(S706)。
CPU39は、算出した各カードの日数差をキーにメモリ31の目安値テーブル60に設定されている、ある一定日数以下(日数差の範囲)のカードの有無をチェックする(S704)。
一定日数以下のカードがある場合(S705のYES)、CPU39は、それぞれのカードの有効期限が異なるか否かをチェックする(S706)。
このチェックの結果、それぞれのカードの有効期限が異なる場合(S706のYES)、CPU39は、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37に対して日数差が最も小さいカードに対してメモリ31の入口情報を送信するよう指示し、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部37は、この指示にしたがって非接触ICカードリーダ/ライタ36を制御してカードへ入口情報を送信しカードのメモリへ書き込む(S707)。入口情報とは入口料金所番号、入口日付、入口時刻、入口車種などである。入口車種とは、入口車線に車両が進入した際に入口車線に設置された車種自動判別装置、あるいは係員操作により決定された車両の料金区分の車種であり、たとえば大型特殊、大型、中型、小型、軽自動車、特殊車両などである。
送信した入口情報がカードに正常に受信され入口処理情報22として記憶されたことの返信が非接触ICカードリーダ/ライタ36に受信されると、CPU39は、入口処理明細データ(入口トランザクションデータ)をデータ処理装置14へ送信して(S708)、入口処理を終了する。
送信した入口情報がカードに正常に受信され入口処理情報22として記憶されたことの返信が非接触ICカードリーダ/ライタ36に受信されると、CPU39は、入口処理明細データ(入口トランザクションデータ)をデータ処理装置14へ送信して(S708)、入口処理を終了する。
一方、S705の処理において日数差が一定日数以下のカードがなかった場合(S705のNO)、またはS706の処理において日数差が一定日数以下でもそれぞれのカードの有効期限が一致していた場合(S706のNO)、CPU39は、それぞれのカードの残額を比較する(S709)。
この比較の結果、カード残額が異なる場合(S709のYES)、CPU39は、残額の少ないカードに対して入口情報を送信する(S710)。
また、残額が一致している場合(S709のNO)、CPU39は、最初に検知したカードに対して入口情報を送信しカードのメモリへ書き込む(S711)。
この比較の結果、カード残額が異なる場合(S709のYES)、CPU39は、残額の少ないカードに対して入口情報を送信する(S710)。
また、残額が一致している場合(S709のNO)、CPU39は、最初に検知したカードに対して入口情報を送信しカードのメモリへ書き込む(S711)。
図8のフローチャートを参照して出口料金収受装置12における料金引き去り処理について説明する。
出口料金収受装置12では、非接触ICカードリーダ/ライタ46に非接触ICカード(以下カードと称す)がかざされて、カードが検知されるのを待機している(Step801:以下S801と称す)。
出口料金収受装置12では、非接触ICカードリーダ/ライタ46に非接触ICカード(以下カードと称す)がかざされて、カードが検知されるのを待機している(Step801:以下S801と称す)。
そして、有料道路の出口車線に車両が進入し、車両の運転者が車両を出口車線の路側に設置された非接触ICカードリーダ/ライタ46の位置に停止させて少なくとも一つのカードを非接触ICカードリーダ/ライタ46にかざすと、非接触ICカードリーダ/ライタ46とカード間でデータ通信が開始されて、非接触ICカードリーダ/ライタ46は、カードより、上記図2に示したカードの情報のうち出口処理に必要な情報(カード発行情報21、入口処理情報22、残額情報25など)を取得する。非接触ICカードリーダ/ライタ46とカードとの間で通信が開始されたことで非接触ICカードリーダ/ライタ制御部47からCPU49へその旨が通知され、CPU49はカードを検知する(S801のYES)。
カードを検知すると、CPU49は、カードの検出枚数(複数枚か一枚か)をチェックする(S802)。具体的には、CPU49は、非接触ICカードリーダ/ライタ46によりほぼ同じ時刻に得られたカードのID番号の数をチェックする。ID番号はカード発行情報21に含まれている。
このチェック結果、カードのID番号が一つだけ得られた場合、つまりカードが一枚だけ検知された場合(S802のNO)、CPU49は非接触ICカードリーダ/ライタ46が得たカードの情報(カード発行情報21、入口処理情報22、残額情報25など)とメモリ41に記憶されている料金テーブルの情報に基づいて通行料金を算出し、算出した通行料金をそのカード残額から引き去る処理を行う(S803)。
一方、カードのID番号が複数個得られた場合、つまりカードが複数枚検知された場合(S802のYES)、CPU49は、カードから非接触ICカードリーダ/ライタ46が得た情報(カード発行情報21など)を基に、入口情報有効フラグがオンのカードが複数枚存在しないかどうかをチェックする(S804)。
このチェックの結果、入口情報有効フラグがオンのカードが複数枚存在した場合には(S804のYES)、CPU49は、異常と判定してカードに対する処理は行わず、処理異常を表示して(S805)、処理を終了する。
また、入口情報有効フラグがオンのカードが一枚のみであった場合(S804のNO)、CPU49は、複数個のID番号が得られたカード群を一度の取引で処理可能なものと判定し、それぞれのカードの有効期限と現在日付の日数差を算出する(S806)。
CPU49は、算出した各カードの日数差をキーにメモリ41の目安値テーブル60に設定されている、ある一定日数以下(日数差が11日以下)のカードの有無をチェックする(S807)。この処理では、日数差が10日以上のカードについては利用制限(引き去り優先など)の対象外にする。
一定日数以下のカードがある場合(S807のYES)、CPU49は、それぞれのカードの有効期限が異なるか否かをチェックする(S808)。
このチェックの結果、入口情報有効フラグがオンのカードが複数枚存在した場合には(S804のYES)、CPU49は、異常と判定してカードに対する処理は行わず、処理異常を表示して(S805)、処理を終了する。
また、入口情報有効フラグがオンのカードが一枚のみであった場合(S804のNO)、CPU49は、複数個のID番号が得られたカード群を一度の取引で処理可能なものと判定し、それぞれのカードの有効期限と現在日付の日数差を算出する(S806)。
CPU49は、算出した各カードの日数差をキーにメモリ41の目安値テーブル60に設定されている、ある一定日数以下(日数差が11日以下)のカードの有無をチェックする(S807)。この処理では、日数差が10日以上のカードについては利用制限(引き去り優先など)の対象外にする。
一定日数以下のカードがある場合(S807のYES)、CPU49は、それぞれのカードの有効期限が異なるか否かをチェックする(S808)。
このチェックの結果、それぞれのカードの有効期限が異なる場合(S808のYES)、CPU49は、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部47に対して日数差が最も小さいカードから通行料金を引き去るよう指示し、非接触ICカードリーダ/ライタ制御部47は、この指示にしたがって非接触ICカードリーダ/ライタ46を制御して日数差が最も小さいカードから通行料金を引き去る(S809)。
通行料金を引き去さった後、CPU49は、カードの残額情報と引き去り対象の料金とから、料金全額が引き去り済みであるか否かを判定し(S810)、料金全額をカード残額から引き去り済みであれば(S810のYES)、出口処理結果のデータである引き去り処理明細データ(出口処理情報23などを含む出口トランザクションデータ)をデータ処理装置14へ送信して(S811)、出口処理を終了する。
また、料金がその一部しか引き去られておらず(S810のNO)、他に残額のあるカード、つまり料金未引去のカードがある場合(S812のYES)、CPU49は、S807の処理へ移り、残りのカードに対して同様のチェックを行い、順次、該当カードより料金の残額の引き去り処理を行う。
S820の処理において、料金未引去のカードがない場合(S812のNO)、CPU49は、表示操作部44にカード残額がなく現金などの上載せが必要である旨のメッセージを表示して、利用者から出された支払手段(現金、磁気カード、その他)による残額上乗せ処理を行う(S813)。
S820の処理において、料金未引去のカードがない場合(S812のNO)、CPU49は、表示操作部44にカード残額がなく現金などの上載せが必要である旨のメッセージを表示して、利用者から出された支払手段(現金、磁気カード、その他)による残額上乗せ処理を行う(S813)。
S807の処理において、日数差が一定日数以下のカードがなかった場合(S807のNO)、またはS808の処理において日数差が一定日数以下でもそれぞれのカードの有効期限が一致していた場合(S808のNO)、CPU49は、それぞれのカードの残額を比較して(S814)、各カードの残額が異なる場合(S814のYES)、残額の少ないカードから料金を引き去る(S815)。また、各カードの残額が一致している場合(S814のNO)、CPU49は、最初に検知したカードから料金を引き去る(S816)。
料金引き去り後、CPU49は、引き去り処理明細データ(出口処理情報23などを含む出口トランザクションデータ)をデータ処理装置14へ送信する(S811)。
料金引き去り後、CPU49は、引き去り処理明細データ(出口処理情報23などを含む出口トランザクションデータ)をデータ処理装置14へ送信する(S811)。
次に、図9、図10のフローチャートを参照して積み増し装置13における残額積み増し処理について説明する。なお出口料金収受装置12についても残額の積み増し機能を有しており、残額積み増し処理および積み替え処理については、積み増し装置13と同じ処理を行うものであり、出口料金収受装置12についての動作説明は省略する。
有料道路のパーキングエリアなどに設置されている積み増し装置13における残額積み増し処理では、非接触ICカードリーダ/ライタ56に非接触ICカード(以下カードと称す)がかざされて、カードが検知されるのを待機している(Step901:以下S901と称す)。
運転者が車両を有料道路のパーキングエリアに移動させて、そこに設置されている非接触ICカードリーダ/ライタ56の位置に停止させ、少なくとも一つのカードを非接触ICカードリーダ/ライタ56にかざすと、非接触ICカードリーダ/ライタ56とカードとの間でデータ通信が開始されて、非接触ICカードリーダ/ライタ56は、カードより、上記図2に示したカードの情報のうち積み増し処理に必要な情報(カード発行情報21、残額情報25など)を取得する。非接触ICカードリーダ/ライタ56とカードとの間で通信が開始されたことで非接触ICカードリーダ/ライタ制御部57からCPU59へその旨が通知され、CPU59はカードを検知する(S901のYES)。
運転者が車両を有料道路のパーキングエリアに移動させて、そこに設置されている非接触ICカードリーダ/ライタ56の位置に停止させ、少なくとも一つのカードを非接触ICカードリーダ/ライタ56にかざすと、非接触ICカードリーダ/ライタ56とカードとの間でデータ通信が開始されて、非接触ICカードリーダ/ライタ56は、カードより、上記図2に示したカードの情報のうち積み増し処理に必要な情報(カード発行情報21、残額情報25など)を取得する。非接触ICカードリーダ/ライタ56とカードとの間で通信が開始されたことで非接触ICカードリーダ/ライタ制御部57からCPU59へその旨が通知され、CPU59はカードを検知する(S901のYES)。
ICカードが検知されると、CPU59は、非接触ICカードリーダ/ライタによってカードより読み出されたカードの情報を読み取り(S902)、読み取ったカードの情報として「券種」、「残額」、「有効期限」などを表示操作部54に表示する(S903)。「券種」とはカードが非接触ICカードであることを示す情報である。
CPU59は、読み出したカードの有効期限と現在の日付との日数差を算出する(S904)。
CPU59は、読み出したカードの有効期限と現在の日付との日数差を算出する(S904)。
また、CPU59は、利用者により操作された表示操作部54からの積み増し金額入力、および現金処理部52からの積み増し金の投入を受け付ける(S905)。
そして、CPU59は、入力された積み増し金額、および投入された積み増し金額を表示操作部54に表示する(S906)。
表示後、CPU59は、S904の処理で算出した日数差を基に、メモリ51内部に記録されている日数差−積み増し上限の目安値テーブル60を検索し(S907)、日数差が目安値テーブル60に登録されているか否か、S905で入力された積み増し金額が目安値テーブル60中の該当する積み増し上限値62を超えているか否かを判定する。
そして、CPU59は、入力された積み増し金額、および投入された積み増し金額を表示操作部54に表示する(S906)。
表示後、CPU59は、S904の処理で算出した日数差を基に、メモリ51内部に記録されている日数差−積み増し上限の目安値テーブル60を検索し(S907)、日数差が目安値テーブル60に登録されているか否か、S905で入力された積み増し金額が目安値テーブル60中の該当する積み増し上限値62を超えているか否かを判定する。
この判定の結果、日数差が目安値テーブル60に登録されており、S905で入力された積み増し金額が、目安値テーブル60中の該当する積み増し上限値62を超えている場合(S908のYES)、CPU59は、表示操作部54の画面の色を変更したり警告メッセージを表示したり、あるいはブザーを鳴動させる等で警告(警報)を行い、利用者に表示操作部54の選択操作を促す(S909)。
CPU59は、警告(警報)により利用者が行った選択操作に応じた処理、たとえば積み増しキャンセル処理、積み増し実行処理、積み替え処理のうちのいずれかの処理を行う(S911)。
たとえば表示操作部54に備えられている「積み増し処理のキャンセルボタン」が選択操作された場合(S912のYES)、CPU59は、積み増しキャンセル処理を行い(S913)、処理を終了する。
また、キャンセル操作が行われずに(S912のNO)、積み増し実行の選択操作が行われると(S914のNO)、CPU59は、積み増し額に変更がないかどうかの確認のメッセージを表示操作部54に表示して利用者に次の操作を促す。
たとえば表示操作部54に備えられている「積み増し処理のキャンセルボタン」が選択操作された場合(S912のYES)、CPU59は、積み増しキャンセル処理を行い(S913)、処理を終了する。
また、キャンセル操作が行われずに(S912のNO)、積み増し実行の選択操作が行われると(S914のNO)、CPU59は、積み増し額に変更がないかどうかの確認のメッセージを表示操作部54に表示して利用者に次の操作を促す。
そして、利用者により積み増し実行操作が行われた場合、CPU59は、積み増し額に変更がないものと判定して(S915のNO)、カード残額にS905のステップで入力された積み増し金額を加算し(S916)、表示操作部54に、積み増し処理の終了を表示し(S917)、積み増し明細データ(積み増し処理情報24などを含む積み増しトランザクションデータ)をデータ処理装置14へ送信する(S918)。
また、S913で積み増し額の変更の選択操作が行われた場合(S915のYES)、CPU59は、処理をS905に戻し、積み増し額入力から上記と同様の処理を行う。
また、S913で積み増し額の変更の選択操作が行われた場合(S915のYES)、CPU59は、処理をS905に戻し、積み増し額入力から上記と同様の処理を行う。
一方、S912のステップにおいてキャンセル操作が行われずに(S912のNO)、「積み替えボタン」が選択操作された場合(S914のYES)、CPU59は、カード残額を他のカードへ積み替える処理(積み替え処理)を行い(S919)、積み替え明細データ(積み増し処理情報24などを含む積み替えトランザクションデータ)をデータ処理装置14へ送信して(S918)、処理を終了する。
このようにこの実施形態の料金収受システムによれば、一度の取引で複数の非接触ICカード(プリペイドカード)がほぼ同時に使用された場合、有効期限が最も近いカードから料金を引き去るので、有効期限が間近のカードが使いきらずに残ってしまい、利用者が不利益を被ることがなくなり、利用者の利便性を高めることができる。
また、一度の取引で複数のプリペイドカードがほぼ同時に使用された場合、有効期限までが一定日数以下となったカードのみ有効期限に近いカードから料金を引き去り、有効期限までが一定日数より大きい場合には、残額の小さいカードから引き去りを行うので、有効期限が間近のカードが使いきらずに残ってしまうことが防止でき、また、有効期限まで間があるカードに対しては、小額の残額が複数のプリペイドカードに分散してしまうことを防止できる。
さらに、積み増し装置13および出口料金収受装置12では、非接触ICカード(プリペイドカード)への残額積み増しの際に、プリペイドカードから読み取った有効期限を表示するので、積み増し利用者が、積み増しを実施しようとするプリペイドカードの有効期限を知ることができ、有効期限が迫ったプリペイドカードに、無意識に高額の積み増しを行うことを防止できる。
また、積み増し利用者が、プリペイドカードの残額の積み増しを実施しようとする際に入力した積み増し額が一定以上であった場合、有効期限が迫ったプリペイドカードに対して、有効期限が迫っている旨を警報(たとえば警告メッセージなどを表示操作部54に表示)するので、利用者が無意識(不用意)にプリペイドカードに対して高額の積み増しを行ってしまうことを防止できる。
この結果、複数の非接触ICカードをほぼ同時に使用する利用者の利便性を高めることができる。
また、積み増し利用者が、プリペイドカードの残額の積み増しを実施しようとする際に入力した積み増し額が一定以上であった場合、有効期限が迫ったプリペイドカードに対して、有効期限が迫っている旨を警報(たとえば警告メッセージなどを表示操作部54に表示)するので、利用者が無意識(不用意)にプリペイドカードに対して高額の積み増しを行ってしまうことを防止できる。
この結果、複数の非接触ICカードをほぼ同時に使用する利用者の利便性を高めることができる。
11‥入口料金収受装置、12‥出口料金収受装置、13‥積み増し装置、14‥データ処理装置、21‥カード発行情報、22‥入口処理情報、23‥出口処理情報、24‥積み増し情報、25‥残額情報、26‥利用履歴情報、30‥入口車線制御装置、31‥メモリ、32‥通行券発行部、33‥利用者表示部、35‥I/O制御部、36‥非接触ICカードリーダ/ライタ、47‥非接触ICカードリーダ/ライタ制御部、41‥出口車線制御装置、41‥メモリ、42‥通行券処理部、43‥領収書発行部、44‥表示操作部、45‥I/O制御部、46‥非接触ICカードリーダ/ライタ、47‥非接触ICカードリーダ/ライタ制御部、51‥積み増し制御装置、51‥メモリ、52‥現金処理部、53‥領収書発行部、54‥表示操作部、55‥I/O制御部、56‥非接触ICカードリーダ/ライタ、57‥非接触ICカードリーダ/ライタ制御部、61‥日数差、62‥積み増し上限値。
Claims (8)
- 料金前納式のICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、
一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定により期間に該当したICカードに対して前記利用制限情報に基づく処理を行う処理手段と
を具備したことを特徴とするICカード処理装置。 - 有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に有料道路の通行料金を収受する料金収受システムに用いるICカード処理装置において、
前記ICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、
一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定により期間に該当したICカードの中で有効期限が最も近いICカード、あるいは有効期限が同じものが複数ある場合には残額が最小のICカードへ前記入口情報を書き込む処理手段と
を具備したことを特徴とするICカード処理装置。 - 有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に有料道路の通行料金を収受する料金収受システムに用いるICカード処理装置において、
前記ICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、
一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定により期間に該当したICカードを優先して料金処理を行う処理手段と
を具備したことを特徴とするICカード処理装置。 - 料金前納式のICカードを使用可能な期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段と、
一度の取引の処理対象とされるICカードより使用可能な期間情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られたICカードの使用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された期間の関係が、前記記憶手段に記憶されている期間に該当するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定により前記期間に該当したICカードに対し前記積み増し限度額の範囲内で残額の積み増し処理を行う処理手段と
を具備したことを特徴とするICカード処理装置。 - 料金前納式のICカードを使用する一度の取引の際に、処理対象とされるICカードより利用可能な期間の情報を読取手段が読み取るステップと、
前記読取手段が読み取った各ICカードの利用可能な期間と現在の利用のときの機関の関係を算出手段が算出するステップと、
前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して利用制限情報が記憶された記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、
前記判定手段による判定により前記期間に該当したICカードに対して処理手段が前記利用制限情報に基づく処理を行うステップと
を有することを特徴とするICカード処理方法。 - 有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に利用料金を収受する料金収受システムにおけるICカード処理方法において、
料金前納式のICカードを使用する一度の取引の際に、処理対象とされる複数のICカードよりそれぞれの利用可能な期間の情報を読取手段が読み取るステップと、
前記読取手段が読み取った各ICカードの利用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出手段が算出するステップと、
前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して利用制限情報が記憶された前記記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、
前記判定手段による判定により期間に該当したICカードの中で有効期限が最も近いICカード、あるいは有効期限が同じものが複数ある場合には残額が最小のICカードへ前記入口情報を処理手段が書き込むステップと
を有することを特徴とするICカード処理方法。 - 有料道路の入口において、出口での料金算出に必要な入口情報を料金前納式のICカードに書き込み、出口では前記ICカードに記憶された入口情報と残額情報と出口の情報とを基に利用料金を収受する料金収受システムにおけるICカード処理方法において、
料金前納式のICカードを使用する一度の取引の際に、処理対象とされる複数のICカードよりそれぞれの利用可能な期間の情報を読取手段が読み取るステップと、
前記読取手段が読み取った各ICカードの利用可能な期間と現在の利用のときの期間の関係を算出手段が算出するステップと、
前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して利用制限情報が記憶された前記記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、
前記判定手段による判定により期間に該当したICカードを優先して処理手段が料金処理を行うステップと
を有することを特徴とするICカード処理方法。 - 料金前納式のICカードより利用可能な期間と残額の情報を読取手段が読み取るステップと、
前記読取手段が読み取ったICカードの利用可能な期間と現在の利用のとき期間の関係を算出手段が算出するステップと、
前記算出手段が算出した期間の関係が、ある期間に対して残額の積み増し限度額が記憶された記憶手段の期間に該当するか否かを判定手段が判定するステップと、
前記判定手段による判定により前記期間に該当したICカードに対し処理手段が前記積み増し限度額の範囲内で残額の積み増し処理を行うステップと
を有することを特徴とするICカード処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003428025A JP2005189998A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | Icカード処理装置、icカード処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003428025A JP2005189998A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | Icカード処理装置、icカード処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005189998A true JP2005189998A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34787134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003428025A Pending JP2005189998A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | Icカード処理装置、icカード処理方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005189998A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018547A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Toshiba Corp | Rfid方式による料金収受システム及びその電子マネー端末 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH087139A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-01-12 | Fujitsu Ltd | 料金自動精算システム並びに同システム用無線通信機能付き記憶媒体,同システム用周波数変換装置,同システム用書込装置,同システム用決済装置,同システム用入金装置および同システム用照会装置 |
JPH08305908A (ja) * | 1995-05-02 | 1996-11-22 | Nissan Motor Co Ltd | 自動料金収受装置用車載機器 |
JPH11353402A (ja) * | 1998-06-09 | 1999-12-24 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 電子コイン選択装置 |
-
2003
- 2003-12-24 JP JP2003428025A patent/JP2005189998A/ja active Pending
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